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ぐらんぶる, Grand Blue Episode 12

Grand Blue Episode 12

( 梓 ( あずさ ) ) う ~ ん 到着っと

( 愛 菜 ( あい な ) ) ここ が 宮古 島 ( み や こじ ま )

( 千 紗 ( ちさ ) ) 結構 遠かった ね ( シャッター 音 )

( 奈々 華 ( な なか ) ) 県 内 で 飛行機 に 乗る なんて 新鮮 よ ね

( 伊 織 ( いおり ) ) 本島 より 台湾 の ほう が 近い らしい な

( 耕平 ( こうへい ) ) そりゃ 遠い わけ だ

(伊織 )すみません (耕平 )つい 無意識 で

今 から 潜る のに お酒 は ダメ よ

2 人 とも すっかり NPaB(パブ )に 染まった ねえ

(クラクション )(一同 )ん ?

( 東 ( あ ず ま ) ) お ー い お前 ら ( 横手 ( よこて ) ) 無事 着 い た みたい だ な

わざわざ 来て もらって すみません

いい って こと よ

俺 たち は 昨日 の 晩 に 着いてた から な

(伊織 )ずいぶん 早い です ね

(東 )朝 から 潜る ん だ

(横手 )前日 入り し とか ない と

(東 )まあ その あと の オトーリ の ほう が 楽しみ だ が

( 耕平 ・ 伊 織 ) オトーリ ?

宮古式 の 飲み方 だ そうだ

(横手 )聞い て ない の か ?今回 の 合宿 の 目的 の 8 割 は ―

オトーリ な ん だ ぞ ( 耕平 ・ 伊 織 ) あっ!

あれ か !

そう いえ ば ネット で うわさ を 見かけ たん だが

“ 宮古人 ( みやこ ん ち ゅ ) お 断り ” なんて 看板 を 出し てる 店 が ある と か

(伊織 )オトーリ って やつ が すご すぎ て です か ?

さすが に それ は 都市 伝説 だ ろ

(横手 )そんな ひで え 飲み 方 する やつ が いる もんか

( 伊 織 ・ 耕平 ) です よ ね

あんた ら ゆうべ 何 やった ん です か !?

まあ それ は それ と して だ

いよいよ ダイバー デビュー だ な

(伊織 )ああ …それ なん ですけど 実は …

こいつ 昨日 熱 出し て 寝込み まし て

マジ か

じゃあ ライセンス 取れ なかった の か

(伊織 )お 恥ずかしい …

ちょっと 楽しみ に し すぎ ちゃ い まし て

(東 )なん だ そりゃ (横手 )遠足 で 熱 出す 子ども か

な の で 俺 は 一緒に 潜れ ない んです よ

(東 )そう か (横手 )そりゃ 残念 だ な

おお ~!すげえ スピード !

風 が すっごく 気持ち いい よ ね !

ん ?なん だ ?(愛菜 )んっ …

か …顔 近い から !

フッ …初心者 が はしゃぎ やがって

ああ ん ?て め え の は 聞こえ てっ ぞ !

て め え だって まだ 2 回 目 だろう が !

なん なら 初心者 君 に 船上 の マナー でも 教え て やろう か

やめ なさい !ほか に も お客さん いる ん だ から

それでは 皆さん ミーティング 始め ます よ

(一同 )う お ~っす

と いう 感じ の ポイント です

深度 は 17 メートル

潜水 時間 は 40 分 を 予定 し て い ます

それ じゃ 皆さん 準備 を お 願い し ます

(一同 )う お ~っす

は いはい !更衣 室 で 着替え ましょう ね !

お前 は どう する ん だ ?(伊織 )何 が だ ?

深度 17 メートル だ と ライセンス が ない と …

それ なら 大丈夫 だ

1 ~ 2 本 目 は 体験 ダイビング に まぜて もらう こと に なった

3 本 目 は どう する ん だ ?

みんな 3 本 潜る 予定 みたい だ けど

俺 は 船 の 上 で 待機 だ な

私 も そっち に まぜて もらおう かな …

(伊織 )は ?なんで だ ?

だって うまく 潜れ る か 自信 ない し …

何 を バカ な こと を

先輩 たち も フォロー し て くれる し ―

こいつ だって いる だ ろ ?

こんな きれい な 海 なん だ から 行ける ところ まで 行って こい よ

うん …

(インストラクター )体験 ダイビング の 方 ―

集まって ください

おっと じゃあ そっち は そっち で 楽しんで こい よ

(奈々 華 )ゆっくり と 落ち着い て 耳 抜き し ながら ね

( 愛 菜 ・ 耕平 ) 分かり まし た

(一同 )ん ん ~ !

ウミガメ が 近く まで 来て くれた な

すごかった です よ ね !

親 子連れ と は つい て た ねえ

2次元 の ような すばらしさ だった …

伊織 の とこ から は 見え なかった か ?

残念 ながら

写真 なら 撮った ぞ

ほれ こんな 感じ だ ( 伊 織 ) おっ

(伊織 )おお !できれば 近く で 見たかった です ね

なあ に ライセンス を 取れ ば また チャンス は ある さ

次 は 頑張れ よ 後輩

お前 に 言わ れる と 異様 に 腹 が 立つ な

( 話し声 )

お茶 取って きます

ハァ …

(千 紗 )あっ

(千 紗 )ああ …

ここ 水族館 に 似て …

次 は もっと 近く で 見 て み た いか な

(千 紗 )あ …

(千紗 )あそこ から じゃ 遠い よ ね

(耳 が 鳴る 音 )

すごい 幻想 的 で し た

あれ は カメラ が 欲しく なり ます ね

光 の さし方 が いい 時間帯 だった から な

なかなか 見 られる もん じゃ ない ぞ

あれ ?伊織 は ?

デッキ で 休む と か 言ってた な

ふう ん そっか …

今日 の 伊織 は ずいぶん おとなしい ねえ

確か に

具合 でも 悪い の かも しれん な

お 姉ちゃん

どう かし た ?千 紗 ちゃん

私 3 本 目 は やめ とく

ちょっと 耳 やっちゃ っ て …

(千紗 )あ …あの ね 伊織

みんな と 潜れない の は 残念 だ けど ―

これ が 最後 って わけ じゃ ない から

明日 は 体験 でも 行ける 浅め の ポイント に も 行く らしい し

そ … そう そう この 前 の バイト で ―

水族館 の 入場券 もらった から よかったら …

( 伊 織 ) 千 紗 ( 千 紗 ) えっ…

(伊織 )船 って 結構 揺れる の な

(千紗 )は ?(伊織 )う うっ …

忠告 どおり 酔い 止め 飲んで おけば よかった

あと 潜る 前 の 水面 待機

あれ も かなり 揺れ て キツい な

( 千 紗 ) 伊 織 … ( 伊 織 ) なん だ ?

もし かして 酔って た だけ ?

(伊織 )だけ と は なん だ 結構 つらい ん だ ぞ

(千紗 )まったく …(伊織 )悪い な

しかし まあ あれ だ な 千 紗 (千紗 )ん ?

ハァ …

お前 いい 女 だ な

は あ ?何 言って ん の ?(伊織 )フッ …

1 人 で 残さ れ る 俺 に 気 ぃ 使って くれ て たん だ ろ ?

ん …別に そう いう わけ じゃ

大丈夫 だ って 千 紗

俺 は この 程度 で ダイビング が 嫌い に なったり し ない から さ

(千 紗 )そう

すごい よ な ダイビング

海 の 中 だけ じゃ なくて 船 まで 楽しい と は 思わなかった

(千 紗 )船 が ?

さっき この ポイント に 移動 し て くる とき に 思った ん だ よ

海 の 中 で 見 た もの に つい て 話し た り

ボート の 上 で みんな で 昼 飯 食ったり

潮風 と 日光 を 浴び ながら 移動 し たり …

これ って 最高 に 気持ち いい よ な

うん …

(伊織 )いつも 騒々しい 先輩 たち で すら あれ だ もん な

(千紗 )日光 浴 中 の 猫 みたい だ よ ね

体験 ダイビング に なった の は 残念 だ けど ―

また 来たい と 思った よ (千紗 )そっか

お前 も 3 本 目 潜れ なかった ん だ から ―

リベンジ に 来 たい だろう ?

まあ そう だ けど …

伊織 の おごり なら

俺 の 懐 事情 知って て よく 言える な

まっ宝くじ でも 当たったら 連れ て き て やる よ

(千 紗 )ん …期待 しない で 待ってる

では 皆さん 以上 で ボート ダイビング は 終了 です

陸 に 帰り ましょう !(一同 )う お~っす!

(時田 )みんな 聞い て くれ

宮古 島 に 来た 理由 の 8 割 を 占める オトーリ 体験 だが …

予定 し て い た 店 が なぜ か 臨時 休業 に なった ため ―

断念 する こと に なった

(部員 たち の 悲鳴 )

オトーリ って エンドレス 飲み の こと だ よ ね ?

ああ

終わり の ない 世界 線 から 逃れ られた か

いや あ これ で 平和 な 宮古島 の 夜 が …

(時田 )だが せっかく 宮古 島 まで 来た ん だ

せめて 俺 たち なり の オトーリ を やって みよ う じゃないか !

(部員 たち )う おおお !

( 耕平 ・ 伊 織 ) グッ …

(時田 )おいおい そう はしゃぐ な よ 1 年 坊

さあ 始めよ う か …

俺 たち なり の オトーリ って な ん です か !?

まあ そう 焦る な

今 から 説明 し て やる

(時田 )今回 は 同じ かめ の 酒 を 飲もう と 思う

(寿 )せっかく の 合宿 だ から な

(伊織 )“同じ 釜 の 飯 ”みたい な もん です ね

ところが だ

全員 の 好み が 一致 する 酒 って の は 意外 と 難しい

そりゃ そう です ね

(時田 )だが ここ で みんな の 感想 が 異なる の は 寂しい だろう

それ は そう かも しれ ませ ん ね

合宿 の 思い出 の 酒 です し

(寿 )だ から 俺 たち は 考え た ん だ

( 寿 ・ 時田 ) ならば 公平 に なる よう ―

全員 が キチ い 酒 に し たら いい と !

( 伊 織 ・ 耕平 ) 公平 の 取り 方 おかしくない です か ! ?

(時田 )で 今 から この かめ を 回し て ―

好き な 酒 を 注いで もらう わけ だが

その とき なんでも いい から ひと言 口上 を 述べ て くれ

口上 ?

オトーリ は 何 か ひと言 述べ て やる もの らしい

“島 と 海 の 美しさ に ささげます ”と か な

なるほど

まず は 俺 たち が 少し 真面目 に 話 を させて もらおう

出身 地 が バラバラ の 俺 たち が

こう して 同じ 時 に 同じ 場所 に 集い

同じ 船 に 乗り 同じ かめ の 酒 を 飲める こと を うれしく 思う

この 場 に いる 全員 が 同好 の 士 で あり 仲間 だ

いずれ それぞれ の 道 は 分かれよ う と も

共に 過ごし た 時間 は なく ならない

どう か 皆 の 人生 に おける 青春 の 思い出 と し て

今日 という 日 を 忘れ ない で ほしい !

(部員 たち )う おおお !

(伊織 )アホ か !(耕平 )何 が 青春 の 思い出 だ !

(伊織 )思い出 以前 に 記憶 すら 残す 気 ない だろ !

俺 お前 ら と 過ごし た 日々 を 絶対 忘れ ねえ から な !

なら なぜ それ を 注ぐ !?

本当 に 覚え て おく 気 が ある の か !?

ほれ 東

おう

ん …

(横手 )どう した 東

いや 俺 化学 の 勉強 ばっか やって きた から ―

こう いう とき 気 の 利い た こと が できなくて さ

だから せめて 俺 の できる こと で …

( 耕平 ・ 伊 織 ) 入れる な ~ !

ハハハ 冗談 だ

こんな もん 混ぜ たら 度数 下 がっち まう ぜ

消毒 用 アルコール より キツい だ と !?

(伊織 )これ 絶対 飲み物 じゃ ねえ !

(伊織 )こんな もん で 乾杯 し たら 命 の 保証 は ない

(耕平 )かく なる 上 は …

(伊織 )何 食わぬ 顔 で 水 でも 入れ て …

(耕平 )度数 を 安全 圏 まで 下げる

(東 )ほら お前 ら も

(耕平 )はい !(伊織 )分かり まし た

( 伊 織 ) あ …

目 が !目 が !(横手 )グフッ !

だ 大丈夫 です か !?

ああ 大丈夫 だ

(東 )おいおい 何 やって ん だ

すみません …(横手 )なに 気 に する な

(耕平 )怒ら ない ん です か ?

この くらい で キレ る よう な ガキ は NPaBにはいねえよ

先輩 …

じゃ 俺 の も 入れ ます ね

(東 )ん っ !おう コラ 伊 織 !

ふざけ た まね して ん じゃ ねえ ぞ

ひじ 打ち は OK な のに ?

キレ る ポイント おかしい だ ろ

(伊織 )そ それ なら せめて

これ で なんとか

(東 )うーむ (横手 )まあ ギリギリ 認めよう

待て 待て お前 ら

その 前 に 何か ひと言 だろう

(耕平 )ビクッ !(伊織 )ああ そう いえ ば …

(伊織 )どう した ?耕平

口上 が 思いつか ん

なん だ こう いう の 苦手 な の か

( 耕平 ) どう し たら い い ん だ …

(伊織 )うーん …改めて 自己 紹介 でも したら どう だ ?

なるほど !じゃあ ―

名前 と 趣味 と 座右の銘 あたり でも 言って おく か

(伊織 )それ で 十 分 だろ

ん じゃ 1 年 ども

口上 を 述べ て くれ

はい

名前 趣味 座右の銘 名前 趣味 座右の銘 …

(せきばらい )え ~

俺 は この サークル の おかげ で ずっと 嫌い だった …

今村 ( いま むら ) 耕平 ! ( 伊 織 ) の 魅力 に 気付き まし た

最初 は 流さ れ て 始め た …(耕平 )アニメ と ゲーム !

も 今 で は いい もの だ と 思って い ます

これ から は 一層 努力 し て 自分 から …

(女声 )耕平 お にいちゃん 結婚 し て

と 言える よう 頑張り たい と …

ざ けん な コラァ !(耕平 )ご ふっ !

て め え 何 し やがる !

それ は こっち の セリフ だ !

なかなか いい スピーチ だった な

まさか 2 人 の 距離 が 縮んで いく 経緯 を 語る と は

( 梓 ・ 奈々 華 ) うん うん ( 愛 菜 ・ 千 紗 ) う わ あ …

(時田 )さて 全員 酒 は ある な ?

ここ まで たっぷり 注が ん でも …

見ろ 北原 正しい オトーリ の 作法 が 載ってる ぞ

なん だ と !?って こと は これ を 見せ れ ば …

この 飲み 方 から 解放 される !

先輩 見 て ください ( 寿 ・ 時田 ) ん ?

(伊織 )宮古島 特有 オトーリ と は

親 に なった 人 が 口上 を 述べて 飲み

( 耕平 ) その 後 全員 が 順番 に 飲み

(伊織 )最後 に 親 が 再び 飲み

(耕平 )親 が 後 口上 を 述べ て 次 の 親 に 交代

(伊織 )これ を 人数 分 繰り返す

なるほど (寿 )という こと は …

最低 12 回 は 乾杯 する 必要 が ある なあ

そう なる と 酒 が 足らん な

この 辺 の も 全部 入れる か

( 耕平 ) こう なる と は … 予想外 だった …

まあ いい 強い 酒 は 飲み 慣れ て いる !

確か に !それ より 今 大事 な の は …

(伊織 )酒 を 飲ん でも 飲まれない という 強い 精神力 !

( 伊 織 ・ 耕平 ) ウ エ ~ イ !

(東 )いい ぞ !お前ら !(横手 )さすが 俺たち の 後輩 だ !

あっという間 に 見慣れた 光景 に …

( 千 紗 ) ハァ … ( 奈々 華 ) みんな 楽し そう ねえ

落ち着く ねえ

(時田 )ん ?(寿 )どう し た ?

酒 が 切れた (伊織 )もう ですか ?

そりゃ あんな 飲み 方 し て たら ね …

(時田 )じゃあ 買い出し 頼む ぞ

(愛菜 )ハァ …分かり まし た

すま ん な ほか は みんな 酒 入って て な

1 人 じゃ 大変 だ から 手伝って よ

(伊織 )ん ?ああ そう だよ な

ちょっと 待って 何 考え てる の ?

ん ?おお 悪い 悪い つい うっかり

行か ない の か ?

シートベルト を しろ って 意味 じゃ ない !

(愛菜 )初めて 訪れた 南 の 島 で 過ごす 夜

高い 空 と 広い 海 は 最高 の 開放感

だから な の か な …

この バカ が 裸 で 外 に 出ちゃった の は

本当 に 信じ られ ない !

つい うっかり だった ん だ

そう 怒る な よ

どう した ?

こいつ この 格好 で 車 から 降り た ん です よ !

あまり に 暖かかった んで

ふむ 道理 だ な

リゾート 地 ならでは の 開放感 って やつ か

よく ある こと だ

どう して 全員 伊織 に 賛同 する の !?

(伊織 )だが ケバ子 よく 考え て くれ

何 よ !

(伊織 )南 の 島 満天 の 星 男 と 2 人 で ドライブ

これ こそ お前 が 言う 青春 じゃ ない か !

(愛菜 )相手 が 半裸 の 変態 じゃ なけれ ば ね

そう か すまん (愛菜 )分かって もらえた ?

だが いくら 俺 でも 全裸 と いう の は …

脱ぎ 方 が 足りない って 意味 じゃ ない から !

そもそも 飲む とき も 脱ぐ 必要 ない でしょ !

何 言って る の か 分から ない って 顔 を し なーい !

(梓 )まあまあ これ でも 飲んで 落ち着き な よ

(愛菜 )まったく …(梓 )あっ …

そっち は 私 の …

(グラス が 落ちる 音 )(愛菜 )あっ …

(愛菜 )は にゃ …(梓 )ありゃ

(伊織 )それ 何 が 入って たん です ?

(時田 )さっき の オトーリ の 残り だ な

(梓 )一応 2 倍 に 薄めた ん だけど ねえ

( 耕平 ) それ でも 30 度 以上 は ある ん です が …

でも これ は これ で

静か に なって いい かも な (愛菜 )あ …

なん だ (耕平 )起きた の か

は あ …

( 愛 菜 ) ねえ 伊 織 ( 伊 織 ) ん ? どう し た

(愛菜 )伊織 って さ 鈍い よ ね

なん だ いきなり 俺 の どこ が 鈍い ん だ よ

(愛菜 )鈍い よ !だって 私 の アピール に ―

全然 気付 い て くれ ない ん だ もん

(耕平 )ブーッ !(伊織 )は あ ?

一体 なんの 話 だ

(愛菜 )私 思った の

伊織 は 鈍い から 言っても 伝わらない

行動 で 示す しか ない って (伊織 )ん …

ケバ 子 まさか その 先 は トゥルー エンド …

私 もう 我慢 でき ない !

いくら 言って も 伝わら ない なら ―

いっそ …(伊織 )う ぐ っ

じっくり 見 とっちゃ る けん 脱ぎ ん しゃい

( 耕平 ) ああ 気持ちって そっち か …

いや そう 言わ れる と なんか …

(愛菜 )ほうほう そう か そう か

なら うち が …脱がしちゃる !

ま …待て !落ち着け !

次 は 耕平 あんた ばい ! ( 耕平 ) なに ! ?

(カラス の 鳴き声 )

(伊織 )ヤバかった な

(耕平 )たった 1 杯 で あそこ まで ひょう変 する と は …

そもそも お前 が 裸 で 車 から 降り なけれ ば !

(伊織 )なら お前 が 買い出し に 行け ば よかった だろ !

(愛菜 )グルル …そっち か ~ !

( 伊 織 ・ 耕平 ) ヤベ え !

(伊織 )フゥ …(耕平 )やれやれ

おのれ …テレビ の 電波 が 入ら ん

どうせ 録画 し て あん だろ ?

貴様 リアルタイム の 重要性 を 知らん の か

知ら ん

(耕平 )しかし 改めて 考える と アレ だ

(伊織 )ん ?

( 耕平 ) まさか この 俺 が こんな サークル に 入る と は な

お前 に は よく 似合ってる と 思う が な

ケンカ 売って る の か コラ

そもそも 俺 は お前 に だまさ れ て 入った ん だ !

むっ…“だました”は人聞きが悪いな

まさか 違う と でも 言う 気 か ?

(伊織 )違う (耕平 )いけ しゃ あし ゃあ と …

(伊織 )だって お前 の 希望 は かなった じゃないか

( 耕平 ) どこ が ! ? ( 伊 織 ) ほら 言って た だ ろ

“大学 に 来たら 夢 の ような 生活 が ―”

“ 待ってる と 思って た ”って ( 耕平 ) あ …

この 生活 も ある 意味 夢 みたい な もん だろ ?

( 耕平 ) あ …

フッ …ああ そう だ な

夢 と 言って も 悪夢 だ が な (伊織 )違いない

(愛菜 )ええ い 往生 際 の 悪 か !

( 伊 織 ・ 耕平 ) イヤー !

(千紗 )ウフッ (梓 )ん ?

ち ー ちゃん どう し た の ? それ

コンビニ で プリント し て …

へえ きれい に 撮れ てる わ ね

画質 は きれい な ん だけど …

ひどい ギャップ が …(梓 )ウフッ

(奈々 華 )私 は 両方 とも 好き よ

(梓 )これ こそ ウチ って 感じ だ よ ね

♪~

~ ♪

何 やって ん だ か

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