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勇者ヨシヒコと魔王の城, 勇者 ヨシヒコ と 魔王 の 城 #02

勇者 ヨシヒコ と 魔王 の 城 #02

待て !さぁ 持ってる 食料 全部 いただこう か 。

(ダンジョー )そう 簡単 に とれる かな ?

(メレブ )やめとこう おっさん 。相手 強い よ 。

それに 見て み 。あの 目 。

仏 が 言って た 魔王 に 心 を 操られた 人間 だ 。

(ムラサキ )人間 の 目 じゃない よ …。

(ヨシヒコ )確実 に 負けます ね 。

食料 を 渡して 許して もらいましょう 。

甘い 。渡して も 渡さなくて も 殺す つもりだ ヤツら は 。

来い !

(刀 の ぶつかり合う 音 )

う ぅ ~ !ダンジョー さん !

大丈夫 か よ おっさん !おっさん 死んじゃう って !

ダメ だ !コイツ ら 殺し の 職人 だ 。

しかも 5 人 がかり じゃ どうしようもない 。

すまん な 。

俺たち も 腹 が 減ってる もんで な !

(ダンジョー )やめろ ヨシヒコ !お前 の 敵 う 相手 じゃ ない 。

それは やって み なくては わかりません 。

(メレブ )許して もらおう 。めっちゃ 土下座 して 。なっ ?

嫌 です 。

ヨシヒコ …。

いい だろう 。かかれ !

やれ !やめて !

(カラス の 鳴き声 )

さて …。どうした ?

いや あの …5時なんで。えっ?えっ?

5 時 な ん で … お 疲れ さ まで した 。

ちょ …待て 待て !何 ?何 ?その お 疲れ さまで したって の は 。

いや 一応 9 時 ~5 時 って こと なんで 。

契約 は ね 。

でも さ こういう 状況 だ から さ ちょっと 残業 して いこう よ 。

基本 僕ら 残業 なし 派閥 なんで 。

そんな もん で 派閥 作る な よ 。

いやいや いや …とどめ じゃ ん ?だって もう !

なんか もめて る みたいです けど 大丈夫 っす か ?

大丈夫 です 。ちょっと 静かに して もらえます か 。

はい すみません 。 すみません 。 次 バイト ある ん で →

帰ら せて もらって い いす か ?なんで 次 入れて んだ よ 。

俺 ら これ から 友達 と 飲み に 行く んで 。

飲み 会 なら さ 少し 遅れて も いい じゃん 。

ダメ っす よ 。飲み会 は むしろ ダメ っす よ !

え ぇ ~ !?

お前 は ?あ …僕 は 野暮 用 です 。

野暮 用 なら さ 少し 残って いけば いい じゃん 。

いや めちゃくちゃ 大切な 野暮 用 な んで 。

なんだろう ?大切な 野暮 用 って なんだろう ?

あの 大丈夫 です か ?大丈夫 です !

しかし 皆さん 困って る ようです し 。

大丈夫 っつ って んじゃ ん !

だって そんな こと 言った って →

社員 に して くれる わけじゃ ない っす よね 。

それ は さ 僕 が 判断 する こと じゃ ない よ ね 。

すみません マジ で 次 や ば いんで お 疲れ っす 。

お 疲れ っす 。みんな …みんな さ あの …。

とどめ 刺して いこう よ 。嘘 でしょ !?

嘘 だって 言って 。

1 対 4 なら なんとか なり そうだ な 。

やっぱ バイト は ダメ だ な 。

言って おく が 俺 自身 は →

さほど 強く ない 。

ならば しばらく 眠って もらい ます よ 。

うわ ぁ ~ !!

魔法 を 倒せ って 言って も →

その 肝心 の 魔王 は どこ に いる の か ね ?

そう 簡単に わかったら 冒険 の 意味 が ない 。

に して も キリ ない でしょ これ 。

ねぇ そろそろ 屋根 の ある ところ で 寝たい んです けど 。

贅沢 言う な 。そんな もん 村 で も ない かぎり …。

あっ 村 だ 。あらま 。

やった 髪 洗える !

どういう こと だ ?何者 か に 襲わ れた あと か 。

その わりに は きれい だ な 。

村 の 方 ! どなた か 村 の 方 !

いない の かな ?

どなた か いらっしゃい ませ ん か 村 の 方 。

バツ !バツ バツ !

バーツ !

1 1 !11 セーフ 。

1 セーフ 1。

(メレブ )あっ 来た 。うわぁ …。

あっ怒ってる 怒ってる 怒ってる よ これ 。

バカな の ?お前 静かに しろ って 言って んだ よ 。

そういう こと です か 。なぜ 静かに …1 1 。

今 儀式 の 最中 だ 。 儀式 ?

よろず の 神々 アマテラスオオカミ 。

あれ は ?

1年 に 一度 裏山 の 洞窟 に 住む 山 神様 に →

お な ご を 1人 生 贄 と して 差し出さ なきゃ なら ん 。

今年 も その 時期 だ 。生贄 ?

山 神 と いう こと は 神様 です よね ?

どうして 神 が 生贄 を 求める のです か ?

その昔 村 が 魔物 に 襲わ れた とき →

村 の お なご が 山神 の もと へ 助け を 願い に 出向き →

魔物 を 鎮めた 。

その 年 から 毎年 村 の おなご が 山神 の もと へ 出向く のだ 。

お なご 超 悲惨 じゃ ん 。

バカげた 話 だ 。

何 か おかしな カラクリ が ありそうだ な 。

が しかし 我々 に は 関係 の ない こと 。

さっ !うまい 食材 でも 見つけよう ぜ 。

そんな の おかしい 。

誰 と 話せば いい ?え ?

誰 と 話せば やめ させ られる んです か ?

ヨシヒコ 放っておけ 。ダメ です 。絶対に ダメ です 。

そこ まで 言う なら →

そなたたち が 出向いて 話 を つけて きたら いい 。

山 神 と ?ヤダ 怖い 。

ちょうど 山賊 を 恐れ →

生贄 を 連れて 出る の を 拒否る ヤツ が 続出 だった んじゃ 。

生贄 の 娘 を 狙って 山賊 たち が 襲って くる という 訳 か 。

山 神 に たどり着く の も 命がけ だ な 。

私 が 山賊 たち を 退け 山 神 に 話 を つけます 。

そこ で 山 神 が もう 生贄 は いらない と いう こと であれば →

この 儀式 は これ きり に する と 約束 して ください 。

そう 簡単に 村 の 決まり を さ 。いい よ 別に 。

おっと 柔軟 ゆるかった 。えっ そんな こだわり ない んだ 。

行く んだったら 生贄 を 連れて いか なければならん 。

生贄 を 連れ なく ば 祠 は 開か ん 。

いい か ?山 神様 の 祠 に 着く まで は けして 駕籠 から 出ん ように な 。

清めた 体 が 汚れる から の 。(オシナ )はい お ばば 様 。

少し 辛抱 して ください 。

あなた 目当て に やってきた 山賊 は 私 たち が 退治 し ます 。

よろしく お 願い いたし ます 。あなた 様 お 名前 は ?

ヨシヒコ です 。ダンジョー だ 。

ムラサキ 本当 は 行き たく ない です 。

余計な こと を 言う な 。メレブ 魔法使い だ 。

私 は オシナ と 申し ます 。

村 の ため に 山 神様 の もと に お 連れ ください 。

私 は その 山 神 を 説得 し →

あなた を この 村 へ 連れ帰る つもりです 。

そんな …なんと お 礼 を 申せば よい やら 。

行き ましょう 。

はい 。

台 台 台 !台 が …。

一 度 一 度 置き ましょう 。

おい なんだ よ あれ 。

(ダンジョー )魔王 が 操り し 魔物 たち だ 。

噂 に は 聞いて た けど ホントに いんだ な 。

倒し ましょう 。いや 待って 待って 行く な 。

どうして です か ?俺 村 で 魔物 の 噂 聞いて →

かなり 勉強 した けど あれ かなり 強い よ 。

強く とも 戦わ ねば 。いやいや いや !

あれ は かなり もっと レベル 上がって から →

出会う べき 戦う べき 相手 です はい 。

順路 を 間違える と たまに こういう こと に なり ます はい 。

そう だ な 。なんか 強そう だ から 避けて いこう 。ね ね ?

勇者 なら 勝て ます よ 。いやいや 甘い から !

すぐ 全滅 して 目覚めたら 教会 だ ぜ 。

そして メチャクチャ お 金 取ら れっぜ 。 お お前 何 言って ん だ ?

でも あの 岩 みたいな ヤツ だったら 倒せ そうだ けど な 。

バカ 。ちょっと もう 一 度 言わ せて バカ 。

アイツ そこそこ 強い から 。力 ためて くる タイプ だ から 。

今 様子 を 見ている だけ だ から 。わかり ました 。

今回 は オシナ さん を 無事に 生きた まま 帰す こと が 務め 。

遠回り しましょう 。 うん それ が いい それ が いい 。

大丈夫 。 あと で 嫌で も 戦う こと に なる から 。

うわ っ 気づかれた 。ちょっと 逃げて 逃げて 逃げて !

( サウダ ) 我が 名 は サウダ 。 生 贄 の 娘 を いただき に 参上 した 。

勇者 ヨシヒコ だ 。オシナ さん は 誰 に も 渡さない 。

ならば 斬り 捨てる まで 。

1人 で と は いい 度胸 だ 。

俺 が 相手 に なる 。お前 ら など 俺 1 人 で 十分 だ 。

やっぱり やめ なさい サウダ ちゃん !

ちょっちょっと 待た れ い 。

どうも 初め まして 。サウダ の 母 です 。

すみません この 子 →

どうしても 山賊 に なる 山賊 に なる って きかない もん で 。

ホント は 気 の いい 子 なんです よ 。ちょっと やめて って 母さん 。

余計な こと 言う なって 。だって そう じゃ ない 。

何度 も 野良犬 拾って きて 飼って くれ 飼って くれ って 。

帰れよ 。もう ここ は 俺 1 人 で 大丈夫だ から 。

1人 で なんにも でき ない から 来て あげてる の よ 。

今朝 だって 「お 母さん 靴下 どこ ?」。

敵 の 前 で 恥ずかしい だろ 。そういう こと 言う な よ !

すみません ね 皆さん 。

この 子 どうしても 皆さん を 殺して →

その 中 の 娘さん が 欲しい らしい んです 。

ホントに いい 子 なんで ね 。

もし よろしかったら 殺さ れ て いただける と →

母親 と して は 嬉しい かぎり な んです 。

お 母さん の 気持 は わかる ん です が →

我々 も 殺さ れ たく ない 気持 も あり まして 。

です よ ね わかり ます 。母さん いいかげんに しろ って 。

そんな こと 言わ なくて も 俺 コイツ ら 殺せる から 。

殺せる かな ?

皆さん どう 思い ます ?どう でしょう か ね 。

戦う と なれば こちら も 4 人 がかり で すし 。

サウダ 君 相当 強く ない と →

う ~ ん … こちら が 勝って しまう か な と いう 。

バカな こと を 言う な !

俺 は 先生 の もと で 3 年 も 剣術 の 修業 を した んだ 。

10 人 がかり で 来られて も 倒せる くらい の 力 は 持って いる 。

もう 言い出したら きかない 子 なんだ から 。

あの …皆さん 。

息子 の 大事な 初陣 な もの です から →

どうか これ で 穏便に 殺さ れて は いただけ ませ ん か ?

なんで 殺す人間 に 米 を ?

母さん そんな 贈り物 と か し なくて も 勝てる から ね 。

わかった わ 。思う存分 戦って ちょうだい 。

ワハハッ かかって こい 雑魚 ども !

危ない もう 。

痛い 痛い 怖い 。あぁ ~ 怖い 怖い 。

痛い 痛い 怖い わ ね 怖い 。

あぁ ~痛い 痛い 。危ない 危ない 。

あの …お 母さん !やり づらい で すね やっぱり 。

そう です よね すみません 。黙ってる ように し ます 。

と いう か やっぱり お母さん の 前 で 息子さん →

斬れ ないで す よ ね 。 です よ ね 。

さぁ どう しましょう 。だから 母さん は 帰れ って !

母さん だって 帰れ ない でしょう よ !

山 の 事故 で お 父さん 死んじゃって →

家族 もう お前 しか い ない んだ から 。

そんな こと 言って この 前 変な 男 連れ込んで ただ ろ !

あれ は いつも キノコ くれる おじさん でしょう が 。

惚れて んだ ろ ?知って んだ ぞ アイツ に 。

は ?そんな こと ない 。キノコ だけ の 関係 です 。

嘘 つけ !この 前 →

竹藪 で 抱き合って る とこ 見た んだ 。

あれ は 竹藪 から たまたま ヘビ が 出て きて →

キャッ って なって 偶然 こう …。

その あと 1 分間 ぐらい 抱き合って た だろう !

ヘビ が 出て きて キャッ って なって →

1 分 も 抱き合う ヤツ が どこ に いる んだ よ !

お 母さん だって 恋したい わ よ 。女 なんだ から !

アイツ が 父親 に なる なんて 俺 絶対 イヤだ から な !

あの すみません 。

すみません お 恥ずかしい ところ を お 見せ しまして 。

もう あれ です から 先 を お 急ぎ ください 。

すみません そう さ せて もらい ます 。

キノコ の おじさん …いい 人 だ と 思う よ 。

お前 知ら ねえ だ ろ !

ああ …思って いた より →

山賊 は はるかに 多い な 。

(ムラサキ )倒して も 倒して も 出て くんじゃ ん 。

こっち も もう 持たない よ 。

山 神 の 祠 まで あと 少し 。最後 の 力 を 振り絞り ましょう 。

つか お前 何 して んだ よ ?

こっち が 戦って る とき に 。俺 は 呪文 唱えて んだ よ 。

いい よ ハナブー は もう !

戦って る 相手 の 鼻 が 上 向いた って →

戦い に 影響 ない から ね 。

バカ か ムラサキ 。

俺 は 山賊 と の 戦い を 積んで いく なか で いつしか →

戦闘 の 呪文 を 覚えた よ 。

本当 です か メレブ さん 。本当 だ よ 。

それ は ありがたい な 。どんな 呪文 だ ?見せろ 。

いい か 見て ろ 。

何も 起こら ない ぞ 。

ムラサキ 今 何 か 思った ろ ?

急に どらやき が 食べたくなった 。

だ ろ ?よし !

どういう こと だ ?

この 呪文 に かかった 者 は 急に 甘い もの が 食べ たく なる 。

俺 は この 呪文 を →

スイーツ と 名づけた よ 。

いや スイーツ は いい んだ けど どう で も いい 呪文 だ よ ね 。

言ったら ハナブー より どう でも いい よね 。

バカ か ムラサキ 。 ムラサキ バカ か 。

戦って る 最中 に 相手 が 急に 甘い もの 食べ たく なって みろ 。

うわ っ 甘い もん 食べて ぇ 。そう 思って る うち に 斬れば いい 。

んな アホ な 話 ある か よ !

すごい です メレブ さん 。

お前 なんでも 感心 する な 。

娘 を いただく ぞ !そう は させる か !

スイーツ !早く 娘 を 渡さ ない と …。

いかん …大 福 が 食べ たくて 仕方 が ない 。

大 福 … 大 福 …。

ハッ !ぬ お ~ !

おお ~ちょっと どう よ これ 。

メレブ さん これ で 無敵 です よ 。

うん まあ 無敵 で は ない 。

メレブ さん 私 に スイーツ を かけて ください 。

よかろう 。スイーツ 。

あぁ ~甘い もの が 食べ たい !

甘い もの が 食べ たい !あぁ ~ !

寝る 。

あっストップストップ!たんま!ちょっと下ろす限界限界痛い!

あぁ もう 限界 だ よ 。さっき 足 くじいた よ 。

そもそも さ ぁ 魔王 退治 の 旅 なのに 生贄 運んでる の おかしく ね ?

しっ !お前 聞こえる だ ろ 。

すま ん …ぶっちゃけ あと 3 人 山賊 が 来たら 俺 は 力尽きる 。

すみません 皆さん 。

構い ません よ 。私 が 言い出した こと です 。

私 ここ から は 自分 の 足 で 歩きます 。

いけ ません 。外 に 出たら けがれる って …。

構い ません 。

すま ん 本当に すま ん 。つい 弱音 を 吐いて しまった 。

だが 俺 たち は まだ 戦える 。俺 たち に 任せろ 。

皆さん …。困って いる 人 を 命 を かけて 助ける の が 勇者 の 務め 。

私 は あなた を 命 を かけて 守り お 助け いたし ます 。

ヨシヒコ 様 …。

お人好し に も ほど が あんだ ろ 。

俺 も 命 を かけて 。

同じく 。

みんな …。

皆さん に は なんと お 礼 を 申したら よい か …。

ただ せめて 山 神 の 祠 まで 私 も 歩かせて ください 。

いけ ません オシナ さん 。出て は いけない !

汚れる など 迷信 に 過ぎ ませ ぬ 。私 歩き ま する !

はい …。

あの …。どう なさいました ?

ああ …なんでもない です 。

さぁ さぁ 。

どう された ん です か ? さあ まいりましょう !

ちょっと 待って ください 。

みんな どうした ん です か 急に 。

命 を かけて 守る って さっき 言った じゃ ないで すか !

確かに オシナ さん は ブス だ !

それ は もう まぎれ も ない ブス です よ !

でも ブス だって 関係ない !

ブス だって 人間 だ !私 は 命 を かけて 守り ます 。

うん わかった 。それ 以上 言う な 。いい や 言い ます よ 。

みんな に 気合い を 入れる ため に も 。

うん それ は いい よ 。気合い 入って る …。

なんで すか ?私 は 間違った こと を 言って ます か ?

うん うん 全然 間違って ない 。

って いう か あの …怖い くらい 間違って ない んだ 。

オニ 間違ってない 。 間違ってない ゆえ に →

ちょっと 黙ろう 。

なん な ん です か ? メレブ さん も ダンジョー さん も 。

オシナ さん が ブス だ から 命 を かける のに バカバカしく なった んでしょう !

そんな こと 言って ねえ だ ろ !

バカバカしく なんか なって ねえ よ !ねぇ ダンジョー さん ?

なった ん かい !バカバカしく なった ん かい !

なる わけ ない だ ろ !オシナ さん は ブス だ !

ただ ブス な 生贄 だって いる んです !

生贄 が きれいだ と いう のは 我々 の 勝手な 思い込み だ 。

ブス だって 人間 !ブス だって 守る !それ が 勇者 だ !

オシナ さん が ブス な の は ブス だ と 思う から …。

何度 も ブスブス 言って んじゃ ねえ よ !

オシナ さん あなた …。

きれい です よ …。

なんで 笑って る んです か ?

さあ 行き ましょう 。

オシナ さん 。

たとえ あなた が ブス でも 私 は 戦う 。

はい 。

さあ 行こう 。

(ダンジョー )なんか すっかり 山賊 まで 現れ なく なった な 。

まるで オシナ さん が ブス だ から 現れ なく なった みたいな 言い 方 →

やめて ください 。誰 も そんな こと 言って ない だろ 。

オシナ さん 。ブス だって こと 気 に し ないで ください 。

はい 。

自分 が いちばん 傷つけて る の わからない か な 。

早く 着か ない か な 山 神 の 祠 。

あっ あの 坂 を のぼった ところ に 祠 が あります 。

ああ さっさと 山 神 に 話 つけて 帰ろう 。

お 気 を つけ ください 。うん ?

祠 の 入り口 に は 祠 へ の 侵入 を 阻む 化け物 が いる んです 。

化け物 ?それ は オシナ さん で は なく です か ?

いや …私 で は なくて …。

人間 を いとも 簡単に 殺して しまう 獰猛な 化け物 が いる んです 。

え ~っ ?あれ です 。

あの 木 の 幹 に 抱きついて いる …。

(ダンジョー )おお あれ か 。

あれ は はるか 遠き 国 に 住む コアラ と いう 動物 で な 。

人 に なついて 抱っこ したり する と ムチャクチャ かわいい ん だ 。

確かに 超 かわいい よ ね 。

確かに ものすごく 抱っこ し たい 。

たぶん オシナ さん の 勘違い でしょう 。

どれ どれ …。

いけ ませ ん !いとも 簡単 に 殺さ れ る と …。

あ ~っ !!

クソッ …キラーコアラ め !

抱っこ される な 。抱っこ され たら 負け だ !

う っ …うわ ~っ !

キャーッ!キャーッ!キャーッ!!キャーッ!!

う っ …イタタタタタタ …。

(ダンジョー )やっと 寝た か …。

行き ましょう 山 神 の もと へ 。

山 神 よ !生け贄 を 連れて まいった !

話 が し たい !

ほら や っぱ い ない んだ って 。

山 神 !

い ない の か ?

いる わけ ねえ って 。もう 帰ろう !

山 神 !

山 神 !

なんだ よ いる よ 。

いた よ 本当に !

なぜ 今 まで 返事 を し なかった ?

面倒 だった から です 。

面倒 だ と !?

遠路 はるばる 生け贄 を 運んだ んだ ぞ !

はい !ご苦労さまです 。それでは お 帰り ください 。

なに なに ? その フワッ と した 気 のない 感じ は 。

う ~ん だって ブス なんだ もん 。

山 神 よ !

ブス だ と 生け贄 を 受け取ら ぬ と 申す か ?

いやいや いや 。そういう と 語弊 が ある けども ね 。

まあ そういう こと です 。

と …いう こと です 。

よかった です ね 。

これ は 喜んで いい のでしょうか ?

いい でしょう …ねぇ …。

それ よか 話す こと ある だ ろ 。

あっ!そっちメインでしょ。

山 神 よ !私 は あなた と 話 が し たい のだ 。

あの 村 から もう 生け贄 を 取る の は やめろ !

はい やめ ます 。

年々 レベル 落ちて ました けど ここ まで くる のであれば →

はい 。もう いりません 。

本当に オシナ さん を 連れて 帰って も いい んだ な ?

逆に 連れて 帰って もらわ ない と 困り ます 。

少し 複雑 です が →

皆さん の おかげ です 。

本当に ブス で よかった 。

ヨシヒコ 人助け も いい が →

これ から は 人 を 見て 引き受けて くれ ん か ?

コイツ に そんな こと 言って も ムダ です よ 。

さ ~て 一件 落着 した ところ で …父 の 仇 !

あの …引っ込む やつ も そこそこ 痛い んで !

恒例 の 行事 みたいに 刺す のは やめて ください !

( 仏 ) ヨシヒコー !

仏 だ 。たぶん また 仏 だ 。

どこ ?仏 どこ です か ?

あそこ だ 。あそこ に 見える だろ 。やはり 私 に は 見えない 。

おい ちょっと よ ぉ なぁ !なぁ って !

もう …主人公 に 見え ない って やっぱ これ 問題 ある ぜ これ 。

怒って る よ また 。ふてくされる から これ つけろ 。

(仏 )ホント よ ぉ …。あ 見えた 。

もう さ 次回 から は 裸眼 で 見えよう ぜ 。仏 だし …。

努力 し ます 。うん 。努力 し ます は いい が →

ヨシヒコ よ 。今週 は 私 が 命じた 魔王 退治 と は →

なんら 関係 の ない 働き を した な 。

すみません 。困って る 人 を 見る と つい …。

それ は それ で あれ じゃ ない ?あの …いい んだ と 思う よ 。

ただし ヨシヒコ よ !え ぇ !?あまり 寄り道 が 過ぎる と →

魔王 の 手 は どんどん 広がる 一方 だ ぞ 。

心得て おり ます 。次 は 東 に 向かえ ~!ヨシヒコ よ 。

え ?東 という の は ?

何 ?どういう こと ?東 は 東 でしょう よ 。

東 と かさ ぁ ざっくり 言われて も なぁ …。

お前 ざっくり って さ お前 さ …。

仏 に 向かって ざっくり と か 言う な バカ 野郎 !

(仏 )バカ 野郎 !もう 少し 詳しい 情報 が ある と →

助かり ます 。何 ?情報 ?

いやいや そんな の 仏 の お告げ に あれ だ よ お前 …。

情報 なんか ねえ よ 。

ま ぁ いい よ !お前 ら さ とにかく さ 東 に 向かえ よ !

そ したら なんか ある から さ 。なんか って 何 ?

うる せ ぇ !

お前 みたいな ヤツ は バカ !

(仏 )お前 …嫌い だ よ !ハハハ …。

( 仏 ) ハハハ じゃ ねえ よ バカ 野郎 ! 笑って ん じゃ ねえ !

お前 に 話して んじゃ ない んです ぅ 。ヨシヒコ に 話して んです ぅ !

あ ~ムカツク やっぱ 。仏 なぁ 。

スーッと 消えます ぅ !

魔王 が 東 に 住まう と いう こと か 。

アイツ の 情報 ちょいと 疑わしい よ ね 。

とにかく 行って み ましょう 。

兄 様 …ヒサ は 心配 です 。

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