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魔法科高校の劣等生, Mahouka Koukou no Rettousei Episode 19

Mahouka Koukou no Rettousei Episode 19

五 号 物 揚げ 場 に 接岸 し た 小型 貨物 船 に より

不法 入国 者 が 上陸 し まし た

千葉 警部 稲垣 警部 補 は 五 号 物 揚げ 場 へ 急行 し て ください

やれやれ やはり あそこ か

ぼや い て いる 場合 じゃ あり ませ ん よ 警部

しかし ね 稲垣 君

つべこべ 言わ ずに 走る

俺 は 君 の 上司 な ん だ が

年 は 自分 の ほう が 上 です

動く な 警察 だ

警部 船 を 抑え ましょう

わかった わかった じゃあ 稲垣 君

船 を とめて くれ

自分 で は 沈める こと に なる かも しれません よ

構わ ない よ 責任 は 課長 が とる だろう

お 見事

空振り か

まずは 皆様 着替え て お 寛ぎ を

朝食 を 用意 させて おり ます

周 先生 ご 協力 を 感謝 し ます

手 を 伸ばし て 君 に 届く よう に

誰 に も 真似 でき ない 本当 の 愛で 今 撃ち ぬく から

限界 なんて 自分 次第

リミッター を 外し て

Nobodyknowsもう 誰 も

この先 を 知ら ない

信じ て は 裏切ら れ てる

見渡せ ば いつ でも

Nobodyendsもう 誰 か に

頼る の は やめて

大切 な 秘密 に いつ でも 手招き さ れ てる よう で

このまま じゃ 前 に 進め ない

手 を 伸ばし て 君 に 届く よう に

強 がる だけ じゃ 守れ ない この 思い は 群 青

狙い 定め 引き金 を 引い て

誰 に も 真似 でき ない 本当 の 愛で 今 撃ち ぬく から

お 兄様

少し よろしい です か

ああ 大丈夫 だ よ

こんな ところ に 来る なんて 生徒会 の ほう は いい の か

新しい 生徒 会 が 発足 し て 間 が ない の だ から

副会長 の お前 も いろいろ と 忙しい の だろう

いえ 中條 会長 は お 忙しい よう です が

私 は その 補佐 です から

実は それほど 忙しい わけ で は ない の です

書記 の ほのか と 会計 の 五十里 先輩 も 手伝って ください ます ので

ところで お 兄様

何 を ご覧 に なられ て いる の です か

エメラルド タブレット に 関 する 文献 だ

最近 ずっと 錬金術 関係 の 文献 を 調べ て おい て の よう です が

知り たい の は 錬金術 そのもの で は なく

賢者 の 石 の 性質 と 製法 な ん だけど ね

物質 変換 に 挑戦 する お つもり で は ありません よね

そう じゃ ない よ

賢者 の 石 は 非金属 を 貴金属 に 変換 する 魔法 に 使用する 触媒 だ

触媒 という からに は

それ 自体 が 材料 と なる もの で は なく

術 式 を 発動 させる ため の 道具 だろう

非金属 を 貴金属 に 変換 する 魔法 は

材料 に 賢者 の 石 を 作用 させる こと に より

貴金属 を 作り出す と 伝え られ て いる

ほか に 魔法的 な プロセス を 必要 と せず に

物質 変換 魔法 が 使える の で あれ ば

賢者 の 石 は 魔法 式 を 保存 する 機能 を 有 し て いる と 考えられる

魔法 式 を 保存 です か

飛行 魔法 の 実現 に よって

重力 制御 魔法 で 核 融合 を 維持 する 方法 の めど は ついた

だが

魔法 師 が ずっと 魔法 を かけ 続け なけれ ば ならない の で は 意味 が ない

それでは 魔法 師 は 核 融合 炉 の パーツ に なって しまう

役割 が 兵器 から 部品 に 変わる だけ だ

動かす に は 魔法 師 が 不可欠

しかし 同時に 魔法 師 を 縛り付ける システム で あって は ならない

その ため に は 魔法 式 を 保存 する 機能 が 必要 だ

それ で 賢者 の 石 に つい て 調べ られ ている の です ね

そう いえ ば 深雪 何 か 用 が あった ん じゃない か

そう で し た お 兄様 市原 先輩 が お探し でし た

なんでも 来月 の 論文 コンペ に つい て お 兄 様 に ご 相談 が お あり だ と か

どこ で

魔法 幾何学 準備 室 です

今月 末 に 魔法 協会 主催 で 論文 コンペ が ある の は 知って い ます ね

詳細 は 知り ませ ん が

九 校 戦 が 武 の 対抗 戦 で ある と し たら

論文 コンペ は これ と 双 璧 を なす 文 の 九 校 間 対抗戦 です

率直 に 言い ましょう

司 波 君 第 一 高校 代表 チーム の 一員 として

論文 コンペ に 参加 し て もらえ ませ ん か

自分 が です か

君 が です

本来 は 市原 君 と 五十里 君 と

それ から 三 年 C 組 の 平川 君 に 出場 し て もらう 予定 だった の です が

平川 君 が 最近 体調 を 崩し て しまって ね

そこ で 君 に 白羽 の 矢 が 立った と いう わけ です

三 C の 平川 小春

ミラッジバット で 落下 し た 選手 の エンジニア だった な

しかし なぜ 一 年生 の 自分 を

論文 コンペ の 出場者 は

校内 の 論文 選考会 で 決定 され た の で は ありません でした か

プレゼン の 準備 は 共同 作業 です から

君 が 適任 な の です よ

詳しい 話 は 市原 君 から 聞い て ください

では

司 波 君 を 推薦 し た の は 私 です

ほか の 代役 は 拒否 させて もらい ました

しかし 選考 論文 を 提出 し て も い ない 俺 が

いきなり メンバー に 選ば れる という の は

先輩 方 の 次点 だった 人 たち は 納得 できない の で は ない でしょうか

関本 君 は だめ です

彼 は 今回 の 作業 に は 向い て いません

関本 という と

風紀 員 会 に 在籍 し て いる 関本 勲 先輩 の こと ですか

ええ まあ

彼 と 私 で は 方向性 が 違い すぎます

論文 コンペ で は

メイン の 執筆者 一名 と サブ 二名 が 役割 分担 し て

論文 の 作成 と プレゼン の 準備 を 行う

そして 今回 当校 の メイン 執筆者 市原 先輩 な ん だ よ

つまり

市原 先輩 の 論文 の テーマ に 俺 が 適し て いる と いう わけ です か

私 の 論文 の テーマ は

重力 制御 魔法 式 熱 核 融合 炉 の 技術的 可能性 です

論文 コンペ の 本番 まで 残り 三 週間 しか ありません

今 から この チーム に 加わる こと が できる の は

同じ テーマ に 取り込んでいる 司波 君 だけ だ と 判断しました

私 人 を 見る 目 は ある つもり です よ

わかり ました

協力 させて いただきます

それでは

まず 論文 コンペティション に つい て 一通り 説明 し たい と 思います

論文 コンペ は 高校 生 が 魔法 学

魔法 工学 の 研究 成果 を 発表 する 場 です

発表 さ れ た 論文 が そのまま インデックス に 収録 さ れ

大学 や 企業 に 利用 さ れ る こと も あり ます

開催 日 は 毎年 十月 の 最終 日曜日 と 決められています

開催 地 は 京都 と 横浜 で 交互 に 行わ れ ます

今年 の 会場 は 横浜 国際 会議 場 です

テーマ は 原則 と して 自由 です が

論文 の 完成 稿 と 使用 する 機材 術式 を 含めた

プレゼン の 企画 書 を

事前 に 魔法 協会 へ 提出 し なければ なりません

期限 は 再来週 の 日曜日

提出 先 は 魔法 協会 関東 支部 です が

学校 通じて の 提出 に なり ます

廿楽 先生 に 内容 を チェック し て いただく 時間 を 考え て

来週 の 水曜日 に は 仕上げた ほうが いい でしょう

達也 論文 コンペ の 代表 に 選ばれた んだ

ああ

あ あって

達也 君 感動 薄 すぎ

達也 に し て みりゃ その 程度 は 当然 って こった ろう

いや やっぱり すごい よ

あの 大会 の 優勝 論文 は

スーパー ネーチャー で 毎年 取り上げ られ て いる し

二 位 以下 でも

注目 論文 が 学会 誌 に 掲載 さ れる こと も 珍しく ない くらい だ から

でも もう あまり 日 が ない ん じゃ なかった っけ

学校 へ の 提出 まで 正味 九 日 だ な

そんな

本当 に もう すぐ じゃ ない です か

そう で も ない さ

市原 先輩 の 選んだ テーマ が 俺 の 全く 知らない 分野 だったら

さすが に 遠慮 させて もらった よ

何 に つい て 書く ん だ

重力 制御 魔法 式 熱 核 融合 炉 の 技術的 問題点 と

その 解決 策 に つい て だ

それ って 加重 系 魔法 の 三 大 難問 の 一 つ じゃ なかった っけ

達也 さん が 呼ばれた の です から

てっきり CAD プログラミング に 関する 論文 だ と 思って いました

私 も そう 思った

啓 先輩 も メンバー に 入ってる から ね

私 も その テーマ なら

優勝 間違い なし って くらい すごい の が できる と 思う ん だけど

お 帰り なさい

相変わらず 仲 が いい よ ね

こちら に お 帰り に なる の は 久しぶり です ね

小百合 さん

ええ その 本社 に 近い ほう が どうしても 便利 だ から

わかって い ます よ

すぐに 夕食 の お 支度 を いたし ます

本日 は 何 を お 召し上がり に なり ます か

お前 の 作る もの なら なんでも

急が ない から 着替え て おい て

わかり まし た 着替え の ほう も 何 か リクエスト が お あり でし たら

お 兄様 が お望み なら 深雪 は どの ような 格好 でも いたします よ

こら 調子 に 乗り すぎ だ

では お 話 を 伺い ましょう か

相変わらず あなた たち は 私 の こと が 気に入らない よう ね

深雪 は そう です ね

実の 母 が 死んで から 半年 で 再婚 となれば

心 の 中 に しこり を 残し て も 仕方 の ない こと でしょ う

大人び て 見え て も まだ 15 歳 の 少女 です から

あなた は どう な の

その ような 感傷 に は 縁 が あり ません

それ で 本日 は わざわざ なん の ご 用件 です か

じゃあ 単 刀 直入 に いう わ

あなた に また 本社 の 研究室 を 手伝って ほしい の よ

できれば 高校 を 中退 して

それ は 不可能 です 深雪 が 一 高 に 通っている 間 は

俺 も 一 高 生 で いない と ガーディアン の 任務 が 果たせ なく なり ます

あなた が 進学 し なけ れ ば 別 の ガーディアン が 手配 さ れ た はず でしょ う

どこ の 業界 も 魔法師 は 人手 不足 だ

いくら 四葉 で も そう 簡単 に 代わり の ガーディアン は 見つかり ませ ん

自分 ほど 優秀 な 護衛 は い ない って 言い たい わけ

深雪 の 護衛 に 限って 言え ば その 通り です

あなた の よう に 優秀 な スタッフ を 遊ばせて おく 余裕 は

うち の 会社 に は ない の だ けど

遊んでいる つもり は ありませ ん が

先日 も USNA の 海兵隊 から 飛行 デバイス を

大量 受注 し て いる でしょう

あれ だけ でも 前期 の 利益 の 20% に なる はず だ

じゃあ せめて

本社 に 来て この サンプル の 解析 だけ でも 手伝って くれ ない かしら

瓊 勾玉 系統 の 聖 遺物 (レリック )です ね

どこ で 出土 し たんですか

なるほど 国防 軍 絡み です か

解析 と おっしゃい まし た が まさか 瓊 勾玉 の 複製 なんて

請け負ったり は し て い ない でしょ うね

なぜ そんな 無謀 な 真似 を

オー パーツ の 中 でも

現代 技術 で 人工的 に 合成する こと が 難しい から 聖遺物 なんです が

この 仕事 は 国防 軍 の 強い 要請 に よる もの です

断る こと は でき ない わ

しかし 国防 軍 とて

聖 遺物 の 人工的 な 合成 が ほぼ 不可能 と いう こと ぐらい

わかって いる はず だ

なぜ そんな 無茶 な 要求 を

瓊 勾玉 に は 魔法 式 を 保存 する 機能 が ある そうです

それ は 実証 さ れた 事実 です か

まだ 仮説 の 段階 です が

十分 な 角度 の 観測 結果 を 出し て い ます

事実 なら 軍 として は 無視 でき ない でしょ う

それ は 理解 でき ます

しかし 今 の FLT の 業績 を 考え れ ば

あえて 火 中 の 栗 を 拾う 必要 は ない と 思い ます が

既に 賽 は 投げ られ て いる わ

なんの 勝算 も なく です か

勝算 なら あり ます

あなた の 魔法 が あれ ば 解析 は 可能 よ

俺 の 魔法 を 使って も 複製 できる と は 限り ません が

どうしても という の で あれば

サンプル を 開発 第 三 科 へ 回し て おい て ください

また 第三 科

それとも その サンプル を お 預かり し ましょう か

結構 よ

深雪

少し 出 て くる

しっかり 戸締り を し て 留守番 し て い て くれ

お 兄 様

危機 管理 意識 の 足りない 人 の フォロー に 行って くる

Damn it ! Cast - jamming doesn ' t work ?

Ididn ' texpectthisguycoming

幸運 だ と 言わ ざる を 得ない な

と いう 状況 です

街路 カメラ の ほう は 心配 する な すでに 処理 を 始めて いる

ありがとう ございます 少佐

それにしても ずいぶん と 思い切り の いい 相手 だ な

都心 じゃ ない と は いえ 都内 で いきなり ライフル を ぶっ放す とは

油断 し て い た こと は 否め ません が 恐るべき 技量 で した

魔法 は 使って い なかった ん だ な

間違い あり ませ ん

夜間 光学 スコップ のみ で 千 メートル 級 の 狙撃 を 成功 させる か

それ だけ の 腕 を 持つ スナイパー を 調達 できる 組織 は

世界 でも 限られ て くる

敵 の 正体 は 案外 簡単 に わかる かも しれない ぞ

よろしく お 願い します

ちょっと 待て 今 報告 が 入った

車 の ほう は 見つけた そうだ

こちら で 取り調べ た うえ 処分 しよ う と 思う が

構わ ない な

お 手間 を かけます

その エプロン

気づ い て いた だけ まし た か

美月 が エプロン を 買い替える と いう ので 一緒に 買って みた のです が

あの おかしく あり ませ ん か

とても よく 似合って いる よ 自分 だけ の ガラス ケース の 中 に

こっそり 飾って おき たい くらい だ

お 兄様 それ は いささか 猟奇的 だ と 思われます が

ところで あの 人 の 要件 は なん だった の です か

仕事 を 手伝え と いう の は いつも 通り

だが 今回 の 仕事 は 面白 そう だ

お 引き受け に なら れる の です か

もの が もの だけ に 知らん 顔 は でき ない

こうして サンプル を 預かった こと だ し

これ が サンプル です か

魔法 式 を 保存 する 機能 を 持つ かも しれない と いう

瓊 勾玉 系統 の 聖 遺物 だ

なぜ あの 人 は そんな もの を

軍 の 依頼 だ 複製 を 注文 さ れた らしい

そんな 無 茶 な

無 茶 な こと だ と 軍 の ほう でも 理解 し て いる だろう

だが 聖 遺物 の 魔法 式 保存 機能 が 本当 に ある の だ と すれ ば

無 茶 を 承知 で 挑戦 する 価値 が ある

と いい ます と

この システム が あれ ば 魔法 師 の いない 部隊 に

魔法 兵器 を 配備 する こと が できる

聖 遺物 を 複製 できれば

強力 な 魔法 を 発動 する 魔法 兵器 の 大量 配備 も 可能 に なる

そんな

俺 は 聖 遺物 の 兵器 利用 に 興味 は ない

単に 魔法 式 を 保存 する だけ で は

魔法 師 の 代わり は 務まらない

しかし 魔法 式 を 保存 する 機能 は

機械 的 に 魔法 を 発動 する 上 で 不可欠 な もの だ

魔法 式 保存 の 機能 が 本当 なら

その システム を ぜひ 解き明かし たい

でき ます よ お 兄様 なら

状況 を 報告 しろ

横浜 の 魔法 師 協会 へ の 潜入 に 成功 し まし た

引き続き 作業 を 進め ます

現地 協力 員 の 確保 に 成功

まもなく 行動 を 開始 する 予定 です

聖 遺物 の 奪取 です が 失敗 し た 模様 です

聖 遺物 の 魔法 式 保存 機能 を 確認 できた の か

いえ それ も 現物 が ない と 解明 でき ない と の こと です

魔法 式 保存 機能 が 事実 だ と して

それ を 手 に 入れる こと が できれば

我が 大 亜 連合 の 魔法 戦力 が 飛躍的 に 上がる

なんと して も 聖 遺物 を 確保 せよ

月 明かり 流れ込んで 影 を 並べた

鏡 に 映る 世界 は

モノクロ

寄り添う 心 と 心 重ねた 記憶

リンク する 絆 と 傷 が 強さ を くれた

君 の ため に 何 が できる 私 が ここ に いる 理由 を

確か な こと は ひと つ 結んだ 約束

曇り の ない 眼差し を

遮る もの は 何も ない から

近く に いる 唯一 の 私 に だけ 届く 声

鏡 を 覗き込んだ 君 の 微笑み 顔 が みたい よ

ただ それ だけ で いい

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