勇者 ヨシヒコ と 魔王 の 城 #02
待て !さぁ 持ってる 食料 全部 いただこう か 。
(ダンジョー )そう 簡単 に とれる かな ?
(メレブ )やめとこう おっさん 。相手 強い よ 。
それに 見て み 。あの 目 。
仏 が 言って た 魔王 に 心 を 操られた 人間 だ 。
(ムラサキ )人間 の 目 じゃない よ …。
(ヨシヒコ )確実 に 負けます ね 。
食料 を 渡して 許して もらいましょう 。
甘い 。渡して も 渡さなくて も 殺す つもりだ ヤツら は 。
来い !
(刀 の ぶつかり合う 音 )
う ぅ ~ !ダンジョー さん !
大丈夫 か よ おっさん !おっさん 死んじゃう って !
ダメ だ !コイツ ら 殺し の 職人 だ 。
しかも 5 人 がかり じゃ どうしようもない 。
すまん な 。
俺たち も 腹 が 減ってる もんで な !
(ダンジョー )やめろ ヨシヒコ !お前 の 敵 う 相手 じゃ ない 。
それは やって み なくては わかりません 。
(メレブ )許して もらおう 。めっちゃ 土下座 して 。なっ ?
嫌 です 。
ヨシヒコ …。
いい だろう 。かかれ !
やれ !やめて !
(カラス の 鳴き声 )
さて …。どうした ?
いや あの …5時なんで。えっ?えっ?
5 時 な ん で … お 疲れ さ まで した 。
ちょ …待て 待て !何 ?何 ?その お 疲れ さまで したって の は 。
いや 一応 9 時 ~5 時 って こと なんで 。
契約 は ね 。
でも さ こういう 状況 だ から さ ちょっと 残業 して いこう よ 。
基本 僕ら 残業 なし 派閥 なんで 。
そんな もん で 派閥 作る な よ 。
いやいや いや …とどめ じゃ ん ?だって もう !
なんか もめて る みたいです けど 大丈夫 っす か ?
大丈夫 です 。ちょっと 静かに して もらえます か 。
はい すみません 。 すみません 。 次 バイト ある ん で →
帰ら せて もらって い いす か ?なんで 次 入れて んだ よ 。
俺 ら これ から 友達 と 飲み に 行く んで 。
飲み 会 なら さ 少し 遅れて も いい じゃん 。
ダメ っす よ 。飲み会 は むしろ ダメ っす よ !
え ぇ ~ !?
お前 は ?あ …僕 は 野暮 用 です 。
野暮 用 なら さ 少し 残って いけば いい じゃん 。
いや めちゃくちゃ 大切な 野暮 用 な んで 。
なんだろう ?大切な 野暮 用 って なんだろう ?
あの 大丈夫 です か ?大丈夫 です !
しかし 皆さん 困って る ようです し 。
大丈夫 っつ って んじゃ ん !
だって そんな こと 言った って →
社員 に して くれる わけじゃ ない っす よね 。
それ は さ 僕 が 判断 する こと じゃ ない よ ね 。
すみません マジ で 次 や ば いんで お 疲れ っす 。
お 疲れ っす 。みんな …みんな さ あの …。
とどめ 刺して いこう よ 。嘘 でしょ !?
嘘 だって 言って 。
1 対 4 なら なんとか なり そうだ な 。
やっぱ バイト は ダメ だ な 。
言って おく が 俺 自身 は →
さほど 強く ない 。
ならば しばらく 眠って もらい ます よ 。
うわ ぁ ~ !!
魔法 を 倒せ って 言って も →
その 肝心 の 魔王 は どこ に いる の か ね ?
そう 簡単に わかったら 冒険 の 意味 が ない 。
に して も キリ ない でしょ これ 。
ねぇ そろそろ 屋根 の ある ところ で 寝たい んです けど 。
贅沢 言う な 。そんな もん 村 で も ない かぎり …。
あっ 村 だ 。あらま 。
やった 髪 洗える !
どういう こと だ ?何者 か に 襲わ れた あと か 。
その わりに は きれい だ な 。
村 の 方 ! どなた か 村 の 方 !
いない の かな ?
どなた か いらっしゃい ませ ん か 村 の 方 。
バツ !バツ バツ !
バーツ !
1 1 !11 セーフ 。
1 セーフ 1。
(メレブ )あっ 来た 。うわぁ …。
あっ怒ってる 怒ってる 怒ってる よ これ 。
バカな の ?お前 静かに しろ って 言って んだ よ 。
そういう こと です か 。なぜ 静かに …1 1 。
今 儀式 の 最中 だ 。 儀式 ?
よろず の 神々 アマテラスオオカミ 。
あれ は ?
1年 に 一度 裏山 の 洞窟 に 住む 山 神様 に →
お な ご を 1人 生 贄 と して 差し出さ なきゃ なら ん 。
今年 も その 時期 だ 。生贄 ?
山 神 と いう こと は 神様 です よね ?
どうして 神 が 生贄 を 求める のです か ?
その昔 村 が 魔物 に 襲わ れた とき →
村 の お なご が 山神 の もと へ 助け を 願い に 出向き →
魔物 を 鎮めた 。
その 年 から 毎年 村 の おなご が 山神 の もと へ 出向く のだ 。
お なご 超 悲惨 じゃ ん 。
バカげた 話 だ 。
何 か おかしな カラクリ が ありそうだ な 。
が しかし 我々 に は 関係 の ない こと 。
さっ !うまい 食材 でも 見つけよう ぜ 。
そんな の おかしい 。
誰 と 話せば いい ?え ?
誰 と 話せば やめ させ られる んです か ?
ヨシヒコ 放っておけ 。ダメ です 。絶対に ダメ です 。
そこ まで 言う なら →
そなたたち が 出向いて 話 を つけて きたら いい 。
山 神 と ?ヤダ 怖い 。
ちょうど 山賊 を 恐れ →
生贄 を 連れて 出る の を 拒否る ヤツ が 続出 だった んじゃ 。
生贄 の 娘 を 狙って 山賊 たち が 襲って くる という 訳 か 。
山 神 に たどり着く の も 命がけ だ な 。
私 が 山賊 たち を 退け 山 神 に 話 を つけます 。
そこ で 山 神 が もう 生贄 は いらない と いう こと であれば →
この 儀式 は これ きり に する と 約束 して ください 。
そう 簡単に 村 の 決まり を さ 。いい よ 別に 。
おっと 柔軟 ゆるかった 。えっ そんな こだわり ない んだ 。
行く んだったら 生贄 を 連れて いか なければならん 。
生贄 を 連れ なく ば 祠 は 開か ん 。
いい か ?山 神様 の 祠 に 着く まで は けして 駕籠 から 出ん ように な 。
清めた 体 が 汚れる から の 。(オシナ )はい お ばば 様 。
少し 辛抱 して ください 。
あなた 目当て に やってきた 山賊 は 私 たち が 退治 し ます 。
よろしく お 願い いたし ます 。あなた 様 お 名前 は ?
ヨシヒコ です 。ダンジョー だ 。
ムラサキ 本当 は 行き たく ない です 。
余計な こと を 言う な 。メレブ 魔法使い だ 。
私 は オシナ と 申し ます 。
村 の ため に 山 神様 の もと に お 連れ ください 。
私 は その 山 神 を 説得 し →
あなた を この 村 へ 連れ帰る つもりです 。
そんな …なんと お 礼 を 申せば よい やら 。
行き ましょう 。
はい 。
台 台 台 !台 が …。
一 度 一 度 置き ましょう 。
おい なんだ よ あれ 。
(ダンジョー )魔王 が 操り し 魔物 たち だ 。
噂 に は 聞いて た けど ホントに いんだ な 。
倒し ましょう 。いや 待って 待って 行く な 。
どうして です か ?俺 村 で 魔物 の 噂 聞いて →
かなり 勉強 した けど あれ かなり 強い よ 。
強く とも 戦わ ねば 。いやいや いや !
あれ は かなり もっと レベル 上がって から →
出会う べき 戦う べき 相手 です はい 。
順路 を 間違える と たまに こういう こと に なり ます はい 。
そう だ な 。なんか 強そう だ から 避けて いこう 。ね ね ?
勇者 なら 勝て ます よ 。いやいや 甘い から !
すぐ 全滅 して 目覚めたら 教会 だ ぜ 。
そして メチャクチャ お 金 取ら れっぜ 。 お お前 何 言って ん だ ?
でも あの 岩 みたいな ヤツ だったら 倒せ そうだ けど な 。
バカ 。ちょっと もう 一 度 言わ せて バカ 。
アイツ そこそこ 強い から 。力 ためて くる タイプ だ から 。
今 様子 を 見ている だけ だ から 。わかり ました 。
今回 は オシナ さん を 無事に 生きた まま 帰す こと が 務め 。
遠回り しましょう 。 うん それ が いい それ が いい 。
大丈夫 。 あと で 嫌で も 戦う こと に なる から 。
うわ っ 気づかれた 。ちょっと 逃げて 逃げて 逃げて !
( サウダ ) 我が 名 は サウダ 。 生 贄 の 娘 を いただき に 参上 した 。
勇者 ヨシヒコ だ 。オシナ さん は 誰 に も 渡さない 。
ならば 斬り 捨てる まで 。
1人 で と は いい 度胸 だ 。
俺 が 相手 に なる 。お前 ら など 俺 1 人 で 十分 だ 。
やっぱり やめ なさい サウダ ちゃん !
ちょっちょっと 待た れ い 。
どうも 初め まして 。サウダ の 母 です 。
すみません この 子 →
どうしても 山賊 に なる 山賊 に なる って きかない もん で 。
ホント は 気 の いい 子 なんです よ 。ちょっと やめて って 母さん 。
余計な こと 言う なって 。だって そう じゃ ない 。
何度 も 野良犬 拾って きて 飼って くれ 飼って くれ って 。
帰れよ 。もう ここ は 俺 1 人 で 大丈夫だ から 。
1人 で なんにも でき ない から 来て あげてる の よ 。
今朝 だって 「お 母さん 靴下 どこ ?」。
敵 の 前 で 恥ずかしい だろ 。そういう こと 言う な よ !
すみません ね 皆さん 。
この 子 どうしても 皆さん を 殺して →
その 中 の 娘さん が 欲しい らしい んです 。
ホントに いい 子 なんで ね 。
もし よろしかったら 殺さ れ て いただける と →
母親 と して は 嬉しい かぎり な んです 。
お 母さん の 気持 は わかる ん です が →
我々 も 殺さ れ たく ない 気持 も あり まして 。
です よ ね わかり ます 。母さん いいかげんに しろ って 。
そんな こと 言わ なくて も 俺 コイツ ら 殺せる から 。
殺せる かな ?
皆さん どう 思い ます ?どう でしょう か ね 。
戦う と なれば こちら も 4 人 がかり で すし 。
サウダ 君 相当 強く ない と →
う ~ ん … こちら が 勝って しまう か な と いう 。
バカな こと を 言う な !
俺 は 先生 の もと で 3 年 も 剣術 の 修業 を した んだ 。
10 人 がかり で 来られて も 倒せる くらい の 力 は 持って いる 。
もう 言い出したら きかない 子 なんだ から 。
あの …皆さん 。
息子 の 大事な 初陣 な もの です から →
どうか これ で 穏便に 殺さ れて は いただけ ませ ん か ?
なんで 殺す人間 に 米 を ?
母さん そんな 贈り物 と か し なくて も 勝てる から ね 。
わかった わ 。思う存分 戦って ちょうだい 。
ワハハッ かかって こい 雑魚 ども !
危ない もう 。
痛い 痛い 怖い 。あぁ ~ 怖い 怖い 。
痛い 痛い 怖い わ ね 怖い 。
あぁ ~痛い 痛い 。危ない 危ない 。
あの …お 母さん !やり づらい で すね やっぱり 。
そう です よね すみません 。黙ってる ように し ます 。
と いう か やっぱり お母さん の 前 で 息子さん →
斬れ ないで す よ ね 。 です よ ね 。
さぁ どう しましょう 。だから 母さん は 帰れ って !
母さん だって 帰れ ない でしょう よ !
山 の 事故 で お 父さん 死んじゃって →
家族 もう お前 しか い ない んだ から 。
そんな こと 言って この 前 変な 男 連れ込んで ただ ろ !
あれ は いつも キノコ くれる おじさん でしょう が 。
惚れて んだ ろ ?知って んだ ぞ アイツ に 。
は ?そんな こと ない 。キノコ だけ の 関係 です 。
嘘 つけ !この 前 →
竹藪 で 抱き合って る とこ 見た んだ 。
あれ は 竹藪 から たまたま ヘビ が 出て きて →
キャッ って なって 偶然 こう …。
その あと 1 分間 ぐらい 抱き合って た だろう !
ヘビ が 出て きて キャッ って なって →
1 分 も 抱き合う ヤツ が どこ に いる んだ よ !
お 母さん だって 恋したい わ よ 。女 なんだ から !
アイツ が 父親 に なる なんて 俺 絶対 イヤだ から な !
あの すみません 。
すみません お 恥ずかしい ところ を お 見せ しまして 。
もう あれ です から 先 を お 急ぎ ください 。
すみません そう さ せて もらい ます 。
キノコ の おじさん …いい 人 だ と 思う よ 。
お前 知ら ねえ だ ろ !
ああ …思って いた より →
山賊 は はるかに 多い な 。
(ムラサキ )倒して も 倒して も 出て くんじゃ ん 。
こっち も もう 持たない よ 。
山 神 の 祠 まで あと 少し 。最後 の 力 を 振り絞り ましょう 。
つか お前 何 して んだ よ ?
こっち が 戦って る とき に 。俺 は 呪文 唱えて んだ よ 。
いい よ ハナブー は もう !
戦って る 相手 の 鼻 が 上 向いた って →
戦い に 影響 ない から ね 。
バカ か ムラサキ 。
俺 は 山賊 と の 戦い を 積んで いく なか で いつしか →
戦闘 の 呪文 を 覚えた よ 。
本当 です か メレブ さん 。本当 だ よ 。
それ は ありがたい な 。どんな 呪文 だ ?見せろ 。
いい か 見て ろ 。
何も 起こら ない ぞ 。
ムラサキ 今 何 か 思った ろ ?
急に どらやき が 食べたくなった 。
だ ろ ?よし !
どういう こと だ ?
この 呪文 に かかった 者 は 急に 甘い もの が 食べ たく なる 。
俺 は この 呪文 を →
スイーツ と 名づけた よ 。
いや スイーツ は いい んだ けど どう で も いい 呪文 だ よ ね 。
言ったら ハナブー より どう でも いい よね 。
バカ か ムラサキ 。 ムラサキ バカ か 。
戦って る 最中 に 相手 が 急に 甘い もの 食べ たく なって みろ 。
うわ っ 甘い もん 食べて ぇ 。そう 思って る うち に 斬れば いい 。
んな アホ な 話 ある か よ !
すごい です メレブ さん 。
お前 なんでも 感心 する な 。
娘 を いただく ぞ !そう は させる か !
スイーツ !早く 娘 を 渡さ ない と …。
いかん …大 福 が 食べ たくて 仕方 が ない 。
大 福 … 大 福 …。
ハッ !ぬ お ~ !
おお ~ちょっと どう よ これ 。
メレブ さん これ で 無敵 です よ 。
うん まあ 無敵 で は ない 。
メレブ さん 私 に スイーツ を かけて ください 。
よかろう 。スイーツ 。
あぁ ~甘い もの が 食べ たい !
甘い もの が 食べ たい !あぁ ~ !
寝る 。
あっストップストップ!たんま!ちょっと下ろす限界限界痛い!
あぁ もう 限界 だ よ 。さっき 足 くじいた よ 。
そもそも さ ぁ 魔王 退治 の 旅 なのに 生贄 運んでる の おかしく ね ?
しっ !お前 聞こえる だ ろ 。
すま ん …ぶっちゃけ あと 3 人 山賊 が 来たら 俺 は 力尽きる 。
すみません 皆さん 。
構い ません よ 。私 が 言い出した こと です 。
私 ここ から は 自分 の 足 で 歩きます 。
いけ ません 。外 に 出たら けがれる って …。
構い ません 。
すま ん 本当に すま ん 。つい 弱音 を 吐いて しまった 。
だが 俺 たち は まだ 戦える 。俺 たち に 任せろ 。
皆さん …。困って いる 人 を 命 を かけて 助ける の が 勇者 の 務め 。
私 は あなた を 命 を かけて 守り お 助け いたし ます 。
ヨシヒコ 様 …。
お人好し に も ほど が あんだ ろ 。
俺 も 命 を かけて 。
同じく 。
みんな …。
皆さん に は なんと お 礼 を 申したら よい か …。
ただ せめて 山 神 の 祠 まで 私 も 歩かせて ください 。
いけ ません オシナ さん 。出て は いけない !
汚れる など 迷信 に 過ぎ ませ ぬ 。私 歩き ま する !
はい …。
あの …。どう なさいました ?
ああ …なんでもない です 。
さぁ さぁ 。
どう された ん です か ? さあ まいりましょう !
ちょっと 待って ください 。
みんな どうした ん です か 急に 。
命 を かけて 守る って さっき 言った じゃ ないで すか !
確かに オシナ さん は ブス だ !
それ は もう まぎれ も ない ブス です よ !
でも ブス だって 関係ない !
ブス だって 人間 だ !私 は 命 を かけて 守り ます 。
うん わかった 。それ 以上 言う な 。いい や 言い ます よ 。
みんな に 気合い を 入れる ため に も 。
うん それ は いい よ 。気合い 入って る …。
なんで すか ?私 は 間違った こと を 言って ます か ?
うん うん 全然 間違って ない 。
って いう か あの …怖い くらい 間違って ない んだ 。
オニ 間違ってない 。 間違ってない ゆえ に →
ちょっと 黙ろう 。
なん な ん です か ? メレブ さん も ダンジョー さん も 。
オシナ さん が ブス だ から 命 を かける のに バカバカしく なった んでしょう !
そんな こと 言って ねえ だ ろ !
バカバカしく なんか なって ねえ よ !ねぇ ダンジョー さん ?
なった ん かい !バカバカしく なった ん かい !
なる わけ ない だ ろ !オシナ さん は ブス だ !
ただ ブス な 生贄 だって いる んです !
生贄 が きれいだ と いう のは 我々 の 勝手な 思い込み だ 。
ブス だって 人間 !ブス だって 守る !それ が 勇者 だ !
オシナ さん が ブス な の は ブス だ と 思う から …。
何度 も ブスブス 言って んじゃ ねえ よ !
オシナ さん あなた …。
きれい です よ …。
なんで 笑って る んです か ?
さあ 行き ましょう 。
オシナ さん 。
たとえ あなた が ブス でも 私 は 戦う 。
はい 。
さあ 行こう 。
(ダンジョー )なんか すっかり 山賊 まで 現れ なく なった な 。
まるで オシナ さん が ブス だ から 現れ なく なった みたいな 言い 方 →
やめて ください 。誰 も そんな こと 言って ない だろ 。
オシナ さん 。ブス だって こと 気 に し ないで ください 。
はい 。
自分 が いちばん 傷つけて る の わからない か な 。
早く 着か ない か な 山 神 の 祠 。
あっ あの 坂 を のぼった ところ に 祠 が あります 。
ああ さっさと 山 神 に 話 つけて 帰ろう 。
お 気 を つけ ください 。うん ?
祠 の 入り口 に は 祠 へ の 侵入 を 阻む 化け物 が いる んです 。
化け物 ?それ は オシナ さん で は なく です か ?
いや …私 で は なくて …。
人間 を いとも 簡単に 殺して しまう 獰猛な 化け物 が いる んです 。
え ~っ ?あれ です 。
あの 木 の 幹 に 抱きついて いる …。
(ダンジョー )おお あれ か 。
あれ は はるか 遠き 国 に 住む コアラ と いう 動物 で な 。
人 に なついて 抱っこ したり する と ムチャクチャ かわいい ん だ 。
確かに 超 かわいい よ ね 。
確かに ものすごく 抱っこ し たい 。
たぶん オシナ さん の 勘違い でしょう 。
どれ どれ …。
いけ ませ ん !いとも 簡単 に 殺さ れ る と …。
あ ~っ !!
クソッ …キラーコアラ め !
抱っこ される な 。抱っこ され たら 負け だ !
う っ …うわ ~っ !
キャーッ!キャーッ!キャーッ!!キャーッ!!
う っ …イタタタタタタ …。
(ダンジョー )やっと 寝た か …。
行き ましょう 山 神 の もと へ 。
山 神 よ !生け贄 を 連れて まいった !
話 が し たい !
ほら や っぱ い ない んだ って 。
山 神 !
い ない の か ?
いる わけ ねえ って 。もう 帰ろう !
山 神 !
山 神 !
なんだ よ いる よ 。
いた よ 本当に !
なぜ 今 まで 返事 を し なかった ?
面倒 だった から です 。
面倒 だ と !?
遠路 はるばる 生け贄 を 運んだ んだ ぞ !
はい !ご苦労さまです 。それでは お 帰り ください 。
なに なに ? その フワッ と した 気 のない 感じ は 。
う ~ん だって ブス なんだ もん 。
山 神 よ !
ブス だ と 生け贄 を 受け取ら ぬ と 申す か ?
いやいや いや 。そういう と 語弊 が ある けども ね 。
まあ そういう こと です 。
と …いう こと です 。
よかった です ね 。
これ は 喜んで いい のでしょうか ?
いい でしょう …ねぇ …。
それ よか 話す こと ある だ ろ 。
あっ!そっちメインでしょ。
山 神 よ !私 は あなた と 話 が し たい のだ 。
あの 村 から もう 生け贄 を 取る の は やめろ !
はい やめ ます 。
年々 レベル 落ちて ました けど ここ まで くる のであれば →
はい 。もう いりません 。
本当に オシナ さん を 連れて 帰って も いい んだ な ?
逆に 連れて 帰って もらわ ない と 困り ます 。
少し 複雑 です が →
皆さん の おかげ です 。
本当に ブス で よかった 。
ヨシヒコ 人助け も いい が →
これ から は 人 を 見て 引き受けて くれ ん か ?
コイツ に そんな こと 言って も ムダ です よ 。
さ ~て 一件 落着 した ところ で …父 の 仇 !
あの …引っ込む やつ も そこそこ 痛い んで !
恒例 の 行事 みたいに 刺す のは やめて ください !
( 仏 ) ヨシヒコー !
仏 だ 。たぶん また 仏 だ 。
どこ ?仏 どこ です か ?
あそこ だ 。あそこ に 見える だろ 。やはり 私 に は 見えない 。
おい ちょっと よ ぉ なぁ !なぁ って !
もう …主人公 に 見え ない って やっぱ これ 問題 ある ぜ これ 。
怒って る よ また 。ふてくされる から これ つけろ 。
(仏 )ホント よ ぉ …。あ 見えた 。
もう さ 次回 から は 裸眼 で 見えよう ぜ 。仏 だし …。
努力 し ます 。うん 。努力 し ます は いい が →
ヨシヒコ よ 。今週 は 私 が 命じた 魔王 退治 と は →
なんら 関係 の ない 働き を した な 。
すみません 。困って る 人 を 見る と つい …。
それ は それ で あれ じゃ ない ?あの …いい んだ と 思う よ 。
ただし ヨシヒコ よ !え ぇ !?あまり 寄り道 が 過ぎる と →
魔王 の 手 は どんどん 広がる 一方 だ ぞ 。
心得て おり ます 。次 は 東 に 向かえ ~!ヨシヒコ よ 。
え ?東 という の は ?
何 ?どういう こと ?東 は 東 でしょう よ 。
東 と かさ ぁ ざっくり 言われて も なぁ …。
お前 ざっくり って さ お前 さ …。
仏 に 向かって ざっくり と か 言う な バカ 野郎 !
(仏 )バカ 野郎 !もう 少し 詳しい 情報 が ある と →
助かり ます 。何 ?情報 ?
いやいや そんな の 仏 の お告げ に あれ だ よ お前 …。
情報 なんか ねえ よ 。
ま ぁ いい よ !お前 ら さ とにかく さ 東 に 向かえ よ !
そ したら なんか ある から さ 。なんか って 何 ?
うる せ ぇ !
お前 みたいな ヤツ は バカ !
(仏 )お前 …嫌い だ よ !ハハハ …。
( 仏 ) ハハハ じゃ ねえ よ バカ 野郎 ! 笑って ん じゃ ねえ !
お前 に 話して んじゃ ない んです ぅ 。ヨシヒコ に 話して んです ぅ !
あ ~ムカツク やっぱ 。仏 なぁ 。
スーッと 消えます ぅ !
魔王 が 東 に 住まう と いう こと か 。
アイツ の 情報 ちょいと 疑わしい よ ね 。
とにかく 行って み ましょう 。
兄 様 …ヒサ は 心配 です 。