Brave Witches Episode 1
( ナレーション ) 1939 年
人類 の 前 に 突如 と し て 現れ た 謎 の 敵
人 は それ を “ ネウロイ ” と 呼 ん だ
( ネウロイ の 鳴き声 )
ネウロイ は ―
瞬く間に 欧州 の 大部分 に 侵攻 し ―
多く の 人 の 家 も 国 も 奪って いった
( ネウロイ の 鳴き声 )
それ に 対抗 す べく 人類 は ―
対 ネウロイ 用 新 兵器 を 開発 し た
魔法 力 を 持った 少女 ウィッチ のみ が 装着 でき ―
飛行 を 可能 と する ストライカー ユニット で ある
これ を 操り ネウロイ と 戦う べく ―
世界 各国 から ウィッチ が 集結 し た
そして 結成 さ れ た 部隊 ―
連合 軍 第 502 統合 戦闘 航空 団
人 は 彼女 たち を “ ブレイブ ウィッチーズ ” と 呼 ん だ
( ネウロイ の 鳴き声 )
( 管 野 ( かん の ) ) う お ー っ !
♪~
~♪
( ひかり ) ハァ ハァ ハァ …
ハァ ハァ ハァ …
( 玄関 の ブザー )
( ひかり ) おはよう ござい ま ー す
( ひかり ) お 父さん ( 浩 平 ) ん ?
はい お 弁当
( 浩 平 ) ああ すま ん な
どう ? 受信 機 直った ?
( 水沼 ( み ず ぬ ま ) ) いや あ あっという間 に 直し て くれ た よ
( ひかり ) やった ! さすが お 父さん
いつ 重要 な 無線 が 入る か 分から ない から ね
雁 淵 ( かり ぶち ) 技師 さま さま だ
この 送信 所 の 電波 って 南洋 島 まで 届 い てる ん です よ ね ?
( 水沼 ) ああ 扶桑 ( ふそう ) いち 高い 電波 塔 だ から ね
( ひかり ) すごい なあ
( 管制 官 ) 水沼 中尉 電信 です
電信 ?
なるほど
今日 の 午後 第 三 航空 戦 隊 が 入港 する そう だ
三 航 戦 ? お 姉ちゃん だ !
( 水沼 ) ああ 佐世保 ( さ せ ぼ ) の 英雄 雁 淵 孝美 ( たか み ) 中尉 の ご 帰還 だ
( ひかり ) やった ー !
( ひかり ) お 姉ちゃん が 帰って くる
( 息 を 吐く 音 )
今日 こそ でき そう な 気 が する
1 !
2 !
3 …
ただいま
( 竹子 ) あら 今日 も 渡れ なかった ん だ ね
それ より 今日 お 姉ちゃん が 帰って くる って
孝美 が ? 全く いっ つ も 急 な ん だ から
任務 な ん だ から しかたない よ
( ひかり ) いって き ま ー す
( 竹子 ) ちょっと 着替え は ?
( ひかり ) 走って たら 乾く
( 生徒 ) あっ
( 教師 ) 次 秋山 ( あき やま ) ( 秋山 ) はい
( ホイッスル )
( 鐘 の 音 ) ( 教師 ) 体 が エンジン に 負け てる ぞ
校庭 10 周 !
( 教師 ) 次 渡辺 ( わた なべ ) ( 渡辺 ) はい
( 生徒 1 ) 雁 淵 中尉 帰って くる ん だ って ?
うん 遠洋 訓練 から 3 か月 ぶり
( 生徒 2 ) すごい よ ね 空母 部隊 に 配属 さ れ てる なんて
ヘヘヘ
そう だ 今度 来る 映画 って ―
欧州 に い た とき の 中尉 が モデル な ん だ よ ね ?
そう そう リバウ の 撤退 戦 で 一 人 で しんがり を 務め た とき の
ほんと 佐世保 の 英雄 だ よ
ヘヘヘ
( 三隅 ( みす み ) ) 雁 淵 中尉 も 気の毒 ね
あなた の よう な 落ちこぼれ の 妹 が い た の で は
三隅 さん …
何 それ ! どういう こと ?
アハッ 言葉 どおり です よ
次 三隅
( 三隅 ) はい
( ひかり ) む う …
相手 に し ちゃ 駄目 よ ひかり
( 生徒 1 ) そうそう ( ひかり ) あっ
( ひかり ) らせん 飛行 ! ( 生徒 1 ) 上級 生 の 課題 だ よ
( 鐘 の 音 )
( 教師 ) よし
( 三隅 ) ウフッ
( ひかり ) う う っ
( 教師 ) 次 雁 淵 ( ひかり ) はい !
( ひかり ) 私 だって !
ひねり 込み ?
ぐ っ うわ ー !
( 生徒 1 ) あ あっ ( 生徒 2 ) ひかり !
いった ー
( 教師 ) ば かたれ !
敵 も い ない の に 落ちる やつ が ある か !
校庭 20 周 !
う っ … はい !
( 三隅 ) ぶざま ね ( ひかり ) はっ
佐世保 の 英雄 雁 淵 孝美 中尉 の 妹 が 聞い て あきれる わ
成績 F の あなた が ウィッチ 隊 に 入れる と 本気 で 思って る の ?
思って る よ 思っちゃ 駄目 な の ?
私 も お 姉ちゃん み たい な ウィッチ に なる !
( 三隅 ) フン おめでたい 頭 ね
( 教師 ) 次 小林 ( こば やし ) ( 小林 ) はい
( ひかり ) じゃあ ね ー
( 生徒 2 ) また 走って る よ ( 生徒 1 ) スタミナ は 学校 いち だ ね
( 生徒 2 ) あれ で 魔法 力 が 強かったら な
ああ !
お 姉ちゃん !
お 姉 ちゃ ー ん ! お ー い ! お ー い !
う わ っ ! う わ わ た あ あっ あー !
う わ っ あ ~ あ ~ !
( 孝美 ) ただいま ひかり
お かえり お 姉ちゃん !
( 男性 1 ) 遅 ( おせ ) え な 孝美 ちゃん
( 男性 2 ) また リバウ の 話 聞き て え なあ
( 竹子 ) あっ 来 た
( 男性 3 ) おお 立派 な 車 だ
( 男性 2 ) そりゃ あ 佐世保 の 英雄 だ もん な
( 浩 平 ) うん ? ( 竹子 ) あら ?
( 竹子 ) ひかり !
ヘヘヘ ただいま …
ただいま 帰り まし た
( 男性 たち の 笑い声 ) ( 男性 ) さすが 孝美 ちゃん だ
( いびき )
( 竹子 ) 騒がしく し て 悪かった ね ゆっくり し たい だ ろ う に
う うん こっち の ほう が 落ち着く
見 て 見 て お 姉ちゃん !
じゃ じゃ ー ん お 姉ちゃん の 記事
全部 取って ある ん だ よ
ヘヘー
え ー 恥ずかしい な
( 竹子 ) 恥ずかしい もん か
ウィッチ と して 立派 な 仕事 を し て いる 証し だ よ
あっ そうだ 今日 の 新聞 も チェック し ない と
あっ ウィッチ の 記事 だ
“ 坂本 ( さ かも と ) 少佐 第 501 統合 戦闘 航空 団 ― ”
“ ストライク ウィッチーズ の 一員 と して 獅子 奮 迅 ( ふん じ ん ) の 活躍 ”
お 姉ちゃん 坂本 少佐 知って る ?
リバウ 撤退 の とき に ご 一緒 し た わ
厳しかった けど とても 尊敬 できる 人 よ
ふ ー ん あれ ?
この 人 も 扶桑 の ウィッチ な の ?
どう かしら ?
統合 戦闘 航空 団 に 扶桑 の ウィッチ が 配属 さ れ てる なら ―
ニュース に なって いる はず だ けど
は ぁ …
ゆっくり お 風呂 に 入る の 久しぶり
艦 ( ふ ね ) じゃあ 水 は 貴重 だ もん ね
まあ ねえ
ねえ お 姉ちゃん あれ 見せ て
ええ ? また ?
わ あー
もう 傷痕 なんか 見 て 楽しい の ?
だって リバウ の 撤退 戦 で みんな を 守る ため に つい た 傷 でしょ
かっこいい なあ
う わ っ もう くすぐったい よ ( ひかり ) フフフ
そう だ お 姉ちゃん 駅 の 近く に パーラー が でき た から 行か ない ?
遠征 も 終わった し しばらく は 佐世保 に い られる ん でしょ ?
どう し た の ?
実は ね ひかり
今日 港 に 着 い た とき に 新しい 辞令 を もらった の
辞令 ?
( 孝美 ) 私 欧州 に 配属 さ れる こと に なった の
えっ ! 欧州 ?
おはよう お 母さん
( 竹子 ) ああ おはよう ( 孝美 ) ひかり は ?
( ひかり ) ハァ ハァ ハァ …
私 欧州 に 配属 さ れる こと に なった の
( ひかり ) お 姉ちゃん が また 遠く なっちゃ う
( 孝美 ) ひかり ( ひかり ) へ っ ?
う わ っ
お 姉ちゃん !
足 に 水 を 感じる 前 に 空中 を 蹴って み て
はっ
ひかり ?
惜しかった ! フフフ は ぁ …
ああ …
( 北郷 ( き た ごう ) ) え ー 諸君
知って の とおり 欧州 の 戦況 は 厳しく ―
ウィッチ の 増強 が すぐに でも 必要 で ある
故に 我が 校 から も 欧州 派遣 の 志願 者 を 1 名 ―
募る こと と なった
欧州 … 派遣 ?
学生 ゆえ 最 前線 に 配属 さ れる こと は ない が ―
決して 楽 な 任務 で は ない
志願 者 は 挙手
( 生徒 たち の ざわめき )
君 は 確か 1 年生 首席 の …
三隅 美 也 ( みや ) です 1 年 です が 実力 は 十分 と 自負 し て い ます
( 北郷 ) ほう
( ひかり ) 私 も 志願 し ます
1 年 雁 淵 ひかり です
な っ あなた が ?
私 も 欧州 に 行き たい です !
よろしい どちら が 適任 か 3 日 後 に 選抜 試験 を 行う
う う っ
( 孝美 ) 選抜 試験 ?
うん その 試験 で 三隅 さん に 勝ったら ―
欧州 に 行ける の
しかし そんなに ウィッチ が 足り ない の か
あんた まだ 学校 も 卒業 も し て ない のに
孝美 だって 軍隊 に 入った の は 学校 を 卒業 し て から だった ん だ よ
お 姉ちゃん は 私 の 年 に は 卒業 し て た じゃ ない
( 竹子 ) それ は 孝美 が 特進 し て …
お 母さん だって ―
ウィッチ なら 世の中 の お 役 に 立て って いつも 言って る じゃ ない
何で 私 は 駄目 な の ?
私 だって ウィッチ だ もん !
ひかり …
( 竹子 ) ちょっと 2 人 と も !
ひかり …
私 毎日 お 姉ちゃん が 走って た 道 を 走って ―
同じ 訓練 を し て た ん だ
同じ ように 海 を 渡れ たら ―
お 姉ちゃん に 追い つける ん じゃ な いか って
試験 に 落ち たら 諦める
弱い ウィッチ が 欧州 に 行って も 迷惑 だ もん
でも 何も し ない で 諦め たく ない !
( 孝美 ) うん 頑張って ひかり
( 教師 ) これ より 欧州 派遣 選抜 試験 を 行う
試験 内容 は 実戦 に 即 し た もの だ
両 名 武装 の うえ ―
決め られ た コース の 課題 を 時間 内 に 処理 し て くる こと
( 三隅 ) フン
( 教師 ) チェック ポイント を 通過 し なかったり ―
規定 時間 に 間に合わ なかった 場合 は 失格 だ
両 名 が 合格 し た 場合 は ―
より 速く 戻った ほう を 派遣 要員 と する
( ひかり ) う う
( 教師 ) 用意 !
雲行き が 怪しい な
欧州 の 空 が 優しい わけ は あり ませ ん
( 北郷 ) フッ もっとも だ
こんな 無駄 な 試験
あなた が 私 に 勝 と う なんて 無理 に 決まって る でしょ !
そんな の やって み なく ちゃ 分から ない !
だったら 分から せ て あげる わ !
( ひかり ) わ あっ !
う う っ
フンッ 話 に なら ない わ
( 兵士 ) ウィッチ 2 名 が こちら に 向かって き ます
( 新 藤 ( しん どう ) ) 提督 経験 不足 の 学生 を
欧州 に 派遣 する 意味 が ある の でしょ う か ?
( 大沢 ) 欧州 の 要請 を むげに は でき ん
いつ こちら が 戦場 に なる や も し れ ん の だ
それ に 君 も 初め は 新人 だった だ ろ ? 新 藤 君
来 まし た
なかなか いい 動き を する じゃ ない か
( ひかり ) わ あー ! あ ~ あ ~ !
彼女 が 雁 淵 中尉 の 妹 か
はい
嵐 に なり そう です
( 大沢 ) 敵 が 状況 を 選 ん で は くれ ん よ
( 雷鳴 )
う っ 雨 が 目 に 入る 服 が 重い
( 銃声 )
はっ …
距離 が 縮まって る
う う っ この 天候 で 速度 が 落ち ない なんて ―
なんて スタミナ な の ! ?
もう ちょっと … もう ちょっと !
チッ 魔法 力 の 消耗 を 抑え ない と 追い つかれる
う っ ! もっと 海面 に 近づ い て 揚力 を 稼が ない と
チェック ポイント は あと 1 つ
また 離さ れ た このまま じゃ …
はっ 危ない !
あ !
あっ … ああ !
( 下 士官 ) 最終 チェック ポイント より 通信
三隅 雁 淵 両 名 いまだ 到着 し て い ませ ん
何 だ と ! ?
( ひかり ) う っ
はっ
三隅 さん
三隅 さん ! 三隅 さん !
あ … 雁 淵 さん …
あ あっ
1 !
2 !
3 !
雁 淵 が ?
う う っ う っ い て …
はっ 三隅 さん 三隅 さん !
う っ う う っ
は ぁ … よかった あ
雁 淵 さん ありがとう 助け て くれ て
ヘヘッ 助け た なんて あっ
私 渡れ た ん だ
やった
やった ー ! やった よ 三隅 さん !
( 三隅 ) う わ っ ( ひかり ) あり が と ー !
( 三隅 ) 何 ? もう !
あの 海 を 渡り きる と は フッ
( ひかり ) 結局 選抜 試験 は ―
2 人 と も 時間 内 に 戻る こと が でき ず 失格 に 終わった
( ひかり と 孝美 の 息切れ )
何 か うれし そう ね ひかり
ヘヘッ 試験 は 駄目 だった けど ―
ちょっと だけ お 姉ちゃん に 近づけ た 気 が する ん だ
私 もっと もっと 頑張って ―
お 姉ちゃん と 一緒 に 飛べ る よう に なる から
( 孝美 ) うん 待って る
( ひかり ) おはよう ござい ま ー す
( 水沼 ) お っ 今日 は 中尉 も 一緒 か
( 孝美 ) おはよう ございます
( 浩 平 ) ん ?
はい お 父さん お 弁当
( 浩 平 ) ああ すま ん な
( 管制 官 ) 中尉 電信 です
( 水沼 ) うん ( ひかり ) ん ?
( 水沼 ) ほう ひかり ちゃん に だ よ
えっ 私 ?
( ひかり ) ん ん ? ( 孝美 ) 海軍 軍 令 部 から よ
( ひかり ) “ 雁 淵 ひかり 合格 す ”
“ 欧州 派遣 準備 せよ ”
って これ …
( 孝美 ) やった ね ひかり !
合格 だ よ 一緒 に 欧州 に 行ける ん だ よ
えっ ? え えっ ! ?
ああ … 合格 … 私 が ?
ひかり が 頑張った から だ よ
おお っ
( ひかり ) やった ー ! よ か っ … やった ー !
( ナレーション ) その ころ 欧州 で は また 1 つ ―
新た な ネウロイ の 巣 が 誕生 しよ う と して い た
( 雷鳴 )
( ネウロイ たち の 鳴き声 )
♪~
~♪
( ひかり ) 大きな 期待 と 希望 を 胸 に 欧州 へ 向かう 私 と お 姉ちゃん
でも 突然 ネウロイ が 襲って き て
待って お 姉ちゃん 私 も 一緒 に 戦う !
次回 「 ブレイブ ウィッチーズ 」
“ 羽ばたけ チドリ ”