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氷菓, Hyouka Episode 11

Hyouka Episode 11

( 折 木 奉 太郎 ( おれ き ほう たろう ) ) えっ ?

( 伊原 摩耶 花 ( いばら ま や か ) ) カメラマン が 7 人 目 って の は ―

面白かった し

登場 人物 全員 が ―

一斉に カメラ 目線 に なる シーン は 迫力 も あった わ

でも …

あれ じゃ どこ に も ザイル の 出番 は ない じゃ ない

( 奉 太郎 ) ああ …

い … いや

ザイル を トリック で 使う と は かぎら ない だ ろ

( 摩耶 花 ) それ なら なんで 本郷 ( ほん ごう ) 先輩 は ―

あそこ まで 強度 に こだわった の よ

トリック に 必要 不可欠 だ から じゃ ない の ?

ああ …

でも 私 の が 間違って る かも ね

とにかく さ 私 は 面白かった わ よ あんた の あれ

ラスト なんか は ビックリ し た し

でも 全部 の 話 に 合って る トリック じゃ ない って 思った だけ

ああ …

じゃあ 私 漫研 に 行く から また あした ね 折 木

♪~

~♪

( 奉 太郎 ) なんで 忘れ て いた ん だ

無意識 に 無視 し て い た の か

俺 が ?

回答 に 合わせ て 問題 を ねじ曲げ て い た の か 俺 が ?

( 福部 里志 ( ふく べ さとし ) ) 奉 太郎 奉 太郎

ねえ ちょっと 奉 太郎 !

( 奉 太郎 ) あ あっ ! は あっ

( 里志 ) あっ どう し た の ?

何でもない 何 か 用 か

いや あ 少し 聞き たい こと が あって ね

摩耶 花 は ?

( 奉 太郎 ) 漫研 に 行く と か 言って た ぞ

( 里志 ) じゃあ ちょうど いい や

千 反 田 ( ち た ん だ ) さん も 帰った みたい だ し

つまり 伊原 や 千 反 田 に ―

聞か れ たく ない 話 って こと だ な

まあ ね

みんな の 前 じゃ なん だ と 思った ん だ

… で 何 だ

さっき の トリック だ けど 本郷 先輩 の 案 の つもり かい ?

それとも 奉 太郎 の 案 かい ?

本郷 だ が …

そう か …

奉 太郎

あの トリック は 本郷 先輩 の 考え と は 違う

僕 に 正解 は 分から ない けど あれ じゃ ない と は 言え る よ

何 か 根拠 が ある ん だ な

ああ

そんなに 致命 的 な 矛盾 が ある のに

俺 は 気付か なかった の か

( 里志 ) 矛盾 じゃ ない よ

いい と 思った の は ウソ じゃ ない

でも 本郷 先輩 の 考え じゃ ない ん だ

つまり ?

叙述 トリック って 分かる かい ?

文章 の 見せ 方 で 読者 を だます やり 方 だ ろ ?

( 里志 ) そうだ よ

あの 映画 み たい に ―

カメラマン が 実は 犯人 って いう の は ―

いわゆる 叙述 トリック だ

( 奉 太郎 ) まあ そう だ な

奉 太郎

素人 同然 の 本郷 先輩 が ―

ミステリー の 勉強 に 使った 本 は 何 だった ?

ホームズ だ ろ ?

そう 本郷 先輩 は ホームズ しか 読 ん で ない ん だ

いい かい 奉 太郎

叙述 トリック は ホームズ の 中 に は 存在 し ない

( 奉 太郎 ) あっ

( 里志 ) 叙述 トリック は ごく 少数 の 例 を 除け ば

クリスティー の 時代

つまり ―

二十 世紀 に 入って から 出 て き た ん だ

僕 は 本郷 先輩 を 知ら ない

でも …

先輩 が クリスティー 並み だ と は とても 思え ない

あっ

個人 的 に あの 映画 は 実に 僕 好み だ

あれ が 奉 太郎 の 案 なら 何も 言わ ない よ

けど 本郷 先輩 の 案 って こと なら 僕 も 違う と 言わ ざる を 得 ない

待って くれ 本郷 の 読書 歴 を 俺 たち は 知ら ない

違う 本 で 叙述 トリック に ―

触れ た の かも しれ ない じゃ ない か

あっ そうだ

( 奉 太郎 ) 例えば 映画 と か … N ( 里志 ) 奉 太郎

本当 に そう 思って る の かい ?

あ あっ

奉 太郎 が 心底 そう 思える なら 僕 は それ でも いい よ

言い たかった こと は それ だけ じゃあ 僕 は 行く ね

あっ

う う っ

どう し た

先 に 帰った ん じゃ なかった の か ?

( 千 反 田 える ) あの … 折 木 さん

お 話し し たい こと が あり ます

お前 も か …

( 奉 太郎 ) 話 って の は あの 映画 の こと だ ろ ?

( える ) は … はい

( 奉 太郎 ) 気 に 入ら なかった ん だ な

( える ) そういう わけ で は

( 奉 太郎 ) 遠慮 する な

伊原 に も 里志 に も 言わ れ た ん だ

あれ は 本郷 の 真意 じゃ ない って

俺 も そう じゃ ない か と 思い 始め てる

私 も 違う と 思い ます

ハア

その 理由 を 教え て くれ ない か

まだ 陽 が 高い です ね 少し 川辺 を お 散歩 し ませ ん か

折 木 さん 今回 の 一 件 で ―

私 が 気 に なって い た こと が 分かり ます か ?

“ 映画 が どういう 結末 に 終わる の か ” だ ろ ?

その ため に やって き た

いいえ 私 本当 は ―

映画 の 結末 は どんな でも かまわ ない と 思って い まし た

だから 折 木 さん の 案 も とても よかった と 思い ます

じゃあ 何 が 気 に なった ん だ

私 本郷 さん と いう 方 が 気 に なって いる ん です

今回 の 一 件 は ―

どう 考え て も おかしい と 思い まし た

入 須 さん は なぜ 本郷 さん と 親しい 人

例えば 江波 ( え ば ) さん に トリック が どんな もの だった か ―

聞い て もらわ なかった の か

それ が 分から ない ん です

本郷 を 安静 に さ せ たい から だ ろ ?

( える ) えっ

( 奉 太郎 ) お前 の 考え が ある なら 言って くれ

本郷 さん は 脚本 の 見通し を ―

最後 まで 持って た と 思う ん です

途中 で 倒れ た と して も 聞く こと は でき た と 思い ます

それ すら でき ない よう な 容態 なら

親友 と 言って い た 江波 さん は ―

絶対 に クラス の みなさん を 許さ ない くらい 怒る と 思う ん です

案内 役 なんて 引き受け ない くらい に

ああ …

本郷 さん は 誰 に も トリック を 話さ なかった ん じゃ ない でしょう か

本郷 は 自分 で 脚本 を 書く つもり だった と か

いえ 話 に 聞く 本郷 さん は 気 の 弱い 方 の よう に 思え まし た

そんな 方 が ―

クラスメート を 待た せ て まで 意地 を 張る と は 思え ませ ん

( 奉 太郎 ) じゃあ 結末 に 自信 が なかった ん じゃ ない か ?

それ は 私 も 考え まし た

ですが クラス の みなさん は いい 人 です

本郷 さん の 案 の 出来 を 糾弾 する と は 思え ませ ん

( 奉 太郎 ) いい 人 ね

本郷 さん の 考え た 結末 が あれ なら

きっと ほか の 人 に 自信 を 持って 言え た と 思う ん です

それ くらい よく でき て い まし た

でも そう じゃ なかった から 言え なかった ん だ と 思う ん です

だ と し たら ―

本郷 さん を 追い詰め た の は いったい 何 な の か

それ が 知り たかった ん です

それ に は ―

きっと 志 なかば で 筆 を 折った ―

本郷 さん の 無念 が 叫び が

隠さ れ てる と 思う ん です

でも さっき の 映画 は それ に 答え て くれ ませ ん で し た

私 が あれ を ―

気 に 入って い ない よう に 見え た なら ―

きっと それ が 理由 です

( 奉 太郎 ) 俺 が 映画 の 真相 を 見抜 こ う と して いる あいだ

千 反 田 は 本郷 の こと を 考え て い た の か

俺 は どう だ ?

あの 脚本 を ただ の 文章 問題 と 見て い た ん じゃ ない か ?

舞台 設定 登場 人物

殺人 事件

トリック

( 奉 太郎 ) さて 犯人 は この 中 に い ます

( 歓声 )

( 奉 太郎 ) 俺 は 脚本 に

本郷 と いう 人間 の 気持ち が 込め られ て いる なんて

考え も し なかった

まったく 大した 探偵 役 だ

でも 折 木 さん を 責め て いる ん じゃ あり ませ ん

とっても 驚き まし た あの 解決 シーン

本郷 さん の 考え と は 違い ます が

ステキ な 仕上がり に なって いる と 思い ます

( 奉 太郎 ) 俺 は 脚本 家 を 引き受け た わけ じゃ ない

俺 は 見事 に 間違った って わけ だ

だが 何 を 間違った ?

( 奉 太郎 ) ああ …

( 奉 太郎 ) 考え が まとまら ない

ひらめき も やって こ ない

もう いい じゃ ない か

撮影 は もう 済 ん でる

どんなに 考え て も あと の 祭り

合理 的 に 考え れ ば ムダ な 時間 省エネ じゃ ない

( 奉 太郎 ) あ あっ クソッ う っ

う っ ぐ ぐ っ ツウッ …

( 奉 太郎 ) 本 でも 読め ば 気晴らし に なる か

姉 貴 こんな 本 も 持って た の か

ええ と

“ 女帝 母性 愛 豊穣 ( ほうじ ょ う ) な 心 感性 ”

これ だけ 見る と 全然 入 須 ( い りす ) に 似合って ない な

… で 伊原 は “ 正義 ”

“ 平等 正義 公平 ”

あながち 間違って ない

里志 は “ 魔術 師 ”

“ 状況 の 開始 独創 性 趣味 ” か …

… で 千 反 田 が “ 愚者 ”

“ 好奇心 行動 へ の 衝動 ”

なるほど な

… で 俺 が

“ 内面 の 強 さ 闘志 絆 ( きずな ) ” ?

なん だ これ は 全然 一致 し て ない だ ろ

里志 は なんで これ を 俺 だ と …

“ 「 力 」 は 獰猛 ( どう もう ) な ライオン が 優しい 女性 に ― ”

“ コントロール さ れ て いる 絵 に 象徴 さ れる ”

里志 の やつ

俺 は あいつ ら に ―

コントロール さ れ て いる わけ じゃ ない

姉 貴 に し て も 千 反 田 に し て も 入 須 に し て も だ な

俺 は 力 かも しれ ない

なかなか 興味深い

タロット の イラスト の 意味 から 俺 を 暗示 さ せ た の か

実に 里志 らしい

見方 を 変え た わけ …

見方 を 変える ?

( セミ の 鳴き声 )

( 入 須 冬 実 ( ふゆ み ) ) おお しばらく ぶり だ な

( 奉 太郎 ) どうも

映画 いい もの に 仕上がった だ ろ う

君 の 協力 の おかげ だ ありがとう

そう だ 今度 の 土曜 に 打ち上げ が ある ん だ が

君 も 参加 し ない か ?

行き ませ ん

うん ?

入 須 先輩 お 話 が あり ます

( 店員 ) 雲南 茶 で ござい ます

抹茶 で ござい ます

ご ゆっくり どうぞ

… で 話 と は ?

( 奉 太郎 ) 先輩 は 前 に この 店 で 俺 に は 技術 が ある と 言い まし た ね

確かに

何 の 技術 です ?

言わ せ たい の か ? 推理 と いう 技術 …

( 奉 太郎 ) 違う でしょ ( 入 須 ) うん ?

俺 は 探偵 じゃ なく

推理 作家 だった ん じゃ ない です か

ヒント は 何 だった ?

ホームズ です

ホームズ の ネタバレ を し て も いい です か ?

ああ かまわ ない

本郷 が 読 ん だ 小説 に メモ が 挟 ん で あり まし た

それ を 書き写し た もの が これ です

俺 は 最初

使え そう な アイデア を ピックアップ し た の だ と 思い まし た

ですが それ は 間違い で し た

里志 に 言わ せる と ―

「 赤 髪 組合 」 と 「 三 人 ガリ デブ 」 は 同じ トリック だ そう です

では なぜ 「 赤 髪 組合 」 が 三角 で 「 三 人 ガリ デブ 」 が 二 重 丸 な の か

里志 に それぞれ の 内容 を 聞き 見え た の は ―

二 重 丸 は 登場 人物 が 生き てる 話 バツ は 死ぬ 話 と いう こと です

俺 の 解釈 は こう です

本郷 は トリック な ん か 眼中 に なかった

彼女 は ハッピーエンド を 好み 悲劇 特に 人 が 死ぬ 話 を 嫌った

そう 考え た とき ―

いく つ か 納得 できる こと が あり まし た

1 つ は 血 のり の 少な さ

もう 1 つ は アンケート 結果 の おかし さ です

アンケート 結果 ?

こんな もの を 手 に 入れ て い た の か

気前 よく 貸し て くれ まし た よ

… で この アンケート です が

死者 数 が 100 人 以上 あり え ない でしょ う

クラス の 人数 は 30 人 程度 な のに でも 有効 票 だ

では この 無効 票 と は 何 か ?

死ぬ 人数 が ゼロ と いう こと だ な

この 票 は 本郷 が 入れ た もの です ね

彼女 の 脚本 で は 死者 が 出 ない はず だった

さすが だ な

ところが ―

クラスメート が アドリブ と 暴走 を 繰り返し た

本郷 は 撮影 に 不 参加 だった と 聞い て い ます

それ に 何より ―

脚本 に は 海 藤 が 死 ん だ と は 書か れ て い ない

ですが 映像 で は …

そう だ な

あの 腕 は よく でき て い た

( 奉 太郎 ) それ は 伊原 も 言って い まし た

海 藤 は どこ から どう 見 て も 死 ん で い た

ここ から 先 は 妄想 です 何 の 証拠 も ない

ですが 先輩 俺 は 言わ ず に い られ ない

本郷 は クラスメート に ―

“ 脚本 と 違って いる から 撮り 直せ ” と は 言え なかった

彼女 は 気弱 で 真面目 だった

アンケート 結果 を 無視 した こと を 後ろめたく 思って い た と 思い ます

そこ で 入 須 先輩 あなた の 登場 だ

このまま で は 本郷 は 悪者 に なって しまう

だから あなた は 本郷 を 病気 に し 脚本 を 未完成 に し た

そして クラスメート を 集め 推理 大会 を 開 い た

だが 実際 は シナリオ コンテスト だった

みんな の シナリオ の 出来 が よく ない と 分かる と ―

俺 たち まで 巻き込 ん だ

誰 も … 俺 も !

自分 が 創作 し て いる と は 気付か なかった

あなた に よって 見方 を 変え られ て い た から だ

そして 俺 の 創作 物 は 本郷 の 脚本 に 替わり

彼女 は 傷つか ず に 済む と いう 寸法 です

違い ます か

さっき から 違う と は 言って い ない

( 奉 太郎 ) あなた は 俺 に こう 言い まし た ね

“ 能力 の ある 人間 の 無自覚 は 能力 の ない 人間 に は 辛辣 だ ” と

ご 冗談 でしょ う

あなた は 能力 の ない 人間 の 気持ち なんて 気 に し ない

あなた が 見て いる の は 結論 だけ だ 違い ます か

それ が 何 か ?

… で は !

俺 に 技術 が ある と 言った の も すべて 本郷 の ため です か ?

誰 でも 自分 を 自覚 す べき だ と 言った あの 言葉 も ウソ です か !

( 風鈴 の 音 )

心 から の 言葉 で は ない それ を ウソ と 呼ぶ の は ―

君 の 自由 よ

それ を 聞い て 安心 し まし た

( キーボード を 打つ 音 )

( 入 須 ) ハア

なん だ ?

あっ いえ

“ 本郷 さん の 考え て い た 脚本 が どんな もの だった か ― ”

“ 私 気 に なり ます ” か ?

はっ ? いえ そう で は なく

なん だ お前 らしく ない な

私 らしく ない … です か ?

そう です ね

折 木 さん も 折 木 さん らしく ない です よ

( 奉 太郎 ) 俺 らしく ない か …

じゃあ 私 らしく 聞い て み ます

本郷 さん の 脚本 が どんな もの だった か ―

私 気 に なり ます

折 木 さん 教え て ください

まあ 想像 で しか ない が

海 藤 が 死 ん で ない と し たら 密室 は 解ける

犯人 は 鴻巣 ( こう のす ) 侵入 経路 は 窓

えっ でも 窓 は …

( 奉 太郎 ) 右側 控え室 の 窓 だ 2 つ ある が どっち で も いい

鴻巣 は ザイル を 使って 侵入 し 海 藤 ( かい とう ) を 追いかけ て 刺す

死な ない 程度 の 一撃 で

そして また ザイル を 使って 2 階 に 戻り ―

何 食わ ぬ 顔 で みんな と 合流 する

以上 だ

ああ ! だ から 本郷 さん は ―

鴻巣 さん に 頑張れ って 言った ん です ね

あれ ? でも 本郷 さん の 探し て い た 7 人 目 は …

( 奉 太郎 ) ああ それ なら 未完成 の とき から 出 て いる

えっ でも あの 6 人 以外 出 て き て ませ ん でし た よ

( 奉 太郎 ) キャスト が 役者 だけ と は かぎら ない

ナレーター が い た だ ろ う ?

ああ そう で し た

じゃあ なぜ 海 藤 さん の 部屋 に 鍵 が かかって い た ん でしょ う ?

海 藤 は 自分 から 上手 袖 に 入り 鍵 を かけ た ん だ

( える ) どうして です か ?

犯人 の 追撃 を 防ぐ って の が 普通 だ が …

多分 違う

あっ

どう し た ?

いえ 本郷 さん の お 気持ち が ―

少し だけ 分かる よう な 気 が し まし た から

そう か …

( える ) 多分 海 藤 さん は 刺さ れ た あと

鴻巣 さん と 話し て 自分 を 刺し た 理由 を 聞い た ん です

そして 鴻巣 さん を かばう ため そのまま 帰 し ―

自分 は 上手 袖 へ 行き そこ で 倒れ た ん です

あれ ? でも ケガ の こと は どう 言い訳 し たら い い ん でしょ う ?

ケガ の こと なら 簡単 だ あの 部屋 は ガラス が 散乱 し て い た

ああ そう いえ ば そうです ね

( 奉 太郎 ) 倒れ た 拍子 に ガラス で 切った と いう こと に すれ ば いい

そんな お 話 だった ん です ね

まあ 鴻巣 が 海 藤 を 刺し ―

海 藤 が 鴻巣 を 許し た 理由 は 分から ず じまい だ が な

本郷 が 口 を 割る まで 謎 の まま だ

それ は 仕方ない です ね

人 を 刺す 訳

自分 を 刺し た 人 を 逃がす 訳

それ を 本郷 さん が どう 描 こ う と し た の か

とても 気 に なり ます が

( 奉 太郎 ) ところ で ( える ) はい ?

お前 は 今回 の 一 件 何 か 知って い た ん じゃ ない の か ?

えっ ? 何も 知り ませ ん でし た よ

どうして です か ?

お前 は 探偵 役 全員 の 説 に ―

納得 し て なかった

いつも の お前 らしく ない

本郷 へ の 共感 だけ が 理由 な の か ?

ああ なる ほど です

えっ と … 笑わ ない で ください ね

ああ

私 と 本郷 さん が 似 て い た から だ と 思い ます

( 奉 太郎 ) あっ ?

ああ … なんだか 恥ずかしい です ね

実は …

私 も 人 の 亡くなる お 話 は 嫌い な ん です

お前 らしい な

♪~

~♪

( 里志 ) 次回 「 限りなく 積ま れ た 例 の あれ 」

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