Shiki Episode 2
( 武雄 ) 何で 恵 は 死 ん だ ん です か ? →
単なる 貧血 で 人 が 死ぬ もの な ん です か ?
( 敏夫 ) それ は 詳しく 調べ て み ない と 分から ない 。 →
単なる 貧血 の よう に 見え た し そう じゃ ない と して も →
血液 検査 の 結果 を 待つ ぐらい の 余裕 は ある よう に 見え た 。 →
実際 の ところ 俺 が 一 番 驚 い て いる … 。 →
どう し ます か ? でき たら 病理 解剖 を 勧め たい ところ です 。 →
詳しい 死因 を 知る ため に は … 。
( 武雄 ) 冗談 じゃ ない ! ! ( 寛子 ) あなた !
( 武雄 ) う ぐ っ ! う ぅ … !
( 敏夫 ) 俺 を 殴り たい 清水 さん の 気持ち 分かり ます 。
( 武雄 ) すいません … 。 でも 解剖 は 駄目 です 。 →
この 子 は … N 若い 女の子 な ん です … 。 →
もう 勘弁 して やって ください 。
( 敏夫 ) で は 死亡 時間 は 午前 2 時 ごろ 。 →
死因 は 急性 心 不全 と いう こと で 。
愛し ‥ 愛し 合う の さ もっと
激しい 渇き に 狂い そう
目 を 閉じ て 罪深き くちづけ
お前 の 匂い 狂わせる
真 夜中 に 目覚め て 狂気 愛 飲み干す
おい で この 腕 の 中 " あっ ち の 闇 は 苦い ぞ "
君 は 惑い 揺らめく
やがて 永遠 に なる " こっち の 闇 は 甘い ぞ "
僕 は 深く 突き刺す
おい で この 腕 の 中 " あっ ち の 闇 は 苦い よ "
君 は 惑い 揺らめく
( ドア の 開く 音 )
( 梓 ) 夏野 どこ 行く の ? →
お 昼 から 清水 さん の お 葬式 よ 。
( 夏野 ) 分かって る 。 行く よ 。 ( ドア の 閉まる 音 )
( 静 信 ) 《 この 村 は 三方 を モミ の 山 に 囲ま れ て いる 》 →
《 渓流 に 沿って 開け た 村 を →
モミ の 林 が もり の 穂先 の 三 角形 に 封じ込め て いる 》 →
《 人口 わずか 1,300 。 モミ を 育て 卒塔婆 を 作って 生き て き た 村 》 →
《 死者 の ため の 木 に よって 村 は 外部 から 孤絶 し て いる 》 →
《 村 は 死に よって 包囲 さ れ て いる 》
( 律子 ) あー ! ! 太郎 やめ なさい ! ( 夏野 ) うわ ー !
( 律子 ) ごめんなさい ね 夏野 君 。
( 律子 ) 首輪 を 大きい の に 替え た ばかり だ から →
すぐ 抜け ちゃ って 。
脚 は もう いい の ? 夏野 君 。 成長 期 に 痛く なる やつ 。
あの … それ やめ て ください 。 ( 律子 ) えっ ?
下 の 名前 で 呼ぶ の 。 ( 律子 ) あら ? 嫌い な ん だ 名前 。
すがすがしく て いい 名前 だ と 思う ん だ けど なぁ 。
お 母さん が 付け た ん でしょ ?
親父 です 。 何 か 昔 の 貴族 の 名前 だって 。
へ ぇ ー 。 ロマンチスト な ん だ お 父さん 。
で なきゃ 越し て こ ない です よ こんな とこ 。
すいません 。 何 か 俺 … 。
( 律子 ) ま ぁ 確かに 何も ない 田舎 だ もん ね 。
別に そういう 意味 じゃ ない です 。
アハハ 。 いい の よ 本当の こと だ もの 。
( 弥栄子 ) おや 律 ちゃん おはよう 。 ( 律子 ) おはよう 。
( 弥栄子 ) なじめ ない の か ね ? 都会 の 子 は 。
( 笈 太郎 ) 付き合って る の か ね ? ( 武子 ) いや 違う よ 。 →
それ は 武藤 の とこ だ ろ 。
( 律子 ) どう し た の ? 苦手 な ん です 。
お互い 監視 し 合って 報告 し 合って 村 ぐるみ に なって る ところ 。
( 律子 ) ウフフ 。 えっ ?
( 律子 ) だって 田舎 だ もん 。
( かおり ) 残暑 見舞い ?
あっ !
( かおり ) きっと 何度 も 何度 も 書き 直し た ん だ ね 。
( 恵 ) 《 暑中 お 見舞い … 》 →
《 あー ! また 間違え た ! ! あー ん もう ! 》
( かおり ) 恵 ちゃん !
( 太郎 の 鳴き声 )
看護 師 さん は 村 を 出る 気 ない ん です か ?
世間 で は 看護 師 不足 だ し 職 に は 困ら ない でしょ ?
( 律子 ) そう ね 。 →
いまだ に いる って こと は 出る 気 ない の か な 。 →
うち は 母 と 妹 の 3 人 暮らし 。
妹 は どう する の か なぁ … 。
気配 ない な 。
( 木魚 を たたく 音 )
( 鈴 の 音 )
あっ !
うん ?
来 て くれ た 。
恵 ちゃん 来 て くれ た よ !
ありがとう ござい ます ! えっ ?
わたし 恵 ちゃん の 幼なじみ の 田中 かおり って いい ます 。
結城 夏野 さん です よ ね ?
ああ 。 ( かおり ) ありがとう ござい ます 。 →
焼香 に 来 て もらって 恵 ちゃん も 喜 ん でる と 思い ます 。
あの … 。 あの う 恵 ちゃん の 遺品 受け取って いただけ ます か ?
えっ ? 何で ?
俺 別 に 清水 と 親しかった わけ じゃ ない し →
遺品 なんか 受け取れ ない よ !
じゃあ 暑い から 帰る ね 。 ( かおり ) えっ 。 ちょ っ … 。 →
もう すぐ 恵 ちゃん の 出 棺 … 。 埋葬 に 立ち会う 義理 ない から 。
( かね の 音 )
( かね の 音 )
( 村人 ) 清水 さん も かわいそう に 。
( 村人 ) そもそも どうして こんな 急に … 。
( 村人 ) うち の 親戚 も 昔 子供 が 死 ん で ね … 。
( 村人 ) 子供 でも 死ぬ の よ 。
( 村人 ) 行方 不明 の とき 何 が あった の かしら ?
( 村人 ) もともと 浮つ い た 子 だった し ひょっとして … 。
( かおり ) 《 恵 ちゃん は もう い ない のに … 》 →
《 もっと みんな 死 を 悼め ば いい のに … 》 →
《 ひどい よ ね 恵 ちゃん 》
( かおり ) 《 恵 ちゃん を 吸い込む 穴 》
( かおり ) 《 いつか わたし も 吸い込ま れる 日 が 来る ん だ 》 →
《 いつか わたし も ? 》 →
《 分から ない よ 。 あした かも しれ ない 》 →
《 あさって かも 》 →
《 だって 恵 ちゃん が 死 ん だ ん だ もの 。 わたし だって … 》
あっ 。 おばさん ! おじさん ! →
恵 ちゃん もう すぐ 誕生日 で わたし プレゼント 買って あった の 。 →
これ お 墓 に 入れ ちゃ 駄目 かな ? ( 佐知子 ) かおり ! →
そんな こと 急に … 。 迷惑 でしょ 。
( 静 信 ) よろしい の で は ない でしょう か 。 →
お 友達 な の です ね 。
入れ て お あげ なさい 。 恵 ちゃん も きっと 喜び ます 。
( かおり ) 《 恵 ちゃん も 喜 ん でる と 思い ます 》 →
《 恵 ちゃん の 遺品 受け取って いただけ ます か ? 》
勘弁 し て くれ 。
《 あいつ は そう やって →
けなげ で いじらしい 片思い を 満喫 でき た ん だ ろ う 》
《 そして いつか 俺 が その 気持ち を 受け入れる 》
《 そう 期待 し て 》
《 この 村 で は みんな そう だ ! 》
《 こう 言って ほしい こう 動 い て ほしい と →
勝手 に 役割 を 振る 》
《 冗談 じゃ ない 》
( ドア の 開く 音 )
( 武藤 ) 先生 。 恵 ちゃん の 血液 検査 の 結果 が 来 まし た よ 。
( 敏夫 ) お っ 来 た か 。 ありがとう 。
( 律子 ) やっぱり 貧血 です か ?
ああ 。 だが 一般 的 に 言わ れる 鉄 欠乏 性 の 貧血 じゃ ない 。 →
俺 の 誤診 だ 。 ( 律子 ・ 武藤 ) えっ ?
( 敏夫 ) 俺 は 恵 ちゃん が 若い 女の子 に 多い 鉄 欠乏 性 貧血 →
つまり 小 球 性 低 色素 性 貧血 と 思って い た 。 →
だが 検査 結果 の 赤血球 数 と ヘモグロビン 濃度 →
ヘマトクリット 値 から ざっと 計算 する と →
網 赤血球 数 も 増え て いる 。
やっぱり 正 球 性 正 色素 性 貧血 の 方 だった ん だ 。
つまり 原因 は … ?
( ドア の 開く 音 )
( 敏夫 ) 分から ない 。
( 律子 ) えっ ? ( 武藤 ) どういう こと です ?
( 敏夫 ) 正 球 性 正 色素 性 貧血 は →
出血 溶 血 再生 不 良性 貧血 二 次 性 貧血 で 起こる 。 →
だが 恵 ちゃん に は 目立った 外傷 も なかった し →
大きな 内出血 も なかった 。 それ でも 急死 し た 以上 →
体 の どこ か に 重大 な 問題 が あった はず な ん だ が →
それ が 何 な の か 分から ない 。
( 敏夫 ) 解剖 し てりゃ 分かった ん だ ろ う が な 。
( やす よ ) 先生 ! →
丸 安 製材 の 義一 さん が 亡くなって いる よう だ と →
家 から 連絡 が あり まし た !
( 敏夫 ) 分かった 。 行く 。
( チャイム )
( 妙 ) ふき さ ー ん ! →
妙 よ ! 具合 どう ?
じゃあ 義一 さん は 急性 腎 不全 だった ん です か ?
ああ 。 あの 年 に なれ ば あちこち が た が き てる から な 。
猛暑 で まいった の かも な 。
( 聡子 ) そう いえ ば 夏 風邪 が はやって る みたい です よ 。
( 武藤 ) そうそう 。 山 入 で 亡くなった 義 五郎 さん と 秀正 さん も →
夏 風邪 だって 言って た な 。 ( 敏夫 ) えっ ?
村 迫 の 三重子 おばあ ちゃん が 亡くなる →
1 週間 くらい 前 じゃ ない か な 。
高 血圧 の 薬 を 取り に 来 た とき です よ 。
( 三重子 ) 《 2 人 と も 熱 は ない みたい な ん だ けど ねぇ →
夏 風邪 って やつ かしら ぼ ー っと し ちゃ って 》
あの とき は 三重子 おばあ ちゃん 何とも な さ そう だった ん だ けど 。
( 律子 ) はい 尾崎 医院 です 。
( 妙 ) ふき さん が … 。 後 藤田 ふき さん が … 。
( 妙 ) ふき さん 木曜 から だる そう に し て て →
気 に なって 昨日 も 来 て み た ん です 。 →
この 人 息子 の 秀司 君 と 兄 夫婦 を 亡くし て 気落ち し て たし →
とても 眠 そう で ぼ ー っと し て て 夏 風邪 かしら って … 。
眠 そう に ぼ ー っと … 。
( 恵 ) 《 眠い の とても 》
( 妙 ) だ から 心配 に なって 先生 に 来 て もら お う って 言った ん です 。 →
そし たら … 。
( ふき ) 《 先生 は 呼ば ない で 》
( 妙 ) ぼ ー っと し て た のに それ だけ は はっきり 言う ん です よ 。
( 妙 ) そんなに 病院 が 嫌い だった の かしら ?
( 敏夫 ) せき は ? ( 妙 ) いいえ 。
( 敏夫 ) トイレ は ? ( 妙 ) わたし が い た 間 は 寝たきり で 。
痛い と か 苦しい と か は ? ( 妙 ) とんでもない !
そんな こと 言ったら 無理 に でも 先生 を 呼 ん で ます ! →
先生 ! →
先生 ! !
( 敏夫 ) ああ 石田 さん ? ( 石田 ) はい 。
( 敏夫 ) ちょっと 頼み が ある ん だ が 。 ( 石田 ) はい 。
( 敏夫 ) この 8 月 に 入って 亡くなった →
村 の 人間 の 人数 を 知り たい 。
( 石田 ) えっ ! どう し た ん です か ? いったい 。
( 敏夫 ) ちょっと 気 に なって ね 。 頼む 。
( 光男 ) 若 御 院 ! ( 静 信 ) はい 。 どう し まし た ?
( 光男 ) 村 の 世話 役 から 電話 で →
後 藤田 ふき さん が 病気 で 亡くなった って 。
( 鶴見 ) また です か ?
( 光男 ) ことし の 夏 は 大当たり だ な 。 まだ 続き ます よ これ は 。 →
20 年 以上 前 に も 水辺 の 事故 と か 病気 で →
多く 亡くなった 年 が あった 。 ( 池辺 ) へ ぇ 。 そう なん です か 。
( 物音 )
( 静 信 ) 昼 休み 中 すまない な 敏夫 。
( 敏夫 ) いや いい 。 で 何 だい ?
( 静 信 ) 去年 の 夏 は 老人 が 4 人 亡くなった ね 。
( 敏夫 ) 詳しい な 。
寺 だ から ね 。 ( 敏夫 ) それ で ?
( 静 信 ) ことし は 秀司 さん 山 入 の 3 人 →
恵 ちゃん 義一 さん ふき さん 。 わずか 半月 で 7 人 だ 。 →
しかも 秀司 さん は 39 歳 。 →
恵 ちゃん に 至って は 15 歳 だ 。 若 過ぎる 。 →
ふき さん の 死因 は 何 だった ん だ ?
( 敏夫 ) おそらく 急性 腎 不全 だ ろ う 。
正確 な 死因 は ? ( 敏夫 ) うん ? →
分から ない 。
秀司 さん は ? ( 敏夫 ) 全員 だ 。
義 五郎 さん も 秀正 さん も 三重子 さん も 恵 ちゃん も →
義一 さん も ふき さん も →
死因 不明 だ 。
疫病 じゃ ない の か ?
( 雷鳴 )
( 石田 ) こんばんは !
( 敏夫 ) すま ん ね 石田 さん 。 わざわざ 来 て もらって 。
( 石田 ) いえ 。 ( 敏夫 ) で どう で し た ? →
この 前 頼 ん だ やつ は 。 ( 石田 ) 10 です 。
( 敏夫 ) えっ 。 10 ! ?
( 石田 ) まず 山 入 の 3 人 。 →
8 月 1 日 。 大川 義 五郎 。 村 迫 秀正 。 →
8 月 5 日 。 村 迫 三重子 。 →
8 月 6 日 。 後 藤田 秀司 。 →
8 月 11 日 。 広沢 高 俊 。 →
8 月 1 5 日 。 清水 恵 。 →
8 月 17 日 。 安 森 義一 。 →
8 月 18 日 。 大塚 康幸 。 →
8 月 21 日 。 後 藤田 ふき 。 →
8 月 23 日 。 清水 隆司 。
俺 の 把握 し て ない やつ も いる な 。
隣 の 溝辺 町 の 国立 病院 で 死 ん だ 人 たち です 。
それ で あの … 。 わずか の 間 に これ は いくら 何でも 異常 です 。 →
この 村 に いったい 何 が ?
( 敏夫 ) 色々 考え られる が ね →
取りあえず 最悪 の 事態 を 想定 し て 伝染 病 を 疑う こと に し た 。
で … 伝染 病 ! ?
あくまで 最悪 と 想定 し て です 。
どんな 病気 な ん です か ?
まだ 確か な こと は 分から ん よ 。 だが 症状 は ほぼ 一致 し て いる 。 →
それ は ごく さりげなく 始まる 。 →
恵 ちゃん は 貧血 から →
ほか の 人 たち も 夏 負け もしくは 夏 風邪 で だる そう だった らしい 。
そういった ささい な 症状 から 始まり →
数 日 の うち に 急激 に 増 悪 する 。
実は 昨日 安 森 工務 店 の 奈緒 さん が 診察 を 受け に 来 た 。
( 奈緒 ) 《 だるく て … 》 →
《 母 が どうして も 病院 に 行け と 言う から … 》
( 敏夫 ) 感じ が 恵 ちゃん の とき と 似 て い た から →
徹底 的 に 検査 し た よ 。
( 敏夫 ) 《 奈緒 さん 》 ( 奈緒 ) 《 はい 》
( 敏夫 ) 《 詳しい 検査 結果 は 後日 に なる から →
取りあえず 今日 は ビタミン 剤 だけ 出し て おく ん で →
三 日 後 に また 来る よう に 》
( 敏夫 ) 《 ただし 今日 より ちょっと でも 具合 が 悪く なったら →
あした も 来る ん だ 。 いい ね 》
《 はい 》
( 静 信 ) 奈緒 さん か … 。 →
と いう こと は 安 森 本家 の 義一 さん から 感染 し た の か ?
( 敏夫 ) 伝染 病 なら な 。
大 変な こと です よ これ は ! とんでもない こと だ 。
とにかく 今 は まだ 情報 が 少な 過ぎる 。
情報 を 集める ん だ 。 本当 に 伝染 病 か どう か 分から ん うち に →
騒ぎ立てる わけ に いか ない から な 。
僕 は それ と なく 遺族 の 方々 に 話 を 聞い て みる よ 。
うまく すれ ば 感染 経路 が 分かる かも しれ ない 。
わ … わたし は チラシ を 作り ます 。
夏 風邪 や 夏 バテ と ちょっと でも 違う なら 病院 に かかる よう に と 。
あと は 先生 以外 の 死亡 診断 書 が 役場 に 届 い たら お 知らせ し ます 。
( 敏夫 ) 俺 は 死亡 原因 の 特定 を 急ぐ 。 →
村 の やつ ら を 殺し て いる 何 か を 必ず 見つけ出し て やる 。
これ 以上 俺 の 村 を 踏みにじら せ ない !
《 なぜ だ … 。 なぜ 俺 は 障子 を 閉める よう に なった 》
あっ ! あぁ … 。
大きな 夢 目指し 歩 い て い た
迷い 迷って 終わり の ない 旅
あの 時 は 雪 混じり の 雨 で
涙 か どう か わから なかった
さよなら もう 二 度 と 会え ない
私 が 、 選 ん だ 未来 へ また 一 歩 踏み出す よ
大きな 壁 を 超え て
好き だった のに どうして ?
「 最期 だ 」 なんて 言った の ?
今 で は ちゃんと わかる
だから ねぇ " walk " 強く . . .
汚染
唐突 な 尋常 で ない し
その 死 は 得てして 近親 者 に 広がる
抵抗 力 の ない もの
密接 な 接触
併殺 さ れ た 土地
内部 だけ で 完結 し た 社会
錯綜 する 地縁 と 血縁
土葬 の 風 趣
一旦 それ が 蔓延 する
間違い なく この 村 は
壊滅 する