Highschool of the Dead Episode 11
( 紫 藤 浩一 ( しどう こう いち ) ) 穢 ( けが ) れ た 世界 は ―
その 罪 ゆえ に 滅びよ う と し て いる の です
しかし 皆さん は 違い ます !
( 紫 藤 ) 未 ( いま ) だ 若い あなた 方 は ―
穢れ と は 無縁 な の です
あなた 方 こそ が 新 世界 を 担う 天使 たち な の です !
無論 私 は 皆さん の 足元 に も 及ば ぬ ―
穢れ きった 大人 です が …
皆さん と 共に 行動 する こと で …
これ まで の 罪 を 浄化 し たい と 思って い ます !
皆さん !どう か 私 を 導い て ください !
この 混沌 ( こんとん ) の 向こう に ある 新しい 世界 を ―
私 に も 見せて ください !
( 山田 ( やま だ ) ) 助け て ください 先生 ! お 願い します !
もう 口答え なんて し ませ ん から !
お 願い です !助けて !
(紫 藤 )さあ 今 こそ 心 を ひとつ に !
( 拍手 )
(山田 )ああ !痛い !やめ …ああ ああ !
♪~
~ ♪
( 高城 沙 耶 ( た かぎ さ や ) ) 何 度 言ったら 分かる の よ !
殺人 病 なんて まるっきり の 戯言 ( たわごと ) !
なぜ 死体 が 人 を 襲う の か ―
見極め られ なかった 政府 の こじつけ !
ただ の パニック 対策 よ
みんな 大好き な 日本的 気遣い って わけ !
じゃあ 本当 に 死体 が 動き回って る って いう の か ?
バカバカしい
あれ は 新種 の 伝染病 みたい な もの に 違いない
そう よ !理由 も なし に 起きる こと なんて ない わ !
それ なら それ で いい けど ―
理由 を 確かめる の は 素人 じゃ 無理 よ ?
専門 家 が 落ち着いて 研究 できる 環境 で ―
たっぷり 時間 を かけ ない と ダメ !
そんな こと 私 たち に は 無理 !
それとも 自分 に は できる と でも 言う つもり ?
あ …それ は …
(高城 )でき ない でしょ ?
なら “ 奴 ( やつ ) ら ” に 喰 ( く ) わ れ ず に 生き 続ける
それ 以上 に 重要 な こと は ない わ
どう したら いい か は パパ が 教え て くれた でしょ ?
( 雷鳴 )
そう な の ね 結局 それ が 言い たい の ね ?
高校 生 の くせに 銃 なんか 振り回してる と 思ったら …
(3 人 )は あ ?
(女性 )結局 そう いう こと な の よ !
保護 する なんて 口 だけ だ わ
ここ の 連中 は 我々 を 暴力 で 屈服 させよう と し て いる !
世界 が こんなに なって ―
アジア に も 困って る 人 が 無数 に いる という のに !
なんで アジア が 出 て くん だ か
皆さん 聞い て ください !
我々 に 殺人 者 に なれ と 言って いる …
いいえ 強制 し て いる の は ―
殺人 を 肯定 する あの 男 の 娘 な の です !
( 小室 孝 ( こむ ろ たかし ) ) あの … 一体 な ん の 話 を し てる ん です
(男性 )子供 が 口 を 挟む こと じゃ ない !
子供 って …
僕ら が これ まで どんな 目 に 遭って きた と おも …
ナンセンス !
ここ から は 大人 が 決める こと よ !
搾取 階級 の ブタ ども や ―
暴力 に 酔った 高校生 で は なく ―
平和 を 愛する 大人 が ね !
(一同 )そう だ そう だ !
(女性 )我々 は 暴力的 支配 を 断固 拒絶 する !
(一同 )拒絶 する !
( 平野 ( ひら の ) コータ ) 高城 さん おっお 疲れ さま で し た
(高城 )ハァ …最悪 !
パパ の 悪口 言ってる から ついつい 相手 しちゃった けど ―
無駄 も いい とこ !
(孝 )…に し て も あいつ ら 何 も 見 て こなかった の か ?
目 を 閉じ て い たん でしょ !
ちょっと 分かり ます よ 連中 の 気持ち
あたし に ケンカ 売る 気 な の ?デブ ちん !
(平野 )そっ そういう こと じゃ なくて
人間 って 見 たく ない もの は 見ない で いよう と する んです
あ …
(平野 )誰 も 自分 を 否定 さ れたく ない …
だから ほとんど の 人 は ―
何 か が 起こって いる と 分かって い て も …
何 も しない ん です
でも 何 か が 変わって しまった こと を ―
認め ざる を 得 ない じゃ ない 今 は
えっええでも…
そう いう とき 一番 最初 に 出てくる 反応 は …
現状 を 元 に 戻そう と します
どんな こと でも
時 に は うまく いかない こと が 最初 から 分かって い て さえ
なぜ かって いえ ば …
変化 を 認め なけれ ば ―
自分 の 過ち や 愚かさ を 認め ない で 済む から
(平野 )そっ そう です
僕 は あの …学校 と か で いろいろ あった とき に 考え て
それ が 分かり まし た
ふ ~ん ちょっと 見直し た わ あんた の こと
(孝 )そう か …(高城 )何 ?
勉強 に なった よ
なん だ よ
そう いう ところ かな
何 が だ よ ?
恥ずかしい けど 素直 に 認めてる ん だ ぜ ?
ねっ だ から だ と 思わない ?
そう かも 確か に そう です ね
だから 何 が だ よ
(高城 )忘れ ちゃった の ?
だからこそ あんた は ―
あたし たち の リーダー たり 得 て いる って こと よ !
は あ ?
(高城 )フフフ …
( 高城 壮 一郎 ( た かぎ そう いちろ う ) ) それ を どう 見る ?
毒 島 ( ぶ すじ ま ) 先生 が ご 息女 は ―
か の 千葉 佐 那子 ( ち ば さ な こ ) に 勝る と も 劣ら ぬ 剣士 と 側 聞 する
すなわち 清く た おや か なる 日本 ( ひのもと ) が 乙女 の はず
直 ( じか ) に 触れよ う と 刀 の 穢 れ に は なら ん
( 毒 島 冴子 ( ぶ すじ ま さえ こ ) ) これ は ?
まこと に 珍しい …
(壮 一郎 )見えた か
( 毒 島 ) 反り 浅く 刃 紋 の 浮か ぬ 鋒 両刃 ( きっさ き も ろ は ) の 小 烏 ( こ がらす ) 造り
小銃 兼 正 ( しょう じゅう か ねま さ ) … 村田 刀 ( むら た とう ) と 見 まし た が
おお …さすが 見立て どおり
明治 半ば あの 村田 銃 ( むら た じゅう ) で 知ら れる 村田 少将 が ―
東京 砲兵 工 廠 ( こうしょう ) にて こしらえ し ひと 振り
ブタ の 頭骨 を 一 刀 両断 し て ―
刃 ( やい ば ) に 傷 一 つ つ か なかった と 伝えられる
(毒島 )眼 福 で ありまし た
(壮一郎 )もはや それ は あなた の もの だ
(毒島 )無礼 を 承知 で 申し上げます が ―
正当 な 理由 が なければ 頂けません
(壮一郎 )毒島 先生 の ご 指南 を 受けた こと が ある
その お礼 …と いう こと で 納めて もらえぬ か ?
ならば 父 に お 渡し いただく べき か と
( 笑い声 )
さすが は 毒 島 家 ご 息女
本音 を 告げる より ない か
小 娘 が 浅知恵 と お 笑い ください ませ
想像 は つい て いよ う
不出来 な 我 が 娘 の こと だ
確か に 私 が 命 を 救った こと も あります が ―
彼女 の おかげ で 逃れ られた 苦難 も あります
そこ まで し て 守り たい の で あれ ば ―
常に 傍ら に 置かれ て しまえ ば よい で は ありませ ん か
高城 家 ご 令嬢 は ―
ご 両親 を 心 より 敬い 愛し て いる の です から
親子 は 似る と いう こと かな
ならば なおさら
あるいは 自分 で は なく 孝 …あ …
小室 君 に
彼 こそ が 我々 の …
幼い 頃 より 見 知って いる
よい 若者 に 育った こと も
あなた が それほど の 信頼 を 寄せて いる こと から も ―
それ は 明らか だ
しかし …
( 雷鳴 )
彼 は 未 だ 迷い を 抱い ている ように 見える
非常時 に 人 を 率いる 者 と は …
リーダー と か 言わ れ て も なあ …
(ドア が 開く 音 )
( 宮本 麗 ( みや もと れい ) ) 実際 に そう じゃない ? ( 孝 ) ん ?
(孝 )麗 大丈夫 な の か ?
無理 する と かえって 長引く ぜ
(麗 )みんな あなた を 頼り に し て きた
あなた は 勇敢 だった 学校 でも そう だし ほか の とき も
あんな の ヤケクソ さ
俺 に は 何も ない よ
(孝 )戦え ば 強い の は 冴子 さん と 平野 …
それ に お前 も だ よ な
で 沙耶 は 頭 が いい し
静香 ( しずか ) 先生 は なん たって お 医者 さん だ し
あり す ちゃん は …
あり す ちゃん は ?
(孝 )あり す ちゃん は …
あり す ちゃん だ から だ
(麗 の 笑い声 )
笑う な よ
(麗 の 笑い声 )
(麗 )孝 …
(孝 )なん だ よ
(麗 )女の子 の ルール を ひとつ 教え て あげる
ん ?
(麗 )好き な の は かわいい 男 と かわいがって くれる 男
( 孝 ) それ だけ か よ
(麗 )ええ それ だけ
他 に 大事 な こと なんて ある ?
(孝 )俺 は どっち も ダメ だ な
(麗 )そう いう とき も あった か も
それ は 認める わ
でも 今 は 違う
(麗 )情けない こと を 言っている のに
いざ と なる と 勇敢 に 飛び出して いく
理由 なんか いらない
ただ そう し なけれ ば ならない と 分かって いる から
(麗 )分かって いる の 孝
あなた は 常に そう し て き た
私 が 気付か なかった だけ
前 から そう だった の かも しれない
たぶん きっと …そう
だから 私 は あなた と 一緒に いる !
一緒に いる ため なら どんな こと でも する !
たとえ あなた が ほか の 女 ( ひと ) の こと を 好き に なって も
そう し なければ 生き残れない から !
どう した の ?
(孝 )喜ぶ べき か 怒る べき か 分かんない な …
生々し すぎる よ 理由 が
女 って 生々し さ その もの な の よ ?
(2 人 の 息遣い )
あっ… 痛 ( い )っ…
ごめん …
痛い ん だ ろ 寝て ない と …
先生 に 診 て もらって くる
あなた は 私 の 言った こと の 意味 よく 考え て みて
あ …
気配 を 感じた ので 待たせて もらった
声 は 聞こえ て い ない
先輩 から も 話し て あげて ください
その ほう が 孝 も うれしい だろう し
心得 た
ところで …
なん です か ?
いいかげん に 先輩 と 呼ぶ の は よし て もらえない か
(毒島 )本当 なら 我々 は …(麗 )その 話 は し ない で
(麗 )思い出し たく ない から
(車 の 走行音 )(門下生 )ん ?
生存 者 か ?
( 夕 樹 美 玖 ( ゆうき み く ) ) お 願 ~ い ! 助け て くださ ~ い
学校 から 逃げ て きた んです けど どこ に も 行く 場所 が なくて ~
助け て ください !お 願い です ぅ
お っ おう …わ っ 分かった
すぐ に 車 止め を どけて やる から な !
(壮一郎 )なん と しても 親御さん を 捜し出す と ?
(孝 )そう です 父 は 遠く に いる ので 無事 を 祈る のみ です
母 は この 騒ぎ が 始まった 時間 から し て ―
職場 の 新 床 (に い どこ )第 3 小学校 に いる はず です
麗 の … 宮本 の 親父 ( おやじ ) さん は 警察 官 です から ―
東 署 まで 行け ば 事情 が 分かる でしょ う
おふくろ さん は 家 に 立てこもって いる はず です
ふむ 捜し出し た あ と は どう する つもり だ ?
我々 は 明後日 ( み ょ う ご にち ) 早朝 に は 出発 する
今 都市 部 に 腰 を 据え て いる の は あまり に 危険 だ から な
時間 まで に みんな を 見つけて 戻って きます
フフ 人数 が 多すぎる と 面倒 を 見切れない ぞ ?
( 孝 ) その とき は 親 が 助け を 必要 と し て いる なら ―
そこ に 残り ます
出発 の 時間 まで に 戻って こなかった とき は ―
そう 決め た の だ と 思って ください
(毒島 )私 も 連れ て 行って ほしい
なん て ~の その …狙って ない ?いつも
ん ?
天然 か …
さっ 冴子 さん すごく いい 感じ です けど
準備 整える に は 早すぎませんか ?
(毒島 )役 に 立てる と 思う よ ?
それ に ご 家族 を 連れ て 帰る に し て も ―
ある 程度 の 人数 が いなければ 誘導 も できない よ
(麗 )は っ !(孝 )それ は そう です けど …
れ っ 麗 !
どう した !
あれ は …
( 吉岡 ( よし おか ) ) まさか この よう な とき に ―
紫 藤 代議士 の ご 子息 を お 助け する こと に なる と は
まあ この ありさま で は 選挙 どころ で は ありませ ん が
(紫 藤 )構い ません
今 の 私 は いち 教師 に すぎません から
(吉岡 )ハッハ …大した もの です な
学校 から 生き残った 生徒 さん たち を 連れ て ―
脱出 さ れ た と は
(紫藤 )当然 です よ 教師 の 義務 です
(吉岡 )さすが お 父上 の 薫陶 の たまもの です な
(紫 藤 )フフ …そんな はず ある わけ あり ませ ん よ
国会 議員 で ある 父 …
しかし 私 に とって は 単なる 暴君 に すぎ なかった
母 を 苦しめ 自殺 に 追いやり …
家 を 捨て 教職 を 選んだ 私 に さえ …
( 紫 藤 一郎 ( しどう いちろ う ) ) 床 主 ( とこ の す ) の 公安 に ―
1人 うるさい ヤツ が いる
娘 は お前 の 学校 に 通って いる そう だ
留年 でも さ せ て やれ
それ で ヤツ も 分かる はず だ
(紫藤 )生徒 たち だけ でも 助けて いただけ ない でしょ うか ?
私 は 自分 だけ でも …
(麗 )ずいぶん と ご 立派 じゃ ない
紫 藤 先生
み っ 宮本 さん ご 無事 で 何より …
(麗 )私 が なんで 槍 術 が 強い か 知ってる ?
銃剣 術 も 教わって る から よ
県警 の 大会 じゃ 負け 知ら ず の お父さん に !
その お 父さん を あなた は 苦しめ た
どんな こと に も 動じ ない 人 が 泣い て 謝った わ
自分 の せい で 私 を 留年 させた って !
そして 私 に は 分かって る
成績 を 操作 できる の は あなた だけ だ って !
でも 我慢 し た
お 父さん の 捜査 が うまく いけ ば ―
あんた も 紫 藤 議員 も 逮捕 できる と 聞か さ れ て た から !
でも もう …
さっ 殺人 を 犯す つもり です か ?
警察官 の 娘 で ありながら ―
はっ犯罪者になるつもりなのですか?
あんた に なんか 言わ れ たく ない わ よ !
(壮一郎 )ならば 殺す が いい !
その 男 の 父親 と は いくらか の 関り が ある
だが 今 と なって は 無意味 だ
望む なら ば 殺せ !
クッ !
冴子 さん !
宮本 君 は 自分 で 決め ね ば ならない
いい でしょ う 殺し なさい
私 を 殺し て 命 ある 限り その 事実 に 苦しみ 続ける が いい !
それ こそ が 教師 で ある 私 が 生徒 の あなた に 与え られる ―
最高 の 教育 です !
それ が 君 の 判断 な の だ な ?
殺す 価値 も あり ませ ん から
(壮 一郎 )お前 は 去れ !
(壮 一郎 )すでに くだらぬ モノ に 染まって いる ―
お前 の 教え子 と 共に !
(通信士 )艦長 !新た な 緊急 行動 命令 受信
コード 666 ( トリプル シックス ) デルタ !
繰り返し ます コード 666 デルタ !
ターゲット ノベンバー ・ キロ
および ロメオ ・ チャーリー に 対する ドゥームスデイ ・ オーダー です
(艦長 )了解 !
ナンバーワン は 直ちに 発令 所 へ !命令 を 確認 する !
確認 し た か ?ナンバーワン
(副長 )ハッ !
艦長 より 達する !
大統領 命令 は 最終 的 に 確認 さ れた !
( スピーカー : 艦長 ) これ より 本 艦 は ノベンバー ・ キロ および ―
ロメオ ・ チャーリー に 対する 攻撃 を 実施 する !
(副長 )今 の 大統領 は 一体 誰 なんですか ね ?
次々 と 化け物 ( もん ) に なって …
エネルギー 省 長官 あたり です か ?
一昨日 ( おととい ) は 国土 安全 保障 省 長官 だった
もう 噛 ( か ) ま れ て い た が な 畜生 め
なれ ど その 日 その 時 を 知る 者 は なし
天国 が 天使 たち そして 子 …
神 よ 我ら を 許し たまえ
神 よ 我ら を 救い たまえ
ファイア ・ ワン !
(点火 音 )
♪~
(男性 宇宙 飛行士 )また だ アメリカ だけ じゃ ない ロシア も 撃ち込んでる !
(女性 宇宙 飛行士 )ロシア ?ミサイル を 撃つ 余裕 は …
(男性 宇宙 飛行 士 )ああ こちら の 尻馬 に 乗った の さ
それ に マーヴ だ ぜ
数 は 少なく て も 大 都市 や 軍 の 拠点 は 全滅 する
はっ!これが…
ああ 現在 の 様子 だ …
(女性 宇宙 飛行 士 )リビング デッド の 次 は ファースト ストライク
ハリウッド なら 没 に さ れ てる シナリオ ね
(男性 宇宙 飛行士 )いや 採用 さ れ た ようだ
おお …神 よ …
(男性 宇宙 飛行士 )アルマゲドン だ …
(孝 )電磁 パルス ?
(高城 )NEMP攻撃電子機器は使えない
( あり す ) コータ ちゃん ! ( 平野 ) これ じゃ アラモ だ よ !
(リカ )今日 から 夜 は 本当 の 闇 その もの に なる の よ