JoJo no Kimyou na Bouken Part 4: Diamond wa Kudakenai Episode 17
( 岸辺 露 伴 ( き し べ ろ は ん ) ) 康一 ( こう いち ) 君
お ぉ … うん ?
ここ だ よ 康一 君
( 広瀬 ( ひろ せ ) 康一 ( こう いち ) ) あっ ! き … 岸辺 露 伴 !
おいおい 身構える の は よし て くれよ
( 怯 ( おび ) える 声 )
おいおい 身構える の は よし て くれよ
( 怯 ( おび ) える 声 )
( 怯 ( おび ) える 声 )
もう 君 に 危害 を 加える わけない だ ろ
それ に ヘブンズ ・ ドアー で 君 を 読 ん だ 時 実際 の ところ ―
僕 は 尊敬 の 気持ち を 感じ た ん だ
何 か 君 と は 気 が 合う 感じ が する そう 思わ ない かい ?
何 か 君 と は 気 が 合う 感じ が する そう 思わ ない かい ?
( 康一 ) ひ ぃっ ! ハッ
何 か 君 と は 気 が 合う 感じ が する そう 思わ ない かい ?
は あ …
( 露 伴 ) いや ね ちょいと 聞き たい こと が ある ん だ よ
僕 は 赤ん坊 の 頃 から 4 歳 ぐらい まで この 辺り に 住 ん で い て ね
その頃 住 ん で い た 所 を 捜し て いた ん だ よ
ノスタルジー って 感情 かな ?
子供 の 頃 を 思い出す の も 漫画 家 の 仕事 な の さ
しかし 3 歳 か 4 歳 くらい の 記憶 だ ろ ?
( 露 伴 ) よく 覚え て い ない ん だ ( 康一 ) は あ …
聞き たい と いう の は この 町 内 地図 の 看板 な ん だ
とても 奇妙 な ん だ よ
いい かい ? そば 屋 有 す 川
薬屋 ドラッグ の キサラ コンビニ オーソン と ―
右 から 店 が こう 続 い て いる
( 康一 ) は あ ?
今度 は 実際 の 場所 を 見 て くれ
右 から そば 屋 有 す 川 薬屋 ドラッグ の キサラ
そして …
ハッ !
… で 左 が オーソン だ
( 康一 ) あれ ?
( 康一 ) 薬屋 と オーソン の 間 の 道 が ―
この 看板 に 書 い て ませ ん ね
いい加減 だ なあ
( 露 伴 ) 康一 君 ちょいと 行って み ない か ?
この 辺 を 案内 し て くれる と ありがたい ん だ が
えっ ? あ … いや 僕 は その …
( 露 伴 ) うん ?
この 岸辺 露 伴 が 頭 を 下げ て 頼 ん で いる のに
ふ ー ん そう かい
君 は たった 数 十 メートル 歩く だけ の こと を 断る の か …
わがまま だ なあ もう
わがまま だ なあ もう
( 足音 )
( 足音 )
( 足音 )
5 分 だけ です よ 先生
5 分 だけ
( 露 伴 ) 奇妙 だ ろ ?
僕 の 持って る 国土 地図 書院 発行 ―
「 杜王 町 ( もり おう ちょう ) 3000 分 の 1 」 に も 載って ない ん だ ぜ この 道 が
えっ ? 地図 の ミス を 見つける と ―
図書 券 が もらえ る こと が ある ん です よ
( 足音 )
ウエーッ
まったく この 地図 ムカ つく なあ
見ろ よ 康一 君
米 森 ( よ ね もり ) と か 本間 ( ほん ま ) と か 小野寺 ( お の で ら ) と か いう 家 も 載って ない ぞ
ミス だらけ の 地図 だ
こりゃ 図書 券 の 2 枚 や 3 枚 じゃあ 済ま ない ぞ
露 伴 先生
何 か 空き家 みたい です よ
変 な とこ だ なあ
ここ ら 4 ~ 5 軒 誰 も 住 ん でる ふう じゃ ない や
( 露 伴 ) 自動 販売 機 の 電気 まで 切れ て いる
( 露 伴 ) うん ?
あれ ? あの ポスト
一 番 最初 に 曲がった 角 の 所 だ よ ここ は !
ち っ
( 足音 )
おかしい な
いつの間に 最初 の 所 に 戻って き た ん だ ろ う
( 露 伴 ) 右 左 右 と 曲がった の に なぜ ?
ひ ょっ と する と 何者 か に 幽 波紋 ( スタンド ) 攻撃 を 受け てる の かも しれ ん
えっ 幽 波紋 ?
( 露 伴 ) 康一 君 エコーズ を 空 に 飛ばし て み て くれ ない かい ?
ハッ
なるほど ! 上 から 見 れ ば 道 が 分かり ます ね
エコーズ ACT 1 ( アクト ワン ) !
う っ う わ あ !
どう し た ?
な … 何 か いる !
空中 で 何 か に 触ら れ た
( 露 伴 ) 僕 に は 何も 見え なかった ぞ
でも 確かに 触ら れ た ん です よ
( 女の子 ) あなた たち 道 に 迷った の ?
ハッ !
案内 し て あげよ う か ?
女 ?
この 女の子 が 幽 波紋 使い ?
ヘブンズ ・ ドアー !
ハッ
有無 を 言わ せ ず 先手 必勝 さ !
これ で 安心 さ
こいつ は もう 僕ら に 危害 を 加える こと は でき なく なった
すごい
今 空中 に 絵 が 飛び出し た よう に 見え まし た けど
ちょっと は 成長 し た って こと かな ?
もっとも 僕 の マンガ が 嫌い な ―
仗助 ( じ ょ うす け ) の よう な ダサ い 人間 に は 通用 し ない けど ね
こいつ と は 波長 が 合った
あっ …
こいつ 幽 波紋 使い じゃ ない ぞ ただ の 女の子 だ
( 康一 ) えっ 敵 じゃ ない ん です か ?
ああ ヘブンズ ・ ドアー に 隠し事 は でき ない
名前 は 杉本 鈴 美 ( すぎ もと れい み ) 16 歳
住所 は 杜王 町 勾当 台 ( こう とう だい ) 3 の 12
すぐ そこ だ
彼 氏 は い ない
スリー サイズ は 82 57 84
左 乳首 の 横 に ホクロ が ある
初潮 が あった の は 11 歳 の 9 月 の 時 で ―
初めて 男の子 と キス を し た 時 舌 を 入れ られ てる ぞ
ちょっと 待って 岸辺 露 伴 !
その 女の子 が 幽 波紋 使い じゃ ない ん なら ―
それ 以上 読む こと は 僕 が 許し ませ ん !
分かった 分かった よ
そう 怒る な よ
今 起こった こと は すべて 忘れる … と
( 杉本 鈴 美 ( すずき れい み ) ) 案内 し て あげよ う か ?
この 辺 迷う 人 が 多い の よ 似 た よう な 路地 が 多い から
行き 方 だけ 教え て くれ れ ば いい ん だ けど な
ダメダメ 説明 だけ じゃ 分から ない の よ
案内 し て あげる から つい て き て
うん …
( 鈴 美 ) 食べる ? ( 露 伴 と 康一 ) う うん
要ら ない の ? じゃあ 試しに そっち の 端 を 持って
うん ?
あっ あ ~ あ あなた 女の子 に フラ れる わ よ
何 だ この 女
ポッキー 占い よ 折れ た 感じ で 占う の
あなた わがまま でしょ ?
それ も 結構 人 を ひっかき 回す 性格 ね
フラ れる 原因 は それよ
聞い た か 康一 君 全然 当たって な いよ なあ
( 康一 ) う っ う ぅ … ひ っ
聞い た か 康一 君 全然 当たって な いよ なあ
僕 が わがまま だって さ
そんな ん だったら 僕 だって 知って る さ
薄い ピンク の マニキュア の 女の子 は 恋 に 臆病
肝心 な ところ で 本当 の 恋 を 逃す
えっ …
ウソ よ …
これ は 占い と いう より 心理 テスト だ な
恋 で なく て も 今 何 か を 恐れ て いる だ ろ う ?
うん ?
( 鈴 美 ) ここ の 家 ね
15 年 ほど 前 殺人 事件 が あった ん です って
殺人 事件 ! ?
殺人 ?
( 鈴 美 ) 今 は 誰 も 住 ん で い ない わ
話 … 聞き たい ?
これ 隣 の おばあ ちゃん から 聞い た 話 よ
事件 の 日 の 真 夜中 ―
この 家 の 女の子 が 寝室 で 寝 てる と ね
両親 の 部屋 の ほう で ピチャリ ピチャリ って ―
何 か が 滴る 音 が し て 目 が 覚め た ん です って
( 息 を 呑 む )
何 の 音 だ ろ う ?
“ パパ ママ ” と 呼 ん だ ん だ けど 返事 が ない ん です って
でも 女の子 は そんなに 怖く なかった の
なぜなら そば に は 愛犬 が い た から
愛犬 ?
ええ 大きな 番犬 よ
暗闇 でも ベッド の 下 に 手 を やる と ―
ククーン と 甘え て ペロペロ 手 を なめ て くれ た の
アーノルド が いる から 安心 だ わ
だけど 相変わらず ―
ピチャ ピチャ って 音 が 何 十 分 も 続 い て いる ん です って
ついに 女の子 は 何 の 音 か 調べ に 行く こと に し た の よ
すると …
( 滴る 音 )
首 を 切ら れ た 愛犬 アーノルド が ―
コート 掛け に つるさ れ て 死 ん で い た の !
その 血 が 滴って た の よ ピチャ ピチャ って 音 は …
ヒエッ
( 鈴 美 ) 突然 ベッド の 下 から 声 が し た わ
“ お 嬢ちゃん の 手 って スベスベ し て て かわいい ね ”
“ クッ クックッ ”
“ 両親 も すでに 殺し た ぞ ”
そして その 女の子 も …
殺さ れ た の ー っ !
殺さ れ た の ー っ !
( 露 伴 ) う っ ( 康一 ) ああ あ あっ !
ホ ホ … ホント の 話 です か あ ?
アハハ ハハッ 本当 の 話 に 聞こえ た ?
マニキュア の 仕返し よ ウフッ
プハーッ し … 心臓 に 悪い なあ もう
( 滴る 音 ) ( 露 伴 ) ん … うん ?
ハッ
な っ …
これ はっ !
そう その 女の子 って の は 私 な の よ
幽霊 な の アーノルド と 私 は
( 康一 ) ヒイッ
( 露 伴 ) ゆ … 幽霊 だ と ?
僕 の 幽 波紋 ヘブンズ ・ ドアー が 読 ん だ の は ―
この 女 が 生き て い た 時 の 記憶 だ から 分から なかった
( 鈴 美 ) あなた たち は 15 年 前 の 私 が 死 ん だ 場所 に 入り込 ん だ の よ
私 と 波長 が 合った の ね
ここ は あの世 と この世 の 境目 な の
う わ ああ あっ !
逃げる ぞ 康一 君 !
( 康一 の 悲鳴 )
あっ !
( 露 伴 の 荒い 息 )
( 康一 ) ギャッ !
ダ … ダメ だ
エコーズ だ ! 康一 君 空 に 飛ばし て 道 を 捜す ん だ !
さっき 空中 で 触った の は 彼女 だった ん だ
いい から 飛ばせ 康一 君 !
( 衝突 音 )
な … 何 だ ? 空中 に いきなり 壁 が !
こ … 康一 君 エコーズ が 触って る の は 地面 だ
( 康一 ) えっ ? えっ ?
そ … 空 に 飛び上がった の は 君 の ほう だ
う っ うりゃ っ !
( 鈴 美 ) ここ から 出る に は たった 1 つ の 方法 しか ない の よ
それ は 私 が 知って いる
ど … どう やれ ば 幽霊 な ん か と 戦 える ん だ
取りつく の は やめ て ください !
ちょっと 待って よ
人 を 怨霊 み たい に 言わ ない で 私 が 何 し た って いう の よ
あんた たち が 勝手 こい て ビビ って ん じゃ ない の よ
( 2 人 ) ハッ
私 が 閉じ込め た ん じゃ ない わ
ここ は あの世 と この世 の 境目 な の よ
あんた たち 何 か 妙 な 能力 持って る わ ね
幽 波紋 って いう の ? その せい で 紛れ込 ん だ の かしら
君 は 僕ら の 敵 じゃ ない の か ?
疑り 深い 性格 し てる わ ね
地 縛 霊 って いう の かしら
私 この 辺 から 動け ない 幽霊 に なっちゃ っ てる の
15 年間 この 場所 で ―
誰 か に 教え なくっちゃ と 思って いろんな 人 に 訴え た わ
でも あなた たち が 初めて よ
こんなに たくさん 話 が できる 人 が 来 た の は
ここ を 出る 方法 を 教える って 言ったら 教える わ よ
話 が 済 ん だ ら だ けど
話 ?
さっき の 続き よ
私 ね 犯人 の 顔 を 見る 前 に 背中 から ナイフ で 切り裂か れ た わ
夜中 で 暗かった し 逃げよ う と 必死 だった から
犯人 まだ 捕まって ない の よ
この 杜王 町 の どこ か に いる わ
( 康一 ) えっ ! ( 露 伴 ) ハッ
それ を 知らせ たかった の
奴 は この 町 に 溶け込 ん で いる の よ
あっ ちょっと 待って くれ 君 の 話 って の は まさか …
捕まえ て くれ と は 言わ ない わ
でも 誰 か に 教え て ほしい の よ
警察 だ と か 犯人 を 捕まえ られる 誰 か に …
( 露 伴 ) おいおい
なぜ 僕ら が そんな こと し なく ちゃ いけない ん だ ?
露 伴 先生 !
( もがき 声 )
いい から 僕 は 冷静 な 意見 を 言い たい ん だ
( もがき 声 )
( もがき 声 )
殺さ れ ち まった こと は そりゃ あ 気の毒 だ と 思う よ
だからといって なぜ 僕 が 君 個人 の 恨み つら み の ため に ―
犯人 を 見つけ なきゃ あ なら ない ん だ ?
この世 へ の 未練 は 断ち切って ―
あの世 へ 行 っち まっ た ほう が いい って の が ―
正しい 幽霊 の 在り 方 だ と 僕 は 思う ぜ
あなた この 町 の 少年 少女 の 行方 不明 者 の 数 知って る ?
うん ? いや …
全国 平均 の 8 倍 って 数 よ
ハッ …
全員 と は 言わ ない けど ひっそり と 殺さ れ て いる の
奴 の 仕業 だ わ
ち ょ … ちょっと 待って ください !
今 も 殺人 が 行わ れ て いる って …
おい いい加減 な こ と 言う な よ
君 は 犯人 の 顔 も 見て い ない と 言った のに ―
なんで 分かる ん だ ?
ここ の 上空 を ―
殺さ れ た 人 の 魂 が よく 飛 ん で いく から よ !
これ と 同じ 傷口 を 負って !
( 露 伴 ) ああ …
( 康一 ) む … むごい … N こんなに 深く 長く …
あの世 へ 飛 ん で いく その 魂 たち と 話 は でき ない けど ―
何度 も 見 た わ
奴 の 趣味 は よく 分かる の よ 私 に は 分かる の
私 が 生まれ育った 杜王 町 で ―
15 年 に わたって 殺人 が 行わ れ て いる
とても 怖い わ そして とても 誇り が 傷つく わ
犯人 が 捕まった 時 私 の 大好き な 杜王 町 は ―
殺人 者 の 町 と して 日本 中 に 悪 名 を とどろか せる の だ も の
でも 1 日 も 早く 犯人 を 止め なきゃ いけない の よ
今 も 誰 か が 狙わ れ てる わ 私 に は 何も でき ない
今度 殺さ れる の は 一体 誰 な の ?
あなた たち 生き てる 人間 が ―
町 の 誇り と 平和 を 取り戻さ なけ れ ば ―
一体 誰 が 取り戻す って いう の よ !
( 2 人 ) あ …
分かって くれ た か どう か 分から ない けど ―
話 は 終わった わ
う っ …
わ … 分かり まし た とても ショック を 受け まし た
けれど … でも 何とか し なく て は !
フンッ いい 子 ぶる な よ 康一 君 しんどい 目 に 遭う ぞ
( 足音 )
でも 犯人 を 追って 取材 する の も いい かも な
面白 そう な マンガ が 描け る かも しれ ん
ハッ
あっ …
出口 は こっち で いい の かい ?
根 は いい 人 だ なんて 思わ ない ほう が いい です よ
信用 し て いい か どう か 灰色 の 人 な ん です から
( 露 伴 ) おい 聞い てる の か 君
( ため息 )
分かった 出口 に 案内 する わ
へ っ 出口 ? どこ ? どこ ?
ポスト の 先 を 左 に 曲がる と すぐ よ
( 康一 ) やった ! ( 鈴 美 ) 慌て ない で
その先 を 通る に は ちょいと し た ルール が ある の
( 露 伴 ) な っ … N ( 康一 ) ぎ くっ
ルール ?
あの ポスト を 越え て 曲がった あと ―
20 メートル ぐらい 先 に 出口 が 見える わ
そこ まで 何 が 起 ころ う と ―
決して 後ろ を 振り向か ない と 約束 し て
なぜ ? 何の ため に ?
この世 と あの世 の 決まり な の よ
アーノルド だって もう 分かって る の よ
そりゃ あ 犬 に だって できる くらい の こと ―
約束 し ます けど
もし 振り向 い たら どう なる ん だい ?
私 たち の 魂 が あの世 へ 引っ張ら れ て しまう わ よ
つまり 死ぬ って こと よ
( 露 伴 と 康一 ) ハッ
あっ あー ん 怖がら ない で
振り向か なけ れ ば いい の よ 簡単 でしょ ?
い … 今 ポスト を 越える 時 …
( 康一 ) 何 か が 足 の 間 を 通り抜け て 僕ら の 後ろ の ほう へ 行った ぞ
( 鈴 美 ) 振り向 い ちゃ ダメ よ ゆっくり と 落ち着 い て 歩 い て
ろ … 露 伴 先生 何 か 後ろ から つけ て き ます
分かって る
( うめき声 ) ( 康一 ) ハッ
( 康一 ) 何 か いる … N 頭 の すぐ 後ろ に 何 か いる よ お !
( 鈴 美 ) 気 に し ない で
いつも 何 か が 振り向か せよ う と し て くる の
でも 振り向 い て 見 ない 限り 決して 触る こと は でき ない から
気 を しっかり 持って ね
こ … 今度 は 首筋 に 何 か 生 あったかい 液体 の よう な もの が …
( 滴る 音 )
( 鈴 美 ) もう 少し よ あの 光 が 出口 よ
( 露 伴 ) 何 !
で … 出口 … N でも 我慢 でき ない
露 伴 先生 走り ま しょ う
慌て ない で ! 転ば さ れる わ よ
( 康一 の 怯える 声 )
( 女の子 ) もう 大丈夫 よ
乗り越え た わ そこ から は 振り向 い て も いい わ よ
( ため息 )
ハア … 恐ろしかった よ 安心 し た あ
ウソ よ 康一 君 ! 今 の 声 私 の 声 じゃ ない わ !
えっ ?
バカ な !
まだ よ まだ 振り向 い ちゃ ダメ
私 1 人 の 時 は こんな こと さ れ なかった
( 鈴 美 ) だます なんて ! ( 康一 ) ハッ
( 衝撃 音 )
わ あ ああ あー っ !
( 衝撃 音 )
わ あ ああ あー っ !
康一 君 !
フンッ 何だか 知ら ない が 見 なきゃ あい い ん だ ろ
僕 と 一緒 で よ かった な 康一 君
ヘブンズ ・ ドアー !
君 は 何も 見え なく なって 吹っ飛ぶ !
う わ あっ ! う っ …
( 怯える 声 ) ( 露 伴 ) 落ち着けよ 康一 君
すぐに 見える よう に 書き込む から
( 描く 音 )
あ …
コンビニ と 薬屋 の 間 に 道 が ない …
も … 戻れ た ん だ …
私 たち ずっと ここ に いる わ
( 2 人 ) あっ …
あいつ が 捕まる まで
私 と アーノルド が 後ろ を 振り向 い て パパ と ママ の 所 へ 行く の は ―
この 町 に 平和 と 誇り が 戻って き た 時
それ まで は ここ を 離れ られ ない
( 2 人 ) お ぉ …
何 か 私 に 聞き たい こと が ある 時 は ―
いつ でも ここ に 来 て ね いつ でも 会え る わ
露 伴 ちゃん に 康一 君
話 を 聞い て くれ て 心から 感謝 する わ
( 康一 ) あぁ …
あの 小 娘 僕 の こと を 露 伴 ちゃん だ と よ
なれなれしい 奴 だ
でも まあ … 杉本 鈴 美 か
あの 幽霊 の 生き 方 に は 尊敬 する もの が ある
生き て いる 人間 の ため に たった 1 人 で ―
15 年 も 闘って い た と は な
( 鳥 の 鳴き声 )
あった ぞ 杉本 鈴 美 16 歳
疑った わけ じゃ ない が 裏 が 取れ た
( 住職 ) おお 君 は もし かして ―
漫画 家 に なった と いう 岸辺 露 伴 君 かな ?
僕 を 知って いる の か ?
露 伴 君 君 は まだ 4 歳 じゃ った から な
あの 事件 を 覚え て い ない の は 当然 じゃ
当時 君 の 家 は あの 近所 に あった ん じゃ よ
あの 事件 の 夜 君 の ご 両親 は 急用 で ―
どうして も 留守 に し なく て は なら なく なった
近所 付き合い で 親しかった 杉本 家 に ―
幼い 君 を 一晩 だけ 預け て な
あっ …
あの 夜 … 露 伴 君 君 は 杉本 家 に 泊まって いた ん じゃ よ
そして 君 だけ が 助かった
( 露 伴 ) 僕 が い た … だって ?
警察 に 保護 さ れ た 時 ―
君 は たった ひと言 だけ を 繰り返し て 泣 い て おった そう だ
“ 鈴 美 おね え ちゃん が 窓 から 逃がし て くれ た ” と な
犯人 が 君 を 見つける 前 に ―
鈴 美 さん が かばって くれ た の じゃ な
あの 小 娘 … N どう り で なれなれしい はず だ
僕 の 幽 波紋 ヘブンズ ・ ドアー
自分 の 遠い 記憶 と 運命 は 読め ない … か
( ナレーション ) あなた が もし この 小道 に 迷い 込 ん だ 時 ―
決して 後ろ を 振り返って は なら ない
( 康一 ) ホント に 幽霊 に 会った ん だ よ ! その 写真 に 写って る の は ―
( 虹 村 億 泰 ( に じむ ら おく やす ) ) ほ ~
( 康一 ) ホント に 幽霊 に 会った ん だ よ ! その 写真 に 写って る の は ―
( 康一 ) 鈴 美 さん だ よ ! ( 東方 仗助 ( ひがし かた じ ょ うす け ) ) 分かった って
信じる って 言って る だ ろ なあ ? 億 泰
( 億 泰 ) かわいい 好み だ 15 年 早く 生まれ たかった あ !
いずれ 俺 たち も 幽霊 に 会って みよ う じゃ ねえ か
康一 だ が な
この 話 を 承 太郎 ( じ ょ うた ろう ) さん や ジョセフ の ジジイ に し たら ―
たぶん 1 つ の 質問 が 返って くる ぜ
( 康一 ) ハッ
この 犯人 は 幽 波紋 使い な の か って な
あっ え …
いや … それ は 分か ん ない
じゃあ 警察 と か 裁判 所 の 仕事 だ な
さ … 殺人 犯 が この 杜王 町 に いる ん だ よ !
分かって る ぜ
だから 承 太郎 さん や スピード ワゴン 財団 は ―
いちいち ただ の 殺人 犯 を 追わ ねえ って こと を 言って ん だ よ
落ち着けよ
天下 の 警察 から 15 年 以上 も 手がかり ゼロ で 逃げ て ん だ
ここ で タクシー 捕まえる み て え に ―
バッタリ すぐに 出会う わけ ねえ だ ろ
慌て ねえ で じっくり と 調べ て い こ う ぜ
で 露 伴 の 野郎 は なん つ って ん だ ?
仗助 君 と 同じ こ と 言って た
( 仗助 ) あっ ( 康一 を つかむ 音 )
( 仗助 ) あっ ( 康一 を つかむ 音 )
( 急 ブレーキ の 音 )
( 急 ブレーキ の 音 )
おい 危 ねえ ぜ 康一
ボケッ と し て 道路 渡 ん じゃ ねえ よ
す … すみません で し た
( 車 の 走行 音 )
( 男 ) 杜王 町 の 起源 は ね 昔 侍 の 別荘 が あった 避暑 地 な ん だ
うち の 祖先 も そう さ でも 祖父 の 代 で 落ちぶれ て ね
残った の は 今 住 ん でる 家 だ けさ
僕 も し が ない 会社 勤め
ん ?
おい 買って やった 舶来 の 腕 時計 は どう し た ?
ああ バッグ の 中 か …
そう だった
サイズ が ちょっと 大き め だった ん だ な
明日 直 そ う
どう し た 何 を 恥ずかし がって いる ?
フフッ さっ 足元 に 気 を つけ て
この 週 末 は 楽しく 過ご そ う じゃ ない か
2 人 っきり で
( 滴る 音 )
うん ?
何 か 垂れ まし た よ
お 行儀 の 悪い 人 だ 自分 で きれい に し なさい
( 骨 の 音 )
君 の 名前 は 何 だった か 思い出せ ない が …
まあ いい よく でき た ね
きれい に 拭き取れ た よ
さて と …
夕食 も 一緒 に 作 ろ う か ?
君 の 得意 料理 は 何 だい ?