Yuuki Yuuna wa Yuusha de Aru Episode 9
ゴロゴロ ゴロ … ( 雷鳴 )
( 犬 吠埼 風 ) 勇者 は 決して 死ね ない ?
体 を 供物 と して 捧げる ?
( 結城 友 奈 ) はい 。 N ( 東郷 美 森 ) 満開 の あと
私 たち の 体 は おかしく なり まし た 。
身体 機能 の 一部 が 欠損 し た よう な 状態 です 。
それ が 体 を 供物 と して 捧げる と いう こと だ と
乃木 園子 は 言って い まし た 。
事実 彼女 の 体 も …。
じゃあ 私 たち の 体 は
もう 元 に は 戻ら ない ?
♪ サカラバ サア
♪ 静 け き 森 の 中
♪ いま 目覚め た 花 たち よ
♪ この世 に 何 を 思い
♪ 何 を 感じ てる
♪ ああ 真実 ほど
♪ 人 を 魅了 する もの は ない けど
♪ ああ 真実 ほど
♪ 人 に 残酷 な もの も ない の だ ろ う
♪ 咲き誇れ ( 咲き誇れ )
♪ 想い の まま に
♪ この 瞬間 ( この 瞬間 )
♪ 全て を 賭け て
♪ 無限 の 星 すら も 霞 む よう に
♪ 勇気 心 に 溢れ
♪ ( いかなる ) いかなる 時 も 生き て
♪ サカラ サア
その 話 樹 や 夏 凜 に も 話し た ?
いえ 。 まずは 風 先輩 に 相談 しよ う と 思って 。
そう 。 N じゃあ まだ 二 人 に は 話さ ない で 。
確か な こと が 分かる まで 変 に 心配 さ せ たく ない から 。
分かり まし た 。
サァーー ( 雨音 ) あっ …。
[ テレビ ] ( ニュ ー スキャスタ ー ) 消防 など の 調査 に よる と
東西 およそ 4000 平方 メートル に わたって
地面 に 陥没 や ひび割れ が 発生 し まし た 。
幸い 通行人 や 民家 など に 被害 は あり ませ ん でし た 。
( 店員 ) どうぞ 。 N あっ はい 。
( 店員 ) 最近 みんな と 一緒 に 来 ない の ね 。
えっ …。 あの …
ちょっと 今 友達 の 調子 が 悪く て 。
まあ でも すぐに 治り ます よ 。 N そ いつ に は
こう やって 「 て や ぁ ~ ! 」 って
私 の 女子 力 を 注ぎ込 ん で おき ます から
一緒 に この 店 の うどん パワー も 注ぎ ます !
うどん と 女子 力 は 万病 に 効き ます から ね 。
( 店員 ) ふ ふ っ すごい の ね 。 N それ で
友達 の 調子 が 戻ったら …
また 来 ます みんな で 。
ザァーー ( 雨音 )
カタカタ カタ … ( 携帯 操作 音 )
ん ?
あっ 。 N ん ?
( 2 人 ) あぁ …。 N じゃあ また 今度 ね 。
クラス の 友達 ?
誘わ れ た ん だったら 行って き たら いい のに 。
ん ?
あっ …。
でも …。 N ( 教師 ) 犬 吠埼 さん の お 姉さん ?
えっ と … 樹 の 担任 の 先生 ? ( 教師 ) はい 。
あの ~ この あと 少し お 時間 は 取れ ます か ?
大丈夫 です けど 。
( 教師 ) 樹 さん の 今 の 状態 は
一部 の 授業 に 支障 が 出 て おり ます 。
えっ ? あの 子 が 誰 か に 迷惑 を かけ た ん です か ?
( 教師 ) いえ 他の 子 に で は なく 樹 さん ご 自身 の 問題 で 。
音楽 の 歌 の 練習 など も 樹 さん は でき ませ ん し 。
ある 程度 は 授業 内容 を 変える こと で
対応 し て おり ます が あまり 露骨 な 変更 は
逆 に 樹 さん が 気 に 病ま れる でしょ う し 。
( 心 の 声 ) 大丈夫 きっと 治る から
医者 だって 治る って 言って た ん だ から
樹 ご飯 出来 た わ よ ~。
樹 ~。
樹 ~ ご飯 だ よ ~。
寝 てる ?
樹 ~。
起き て 。
ご飯 出来 た よ 。
えっ と さ ! あ あ ~
ここ ん とこ ずっと 天気 よく ない よ ね 。
かばん に 折り畳み 傘 入れ てった 方 が いい よ 。
いつ 雨 降る か 分から ない から 。
あ あ ~ えっ と …
そ … そう いえ ば 文化 祭 の 劇 そろそろ 練習 を 始め ない と ね 。
体育 館 の ステージ と か 借り て バ ~ ン と 稽古 を !
うん ? どう し た の ? はっ !
もしや 私 の 脚本 に 不備 が ! ?
あっ …。
そ … そ っか 。
だ … 大丈夫 だって !
治る よ きっと 文化 祭 まで に は 。
絶対 治る 。
だって みんな 何も 悪い こと な ん か
し て ない じゃ ない 。
どう し た の 東郷 急に 呼び出し て 。
風 先輩 と 友 奈 ちゃん に 見 て もらい たい もの が あって 。
何 ?
( 2 人 ) ん ? と … 東郷 さん ?
くっ ! ( 2 人 ) はっ !
♪~
何 やって ん の よ ! あんた 今 精霊 が 止め なかったら !
止め ます よ 精霊 は 確実 に 。
この 数 日 で 私 は
10 回 以上 自害 を 試み まし た 。 N ( 2 人 ) えっ …。
切腹 首つり 飛び降り
一 酸化 炭素 中毒 服毒 焼 身 。
全て 精霊 に 止め られ まし た 。
何 が 言い たい の ?
今 私 は 勇者 システム を 起動 さ せ て い ませ ん でし た よ ね 。
あっ そう いえ ば そうだ ね 。
それにもかかわらず 精霊 は 勝手 に 動き 私 を 守った 。
精霊 が 勝手 に 。 N だ から 何 が 言い たい の よ 東郷 。
精霊 は 私 たち の 意思 と は 関係なく
動 い て いる と いう こと です 。
私 は 今 まで 精霊 は 勇者 の 戦う と いう 意思 に
従って いる ん だ と 思って い まし た 。
でも 違う 。
精霊 に 勇者 の 意思 は 関係ない 。
それ に 気付 い たら この 精霊 と いう 存在 が
違う 意味 を 持って いる よう に 思え た ん です 。
精霊 は 勇者 の お 役目 を 助ける もの なんか じゃ なく
勇者 を お 役目 に 縛りつける もの な ん じゃ な いか って 。
死な せ ず 戦わ せ 続ける ため の 装置 な ん じゃ な いか って 。
あっ …。 N で っ でも
精霊 が 私 たち を 守って くれ た って こと なら
悪い こと じゃ ない ん じゃ ない か な 。
そう ね 。 それ だけ なら 悪い もの じゃ ない かも しれ ない 。
でも 精霊 が 勇者 の 死 を 必ず 阻止 する なら
乃木 さん が 言って い た こと は やはり 当たって いる こと に なる 。
勇者 は 決して 死ね ない …。
彼女 が 言って い た こと が 真実 なら
私 たち の 後遺症 が 治ら ない と いう こと も 。
そんな …。
乃木 園子 と いう 前例 が あった の だ から
大 赦 は 勇者 システム の 後遺症 を 知って い た はず 。
私 たち は 何も 知ら さ れ ず
だまさ れ て い た 。
待って よ … じゃあ
樹 の 声 は もう 二 度 と …。
知ら なかった 。
知ら なかった の 。
人 を 守る ため 体 を 捧げ て 戦う
それ が 勇者 …。
う ぅ … 私 が
樹 を 勇者 部 に 入れ た せい で …。
( 夏 凜 ) ん …。
はい 犬 吠埼 です 。
伊予 乃 ミュージック の 藤原 と 申し ます 。
伊予 乃 ミュージック ?
はい そう です が 。
ご 連絡 差し上げ まし た 。 N えっ ? な … なん の こと です か ?
樹 さん が 弊社 の オーディション に …。 N い … いつ ?
樹 さん から オーディション 用 の データ が 届 い て い ます 。
もしもし ? もしもし ?
コンコン ( ノック ) 樹 !
い ない の ?
あっ …。
はっ 。
カチッ ( クリック 音 )
[ パソコン ] ( 樹 ) えっ と ~ これ で …
あれ ? もう 録音 さ れ てる ?
あっ … N ボ … ボ ー カリストオ ー ディション に
応募 し まし た 犬 吠埼 樹 です 。
讃州 中学 1 年生 12 歳 です 。 N よろしく お 願い し ます 。
私 が 今回 オーディション に 申し込 ん だ 理由 は
もちろん 歌う の が 好き だ って こと が いちばん です けど
もう 一 つ 理由 が あり ます 。
私 は 歌手 を 目指す こと で
自分 なり の 生き 方 みたい な もの を 見つけ たい と 思って い ます 。
私 に は 大好き な お 姉ちゃん が い ます 。
お 姉ちゃん は 強く て しっかり者 で
いつも みんな の 前 に 立って 歩 い て いける 人 です 。
反対 に 私 は 臆病 で 弱く て
いつも お 姉ちゃん の 後ろ を 歩 い て ばかり で し た 。
でも 本当 は 私
お 姉ちゃん の 隣 を 歩 い て いける よう に
なり たかった 。 だ から
お 姉ちゃん の 後ろ を 歩く ん じゃ なく て
自分 の 力 で 歩く ため に
私 自身 の 夢 を 私 自身 の 生き 方 を 持ち たい 。
その ため に 今 歌手 を 目指し て い ます 。
実は 私 最近 まで 歌 を 歌う の が 得意 じゃ あり ませ ん でし た 。
あがり 症 で 人前 で 声 が 出 なく て …。
でも 勇者 部 の みんな の おかげ で 歌え る よう に なって
今 は 歌 を 歌う の が 本当 に 楽しい です !
そして 私 が 好き な 歌 を 一 人 でも たくさん の 人 に
聴 い て ほしい と 思って い ます !
( メ ー ル 受信 音 ) [ パソコン ] ( 樹 ) あっ 勇者 部 と いう の は
私 が 入って いる 部活 です 。 N 勇者 部 で は
保育 園 の 子供 たち と 遊 ん だ り
猫 の 飼い主 を 探し たり 。
私 人見知り だ から
部 に 入った 最初 は ちょっと 不安 で し た 。
でも 部 の みんな は 優しく て
今 は 部活 の 時間 が す っ ごく 楽しい です !
あっ ごめんなさい ! 余計 な こと まで
話し 過ぎ ちゃ い まし た 。 N で は 歌い ます 。
[ パソコン ] ♪~ ( 「 祈り の 歌 」 )
ああ … あぁ …。
[ パソコン ] ♪~ ( 「 祈り の 歌 」 )
[ パソコン ] ( 樹 ) ♪ 出会え て よかった
( 樹 ・ 回想 ) ( ( あの ね お 姉ちゃん 私 やり たい こと が 出来 た よ ) )
( ( 何 ? 何 ? 将来 の 夢 でも 出来 た って こと ? ) )
( ( だったら お 姉ちゃん に 教え て よ ) )
( 樹 ) ( ( う ~ ん 秘密 ) )
( ( ええ ~ ひどい 。 N 誰 に も 言わ ない から 。 ねっ ? ) )
( ( いつか 教える ね ) )
[ パソコン ] ( 樹 ) ♪ こんな 日々 が ずっと
う う ~ …
う う ぅ ~~ !
♪ 広がる 空 は
♪ 愛 や 希望 で 溢れ て
( 夏 凜 ) 待ち なさい ! はっ ! くっ !
( 夏 凜 ) あんた 何 する つもり ! ? 大 赦 を
潰し て やる ! ( 夏 凜 ) な っ !
大 赦 は 私 たち を だまし て た ! ガキン !
えっ ? 満開 の 後遺症 は 治ら ない !
( 夏 凜 ) な っ 何 を …。 N くっ …。
♪~
ガキン ! くっ !
大 赦 は 初め から 後遺症 の こと を 知って た !
なのに 何も 知らせ ない で
私 たち を 生 贄 に し た ん だ !
( 夏 凜 ) そんな 適当 な こと ! 適当 じゃ ない !
犠牲 に なった 勇者 が いたん だ ! えっ …。
勇者 は 私 たち 以前 に も い た 。
何度 も 満開 し て ボロボロ に なった 勇者 が !
そして 今度 は 私 たち が 犠牲 に さ れ た !
なんで こんな 目 に 遭わ なきゃ いけない ! ?
なんで 樹 が 声 を 失わ ない と いけ ない ! ?
夢 を 諦め ない と いけ ない ! ?
( 夏 凜 ) 友 奈 ! ? どき なさい !
嫌 です ! 風 先輩 が 人 を 傷つける 姿 なんて
見 たく あり ませ ん ! こんな こと が 許せ る か ~ !
バシン ! くっ …。
分かって ます 。 N だったら !
でも ! もし 後遺症 の こと を 知ら さ れ て て も
結局 私 たち は 戦って た はず です ! はっ …。
世界 を 守る ため に は それ しか なかった 。
だから 誰 も 悪く ない 。 選択肢 なんて
誰 に も なかった ん です ! それ でも
知ら さ れ て たら 私 は みんな を 巻き込 ん だ りし なかった !
そ したら 少なくとも みんな は
バシン !
風 先輩 そんな の 違う !
ダメ です ! 何 が 違う の ! ?
♪~
風 先輩 を 止め られる なら これ ぐらい 。
♪~
だって 私 は 勇者 だ から 。
♪~
友 奈 …。
コツコツ … ( 足音 ) あっ 。
はっ … 樹 。 えっ …。
♪~
う っ … う ぅ …。
♪~
ごめん …。
ごめん みんな …。
♪~
でも … でも
私 が 勇者 部 なんて 作ら なけ れ ば !
♪~
♪ 広がる 空 は
♪ 愛 や 希望 で 溢れ て
♪ この 声 が 届く まで
♪ 歌い 続ける から
樹 …。
♪~
風 先輩 私 も 同じ です 。
だから 勇者 部 を 作ら なけ れ ば なんて
言わ ない で ください 。
♪ 木漏れ日 眩 しい 森 の 中
♪ 風 は いつも あったかく て
う っ … う う ぅ …
♪ この 世界 に そう
♪ 生まれ た その 日 から ずっと
♪ 両手 に いっぱい
♪ 夢 を 握りしめ て い た
♪ 描 い た 未 来 い つ か
♪ ホント に なる ね
♪ 一 人 じゃ
♪ 小さな 囁き で しか ない けど
♪ 私 たち の 願い なら
♪ きっと 祈り に なる
♪ 広がる 空 は
♪ 愛 や 希望 で 溢れ て
♪ この 声 が 届く まで
♪ 歌い 続ける から
♪~
♪ 広がる 世界 は
♪ 愛 や 希望 で 溢れ て
♪ この 声 が 届く まで
♪ 歌い 続ける から
♪ いつも
♪ いつも ありがとう