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暗殺教室, Ansatsu Kyoushitsu (Assassination Classroom) Episode 1

Ansatsu Kyoushitsu ( Assassination Classroom ) Episode 1

それでは

ホームルーム を 始め ます

日直 の 人 は 号令 を

き … 起立

気 を 付け

礼 おはよう ございます 発砲 した まま で 結構です ので 出欠 を とり ます

磯貝 君

はい

すみません が 銃声 の 中 な ので 大きな 声 で

はい

岡島 君

はい

奥田 さん

はい

片岡 さん

はい

茅野 さん

はい

神崎 さん

はい

はい 遅刻 なし っと

素晴らしい 先生 とても うれしい です

速 過ぎ

クラス 一斉 射撃 で 駄目な の か よ

僕ら は

殺し屋

僕ら の ターゲット は

先生

残念です ねぇ

今日 も 命中 弾 ゼロ です

数 に 頼る 戦術 は 個々 の 思考 を 疎かに する

目線 銃口 の 向き 指 の 動き

一人一人 が 単純 過ぎ ます

もっと 工夫 し ましょう

でないと

最高 速度 マッハ 20 の 先生 は 殺せ ませ ん よ

いや てい うかさ

本当に 全部 よけて ん の か よ 先生

どう 見て も これ ただ の BB 弾 だ ろ

当たって る のに 我慢 して る だけ じゃ ない の

そう よ そうだ よ

では 弾 を 込めて 渡し なさい

言った でしょう

この 弾 は 君 たち に とって は 無害です が

国 が 開発 した 対 先生 用 特殊 弾 です

当たれば 先生 の 細胞 を 豆腐 の ように 破壊 できる

もちろん 数 秒 あれば 再生 し ます が

だが 君 たち も 目 に 入る と 危ない

先生 を 殺す 以外 の 目的 で 室 内 で の 発砲 は し ない ように

殺せる と いい です ね 卒業 まで に

さあ 銃 と 弾 を 片付け ましょう

授業 を 始め ます

椚 ヶ 丘 中学校 3- E は 暗殺 教室

始業 の ベル が 今日 も 鳴る

はい ここ で 問題 です

磯貝 君

はい

この 4 本 の 触手 の うち 仲間外れ は

ええ と 青い 触手

正解 青 の 例文 の 「 WHO 」 だけ が 関係 詞 です

関係 代名詞 は 直前 の 名詞 を 修飾 し

ここ で は 「 who is standing over there 」 が

前 の 「 the boy 」 少年 を 説明 して い ます

ねえ 渚

昼間 だ けど 出て る ね 三日月

何で 僕ら が こんな 状態 に なった の か

3 年生 の 始め

僕ら は 二 つ の 事件 に 同時に 遭った

一 つ 目 は その 日 突然 月 が 爆発 して 三日月 形 に なって しまった こと

番組 の 途中 です が ここ で 臨時 ニュース です

つい 先ほど 月 が 7 割方 蒸発 し 失わ れた と の 情報 が 入り ました

繰り返し ます

われわれ は もう 一生 三日月 しか 見 られ ない と いう こと でしょう か

そして 二 つ 目 の 事件 が これ

初め まして 私 が 月 を やった 犯人 です

来年 に は 地球 も やる 予定 です

君 たち の 担任 に なった ので どうぞ よろしく

まず 五六 カ所 ツッコ ませろ

クラス 全員 そう 思った

防衛 省 の 烏 間 と いう 者 だ

まずは ここ から の 話 は 国家 機密 だ と 理解 いただき たい

単 刀 直入 に 言う

この 怪物 を 君 たち に 殺して ほしい

えっ と 何 っす か

そい つ 攻めて きた 宇宙 人 か 何 か っす か

失礼な

生まれ も 育ち も 地球 です よ

地球

詳しい こと を 話せ ない の は 申し訳ない が

こいつ が 言った こと は 真実だ

月 を 壊した この 生物 は

来年 の 三 月 地球 を も 破壊 する

この こと を 知っている の は 各国 首脳 だけ

こいつ の 存在 が 公 に なれば 世界 は パニック に 陥る だろう

そう なる 前 に 秘密裏 に こいつ を 殺さ なければ なら ない

つまり 暗殺 だ

だが こいつ は …

とにかく 速い

殺す どころ か

眉毛 の 手入れ を さ れて いる 始末 だ

丁寧に な

満月 を 三日月 に 変える ほど の パワー を 持つ 超 生物 だ

最高 速度 は マッハ 20

つまり こいつ が 本気で 逃げれば

われわれ は 破滅 の 時 まで 手 も 足 も 出 ない

まあ それでは 面白く ない ので ね

私 から 国 に 提案 した のです

殺さ れる の は ごめん です が

椚 ヶ 丘 中学校 3 年 E 組 の 担任 なら やって も いい と

いや なんで

こいつ の 狙い は 分から ん

しかし われわれ 政府 は

君 たち 生徒 に 危害 を 加え ない こと を 条件 に やむなく 承諾 した

理由 は 二 つ

教師 と して 毎日 教室 に 来る の なら 監視 が できる

何より も

30 人 も の 人間 が 至近 距離 から こいつ を 殺す チャンス を 得る

中村 さん

暗殺 は 勉強 の 妨げ に なら ない とき に と 言った はずです

すみません

罰 と して 後ろ で 立って 受講 し なさい

なんで こんな 怪物 が うち の 担任 に

どうして 僕ら が 暗殺 なんか …

そんな 声 は この 条件 で かき 消えた

成功 報酬 は 100億 円

当然の 額 だ

暗殺 の 成功 は 冗談 抜きで 地球 を 救う こと な のだ から

幸いな こと に こいつ は 君 たち を なめ きって いる

見ろ 緑 の しま しま に なった とき は なめて いる 顔 だ

どんな 皮膚 だ よ

当然でしょう

国 が やれ ない 私 を 君 たち が やれる わけ が ない

最 新鋭の 戦闘 機 に 襲わ れた 時 も

逆に 空中 で ワックス を かけて やり ました よ

だから なぜ 手入れ する

君 たち に は なめて いる こいつ の 隙 を あわよくば 突いて ほしい

人間 に は 無害で こいつ に は 効く 武器 と 弾 を 支給 する

君 たち の 家族 や 友人 に は 絶対 秘密だ

とにかく 時間 が ない

地球 が 消えれば 逃げる 場所 など どこ に も ない

そういう こと です

さあ 皆さん 残さ れた 1 年 を 有意義に 過ごし ましょう

残さ れた 時間 は 1 年

僕たち が こいつ の 暗殺 に 成功 し ない と

地球 が 壊さ れる

昼 休み です ね

先生 ちょっと 中国 に 行って マーボー 豆腐 を 食べて き ます

暗殺 希望 者 が も しいれば 携帯 で 呼んで ください

えー と マッハ 20 だ から

マーボー の 本場 四川 省 まで 10 分 くらい

確かに あんな もん ミサイル でも 落とせ ん わな

しかも あの タコ 音速 飛行 中 に テスト の 採点 まで して る んだ ぜ

マジ で

俺 なんか イラスト 付き で 返って きた

て か あいつ 何 げ に 教えて る の うまく ない

わかる

放課後 に 数学 教わって 次の テスト の 点 よかった もん

まっ でも さ

しょせん 俺 ら E 組 だ しな

頑張って も 仕方 ねぇ けど

そう タコ 型 の 超 生物 で 暗殺 の ターゲット

なのに

あの 先生 は なぜ か 普通に 先生 して いる

僕ら も 同じ 即席 の 殺し屋 である の を 除けば 普通の 生徒 だ

けど 僕ら E 組 は 少し だけ 普通 と 違う

おい 渚

ちょっと 付き合えよ

暗殺 の 計画 進めよう ぜ

あの タコ 機嫌 に よって 顔 の 色 が 変わる だ ろ

観察 し と けって 言った やつ できて る か

一応

余裕 な 時 は 緑 の しま しま な の は 知って る よ ね

生徒 の 解答 が 間違って いたら 暗い 紫

正解 だったら 明るい 朱色

面白い の は 昼 休み の 後 で …

俺 は 知ら なくて いい んだ よ

作戦 が ある

あいつ が 一 番 油断 して る 顔 の 時 に お前 が やり に 行け

ぼ … 僕 が

でも …

いい 子 ぶってん じゃ ねえ よ

俺 ら は E 組 だ

進学 校 で 有名な この 学校 の レベル に ついて いけなかった 脱落 組

通称 エンド の E 組

毎日 山 の 上 の 隔離 校舎 まで 通わ さ れて

あらゆる 面 で カス みたいに 差別 さ れて る

落ちこぼれ の 俺 ら が 100億 円 稼ぐ チャンス なんて

この先 一生 回って こ ねえ ぞ

抜け出す んだ よ この クソ みて え な 状況 から

たとえ どんな 手 を 使って も な

しくじ んな よ 渚 君

渚 の やつ E 組 行き だって よ

終わった な あいつ

俺 あいつ の アドレス 消す わ

俺 も

同じ レベル だ と 思わ れ たく ない し

ただ今 帰り ました

お … お かえり 先生

どうした の その ミサイル

お土産 です

日本 海 で 自衛 隊 に 待ち伏せ さ れ まして

た … 大変です ね ターゲット だ と

いえいえ 皆 から 狙わ れる の は 力 を 持つ 者 の 証し です から

さっ 5 時間 目 を 始め ます よ

はい

先生 に は 分から ない よ ね

みんな から 暗殺 の ターゲット に さ れる って こと は

裏を返せば みんな に 力 を 認め られて いる って こと だ

分から ない よ ね そんな 怪物 に

期待 も 警戒 も さ れ なく なった 認識 さえ さ れ ない 人間 の 気持ち なんて …

お前 の おかげ で 俺 の 評価 まで 落とさ れた よ

唯一 よかった の は もう お前 を 見 ず に 済む こと だ

殺せる かも しれ ない

だって この 先生 に も 僕 の 姿 は 見えて ない から

はい それでは お 題 に 沿って 短歌 を 作って み ましょう

ラスト 7 文字 を 「 触手 なり けり 」 で 締めて ください

「 触手 なり けり 」 です か

はい 書けた 人 は 先生 の 所 へ 持ってき なさい

チェック する の は 文法 の 正し さ と 触手 を 美しく 表現 できた か

例文 です

花 さ そふ 嵐 の 庭 の 雪 ならでは え ゆく もの は 触手 なり けり

「 触手 だった のだ なぁ 」 って …

できた 者 から 今日 は 帰って よし

そんな の 思い付か ない よ

ほ ー ら ほら ヌルヌル 素晴らしい 句 が 湧いて き ませ ん か

ヌルヌルヌルヌルヌルヌル …

ヌルヌル うる せ えよ

先生 質問

何 です か 茅野 さん

いまさら な んだ けど さ 先生 の 名前 何て いう の

他の 先生 と 区別 する とき 不便だ よ

名前 … です か

そう いや ぁ …

名乗って ない ね

名乗る ような 名前 は あり ませ ん ねぇ

何なら 皆さん で 付けて ください

付けて いい んだ

でも 今 は 課題 に 集中 です よ

は ー い

では 先生 は その 間 一休み を

お っ もう でき ました か 渚 君

昼食 の 後 で 僕ら が 眠く なる ころ に

先生 の 顔 が 薄い ピンク に なる とき が ある

茅野 の 質問 へ の 反応 も 少し 遅れた

たぶん 先生 も 一 番 油断 する 時間 な んだ

この 進学 校 で 落ちこぼれた 僕ら は 思う

どこ か で 見返さ なきゃ

やれば できる と 親 や 友達 や 先生 たち を

やれば できる と …

言った でしょう もっと 工夫 を …

認め させ なきゃ …

どんな 手 を 使って も …

しゃ ー っ

やった ぜ ー

100億 円 いただき

渚 ざ まあ みろ 寺坂 何 やった んだ

こいつ も 自爆 テロ は 予想 して なかった ろ

ちょっと 渚 に 何 持た せた の よ

おもちゃ の 手榴弾 だ よ

ただし 火薬 を 使って 威力 を 上げて ある

300 発 の 対 先生 弾 が すげ え 速 さ で 飛び散る ように な

人間 が 死ぬ 威力 じゃ ねえ よ

俺 の 100億 で 治療 費 くらい …

無傷 やけど 一 つ 負って ねえ の か

それ に 何 だ この 膜

タコ の 死体 に つなが っ …

実は 先生 月 に 1 度 ほど 脱皮 を し ます

脱いだ 皮 を 渚 君 に かぶせて 守り ました

月 1 で 使える 先生 の 奥の手 です

寺坂 吉田 村松

先生 の 顔 は 顔色 を 見る まで も なく …

真っ黒

ど 怒りだ

首謀 者 は 君 ら 3 人 だ ろ

いっ いや …

渚 が 勝手に …

い なく …

俺 らん ち の 表札

政府 と の 契約 です から 先生 は 決して 君 たち に 危害 は 加え ない

が しかし …

次 また 今 の ような 方法 で 暗殺 に 来たら

君 たち 以外 に は 何 を する か 分かり ませ ん よ

家族 や 友人 … いい や

君 たち 以外 を 地球 ごと 消し ます か ね

5 秒間 で 皆 悟った

地球 の 裏 でも 逃げ られ ない と

どうしても 逃げ たければ

この 先生 を 殺す しか …

何 な んだ よ て め え 迷惑な んだ よ

いきなり 来て 地球 爆破 と か 暗殺 しろ と か

迷惑な やつ に 迷惑な 殺し 方 して 何 が 悪い んだ よ

迷惑 とんでもない

君 たち の アイデア 自体 は すごく よかった

特に 渚 君

君 の 肉薄 まで の 自然な 体 運び は 100 点 です

先生 は 見事に 隙 を 突か れ ました

ただし

寺坂 君 たち は 渚 君 を

渚 君 は 自分 を 大切に し なかった

そんな 生徒 に 暗殺 する 資格 は あり ませ ん

人 に 笑顔 で 胸 を 張れる 暗殺 を し ましょう

君 たち 全員 それ が できる 力 を 秘めた 有能な アサシン だ

ターゲット である 先生 から の アドバイス です

マッハ 20 で 怒ら れて うねる 触手 で 褒め られた

この 異常な 教育 が 僕 は 普通に うれしかった

この 異常な 先生 は 僕ら の こと を 正面 から 見て くれた から

あなた の …

あなた の 時間 を くれる なら

あの 子 たち を 教えて あげて

なんて すてきな 触手 …

この 手 なら きっと あなた は すてきな 教師 に …

さて 問題 です 渚 君

先生 は 殺さ れる 気 など みじんも ない

皆さん と 来年 3 月 まで エンジョイ して から

地球 を 爆破 です

それ が 嫌 なら 君 たち は どう し ます か

暗殺 なんて した こと ないし

僕ら に は 他 に す べき こと が たくさん ある

けど 思った

この 先生 なら 殺意 さえ も 受け止めて くれる って

地球 を 爆破 さ れる その 前 に 先生 を 殺し ます

ならば 今 やって み なさい

殺せた 者 から 今日 は 帰って よし

んな 簡単に …

殺せる わけ ねえ だ ろ

僕ら は 殺し屋

ターゲット は 先生

ふき ふき ふき ふき

今 撃って も …

表札 と 一緒に 手入れ さ れる …

帰れ ねえ …

殺せ ない 先生 か …

殺せ ない … ころ …

殺せ ん せ ー は

殺せ ん せ ー

殺せ ん せ ー と 僕ら の 暗殺 教室

始業 の ベル は 明日 も 鳴る

日本 文化 を 代表 する 定型 詩 と 言えば 俳句 と 短歌 です ね

俳句 は 五七五 の 十七 文字

短歌 は 五七五七七 の 合計 三十一 文字 です

渚 くん 季語 を 入れる 決 り が ある の は 俳句 の ほう です よ

次回 暗殺 教室

野球 の 時間


Ansatsu Kyoushitsu ( Assassination Classroom ) Episode 1

それでは

ホームルーム を 始め ます ||はじめ|

日直 の 人 は 号令 を にっちょく||じん||ごうれい|

き … 起立 |きりつ

気 を 付け き||つけ

礼 おはよう ございます れい|| 発砲 した まま で 結構です ので   出欠 を とり ます はっぽう||||けっこう です||しゅっけつ|||

磯貝 君 いそがい|きみ

はい

すみません が   銃声 の 中 な ので   大きな 声 で ||じゅうせい||なか|||おおきな|こえ|

はい

岡島 君 おかじま|きみ

はい

奥田 さん おくた|

はい

片岡 さん かたおか|

はい

茅野 さん かやの|

はい

神崎 さん かんざき|

はい

はい   遅刻 なし っと |ちこく||

素晴らしい   先生   とても うれしい です すばらしい|せんせい|||

速 過ぎ はや|すぎ

クラス 一斉 射撃 で 駄目な の か よ くらす|いっせい|しゃげき||だめな|||

僕ら は ぼくら|

殺し屋 ころしや

僕ら の ターゲット は ぼくら||たーげっと|

先生 せんせい

残念です ねぇ ざんねん です|

今日 も 命中 弾 ゼロ です きょう||めいちゅう|たま||

数 に 頼る 戦術 は   個々 の 思考 を 疎かに する すう||たよる|せんじゅつ||ここ||しこう||おろそかに|

目線   銃口 の 向き   指 の 動き めせん|じゅうこう||むき|ゆび||うごき

一人一人 が 単純 過ぎ ます ひとりひとり||たんじゅん|すぎ|

もっと 工夫 し ましょう |くふう||

でないと

最高 速度 マッハ 20 の 先生 は   殺せ ませ ん よ さいこう|そくど|まっは||せんせい||ころせ|||

いや   てい うかさ

本当に 全部 よけて ん の か よ   先生 ほんとうに|ぜんぶ||||||せんせい

どう 見て も これ   ただ の BB 弾 だ ろ |みて||||||たま||

当たって る のに   我慢 して る だけ じゃ ない の あたって|||がまん||||||

そう よ   そうだ よ ||そう だ|

では   弾 を 込めて 渡し なさい |たま||こめて|わたし|

言った でしょう いった|

この 弾 は 君 たち に とって は 無害です が |たま||きみ|||||むがい です|

国 が 開発 した 対 先生 用 特殊 弾 です くに||かいはつ||たい|せんせい|よう|とくしゅ|たま|

当たれば   先生 の 細胞 を 豆腐 の ように 破壊 できる あたれば|せんせい||さいぼう||とうふ||よう に|はかい|

もちろん 数 秒 あれば 再生 し ます が |すう|びょう||さいせい|||

だが   君 たち も 目 に 入る と 危ない |きみ|||め||はいる||あぶない

先生 を 殺す 以外 の 目的 で 室 内 で の 発砲 は し ない ように せんせい||ころす|いがい||もくてき||しつ|うち|||はっぽう||||よう に

殺せる と いい です ね   卒業 まで に ころせる|||||そつぎょう||

さあ   銃 と 弾 を 片付け ましょう |じゅう||たま||かたづけ|

授業 を 始め ます じゅぎょう||はじめ|

椚 ヶ 丘 中学校 3- E は   暗殺 教室 くぬぎ||おか|ちゅうがっこう|||あんさつ|きょうしつ

始業 の ベル が   今日 も 鳴る しぎょう||べる||きょう||なる

はい   ここ で 問題 です |||もんだい|

磯貝 君 いそがい|きみ

はい

この 4 本 の 触手 の うち   仲間外れ は |ほん||しょくしゅ|||なかまはずれ|

ええ と   青い 触手 ||あおい|しょくしゅ

正解   青 の 例文 の 「 WHO 」 だけ が 関係 詞 です せいかい|あお||れいぶん|||||かんけい|し|

関係 代名詞 は 直前 の 名詞 を 修飾 し かんけい|だいめいし||ちょくぜん||めいし||しゅうしょく|

ここ で は 「 who is standing over there 」 が

前 の 「 the boy 」 少年 を 説明 して い ます ぜん||||しょうねん||せつめい|||

ねえ   渚 |なぎさ

昼間 だ けど   出て る ね   三日月 ひるま|||でて|||みかづき

何で 僕ら が こんな 状態 に なった の か なんで|ぼくら|||じょうたい||||

3 年生 の 始め ねんせい||はじめ

僕ら は 二 つ の 事件 に 同時に 遭った ぼくら||ふた|||じけん||どうじに|あった

一 つ 目 は   その 日 突然   月 が 爆発 して 三日月 形 に なって しまった こと ひと||め|||ひ|とつぜん|つき||ばくはつ||みかづき|かた||||

番組 の 途中 です が   ここ で 臨時 ニュース です ばんぐみ||とちゅう|||||りんじ|にゅーす|

つい 先ほど   月 が 7 割方 蒸発 し   失わ れた と の 情報 が 入り ました |さきほど|つき||わりかた|じょうはつ||うしなわ||||じょうほう||はいり|

繰り返し ます くりかえし|

われわれ は もう 一生 三日月 しか 見 られ ない と いう こと でしょう か |||いっしょう|みかづき||み|||||||

そして   二 つ 目 の 事件 が   これ |ふた||め||じけん||

初め まして   私 が 月 を やった 犯人 です はじめ||わたくし||つき|||はんにん|

来年 に は   地球 も やる 予定 です らいねん|||ちきゅう|||よてい|

君 たち の 担任 に なった ので   どうぞ よろしく きみ|||たんにん|||||

まず 五六 カ所 ツッコ ませろ |ごろく|かしょ||

クラス 全員   そう 思った くらす|ぜんいん||おもった

防衛 省 の 烏 間 と いう 者 だ ぼうえい|しょう||からす|あいだ|||もの|

まずは   ここ から の 話 は 国家 機密 だ と 理解 いただき たい ||||はなし||こっか|きみつ|||りかい||

単 刀 直入 に 言う ひとえ|かたな|なおいり||いう

この 怪物 を 君 たち に 殺して ほしい |かいぶつ||きみ|||ころして|

えっ と   何 っす か ||なん||

そい つ   攻めて きた 宇宙 人 か 何 か っす か ||せめて||うちゅう|じん||なん|||

失礼な しつれいな

生まれ も 育ち も 地球 です よ うまれ||そだち||ちきゅう||

地球 ちきゅう

詳しい こと を 話せ ない の は 申し訳ない が くわしい|||はなせ||||もうし わけない|

こいつ が 言った こと は 真実だ ||いった|||しんじつだ

月 を 壊した この 生物 は つき||こわした||せいぶつ|

来年 の 三 月   地球 を も 破壊 する らいねん||みっ|つき|ちきゅう|||はかい|

この こと を 知っている の は 各国 首脳 だけ |||しっている|||かっこく|しゅのう|

こいつ の 存在 が 公 に なれば   世界 は パニック に 陥る だろう ||そんざい||おおやけ|||せかい||ぱにっく||おちいる|

そう なる 前 に 秘密裏 に こいつ を 殺さ なければ なら ない ||ぜん||ひみつり||||ころさ|||

つまり   暗殺 だ |あんさつ|

だが   こいつ は …

とにかく 速い |はやい

殺す どころ か ころす||

眉毛 の 手入れ を さ れて いる 始末 だ まゆげ||ていれ|||||しまつ|

丁寧に な ていねいに|

満月 を 三日月 に 変える ほど の パワー を 持つ 超 生物 だ まんげつ||みかづき||かえる|||ぱわー||もつ|ちょう|せいぶつ|

最高 速度 は マッハ 20 さいこう|そくど||まっは

つまり   こいつ が 本気で 逃げれば |||ほんきで|にげれば

われわれ は 破滅 の 時 まで   手 も 足 も 出 ない ||はめつ||じ||て||あし||だ|

まあ   それでは 面白く ない ので ね ||おもしろく|||

私 から 国 に 提案 した のです わたくし||くに||ていあん||の です

殺さ れる の は ごめん です が ころさ||||||

椚 ヶ 丘 中学校  3 年 E 組 の 担任 なら やって も いい と くぬぎ||おか|ちゅうがっこう|とし||くみ||たんにん|||||

いや   なんで

こいつ の 狙い は 分から ん ||ねらい||わから|

しかし   われわれ 政府 は ||せいふ|

君 たち 生徒 に 危害 を 加え ない こと を 条件 に やむなく 承諾 した きみ||せいと||きがい||くわえ||||じょうけん|||しょうだく|

理由 は 二 つ りゆう||ふた|

教師 と して 毎日 教室 に 来る の なら   監視 が できる きょうし|||まいにち|きょうしつ||くる|||かんし||

何より も なにより|

30 人 も の 人間 が   至近 距離 から こいつ を 殺す チャンス を 得る じん|||にんげん||しきん|きょり||||ころす|ちゃんす||える

中村 さん なかむら|

暗殺 は 勉強 の 妨げ に なら ない とき に と 言った はずです あんさつ||べんきょう||さまたげ|||||||いった|はず です

すみません

罰 と して 後ろ で 立って 受講 し なさい ばち|||うしろ||たって|じゅこう||

なんで こんな 怪物 が うち の 担任 に ||かいぶつ||||たんにん|

どうして 僕ら が 暗殺 なんか … |ぼくら||あんさつ|

そんな 声 は   この 条件 で かき 消えた |こえ|||じょうけん|||きえた

成功 報酬 は 100億 円 せいこう|ほうしゅう||おく|えん

当然の 額 だ とうぜんの|がく|

暗殺 の 成功 は 冗談 抜きで 地球 を 救う こと な のだ から あんさつ||せいこう||じょうだん|ぬきで|ちきゅう||すくう||||

幸いな こと に   こいつ は 君 たち を なめ きって いる さいわいな|||||きみ|||な め||

見ろ   緑 の しま しま に なった とき は   なめて いる 顔 だ みろ|みどり||||||||||かお|

どんな 皮膚 だ よ |ひふ||

当然でしょう とうぜんでしょう

国 が やれ ない 私 を   君 たち が やれる わけ が ない くに||||わたくし||きみ||||||

最 新鋭の 戦闘 機 に 襲わ れた 時 も さい|しんえいの|せんとう|き||おそわ||じ|

逆に 空中 で ワックス を かけて やり ました よ ぎゃくに|くうちゅう||わっくす|||||

だから なぜ 手入れ する ||ていれ|

君 たち に は なめて いる こいつ の 隙 を あわよくば 突いて ほしい きみ||||||||すき|||ついて|

人間 に は 無害で   こいつ に は 効く 武器 と 弾 を 支給 する にんげん|||むがいで||||きく|ぶき||たま||しきゅう|

君 たち の 家族 や 友人 に は 絶対 秘密だ きみ|||かぞく||ゆうじん|||ぜったい|ひみつだ

とにかく 時間 が ない |じかん||

地球 が 消えれば   逃げる 場所 など   どこ に も ない ちきゅう||きえれば|にげる|ばしょ|||||

そういう こと です

さあ   皆さん   残さ れた 1 年 を 有意義に 過ごし ましょう |みなさん|のこさ||とし||ゆういぎに|すごし|

残さ れた 時間 は 1 年 のこさ||じかん||とし

僕たち が こいつ の 暗殺 に 成功 し ない と ぼくたち||||あんさつ||せいこう|||

地球 が 壊さ れる ちきゅう||こわさ|

昼 休み です ね ひる|やすみ||

先生   ちょっと 中国 に 行って マーボー 豆腐 を 食べて き ます せんせい||ちゅうごく||おこなって||とうふ||たべて||

暗殺 希望 者 が も しいれば   携帯 で 呼んで ください あんさつ|きぼう|もの||||けいたい||よんで|

えー と   マッハ 20 だ から ||まっは||

マーボー の 本場   四川 省 まで 10 分 くらい ||ほんば|しせん|しょう||ぶん|

確かに あんな もん   ミサイル でも 落とせ ん わな たしかに|||みさいる||おとせ||

しかも   あの タコ   音速 飛行 中 に テスト の 採点 まで して る んだ ぜ ||たこ|おんそく|ひこう|なか||てすと||さいてん|||||

マジ で

俺 なんか イラスト 付き で 返って きた おれ||いらすと|つき||かえって|

て か   あいつ   何 げ に 教えて る の   うまく ない |||なん|||おしえて||||

わかる

放課後 に 数学 教わって   次の テスト の 点   よかった もん ほうかご||すうがく|おそわって|つぎの|てすと||てん||

まっ   でも さ

しょせん 俺 ら   E 組 だ しな |おれ|||くみ||

頑張って も 仕方 ねぇ けど がんばって||しかた||

そう   タコ 型 の 超 生物 で 暗殺 の ターゲット |たこ|かた||ちょう|せいぶつ||あんさつ||たーげっと

なのに

あの 先生 は なぜ か 普通に 先生 して いる |せんせい||||ふつうに|せんせい||

僕ら も 同じ   即席 の 殺し屋 である の を 除けば   普通の 生徒 だ ぼくら||おなじ|そくせき||ころしや||||のぞけば|ふつうの|せいと|

けど   僕ら E 組 は   少し だけ 普通 と 違う |ぼくら||くみ||すこし||ふつう||ちがう

おい   渚 |なぎさ

ちょっと 付き合えよ |つきあえよ

暗殺 の 計画   進めよう ぜ あんさつ||けいかく|すすめよう|

あの タコ   機嫌 に よって 顔 の 色 が 変わる だ ろ |たこ|きげん|||かお||いろ||かわる||

観察 し と けって 言った やつ   できて る か かんさつ||||いった||||

一応 いちおう

余裕 な 時 は   緑 の しま しま な の は 知って る よ ね よゆう||じ||みどり|||||||しって|||

生徒 の 解答 が 間違って いたら 暗い 紫 せいと||かいとう||まちがって||くらい|むらさき

正解 だったら 明るい 朱色 せいかい||あかるい|しゅいろ

面白い の は 昼 休み の 後 で … おもしろい|||ひる|やすみ||あと|

俺 は 知ら なくて いい んだ よ おれ||しら||||

作戦 が ある さくせん||

あいつ が 一 番 油断 して る 顔 の 時 に   お前 が やり に 行け ||ひと|ばん|ゆだん|||かお||じ||おまえ||||いけ

ぼ … 僕 が |ぼく|

でも …

いい 子 ぶってん じゃ ねえ よ |こ||||

俺 ら は E 組 だ おれ||||くみ|

進学 校 で 有名な この 学校 の レベル に ついて いけなかった 脱落 組 しんがく|こう||ゆうめいな||がっこう||れべる||||だつらく|くみ

通称   エンド の E 組 つうしょう|えんど|||くみ

毎日 山 の 上 の 隔離 校舎 まで 通わ さ れて まいにち|やま||うえ||かくり|こうしゃ||かよわ||

あらゆる 面 で カス みたいに 差別 さ れて る |おもて||||さべつ|||

落ちこぼれ の 俺 ら が 100億 円 稼ぐ チャンス なんて おちこぼれ||おれ|||おく|えん|かせぐ|ちゃんす|

この先   一生 回って こ ねえ ぞ このさき|いっしょう|まわって|||

抜け出す んだ よ   この クソ みて え な 状況 から ぬけだす||||くそ||||じょうきょう|

たとえ   どんな 手 を 使って も な ||て||つかって||

しくじ んな よ   渚 君 |||なぎさ|きみ

渚 の やつ   E 組 行き だって よ なぎさ||||くみ|いき||

終わった な   あいつ おわった||

俺   あいつ の アドレス 消す わ おれ|||あどれす|けす|

俺 も おれ|

同じ レベル だ と 思わ れ たく ない し おなじ|れべる|||おもわ||||

ただ今   帰り ました ただいま|かえり|

お …  お かえり   先生 |||せんせい

どうした の   その ミサイル |||みさいる

お土産 です おみやげ|

日本 海 で   自衛 隊 に 待ち伏せ さ れ まして にっぽん|うみ||じえい|たい||まちぶせ|||

た …  大変です ね   ターゲット だ と |たいへん です||たーげっと||

いえいえ   皆 から 狙わ れる の は 力 を 持つ 者 の 証し です から |みな||ねらわ||||ちから||もつ|もの||しょうし||

さっ  5 時間 目 を 始め ます よ |じかん|め||はじめ||

はい

先生 に は   分から ない よ ね せんせい|||わから|||

みんな から   暗殺 の ターゲット に さ れる って こと は ||あんさつ||たーげっと||||||

裏を返せば   みんな に 力 を 認め られて いる って こと だ うらをかえせば|||ちから||みとめ|||||

分から ない よ ね   そんな 怪物 に わから|||||かいぶつ|

期待 も 警戒 も さ れ なく なった   認識 さえ さ れ ない 人間 の 気持ち なんて … きたい||けいかい||||||にんしき|||||にんげん||きもち|

お前 の おかげ で   俺 の 評価 まで   落とさ れた よ おまえ||||おれ||ひょうか||おとさ||

唯一   よかった の は   もう お前 を 見 ず に 済む こと だ ゆいいつ|||||おまえ||み|||すむ||

殺せる かも しれ ない ころせる|||

だって   この 先生 に も 僕 の 姿 は   見えて ない から ||せんせい|||ぼく||すがた||みえて||

はい   それでは   お 題 に 沿って 短歌 を 作って み ましょう |||だい||そって|たんか||つくって||

ラスト 7 文字 を 「 触手 なり けり 」 で 締めて ください らすと|もじ||しょくしゅ||||しめて|

「 触手 なり けり 」 です か しょくしゅ||||

はい   書けた 人 は 先生 の 所 へ 持ってき なさい |かけた|じん||せんせい||しょ||もってき|

チェック する の は   文法 の 正し さ と 触手 を 美しく 表現 できた か ちぇっく||||ぶんぽう||ただし|||しょくしゅ||うつくしく|ひょうげん||

例文 です れいぶん|

花 さ そふ   嵐 の 庭 の 雪 ならでは え ゆく もの は 触手 なり けり か|||あらし||にわ||ゆき||||||しょくしゅ||

「 触手 だった のだ なぁ 」 って … しょくしゅ||||

できた 者 から   今日 は   帰って よし |もの||きょう||かえって|

そんな の 思い付か ない よ ||おもいつか||

ほ ー ら   ほら   ヌルヌル   素晴らしい 句 が 湧いて き ませ ん か |-|||ぬるぬる|すばらしい|く||わいて||||

ヌルヌルヌルヌルヌルヌル …

ヌルヌル   うる せ えよ ぬるぬる|||

先生   質問 せんせい|しつもん

何 です か   茅野 さん なん|||かやの|

いまさら な んだ けど さ   先生 の 名前   何て いう の |||||せんせい||なまえ|なんて||

他の 先生 と 区別 する とき 不便だ よ たの|せんせい||くべつ|||ふべんだ|

名前 …  です か なまえ||

そう いや ぁ …

名乗って ない ね なのって||

名乗る ような 名前 は あり ませ ん ねぇ なのる||なまえ|||||

何なら   皆さん で   付けて ください なんなら|みなさん||つけて|

付けて いい んだ つけて||

でも   今 は   課題 に 集中 です よ |いま||かだい||しゅうちゅう||

は ー い |-|

では   先生 は   その 間   一休み を |せんせい|||あいだ|ひとやすみ|

お っ   もう でき ました か   渚 君 ||||||なぎさ|きみ

昼食 の 後 で   僕ら が 眠く なる ころ に ちゅうしょく||あと||ぼくら||ねむく|||

先生 の 顔 が 薄い ピンク に なる とき が ある せんせい||かお||うすい|ぴんく|||||

茅野 の 質問 へ の 反応 も 少し 遅れた かやの||しつもん|||はんのう||すこし|おくれた

たぶん   先生 も 一 番   油断 する 時間 な んだ |せんせい||ひと|ばん|ゆだん||じかん||

この 進学 校 で   落ちこぼれた 僕ら は 思う |しんがく|こう||おちこぼれた|ぼくら||おもう

どこ か で 見返さ なきゃ |||みかえさ|

やれば できる と   親 や   友達 や   先生 たち を |||おや||ともだち||せんせい||

やれば できる と …

言った でしょう もっと   工夫 を … いった|||くふう|

認め させ なきゃ … みとめ|さ せ|

どんな 手 を 使って も … |て||つかって|

しゃ ー っ |-|

やった ぜ ー ||-

100億 円 いただき おく|えん|

渚 ざ まあ みろ なぎさ||| 寺坂   何 やった んだ てらさか|なん||

こいつ も 自爆 テロ は 予想 して なかった ろ ||じばく|てろ||よそう|||

ちょっと   渚 に   何   持た せた の よ |なぎさ||なん|もた|||

おもちゃ の 手榴弾 だ よ ||しゅりゅうだん||

ただし   火薬 を 使って 威力 を 上げて ある |かやく||つかって|いりょく||あげて|

300 発 の 対 先生 弾 が すげ え 速 さ で 飛び散る ように な はつ||たい|せんせい|たま||||はや|||とびちる|よう に|

人間 が 死ぬ 威力 じゃ ねえ よ にんげん||しぬ|いりょく|||

俺 の 100億 で   治療 費 くらい … おれ||おく||ちりょう|ひ|

無傷   やけど 一 つ 負って ねえ の か むきず||ひと||おって|||

それ に   何 だ   この 膜 ||なん|||まく

タコ の 死体 に   つなが っ … たこ||したい||つな が|

実は   先生   月 に 1 度 ほど   脱皮 を し ます じつは|せんせい|つき||たび||だっぴ|||

脱いだ 皮 を 渚 君 に かぶせて 守り ました ぬいだ|かわ||なぎさ|きみ|||まもり|

月 1 で 使える   先生 の 奥の手 です つき||つかえる|せんせい||おくのて|

寺坂   吉田   村松 てらさか|よしだ|むらまつ

先生 の 顔 は   顔色 を 見る まで も なく … せんせい||かお||かおいろ||みる|||

真っ黒 まっくろ

ど 怒りだ |おこりだ

首謀 者 は   君 ら 3 人 だ ろ しゅぼう|もの||きみ||じん||

いっ   いや …

渚 が 勝手に … なぎさ||かってに

い なく …

俺 らん ち の 表札 おれ||||ひょうさつ

政府 と の 契約 です から   先生 は   決して 君 たち に 危害 は 加え ない せいふ|||けいやく|||せんせい||けっして|きみ|||きがい||くわえ|

が   しかし …

次   また   今 の ような 方法 で 暗殺 に 来たら つぎ||いま|||ほうほう||あんさつ||きたら

君 たち 以外 に は 何 を する か 分かり ませ ん よ きみ||いがい|||なん||||わかり|||

家族 や 友人 …  いい や かぞく||ゆうじん||

君 たち 以外 を 地球 ごと 消し ます か ね きみ||いがい||ちきゅう||けし|||

5 秒間 で   皆   悟った びょうかん||みな|さとった

地球 の 裏 でも   逃げ られ ない と ちきゅう||うら||にげ|||

どうしても 逃げ たければ |にげ|

この 先生 を 殺す しか … |せんせい||ころす|

何 な んだ よ   て め え   迷惑な んだ よ なん|||||||めいわくな||

いきなり 来て   地球   爆破 と か   暗殺 しろ と か |きて|ちきゅう|ばくは|||あんさつ|||

迷惑な やつ に   迷惑な 殺し 方 して   何 が 悪い んだ よ めいわくな|||めいわくな|ころし|かた||なん||わるい||

迷惑   とんでもない めいわく|

君 たち の アイデア 自体 は   すごく よかった きみ|||あいであ|じたい|||

特に   渚 君 とくに|なぎさ|きみ

君 の 肉薄 まで の 自然な 体 運び は 100 点 です きみ||にくはく|||しぜんな|からだ|はこび||てん|

先生 は   見事に   隙 を 突か れ ました せんせい||みごとに|すき||つか||

ただし

寺坂 君 たち は   渚 君 を てらさか|きみ|||なぎさ|きみ|

渚 君 は   自分 を 大切に し なかった なぎさ|きみ||じぶん||たいせつに||

そんな 生徒 に 暗殺 する 資格 は あり ませ ん |せいと||あんさつ||しかく||||

人 に 笑顔 で 胸 を 張れる 暗殺 を し ましょう じん||えがお||むね||はれる|あんさつ|||

君 たち   全員   それ が できる 力 を 秘めた 有能な アサシン だ きみ||ぜんいん||||ちから||ひめた|ゆうのうな||

ターゲット である 先生 から の アドバイス です たーげっと||せんせい|||あどばいす|

マッハ 20 で 怒ら れて うねる 触手 で 褒め られた まっは||いから|||しょくしゅ||ほめ|

この 異常な 教育 が   僕 は   普通に   うれしかった |いじょうな|きょういく||ぼく||ふつうに|

この 異常な 先生 は 僕ら の こと を   正面 から 見て くれた から |いじょうな|せんせい||ぼくら||||しょうめん||みて||

あなた の …

あなた の 時間 を くれる なら ||じかん|||

あの 子 たち を 教えて あげて |こ|||おしえて|

なんて   すてきな 触手 … ||しょくしゅ

この 手 なら   きっと   あなた は すてきな 教師 に … |て||||||きょうし|

さて   問題 です   渚 君 |もんだい||なぎさ|きみ

先生 は   殺さ れる 気 など みじんも ない せんせい||ころさ||き|||

皆さん と   来年  3 月 まで エンジョイ して から みなさん||らいねん|つき||えんじょい||

地球 を 爆破 です ちきゅう||ばくは|

それ が 嫌 なら 君 たち は   どう し ます か ||いや||きみ||||||

暗殺 なんて   した こと ないし あんさつ||||

僕ら に は   他 に   す べき こと が たくさん ある ぼくら|||た|||||||

けど   思った |おもった

この 先生 なら   殺意 さえ も 受け止めて くれる って |せんせい||さつい|||うけとめて||

地球 を 爆破 さ れる その 前 に   先生 を 殺し ます ちきゅう||ばくは||||ぜん||せんせい||ころし|

ならば   今   やって み なさい |いま|||

殺せた 者 から   今日 は 帰って よし ころせた|もの||きょう||かえって|

んな 簡単に … |かんたんに

殺せる わけ ねえ だ ろ ころせる||||

僕ら は   殺し屋 ぼくら||ころしや

ターゲット は   先生 たーげっと||せんせい

ふき ふき   ふき ふき

今   撃って も … いま|うって|

表札 と 一緒に 手入れ さ れる … ひょうさつ||いっしょに|ていれ||

帰れ ねえ … かえれ|

殺せ ない 先生 か … ころせ||せんせい|

殺せ ない …  ころ … ころせ||

殺せ ん せ ー は ころせ|||-|

殺せ ん せ ー ころせ|||-

殺せ ん せ ー と   僕ら の 暗殺 教室 ころせ|||-||ぼくら||あんさつ|きょうしつ

始業 の ベル は   明日 も 鳴る しぎょう||べる||あした||なる

日本 文化 を 代表 する 定型 詩 と 言えば 俳句 と 短歌 です ね にっぽん|ぶんか||だいひょう||ていけい|し||いえば|はいく||たんか||

俳句 は 五七五 の 十七 文字 はいく||ごしちご||じゅうしち|もじ

短歌 は 五七五七七 の 合計 三十一 文字 です たんか||ごしちごしちしち||ごうけい|さんじゅういち|もじ|

渚 くん   季語 を 入れる 決 り が ある の は 俳句 の ほう です よ なぎさ||きご||いれる|けっ||||||はいく||||

次回   暗殺 教室 じかい|あんさつ|きょうしつ

野球 の 時間 やきゅう||じかん