Kobato . Episode 14
( 小鳥 の さえずり )
( いおり ょぎ ) 何 だ その 格好 は ?
( こば と ) 今日 は 保育 園 の お イモ 掘り です から 。
どこ で 何 を 見 た ?
コンビニ の 雑誌 に よる と …→
みなさん こんな 格好 で 畑 仕事 を さ れ て い まし た ので 。
・ 虫 捕り 網 で イモ 掘る 気 か ~ !
・ キャ ~ !
・~ ( テーマ 音楽 )
・ 「 どう すれ ば いい ん だ っけ 」
・ 「 あたりまえ の こと って いつも 難しい な 」
・ 「 嬉しい とき 笑って 」
・ 「 好き な とき に 歌い たい だけ な のに 」
・ 「 いつか 願い は 叶う と 」
・ 「 でも いつ かって どれ くらい 」
・ 「 待ち きれ ない よ 」
・ 「 123 ! の 合図 で 両手 広げ て 」
・ 「 全身 に ひかり を 集め て 」
・ 「 どこ に ある の 教え て 私 に できる こと 」
・ 「 めいっぱい 傷 つい て せい いっぱい 走って 」
・ 「 何 十 回 転 ん で 泣 い て 」
・ 「 それ でも また あきれる くらい 」
・ 「 明日 を 信じ てる 」
・~
・~
( 清 花 ) 今年 も お 世話 に なり ます 。 ( 農家 の 女 ) どうぞ どうぞ 。
好き な だけ 採って いって 下さい 。 ありがとう ござい ます 。
( 藤本 ) いい か ! 自分 で 掘った イモ は 自分 で 担ぐ 。
持てる 分 だけ 掘る ん だ 。 約束 だ ぞ 。
( 満里奈 ) 見 て ! つながって る ! ( 俊彦 ) こんなに 大 っ きい よ !
ホント です ! 宝 探し みたい です ね 。
キャ ~ ! わ っ !
イテッ … 。 あっ !
( 大 歓声 )
大 っ きい ! すごい !
ど … ど ば と … 。
( 俊彦 ) こば と ちゃん お 尻 泥 だらけ だ 。
あれ ? 誰 でしょ う ? えっ ?
よもぎ 保育 園 の 皆さん より も ちょっと お 兄さん です 。
こちら の お家 の 方 でしょう か ? こちら の お 孫 さん は 高校 生 だ 。
じゃあ … N どちら の お 子 さん でしょ う ?
ん … ?
あっ … ?
おい 。
1 人 か ?
近所 に 住 ん でる の か ? ( 啓 太 ) う … 。
え い っ !
あ … 待て !
わ ~ !
・~
( ため息 )
すみません 気づく の が 遅く て 。
ああ 。 たまに 悪 さ する の が いる から 。
近所 の お 子 さん かしら ?
そろそろ 片づけ て 帰る ぞ ! ( 児童 たち ) は ~ い !
たくさん 掘った わ ね !
こば と ちゃん
すごい お イモ !
エヘヘ 。 頑張り まし た !
おい !
オレ は 初め に 言った はず だ 。 掘った 分 は 自分 で 担ぐ 。
う … 。
さあ 帰ったら 焼きイモ だ 。 ( 児童 たち ) わ ~ !
こば と ちゃん 大丈夫 ? 持って あげよ う か ?
あ … 。
ふん 。
大丈夫 です 1 人 で 持て ます !
全部 は とても 無理 よ 手伝う わ 。
いいえ ! 掘った お イモ は 自分 で 担ぐ の が 約束 でし た から !
当たり前 だ 。
やっぱり 意地悪 です 。
ん … に ゅ に ゅ に ゅ … 。
ム … ムリ だ あきらめろ こば と 。
う … 。
お 嬢ちゃん 。 手伝う よ 。
ホント です か ! ありがとう ござい ます 。
ふん 。
( 園児 たち ) まだ かな ~ ! 煙い !
パチッ パチッ パチッ 。
わ ~ ! 熱い ?
はい 。 ありがとう !
熱い から 気 を つけ て 下さい ね 。
は ?
おい 。 どうぞ 。
あ う っ … 旨 っ 。
どう し ます これ ? えっ ?
もっと 焼き ます か ?
ご 近所 に おすそ分け し ま しょ う 。
藤本 君 。 そこ に こば と ちゃん と 一緒 に 行って き て くれる かしら ?
1 人 で 行き ます よ 。 その ほう が 早い し 。
う ~ ん 。 でも やっぱり 一緒 に 。
ご 近所 さん と も もっと 親しく なって おい て 欲しい し 。
いい かしら ? こば と ちゃん 。 はい !
こば と 頑張り ます !
手伝え と は 言わ ない 。 邪魔 する な !
う … 。
あっ ! 私 の お イモ !
やっぱり 意地悪 です 。 邪魔 する なって それ ばっかり 。
でも 「 つい て 来る な 」 と は 言わ なかった な 。
でも お イモ も 取ら れ まし た 。 私 が お 配り しよ う と 思った のに 。
重 そう だった から 持って くれ た と も 言う ん じゃ ね ~ か 。
あ … 。
( 呼び鈴 ) ピンポーン !
( 主婦 1 ) は ~ い ?
よもぎ 保育 園 の 者 です 。
お イモ 掘り に 行った ので お イモ を おすそ分け に 来 まし た 。
あら … ありがとう 。
よもぎ 保育 園 です !
( 主婦 2 ) どうも 。
お イモ です 。 ( 青年 ) ありがとう 。
よもぎ 保育 園 です !
藤本 さん 。 ああ ?
あと 少し で お イモ 全部 お 配り でき ます ね 。
ああ 。
ニヤン 。
あっ !
ニャ ~ 。
( おばあ ちゃん ) あら あら 。
お かえり 。
こんにちは ! あら ! →
お嬢さん お 久しぶり ね 。 はい !
ミルク 。 元気 に し て まし た か ? ミャ ~ !
ちょっと 大きく なり まし た ね 。 そう な の 。 →
元気 に し て ます よ 。
あっ … 。
あいつ … ?
通りがかり に 水道 を 貸し て 下さい って 。
お イモ 掘り し て き た ん です って 。 お前 … 。
あっ ! さっき の !
待て !
・~
わ っ ! 「 待て 」 って 言った だ ろ う !
放せ ! 泥棒 !
それ は こっち の セリフ だ ! イモ 泥棒 !
お ~ ろ ~ せ ~ !
藤本 さん ! 何 なさって る ん です か ?
泥棒 は 交番 に 連れ て いく 。
わ ~ イヤ だ よ ! 返す 返す から !
やっぱり … 。 う … 。 家出 か … 。
家出 … ?
・~
・~
名前 は ?
今度 は だんまり か ?
あ … 。
お 名前 は ? イモ 泥棒 で いい 。
イモ 泥棒 じゃ ない !
お 名前 ちゃん と あり ます もん ね 。
啓 太 。
啓 太 君 は どうして 家出 し ちゃ った ん です か ?
前 の 家 に 行き たく て 。 前 の お家 … ?
前 に 住 ん で た 家 母さん の 会社 が 変わって 引っ越し た から … 。
で どう だった 前 の 家 は ?
まだ 行って ない し 。
ん ?
これ から 行く の です か ? 行 こ う と は 思った ん だ けど … 。
場所 忘れ た な ?
忘れ て ない !
いや その 顔 は 忘れ た 顔 だ 。 ( 啓 太 ) 違う !
お家 を 忘れ た り し ませ ん よ ね 。
だって 引っ越し の 時 は 幼稚園 だった し … 。
ちょっと 分か ん なく なっちゃ っ て 。 それ を 忘れ た って 言う ん だ 。
忘れ て ない やい !
啓 太 君 ! どんな お家 か 分かれ ば 捜す の お 手伝い できる か も !
お家 の 絵 描け ます か ?
うん 描け る よ !
えっ と ね … えっ と … 。
屋根 は 赤く て ここ と ここ に 窓 が あって … 。
ここ に アンテナ … 。 それ から … 。
お家 の 周り に ある もの も 描 い て 下さい ね 。
その ほう が 捜し やすい です から 。
( 啓 太 ) ここ に ポスト が あって …→
隣 に 犬 が い て … 。
大きな 犬 です ね 。
僕 が 通る と いつも ほえる ん だ 。
ん ?
・~
それ で ね それ で ね 母さん が いつも お 菓子 を 焼 い て くれ て !
わ ~ !
おっと … 。 ウフフ … 。
絵本 を 読 ん で くれ て 休み の 日 に キャンプ や 遊園地 に 連れ て って くれ て 。
あ … 。
啓 太 君 … 。
( 啓 太 ) 前 の 家 に 帰り たい 。
藤本 さん 。
私 啓 太 君 の お 家 捜し お 手伝い し たい です 。
手がかり が 犬 に ポスト じゃ 見つかる わけない ぞ 。
ほか に 何 か 覚え て ない の か ?
アハハ 。
・~
あっ !
どっち だ ? 右 か 左 か ?
えっ と … こっち ?
やっぱり こっち … ?
・~
あっ ! ここ 知って る ! 来 た こと ある よ !
そう か 。 もう 近い の かも な 。
啓 太 君 よかった です ね 。 うん !
・~
あ … 。
飲み たい の か ? でも やっぱり いい 。
節約 し ない と 。 節約 ?
難しい 言葉 を 知って る ん です ね 。
母さん が よく 言って る から 。 こっち だ 。
藤本 さん ?
それ は … 。
梨 だ 。 見りゃ あ 分かる だ ろ う 。
ほら !
いい の ?
代わり に こいつ を 置 い て い こ う 。
あ ぐ っ 。
おいしい !
う … 旨 い 。
ふ ぁ ~ 。 藤本 いい とこ ある じゃ ねえ か 。
それ は 少し は ない と 困り ます 。
オレ に も 梨 くれ 。
ルンルン 。 あ ~ ん 。
う ~ ん うめ ぇ ~ 。
( カラス の 鳴き声 )
わ ~ !
もし かして この 犬 … ?
って こと は この 隣 が … ?
ここ 僕 ん ち じゃ ない 。
入る ぞ 。
・~
ど い て ろ 。
ぼく の 部屋 … 。
鍵 が かかって ます ね 。
割る しか ねえ か 。 わ ~ !
藤本 さん お 願い … 。
壊さ ない で 。
・~
今 の 家 に 帰り たく ない の か ?
だって じいちゃん が いる から 。
じいさん ? うん 。
母さん と 僕 。 今 じいちゃん 家 に 住 ん でる ん だ 。
啓 太 君 お じいさん の 事 が 嫌い な ん です か ?
だって すごく 意地悪 だ し !
意地悪 … ? ん ?
だって … 。
( 目覚まし時計 ) 朝 は 早く 起きろ って うるさい し 。
( お じいさん ) こら 啓 太 ! 起き ん か !
さっさと 片づけ ん か !
( 啓 太 ) 夜 は もっと テレビ 見 たい し ゲーム だって し たい の に 。
( スイッチ 音 ) えっ ?
啓 太 ! 何 す ん だ よ !
夜更かし せ ず に さっさと 寝 ん か ?
( 啓 太 ) ご飯 だって 僕 の 嫌い な もの ばかり 食べろ って 。
嫌い な もの ? ( 啓 太 ) 小魚 と か 野菜 と か … 。
啓 太 ! 食べ物 を 粗末 に する な ! ちゃんと 食べ ん か !
それ は 意地悪 な の か ?
そう だ よ ! じいちゃん は 僕 を 嫌い だ もん 。
だから 僕 に ばっかり 厳しく 言って 。
僕 なんか 出て 行け ば いい って 思って る ん だ 。
だから あんな 家 … ! 啓 太 君 … 。
清 花 先生 も よく 「 栄養 が ある から 小魚 や 野菜 を 食べ なさい 」 って →
保育 園 の 子供 たち に 言って る けど 。
清 花 先生 って ? 清 花 先生 は 優しく て →
子供 たち の 事 が 大好き な よもぎ 保育 園 の 先生 です 。
優しい ?
( 風 の 音 ) ヘック シユン !
・~
ヘック シュン !
( お じいさん ) 啓 太 !
風呂 から 上がったら さっさと 寝ろ !
・~
意地悪 か 意地悪 じゃ ない か 見分ける の は 難しい です 。
でも よ ~ く 見 れ ば 分かる かも しれ ませ ん 。
啓 太 。 お前 ここ で 焼きイモ でも する 気 だった の か ?
前 に みんな で 焼きイモ し た 時 おいしかった から 。
( ダンボール を 置く 音 )
お前 責任 持って 少し 持って 帰れ 。 えっ !
農家 の おばさん に は オレ が 謝 っと い た 。
そい つ が 掘り すぎ て 余って 重く て 仕方ない ん だ 。
啓 太 君 よかった です ね 。
うん 。
本当 に 1 人 で 帰れ ます か ? 大丈夫 だって 。
( お じいさん ) 啓 太 !
啓 太 !
( ため息 )
じいちゃん … 。
ほら 。
うん … 。
( 啓 太 ) じいちゃん !
・~
アハハ … 啓 太 。
じい ちゃ ~ ん !
啓 太 !
・~
啓 太 ! イテッ !
イテッ … 何 す ん だ よ クソ じ じい !
心配 かける ん じゃ ない ! バカタレ が !
ほら 帰る ぞ !
うん 。
・~
母さん も 家 で 待 っと る 。 うん !
啓 太 君 今 お じいさん と 電車 に 乗る ところ です 。
あ … いえ で は 。
藤本 さん 啓 太 君 の お家 の 電話 知って た ん です か ?
藤本 さん が 啓 太 君 の お じいさん を 呼 ん だ ん です か ?
さあ な 。 それ より 腹 へった な 。
あ … 。
帰って イモ 蒸 か し て 食う か 。 あの … はい 。
何 だ よ ? 何でもない です 。
あ … 。 ( 堂 元 ) こんばんは 。
ああ 。 堂 元 さん !
今 帰り ? オレ は 用 が ある から 先 に 帰る 。
えっ ? 用 って ?
今日 は 保育 園 の お イモ 掘り だった ん です 。
それ で ご 近所 に おすそ分け を 。 ああ 。
藤本 さん って … 。 うん ?
本当 は いい 人 な ん です ね 。
うん 。 清和 は いい ヤツ だ よ 。
こりゃ あの ガキ の 分 だ な 。
啓 太 君 。 昔 の お家 を 見 て 悲し そう で し た けど 。
じいさん の 本当 の 気持ち が 分かった から だ ろ う 。
そう です か … 。
さて 今日 は 藤本 が 頑張った んで …→
折半 の 50 点 !
えっ ? でも 今朝 の 藤本 さん は 意地悪 で し た し … 。
それ も そう だ な 。 相殺 し て 藤本 は ゼロ 。
こば と の 頑張り に 70 点 !
ちゃんと 消し て から 書 い て 下さい 。
文句 多い な お前 。 じゃあ やっぱり 半分 の 50 点 !
ちゃんと 消し て から … 。 うる せ ぇ ! 25 点 !
え ~ ! まだ 不満 か ? なら 12.5 点 !
顔 が 真っ黒 です ~ !
・ 「 人 は み な 飛 ん で み たい の に 」
・ 「 重力 に 騙さ れ てる ん だ 」
・ 「 誰 も ほんとう は 飛べ る ん だ よ 」
・ 「 あの コ が あんなに 哀し そう な の は 」
・ 「 自分 の 影 を どこ か に 忘れ てき ちゃ った から かも 」
・ 「 それ なら 」
・ 「 アリガトウ 、 って 君 に 言え たら 」
・ 「 アリガトウ 、 って 君 が 笑え ば 」
・ 「 行ったり 来たり うれしく なる 」
・ 「 君 が シアワセ に なる 」
・ 「 心配 なんて いら ない よ いっしょ に いる から 」
・ 「 うれしく って も 涙 が 出る なんて 不思議 だ 」