Shigatsu wa Kimi no Uso (YourLieinApril)Episode11
(武士 )ヒーロー は 強い 。ヒーロー は 孤独 で …。
(武士 )ラスト シーン 一人 去って いく 。
( 武士 ) 《 あいつ も そう だ 》
( 武士 ) 《 俺 の ヒーロー も そう だった 》
( 拍手 )
( 観客 ) これって よかった の ? ( 観客 ) 演奏 を 中断 し た 時点 で →
アウト だ よ 。
( 公 生 ) 《 まばら な 拍手 》
《 戸惑う 会場 》
《 そりゃ そうだ 。 僕 は たった 一人 で いい ん だ 》
《 届 い た かな ? 》
《 届く と いい な 》
♪♪ ~
( 拍手 )
[ マイク ] ( アナウンス ) これ より 休憩 に 入ります 。
(井端 )うん ?
(井端 )コンクール は …。
コンクール は 神聖 な 音楽 の 庭 。→
決して 自分 探し を する 場所 で は ない 。
(紘子 )相変わらず 嫌 み な じじい ね 。
(紘子 )年 くって 拍車 が 掛かってる ね 。やだ やだ 。
よっ 凡才 。瀬戸 さん ?
( 紘子 ) 紘子 さん でしょ ! ( 公 生 ) う う う … ! すいません !
髪 切った ん です ね 。
一瞬 分から なかった です 。
(紘子 )女 なんて 男 できる たび 髪形 変える わ よ 。
それ に もう 2 年 よ 。
(渡 )誰 だ よ !?あの 美人 !
(椿 )何となく 見覚え ある な ~。
公 生め !俺 に 内緒 で !友達 だ と 思ってた のに !
あっ あの 人 いつも 公生 ママ と い た 人 だ 。
(かをり )瀬戸 紘子 。日本 屈指 の ピアニスト よ 。
こんにち は 小春 ちゃん …。有馬 君 の お母さん →
有馬 早希 さん と は 音 大 の 同期 だった から →
顔見知り でも おかしく ない けど 。
( 椿 ) 《 ここ に は →
私 の 知らない 公 生 が たくさん いる 》
(椿 ・かをり )あっ !(渡 )キー !
えっ あっ …N紘子 さん みんな 見 て ます 。
( 早 希 ) 《 ねえ 紘子 。 抱 い て あげて 》
( 紘子 ) 《 えっどう やって ? 》 ( 早 希 ) 《 頭 支え て 》 →
《 そっと よ 》 ( 紘子 ) 《 あっ… 》
( 早 希 ) 《 カワイイ でしょ 。 名前 は 公 生って いう の 》
( 紘子 ) 《 ピアニスト に する の ? 》 ( 早 希 ) 《 嫌 よ あんな 過酷 な 仕事 》
( 早 希 ) 《 私 の 宝物 よ 》
( 紘子 ) 《 絶対 ピアニスト に すべき よ 》
( 早 希 ) 《 でも … 》 ( 紘子 ) 《 公 生 は 天才 だ よ 》
( 公 生 ) 《 助け て 助け て 》 ( 紘子 ) 《 公 生 ごめん 》
《 お 母さん 》 ( 紘子 ) 《 ごめん ね ごめん ね 》
大きく なった わ ね 公生 。
たばこ 臭い です 。
さて 懐かし の 再会 終了 。
友達 が 怖~い顔してにらんでるわ。
あっ。えっ!?(3人)あっ!バレた!
(紘子 )結果 は 見て い くん でしょ ?
あっ。ああいえ。
どうせ 落ち てる し 結果 は 求め て い ません 。
まれ に 見る 負け っぷり だった もん ね !
ひどい !
(紘子 )それ でも 結果 発表 の 場 に いなさい 。
大切 な こと よ 。
ところで どっち よ ?ん っ ?
ロング の 子 ?ショート の 子 ?ん ~ ?→
どっち の 子 が 好き な の ?そんな ん じゃ ない です 。
(紘子 )無駄 よ 。嘘 つい て も 。
ピアノ が 歌って た じゃん 。君 が 好き です って 。
無自覚 ?それとも 気付か ない ふり ?
隠れ て い た 感情 。知らない 自分 。
ピアノ は 奏者 の 全て を 引きずり出す わ よ 。→
覚悟 し なさい 。
じゃ 近い うち に 。
《 そんな ん じゃない 》
《 これ は 単なる 感謝 で 》
《 だって 彼女 は →
友達 を 好き な 女の子 な ん だ から 》
《 僕 は 友人 A な ん だ から 》
(実行 委員 )これ から 一 次 予選 通過 者 を 張り出し ます 。
(出場者 )名前 発見 !(出場者 )どこ ?
(出場者 )有馬 君 は どう なった ?
( 絵 見 ) 《 やっぱり 有 馬 の 名前 は ない か 》
(武士 )ヒーロー は 屈 し ない 。ヒーロー は 砕け ない 。
《 当然 だ な 。 中断 し ちゃった もん な 》
(出場者 )嘘 !やった !名前 が あった !
ああ ことし も 駄目 か 。
来年 の コンクール 頑張ろう 。
最後 なのに …。
悔しい 。
( 出場者 ) 悔しい 。 ( 出場者 ) 悔しい よ 。
( 絵 見 ) 《 武士 … 》
(武士 )何 だ よ あの 演奏 。
(武士 )今 まで 何 やって きたん だ よ !
《 俺 の 目標 は 有馬 公 生 です 》
(武士 )ころころ ころころ 弾き 方 変え て →
あんな むちゃくちゃ な 演奏 し やがって 。
( 武士 ) 《 あの 強い 有馬 は どこ に いった 》 →
《 孤高 の ピアニスト は 俺 の ヒーロー は どこ に いった ! 》
( 武士 ) 《 ヒーロー は 超 合金 で ヒーロー は 負けない 》 →
《 演奏 を 中断 し て →
予選 も 通らないって 知って た だ ろ 》 →
《 な のに … N 何で そんな 顔 し て ん だ よ 》 →
《 ヒーロー は 必ず 勝つ ん だ 》 →
《 これ じゃ まるで まるで人間 じゃ ねえ か 》
そう か めちゃくちゃ だった か 。
じゃあ また 不細工 な 演奏 し ちゃった ん だ な 。
( 高 柳 ) 《 有馬 は 音 が 聞こえないって 噂 だ 》
( 絵 見 ) 《 本当 に 音 が … 》
でも 手抜き なんか し て ない よ 。
ぶっ倒れる まで 練習 し た 。精いっぱい やった 。
《 君 は どうせ 君 だ よ 》
それ でも 不細工 な 演奏 な ん だ と したら →
それ は …。
それ は 今 の 僕 だ 。
今 の ありったけ の 僕 だ 。
モーツァルト は 旅 を しろ と 言った 。
《 この先 に 何 が ある の か なんて 分からない 》
《 でも 僕 ら は 歩き だし た ん だ 》
僕ら は まだ 旅 の 途上 に いる 。
《 そうだ 。 僕 は 君 と 同じ 音楽 家 な ん だ 》
《 だ から 進む ん だ 》
あいつ 変わった な 。
(絵 見 )きっと 見つけ た ん だ よ 。弾く 理由 を 。
( 絵 見 ) 《 あいつ の 演奏 →
少し だけ いたずらっ子 が 顔 を のぞか せ て い た 》
(渡 )何か 声 掛けろ よ 椿 。
初めて 負け て 落ち込んで ん ぞ 公生 。
あんた が 言って よ 男 でしょ 。(渡 ・椿 )うっ !
大丈夫 だ から 。僕 全然 平気 だ よ 。
お っ おう … 。
( 井 端 ) 《 コンクール は 神聖 な 音楽 の 庭 》 →
《 自分 探し の 場所 で は ない 》
( 武士 ) 《 何 だ よ あの 演奏 。 今 まで 何 やって き た ん だ よ ! 》
( 絵 見 ) 《 私 は … 》
( 女性 ) 《 機械人間 》 ( 男性 ) 《 ヒューマン メトロノーム 》
( 男性 ) 《 母親 の 操り人形 》
《 僕 が 機械 なら 僕 が人形 なら … 》
( 椿 ) 《 悔しい よ 》
( 渡 ) 《 スター に なり 損ね ち まった 》
(渡 ・椿 )うん ?
(椿 )ちょ っ 公生 ?(渡 )何 何 ?
《 何 だ よ この 感情 は 》
《 何 か が 突き動かす 》
《 走れ 走れ 》
《 走れ ! 》
わ ああ あー !!
《 そうだ 。 僕 は 椿 や 渡 君 と 同じ 》
《 同じ人間 な ん だ 》
わ ああ あー !!(渡 )公生 が おかしく なった !
( 椿 ) 待て ー !
ただいま 。(かをり の 父 )おかえり かをり 。→
どう だった ?有馬 君 。超 面白かった !
(かをり の 父 )何 だい その 感想 。詳細 は 後 で 。
( かをり の 母 ) かをり 宛て に お 手紙 来 てる わ よ 。
え ~何 だろ ?
着替え て くる ね 。もう 汗 で べとべと 。
う っ …。
(倒れる 音 )
(チャイム )[TEL](呼び出し 音 )
公 生 !
(紘子 )公生 !うん ?
起き た !蘇った !(小春 )ゾンビ ?ゾンビ ?
あれ ?瀬戸 さん ?おはよう ございます 。
どう し たん です か ?
( 紘子 ) 何遍 電話 し て も 出ない から 心配 で 来 て み た ん だ よ バカ 野郎 !
ギャー !
う ~っ 。あっ あんた これ 昨日 の 格好 じゃ ん か !→
風呂 ぐらい 入れ !不潔 が !昔 みたい に 入れて やろうか !?
一 人 で 入り ます !服 も 自分 で 脱ぎ ます !
(紘子 )チッ 大人 に なり やがって 。
あっ。
(紘子 )夜通し ぶっ倒れる まで 弾い て い た の ね 。
《 紘 ちゃん 》
( 紘子 ) 《 何 だ よ 。 しっかり 男の子 やって ん じゃ ん 》
どうぞ 。瀬 …N紘子 さん は ブラック です よね 。
熱い ところ 持た ない の 。
隆彦 さん は また 出張 ?相変わらず 放任 ね 。
小春 ちゃん は 牛乳 で いい ?
(小春 )うっ 。(紘子 )フフ フフ 。
2 年 ぶり だ から ね 。
(紘子 )正直 公生 が また ピアノ を 弾く なんて →
思わ なかった わ 。僕 も です 。
(紘子 )何 が あんた を ピアノ に 向かわ せた の ?
(渡 )フッ フフ フフ 。
もう すぐ 夏 休み か 。
ナイン !私 たち に 休息 なんて ない わ !
おととい 藤 和 ホール 事務 局 から 招待状 が 届きました 。
招待 状 ?(椿 )藤 和 ホール って →
か を ちゃんと 公生 が 出た 大会 の ?
それ って も しか して ガラ コンサート ?
ヤー !う っ 。
ガラ コンサート と は →
何 か を 記念 し て 催さ れ る 特別 公演 の こと で →
この 場合 藤 和 音楽 コンクール の →
優勝 者 アンド 上位 入賞 者 の 活躍 を 願って 企画 され た →
演奏 会 で ー す 。
(渡 )あ ~。スポーツ で いう と エキシビション マッチ みたい な もん ?
100 点 !(渡 )う おっ !
その ガラ コンサート に →
主催 者 推薦 で 私 たち が 招待 さ れた の 。
私 と 君 。
おお ー ! 最強 コンビ 復活 じゃ ん !
君 は どう する ?
( 歓声 )
どう する ?
ガラ コンサート で やる 曲 は 決まってる の ?うん 。
これ やり たい 。えっ ?
これ って …。クライスラー 『愛 の 悲しみ 』
《 『 愛 の 悲しみ 』 》
( 早 希 ) 《 公 生 》
ガラコン で これ やる の ?
普通 もっと メジャー で 派手 な やつ やる よ 。
これ は 地味 だ よ 。いい の いい の 。
私 たち なんて おまけ なん だし さ 。
これ だ と 絶対 かぶら ない し 渋い 曲 だ と 逆に 目立つ よ 。
ガラコン は 目立って なんぼ っ しょ !
違う のに し よう 。もっと カッコイイ やつ 。
ごめん ね 。
あなた を 落とし た 私 な ん か バイオリニスト 失格 なのに 。
ごめん ね 。
もう 少し だけ 私 と 一緒 に い て ね 。
《 小さな 背中 。 触れ れ ば 崩れ て しまい そう な くらい 》
よし 。
やろ っか 。
( 紘子 ) 《 何 が あんた を ピアノ に 向かわ せ た の ? 》
《 4 月 の ある 日 →
変 な バイオリニスト に 出会った ん です 》
《 傍若無人 唯我独尊 》
《 でも 好き な人 に 見せる 笑顔 は 天使 の よ う 》
《 蹴ら れ 殴ら れ 引きずり あげられ た 舞台 に は →
慣れ 親し ん だ 舞台 に は →
僕 の 知らない 光景 が あった 》
《 僕 は もう 一 度 その 光景 を 体験 したい 》
《 だから 僕 は 思った ん です 》
《 変 な ピアニスト に なりたい なって 》
《 そう 》
《 あ あっ痛っ》
( 紘子 ) 《 なら 後見人 は 私 以外 いない でしょ ? 》
( 小 春 ・ 公 生 ) 《 えっ? 》 ( 紘子 ) 《 何 よ ? 嫌 そう な 反応 》
《 ああ いや … 》
《 フフッ 》
♪♪ ~
《 お 願い します 。 僕 に ピアノ を 教え て ください 》
ちょっと 。もっと 真面目 に やって よ 。
やって る って ば 。
初めて の 音 合わせ だ もん 。あんな もん だ よ 。
やる 気 が …。
あっ!ハハハハ…!えっ!
見 て 見 て 。
わ あ ~ 。
奇麗 だ ね 。
ほっ !う っ !つぶし た !?
消え そう で 弱々しい 。
でも 精いっぱい 光って る 。
ど っ くん ど っ くん 鼓動 の よう 。
これ は 命 の 灯 だ 。
あ ~テス テス 。
どう で し た か ?久しぶり の コンクール は ?
フフッ 。
僕 ね あの 場所 で 感じた ん だ 。
みんな 何 か を 心 の 奥底 に 持ってる んだ って 。
ある 人 は 敵 愾心 かも しれない 。
憧れ や 願い 。自己 顕示 欲 。
届け という 思い 。
母さん へ の 思い 。
みんな 個人 的 な 思い に 支え られ て い た 。
無垢 の まま で 人 は 一人 で 舞台 に 立て ない の かも しれない 。
君 は ?
君 は 心 に 何 を 持って た の ?
何 を 支え に し た の ?
♪♪ ~
君 が いたん だ 。
♪♪ ~
<僕 は 旅 を する >
<降り注ぐ 拍手 >
<自分 の 音楽 が 届い た あの 瞬間 を 追い求めて >
<その 後ろ姿 を 追い求めて >
<いつか きっと 肩 を 並べ られる その 日 が 来る まで >
もう 帰ろ 。
「僕 が いつも そば に い て →
助け て あげ られる と は かぎらない ん だ よ 」
チャーリー ・ブラウン 。
♪♪ ~