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Digimon (デジモンアドベンチャー), Digimon 15

Digimon 15

ゴマモン 丈 さん の パートナー の デジモン です

キレイ な 白い 体 毛 で —

水中 でも 体温 を 保つ こと が できる んです

さて 僕 の チェック ポイント

必殺 技 の マーチングフィッシーズ で 出現 する 魚 たち は —

ゴマモン の 子分 と いわ れて い ます が —

普段 から 近く で ずっと 待機 して いる のでしょう か 偉い

次回 は どんな デジモン かな ?

( ナレーション ) 迷路 の ような 渓谷 を 進む 太一 たち を 待ち受けて いた の は —

クワガーモン の 群れ を 率いる 完全 体 オオクワモン であった

マシン の 不調に より 動揺 する 光子 郎 だった が —

カブテリモン の 励まし で 冷静 さ を 取り戻し —

自ら の 頭 で 生み出した ひらめき で 状況 は 逆転

反撃 へ の 道 が 開か れた

そして カブテリモン は 完全 体 アトラーカブテリモン に 超 進化

オオクワモン を 打ち破る のであった

( 空 ) この あたり が いい かしら

( 空 ) バードラモン ( バードラモン ) 分かった

( ピヨモン ) う … ちょっと 休む ね

ずっと 飛び っぱなし だった もん ね ありがとう ピヨモン

( 丈 ) う … やっと 休憩 だ 〜

( ゴマモン ) 丈 も 頑張った ね お 疲れ さま

( ヤマト ) 八神 たち と の 合流 予定 地点 まで —

もう そう 遠く ない な

この先 の 地形 は …

う 〜 ん スゴ く 大きい 川 が ある

普通に 泳いで は 渡れ な さ そう

( ガブモン ) それ なら ゴマモン の 出番 だ ね

了解 ! 任せ と いて !

まずは この 山越え だ が …

ああ 俺 が みんな を 乗せて いく よ

ありがとう ピヨモン ゆっくり 休んで て

うん 川 を 越えたら 合流 地点 まで ひと っ 飛び

おい ら の 出番 だって

川 を 越える みたいだ ね

それにしても すっかり あの 2 人 が 作戦 担当 だ な

丈 は うしろで ド 〜 ン と 構えて れば いい の さ

確かに 僕 は リーダー だ から ね

うん そう だ よ お ? ( 地響き )

( 丈 たち ) うわ 〜!

( 地響き ) ( 空 ) あ …

( 続く 地響き ) ん …

足音 ?

( 丈 ) うわ 〜!

なんだ この デカ いの は !

あいつ は マンモン だ 完全 体 だ よ

( ガブモン ) 周り に いる の は ユキダルモン !

来る ぞ

( マンモン の 鳴き声 )

( ヤマト ) よけろ 〜! ( 丈 たち ) うわ 〜!

( 一同 ) うわ 〜!

う …

空 ! う う !

ピヨモン ! う う …

う う … ああ !

( 空 ) う う … ( 丈 ) ああ 空 君 !

空 !

マーチングフィッシーズ !

う う … 何 これ

( ピヨモン ) 空 … ( 空 ) 広がって る …

( ヤマト ) ガブモン ! ( ガブモン ) うん !

う う …

は あ !

う う … う う う …

( ガブモン ) これ は … ( ピヨモン ) 空 …

( マンモン の 鳴き声 ) ああ !

( ヤマト ) あ … ( 丈 ) あ … な … 何 !?

( 踏み鳴らす 音 ) 一体 何 を …

雪崩 だ 〜!

ガブモン !

うん !

( 丈 ) ダメだ 間に合わ ない …

( 太一 ) おお 〜

こりゃ また スゴ いとこ だ な

( アグモン ) なんにも ない ね 〜

それ で 俺 たち は どっち へ 行けば いい んだ ?

( 光子 郎 ) 今 調べて ます えっ と …

( ミミ の 叫び声 ) ( 太一 たち ) ん ?

( テントモン ) なん や ?

( ミミ ) なんとか して !

( パルモン ) うわ 〜 止まり なさい !

( 太一 たち ) え 〜!? ( テントモン ) キウイモン の 群れ や

( アグモン ) どうして ミミ 乗って る の 〜!

かわいい から 乗って み たく なった の 〜!

う う … 止まり なさい って ば 〜

でも 方角 は こっち であって ます

( 太一 ・ ミミ ) そう じゃ な 〜 い !

( ヤマト ) どうやら まいた みたいだ

( 丈 ) 危なかった 〜

助かった よ ガルルモン

( ガルルモン ) ああ それ より …

空 …

( ゴマモン ) ユキダルモン に やられた 足 の 氷 が まだ 残って る んだ

どんどん 広がって ないかい ?

こいつ は 完全に 溶かし きら ない 限り —

何度 も 広がり 続ける んだ

氷 の ウイルス …

( ゴマモン ) うん 早く 温めて 溶かさ ない と

大丈夫 よ こんな の … うわ っ う う …

空 ! 私 の 炎 で …

( ガルルモン ) ピヨモン ( ピヨモン ) あ …

ムチャ は ダメだ それでは 空 を 傷つけて しまう

たき火 で 温める に も ここ で は 危険だ

ガルルモン に 乗せて 一気に ふもと まで …

( マンモン の 鳴き声 ) ( ヤマト たち ) う …

( 丈 ) ユキダルモン が 増えて る

おい ら たち が 雪崩 に 巻き込ま れた と 思って 捜して る んだ

誰 か が やつ ら を 引きつけ ない と な

できる か ?

( ゴマモン ) 分かった 丈 に 任せて ( 丈 ) ええ !?

う ぐ … う う …

ハア ハア …

う う 分かった やって みる

うん

( うなり 声 )

ここ … ここ ここ … こっち だ 〜!

ああ … あ … ああ 〜!

う う … う ああ 〜!

( 丈 ) イッカクモン ! ( イッカクモン ) うん !

そう だ こっち に 来い !

丈 あっ ちから も 来る よ !

( 丈 ) これ で ユキダルモン は 全部 引きつけた よ ね

あと は マンモン だ

う … いた !

( イッカクモン ) いくよ ! ( 丈 ) う … 分かった

ハープーンバルカン !

( マンモン の 鳴き声 )

あ … もう 一 発 !

( イッカクモン ) オッケー !

( マンモン の 鳴き声 )

( 丈 ) 来た 来た 来た 〜!

もしもし ! もしも 〜 し ! ええ … こちら 城戸

マンモン たち を こっち に 引きつけた ぞ ! う う …

( ヤマト ) 分かった こっち も 出る 頼む ガルルモン !

分かった

( イッカクモン ) 川 に 向かえば いい んだ よ ね

( 丈 ) ああ みんな は 上流 へ 行く から —

僕たち は 下流 に やつ ら を 引きつけよう

分かった !

丈 つかまって !

え ? うわ うわ … うわ 〜!

あっ あっ あっ あ 〜! クレバス 〜!

だ あ ! う おう おわ …

ハアハア … う ?

( ユキダルモン たち の うめき声 ) ど … どんな もん だ 〜!

(2 人 ) え 〜!?

( 咆哮 )

( 丈 ) うわ 〜!

こんな の 聞いて な 〜 い !

どうやら やりすごせ たな

( アグモン ) うん ( 太一 ) もう 大丈夫だ

ああ ヒド い 目 に 遭った

いろんな デジモン が いる んだ から —

気軽に ちょっか い 出さ ない ほう が いい わ

は 〜 い

( 風 の 音 )

( ミミ ) あれ ? ( パルモン ) どうした の ?

この 洞窟 中 から 風 が 吹いて くる

( テントモン ) なん や て ?

( 光子 郎 ) 風 が こちら に 吹いて くるって こと は …

どこ か に 繋がって る んでしょう か

ん …

( ミミ ) なんと な 〜 く 怪しい わ ね

あ …

う っ …

うわ 〜!

もっと 速く 滑り ましょう !

( イッカクモン ) 木 が 多くて 無理だ よ !

( 丈 ) ああ 来た 来た 〜!

もう だいぶ 降りて きた のに 川 は まだ 見え ない の !?

まだ だ よ 〜! 丈 しっかり つかまって て !

ダメだ 追いつか れる 〜!

崖 の 上 から も 来た 〜!

捕まる 〜!

よし 助かった

向こう の スピード が 落ちて る

丈 つかまって !

え ? うわ 〜!

( イッカクモン ) う ぐ … う … ( 丈 ) う 〜 う う …

うわ 〜!

( イッカクモン ) 危なかった 〜

( 足音 ) (2 人 ) ん ?

( マンモン の 咆哮 )

( 丈 ) ここ に 追い詰め られて たって こと ?

( イッカクモン ) どう する 丈

どう する って 僕 は 作戦 担当 じゃ …

あ … う う …

ああ … ダメだ

あんな 大きい ヤツ に 勝てる わけな いよ !

おい ら たち の 役目 を 思い出して !

( イッカクモン ) 丈 ! ( 丈 ) は っ …

( 丈 ) 僕たち の 役目 は —

空 君 を 助ける ため に やつ ら を 引きつける こと

やろう よ 丈

おい ら たち の やる べき こと を

そう だ

足止め さえ できれば いい んだ

足 … 足 … はっ … ( ヒビ が 入る 音 )

あれ だ !

イッカクモン 狙い は 地面 ! あいつ が 足 を 着く ところ !

了解 !

( 鳴き声 )

う う … 今 だ 〜!

ふ !

( うめき声 )

(2 人 ) やった 〜!

え … ちょ … ちょっと 待って …

(2 人 ) ああ 〜

ああ 〜!

( 衝撃 音 )

( 丈 ) ぐ ああ あ … ( イッカクモン ) 痛 て て …

丈 平気 ?

なんとか … って ああ !

( イッカクモン ) 川 だ ! ( 丈 ) 着いちゃ った

スゴ いよ 丈 あの 状況 から 逃げきる なんて !

ハハハハ これ も 僕 の 計算 どおり さ

( 地響き ) (2 人 ) ん ?

( 咆哮 )

( 丈 ) ぐ わ ! ( イッカクモン ) しつこい な 〜!

( イッカクモン ) これ も 丈 の 計算 どおり !?

( 丈 ) いい から 早く 川 を 渡ろう !

( 丈 ) よし なんとか 足止め できた !

もう 大丈夫だ

( デジヴァイス の 着信 音 )

もしもし そっち の 状況 は !?

( ヤマト ) こちら は すでに 川 を 渡った

( 丈 ) ハア … ハハ 空 君 は どう ?

今 たき火 に あたって いる

じきに 氷 も 溶ける だろう

よかった 〜 こっち も 今 川 を 渡って いる

あいつ ら も 振りきった

( ヤマト ) そこ から 対岸 の 煙 が 見える はずだ

俺 たち は その 下 に いる

( イッカクモン ) お っ あれ だ !

( 丈 ) よし イッカクモン 全 速 前進 だ !

( 咆哮 )

なんだ !?

川 の 水 を 凍ら せて る !?

( イッカクモン ) まずい ! おい ら たち まで 氷 漬け に さ れる よ !

( 丈 ) 急いで 〜!

ふん !

( 丈 ) うわ 〜!

ぎ ゃっ ああ … 痛 て て て て

え ? ええ 〜!?

そ … そんな …

ん … 何 か あった の か ?

( 丈 ) く … 来る

う う … だ あ 〜!

丈 !

丈 戦おう

あいつ ら に この 橋 を 渡ら せちゃ ダメだ !

イッカクモン でも …

くっ う あ ! う う …

イッカクモン ! やっぱり ムチャ だ よ !

僕たち だけ じゃ …

う う … 空 は まだ 動け ない

ここ を 突破 さ れたら みんな が 危ない

う …

空 君 …

おい ら たち で みんな を 守ろう 丈 !

僕 が … 守る …

( デジヴァイス の 着信 音 )

( ヤマト ) こちら ヤマト 何 か あった の か ?

ヤバ そう なら そっち に 行く

いや 大丈夫 問題 ない

今 空 君 を 1 人 に は でき ない !

( ヤマト ) あ … ( 丈 ) 君 は 空 君 に ついて いて くれ !

ん …

う …

やろう イッカクモン !

僕たち で 絶対 に 食い止める んだ !

そう こ なくっちゃ !

うん

あ …

イッカクモン !

う お 〜! イッカクモン !

超 進化 〜!

( ズドモン ) ズドモン

ズドモン …

ふん !

う お 〜!

ふ … う う 〜! う お !

う おお 〜…

う おお 〜!

ハンマー …

スパーク !

( うめき声 )

ズドモン

( アナウンサー ) 災害 3 日 目 の 朝 と なり ました

各所 の 予備 電源 が 尽き 始める 中 —

ネットワーク に 繋がった 電子 機器 のみ が —

謎 の 稼働 を 続けて い ます

災害 に 関する 情報 は 各 自治 体 の 公式 サイト にて —

随時 更新 さ れて おり —

政府 は インターネット に 繋がる 機器 を 手放さ ず —

携帯 する こと を 推奨 して い ます

( ピヨモン ) ピヨモン 進化 〜!

バードラモン !

元気に なって よかった ね

ええ ありがとう 先輩 と ゴマモン の おかげ

え …

な 〜 に リーダー と して 当然の こと を した まで さ

ヌフ

( バードラモン ) さあ みんな

私 は もう いつでも 飛べる

そろそろ 出発 し ましょう

それ じゃあ リーダー 号令 よろしく 〜

よ 〜 し みんな …

( ヤマト ) 行く ぞ ( 空 ) ええ

だ あ 〜! なんで だ よ !

フフフフフ アハハハハハ

( ミミ ) ねえ 〜

この 洞窟 なんか ちょっと 変じゃ ない ?

ああ 暗くて よく 分から ない けど —

洞窟 って 感じ じゃ ない よ な これ

壁 も 地面 も ツルツル して ます

( アグモン ) あっ 太一 ( 光子 郎 ) まるで …

ん ?

( 太一 ) 出口 だ ! ( ミミ ) ええ !?

あ … ああ …

( ナレーション ) 不気味な デジモン が 暗躍 する 東京 で —

太一 たち は 驚愕 の 事実 を 知る

( 太一 ) 次回 「 デジモンアドベンチャー 」 “ 東京 浸食 漆黒 の 影 ”

( ナレーション ) 冒険 は 新たな 世界 へ


Digimon 15

ゴマモン 丈 さん の パートナー の デジモン です |たけ|||ぱーとなー|||

キレイ な 白い 体 毛 で — ||しろい|からだ|け|

水中 でも 体温 を 保つ こと が できる んです すいちゅう||たいおん||たもつ||||ん です

さて 僕 の チェック ポイント |ぼく||ちぇっく|ぽいんと

必殺 技 の マーチングフィッシーズ で 出現 する 魚 たち は — ひっさつ|わざ||||しゅつげん||ぎょ||

ゴマモン の 子分 と いわ れて い ます が — ||こぶん||||||

普段 から 近く で ずっと 待機 して いる のでしょう か   偉い ふだん||ちかく|||たいき|||||えらい

次回 は どんな デジモン かな ? じかい||||

( ナレーション ) 迷路 の ような 渓谷 を 進む 太一 たち を 待ち受けて いた の は — なれーしょん|めいろ|||けいこく||すすむ|たいち|||まちうけて|||

クワガーモン の 群れ を 率いる 完全 体 オオクワモン であった ||むれ||ひきいる|かんぜん|からだ||

マシン の 不調に より 動揺 する 光子 郎 だった が — ましん||ふちょうに||どうよう||てるこ|ろう||

カブテリモン の 励まし で 冷静 さ を 取り戻し — ||はげまし||れいせい|||とりもどし

自ら の 頭 で 生み出した ひらめき で 状況 は 逆転 おのずから||あたま||うみだした|||じょうきょう||ぎゃくてん

反撃 へ の 道 が 開か れた はんげき|||どう||あか|

そして カブテリモン は 完全 体 アトラーカブテリモン に 超 進化 |||かんぜん|からだ|||ちょう|しんか

オオクワモン を 打ち破る のであった ||うちやぶる|

( 空 ) この あたり が いい かしら から|||||

( 空 ) バードラモン ( バードラモン ) 分かった から|||わかった

( ピヨモン ) う … ちょっと 休む ね |||やすむ|

ずっと 飛び っぱなし だった もん ね ありがとう ピヨモン |とび||||||

( 丈 ) う … やっと 休憩 だ 〜 たけ|||きゅうけい|

( ゴマモン ) 丈 も 頑張った ね お 疲れ さま |たけ||がんばった|||つかれ|

( ヤマト ) 八神 たち と の 合流 予定 地点 まで — やまと|やがみ||||ごうりゅう|よてい|ちてん|

もう そう 遠く ない な ||とおく||

この先 の 地形 は … このさき||ちけい|

う 〜 ん スゴ く 大きい 川 が ある ||||おおきい|かわ||

普通に 泳いで は 渡れ な さ そう ふつうに|およいで||わたれ|||

( ガブモン ) それ なら ゴマモン の 出番 だ ね |||||でばん||

了解 !  任せ と いて ! りょうかい|まかせ||

まずは この 山越え だ が … ||やまごえ||

ああ 俺 が みんな を 乗せて いく よ |おれ||||のせて||

ありがとう ピヨモン ゆっくり 休んで て |||やすんで|

うん 川 を 越えたら 合流 地点 まで ひと っ 飛び |かわ||こえたら|ごうりゅう|ちてん||||とび

おい ら の 出番 だって |||でばん|

川 を 越える みたいだ ね かわ||こえる||

それにしても すっかり あの 2 人 が 作戦 担当 だ な |||じん||さくせん|たんとう||

丈 は うしろで ド 〜 ン と 構えて れば いい の さ たけ||||||かまえて||||

確かに 僕 は リーダー だ から ね たしかに|ぼく||りーだー|||

うん そう だ よ お ? ( 地響き ) |||||じひびき

( 丈 たち ) うわ 〜! たけ||

( 地響き ) ( 空 ) あ … じひびき|から|

( 続く 地響き ) ん … つづく|じひびき|

足音 ? あしおと

( 丈 ) うわ 〜! たけ|

なんだ この デカ いの は !

あいつ は マンモン だ 完全 体 だ よ ||||かんぜん|からだ||

( ガブモン ) 周り に いる の は ユキダルモン ! |まわり|||||

来る ぞ くる|

( マンモン の 鳴き声 ) ||なきごえ

( ヤマト ) よけろ 〜! ( 丈 たち ) うわ 〜! やまと||たけ||

( 一同 ) うわ 〜! いちどう|

う …

空 !  う う ! から||

ピヨモン !  う う …

う う … ああ !

( 空 ) う う … ( 丈 ) ああ 空 君 ! から|||たけ||から|きみ

空 ! から

マーチングフィッシーズ !

う う … 何 これ ||なん|

( ピヨモン ) 空 … ( 空 ) 広がって る … |から|から|ひろがって|

( ヤマト ) ガブモン ! ( ガブモン ) うん ! やまと|||

う う …

は あ !

う う … う う う …

( ガブモン ) これ は … ( ピヨモン ) 空 … ||||から

( マンモン の 鳴き声 ) ああ ! ||なきごえ|

( ヤマト ) あ … ( 丈 ) あ … な … 何 !? やまと||たけ|||なん

( 踏み鳴らす 音 ) 一体 何 を … ふみならす|おと|いったい|なん|

雪崩 だ 〜! なだれ|

ガブモン !

うん !

( 丈 ) ダメだ 間に合わ ない … たけ|だめだ|まにあわ|

( 太一 ) おお 〜 たいち|

こりゃ また スゴ いとこ だ な

( アグモン ) なんにも ない ね 〜

それ で 俺 たち は どっち へ 行けば いい んだ ? ||おれ|||||いけば||

( 光子 郎 ) 今 調べて ます えっ と … てるこ|ろう|いま|しらべて|||

( ミミ の 叫び声 ) ( 太一 たち ) ん ? ||さけびごえ|たいち||

( テントモン ) なん や ?

( ミミ ) なんとか して !

( パルモン ) うわ 〜 止まり なさい ! ||とまり|

( 太一 たち ) え 〜!? ( テントモン ) キウイモン の 群れ や たいち||||||むれ|

( アグモン ) どうして ミミ 乗って る の 〜! |||のって||

かわいい から 乗って み たく なった の 〜! ||のって||||

う う … 止まり なさい って ば 〜 ||とまり|||

でも 方角 は こっち であって ます |ほうがく||||

( 太一 ・ ミミ ) そう じゃ な 〜 い ! たいち|||||

( ヤマト ) どうやら まいた みたいだ やまと|||

( 丈 ) 危なかった 〜 たけ|あぶなかった

助かった よ ガルルモン たすかった||

( ガルルモン ) ああ それ より …

空 … から

( ゴマモン ) ユキダルモン に やられた 足 の 氷 が まだ 残って る んだ ||||あし||こおり|||のこって||

どんどん 広がって ないかい ? |ひろがって|

こいつ は 完全に 溶かし きら ない 限り — ||かんぜんに|とかし|||かぎり

何度 も 広がり 続ける んだ なんど||ひろがり|つづける|

氷 の ウイルス … こおり||ういるす

( ゴマモン ) うん 早く 温めて 溶かさ ない と ||はやく|あたためて|とかさ||

大丈夫 よ こんな の … うわ っ う う … だいじょうぶ|||||||

空 !  私 の 炎 で … から|わたくし||えん|

( ガルルモン ) ピヨモン ( ピヨモン ) あ …

ムチャ は ダメだ それでは 空 を 傷つけて しまう ||だめだ||から||きずつけて|

たき火 で 温める に も ここ で は 危険だ たきび||あたためる||||||きけんだ

ガルルモン に 乗せて 一気に ふもと まで … ||のせて|いっきに||

( マンモン の 鳴き声 ) ( ヤマト たち ) う … ||なきごえ|やまと||

( 丈 ) ユキダルモン が 増えて る たけ|||ふえて|

おい ら たち が 雪崩 に 巻き込ま れた と 思って 捜して る んだ ||||なだれ||まきこま|||おもって|さがして||

誰 か が やつ ら を 引きつけ ない と な だれ||||||ひきつけ|||

できる か ?

( ゴマモン ) 分かった 丈 に 任せて ( 丈 ) ええ !? |わかった|たけ||まかせて|たけ|

う ぐ … う う …

ハア ハア …

う う 分かった やって みる ||わかった||

うん

( うなり 声 ) |こえ

ここ … ここ ここ … こっち だ 〜!

ああ … あ … ああ 〜!

う う … う ああ 〜!

( 丈 ) イッカクモン ! ( イッカクモン ) うん ! たけ|||

そう だ こっち に 来い ! ||||こい

丈 あっ ちから も 来る よ ! たけ||||くる|

( 丈 ) これ で ユキダルモン は 全部 引きつけた よ ね たけ|||||ぜんぶ|ひきつけた||

あと は マンモン だ

う … いた !

( イッカクモン ) いくよ ! ( 丈 ) う … 分かった ||たけ||わかった

ハープーンバルカン !

( マンモン の 鳴き声 ) ||なきごえ

あ … もう 一 発 ! ||ひと|はつ

( イッカクモン ) オッケー !

( マンモン の 鳴き声 ) ||なきごえ

( 丈 ) 来た 来た 来た 〜! たけ|きた|きた|きた

もしもし !  もしも 〜 し ! ええ … こちら 城戸 |||||きど

マンモン たち を こっち に 引きつけた ぞ !  う う … |||||ひきつけた|||

( ヤマト ) 分かった こっち も 出る 頼む ガルルモン ! やまと|わかった|||でる|たのむ|

分かった わかった

( イッカクモン ) 川 に 向かえば いい んだ よ ね |かわ||むかえば||||

( 丈 ) ああ みんな は 上流 へ 行く から — たけ||||じょうりゅう||いく|

僕たち は 下流 に やつ ら を 引きつけよう ぼくたち||かりゅう|||||ひきつけよう

分かった ! わかった

丈 つかまって ! たけ|

え ?  うわ うわ … うわ 〜!

あっ あっ あっ あ 〜!  クレバス 〜!

だ あ !  う おう おわ …

ハアハア … う ? はあはあ|

( ユキダルモン たち の うめき声 ) ど … どんな もん だ 〜! |||うめきごえ||||

(2 人 ) え 〜!? じん|

( 咆哮 ) ほうこう

( 丈 ) うわ 〜! たけ|

こんな の 聞いて な 〜 い ! ||きいて||

どうやら やりすごせ たな

( アグモン ) うん ( 太一 ) もう 大丈夫だ ||たいち||だいじょうぶだ

ああ ヒド い 目 に 遭った |||め||あった

いろんな デジモン が いる んだ から —

気軽に ちょっか い 出さ ない ほう が いい わ きがるに|||ださ|||||

は 〜 い

( 風 の 音 ) かぜ||おと

( ミミ ) あれ ? ( パルモン ) どうした の ?

この 洞窟 中 から 風 が 吹いて くる |どうくつ|なか||かぜ||ふいて|

( テントモン ) なん や て ?

( 光子 郎 ) 風 が こちら に 吹いて くるって こと は … てるこ|ろう|かぜ||||ふいて|||

どこ か に 繋がって る んでしょう か |||つながって|||

ん …

( ミミ ) なんと な 〜 く 怪しい わ ね ||||あやしい||

あ …

う っ …

うわ 〜!

もっと 速く 滑り ましょう ! |はやく|すべり|

( イッカクモン ) 木 が 多くて 無理だ よ ! |き||おおくて|むりだ|

( 丈 ) ああ 来た 来た 〜! たけ||きた|きた

もう だいぶ 降りて きた のに 川 は まだ 見え ない の !? ||おりて|||かわ|||みえ||

まだ だ よ 〜! 丈 しっかり つかまって て ! |||たけ|||

ダメだ 追いつか れる 〜! だめだ|おいつか|

崖 の 上 から も 来た 〜! がけ||うえ|||きた

捕まる 〜! つかまる

よし 助かった |たすかった

向こう の スピード が 落ちて る むこう||すぴーど||おちて|

丈 つかまって ! たけ|

え ?  うわ 〜!

( イッカクモン ) う ぐ … う … ( 丈 ) う 〜 う う … ||||たけ|||

うわ 〜!

( イッカクモン ) 危なかった 〜 |あぶなかった

( 足音 ) (2 人 ) ん ? あしおと|じん|

( マンモン の 咆哮 ) ||ほうこう

( 丈 ) ここ に 追い詰め られて たって こと ? たけ|||おいつめ|||

( イッカクモン ) どう する 丈 |||たけ

どう する って 僕 は 作戦 担当 じゃ … |||ぼく||さくせん|たんとう|

あ … う う …

ああ … ダメだ |だめだ

あんな 大きい ヤツ に 勝てる わけな いよ ! |おおきい|やつ||かてる||

おい ら たち の 役目 を 思い出して ! ||||やくめ||おもいだして

( イッカクモン ) 丈 ! ( 丈 ) は っ … |たけ|たけ||

( 丈 ) 僕たち の 役目 は — たけ|ぼくたち||やくめ|

空 君 を 助ける ため に やつ ら を 引きつける こと から|きみ||たすける||||||ひきつける|

やろう よ 丈 ||たけ

おい ら たち の やる べき こと を

そう だ

足止め さえ できれば いい んだ あしどめ||||

足 … 足 … はっ … ( ヒビ が 入る 音 ) あし|あし||ひび||はいる|おと

あれ だ !

イッカクモン 狙い は 地面 ! あいつ が 足 を 着く ところ ! |ねらい||じめん|||あし||つく|

了解 ! りょうかい

( 鳴き声 ) なきごえ

う う … 今 だ 〜! ||いま|

ふ !

( うめき声 ) うめきごえ

(2 人 ) やった 〜! じん|

え … ちょ … ちょっと 待って … |||まって

(2 人 ) ああ 〜 じん|

ああ 〜!

( 衝撃 音 ) しょうげき|おと

( 丈 ) ぐ ああ あ … ( イッカクモン ) 痛 て て … たけ|||||つう||

丈 平気 ? たけ|へいき

なんとか … って ああ !

( イッカクモン ) 川 だ ! ( 丈 ) 着いちゃ った |かわ||たけ|ついちゃ|

スゴ いよ 丈 あの 状況 から 逃げきる なんて ! ||たけ||じょうきょう||にげきる|

ハハハハ これ も 僕 の 計算 どおり さ |||ぼく||けいさん||

( 地響き ) (2 人 ) ん ? じひびき|じん|

( 咆哮 ) ほうこう

( 丈 ) ぐ わ ! ( イッカクモン ) しつこい な 〜! たけ|||||

( イッカクモン ) これ も 丈 の 計算 どおり !? |||たけ||けいさん|

( 丈 ) いい から 早く 川 を 渡ろう ! たけ|||はやく|かわ||わたろう

( 丈 ) よし なんとか 足止め できた ! たけ|||あしどめ|

もう 大丈夫だ |だいじょうぶだ

( デジヴァイス の 着信 音 ) ||ちゃくしん|おと

もしもし そっち の 状況 は !? |||じょうきょう|

( ヤマト ) こちら は すでに 川 を 渡った やまと||||かわ||わたった

( 丈 ) ハア … ハハ 空 君 は どう ? たけ|||から|きみ||

今 たき火 に あたって いる いま|たきび|||

じきに 氷 も 溶ける だろう |こおり||とける|

よかった 〜 こっち も 今 川 を 渡って いる |||いま|かわ||わたって|

あいつ ら も 振りきった |||ふりきった

( ヤマト ) そこ から 対岸 の 煙 が 見える はずだ やまと|||たいがん||けむり||みえる|

俺 たち は その 下 に いる おれ||||した||

( イッカクモン ) お っ あれ だ !

( 丈 ) よし イッカクモン 全 速 前進 だ ! たけ|||ぜん|はや|ぜんしん|

( 咆哮 ) ほうこう

なんだ !?

川 の 水 を 凍ら せて る !? かわ||すい||こおら||

( イッカクモン ) まずい ! おい ら たち まで 氷 漬け に さ れる よ ! ||||||こおり|つけ||||

( 丈 ) 急いで 〜! たけ|いそいで

ふん !

( 丈 ) うわ 〜! たけ|

ぎ ゃっ ああ … 痛 て て て て |||つう||||

え ?  ええ 〜!?

そ … そんな …

ん … 何 か あった の か ? |なん||||

( 丈 ) く … 来る たけ||くる

う う … だ あ 〜!

丈 ! たけ

丈 戦おう たけ|たたかおう

あいつ ら に この 橋 を 渡ら せちゃ ダメだ ! ||||きょう||わたら||だめだ

イッカクモン でも …

くっ う あ !  う う …

イッカクモン ! やっぱり ムチャ だ よ !

僕たち だけ じゃ … ぼくたち||

う う … 空 は まだ 動け ない ||から|||うごけ|

ここ を 突破 さ れたら みんな が 危ない ||とっぱ|||||あぶない

う …

空 君 … から|きみ

おい ら たち で みんな を 守ろう 丈 ! ||||||まもろう|たけ

僕 が … 守る … ぼく||まもる

( デジヴァイス の 着信 音 ) ||ちゃくしん|おと

( ヤマト ) こちら ヤマト 何 か あった の か ? やまと||やまと|なん||||

ヤバ そう なら そっち に 行く |||||いく

いや 大丈夫 問題 ない |だいじょうぶ|もんだい|

今 空 君 を 1 人 に は でき ない ! いま|から|きみ||じん||||

( ヤマト ) あ … ( 丈 ) 君 は 空 君 に ついて いて くれ ! やまと||たけ|きみ||から|きみ||||

ん …

う …

やろう イッカクモン !

僕たち で 絶対 に 食い止める んだ ! ぼくたち||ぜったい||くいとめる|

そう こ なくっちゃ !

うん

あ …

イッカクモン !

う お 〜!  イッカクモン !

超 進化 〜! ちょう|しんか

( ズドモン ) ズドモン

ズドモン …

ふん !

う お 〜!

ふ … う う 〜!  う お !

う おお 〜…

う おお 〜!

ハンマー … はんまー

スパーク !

( うめき声 ) うめきごえ

ズドモン

( アナウンサー ) 災害 3 日 目 の 朝 と なり ました あなうんさー|さいがい|ひ|め||あさ|||

各所 の 予備 電源 が 尽き 始める 中 — かくしょ||よび|でんげん||つき|はじめる|なか

ネットワーク に 繋がった 電子 機器 のみ が — ねっとわーく||つながった|でんし|きき||

謎 の 稼働 を 続けて い ます なぞ||かどう||つづけて||

災害 に 関する 情報 は 各 自治 体 の 公式 サイト にて — さいがい||かんする|じょうほう||かく|じち|からだ||こうしき|さいと|

随時 更新 さ れて おり — ずいじ|こうしん|||

政府 は インターネット に 繋がる 機器 を 手放さ ず — せいふ||いんたーねっと||つながる|きき||てばなさ|

携帯 する こと を 推奨 して い ます けいたい||||すいしょう|||

( ピヨモン ) ピヨモン 進化 〜! ||しんか

バードラモン !

元気に なって よかった ね げんきに|||

ええ ありがとう 先輩 と ゴマモン の おかげ ||せんぱい||||

え …

な 〜 に リーダー と して 当然の こと を した まで さ ||りーだー|||とうぜんの|||||

ヌフ

( バードラモン ) さあ みんな

私 は もう いつでも 飛べる わたくし||||とべる

そろそろ 出発 し ましょう |しゅっぱつ||

それ じゃあ リーダー 号令 よろしく 〜 ||りーだー|ごうれい|

よ 〜 し みんな …

( ヤマト ) 行く ぞ ( 空 ) ええ やまと|いく||から|

だ あ 〜!  なんで だ よ !

フフフフフ アハハハハハ

( ミミ ) ねえ 〜

この 洞窟 なんか ちょっと 変じゃ ない ? |どうくつ|||へんじゃ|

ああ 暗くて よく 分から ない けど — |くらくて||わから||

洞窟 って 感じ じゃ ない よ な これ どうくつ||かんじ|||||

壁 も 地面 も ツルツル して ます かべ||じめん||||

( アグモン ) あっ 太一 ( 光子 郎 ) まるで … ||たいち|てるこ|ろう|

ん ?

( 太一 ) 出口 だ ! ( ミミ ) ええ !? たいち|でぐち|||

あ … ああ …

( ナレーション ) 不気味な デジモン が 暗躍 する 東京 で — なれーしょん|ぶきみな|||あんやく||とうきょう|

太一 たち は 驚愕 の 事実 を 知る たいち|||きょうがく||じじつ||しる

( 太一 ) 次回 「 デジモンアドベンチャー 」 “ 東京 浸食 漆黒 の 影 ” たいち|じかい||とうきょう|しんしょく|しっこく||かげ

( ナレーション ) 冒険 は 新たな 世界 へ なれーしょん|ぼうけん||あらたな|せかい|