イタズラ な Kiss 〜 Love in TOKYO #1 (1)
♪(ラジオ から 流れる 音楽 )
(Tama(タマ )の ナレーション ) Kiss in TOKYO
(Tama)今夜 も 始まりました 「 Kiss in TOKYO 」―
お 相手 は 私 Tamaです―
朝 まで 4 時間 まったり ゆったり おつきあい ください ―
実は 最近 占い に 行った んです けど ―
“恋 の 予感 ”だ そうです やった ね !―
でも いざというとき に 心 を 閉ざして しまって ―
チャンス を 逃して しまう んです って ―
これ は いかん 私 に 必要な の は 告白 する 勇気 ―
これ は いかん 私 に 必要な の は 告白 する 勇気 ―
(アヒル の 鳴き声 )
(アヒル の 鳴き声 )
(アヒル の 鳴き声 )
う ~ん でも 告白 って 勇気 いり ます よ ね ~
う ~ん でも 告白 って 勇気 いり ます よ ね ~
そんな 経験 ない で すか ?―
そこ で 今夜 は リスナー の 皆さん から ―
そこ で 今夜 は リスナー の 皆さん から ―
( 相原 琴子 ( あい はら こと こ ) の あくび )
( 相原 琴子 ( あい はら こと こ ) の あくび )
( 相原 琴子 ( あい はら こと こ ) の あくび )
告白 エピソード を 教えて いただこう と 思い ます ―
告白 エピソード を 教えて いただこう と 思い ます ―
そこ の あなた ―
あくび して いる 場合 じゃ ないです よ ―
あくび して いる 場合 じゃ ないです よ ―
( 琴子 ) は ぁ …
あくび して いる 場合 じゃ ないです よ ―
心温まる エピソード は もちろん ―
おもしろ エピソード も 期待 して い ます よ ―
じゃんじゃん 送って ください ね ―
さて 今夜 から 明日 に かけて 見頃 の こと座 流星群 ―
東京 で こんなに 美しい 流星 群 が 観測 できる の は ―
まれ な こと みたい です よ ―
( 琴子 ) こと 座 …
流れる 星 に 願い を かける と ―
その 思い を 星 が かなえて くれる って いう の は ―
みんな も 知って る よ ね ?―
告白 でき ず に いる あなた 取って置き の 願い を ―
とびきり 美しい 流星群 に ―
今夜 は 打ち明けて みて は いかが でしょう か
( 琴子 ) 私 の 思い が 入江 ( いりえ ) 君 に 伝わります よう に
♪~
(男子 生徒 )おはよう
(男子 生徒 )おはよう
(男子 生徒 )おはよう
( 入江 直樹 ( な おき )) おう おはよう
( 入江 直樹 ( な おき )) おう おはよう
(男子 生徒 )今日 は 早い ね
(直樹 )ああ
(直樹 )ああ
ちょっと ごめん 急いで る から じゃあ 後 で
ちょっと ごめん 急いで る から じゃあ 後 で
(琴子 )“入江 直樹 様 ”―
“はじめ まして 入江 君 ”―
“私 は F組 の 相原琴子 と いいます ”―
“あなた は 私 の こと を 知ら ない でしょう けれど ”―
“私 は 知って い ます ”
ふう …
(直樹 )母 と ともに この 会場 に 向かって 歩く 道すがら ―
桜 の 花 や 春 の 花々 を 見つける たび に ―
まるで どの 花 も 私 たち …
(琴子 )“入学 式 の 挨拶 を した ”―
“入江 君 の 知性 と かっこよさ に 憧れて 2 年間 ”
(女子 生徒 たち の 歓声 )
(女子 生徒 たち の 歓声 )
(琴子 )“同じ クラス に なる 望み も ない ので ”―
“思い切って 私 の 気持ち 手紙 に 書きました ”―
“初めて 入江 君 を 見た その とき から ”―
“まるで 流れ星 に 打たれた みたい に ”―
“特別 な 気持ち が 私 の 中 で 生まれて ”…
ふう …
♪~
(琴子 )あの …
誰 ?
あ …相原 琴子 です F 組 の
あの …これ 読んで くれる ?
(琴子 の 心臓 の 音 )
(琴子 )“入江 君 の こと が 好き です ”
いら ない
(風 の 音 )
(琴子 )あっけなく 散った かのように 見えた 私 の 初恋
うそ …
(琴子 )でも ここ から とんでもない ―
奇跡 の ような 出来事 が 起こる のです
♪~
( 警笛 )
(女子 生徒 )ちょっと F 組 の 相原 さん よ
(女子 生徒 )え ?本当 だ
(生徒 たち の ざわめき )
(女子生徒 )さっき A 組 の 入江 君 に 告白 した らしい よ
(男子 生徒 )マジ で ?
(女子生徒 )あの 相原 琴子 が 入江 君 に 告白 した んだ って
(女子生徒 )マジ で ?
あの 入江 君 に ?
(男子 生徒 ) F 組 の 相原 が A 組 の 入江 に 告白 した らしい よ
(男子 生徒 )マジ で ?
(男子 生徒 )身の程 知らず な やつ だ なあ
(女子 生徒 )かわいそう
(生徒 たち の うわさ 話 )
もう ほっといて よ ~!
(生徒 たち の 笑い声 )
( 小森 ( こもり ) じん こ ) 琴子 あんた 入江 君 に 告白 した ん だって ?
(琴子 )じん こ そんな 大声 で …って か 何で 知って ん の よ
( 石川 理 美 ( いし かわ さとみ )) 校門 で 手紙 渡す なんて 目立ち すぎ
学校 中 の うわさ に なって る よ
(琴子 )ああ …恥ずかしい よ
はぁ …何 だって 校門 なんか で ―
うわさ に して くれ ~!って 自分 で 言ってる ような もん だ よ
しかも 入江 なんか に
そう だ よ 何で そんな 向こう見ず な こと する かな
振られ る って 分かって る じゃん
万が一 って こと が …
もし かして もしかしたら
私 の こと 気に入って くれる かなって …
や だ あ !そんな こと ある わけな い じゃん
あの 入江 直樹 だ よ
琴子 も 知って の とおり ―
うち の 学校 の クラス 分け って 偏差値 順 じゃん ―
入江 は トップ の A 組 の 中 でも ぶっちぎり の ナンバーワン ―
それどころか この 前 の 模試 で は 全国 1 位
Youseeinlife .Lotsofpeopleknowwhattodo.
Butfewpeopleactuallydowhattheyknow.
Knowing is not enough . You must take action .
(理美 )IQは200ってうわさだし―
生まれ ながら の 天才 で あの ルックス で ―
しかも 社長 の 息子
英語 も ペラッペラ らしい よ
運動 神経 も 抜群 で まさに スーパー ボーイ
それ に 比べて 私 たち は F組
まあ 言って みれば この 学校 の 底辺 の 落ちこぼれ
あいつ と は 住む 世界 が 違う んだ よ
でも 私 だって 頑張った んだ よ
1年生 も 2年生 も 3年生 も
入江 君 と 同じ A 組 に なれる ように 努力 は した つもり
何 よ ?
ねえ 琴子
あんた アルファベット って 分かる よ ね ?
うん 当たり前 でしょ
だったら 数えて ごらん
A と F の 間 に は いくつ 文字 が ある ?
A B C D E F !
その とおり
万年 F 組 だった あんた が A 組 に なる なんて 奇跡 !
宝くじ で 当たる より ありえない
真夏 に 雪 が 降る より ありえない
流れ星 に 打たれる より も ?
え ?えっ ?
何 だって ?
ううん 何でもない
とにかく 入江 と は 住む 世界 が 違う んだ よ 分かる ?
そう だ けど さ せめて 高校 生活 が 終わる 前 に ―
私 の 気持ち を ちゃ~んと 伝え たかった の よ
( 理 美 ・ じん こ ) 甘い !
♪~
(女子 生徒 の 歓声 )
(女子 生徒 )あの これ 受け取って ください
(理美 )入江 って かっこいい けど ―
性格 に 難 あり だって 有名 でしょう が ―
女 に 全然 興味 なし これ まで 玉砕 した 女子 数 知れ ず ―
高校 生活 で 浮いた うわさ は 一切 なし
( 銃声 )
(女子 生徒 )あっ !
(女子 生徒 たち )相原 琴子 !
(女子 生徒 )ねえ 入江 君 に 告った らしい よ
ストーップ !
シャー !!
うるさい うるさい !
よい しょ ~
高校 3 年生 の 男 だ よ 女 に 興味 が ない なんて 変 でしょ
普通 じゃない んだ って
(じんこ )そうそう 世の中 に は さあ ―
琴子 に ふさわしい もっと 普通の 男 が きっと いる はず
( 池沢 金之助 ( いけ ざ わ きん の すけ )) 琴子 ~ おい 琴子
おい 琴子 ―
琴子 !どけ !
琴子 !どけ !
ほら 現れた
おい 琴子 おい 琴子
お前 A 組 の 入江 に 告白 して 振られた って ほんま か ?
金 ちゃん 近い !
お前 あんな ガリ勉 野郎 が 好き やった ん か ―
俺 という もの が あり ながら
私 別に 金ちゃん の もの じゃない もん
(金之助 )ああ ~せっかく 琴子 の ため に
朝 から 金 ちゃん お 手製 の たこ焼き 焼いて きた のに
( 銅 蔵 ( どうぞう )) す ん ま へん
食べる !
(金之助 )は よ せえや
金 ちゃん の たこ焼き
(銅蔵 )開けます ―
早く 早く
パカン
(琴子 )わあ
わあ いただきます
うん おいしい
ほら ほら 青のり も た ~ ん と かけ や ~
ほら お前 かけ え
ほら お前 かけ え
変わり 身 早い ね あんた
変わり 身 早い ね あんた
変わり 身 早い ね あんた
(銅 蔵 )かけます
まあ 金 ちゃん は 料理 だけ は 得意だ もんね
“だけ ”って 何 や ?
琴子 に 対する 思い だって 誰 に も 負け へん
たとえ A 組 やろう と 天才 やろう と 入江 の 野郎 なんか に は 負け へん で
あいつ 琴子 を 振る なんて 許せ ん
これ は 俺 に 対する 挑戦状 や
あの 男 ちょっと いい 気 に なってる ん や
もう いい よ
みんな が 言う とおり 私 が 無鉄砲 だった の
だって ―
手紙 も 読んで くれ ない よ うな 男 駄目 だ よね
あ …私 …
男 見る 目 ない や
だから もう 平気 諦め ちゃう
琴子 …
( あくび )
あんた この タイミング で …
あ …だって 昨日 徹夜 だった んだ もん
手紙 に 誤字 脱字 が あったら さ ばかに され そう と 思って さ …
私 自分 の 名前 の 漢字 も 調べ ちゃった よ
そんな ばか な …
それ ぐらい 緊張 して た の
今朝 なんて 朝 御飯 も 喉 通ら なかった し さ
だから 金 ちゃん ありがとう
これ で なんとか 午前 の 授業 も 持ちこたえ られそうだ わ
琴子 は 笑顔 で おる ん が 一番 や
たこ焼き なんか なんぼ でも 作って やる さかい ―
早う 元気 に なり や
(2人 ) う ~ ん う まっ!
お前 ら どさくさ に 紛れて 食い 過ぎ や
(理美 たち )てへっ
いや …“てへっ ”って …お前 ら かわいい な
かつお も かけよう
ねえ マヨネーズ かけて
ねえ マヨネーズ かけて
まあ 琴子 が 一番 かわいい けど な
まあ 琴子 が 一番 かわいい けど な
は ぁ …
( じん こ ) 琴子 !
( 理 美 ) ごめん 先生 に つかまっちゃって
(琴子 )ううん そんな 待って ない
よし 帰ろう
(琴子 )うん
そう いえば 琴子 の 新しい 家 もう 完成 した んだ っけ ?
うん うん 日曜日 に 引っ越し
あ ~ついに マイホーム か あ いいね
フフ そう ねえ 何 か いい 気分 転換 に なり そう
ああ そう だ ね
住む 所 が 変われば 運気 も 変わる って
きっと いい こと が ある よ
うん そう だ よ ね そう 信じる
Ibelieve だ ね
Ibelieve だ ね
I believe
フッ 今度 手伝い に 行く よ
うん ありがとう
うん ありがとう
(理美 )行く 行く
あり が と あり が と
あ ~楽しみ ~
♪~
(金之助 たち )うわあ でっかい なあ
(金之助 たち )うわあ でっかい なあ
(理美 )あ !来た
(金之助 たち )うわあ でっかい なあ
(金之助 たち )うわあ でっかい なあ
(じんこ )連れて きた よ ~
(じんこ )連れて きた よ ~
(金之助 )琴子 ~来た でえ ―
お前 ら 琴子 の ため に いっちょ やる でえ
お前 ら 琴子 の ため に いっちょ やる でえ
( 銅 蔵 ・ 銀 太郎 ( ぎん たろう )) やるっす
( 銅 蔵 ・ 銀 太郎 ( ぎん たろう )) やるっす
おはよう
(金之助 )おはよう
( 相原 重雄 ( しげ お )) わ あ みんな ―
わざわざ 手伝い に 来て もらって すまない ねえ
お父様 !わ しゃあ …いやっ 僕 は ―
琴子 さん の ため やったら 何 だって し ます
池沢 金之助 です
銀太郎 です
銀太郎 です
銅蔵 です
お前 ら は ええ ねん
お父様 どう か 本当の 息子 や と 思って
何でも 僕 に 言いつけて ください
あ ~もう 金 ちゃん ―
売り込み は いい から さっさ と 運んで
はい はい やる ぜ !
はい はい やる ぜ !
じゃあ お 願い しよう か
じゃあ お 願い しよう か
じゃあ お 願い しよう か
( 銀 太郎 ・ 銅 蔵 ) 運びます
( 銀 太郎 ・ 銅 蔵 ) 運びます
みんな 本当に 今日 は ありがと ね
今日 みんな で 来よう って 言った の は 金 ちゃん なんだ
入江 の こと が あった から 琴子 を 慰め に 来たかった んだ よ
そう なんだ
よし 運ぼう
よし 運ぼう
(琴子 )うん
(琴子 )うん
( じん こ ) これ ?
( じん こ ) これ ?
これ お 願い し ます
これ お 願い し ます
せ ー の !
2階 ね
( 琴子 ・ じん こ ) 重い …
(じんこ )2 階 ?
2 階
どうも ありがとう ございました
(琴子 たち )ありがとう ございました
(金之助 )おおきに おおきに
(重雄 )さて と これ で 荷物 は 全部 運び 終わった かな
(じんこ )終わった
(金之助 たち )うっす
(金之助 )いやあ しかし 立派な おうち です なあ お父様
(重雄 )はぁ …いやあ
亡くなった 女房 に も 琴子 に も 苦労 さ しちまった けど
こう やって 親子 力 を 合わせて
やっと マイホーム 建て られた んだ もん なあ
嫌だあ もう お 父さん みんな の 前 で
何か 琴子 の 家 って お嫁 に 行く とき 大変 そう
大丈夫 や