Sword Art Online II Episode 13
強い
一瞬 …ほんの 一瞬 で いい
この ラッシュ を ブレイク でき れ ば
キリト
スコープ さえ 無事 なら
俺 は この 手 で 彼ら を 殺し た こと の 意味 その 重さ を 受け止め
考え 続ける べき だった ん だ
せめて そう する こと が 俺 に できる 最低限 の 償い なんだ ろ う と
今は 思っている
キリト は 今 自分 の 言葉 を 行動 に 変えよう と して いる
SAO 世界 の 闇 を 引きずる デス ・ガン と いう 名 の 犯罪者 を 自分 の 手 で 止める こと で
それ が できる の は キリト が 強い から じゃ ない
自分 の 弱 さ を 受け入れ 悩み 苦しみ
でも それ でも 尚 前 を 向こう と し て いる から
なに か 私 に できる こと
キリト くん
こんなに 汗 を かく と 脱水 の 危険 が ある わ
一度 ログアウト して もらう こと は 出来 ない よ ね
ここで 何 を 言って も キリト くん に は 聞こえ ませ ん し
一応 危険 な ほど 脱水 する 前 に アミュ スフィア が 自動 カットオフ する はず な ん です が
分かり ました
もう 少し 様子 を 見る わ
ママ 手 を パパ の 手 を 握って ください
ママ の 手 の 暖かさ なら きっと パパ に 届きます
私 の 手 は そちら の 世界 に 触れられません が
私 の 私 の 分 も
ううん そんな こと ない
ユイ ちゃん の 手 も きっと 届く よ
一緒 に パパ を キリト くん を 応援 しよう
ママ
頑張って キリト くん
あなた の 信じる もの の ため に 私 は いつ だって 傍 に いる から
ずっと あなた の 背中 を 守り 支え 続ける から
俺 は 確かに こいつ の 名前 を 聞く の を 拒否 し た
二度 と 関わり たく ない と 思った
でも 本当は そんな こと できる はず なかった んだ
俺は 忘れた んじゃなく 忘れた 振りを していた
自分自身を 騙していた だけだ
赤い 目
確か 討伐 作戦 前 の ミーティング の 時
黒 赤 赤 ザザ 赤 目 の ザザ それ が お前 の 名前 だ
キリト
この 予測 線 に よる 攻撃 は
シノン が 経験 と 閃き 闘志 の あらん限り を 注ぎ込ん で 放った
幻影 の 一弾
この ラスト アタック ファントム ・バレット を 無駄 に 出来 ない
まだ 終わら …ない
終わら せ …ない
あの 人 が お前 を …
いいえ 終わり だ ザザ
共犯者 も すぐに 割り出される
ラフィン ・コフィン の 殺人は これで 完全に 終わった んだ
キリト くん
パパ
終わった な
うん
そろそろ 大会 の ほう も 終わらせない と な
うん そうだ ね
デス・ガンが倒れた今
君 を 狙って いた 共犯者 も 姿を 消して いる はずだ
だから ログアウト しても もう 危険は ない はずなんだ けど
念のため すぐに 警察を 呼んだ 方がいい
でも 110 して なんて 説明 する の
それ も そう だ な
俺 の 依頼 主 は 一応 公務員 だ から やつ に 動 いて もらう 手 も ある けど
まさか ここ で 君 に 住所 や 名前 は 聞け ない し
いい わ 教える
で …でも
私 の 名前 は 朝田 詩乃 住所 は …
驚いた な 俺 が 今 ダイブ してる 場所 の 近く だ
えっ そう な の
なら いっそ ログアウト したら 俺 が そっち に 行こう か
来て くれる …
う うん 大丈夫 近く に 信用 できる 友達 が 住んでる から
じゃ 俺 は ログアウト したら すぐに 依頼 主 に 連絡 して 警察 を 向かわ せる よ
うん 分かった
それ は そう と 私 に だけ 個人 情報 を 開示 さ せ て 終わり ?
ごめん 俺 の 名前 は 桐 ヶ 谷 和人
桐ヶ谷 和人
で キリト ね 確かに 安易な ネーミング だ わ
き … 君に 言われたくない な
さて ログアウト する には ともあれ BOB を 決着 させない と な
どう する シノン もう 一度 昨日 みたいに 決闘で 勝負を つけるか
あなた 全身 ボロボロ じゃないの
そんな 人に 勝っても 全然 自慢に ならないわ
次の BOB 本 大会 まで 勝負は 預けて おいてあげる
さ それ じゃ そろそろ 終わらせよう
でも どう やって
どちら か の HP が 全 損 しない と 勝者 は 決まらない だ ろ
第一回 BOB は 二人 同時 優勝 だった んだ って
理由 は 優勝 する はず だった 人 が 油断 し て
お土産 グレネード に 引っ掛かった から
お土産 グレネード ? な に それ
やっぱり デス ・ ガン の 被害者 は 2 人
つまり 共犯者 も 2 人 以上 いる
バッカ みたい
朝田 さん いる ?
僕 だ よ 朝田 さん
新川 くん
あの どうして も 優勝 の お祝い が 言いたくて これ 買って きた んだ
あの 優勝 本当に おめでとう
すごい よ 朝田 さん
シノン とうとう GGO 最強 の ガンナー に なっちゃった ね
でも 僕 に は 分かってた よ
朝田さん なら いつか そう なる って
朝田さん に は 誰 も 持ってない 本当 の 強さ が ある んだ から
ありがとう
あの 朝田 さん
なに
朝田 さん 僕 に 言った よ ね
待って て って
新川 くん
言った よ ね 待って れ ば
いつか 僕 の もの に なって くれる って
だから だから 僕
どう した のよ 急に
僕 が ずっと 一緒に いてあげる
あんな 奴 に 頼ら なくても 僕 が ずっと 一生 君 を 守ってあげる から
新川 くん
朝田 さん 好き だ よ 愛し てる
僕 の 朝田 さん 僕 の シノン
やっ やめ て
ダメ だよ 朝田 さん
朝田 さん は 僕 を 裏切っちゃ ダメ だ
新川 くん
新 …川 くん
動いちゃ ダメ だよ 朝田さん
この 注射器 の 中身 が 体に 入ると 筋肉が 動かなく なって ね
すぐに 肺 と 心臓が 止まっちゃう んだよ
注射器 ?
なんらか の 薬品 を 注射 し た …だろう な
うち 病院 だ から ね
父さん と 医学部 に 入学 する って 約束 し た し 仕方ない よ
じゃあ 君 が 君 が もう 一 人 の デス ・ガン な の
へー 凄い ね デス・ガンの秘密を見破ったんだね
そう だよ 僕 が デス・ガンの片手だよ
と言っても 今回 の BOB の 前 までは 僕 が ステルブン を 動かしてた んだ けど ね
でも 今日 だけは 僕 に 現実側 の 役 を やらせてもらった んだ
だって 朝田 さん を 他の 男 に 触ら せる わけにはいかない もんね
いくら 兄弟 って いって も ね
きょっ 兄弟 ?
昔 SAO で 殺人 ギルド に 入って たって いう のは 新川 くん の お兄さん
安心 して 朝田 さん を 一人 には しない から
まだ まだ 間に合う よ やり直せる よ
予備校 行ってる ん でしょ う お医者様 に なる ん でしょ う
医者 ?
もう そんな もの どうでも いい
親 も 学校 の 奴ら も どうしようもない 愚か者 ばっかり だ
僕 は GGO で 最強 に なれれば それで 満足 だった んだ
なのに なのに あの ゼクシード の クズ が
AGI 型 最強 なんて 嘘 を
GGO は 僕 の 全て だった のに
現実 を みんな 犠牲 に し た のに 畜生
だから だから ゼクシード を 殺し た の
そうだよ デス・ガンでGGO
いいや
全 バーチャル MMOで 最強の 伝説を 作る ための 生贄に あいつほど 相応しい 奴は いないだろう
これでもう こんな くだらない 現実に 用は ないよ
さあ 朝田 さん 一緒に 次に 行こう
新川 くん
2 人で さ GGO みたい な
う うん もっと ファンタジー っぽい やつで も いい や
そういう 世界に 生まれ変わって さ 夫婦に なって 一緒に 暮らそう よ
一緒に 冒険して 子供も 作って さ 楽しい よ きっと
さあ 僕と 一つに なろう 朝田さん
朝田さん 綺麗だ 凄く 綺麗だ よ
僕 の 僕 の 朝田 さん ずっと ずっと 好き だった ん だ よ
学校 で 朝田 さん の あの 事 件 の 話 を 聞い た 時 から ずっと
本物 の ハンドガン で 悪人 を 射殺 した こと の ある 女の子 なんて
日本 中 探し て も 朝田 さん しか いない よ
本当に 凄い よ
言った でしょ う 朝田 さん に は 本物 の 力 が ある って
だから 僕 は デス ・ ガン の 伝説 を 作る 武器 に 五十四 式 を 選んだ んだ
朝田 さん は 僕 の 憧れ な んだ
愛してる 愛してる よ 誰 より も
そんな
もう 何も 見たくない 感じたくない
きっと こんな のは 現実 じゃない
キリト せっかく 助け に き て もらった のに
無駄 に し ちゃって ごめん ね
なら いっそ ログアウト したら 俺 が そっち に 行こ う か
もし 本当 に 来 たら 今度 は キリト も 危ない
だから って もう どうにも なら ない よ
そんな こと ない よ
私たち は 今まで ずっと 自分 しか 見て こなかった
自分の ために しか 戦わなかった
でも もう 遅すぎる かも しれない けど
せめて 最後に 一度だけ 誰かの ために 闘おう よ
さあ 行こう
あ 朝田さん
あっ 朝田 さん
朝田 さん × N
逃げろ シノン
キリト
次回 小さな 一歩