Toradora !(TigerXDragon) Episode 16
( マイク : 逢坂 大河 ( あい さ かたい が ) ) ここ に 宣言 する !
この 逢坂 大河 が 生徒 会長 に 当選 し た 暁 に は !
この 学校 を 乗っ取り
貴様 ら の 高校 生活 を 鮮血 の 記憶 と ともに
モ …モグ …
モルグ に 葬り去って くれる って ね え ~っ !
( 2人 ) うん
( 能登 久光 ( の と ひ さ みつ ) ) 手 乗り タイガー が 生徒 会長 に ~ ?
( 春田 浩次 ( はる た こうじ ) ) ウソ だ ろ ぉ やめ て くれ ーっ!
( 高須 竜 児 ( たか す りゅう じ ) ) お … 応援 団長 は この 俺 だ !
言い たい こと が ある なら 俺 に 言えー っ !
( 春日 ・ 能登 ) ひ ぃぃ ぃ ~ !
( 男子 A ) あっ北村 ( きた むら ) だ !
(男子 B)あいつ 選挙 に は 出 ない で 生徒会 を 辞める って 公言 し てる らしい ぜ
(男子 C )だ から 手乗り タイガー が 立候補 し た の か …
むっ… !
私 の ジャマ を する つもり なら 誰 だろう と 容赦 しない わ ー !
(春田 )クソー !
このまま 手 乗り タイガー が 生徒 会長 に なったら
学園 生活 を 台 無し に さ れる ぞ !
(能登 )誰 か 立候補 する ヤツ は い ない の か ー っ !
(男子 A )そう だ よ 北村 が 立候補 すれ ば …
(男子 B )つか なんで 立候補 し ない ん だ ?
(男子 C )頼む から 出て くれよ !
( 男子 D ) このまま じゃ ヤツ ら に 高校 生活 を 台 無し に さ れ て しまう !
( 恋 ヶ 窪 ( こい が くぼ ) ゆり ) ちょっと ! あなた たち 何 を …
(ぶつかる 音 )(恋 ヶ 窪 )あ あぁ っ !
あ …ああ …
♪~
~ ♪
はい みんな が 困る 状況 に なれ ば ―
あいつ も 立候補 せざる を 得 なく なる だろう と 思って
(恋 ヶ 窪 )つまり 生徒 会長 に さえ なれ ば 北村 君 は 更生 する って 思った の ね
(竜児 )そう 思った の は 俺たち だけ じゃない んです
昨日 電話 し て 説明 し たら
クラス の みんな も 協力 し て くれ て …
(恋 ヶ 窪 )それ で さっき の お 芝居 を し た わけ ね
でも 北村 君 が 最後 まで 立候補 し なかったら どう する の ?
金曜日 の 締め切り まで に ほか に 候補 が い なかったら
本当 に 逢坂 さん が 生徒 会長 に なっちゃう わ よ ?
(大河 )北村 君 は …絶対 に …
このまま 全部 ほったらか せる よう な 人 じゃ ない から
(恋 ヶ 窪 )分かった わ (2 人 )え …
(恋 ヶ 窪 )あと で 職員 室 に いらっしゃい
印刷 機 の 使い方 教えて あげる
ポスター と 公約 の チラシ ぐらい 作ら ない と ね
( 2人 ) うん
♪~
~ ♪
ハァ …
いや ~北村 って 本当 に 意固地 な ヤツ だった ん だ な
あれ だけ やれ ば うまく いく と 思った ん だ けど な …
(大河 )もう 明日 一 日 しか ない のに
私 たち に できる こと って もう 何も ない の か な
分から ねえ
もう 何 も わから ねぇ …
(携帯 電話 の 着信 音 )
(竜児 )はい
(男性 の 声 )えと …高須 君 の 携帯電話 で いい の か な …?
あ ?そう だ けど
(男性 の 声 )ごめん 初め まして な ん だ けど
生徒 会 の 村瀬 ( むらせ )って いいます
生徒 会 の ?
えっ …?
そっか …教え て くれ て あり が と な
(携帯 電話 を 閉じる 音 )
竜児 …なんの 電話 ?
竜児 !どこ 行く の ?
( 竜 児 ) 北村 を …
ぶん 殴って くる !
(大河 )え ?ちょ っ …(ドア が 閉まる 音 )
( かけ足 )
( 村瀬 の 声 ) 狩野 ( かのう ) 会長 …
来週 に は 学校 を やめて 留学 する んだ
たぶん 北村 は 会長 の こと が …
あの …バカ 野郎 !
ん っ …
高須 か ?
悪かった ずっと 話せ なく て
(竜児 )水 くせ え ぞ 北村
(北村 )みっともなく て とても 言え や しなかった ん だ
会長 の こと が 好き だ から だ なんて …
来週 に は アメリカ に 行っちまう ん だって な …
狩野 先輩
(北村 )ああ
宇宙 飛行 士 に なる ん だ って
向こう の 宇宙 工学 の 教授 に 直々 に 大学 に 招かれた らしい
(竜児 )すげえ な
(北村 )そんな の 何 も 聞い て なく て さ
本当 は 生徒 会長 に 当選 し て
会長 が 俺 の こと を 認め て くれ たら
その とき に 告白 しよ う と 思って た ん だ
だけど 生徒 会長 に なる ころ に は あの 人 は もう い ない
だったら なる 意味 なんて ない ん じゃない か って
そう 思ったら 何もかも 辞め たく なって
壊し たく なって …
で …そんな 頭 に し た の か ?
今日 に なって 親父 ( おやじ ) に とうとう キレられ た よ
見て の とおり ボコボコ に さ れ た
本当 バカ だ よ 俺 って
こんな こと し た って 会長 が 留学 を やめる わけ ない のに …
望んだ とおり に は ならねえ よ な
(竜 児 )フフ …
なん だ よ 急に
いや 同じ ような こと 前に 大河 と 話し た な って
2 人 で いろいろ うまく いか ねえ なって 言い合って
最終 的 に 大河 は キレ て 電柱 を 蹴り 倒し た
(北村 )おお さすが 逢坂 俺 なんか と は レベル が 違う
俺 も …
逢坂 に 蹴り 倒し て もらえ ば スッキリ する の か な
は ?
( 大河 ) 竜 児 ー ! お ー い !
バーカー い ー ぬ ー が ~ !
ハァ ハァ …
大河 …
(北村 )本当 は 分かって る ん だ
逢坂 が 立候補 し た の は 俺 の ため だって こと も
みんな に 心配 かけてる って こと も …
このまま じゃ ダメ だ って こと も …
帰る よ 話 聞い て くれ て あり が と な
北村
(北村 )大丈夫 だ
決める から ちゃんと 自分 で
じゃあ 明日 学校 で
(大河 )あー い た !竜児 !
こんな 所 で 何 し て た の よ
まさか 本当 に 北村 君 の こと …
いや …
じゃあ あの 電話 な ん だった の ?
(竜児 )…言わ ねえ
(マイク :大河 )さ あー !明日 は ついに 投票 日 ぃ !
私 に 投票 し なかった ヤツ は 地獄 の 果て まで 追いかける から ね !
いい かい !この 学園 は …
( 竜 児 ) たっ大河 … !
( ざわめき )
(竜児 )北村 …(大河 )北村 君 …
悪かった な 2 人 と も
もう いい よ
いや これ 以上 の 狼藉 ( ろうぜき ) は 許さ ん ぞ !
この 北村 祐 作 が この 学校 を 正しく 導い て 見せる !
( 歓声 )
北村 君 …
( 北村 ) はっはっはっは !
(竜児 )決め たんだ な
… 北村
(竜児 )は ?何 か の 間違い じゃ ?
本当 な の
北村 君 立候補 届 まだ 出し て ない
規則 上 16 時 まで に 届け が ない と 立候補 し た こと に なら ない のに …
(竜児 )すいません 失礼 します !
ちょっと 高須 君 !
( 足音 )
どう した 高須 ?逢坂 たち なら もう 帰った ぞ
なんでも 駅 ビル に 新しい カフェ が 出来た とか で …
16時 まで らしい ぞ 立候補 の 届け出
どう する ん だ よ
(竜児 )本当 に このまま …(北村 )帰ろう 高須
本気 な の か ?
考える 時間 は まだ …
(北村 )一 日 考え て やっぱり やめ た
いい ん だ もう
北村 …
(北村 )高須 と 2 人 で 帰る なんて 久しぶり だ な
(竜児 )1年 の とき 以来 じゃ ない か ?
お前 は 生徒会 で 忙しかった から …
そう いや 話し た こ と なかった よ な
俺 が どう して 生徒会 に 入った の か って
え ?ああ …
俺 入学 し た ばっかり の ころ
すっごい 張り切って たんだ よ
いわゆる 高校 デビュー が し たく て さ
楽しい 高校 生活 を 送る ため の 第 一 歩 って いったら
やっぱり 彼女 を つくる こと だ ろ ?
そんな とき に 別 の クラス に
すごい 美少女 が いる って ウワサ を 聞いた ん だ
それ で 告白 し に 行った ん だ が …
って …前 に 話し た よ な
ああ …
逢坂 に あっさり フラれ て へ こんで たら さ …
現れ た ん だ
あの 人 が …
( 狩野 ( かのう ) すみれ ) すべて 見 て た ぞ 新入 生 !
大丈夫 !お前 の 高校 生活 は 始まった ばかり だ !
生徒 会 に 来い !
(北村 )“地味 な 事務 仕事 で 忙殺 しつつ 立ち直らせて やる !”…って
そのまま 生徒 会 室 に 連行 さ れた
それ から 毎日 が 楽しく なった
逢坂 と も 仲よく なれた し
楽しい 高校 生活 が 現実 に なった
あの 日 会長 に 声 を かけ られ て
フラフラ と 踏み出し た “第 一 歩 ”は ムダ じゃ なかった ん だ
なのに …
今 は 次 の 一 歩 が 踏み出せ ない
(すみれ )で そのまま 逃げる の か ?
て めえ が 生徒会長 に なる と 信じて 待っている ガキ ども は どうする ん だ
放り出す の か ?
そう いう こと が できる 男 だった の か お前 は ?
お前 の 足 は 上がって る ん だろ ?
前 に 進む ため に そう し たん だろ !
だったら その 足 を 踏み出す 以外 に …
何 が ある ん だ よ !
サボ ん じゃ ねぇ ぞ 私 は 見てる から な
お前 が どんな 生徒会長 に なる か
なん だ よ 今 の …
(北村 )高須 …今 何 時 だ ?
(竜児 )え ?
15 時 58 分
(北村 )いちばん 盛り上がる ところ に 現れる ん だ な
スーパー スター は …
すま ん ちょっと 急ぎ の 用 が できた
ああ
(スピーカー の ハウリング )
( マイク : さくら ) それ で は これ より ―
生徒 会長 選挙 演説 会 を 執り行い ます
ほか の 候補者 が 辞退 さ れた ので
生徒 会長 候補 は 2 年 C 組 の 北村 祐作 さん
以上 1 名 です
それでは お 願い し ます
( 拍手 )
ただいま 紹介 に あずかり まし た 北村 祐作 です
えー …
私 は いや …俺 は ―
俺 は 会長 が … あなた が …
好き だ あ ~っ !
(スピーカー の ハウリング )
ハァ ハァ ハァ …
俺 が ここ に 立って い られる の は
あなた という 人 に 恋 を し た から です !
会長 が 行って しまう 前 に 聞き たい ん です
あなた の 気持ち を !
望み は ゼロ です か ?
俺 と 会長 の 間 に 特別 な 縁 など なかった の でしょ うか
どう か 聞かせ て ください !
( ざわめき )
(男子 A )告白 …だ よ な 今 の
(男子 B )狩野 !返事 返事 !
(男子 C )そう だ そう だ !答え て やれ よ !
(女子 A)言っちゃ え 狩野 さーん !
( ヤジ )
(マイク :すみれ )…と いう こと らしい
あれ が ご存知 副 会長 の 北村 祐作 だ
面白い だ ろう
あんな 面白い ヤツ が 会長 に なったら
きっと この 学校 は もっと 面白く なる ぞ
清き 一 票 を ぜひ あの 面白い ヤツ に !
(笑い声 と 拍手 )
(竜児 )狩野 先輩 !
ハァ ハァ ハァ …
なんで …
ちゃんと 答え て やら ない ん です か
昨日 北村 に “前 へ 進め ”って 言って くれた じゃない ですか
なのに な ん で っ !
私 は 立候補 しろ と 言った つもり だ
告白 し て くれ など と 言って い ない
逃げる の か よ !
(すみれ )バカ正直 に 直進 しか できない ヤツ は
不器用 という ん だ
北村 は もっと 賢く 生きる こと を 学んだ ほうが いい
いい 友達 だ な お前 は
これ から も 北村 と 仲良く して やって くれ
ちょ っ まだ 話 は …
ん ?
大河 ?
北村 君 泣い て た
お 願い 竜 児
北村 君 の そば に 今 は い て あげて
私 じゃ ダメ な の
私 じゃ そば に い て あげ られ ない の
お前 は … お前 は どう する ん だ よ
私 は 大丈夫
大丈夫 だ から
北村 君 の 所 へ 行って あげて
(竜児 )でも …(大河 )行って !
(大河 )“自分 が 望んだ もの は 決して 手に入らない ”
それ が 分かって しまって どう しようもなく 立ち尽くした とき
北村 君 は この 手 を つかんで 笑い かけて くれた
なんて 優しい 人 …
何度 ありがとう を 繰り返し て も 足り ない
望ま れ て いる の は 私 じゃ ない と 分かって る …
だけど …
できる こと は し たい
北村 君 が 私 に し て くれた ように …
クッ …
(戸 が 開く 音 )
(大河 )狩野 ぉぉ !
すみれ ぇぇ ぇ ~ !
(3年 男子 A )なんで こんな 所 に ?
(大河 )こんな こと は 間違って いる だろう か
殴り こみ じゃあ ああ !
まだ 1 匹 残って やがった か 大 バカ 野郎 が …
いい よ 相手 し て やる
いいかげん イライラ し て た ところ だ
(大河 )間違って いる の かも …
分から ない
分かる の は ただ …
この 足 は 止まら ない と いう こと だけ …!
うりゃ ああ ああ !
(戸 が 開く 音 )
(3年 男子 B )たっ 高須 って ヤツ は いる か !
来て くれ !手乗り タイガー が !
な っ …!
(すみれ )こーん の バカ だれが っ !
(大河 )バカ バカ うる せ えん だ よっ !
う うっ …!
うりゃ あ !
あ あぁ …!
ハァ ハァ ハァ …
(大河 )う わぁ ぁ !
あんた は ただ の 臆病 もん だ あ !
傷つく の も 傷つける の も あんた は 怖い ん だ !
その 臆病 さ が …!卑怯 さ が …!
北村 君 を 傷つけ た ん だ !
許さ ない 絶対 …
許さ ない ぃ !
( 竜 児 ) やめろ 大河 ! ( 大河 ) う わ あ あ !
離せ え !
( 木原 麻耶 ( き はら ま や ) ) ヤダ ヤダ な ん な の これ !
大河 !
臆病 者 !卑怯 者 !
自分 の 心 に 向き合う こと も できない 弱虫 !
弱虫 で 結構 !
て め え は 単純 暴力 バカ だ ろうが !
(大河 )あんた より は マシ だ !
言って みろ !北村 君 の 気持ち を 受け入れ ない なら
“お前 なんか 嫌い だ ”って 言って みろ !
言え ええ え ~っ !
う っ !
て め え に 私 の 何 が 分かる !
て めえ みたいな 単純 バカ に なれる んだったら なりたい よ !
まっすぐ 突っ走る だけ の バカ に なれたら って 思う よ !
好き なんて 言ったら …
あの バカ は 私 に つい て 来 よう と する じゃねえか
私 が そう し て ほしい って 分かったら 私 の ため に そう する だろう が !
いろんな もん を 犠牲 に し て …
あいつ は そう いう ヤツ だ
だから …
だから 私 は バカ に なれ ない !
あっ…
( すすり泣き )
(北村 )会長 は 本当 に 優しい 人 です
ハッ !
心から あなた が 好き で した
好き に なれ て 恋 を し て
本当 に よかった
ありがとう ござい ました !
(竜児 )それ から かけつけた 教師たち が その 場 を 収める まで
俺 たち は 何 も する こと が できなかった
( 川嶋 亜美 ( かわし ま あみ ) ) ご 迷惑 を お かけ し て 本当 に すみません で し た
(戸 が 閉まる 音 )
(亜美 )どう した の ?
( 香椎 奈々子 ( か しい な な こ ) ) 片づけ てる とき 生徒 手帳 拾った ん だ けど
なんか タイガー のみ たい で …
ん ?
じゃあ 高須 君 に 預け て …
って 先生 と 行っちゃった ん だ っけ …
( 木原 ) あ …
本当 に 好き な ん だ …
(香椎 )あっ 下 に …(亜美 )これ は ―
私 が 返し とくよ
さっ 教室 戻ろ
(亜美 )罪悪感 は なくなった ?
( 実 乃梨 ) ハッ … !
クッ
(竜児 )狩野 先輩 は 顔 を アザ だらけ に し た まま
最後 の 登校 日 を 終え
2 日 後 アメリカ に 旅立った
北村 は “校内 かわいそう な ヤツ ナンバーワン ”の 座 に つく と ともに
生徒 会長 に 当選 …
そして 大河 は 2 週間 の 停学 に なった
♪~
~ ♪
( ルームメイト : 英語 ) 〈 スミレ 手紙 が 届 い てる わ よ 〉
プッ
ハハハ …ハハハハ !
アハ ハハ …!
(大河 )クリスマス エンジェル 大河 様 が
あんた の 恋 を なんとか し て あげる !
ひと 肌 も ふた 肌 も 脱ぎ まくって
あげく 真っ裸 ( まっぱ ) に なって も …
(竜児 )いや …風邪 引かれる と 面倒 だ から
着 て て くれ 服