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マギ The kingdom of magic, Magi: The Kingdom of Magic Episode 12

Magi : The Kingdom of Magic Episode 12

( ナレーション ) < 物語 の 舞台 は 煌 帝国 へ >

< 皇帝 が 崩御 し た こと に より 皇位 継承 権 を 持つ 皇子 たち が →

続々 と 帝都 に 集結 >

< その 中 に は あの 白 龍 も >

( 兵士 ・ 回想 ) ( ( う わ ぁ ~ ! ) ) ( 兵士 ) ( ( ぎ ゃ あ ~ ! ) )

( ( グワァー ! ) ) ( ( グワァー ! ) )

( 白 瑛 ・ 心 の 声 ) ≪ ザガン の 力 は すさまじかった 。 →

抵抗 を 続ける 異 民族 の 兵 たち を →

たった 3 日 で 屈服 さ せ て しまった ≫

( 白 瑛 ) ( ( くっ … 白 龍 ! →

なんて こと を し た の です ! こんな やり 方 は … ) )

( ( グワァー ! ) ) ( 兵士 ) ( ( ぎ ゃ あ ~ ! ) )

♪ ♪ ~

( 白 龍 ) ( ( 姉 上 ) ) ( 白 瑛 ) ( ( あっ ) )

( 白 龍 ) ( ( 俺 たち は もっと 力 が 必要 に なる ん です 。 →

今 は ただ 俺 に 従って ください ) )

≪ 白 龍 … あなた 何 を 考え て いる の ? ≫

( 紅 炎 ) ふ っ 。 →

片腕 を 失い ながら も 迷宮 を 攻略 し た と 聞い た 。

( 紅 炎 ) よく やった 。

( 紅 炎 ) 陛下 の もと へ は 兄弟 が そろって から 赴 こ う 。

( 紅 明 ) 紅 覇 が 戻る まで あと 半日 ほど かかる か と 。

( 紅 炎 ) で は それ まで 待て 。 ( 紅 明 ) はっ 。

( 紅 玉 ) あっ ! あっ あぁ … 。

♪ ♪ ~

♪ ♪ ~

( 紅 玉 ) ≪ きっと 紅 炎 お 兄 様 が →

次 の 皇帝 陛下 に なら れる わ 。 そし たら … ≫

( ジュダル ) ( ( 煌 帝国 が シンド リア を 滅ぼす の さ ! ) )

≪ 言わ なきゃ そんな の 間違って る って ≫

≪ ジュダル ちゃん に は いくら 言って も ダメ だった 。 →

でも お 兄 様 なら きっと … ≫

どう し た ん だ ろ う な ? 姫 。

帰国 し て から ずっと あの 調子 だ 。

( 夏 黄 文 ) ≪ 私 の 名 は 夏 黄 文 。 25 歳 ≫

≪ 紅 玉 姫 の 従者 で ある 。 →

私 が 紅 玉 姫 と 出会った の は 17 歳 の 頃 だった 。 →

名 も 知れ ぬ 卑しい 遊女 と →

病み がち な 愚 鈍 な 皇帝 の 間 の 娘 と いえ ど →

仮に も 皇族 の 護衛 の 一員 に 抜擢 さ れ た … →

など と 浮かれ て い た 私 の 心 は … ≫

( 夏 黄 文 ) ( ( あっ 紅 玉 姫 … えっ ? ) )

( 夏 黄 文 ) ≪ すぐ に 消沈 し た ≫

♪ ♪ ~

( ( こ … 紅 玉 姫 ? ) ) ( 紅 玉 ) ( ( あっ う ぅ … ) )

( 3 人 ) ( ( あ あ ~ … ) )

( ( うわさ 以上 だ な ) )

( ( 今 まで 宮中 で ほとんど 忘れ去ら れ て 育った 結果 だ ) )

( 護衛 ) ( ( これ じゃあ 皇女 と し て なんの 役目 も 果た せ ない だ ろ ) )

( 護衛 ) ( ( 俺 たち の 先行き も 暗い な ) )

いい や ! 俺 は 諦め ない ぞ 。

( ( ≪ ( 夏 黄 文 ・ 高い 声 で ) 紅 玉 姫 ) )

♪ ♪ ~

( ( は は ~ ) ) ( ( あっ ! ) )

( 夏 黄 文 ) ( ( くっ ! 出 て き て ください ! →

私 ども の 未来 は あなた に →

懸かって いる の で あり ます ! ) )

( ( き ゃ あ ~ ! ) ) ( 夏 黄 文 ) ( ( いい です か ! ? →

ここ 数 年 で この 国 も あなた も →

状況 が 大きく 変わった の で あり ます ) )

( ( 煌 は 天 華 の 小国 から 三 国 の 主たる 大 帝国 へ ) )

( ( そして 更に ! ) )

( 夏 黄 文 ) ( ( 白 徳 大帝 が お 亡くなり に なり →

あなた の 父上 で ある 弟 の 紅 徳 様 が →

皇位 を 継が れ た 。 これ に より →

あなた の 身分 も 一気に 跳ね上がった の で あり ます ) )

( 夏 黄 文 ) ( ( ただ 残念 な こと に 紅 徳 様 は →

白 徳 大帝 の 妃 だった 玉 艶 様 を 後妻 に 迎え入れ →

第 一 皇女 は 白 徳 大帝 の 忘れ形見 →

白 瑛 様 と なって しまい まし た ) )

( ( だが しかし それ でも あなた は 第 八 皇女 ) )

( ( 第 七 位 は かなわ ぬ と も それ でも 立派 な 第 八 位 な の で あり ます ! →

立場 など あっという間 に ひっくり返る ご 時世 で あり ます 。 →

あなた も 努力 しだい で きっと この 国 の 表 舞台 に 立てる はず だ ) )

( ( 努力 ? ) ) ( ( そう で あり ます ! ) )

( ( 私 が ここ に 来る まで 一体 どれ だけ あまた の 高貴 な →

クソ 野郎 ども の 靴 を なめ ケツ を なめ た こと … →

じゃ なかった 。 私 も 日々 →

人事 を 尽くし て いる の で あり ます ) )

( ( だ から 今日 から 一緒に 頑張り ま しょ う ) )

( ( あなた は もう 一 人 じゃ あり ませ ん ) )

♪ ♪ ~

( ( 一 人 じゃ … ない … ) )

♪ ♪ ~

≪ そして この 小 娘 を 利用 し て →

俺 こそ が 権力 の 頂点 に 上り詰める の だ ! ≫

( ( あ はっ あ は は はっ ! ) )

( ( あいつ 口 に は 出し て ない けど →

だ だ 漏れ な ん だ よ な ) )

( ( 絶対 出世 でき ねぇ な ) ) ( 夏 黄 文 ) ( ( あ ~ は はっ ! ) )

≪ と 知 略 を 巡ら せ て き た この 私 で あり ます が →

皇帝 陛下 が お 亡くなり に なら れ ついに 訪れ た →

この 最大 の チャンス ! ≫

≪ 次期 皇帝 たる 紅 炎 様 と 紅 玉 姫 を くっつけ … →

いや さすが に 兄妹 は まずい か ≫

≪ なら 私 が 紅 炎 様 の 靴 を なめ ケツ を なめ … →

いやいや … とにかく 特技 の 人心 掌握 で →

今度 こそ 権力 の 頂点 に 上り詰める の だ ! ≫

あ ~ は は は はっ ! う は はっ !

相変わらず だ だ 漏れ な ん だ よ な 。

絶対 出世 でき ねぇ な 。

( 夏 黄 文 ) は は は はっ !

( 紅 覇 ) は ぁ … 。 あぁ ~ あ 。

あっ 。

≪ ( 白 瑛 ) ふ ふ っ 。 あっ 。

( 白 瑛 ) あなた に そう いう 姿 は →

あまり 似合い ませ ん ね 紅 炎 殿 。

自分 でも そう 思う 。

( 紅 玉 ) ≪ な … なんで あの 女 が お 兄 様 と … 。 →

しかも あんな 親し げ に ! ≫

お前 と 少し 話 が し たかった ん だ →

白 龍 。

≪ なん だ … 白 龍 ちゃん に 用 が ある の ね 。 何かしら ? ≫

白 龍 お前 皇帝 に なり たい か ?

( 白 龍 ) なぜ その よう な こと を ?

( 紅 炎 ) 俺 は 血 を 分け た 兄弟 と 争い たく ない 。

だが 王 は 一 人 で なく て は なら ない 。

ん ん … 。 ( 紅 炎 ) いい や 。

一 国 に 限ら ず 世界 に は →

ただ 一 人 の 王 が 必要 だ 。

≪ ただ 一 人 の 王 ? ≫

( 紅 炎 ) 王 の 器 と は なん な の か →

俺 は ずっと 考え て い た 。

( 白 瑛 ) これ は トラン 語 ?

( 紅 炎 ) かつて マギ に 選ば れ た 者 が 王 と なり →

俺 たち も 今 それ と 同様 に 大きな 力 を 振る って →

歴史 を 作 ろ う と し て いる 。

誰 が 作った かも 分から ない 金属 器 の 力 で 。 →

それ は ソロモン 王 が 作った もの だ と →

ジン たち は 言った 。 →

では ソロモン 王 と は 何者 か ? →

トラン の 碑 文 に よれ ば →

その 昔 どこ か に 世界 が あり そこ で 人々 は →

多種 多様 な 言語 を 話し ちりぢり に 暮らし て い た 。 →

だが それ が 原因 で 異なる 信仰 や 思想 が 生まれ →

それぞれ が 無数 の 王 を 立て 争い →

やがて 滅び て しまった 。

( 白 瑛 ) それ は いつ どこ の ?

( 紅 炎 ) 分から ない 。 碑 文 に ある 世界 は →

俺 たち の 世界 と 完全 に 断絶 さ れ て いる よう に 思える 。

しかし トラン 語 は ある … 世界 中 に 。

そして 迷宮 の 中 に も 。 →

ここ から は 俺 の 意見 だ が →

俺 たち は なぜ 一 つ の 言語 を 有し て いる の か ? →

世界 が 交差 する 以前 から 俺 たち は →

たった 一 つ の 言葉 を 持って 生まれ た 。 なぜ か ? →

それ は 滅び ぬ ため に 。 →

通じ合 え ず 分断 さ れ →

争い の 末 に 死に 絶え ぬ よう に 。 かつて の 世界 と 違う →

世界 を 一 つ に する ため に 。 あっ … 。

それ を なす ため に は 一 人 の 王 が 世界 を 総 べ ね ば なら ない 。 →

この 志 が 正しい か は まだ 分から ない 。 →

しかし 謎 を 解き明かし お前 たち を →

ただ 一 つ の 世界 の 高 み へ と 連れ て いき たい 。

その ため に 力 を 貸し て ほしい 。

≪ ( 紅 炎 ) で 紅 玉 。 う っ ! →

き … 気付 い て い らし た の ?

( 紅 炎 ) お前 も ヴィネア の 主 だ ろ 。 ちゃんと 聞い て い た の か ?

( 紅 玉 ) は … はい 。 難しい お 話 だった けれど →

やっぱり お 兄 様 は すごい お方 です わ は は はっ 。

さては 分かって ない な 。 え へ へ っ … 。

≪ しまった … 言いだし そびれ た わ ≫

≪ こんな お 話 の あと に 私 など が なんと 説得 すれ ば いい の ? ≫

( 紅 玉 ) あっ 。

≪ また だ わ 。 近頃 耳鳴り が する の よ ね ≫

≪ なん な の かしら ? ≫

( 紅 炎 ) 紅 玉 。 紅 玉 ! ( 紅 玉 ) は … はい !

紅 覇 が 戻った 。 だ が 行く の は 明日 に しよ う 。

ど … どこ へ ? 決まって いる だ ろ う →

父上 と 母上 の もと へ だ 。

( 白 瑛 ) 父上 も … 。 ん ?

先 帝 も 紅 炎 殿 と 同じ よう な こと を おっしゃって い た 。

分断 さ れ 争い 滅びよ う と し て い た →

天 華 の 民 を 救う ため 三 国 の 統一 を と 。 →

父上 は 苛烈 すぎ て 敗 残 兵 に 殺さ れ て しまった けれど →

紅 炎 殿 なら ば … 。

くっ ! 姉 上 →

あと で お 話 が あり ます 。 ( 白 瑛 ) あっ 。

( 白 龍 ) この 謁見 が 終わったら … 。

( 玉 艶 ) お かえり なさい 愛する 息子 たち よ 。

( 玉 艶 ) どう し た の ? こっち へ いらっしゃい 。 →

陛下 も きっと お 喜び に なら れる でしょ う 。

( 姫 たち ) あっ ! ( 紅 玉 ) お … お 父 様 … 。

( 姫 たち ) あっ 。

( 紅 炎 ) 陛下 は 病 で ? ( 玉 艶 ) ええ 。 →

ずっと 患って おら れ た けど 急変 なさって 。 →

さあ 父上 に お 別れ を 言って 。

( 玉 艶 ) 紅 炎 。 ん ?

もう 私 に は あなた しか おり ませ ん 。

支え て くれ ます よ ね ? 最愛 の 息子 よ 。

お えっ ! あの ババア →

いよいよ おやじ から 炎 兄 に 乗り換える 気 だ な 。

( 神官 ) で は 陛下 の 遺言 状 を 読み上げ ます 。

( 紅 覇 ) 次 の 皇帝 は 炎 兄 でしょ ?

( 紅 明 ) こら っ 前 を 向き なさい 。

( 紅 覇 ) ≪ 継承 権 者 は 全て 統率 下 。 →

例外 が ある と すれ ば … ≫

( 神官 ) 「 煌 帝国 第 三 代 皇帝 は →

練 玉 艶 。 →

ならびに 帝国 神官 一同 →

これ を 助けよ 。 国 事 を 任す 」 。

( 紅 覇 ) は あ ~ ! ? ( 紅 明 ) あっ !

( どよめき )

( 楽 禁 ) ふざけ た こと を 。

( 玉 艶 ) やむ を え ぬ 措置 な の です 。 →

本来 皇位 を 継ぐ べき は 紅 炎 。 →

しかし 彼 は 今 征 西 大 総督 と いう 大任 を 拝 命 する 身 。 →

これ を 解く は 陛下 の 志 を 半ば で 踏みにじる 愚行 。 →

故に この 私 が 大陸 平定 まで の 間 →

臨時 の 皇帝 の 座 に 就く の です 。

これ が 陛下 の ご 遺志 です 。

( 楽 禁 ) ほ ざ く な 女 狐 !

ドスン ! ( 一同 ) お っ … 。

♪ ♪ ~

くっ !

♪ ♪ ~

≪ いけ ない … これ で は 宮中 が 割れる ≫

( 白 瑛 ) は … 母上 どう か ご 再考 を ! →

陛下 の ご 遺志 と は いえ これ で は … 。

( 白 龍 ) 皇太后 陛下 。 ( 白 瑛 ) あっ 。

玉 座 に お 着き ください 。 →

あなた の ほか に は おり ませ ぬ 。

な っ !

( 神官 たち ) 玉 座 に お 着き ください →

皇太后 陛下 。 →

あなた の ほか に は おり ませ ぬ 。 →

皇太后 陛下 。 皇太后 陛下 。 →

玉 座 に お 着き ください →

皇太后 陛下 。

( 白 瑛 ) 白 龍 待ち なさい ! なぜ あの よう な こと を ! ?

( 白 龍 ) 今 が 時 な の です 。 ( 白 瑛 ) えっ ?

( 白 龍 ) 紅 炎 と あの 女 の 結託 に 亀裂 が 。 →

俺 も 力 を 手 に 入れ た 。 →

今 なら 姉 上 を 守 れ ます 。

な … 何 を 言って … 。 ( 白 龍 ) 父上 と 兄 上 たち を →

殺し た の は 母上 です 。

えっ ?

姉 上 も 気付 い て おら れ た はず だ 母上 が 変わった こと に 。 →

その 背後 に いる 神官 集団 こそ →

この 国 を 操る アル ・ サー メン 。 →

ヤツ ら を 滅ぼす ん です 俺 と 姉 上 で !

あっ … 。 ( 白 龍 ) そして 正常 な 国 を 取り戻す 。

痛 っ … あっ 。

その ため だけ に 俺 は 今日 まで 生き て き まし た 。

ゴロゴロ ゴロ … ( 雷鳴 ) ザァーー ( 雨音 )

( 白 瑛 ) 無理 よ … 。 →

昨日 の 紅 炎 殿 の 話 を 聞い て い なかった の ! ? →

分裂 は 滅び を 招く と 。 →

内乱 など もってのほか 。 たとえ 身 の 内 に →

何 を 飼って いよ う と も 煌 帝国 は … →

世界 は 一 つ です !

( 白 龍 ) 世界 が … 一 つ ?

そんな こと 無理 に 決まって る じゃ ない です か 。

家族 でも こんなに バラバラ な の に 。 紅 炎 →

あいつ の きれい事 は 矛盾 し て い ます よ 。

あいつ の やって る こと は 結局 →

力 に よる 他国 の 侵略 じゃ ない です か 。

それ は 違う ! ( 白 龍 ) バル バッド や →

黄 牙 の 民 に 死者 は ? はっ … 。

その 家族 が ヘラヘラ 笑って →

全部 忘れ て 暮ら せる と でも ?

姉 上 だって 黄 牙 の 村 を →

力ずく で 占領 し た じゃ ない です か 。 違う ! 彼ら は →

私 の 志 に 納得 し て 過去 の 恨み を 消し去って … 。

そんな こと 不可能 だ ! ! あっ !

恨み は 消え ない ! 恨 ん だ 相手 は →

消す しか ない ん です 。

ザァーー ゴロゴロ ゴロ …

( 白 瑛 ) ( ( あなた を 信じ ない わけ じゃ ない 。 →

けど 今 は 少し 時間 を ちょうだい ) )

( ( ごめんなさい 白 龍 ) )

ピシャーン ! ゴロゴロ … ( 雷鳴 )

( ジュダル ) 話 が ある 。

話す こと など ない 。 お前 は →

あの 女 と 組織 の 駒 だ から 。 →

昔 から ずっと 。

( ジュダル ) そりゃ お前 も だ ろ 。

あっ 。 お前 は 自分 の 意志 で →

母親 に 逆らって る つもり だ ろ う が →

恨む の も 復讐 も 全部 振り回さ れ てる 。

母親 に 生き 方 を 支配 さ れ てる 。

くっ ! 違う ! ! ピシャーン !

でも 俺 は 買って る ん だ ぜ 。 →

お前 は 強く なった 。 それ を どう し て も →

見せ たい 人 が いる ん だ 。 あっ 。

♪ ♪ ~

白 龍 あなた と 話し て み たく なって き た の よ 。 →

ジュダル が あまり に あなた を 褒める もの だ から 。 →

さあ 顔 を よく 見せ て 。 →

大きく なって 。 母上 に 触れ させ て ちょうだい 。

バシッ ! き ゃ あ !

♪ ♪ ~

ふ ふ っ いい 目 を する よう に なった の ね →

やっと 白 雄 や 白 蓮 と 同じ くらい に は 。

何 ? あの とき は →

あなた と 白 瑛 など どちら でも よい と 思って た けれど →

白 瑛 も 同じ ように →

殺し て しま お う かしら 。

ピシャーーン ! ! ドォーン !

♪ ♪ ~

( 白 龍 ) くっ ! →

う お ぉ ~~ ! ! →

ふん !

♪ ♪ ~

ぐ っ … う う っ ! →

くっ ! ふ ふ っ 。

♪ ♪ ~

もう いい わ 。

ぐ は っ ! ドゴォーン !

♪ ♪ ~

≪ ザッ ザッ ザッ ザッ … ( 足音 )

♪ ♪ ~

あなた は 一生 私 の かわいい 白 龍 で いれ ば いい の よ 。

♪ ♪ ~

( 紅 明 ) 組織 は やり 方 を 変え て き まし た ね 。 →

彼ら が 表 舞台 に 立 と う と する など →

歴史 上 なかった こと です よ 。

( 紅 覇 ) マグノ シュ タット も 想定 外 で し た 。

交渉 の 際 玉 艶 の 存在 を ちらつか せ て も →

学園 長 は 協力 を 拒み まし た 。

( 紅 明 ) ふむ 。 魔法 道具 の 不自然 な 量産 →

急激 な 発展 軍事 力 の 増強 。

数 年 前 の 我々 と 似 過ぎ て いる 。 →

背後 に 組織 が 巣くって いる もの と 見 て まし た が 。

人 の 業 なら … 。 ( 紅 明 ・ 紅 覇 ) えっ ?

( 紅 炎 ) もし 魔 導 士 たち だけ で あれほど 力 を 膨れ上がら せ →

立ち向かって くる と いう の なら →

恐ろしい 国 だ な 。

( 2 人 ) あっ 。 ( 紅 炎 ) 俺 たち の 行く 道 に は →

正体 の 知れ ぬ 敵 が →

まだ 数多く 潜 ん で いる の かも しれ ない 。

あっ 。

( ジュダル ) やはり 母親 を 恨む だけ の 器 な の か 。 →

だが もしも お前 が 運命 を 恨む なら … →

俺 が 腕 を つ かん で やる 。

♪ ♪ ~

頑張れ アラジン ! 頑張れ ~ アラジン !

( 試験 官 ) これ より 第 3 期 編入 1 学年 の →

修了 試験 を 始める 。

( ネロ ) いよいよ 出番 だ 。

( 才 凛 ) 頑張って !

♪ ♪ ~

( アラジン ) 「 水 鏡 の 蜃気楼 」 !

( どよめき )

( 歓声 と 拍手 )

なんと 大がかり な ! 熱 魔法 と 水 魔 法 の →

統合 だ 。 すばらしい 。 →

今年 の 1 学年 主席 は 彼 で 決まり です な 。

♪ ♪ ~

( ネロ ・ 才 凛 ) アラジン ! ん ?

は はっ 。

♪ ♪ ~

♪ ♪ ~


Magi : The Kingdom of Magic Episode 12

( ナレーション ) < 物語 の 舞台 は 煌 帝国 へ > なれーしょん|ものがたり||ぶたい||こう|ていこく| The stage shifts to the Kou Empire.

< 皇帝 が 崩御 し た こと に より 皇位 継承 権 を 持つ 皇子 たち が → こうてい||ほうぎょ||||||こうい|けいしょう|けん||もつ|おうじ|| With the death of the emperor,

続々 と 帝都 に 集結 > ぞくぞく||ていと||しゅうけつ gather in the capital, one after another.

< その 中 に は あの 白 龍 も > |なか||||しろ|りゅう| Including Hakuryu...

( 兵士 ・ 回想 ) ( ( う わ ぁ ~ ! ) ) ( 兵士 ) ( ( ぎ ゃ あ ~ ! ) ) へいし|かいそう||||へいし|||

( ( グワァー ! ) ) ( ( グワァー ! ) )

( 白 瑛 ・ 心 の 声 ) ≪ ザガン の 力 は すさまじかった 。 → しろ|あきら|こころ||こえ|||ちから|| Zagan's power was ferocious.

抵抗 を 続ける 異 民族 の 兵 たち を → ていこう||つづける|い|みんぞく||つわもの|| The foreign soldiers had put up a prolonged resistance,

たった 3 日 で 屈服 さ せ て しまった ≫ |ひ||くっぷく||||

( 白 瑛 ) ( ( くっ … 白 龍 ! → しろ|あきら||しろ|りゅう

なんて こと を し た の です ! こんな やり 方 は … ) ) |||||||||かた| How could you have done such a thing?

( ( グワァー ! ) ) ( 兵士 ) ( ( ぎ ゃ あ ~ ! ) ) |へいし|||

♪ ♪ ~

( 白 龍 ) ( ( 姉 上 ) ) ( 白 瑛 ) ( ( あっ ) ) しろ|りゅう|あね|うえ|しろ|あきら|

( 白 龍 ) ( ( 俺 たち は もっと 力 が 必要 に なる ん です 。 → しろ|りゅう|おれ||||ちから||ひつよう|||| You and I are going to need more and more power.

今 は ただ 俺 に 従って ください ) ) いま|||おれ||したがって| For now, please just do as I say.

≪ 白 龍 … あなた 何 を 考え て いる の ? ≫ しろ|りゅう||なん||かんがえ||| Hakuryu... you...

( 紅 炎 ) ふ っ 。 → くれない|えん||

片腕 を 失い ながら も 迷宮 を 攻略 し た と 聞い た 。 かたうで||うしない|||めいきゅう||こうりゃく||||ききい|

( 紅 炎 ) よく やった 。 くれない|えん|| Well done!

( 紅 炎 ) 陛下 の もと へ は 兄弟 が そろって から 赴 こ う 。 くれない|えん|へいか|||||きょうだい||||おもむ||

( 紅 明 ) 紅 覇 が 戻る まで あと 半日 ほど かかる か と 。 くれない|あき|くれない|は||もどる|||はんにち|||| I believe it will take a half day or so for Kouha to get back...

( 紅 炎 ) で は それ まで 待て 。 ( 紅 明 ) はっ 。 くれない|えん|||||まて|くれない|あき|

( 紅 玉 ) あっ ! あっ あぁ … 。 くれない|たま|||

♪ ♪ ~

♪ ♪ ~

( 紅 玉 ) ≪ きっと 紅 炎 お 兄 様 が → くれない|たま||くれない|えん||あに|さま| I'm sure that my elder brother Kouen will become the next emperor. And when he does...

次 の 皇帝 陛下 に なら れる わ 。 そし たら … ≫ つぎ||こうてい|へいか||||||

( ジュダル ) ( ( 煌 帝国 が シンド リア を 滅ぼす の さ ! ) ) |こう|ていこく|||りあ||ほろぼす|| The Kou Empire will wipe Sindria off the map!

≪ 言わ なきゃ そんな の 間違って る って ≫ いわ||||まちがって|| I've got to tell him...

≪ ジュダル ちゃん に は いくら 言って も ダメ だった 。 → |||||いって||だめ| That it's all wrong. There was no convincing Judar...

でも お 兄 様 なら きっと … ≫ ||あに|さま|| But if I tell Kouen...

どう し た ん だ ろ う な ? 姫 。 ||||||||ひめ I wonder what's up with the princess...

帰国 し て から ずっと あの 調子 だ 。 きこく||||||ちょうし| She's been like that ever since we got back...

( 夏 黄 文 ) ≪ 私 の 名 は 夏 黄 文 。 25 歳 ≫ なつ|き|ぶん|わたくし||な||なつ|き|ぶん|さい My name is Ka Kobun. 25 years old. I am Princess Kogyoku's attendant.

≪ 紅 玉 姫 の 従者 で ある 。 → くれない|たま|ひめ||じゅうしゃ||

私 が 紅 玉 姫 と 出会った の は 17 歳 の 頃 だった 。 → わたくし||くれない|たま|ひめ||であった|||さい||ころ| I was seventeen when I first met Princess Kogyoku.

名 も 知れ ぬ 卑しい 遊女 と → な||しれ||いやしい|ゆうじょ| Excuse us!

病み がち な 愚 鈍 な 皇帝 の 間 の 娘 と いえ ど → やみ|||ぐ|どん||こうてい||あいだ||むすめ|||

仮に も 皇族 の 護衛 の 一員 に 抜擢 さ れ た … → かりに||こうぞく||ごえい||いちいん||ばってき||| but still, I've been assigned to guard a member of the royal family...

など と 浮かれ て い た 私 の 心 は … ≫ ||うかれ||||わたくし||こころ|

( 夏 黄 文 ) ( ( あっ 紅 玉 姫 … えっ ? ) ) なつ|き|ぶん||くれない|たま|ひめ|

( 夏 黄 文 ) ≪ すぐ に 消沈 し た ≫ なつ|き|ぶん|||しょうちん|| But I was soon disappointed.

♪ ♪ ~

( ( こ … 紅 玉 姫 ? ) ) ( 紅 玉 ) ( ( あっ う ぅ … ) ) |くれない|たま|ひめ|くれない|たま||| P-Princess Kogyoku?

( 3 人 ) ( ( あ あ ~ … ) ) じん||

( ( うわさ 以上 だ な ) ) |いじょう|| She's even worse than I heard.

( ( 今 まで 宮中 で ほとんど 忘れ去ら れ て 育った 結果 だ ) ) いま||きゅうちゅう|||わすれさら|||そだった|けっか| It's because she's grown up practically forgotten all these years in the palace...

( 護衛 ) ( ( これ じゃあ 皇女 と し て なんの 役目 も 果た せ ない だ ろ ) ) ごえい|||おうじょ|||||やくめ||はた|||| At this rate, she's not likely to be of any use as a princess.

( 護衛 ) ( ( 俺 たち の 先行き も 暗い な ) ) ごえい|おれ|||さきゆき||くらい| Meaning our futures are bleak, as well...

いい や ! 俺 は 諦め ない ぞ 。 ||おれ||あきらめ||

( ( ≪ ( 夏 黄 文 ・ 高い 声 で ) 紅 玉 姫 ) ) なつ|き|ぶん|たかい|こえ||くれない|たま|ひめ Princess Kogyoku!

♪ ♪ ~

( ( は は ~ ) ) ( ( あっ ! ) )

( 夏 黄 文 ) ( ( くっ ! 出 て き て ください ! → なつ|き|ぶん||だ||||

私 ども の 未来 は あなた に → わたくし|||みらい|||

懸かって いる の で あり ます ! ) ) かかって|||||

( ( き ゃ あ ~ ! ) ) ( 夏 黄 文 ) ( ( いい です か ! ? → |||なつ|き|ぶん|||

ここ 数 年 で この 国 も あなた も → |すう|とし|||くに||| In the last few years, the situation has changed drastically for both this country and you yourself.

状況 が 大きく 変わった の で あり ます ) ) じょうきょう||おおきく|かわった||||

( ( 煌 は 天 華 の 小国 から 三 国 の 主たる 大 帝国 へ ) ) こう||てん|はな||しょうこく||みっ|くに||しゅたる|だい|ていこく| Kou has evolved from a tiny Tenga nation to a great empire ruling over three nations. Moreover!

( ( そして 更に ! ) ) |さらに

( 夏 黄 文 ) ( ( 白 徳 大帝 が お 亡くなり に なり → なつ|き|ぶん|しろ|とく|たいてい|||なくなり||

あなた の 父上 で ある 弟 の 紅 徳 様 が → ||ちちうえ|||おとうと||くれない|とく|さま|

皇位 を 継が れ た 。 これ に より → こうい||つが|||||

あなた の 身分 も 一気に 跳ね上がった の で あり ます ) ) ||みぶん||いっきに|はねあがった|||| Because of this, your status...

( 夏 黄 文 ) ( ( ただ 残念 な こと に 紅 徳 様 は → なつ|き|ぶん||ざんねん||||くれない|とく|さま|

白 徳 大帝 の 妃 だった 玉 艶 様 を 後妻 に 迎え入れ → しろ|とく|たいてい||きさき||たま|つや|さま||ごさい||むかえいれ as Lord Koutoku has taken Emperor Hakutoku's widow, Lady Gyokuen,

第 一 皇女 は 白 徳 大帝 の 忘れ形見 → だい|ひと|おうじょ||しろ|とく|たいてい||わすれがたみ

白 瑛 様 と なって しまい まし た ) ) しろ|あきら|さま|||||

( ( だが しかし それ でも あなた は 第 八 皇女 ) ) ||||||だい|やっ|おうじょ Nevertheless, you are still the Eighth Princess.

( ( 第 七 位 は かなわ ぬ と も それ でも 立派 な 第 八 位 な の で あり ます ! → だい|なな|くらい||||||||りっぱ||だい|やっ|くらい||||| Even if you will never become the Seventh, you are still, without a doubt, the Eighth!

立場 など あっという間 に ひっくり返る ご 時世 で あり ます 。 → たちば||あっというま||ひっくりかえる||じせい|||

あなた も 努力 しだい で きっと この 国 の 表 舞台 に 立てる はず だ ) ) ||どりょく|||||くに||ひょう|ぶたい||たてる|| Depending on how much effort you put in, I am sure that you, too, can take center stage!

( ( 努力 ? ) ) ( ( そう で あり ます ! ) ) どりょく|||| Effort...

( ( 私 が ここ に 来る まで 一体 どれ だけ あまた の 高貴 な → わたくし||||くる||いったい|||||こうき|

クソ 野郎 ども の 靴 を なめ ケツ を なめ た こと … → くそ|やろう|||くつ||な め|||な め||

じゃ なかった 。 私 も 日々 → ||わたくし||ひび No, that didn't come out right.

人事 を 尽くし て いる の で あり ます ) ) じんじ||つくし||||||

( ( だ から 今日 から 一緒に 頑張り ま しょ う ) ) ||きょう||いっしょに|がんばり||| Therefore, starting today, let us work hard together!

( ( あなた は もう 一 人 じゃ あり ませ ん ) ) |||ひと|じん|||| You are not alone anymore.

♪ ♪ ~

( ( 一 人 じゃ … ない … ) ) ひと|じん|| Not... alone...

♪ ♪ ~

≪ そして この 小 娘 を 利用 し て → ||しょう|むすめ||りよう|| And, using this little girl...

俺 こそ が 権力 の 頂点 に 上り詰める の だ ! ≫ おれ|||けんりょく||ちょうてん||のぼりつめる|| I shall climb to the very top of the heap myself!

( ( あ はっ あ は は はっ ! ) )

( ( あいつ 口 に は 出し て ない けど → |くち|||だし|||

だ だ 漏れ な ん だ よ な ) ) ||もれ|||||

( ( 絶対 出世 でき ねぇ な ) ) ( 夏 黄 文 ) ( ( あ ~ は はっ ! ) ) ぜったい|しゅっせ||||なつ|き|ぶん||| No way is he ever gonna get far in his career...

≪ と 知 略 を 巡ら せ て き た この 私 で あり ます が → |ち|りゃく||めぐら||||||わたくし||||

皇帝 陛下 が お 亡くなり に なら れ ついに 訪れ た → こうてい|へいか|||なくなり|||||おとずれ| But now the emperor has passed away, giving me an unprecedented opportunity!

この 最大 の チャンス ! ≫ |さいだい||ちゃんす

≪ 次期 皇帝 たる 紅 炎 様 と 紅 玉 姫 を くっつけ … → じき|こうてい||くれない|えん|さま||くれない|たま|ひめ|| I shall bring the next emperor, Lord Kouen, and Princess Kogyoku together in marriage...

いや さすが に 兄妹 は まずい か ≫ |||きょうだい||| No, as siblings, that wouldn't do, would it?

≪ なら 私 が 紅 炎 様 の 靴 を なめ ケツ を なめ … → |わたくし||くれない|えん|さま||くつ||な め|||な め Then I shall lick Lord Kouen's boots and kiss his ass...

いやいや … とにかく 特技 の 人心 掌握 で → ||とくぎ||じんしん|しょうあく|

今度 こそ 権力 の 頂点 に 上り詰める の だ ! ≫ こんど||けんりょく||ちょうてん||のぼりつめる|| and this time, for sure, I shall reach the ultimate heights of power!

あ ~ は は は はっ ! う は はっ !

相変わらず だ だ 漏れ な ん だ よ な 。 あいかわらず|||もれ|||||

絶対 出世 でき ねぇ な 。 ぜったい|しゅっせ|||

( 夏 黄 文 ) は は は はっ ! なつ|き|ぶん||||

( 紅 覇 ) は ぁ … 。 あぁ ~ あ 。 くれない|は||||

あっ 。

≪ ( 白 瑛 ) ふ ふ っ 。 あっ 。 しろ|あきら||||

( 白 瑛 ) あなた に そう いう 姿 は → しろ|あきら|||||すがた|

あまり 似合い ませ ん ね 紅 炎 殿 。 |にあい||||くれない|えん|しんがり

自分 でも そう 思う 。 じぶん|||おもう

( 紅 玉 ) ≪ な … なんで あの 女 が お 兄 様 と … 。 → くれない|たま||||おんな|||あに|さま|

しかも あんな 親し げ に ! ≫ ||したし||

お前 と 少し 話 が し たかった ん だ → おまえ||すこし|はなし|||||

白 龍 。 しろ|りゅう

≪ なん だ … 白 龍 ちゃん に 用 が ある の ね 。 何かしら ? ≫ ||しろ|りゅう|||よう|||||なにかしら Oh, so he wanted to talk to Hakuryu.

白 龍 お前 皇帝 に なり たい か ? しろ|りゅう|おまえ|こうてい|||| Hakuryu, do you want to become emperor?

( 白 龍 ) なぜ その よう な こと を ? しろ|りゅう||||||

( 紅 炎 ) 俺 は 血 を 分け た 兄弟 と 争い たく ない 。 くれない|えん|おれ||ち||わけ||きょうだい||あらそい|| I don't want to go to war against a brother with whom I share blood.

だが 王 は 一 人 で なく て は なら ない 。 |おう||ひと|じん|||||| That said, there must only be one king.

ん ん … 。 ( 紅 炎 ) いい や 。 ||くれない|えん||

一 国 に 限ら ず 世界 に は → ひと|くに||かぎら||せかい|| Not just for a single nation. What the world needs is one king, and one king only.

ただ 一 人 の 王 が 必要 だ 。 |ひと|じん||おう||ひつよう|

≪ ただ 一 人 の 王 ? ≫ |ひと|じん||おう One king, and one king... only?

( 紅 炎 ) 王 の 器 と は なん な の か → くれない|えん|おう||うつわ|||||| What is a King's Vessel?

俺 は ずっと 考え て い た 。 おれ|||かんがえ|||

( 白 瑛 ) これ は トラン 語 ? しろ|あきら||||ご Is this...

( 紅 炎 ) かつて マギ に 選ば れ た 者 が 王 と なり → くれない|えん||||えらば|||もの||おう|| In the past, whoever was chosen by a Magi became king,

俺 たち も 今 それ と 同様 に 大きな 力 を 振る って → おれ|||いま|||どうよう||おおきな|ちから||ふる| and today, in much the same way, we're attempting to wield tremendous power in order to create history.

歴史 を 作 ろ う と し て いる 。 れきし||さく||||||

誰 が 作った かも 分から ない 金属 器 の 力 で 。 → だれ||つくった||わから||きんぞく|うつわ||ちから|

それ は ソロモン 王 が 作った もの だ と → ||そろもん|おう||つくった||| The Djinns told us that they were created by King Solomon.

ジン たち は 言った 。 → |||いった

では ソロモン 王 と は 何者 か ? → |そろもん|おう|||なにもの| So who exactly is this King Solomon?

トラン の 碑 文 に よれ ば → ||ひ|ぶん||| According to the Tran inscriptions,

その 昔 どこ か に 世界 が あり そこ で 人々 は → |むかし||||せかい|||||ひとびと| long, long ago, the world existed somewhere,

多種 多様 な 言語 を 話し ちりぢり に 暮らし て い た 。 → たしゅ|たよう||げんご||はなし|||くらし|||

だが それ が 原因 で 異なる 信仰 や 思想 が 生まれ → |||げんいん||ことなる|しんこう||しそう||うまれ But because of that, different religions and ideologies were born,

それぞれ が 無数 の 王 を 立て 争い → ||むすう||おう||たて|あらそい and numerous kings were crowned, they battled and eventually died out...

やがて 滅び て しまった 。 |ほろび||

( 白 瑛 ) それ は いつ どこ の ? しろ|あきら||||| When and where did that happen?

( 紅 炎 ) 分から ない 。 碑 文 に ある 世界 は → くれない|えん|わから||ひ|ぶん|||せかい| I don't know.

俺 たち の 世界 と 完全 に 断絶 さ れ て いる よう に 思える 。 おれ|||せかい||かんぜん||だんぜつ|||||||おもえる

しかし トラン 語 は ある … 世界 中 に 。 ||ご|||せかい|なか| But the language of Tran exists. All over the world and in the dungeons.

そして 迷宮 の 中 に も 。 → |めいきゅう||なか||

ここ から は 俺 の 意見 だ が → |||おれ||いけん||

俺 たち は なぜ 一 つ の 言語 を 有し て いる の か ? → おれ||||ひと|||げんご||ゆうし|||| Why is it that we have only one language?

世界 が 交差 する 以前 から 俺 たち は → せかい||こうさ||いぜん||おれ||

たった 一 つ の 言葉 を 持って 生まれ た 。 なぜ か ? → |ひと|||ことば||もって|うまれ|||

それ は 滅び ぬ ため に 。 → ||ほろび|||

通じ合 え ず 分断 さ れ → つうじあ|||ぶんだん|| So we don't end up dying out after a battle because we can't communicate and are cut off from each other.

争い の 末 に 死に 絶え ぬ よう に 。 かつて の 世界 と 違う → あらそい||すえ||しに|たえ||||||せかい||ちがう

世界 を 一 つ に する ため に 。 あっ … 。 せかい||ひと|||||| To make the world one.

それ を なす ため に は 一 人 の 王 が 世界 を 総 べ ね ば なら ない 。 → ||||||ひと|じん||おう||せかい||そう|||||

この 志 が 正しい か は まだ 分から ない 。 → |こころざし||ただしい||||わから|

しかし 謎 を 解き明かし お前 たち を → |なぞ||ときあかし|おまえ|| But I want to solve this mystery, and take you with me to the heights of “one world.”

ただ 一 つ の 世界 の 高 み へ と 連れ て いき たい 。 |ひと|||せかい||たか||||つれ|||

その ため に 力 を 貸し て ほしい 。 |||ちから||かし|| To achieve that, I'd like you to lend me your power.

≪ ( 紅 炎 ) で 紅 玉 。 う っ ! → くれない|えん||くれない|たま|| So, Kogyoku...

き … 気付 い て い らし た の ? |きづ|||||| Y-You knew I was here?

( 紅 炎 ) お前 も ヴィネア の 主 だ ろ 。 ちゃんと 聞い て い た の か ? くれない|えん|おまえ||||おも||||ききい||||| You're Vinea's master, aren't you?

( 紅 玉 ) は … はい 。 難しい お 話 だった けれど → くれない|たま|||むずかしい||はなし|| Y-Yes!

やっぱり お 兄 様 は すごい お方 です わ は は はっ 。 ||あに|さま|||おかた|||||

さては 分かって ない な 。 え へ へ っ … 。 |わかって||||||

≪ しまった … 言いだし そびれ た わ ≫ |いいだし||| Oh, no!

≪ こんな お 話 の あと に 私 など が なんと 説得 すれ ば いい の ? ≫ ||はなし||||わたくし||||せっとく|||| How can I possibly convince him after he gave such a speech?

( 紅 玉 ) あっ 。 くれない|たま|

≪ また だ わ 。 近頃 耳鳴り が する の よ ね ≫ |||ちかごろ|みみなり|||||

≪ なん な の かしら ? ≫ Kogyoku...

( 紅 炎 ) 紅 玉 。 紅 玉 ! ( 紅 玉 ) は … はい ! くれない|えん|くれない|たま|くれない|たま|くれない|たま|| Kogyoku...

紅 覇 が 戻った 。 だ が 行く の は 明日 に しよ う 。 くれない|は||もどった|||いく|||あした||| Kouha has returned. But let us go tomorrow.

ど … どこ へ ? 決まって いる だ ろ う → |||きまって|||| G-Go where?

父上 と 母上 の もと へ だ 。 ちちうえ||ははうえ|||| To where our father and mother are.

( 白 瑛 ) 父上 も … 。 ん ? しろ|あきら|ちちうえ|| Father, too...

先 帝 も 紅 炎 殿 と 同じ よう な こと を おっしゃって い た 。 さき|みかど||くれない|えん|しんがり||おなじ||||||| The previous emperor spoke of the same thing that Lord Kouen did.

分断 さ れ 争い 滅びよ う と し て い た → ぶんだん|||あらそい|ほろびよ|||||| That he unified the three kingdoms in order to save the people of Tenga, who were cut off from each other,

天 華 の 民 を 救う ため 三 国 の 統一 を と 。 → てん|はな||たみ||すくう||みっ|くに||とういつ||

父上 は 苛烈 すぎ て 敗 残 兵 に 殺さ れ て しまった けれど → ちちうえ||かれつ|||はい|ざん|つわもの||ころさ|||| Father was too merciless and ended up being murdered by stragglers...

紅 炎 殿 なら ば … 。 くれない|えん|しんがり|| but I'm sure that Lord Kouen...

くっ ! 姉 上 → |あね|うえ

あと で お 話 が あり ます 。 ( 白 瑛 ) あっ 。 |||はなし||||しろ|あきら|

( 白 龍 ) この 謁見 が 終わったら … 。 しろ|りゅう||えっけん||おわったら After we're done with this visit.

( 玉 艶 ) お かえり なさい 愛する 息子 たち よ 。 たま|つや||||あいする|むすこ|| Welcome home...

( 玉 艶 ) どう し た の ? こっち へ いらっしゃい 。 → たま|つや|||||||

陛下 も きっと お 喜び に なら れる でしょ う 。 へいか||||よろこび||||| I'm sure it would make His Majesty happy...

( 姫 たち ) あっ ! ( 紅 玉 ) お … お 父 様 … 。 ひめ|||くれない|たま|||ちち|さま

( 姫 たち ) あっ 。 ひめ||

( 紅 炎 ) 陛下 は 病 で ? ( 玉 艶 ) ええ 。 → くれない|えん|へいか||びょう||たま|つや| His Majesty succumbed to illness?

ずっと 患って おら れ た けど 急変 なさって 。 → |わずらって|||||きゅうへん|

さあ 父上 に お 別れ を 言って 。 |ちちうえ|||わかれ||いって Now then, say goodbye to your father.

( 玉 艶 ) 紅 炎 。 ん ? たま|つや|くれない|えん| Kouen?

もう 私 に は あなた しか おり ませ ん 。 |わたくし||||||| You're all that I have left now.

支え て くれ ます よ ね ? 最愛 の 息子 よ 。 ささえ||||||さいあい||むすこ| You'll support me, won't you? My most beloved son...

お えっ ! あの ババア →

いよいよ おやじ から 炎 兄 に 乗り換える 気 だ な 。 |||えん|あに||のりかえる|き|| That hag!

( 神官 ) で は 陛下 の 遺言 状 を 読み上げ ます 。 しんかん|||へいか||ゆいごん|じょう||よみあげ| Now then, I shall read His Majesty's will.

( 紅 覇 ) 次 の 皇帝 は 炎 兄 でしょ ? くれない|は|つぎ||こうてい||えん|あに| The next emperor's gotta be En.

( 紅 明 ) こら っ 前 を 向き なさい 。 くれない|あき|||ぜん||むき| Hey, you! Face forward!

( 紅 覇 ) ≪ 継承 権 者 は 全て 統率 下 。 → くれない|は|けいしょう|けん|もの||すべて|とうそつ|した Everyone with succession rights is serving under him.

例外 が ある と すれ ば … ≫ れいがい||||| If there are any exceptions, it would be...

( 神官 ) 「 煌 帝国 第 三 代 皇帝 は → しんかん|こう|ていこく|だい|みっ|だい|こうてい| “...and hereby concede the throne.”

練 玉 艶 。 → ね|たま|つや Ren Gyokuen.

ならびに 帝国 神官 一同 → |ていこく|しんかん|いちどう

これ を 助けよ 。 国 事 を 任す 」 。 ||たすけよ|くに|こと||まかす I leave all national affairs in their hands.

( 紅 覇 ) は あ ~ ! ? ( 紅 明 ) あっ ! くれない|は|||くれない|あき|

( どよめき )

( 楽 禁 ) ふざけ た こと を 。 がく|きん|||| This is beyond absurd...

( 玉 艶 ) やむ を え ぬ 措置 な の です 。 → たま|つや|||||そち||| It is an unavoidable measure.

本来 皇位 を 継ぐ べき は 紅 炎 。 → ほんらい|こうい||つぐ|||くれない|えん

しかし 彼 は 今 征 西 大 総督 と いう 大任 を 拝 命 する 身 。 → |かれ||いま|すすむ|にし|だい|そうとく|||たいにん||おが|いのち||み

これ を 解く は 陛下 の 志 を 半ば で 踏みにじる 愚行 。 → ||とく||へいか||こころざし||なかば||ふみにじる|ぐこう To relieve him of that post would be tantamount to crushing His Majesty's will.

故に この 私 が 大陸 平定 まで の 間 → ゆえに||わたくし||たいりく|へいてい|||あいだ

臨時 の 皇帝 の 座 に 就く の です 。 りんじ||こうてい||ざ||つく||

これ が 陛下 の ご 遺志 です 。 ||へいか|||いし| This is His Majesty's will.

( 楽 禁 ) ほ ざ く な 女 狐 ! がく|きん|||||おんな|きつね Don't give us that, you vixen!

ドスン ! ( 一同 ) お っ … 。 どすん|いちどう||

♪ ♪ ~

くっ !

♪ ♪ ~

≪ いけ ない … これ で は 宮中 が 割れる ≫ |||||きゅうちゅう||われる

( 白 瑛 ) は … 母上 どう か ご 再考 を ! → しろ|あきら||ははうえ||||さいこう|

陛下 の ご 遺志 と は いえ これ で は … 。 へいか|||いし||||||

( 白 龍 ) 皇太后 陛下 。 ( 白 瑛 ) あっ 。 しろ|りゅう|こうたいごう|へいか|しろ|あきら|

玉 座 に お 着き ください 。 → たま|ざ|||つき| Please ascend to the throne.

あなた の ほか に は おり ませ ぬ 。 There is no one else who can do so.

な っ !

( 神官 たち ) 玉 座 に お 着き ください → しんかん||たま|ざ|||つき|

皇太后 陛下 。 → こうたいごう|へいか

あなた の ほか に は おり ませ ぬ 。 → There is no one else who can do so.

皇太后 陛下 。 皇太后 陛下 。 → こうたいごう|へいか|こうたいごう|へいか

玉 座 に お 着き ください → たま|ざ|||つき| Please ascend to the throne, Empress Dowager!

皇太后 陛下 。 こうたいごう|へいか

( 白 瑛 ) 白 龍 待ち なさい ! なぜ あの よう な こと を ! ? しろ|あきら|しろ|りゅう|まち||||||| Hakuryu! Come back here! Why did you say such a thing?

( 白 龍 ) 今 が 時 な の です 。 ( 白 瑛 ) えっ ? しろ|りゅう|いま||じ||||しろ|あきら| Now is our chance...

( 白 龍 ) 紅 炎 と あの 女 の 結託 に 亀裂 が 。 → しろ|りゅう|くれない|えん|||おんな||けったく||きれつ| The bond between Kouen and that woman will start to crack...

俺 も 力 を 手 に 入れ た 。 → おれ||ちから||て||いれ| I've acquired power myself.

今 なら 姉 上 を 守 れ ます 。 いま||あね|うえ||しゅ||

な … 何 を 言って … 。 ( 白 龍 ) 父上 と 兄 上 たち を → |なん||いって|しろ|りゅう|ちちうえ||あに|うえ|| Wh-What are you talking about?

殺し た の は 母上 です 。 ころし||||ははうえ|

えっ ?

姉 上 も 気付 い て おら れ た はず だ 母上 が 変わった こと に 。 → あね|うえ||きづ||||||||ははうえ||かわった||

その 背後 に いる 神官 集団 こそ → |はいご|||しんかん|しゅうだん| That band of priests behind her...

この 国 を 操る アル ・ サー メン 。 → |くに||あやつる||| They're manipulating this country – they're Al Thamen!

ヤツ ら を 滅ぼす ん です 俺 と 姉 上 で ! やつ|||ほろぼす|||おれ||あね|うえ| We're going to destroy them.

あっ … 。 ( 白 龍 ) そして 正常 な 国 を 取り戻す 。 |しろ|りゅう||せいじょう||くに||とりもどす

痛 っ … あっ 。 つう||

その ため だけ に 俺 は 今日 まで 生き て き まし た 。 ||||おれ||きょう||いき|||| That's the only thing I've lived for until this day!

ゴロゴロ ゴロ … ( 雷鳴 ) ザァーー ( 雨音 ) ごろごろ||らいめい|ザァー-|あまおと

( 白 瑛 ) 無理 よ … 。 → しろ|あきら|むり| It's not going to happen.

昨日 の 紅 炎 殿 の 話 を 聞い て い なかった の ! ? → きのう||くれない|えん|しんがり||はなし||ききい||||

分裂 は 滅び を 招く と 。 → ぶんれつ||ほろび||まねく|

内乱 など もってのほか 。 たとえ 身 の 内 に → ないらん||||み||うち| Civil war is out of the question.

何 を 飼って いよ う と も 煌 帝国 は … → なん||かって|||||こう|ていこく|

世界 は 一 つ です ! せかい||ひと|| The world is one!

( 白 龍 ) 世界 が … 一 つ ? しろ|りゅう|せかい||ひと| The world... is one?

そんな こと 無理 に 決まって る じゃ ない です か 。 ||むり||きまって||||| What drivel... such a thing isn't remotely possible!

家族 でも こんなに バラバラ な の に 。 紅 炎 → かぞく|||ばらばら||||くれない|えん

あいつ の きれい事 は 矛盾 し て い ます よ 。 ||きれいごと||むじゅん||||| He's contradicting himself with those pretty words of his.

あいつ の やって る こと は 結局 → ||||||けっきょく At the end of the day, what he's doing is just invading other countries by force, isn't it?

力 に よる 他国 の 侵略 じゃ ない です か 。 ちから|||たこく||しんりゃく||||

それ は 違う ! ( 白 龍 ) バル バッド や → ||ちがう|しろ|りゅう||| You're wrong about that!

黄 牙 の 民 に 死者 は ? はっ … 。 き|きば||たみ||ししゃ||

その 家族 が ヘラヘラ 笑って → |かぞく||へらへら|わらって

全部 忘れ て 暮ら せる と でも ? ぜんぶ|わすれ||くら|||

姉 上 だって 黄 牙 の 村 を → あね|うえ||き|きば||むら|

力ずく で 占領 し た じゃ ない です か 。 違う ! 彼ら は → ちからずく||せんりょう|||||||ちがう|かれら|

私 の 志 に 納得 し て 過去 の 恨み を 消し去って … 。 わたくし||こころざし||なっとく|||かこ||うらみ||けしさって They acquiesced to my will... and erased all their past grudges...

そんな こと 不可能 だ ! ! あっ ! ||ふかのう||

恨み は 消え ない ! 恨 ん だ 相手 は → うらみ||きえ||うら|||あいて| Grudges never die. The bearer of the grudge...

消す しか ない ん です 。 けす|||| ...can only erase it himself!

ザァーー ゴロゴロ ゴロ … ザァー-|ごろごろ|

( 白 瑛 ) ( ( あなた を 信じ ない わけ じゃ ない 。 → しろ|あきら|||しんじ|||| It's not as if I don't believe you...

けど 今 は 少し 時間 を ちょうだい ) ) |いま||すこし|じかん|| But... right now... Just give me a little time, please.

( ( ごめんなさい 白 龍 ) ) |しろ|りゅう I'm sorry, Hakuryu...

ピシャーン ! ゴロゴロ … ( 雷鳴 ) |ごろごろ|らいめい

( ジュダル ) 話 が ある 。 |はなし|| I need to talk to you.

話す こと など ない 。 お前 は → はなす||||おまえ| There's nothing to talk about.

あの 女 と 組織 の 駒 だ から 。 → |おんな||そしき||こま|| Being that you're a pawn of that woman and the Organization.

昔 から ずっと 。 むかし|| As you've been for years...

( ジュダル ) そりゃ お前 も だ ろ 。 ||おまえ||| But so are you, right?

あっ 。 お前 は 自分 の 意志 で → |おまえ||じぶん||いし|

母親 に 逆らって る つもり だ ろ う が → ははおや||さからって||||||

恨む の も 復讐 も 全部 振り回さ れ てる 。 うらむ|||ふくしゅう||ぜんぶ|ふりまわさ||

母親 に 生き 方 を 支配 さ れ てる 。 ははおや||いき|かた||しはい||| Your way of life is being controlled by your mother!

くっ ! 違う ! ! ピシャーン ! |ちがう|

でも 俺 は 買って る ん だ ぜ 。 → |おれ||かって|||| Even so, I've got faith in you, you know?

お前 は 強く なった 。 それ を どう し て も → おまえ||つよく|||||||

見せ たい 人 が いる ん だ 。 あっ 。 みせ||じん|||||

♪ ♪ ~

白 龍 あなた と 話し て み たく なって き た の よ 。 → しろ|りゅう|||はなし|||||||| Hakuryu?

ジュダル が あまり に あなた を 褒める もの だ から 。 → ||||||ほめる||| Because Judar can't seem to praise you enough!

さあ 顔 を よく 見せ て 。 → |かお|||みせ|

大きく なって 。 母上 に 触れ させ て ちょうだい 。 おおきく||ははうえ||ふれ|さ せ||

バシッ ! き ゃ あ !

♪ ♪ ~

ふ ふ っ いい 目 を する よう に なった の ね → ||||め|||||||

やっと 白 雄 や 白 蓮 と 同じ くらい に は 。 |しろ|おす||しろ|はす||おなじ||| As well as Hakuyu and Hakuren, at long last...

何 ? あの とき は → なん||| What?

あなた と 白 瑛 など どちら でも よい と 思って た けれど → ||しろ|あきら||||||おもって||

白 瑛 も 同じ ように → しろ|あきら||おなじ|よう に But perhaps Hakuei, too...

殺し て しま お う かしら 。 ころし||||| ...should perish at my hands!

ピシャーーン ! ! ドォーン ! ピシャー-ン|

♪ ♪ ~

( 白 龍 ) くっ ! → しろ|りゅう|

う お ぉ ~~ ! ! →

ふん !

♪ ♪ ~

ぐ っ … う う っ ! →

くっ ! ふ ふ っ 。

♪ ♪ ~

もう いい わ 。

ぐ は っ ! ドゴォーン !

♪ ♪ ~

≪ ザッ ザッ ザッ ザッ … ( 足音 ) ||||あしおと

♪ ♪ ~

あなた は 一生 私 の かわいい 白 龍 で いれ ば いい の よ 。 ||いっしょう|わたくし|||しろ|りゅう|||||| All you have to do is be my adorable Hakuryu for the rest of your life...

♪ ♪ ~

( 紅 明 ) 組織 は やり 方 を 変え て き まし た ね 。 → くれない|あき|そしき|||かた||かえ||||| The Organization...

彼ら が 表 舞台 に 立 と う と する など → かれら||ひょう|ぶたい||た||||| It's absolutely unprecedented for them to try to step out, front and center.

歴史 上 なかった こと です よ 。 れきし|うえ||||

( 紅 覇 ) マグノ シュ タット も 想定 外 で し た 。 くれない|は|||||そうてい|がい|||

交渉 の 際 玉 艶 の 存在 を ちらつか せ て も → こうしょう||さい|たま|つや||そんざい||||| During the negotiations, even when I hinted at Gyokuen's existence,

学園 長 は 協力 を 拒み まし た 。 がくえん|ちょう||きょうりょく||こばみ|| the director refused to cooperate.

( 紅 明 ) ふむ 。 魔法 道具 の 不自然 な 量産 → くれない|あき||まほう|どうぐ||ふしぜん||りょうさん

急激 な 発展 軍事 力 の 増強 。 きゅうげき||はってん|ぐんじ|ちから||ぞうきょう

数 年 前 の 我々 と 似 過ぎ て いる 。 → すう|とし|ぜん||われわれ||に|すぎ|| It's too similar to our own situation a few years ago.

背後 に 組織 が 巣くって いる もの と 見 て まし た が 。 はいご||そしき||すくって||||み|||| I'd suspected that the Organization was calling the shots behind the scenes...

人 の 業 なら … 。 ( 紅 明 ・ 紅 覇 ) えっ ? じん||ぎょう||くれない|あき|くれない|は|

( 紅 炎 ) もし 魔 導 士 たち だけ で あれほど 力 を 膨れ上がら せ → くれない|えん||ま|みちび|し|||||ちから||ふくれあがら|

立ち向かって くる と いう の なら → たちむかって|||||

恐ろしい 国 だ な 。 おそろしい|くに|| What a terrifying country it would be.

( 2 人 ) あっ 。 ( 紅 炎 ) 俺 たち の 行く 道 に は → じん||くれない|えん|おれ|||いく|どう||

正体 の 知れ ぬ 敵 が → しょうたい||しれ||てき| There might still be countless unknown enemies lurking along the way...

まだ 数多く 潜 ん で いる の かも しれ ない 。 |かずおおく|ひそ|||||||

あっ 。

( ジュダル ) やはり 母親 を 恨む だけ の 器 な の か 。 → ||ははおや||うらむ|||うつわ||| Just as I thought, you only have the capacity to hate your mother?

だが もしも お前 が 運命 を 恨む なら … → ||おまえ||うんめい||うらむ| But if, by any chance... you hate your “destiny...”

俺 が 腕 を つ かん で やる 。 おれ||うで|||||

♪ ♪ ~

頑張れ アラジン ! 頑張れ ~ アラジン ! がんばれ||がんばれ|

( 試験 官 ) これ より 第 3 期 編入 1 学年 の → しけん|かん|||だい|き|へんにゅう|がくねん|

修了 試験 を 始める 。 しゅうりょう|しけん||はじめる

( ネロ ) いよいよ 出番 だ 。 ||でばん| He's up next!

( 才 凛 ) 頑張って ! さい|りん|がんばって Good luck!

♪ ♪ ~

( アラジン ) 「 水 鏡 の 蜃気楼 」 ! |すい|きよう||しんきろう

( どよめき )

( 歓声 と 拍手 ) かんせい||はくしゅ

なんと 大がかり な ! 熱 魔法 と 水 魔 法 の → |おおがかり||ねつ|まほう||すい|ま|ほう|

統合 だ 。 すばらしい 。 → とうごう||

今年 の 1 学年 主席 は 彼 で 決まり です な 。 ことし||がくねん|しゅせき||かれ||きまり|| He's a lock for top student among this year's crop of first years!

♪ ♪ ~

( ネロ ・ 才 凛 ) アラジン ! ん ? |さい|りん||

は はっ 。

♪ ♪ ~

♪ ♪ ~