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JIN-仁- 完结编, JIN-仁- 完结编 #01 (2)

JIN - 仁 - 完结 编 #01 (2)

( 女 ) あんた が いる と 亭主 達 が 浮き足だ っち まって ねえ →

あんた み たい の が 男 も つくら ず こんな 所 に 独り 身 で 暮らさ れちゃ

色めき だつ なって 方 が 無理な んだ よ

( 野 風 ) あ ちき は 子 ら に 読み書き を 教えて いる だけ であり ん す

ほら 出た その 言葉

吉原 で 有名な 花魁 だった ん だって ね あんた →

早く 引き払 っと くれよ

流 龍 ?

坂本 様 ?

何 じゃ ーッ こりゃ ー ! うまい !

うまい !

福田 先生 何 か ?

あの どう やって お 届け すれば よい の か と 思い

仁 友 堂 が からんで る と 分かれば

栄 様 は お 召し上がり に なら ぬ ので は …

そう です よ ね

≪( 橘 ) ひと 芝居 うって は いかがでしょう か ?

兄 上

私 に も 一 枚 かま せて いただけ ませ ぬ か ?

よろしく お 願い し ます

あのような こと うまく いく のでしょう か ?

信じて 待ち ましょう

実は 大吉 屋 の 子供 が 持って まいった もの が ございまして

菓子 だ そうです が

≪( 喜市 ) 大吉 屋 で 新しい 菓子 を 作る こと に なって

おい ら も 何 か 作れ って 言わ れた んです

奥 方 様 は お 菓子 に 詳しい って 聞いて さ

味見 して もらおう と 思って

これ は ? ドーナツ と いう もの らしい です

どうぞ 召し上がって みて ください

私 は 味 など 分かり ませ ん から 別の 方 に

子供 の 気持ち が ございます

どうか

では 一口 だけ

母上 もう 少し いただか れて は … もう 十分です

喜市 ちゃん 大変 おいしゅう ございました よ

面目ない

喜市 ちゃん ?

お っ 母さん この 辺 で 斬ら れた んだ よ な

ごめん な 思い出さ せちゃ った な

明日 も 持って こう !

明日 も あさって も

食べて くださる まで 持って こう よ

おい ら もう 見送る の 嫌だ から よ

ありがとう 喜市 ちゃん

うまく いく と よい のです が

母 は 気づいた かも しれ ぬ と ?

ええ

どう しよう か なあ …

え ッ !?

何 ? ( 男 ) ホールドアップ じゃ →

先生

龍 馬 さん !

ハッハッハッハ … ハッハッハッハ …

お手上げ な んじゃ 先生

どう です か ? 海軍 操 練 所 の 方 は

おう 先月 の 初め

会津 藩 お 抱え の 新 撰組 が

尊 王 攘夷 派 を 池田 屋 で 急襲 した 事件 は 聞 いち ょる かえ ?

はい 何となく

そこ で 操 練 所 の 仲間 も

うた れて のう

それ は それ と し 先生

京 に のぼって ほしい が じゃ

京都 です か ?

そこ で ある 人物 を 治療 して ほしい が じゃ

佐久間 …

象 山 ぜ よ

佐久間

象 山 さん …

と いう の は ?

知ら ん が かえ ?

佐久間 象 山 っ ちゅう が は 蘭 方 医 であり

蘭学 の 権威 で も あり 一方 で

砲術 に も 通じ ち ょる 当代 一 の 大学 者 じゃ

わし も ち っく と 習う たこ と が あるけ ん ど

そりゃ まあ すごい お 人 ぜ よ

その方 が 何 か ご 病気 に ? 襲わ れて

首 を 三条 河原 に さらさ れた ぜ よ

けん ど

それ どうも

偽物 の 首 じゃ っ ちゅう 話 で

本物 は 弟子 の 医者 達 が 匿 うて 治療 し →

ひん死 の 重傷 じゃ っ ちゅうけん ど

まだ 生 きちゅう っ ちゅう 話 ぜ よ

その方 を

助けろ って こと です か ?

象 山 先生 は 勝 先生 の 師匠 で

妹 君 の 旦那 で も ある が じゃ

京 は 物騒じゃ き

勝 先生 は 南方 先生 に は 知らせる な っ ちゅう たが じゃ

本心 で は

助けて ほしい と 思う ぜ よ

助け られる と したら

先生 しか おら ん が じゃ

少し 時間 を もらえ ませ ん か ?

今日 明日 に も 象 山 先生 は 死んで しまう かも しれ ん き

実は

栄 さん が 脚気 な んです

ああ … いつ 心臓 …

心 の 臓 が 止まって も おかしく ない 状態 で

今 ここ を 離れる わけに は …

ほう かえ

ほ いたら のう …

すいません

母 の こと なら どう か お 気 に なさら ないで ください

いざ と なり ましたら 私 が 口 を こじ開けて でも 食べ させ ます から

それ だけ じゃ ない んです

龍 馬 さん が あれ だけ 言う んだ から 佐久間 象 山 先生 って いう の は

すごく 影響 力 の ある 方 だ と 思う んです

そんな 方 を 助けて いい もん な んです か ね …

歴史 は 大きく 変わって しまったり する んじゃ ない でしょう か ?

あ ッ …

今 まで やってきた こと だって

回り 回って 未来 を 変えて る の かも しれ ない し

今さら 悩む こと で は ない の かも しれ ない けど

ですが

先生 は 医者 な ので ございましょう

黙って 見て いる だけ と いう の は 違う ので は ない でしょう か ?

京都 か …

急ぐ ぜ よ

橘 の 家 に 行って まいり ます

お 願い し ます

( 佐分利 ) 先生 ペニシリン どうし はる んで っか ?

この 暑 さ で は 運べ ん でしょう ? ペニシリン は 熱 や 湿気 に 弱い し

考え が あり ます

ペ … ペニシリン を 乾燥 さ せる と ? はい

ろ紙 クロマトグラフィー を した この 状態 の まま で は

ペニシリン は 長 期間 効力 を 保つ こと は でき ませ ん ですが

ここ から 熱 を 加え ず 水分 だけ を 抜き

湿気 に 気 を つけて 運べば 何とか なる と 思う んです

しかし 明日 から 薮入り で 職人 達 は 休み に

ああ 金 は いつも の 倍 払う き 何 ちゃ あ 言わ ん と 乾かす が じゃ

分かり ました

お 願い し ます

同じ もの で は ないで す か

〈 こうして 俺 は 京都 に 出発 する こと に なった 〉

先生 京 は 荒れて いる と 聞いて おり ます

お 気 を つけて はい

では 行って き ます

ほ いたら 行く か や ≪( 同 行者 達 ) はい

〈 が この 時代 の 旅 は 過酷な もの だった 〉

〈 陸上 の 移動 手段 は 徒歩 〉

〈 それ も 大 荷物 を 背負った 上 で 〉

( 龍 馬 ) ど で かい 船 が 待 っ ちゅうき に や

( 山田 ) どうぞ

咲 さ ん あんこ のっけた の か

では 「 あん ドーナツ 」 で ございます な

どうぞ

あん ドーナツ か …

〈 そして 船 は 蒸気 船 〉

〈 その 揺れ は まさに 想像 を 絶し …〉

すっきり した が や はい

あ ッ 龍 馬 さん

少し 教えて ほしい んです が おう

象 山 先生 を 襲った の は 誰 な んです か ?

首 の 横 の 斬 奸状 に は

攘夷 派 が 天 誅 を 下し たっちゅう 声明 が あった けん ど

実は それ は 見せかけ で

襲う たが は 象 山 先生 を 抱える 松代 藩 の

家老 一派 じゃ ない か っ ちゅう 噂 も ある が ぜ よ

何で そんな ?

象 山 先生 は 「 百 年 先 まで 見通せる 」 と いわ れる 天才 じゃ

《 西洋 諸国 に できる こと が 我が国 に でき ぬ はず が ない 》

《 今 こそ 大砲 を 鋳造 し 砲術 を 広める こと こそ 急務 である !》

≪( 龍 馬 ) けん ど それゆえに 傲慢で 敵 も 多い お 人 じゃ った き

《 今 こそ 旧弊 を 打破 し 賢 者 を 登用 す べき と 存ずる !》

現に 後ろ 傷 を 負って 死んだ が は 武士 に あるまじき 醜態 じゃ と

佐久間 家 は 屋敷 を 召し 上げ られた ぜ よ

じゃあ 偽 の 首 は ?

松代 藩 が 攘夷 派 に 罪 を なすりつける ため の

見せかけ に した っ ちゅうと こじ ゃろ

象 山 先生 は 熱心な 開国 主義 者 じゃ った し

攘夷 派 の もん ら は 天 誅 じゃ と 人 を 襲い まわ っち ょっ た

疑う もん も おら ん が じゃ

そん 攘夷 派 を 国 賊 っ ちゅう て 斬り まわ っ ちゅう が が

新 撰組 じゃき

まっ こと 今 の こん 国 は

兄弟 ゲンカ ばっかり しちゅう

海 の 向こう に は

とんでもない 敵 が こ じゃ ん と おる っ ちゅう に

この 国 は どう なる が ぜ よ

〈 詳しい こと は 覚えて ない が 〉

〈 龍 馬 さん は 確か この後 〉

〈 この 国 を まとめる べく 奔走 し 〉

〈 そして 明治 を 見 ず に 〉

〈 非業 の 死 を 遂げる 〉

《 南方 仁 が おれば 坂本 龍 馬 は 死な ん 》

《 助け ます よ 俺 が この 手 で 》

〈 だが 俺 に そんな こと が できる んだろう か ?〉

〈 神 は 〉

〈 俺 に それ を 許す んだろう か ?〉

( 蟻 川 ) お 待ち 申し上げて おり ました 坂本 様

待た せた ね や 先 生ぜよ ( 蟻 川 ) 南方 先生

あれ は ? 長 州 の 連中 です →

こない だの 池田 屋 で 尊 王 攘夷 派 の 指導 者 達 を 新 撰組 に 殺さ れ

いきりたって る んでしょう 長 州 の 人 って どうして そんなに

いじめ られて る と いう か 尊 王 攘夷 を 掲げて いる 長 州 は

それ を おもしろく 思わ ない 薩摩 に はめ られた んです

薩摩 と 長 州 って そんなに 仲 悪かった んです か

犬 と 猿 ぜ よ

( 蟻 川 ) その 結果 長 州 は 都 を 追わ れ →

藩主 父子 に は 処罰 が 下され ました それ から 長 州 は →

国 賊 と さげすま れる ように なった んです →

久 坂 玄 瑞 など が 藩主 父子 の 免罪 を 求めて →

嘆願 を 重ねて おり ました が 果たせ ぬ うち に 池田 屋 です →

長 州 と して は もう 我慢 が なら ぬ と いう ところ で ございましょう

長 州 は 何 を どう する つもりな んです か ?

天子 様 の 身柄 を 奪い 我 こそ は 官軍 じゃ っ ちゅう て

国 賊 の 汚名 を 一気に 返上 する と か いい んです か ? そんな こと して

( 長 州 藩士 A ) 止まれ !

この 方 ら は 高名な 医師 です さる お方 の 治療 の ため

江戸 から 来て くださった んです ( A ) お ぬし ら 蘭 方 医 か ?

はい 蘭 方 医 など 皆 西洋 かぶれ の

国 賊 じゃ ! 荷 を すべて あらためよ

( 長 州 藩士 達 ) は ッ !

ちょっと 待って ください 開け ないで ください

( 久 坂 ) その くらい に して おけ !

≪( A ) 久 坂 殿 …

《 ペニシリン が 瘡毒 の 菌 を 殺した んです 瘡毒 を 治す こと が でき ます 》

《 いくら で 買い取れる のじゃ ?》

( A ) しかし 幕府 方 の 者 ら かも しれ ませ ん

私 は その者 に 会った こと が ある

幕府 と は 関係 の ない 風変わりな 医者 じゃ

≪( A ) おい

あの とき の 詫び じゃ 南方 殿

《 先生 !》

ペニシリン は この 国 を 救う 薬 じゃ

どう いた が じゃ ? 久 坂

お まん らしゅう も ない ぜ よ

私 は 元々 医者 だ ぞ

坂本

お前 は 間違える な よ

何 を じゃ ?

早く 行け

薩摩 が 京 に 到着 した そうです 他 に も 幕府 は 会津 大垣 桑名 ら に

京都 出兵 を うながし 長 州 の 進撃 を 迎え撃つ 備え を 始めて い ます

恐れ ながら これ で は 自滅 し に 行く ような もの か と

( 来 島 ) この 期 に 及び 進軍 を 躊躇 する と は 何事 じゃ ?

無実 の 罪 を はらす ため 嘆願 を 重ねて おり ます

我が 方 から 手 を 出し 戦 を 始めて は すべて が 水 の 泡

まして や こちら の 兵 は 二千 幕府 方 は 二万 どう あがいて も

勝ち目 は あり ませ ぬ 勝て ぬ 戦 は せ ぬ か

御所 に 攻め 入り 勝て なかった で は 正真正銘 の 国 賊 と なり ま する !

医者 坊主 に 戦 の こと が 分かる か !

こちら で ございます

狭くて 申し訳 ございませ ぬ

敵 の 目 から 逃れる ため このような 場所 に 匿 って おり ます

先生 …

失礼 し ます

これ は 先生 が お 作り に ?

さあ 昔 から ずっと 身 に つけ られて おら れる もの です が

どういう こと な んだ …

≪( 龍 馬 ) どう いた が じゃ ? 先生 →

早う 診 とう せ はい

いかがで ございましょう ?

象 山 先生 は あまりに も 血 を 失い すぎて い ます

出血 性 の ショック で 血圧 は 低下 意識 も あり ませ ん

DIC 凝固 障害 も 合併 し 傷 も 膿 み はじめて い ます

あの …

この 状態 で 生きて いる の が 奇跡 だ と ご 理解 いただければ …

最善 は 尽くし ます

ペニシリン 紙片 を 蒸留 水 で 戻して は い

〈 この 袋 の 素材 は この 時代 の もの で は ない 〉

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