Shoujo Shuumatsu Ryokou ( Girls ' Last Tour ) Episode 8
( 足音 )
( ユーリ ) ん … お っ 開 い た
何 だ ろ これ
( チト ) どれ ?
( ユーリ ) あっ これ かな ?
( チト ) 動か ない ね
( ユーリ ) 何 の 機械 だ ろ う ?
( チト ) さあ ?
( ユーリ ) そもそも … N 何 な ん だ ろ う ね ここ
( チト ) さあ ?
♪~
( エンジン 音 )
( チト ) 人 が 住む 場所 じゃ な さ そう だ し …
何 か の 工場 に も 見え ない
( ユーリ ) 黒い 板 ばっかり
変 な 場所
でも … 一 番 変 な の は あれ だ よ ね ?
ん … この 機械 ?
そう じゃ なく て …
えっ 持って き た の ? それ …
( ユーリ ) 何 か に 使える か と 思って
( チト ) 使え ない だ ろ そんな の
そ っか ~
( チト ) 変 だって いう の は ―
壁 一面 に ある あの 引き出し
ほとんど は ぴったり 閉じ て 開け られ ない し …
あっ …
開 い て い て も 中 が 空 の やつ は ―
最初 から 何も 入って ない の か …
誰 か が 持っていった の か …
( ユーリ ) ん っ … おお っ !
あ あっ ! ( ユーリ ) お ~ と っと っと ~
ハァ …
( ユーリ ) それ に …
う ~ ん くっ …
何 か あって も 大した もの は 入って な いよ ね
そう な ん だ よ ね
今 まで 入って た の は …
( ユーリ ) さっき の 変 な 機械 …
空 の 薬きょう 布 きれ …
ボタン …
… み たい な 感じ です
… って 全部 持って き た ん かい
何 か に 使える か と 思って
使え ない だ ろ
( エンジン 音 )
そ っか ~
( ユーリ ) 何 か に 使える か と 思った ん だ けど な ~
( チト ) 布 の 切れ端 を 何 に 使う ん だ よ
( ノイズ 音 )
あ …
( チト ) 役 に も 立た ない 価値 も な さ そう な もの が ―
大事 に しまって ある
何 な ん だ ろ う な
う う … う へ …
あ … N ( ユーリ ) お ?
ん っ …
( チト ) 見覚え が ある やつ が …
あ あ ~
( ユーリ ) おお ~ っ 謎 の 石像 ~ !
あ ち ー ちゃん ! カメラ カメラ !
( シャッター 音 )
久しぶり だ な ~
ほっ ほっ ほっ ほっ ほっ ほっ
( シャッター 音 ) ( チト ) 好き だ な ~
( ユーリ ) だって 形がい いし ~ N 何 か 和む し ~
( シャッター 音 )
( ユーリ ) カメラ って いい よ ね
撮って おく と 忘れ ない し
カナザワ に 感謝 だ な
ん ?
あ … ん ?
あ … ん ? ( シャッター 音 )
あ … ん ?
( ユーリ ) カナザワ って … 誰 だ っけ ?
( チト ) おい その カメラ を くれ た 人 だ よ
あ あ ~ 思い出し た
カメラ が なかったら 忘れ て た よ ~
ありがとう カメラ !
( チト ) 普通 は そんな 簡単 に 忘れ ない よ
元気 に し てる かな …
大丈夫 この カメラ が ある 限り ―
カナザワ の こと は 忘れ ない よ ~
死 ん だ みたい に 言う な よ
でも …
生き て て も 死 ん で て も ―
もう 会う こと は な さ そう だ よ ね
イシイ と か も
まあ … 難しい だ ろ う な
( チト ) ん …
( ユーリ ) そし たら いつか 忘れ ちゃ い そう
あっ ( ユーリ ) ん ?
そういう こと か …
見 て ここ
小さく て 見過ごし て た けど ―
どの 引き出し に も 名前 が 書 い て ある
これ は きっと 中身 の 持ち主 な ん だ よ
じゃあ ここ に 入って いる 物 は ―
その 人 たち が 忘れ てった の ?
( チト ) 忘れ てった っ と いう か ―
忘れ られ ない よう に 入れ て ある ん だ よ
ん ?
ここ は 墓 な ん だ
墓 …
( チト ) きっと この 名前 と 持ち物 は ―
誰 か に 覚え て おい て もらう ため の 目印 に し た ん だ よ
( ユーリ ) なるほど ~
( チト ) でも ―
私 たち みたい に 通りかかる 人 も い なく なって …
世界 に 誰 も い なく なったら …
誰 が 覚え て いる ん だ ろ ?
それ は ほら …
こいつ が いる じゃ ん
その ため の 石像 か …
あっ ん …
( ユーリ ) 雪 が 強く なって き た ね
( チト ) また 寒く なる な ~
♪~
戻し と か ない と
何 を ?
さっき ユー が 拾って き た やつ
え ~ っ ! なんで ! ?
あれ は ここ に ない と 意味 が ない ん だ よ
( ユーリ ) ん ん っ …
( ユーリ ) ちゃん と 場所 分かる かな ~ ?
あれ ? これ ここ で いい ん だ っけ ?
う ~ ん
まあ どこ でも 一緒 でしょ
( チト ) ダメ だって !
♪~
あ …
( 物音 )
( ユーリ ) う わ あっ ( チト ) ひ っ
びっくり し た ~
古く なった 支柱 が 落ち て き た ん だ
この 足場 は 大丈夫 だ ろ う な …
( ユーリ ) 大丈夫 大丈夫
大丈夫 しか 言わ ない よ な ユー は
どこ に 危険 が 潜 ん でる か 分から ない ん だ ぞ
何 か 何もかも が 危険 すぎ て ―
逆 に 大丈夫 に 思え て くる ~
意味 が 分から ん
( 風 の 音 )
( ユーリ ) 塔 の 外 に 付い て い た 昇降 機 は 壊れ て た けど ―
代わり に 道 が あって よかった ね
前 に 登った やつ より 細い よ ね ? この 塔
( チト ) 種類 が 違う の かも しれ ない な
私 は 昇降 機 に 乗る より ―
こっち の 道 の ほう が いい けど ね
あんな 宙 ぶら りん は ごめん だ よ
でも さあ …
全然 たどり着か ない ね 上層 に
( チト ) そうだ な ~
ぐるぐる ぐるぐる …
果たして 登って いる の か …
それとも 下り て いる の か …
いや 登って る だ ろ
なんだか これ だけ 同じ 場所 を ぐるぐる 移動 し てる だけ だ と …
いつも の 代わり映え し ない 日々 も ―
恋しく なって くる な
じゃあ 早く 登り 切って いつも の 毎日 に 戻 ろ う よ ~
そう な ん だ けど …
動け ば 動く ほど 危険 も 増え て いく … う っ
動け ば 動く ほど 危険 も 増え て いく … う っ
( ヘルメット を たたく 音 )
ち ー ちゃん は 高い 所 に 来る と すぐ 弱気 に なる から な ~
うるさ い っ !
死ぬ の が 怖く て 生き られる か よ ~ っ ! !
( 反響 する ユーリ の 声 )
( チト ) “ め い げ ん ” だ な …
( ユーリ ) フン !
迷う ほう の な
( ユーリ ) フフン
( チト ) どこ まで 続く ん だ ? この 道 …
ん ? ち ー ちゃん ?
何 か こっち まで 頭 が ぐるぐる し て き た ぞ …
あ あ ~ らせん が ぐるぐる …
頭 も ぐるぐる … N ( ユーリ ) あっ ち ー ちゃん !
ち ー ちゃん ストップ ストップ ~ ! ( チト ) あっ !
( 急 ブレーキ 音 )
う わ っ ああ … N ( ユーリ ) う っ う へ ~
( チト ・ ユーリ ) ハァ …
( ユーリ ) 道 が …
( チト ) いや あそこ に
( ユーリ ) 出口 ?
( ユーリ ) う 回路 か …
( チト ) 誰 か が 作った ん だ
ん っ ?
う わ あっ ! う っ … う わ あ …
なんで 外側 に 作った ん だ …
( ユーリ ) 人 が 通る の に は 問題 な さ そう だ けど …
ん ~
あいつ 重い から な ~
だから 登る の は イヤ な ん だ
( ユーリ ) ち ー ちゃん 死ぬ の が 怖 …
( チト ) 分かった
言わ なく て いい から
ハァ …
行く ぞ
ん っ ん ~
ん っ ん ぐ …
( 2 人 ) う わ っ ! う わ ~ っ !
( チト ) う う う … N ( ユーリ ) ち ー ちゃん !
ち ー ちゃん アクセル ! !
( 2 人 ) おお っ う わ っ ! う わ あ ~ っ !
う わ ああ あ ~ くう っ
ひえ ~ !
ハァ ハァ … ハァ ハァ ハァ …
ハァ … ハァ …
ハァ ハァ …
( エンジン 音 )
まさか この 道 が こんなに い と おしく 感じ られる と は …
お っ
上層 へ の 入り口 だ ~
着 い た … ここ から 上層 か
( ユーリ ) また いつも の 平坦 な 道 に 戻った ね
暗い けど
( チト ) 寝 て 起き て 食べ て 移動 し て …
また 寝 て …
考え たら これ も 毎日 ぐるぐる だ な
はっ
生きる と は つまり らせん の こと だった ん だ よ ~
( チト ) ぐるぐる 回って ―
一体 どこ に たどり着く ん だ か
( ユーリ ) 月 が 見える 夜 って さあ
何 か テンション 上がる よ ね ~
う ~ ん
使え そう な 物 は 何も ない な
( ユーリ ) テンション 上がる よ ね ~
ねえ 聞い てる ?
( チト ) 聞い て ない
( ユーリ ) む … ち ー ちゃん は いつも 不機嫌 だ よ ね ~
( チト ) 別に 不機嫌 で は ない けど さ
ん …
ユー も 真面目 に 探し て よ
( ユーリ ) お っ いい 棒 発見 !
あ ~
( ユーリ ) 何 だ ろ う ? 不思議 な 力 を 感じる …
これ が 月 の 魔力 って やつ な の か な ~
魔力 ねえ …
♪~
( チト ) 結構 家 が 残って る から ―
何 か ある か な あと 思った けど …
( ユーリ ) 何も ない ね
( チト ) バラバラ だ な
お っ
明るい
( チト ) 月光 が 差し込 ん でる ん だ
( ユーリ ) ん ん っ !
う お おお ~ っ !
う ~ 月光 パワー 全開 っ !
月 光 っ ! 月 光 っ ! 月 光 っ ! 月 光 っ !
月光 ~ っ ! 月 光 っ ! ( チト ) も ~ 落ち着けよ
えっ …
あ … う っ …
( チト ) 痛 っ …
( ユーリ ) ごめん ごめん
( チト ) え いっ ( ユーリ ) ぬ ふ っ
う ぎぎ … ぐ え …
もう 棒 拾う の やめろ
( ユーリ ) う う … お っ ?
ガラス の 容器 だ な
空 かな ?
( チト ) 入って る の も ある な
( ユーリ ) あっ これ も 入って る
( チト ) 全部 で 3 つ か …
何 が 入って る ん だ ろ う ?
水 かな ?
これ 何て 書 い て ある の ?
これ は …
び … “ び う ” かな
( チト ) どう ?
( ユーリ ) 固い 栓 だ けど …
お っ 開 い た ~
( チト ) すごい 金色 の 水 だ
何 か キラキラ し てる ね ~
ねえ ガラス の 入れ物 って 持って なかった っけ ?
あった と 思う けど ( ユーリ ) ん …
う お ~ すごい !
まるで 月光 が 溶け込 ん でる みたい !
( チト ) ん …
不思議 な 香り だ
では …
どう ?
苦い よう な … 甘い よう な …
うま い っ !
よし
ん … うん
( チト ) ハァ …
プハァ …
うまい
シュワシュワ し て 変 な 感じ
よし もう 1 本 開けよ う !
( チト ) ユー ちゃん と 考え て
ハァ … N ( ユーリ ) ん ?
( チト ) ユー ! ( ユーリ ) 何 ! ? う へ っ
( チト ) フッ フフ フッ
ハァ … N ( ユーリ ) ち ー ちゃん ?
エヘヘ ヘヘ ~
ち ー ちゃん が おかしく なった
( チト ) う お ~ ( ユーリ ) う う っ …
( チト ) ユー の 顔 は よく 伸びる な
これ が 月 の 魔力 ~
やっぱり あの 水 に 月 の 光 が 溶け て いる の で は ~ ?
( チト ) フッ い ~ い ~
( ユーリ ) は っ !
( チト ) あ … N ( ユーリ ) 月 の 光 ~ っ ! !
( チト ) おお ~ あっ あ あっ …
( ユーリ ) エッヘヘ
( チト ) アッハハ
( 2 人 の 笑い声 )
( ユーリ ) お ~ エヘッ ~
( 2 人 の 笑い声 )
( 2 人 の 鼻歌 )
♪~
( チト ) ねえ ユー
( ユーリ ) なあ に ?
( チト ) いつか ず ~ っと 高く 登って さ
月 に 行 こ う よ
( ユーリ ) いい ねえ 月 か ~
どんな 所 だ ろ う ?
( チト ) あ ~ あ ~ ( ユーリ ) あっ
あ ちょっと ち ー ちゃん
髪 の 毛 食べ ない で よ ~
( チト ) ん ~ うま い っ !
( チト ) う う ~ 頭 痛い …
大丈夫 ?
( チト ) う う ~