Gantz Episode 22
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( リポーター ) この 閑静 な 住宅 街 に ある 羅 鼎 院 ( ら て いい ん ) が ―
突如 何者 か に よって 破壊 さ れ て から ―
既に 2 週間 が 経過 し まし た が ―
警視 庁 の 発表 に より ます と 依然 原因 は 不明 と の こと です
唯一 の 手がかり は 境内 の 裏手 で 発見 さ れ た ―
2 人 の ホームレス の 遺体 な の です が …
( 計 ( けい ) ) あっ …
( 男の子 たち の はしゃぎ 声 )
( 男の子 ) 待って よ !
あっ …
あっ …
( 鍵 の 開く 音 )
( テレビ 音声 )
( ドア の 閉まる 音 )
( 明かり を つける 音 )
( 女性 ) ねえ お 茶 飲 も う
( 岸本 ( きし もと ) ) だ から あの 子 が これ から どう する の か 分から ない けど ―
私 は 私 の 生き 方 を し て みる ん だ
( 古田 ( ふる た ) ) おい 何度 言ったら 分かる ?
待て こら !
( み か ) ハァ ハァ … あっ …
み … 見 ない で よ
( 佳乃 ( よしの ) ) アアッ …
( 学 ( まなぶ ) の 母親 ) 誰 か ! 助け て !
( 学 ) アアッ … ( 学 の 母親 ) 学 !
( 学 ) アアッ … ( 母親 ) 学 ちゃん !
( 母親 ) 誰 か 助け て !
( 母親 の 泣き声 )
( 斉藤 ( さ いとう ) ) ハァ ハァ …
( お 金 の 落ちる 音 ) ( 斉藤 ) あっ … くそ … あっ …
( 斉藤 ) あっ … ( 男性 ) ウワッ …
( 斉藤 ) ハァ ハァ ハァ ハァ …
( 駅員 ) おい ちょっと … ウワッ !
( 殴る 音 ) ♪ ( 室戸 ( む ろ と ) ) 新しい 朝 が …
♪ … 来 た ( 殴る 音 )
( 殴る 音 ) ( 梶浦 ( かじ うら ) ) ハハハハッ … 殺す な よ
( 梶浦 ) フッ …
( シャッター 音 )
( 梶浦 ) さすが に 売れ なく なる から な
( 室戸 ) この 女 もう 使え ねえ よ 次 の 家出 娘 探す か
( 足音 ) ( 室戸 ) あっ …
( 梶浦 ) や べ え !
( 銃声 )
( 雨 の 音 )
( 聖 ( せい ) ) 本 一緒に 取り に 行 こ う ね !
( 聖 ) い ける 帰 れる
一緒に 帰 れる よ !
( 野崎 ( の ざ き ) ) ンンッ …
( 野崎 ) ンンッ … ハァ ハァ …
( 母親 ) 学 !
( 母親 の 泣き声 )
( 野崎 ) ンンッ …
( 野崎 ) 手 … 手 を …
( 母親 ) 学 … ( 野崎 ) ンンッ …
あっ ! ウワッ !
( 母親 の 泣き声 )
( み か ) アアッ ! ( ストーカー ) ンンッ …
( み か ) アアッ !
( み か ) ハッ … ( ストーカー ) ンンッ !
( 刺す 音 ) ( み か ) アアッ !
( み か ) ウッ ! アアッ …
( 女性 ) だ から それ は ね しかたない でしょ う
もっと 他人 の こと 考え なきゃ ダメ よ
( 万引き 犯 ) ンンッ …
( 古田 ) おい 危ない ぞ ! おい !
ハハッ … あっ !
( 古田 ) あっ … アアッ !
( 銃声 )
( 梶浦 ) アアッ !
( 銃声 ) アッ …
( 銃声 )
( 刺す 音 ) ( 佳乃 ) アアッ !
( 斉藤 ) ハァ ハァ …
( アナウンス ) 2 番 線 に 電車 が …
( 取り立て 屋 たち ) ハァ ハァ …
( 取り立て 屋 ) て … て め え …
( 取り立て 屋 ) 逃げ られる と 思う な !
( 警笛 )
( 急 ブレーキ の 音 )
( 加藤 ( かとう ) ) ガンツ は いつも 予想 の つか ない 攻撃 を 仕掛け て くる
でも それ を 全て 撃退 し なけ れ ば 生き残る こと は でき ない
( 転送 音 )
また です よ ( 古田 ) あっ …
ウッ …
( 古田 ) 君 … ( 計 ) えっ ? あっ …
君 さっき … ほら 夕方
あっ … は ぁ …
( 古田 ) え ~ っと … ミランダ ・ フォスター の ―
「 迷宮 」 っと ね …
ああ これ だ
あれ この 本 … 君 が 注文 し た ん じゃ ない よ ね ?
桜丘 ( さくら おか ) 聖 さん … です
どう し て 君 が 取り に 来 た の ?
友達 ? ( 計 ) あっ えっ と …
( 聖 ) 生き て 戻 れ たら さ 私 たち つきあわ ない ?
は ぁ … 友達 …
約束 だ よ
… です
( 聖 ) 来週 届く ん だ 駅前 の 本屋 さん
計 君 私 どう なる か 分から ない から ―
そう なったら 取り に 行って くれ ない か な ?
( 計 ) えっ ?
“ 万が一 ” って やつ いい でしょ う ?
( 計 ) 届 い て ます か ?
う ~ ん …
( 古田 ) ごめん ね あした 届く 予定 な ん だ よ
( 計 ) そう です か …
( 古田 ) それ に 一応 本人 に 確認 し て み ない と ―
渡 せ ない 決まり に なって て ね
ああ 別に 君 を 疑って る わけ じゃ ない ん だ けど ね
今 桜丘 さん に 電話 し て みる から ちょっと 待って て
あの … ( 古田 ) うん ?
電話 多分 つながら ない と 思い ます んで …
じゃ いい です
うん ?
( 古田 ) 君 … ( 佳乃 ) ねえ 君 …
玄 野 ( くろ の ) 君 よ ね ? ( 計 ) あっ …
( 計 ) 先生 死 ん だ ん だ …
こんな とこ で 何 し てる の ? その 格好 …
説明 し て も 分か ん ない よ 多分
… て こと は 何 か 知って る の ?
先生
不倫 し て た よ ね ?
え … えっ ? ちょっと 玄 野 君 何 言って る の ?
そう じゃ なく て 一体 何 が どう なって …
( 計 ) だ から 説明 って 言わ れ て も …
( み か ) あれ ? あの 子 どこ か で …
( 野崎 ) うん ?
( 梶浦 ) 雨 や ん だ みたい だ し ―
こんな とこ 出 ま しょ う よ ( 計 ) あっ …
ねっ ? 皆さん ( 室戸 ) こんな とこ 出 ま しょ うよ
あっ …
( 殴る 音 )
( 計 ) あいつ ら だ
なんで ここ に ?
( 加藤 ) こんな の って あり な の か よ ?
( 加藤 ) ホームレス だ から って 殺し て いい の か よ ?
俺 たち が 帰 ろ う と し てる の は どう いう 世界 な ん だ よ ?
( 計 ) 加藤 こいつ ら まだ 生き てる
( 計 ) いや 死 ん だ かも しん ねえ けど ―
今 俺 の 前 に いる ぜ !
岸本 が … 岸本 が 死 ん だっ つう の に …
なんで こい つら が まだ ここ に いる ん だ よ ?
( 計 ) あっ …
あの … ちょ … 待って !
あっ …
( 岸本 ) 何 です か ?
あ … あの … こんな の 初めて で …
あの … 好 みっ つ う か …
( 計 ) あっ … 待って !
ナンパ ? ( 計 ) あっ … いや …
でも ふだん こんな こと し ない
つう か …
( 岸本 ) 名前 … ( 計 ) あっ …
何て いう の ? ( 計 ) えっ ? ああ … 玄 野
玄 野 計 ( 岸本 ) ケイ ?
そう 同じ だ よ ね ?
えっ ? なんで …
なんで 私 の 名前 ケイ だって 知って る の ?
( 計 ) あっ … ( 岸本 ) 私 の 名字 は ?
( 計 ) 岸本 …
( 計 ) あっ … 待って !
( 岸本 ) お 母 さん ! お 母 さん ! ( 計 ) 待って !
君 は 一緒に 暮らし て た 子 に そっくり な ん だ
えっ ?
俺 の アパート で 一緒に 暮らし て た
優しく て す … 好き だった
でも …
死 ん じゃ った ん だ
そんなに 似 て た の ?
名前 も 同じ で …
うん
( 岸本 ) そんな わけない じゃ ん 気持ち わる っ !
… だ よ な
確か に 気持ち 悪い よ な
( 佳乃 ) 玄 野 君 ( 計 ) あっ …
知って る こと が ある なら みんな に 説明 し て
あっ 私 の 不倫 の こと じゃ なく て よ
アア …
( 計 ) 加藤 み たい に うまく で きっか な ?
あ ~ … え ~ っと …
これ から そこ の 黒い 玉 が 開 い て 武器 が 出 て くる ん だ
( 斉藤 ) 武器 ? ( 古田 ) 何 だ ? それ は
( 計 ) 銃 … ( 室戸 ) あっ …
( 室戸 ) ほ … 本物 の です か ? ( 計 ) ああ
( 佳乃 ) 玄 野 君 何 言って る の ? そんな 荒唐無稽 ( こう と うむ けい ) な …
( 計 ) それ から “ 何とか 星 人 を 殺せ ” って いう の が 出 て ―
そい つ ら を 倒し に 行く ( 斉藤 ) は ぁ ?
( 梶浦 ) やれやれ 困った もん です な
妄想 と いう か 何 と いう か ( 室戸 ) へえ
君 悪い が 私 たち は 早く 家 に 帰ら なきゃ なら ない ん だ よ
( 計 ) ウソ じゃ ない そう し ない と みんな 死ぬ
それ です よ それ !
あの … 私 たち さっき 死に ませ ん でし た か ?
しかし 今 の 私ら は どう 見 て も 生き てる
( 野崎 ) 東京 タワー も 見える ぜ
そう ね とても 死 ん だ なんて 思え ない わ
( 佳乃 ) 玄 野 君 ホント の ところ どう な の ?
だから …
くそ !
加藤 俺 こう いう の 苦手 だ どう すりゃ い い ん だ よ ?
( 古田 ) ひとまず 1 人 ずつ 自己 紹介 し たら どう だ ろ う ?
それ と 各人 どう やって 死 ん だ と か その 辺 の 事情 を …
そ したら 何 か 分かる かも しれ ない だ ろ う ?
じゃ 私 から
古田 義一 ( ぎ いち ) 50 歳 駅前 で 本屋 を し て い ます
死因 は … ( 野崎 ) ホント に 死 ん だ の か ?
分から ん よ ! だ から その 真相 を 探 ろ う って いう ん じゃ ない か
( 古田 ) 死因 は 交通 事故
万引き し た 少年 を 追いかけ て い て 車 に やら れ まし た
え ~ っと 次 は … じゃ あなた
え … えっ ? 私 ?
真相 究明 の ため です から ―
差し障り の ない 程度 で 結構 です ので
上原 ( うえ はら ) 佳乃 26 歳
( 計 ) サバ 読む な よ 29 だ ろ う
( 佳乃 ) 高校 の 教師 を し て い ます 彼 の 担任 です
ああ 彼 は 玄 野 君 高校 1 年 生 です
( 古田 ) … で 死因 は ?
えっ ? ちょ … ちょっと その …
刺さ れ ちゃ い まし て ( み か ) あっ …
( 佳乃 ) それ 以上 は ちょっと …
あっ … もし かして 不倫 の もつれ ?
野崎 大地 ( だいち ) 川 に 落ち た
( 古田 ) 歳 は ? ( 野崎 ) 17 無職
学校 は 行って ない の ? ( 野崎 ) 関係 ねえ だ ろ う !
( 古田 ) アア …
梶浦 龍二 ( りゅう じ ) 28 仕事 は まあ いろいろ と
こいつ は 室戸 一 ( はじめ ) 16
私 が 面倒 を 見 て い ます 保護 者 です か ね
み … 皆さん よろしく
( 計 ) 俺 と 同じ 歳 か よ
( 室戸 ) 死因 は 事故 です 交通 事故
あっ 私 と 同じ だ ね
何 か 関係 あり ます ? ( 古田 ) う ~ ん …
( み か ) あの … いい です か ? ( 古田 ) はい どうぞ
やっぱり 私 たち ホント に 死 ん でる ん じゃ ない か と 思って て
私 何 か月 も ストーカー っぽい 人 に 追い回さ れ て て
さっき その 人 に 刺さ れ て …
えっ ?
( み か ) ナイフ で 襲わ れ て 必死 に なって 抵抗 し た ん です けど
これ その とき …
( 斉藤 ・ 古田 ) あっ … ( み か ) その とき ―
この 本 も 一緒に 刺さ れ ちゃ って
証拠 って いう か なぜ か この 本 だけ な ん だ けど …
でも 死 ん で ない ん なら どう し て こんな の 持って る の か …
あっ … 私 神田 ( かん だ ) み か です 短大 生 二十 歳 です
あ ~ … じゃ 今 の ところ 交通 事故 が 2 人
いや いやいや 3 人 だ
え ~ … 刺さ れ た の が 2 人
溺死 が 1 人
事故 と 刺さ れ た の は 何 か 関係 が あん の かな ?
( 佳乃 ) 玄 野 君 は ? どう し て ここ に ?
( 計 ) だいぶ 前 だ けど 地下鉄 に はね られ て
あの ね あなた 毎日 学校 に 来 て た じゃ ない ?
そんな こと ある わけない でしょ う ( 計 ) ホント だ って
だから “ 言って も 信じ ない ” って さっき …
( 斉藤 ) あの …
私 実は 地下鉄 に 飛び込み まし て … ( 計 ) あっ …
あっ 私 斉藤 直 純 ( なお ずみ ) と いい ます 38 に なった ばかり です
去年 まで 大手 の 銀行 に 勤め て い た ん です が その …
お 恥ずかしい 話 です が リストラ に 遭い まし て
事業 を 起こし た もの の 借金 が 増え て ―
取り立て 屋 に 追わ れ ちゃ い まし て ね
思わず 地下鉄 の ホーム から 電車 に 飛び込 ん だ 次第 で し て
ただ ここ に 来 て み たら 真相 は ともかく と し て ―
何だか ホッと し た と いう か
“ ああ これ で もう 借金 取り に 追わ れる こと も ない ん だ な ”
… なんて 思って しまって
( 斉藤 ) 今 は 不思議 と 穏やか な 気分 でし て …
えっ ? オッ … ( 計 ) おい 笑って ん じゃ ねえ よ
ちょ … ちょっと …
穏やか な 気分 ? ふざけ ん な !
( 斉藤 ) な … 何 な ん です か ? ( 古田 ) 君 … 玄 野 君 やめ なさい !
ウワッ … ( 斉藤 ) アア …
( 計 ) ンンッ …
( 斉藤 ) アアッ … ( 佳乃 ) 乱暴 は やめ なさい 玄 野 君
あんた それ って 自殺 だ ろ う ? ( 斉藤 ) は … はい そう です
何 人 も 何 人 も 死 ん だ !
すげ え 人数 な ん だ
中 に は 自殺 し て ここ に 来 た ヤツ も いた さ
けど な みんな 帰 ろ う と し た ん だ よ
なんとか し て ここ から 自由 に な ろ う と し て …
それ でも ダメ で どんどん 死 ん で いった ん だ !
穏やか だ なんて 二 度 と 言う な ! 分かった か ?
す … すみません
( 斉藤 ) ア … アアッ …
( 計 ) 信じよ う が 信じ まい が もう すぐ ひどい 殺し 合い が 始まる
そう なったら この 中 の 何 人 か は 確実 に 死ぬ ん だ
もう 死 ん で ん じゃ ねえ の か よ ? ( 計 ) うるさい ! 人 の 話 を 聞け !
生き残り たい ヤツ は 覚悟 を 決め て くれ
そう じゃ なきゃ 俺 だって 助けよ う が ない !
分かった わ 玄 野 君 の 指示 に 従え ば いい の ね ?
( 計 ) あっ … ああ … まあ
確か に よく は 分から ない が ―
彼 が ウソ を 言って いる と も 思え ない な
… で 玄 野 君 まだ 完全 に 信じ た わけ じゃ ない が 念のため
次 は どう なる ん だい ?
( 計 ) え ~ っと まず …
♪ ( ガンツ から 流れる 「 ラジオ 体操 の 歌 」 )
( 佳乃 ) あっ …
( 野崎 ・ み か ) あっ …
うん ?
♪ 新しい 朝 が 来 た
♪ 希望 の 朝 だ
♪ 喜び に 胸 を …
( 計 ) ガンツ 今度 は 何 星 人 だ ?
何 を 出し て こよ う が ぶ っつ ぶし て やる !
さあ 見せ て みろ !
( 計 ) 何 星 人 だ !
♪ この 香る 風 に 開けよ
♪ それ 一 二 三
マジ か よ ?
お … 俺 ?
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( 梶浦 ) 別に 何 も 悪い こと なんか し て ない ん です よ
ただ ね あいつ を やら ない と 帰 れ ない みたい だ から ねっ ?
次回 “ 玄 野 星 人 ! ”