GoodMorningCallEp1
( 菜 緒 ( なお )) よし !
( まり な ) う ー ドン !
(菜緒 )おお !
( 菜 緒 ) お は よ ー ( 光 石 ) お は よ
(菜緒 )あっねえ 明日 な んだ けど さ (光 石 )明日 ?
あっ 来た 来た 来た ! ちょっと …すいません …
早く 早く 早く ! ち ょっち ょっ… (女子 生徒 たち )キャー !
( まり な )2 年 A 組 上原 ( うえ はら ) 久志 ( ひさし ) 君 かっこいい (菜緒 )ふーん
まり な は イケメン なら 誰 でも いい んだ な
(まり な )だって さ イケメン って すばらしい よ ね 見て る だけ で 力 を 与えて くれる もん ね
(亜美 )上原 先輩 !
(上原 )何 ?
あの …1 年生 の クリスマス パーティー に
スペシャルゲスト として 先輩 に 参加 して もらい たくて
これ 招待 状 です
いら ない
(詩織 )御三家 の 掟 を 破る と は 命知らず な 子 ね
(エリカ )御 三家 の 男子 は みんな の もの な の
ぬけがけ や 告白 は 許さ れ ない から まして や 1年の分際で
(美 南 )ゆっくり 話し ましょ
掟 は ちゃんと 教え ない と ね
(スマホ の バイブ 音 )
(菜緒 )ちょっ …えー あっ 待って もしもし ちょっと 待って
ちょっと 待って
( 菜 緒 ) なあ に お母さん ? 引っ越し 屋 に 電話 ? した よ 大丈夫
(美紀子 )とにかく ちゃん と する の よ
何 か あったら すぐに 迎え に 行きます から ね (菜緒 )分かった じゃあ 切る よ じゃあね
(上原 )あの さ
わっ! びっくり した
何 ?
話 って え ?
(上原 )俺 誰 と も 付き合う 気 ない から
あと 誰 から 俺 の アドレス 聞いた か 知らない けど
こういう 脅し みたいな の 卑怯 でしょ
“上原 久志 君 ”
“昼 休み に 屋上 で 待って います ” “来て くれ なければ …”
うわ …怖っ ! 自分 で 書いて 何 言って んだ よ
は ?
人違い だ よ
私 その メール 書いて ないし
あっそ ちょっと ! 間違っと いて その 態度 は ない んじゃ ない の あと …
もう ちょっと 女子 に は 優しく 言って あげた ほうが いい と 思う よ
断る に しても さ
ショック で 本当に 飛び降りたり したら どう すんの ?
おせっかい
おせっかい って 私 は 親切 で … あの さ
(菜緒 の 鼓動 )
ファスナー 開いて る
親切 で 言った だけ だ から
最低 !
(光 石 )そういう の は 友達 に 渡す の が 一番 だ と 思う
(まり な )分かった
菜 緒
(菜緒 )ん ?
(まり な )はい これ
え ?
何 ?
一 足先 に 俺 と まり な から の 引っ越し 祝い
(菜緒 )えっ いい の ? ありがとう 開けて も いい ?
もちろん
(菜緒 )何 だろう
ん ?
ん ?
女子 の 一人 暮らし 必須 アイテム と 言えば これ でしょ
(光 石 )防犯 用 に ベランダ に つるす も よし
パジャマ 代わり も よし
ジャーン !
あれ ? ウケ なかった ?
アハハハハ !
何 これ ー わざわざ ラッピング して もらった の ?
(まり な )みっちゃん の お古 だ よ (菜緒 )え … (光 石 )え …何 …冗談 だ よ
(菜緒 )何 だ (光石 )失礼だ な
(大地 )菜緒
あっ 大 ちゃん あっちょっと 待って (菜緒 )ヘヘッ (まり な )こんにちは 大地 先輩
( 大地 ) お は よ ( 光 石 ) ども ー
何 だ よ それ
防犯 用 にって 2 人 から ああ そっか 引っ越し 明日 か 忘れて た ?
明日 大地 先輩 も 一緒に 引っ越し の 手伝い 行きません ? ごめん 部 の 試合 に 顔 出す って 言っちゃった 引退 した のに 大変だ ね
悪い な 手伝え なくて
う うん いい よい いよ いつでも 遊び に 来て ね
不 用心 に 男 誘う な よ 一人 暮らし だろ
(菜緒 )うん …(大地 )返事 は ?
は ー い
じゃあ な (菜緒 )うん
( 菜 緒 ) バイバーイ ( まり な ) お 疲れ さ まで ー す
(まり な )かっこいい (菜緒 )え ?
菜緒 は ずっと 一緒に いる から 分かんない の よ
大地 先輩 は 我が 目黒 ヶ 丘 高校 御 三家 の 長男 な んだ から
御 三 家 ?
(光 石 )菜緒 は 疎い よ な そういう の
(まり な )秋 の 学祭 で 選ばれた
各 学年 一 番 人気 の 男子 の こと
3 年 は 大地 先輩 2 年 は 上原 久志
うわ あ
上原 …
(光 石 )俺 は 選ばれた こと ない けど
しょうが ない
(光 石 )しょうがない って 何 だ しょうが ない
(菜緒 )どこ でしょう ? (光 石 )全然 分かん ない
(菜緒 )ここ !
( まり な ) え ! マジ !
(菜緒 )うん (光 石 )すげえ
ここ ? ヤバ くない ? ちょっと 待って
(菜緒 )行こう 行こう 行こう (まり な )お邪魔 します (菜緒 )ジャーン !
( まり な ) お ー !
(菜緒 )どう ? (まり な )超 ヤバい !
しかも 家具 つき じゃ ん
え …ちょっと
何 この キッチン ヤバい ん です けど
ちょっと ちょっと …!
何 この ソファ !
(菜緒 )興奮 し すぎ (まりな )うー !
( まり な ・ 菜 緒 ) う ー !
(光 石 )おい こっち こっち こっち
(まり な )何 みっちゃん ? (菜緒 )よい しょ
(光 石 )あー あっつい (菜緒 )え ? あっつ (まり な )ハァー なかなか 片付か ない ね
(菜緒 )うん あと は ゆっくり やる よ
とりあえず ベッド さえ あれば 何とか なる し
あり が と ね 2 人 とも
(光 石 )大変だ な 一 人 暮らし も (菜緒 )うん
でも 菜緒 が こっち に 残って くれて うれしい
まり な ! (まり な )菜緒 !
に して も 広い よ な これ で 家賃 8万 って 安すぎる だろ (菜緒 )うん 不動産屋 さん に も すごい ツイ てる って 言わ れた ワケ あり 物件 だったり して
(菜緒 )へ ?
え ?
ちょっと やめ な よ みっちゃん (光 石 )だって さ こんな 都内 で
新しくて 広い 部屋 が さ 8万 なんて 変 だって
(まりな )前 に 住んでた 人 何で 出てった んだろ それ は いろいろ 事情 が ある から じゃ ない ?
転勤 と か 結婚 と か
死んじゃったり とか (光 石 )この 部屋 …
出たり して
本当に 帰っちゃう の ?
みっちゃん の 言った こと 気 に しちゃ ダメ だ よ 大丈夫 だ よ ちゃん と おはらい し といた から
うん …
味 ついた やつで 効果 あん の かな
寒 …
やっぱ 先 こたつ 出 そ ( 物音 )
大丈夫 大丈夫
(メール の 着信 音 )
(菜緒 )うわ …
もう 何 だ
迷惑 メール だ し
びっくり させ ないで よね
(鍵 を 差し込む ような 音 )
あっ! ( 足音 )
(ドア が 開く 音 )
(菜緒 )ドロボー !
イッテー な …おい !
え ?
え ?
(菜緒 )え ?
お前 …
何で ?
(上原 )そっち こそ 何で ここ に いる んだ よ
(菜緒 )何で って …私 今日 から ここ に 住む し (上原 )は ? 何 言って んだ よ ここ は 今日 から 俺 が 住む んだ よ
(菜緒 )え ?
(上原 )お前
部屋 間違えて んじゃ ね ー の ?
(菜緒 )え …(上原 )ほら さっさと 出てった (菜緒 )ちょっ …ちょっと ! 痛い よ ちょっ … そっち が 間違って んじゃ ない の
間違って ねえ よ 確かに 305号 室
私 も 305 号 室 !
( 上原 ・ 菜 緒 ) えっ!? あっあ …分かった マンション 間違えた んだ ここ の マンション だ よ
(菜緒 )じゃあ きっと 階 間違えた んだ ね
間違い なく 3 階
(業者 )あの …お 取り込み 中 すみません
荷物 入れちゃ います ね え ?
( 菜 緒 ) これって … (上原 )全く 同じ 内容 だ な
(アナウンス )お かけ に なった 電話 番号 は
現在 使われて … (菜緒 )え ?
(上原 )行く ぞ (菜緒 )え ? え ?
ちょっ …ちょっと 待って よ 行くって どこ に ? 次 行く ぞ
え ?
え …
(ルミ子 )ふう ~
これ は 二重 契約 の 賃借 詐欺 だ ね
( 上原 ・ 菜 緒 ) 詐欺 !?
本来 なら 大家 である うち に
振り込まれる はずの 礼金 敷金 も ない し
それ に 加えて
あなた たち から 二重 に 仲介 手数料 を 取って 逃げた んだ ね
そんな …
俺 たち の お金 は 返って こない って こと です か ? (ルミ子 )うーん 難しい だろう ね
じゃあ どっち が あそこ に 住めば いい んです か ?
上原 さん の ほうが 先に 契約 して 頂いた ようだ けど
払って もらえれば
どちら でも
( 上原 ・ 菜 緒 )15万!?
契約 に は 8万 って 今どき あれ だけ の 物件 が
8万 円 な わけ ない じゃ ないで すか
アハハハ …
ハハハ …!
(上原 )んっ (菜緒 )ん ?
あっ 大 ちゃん 来て くれた んだ (上原 )他 に 移る に しても ここ に 15万 で 住む に しても
かなり の 金 が 必要だ けど
引っ越し で 貯金 は 使い果たした し
両親 に 頼んで 何とか して もらえ ない の ?
でき ない
どうして 一 人 暮らし な の ?
(上原 )関係 ない だろ (菜緒 )ある よ !
そっち は ?
私 は 両親 が 田舎 の 農家 継ぐ こと に なって
私 だけ 卒業 まで こっち に 残る って こと に でも こんな 時期 じゃ 寮 の 空き も ない し
仕方なく 一 人 暮らし …
(上原 )ふーん 大した 事情 じゃ ない な
ちょっと 聞い と いて その 言い 方 は ない でしょ
要は 田舎 が イヤ で 親 の すね かじって 一人 暮らし だ ろ
そっち だって 親 の すねかじり は 一緒 でしょ
どっか 行く あて ない の かよ 親戚 とか ああ ー !
(美紀子 )何か あったら すぐに 迎えに 行きます から ね 無理
親 に バレ たら 田舎 連れて かれる
あっそっか 一緒に 住めば いい んだ は ?
だって 幸い 部屋 は 2 つ ある し 家賃 の 15万 も
半分 に すれば 予定 の 8万 より 安く 上がる わけだ し
冗談 じゃ ね ー よ
自分 が 何 言って る か 分かって ん の か ?
(菜緒 )うん ずっと って わけ じゃ ない よ 他 に 住む 所 が 見つかる まで とりあえず って こと で 無理
あり 得 ない
上原 君 は 払える の ? 月 15万
私 は 無理
だから 出て く しか ない よ ね
でも …前 の 家 もう 売っちゃって 私 もう 行く と こ ない んだ
( 泣き声 )
(菜緒 )どうしても ダメ ?
分かった よ
本当に ?
(上原 )けど とりあえず だ から な
(菜緒 )うん とりあえず
あて が できたら すぐ 引っ越す って こと で お互い (上原 )ああ あて が できたら
金 が できる か いい 物件 が 見つかったら すぐに
女子 寮 が 空いたら すぐに
まあ 安心 しろ よ な
(菜緒 )ん ?
俺 あんた に 興味 ない から
(ドア の 開閉 音 )
私 だって あんた に なんか 全然
これっぽっち も 興味 ありません ! 上原 君 も 女 の 涙 に は 弱い んだ
(お腹 が 鳴る 音 )
足り ない
そして 片付か ない !
( チャイム )
あ …
(匂い を 嗅ぐ 音 )
あっ
あっ
おお ー !
ピザ だ ー
私 ピザ 大好き
は ?
あんた の 分 ない よ
へ ?
だって こんな いっぱい
俺 が 全部 食う んだ よ
あっ これ やる よ 何 が お 子様 セット よ !
あんな 細い 体 の どこ に そんな 入る の
ケチ !
(目覚まし時計 の 音 )
キャー !
(カラス の 鳴き声 )
何 怒って んだ よ 見られた の は こっち だ し (菜緒 )何 これ ? (上原 )ルール 決めた から
(菜緒 )1冷蔵庫 の もの は 勝手に 食べ ない こと
2 お 風呂 の 時間 は 9 時 まで 私 で 9 時 以降 が 上原 君
朝 風呂 は 断って から 入る
3 トイレ 掃除 は 毎日 交代 で する こと
4 お互い の 部屋 に は 入ら ない こと
(上原 )他 は おいおい 決める って こと で あと 共有 スペース は 散らかす な
(菜緒 )結構 細かい んだ (上原 )それ と
男 連れ込む の は 禁止 な
(菜緒 )そ …そんな 人
いる わけな いか 友達 も 禁止 だ から
え えっ ! 女の子 も ?
(上原 )お前 の 家 だけ じゃ ないし
同居 してる こと も 絶対 バラすな よ
あと 学校 で は 絶対 俺 に 話しかける な
お互い 名前 も 知ら ない 赤 の 他人 って こと で は ー い
あ …
まだ 道 覚えて なくて
離れて 最低 3 メートル
( ため息 )
何 ?
引っ越し 疲れ ?
え ?
いや …そんな こと ない よ
だ よ ね
あ ~んな 広い 家 に 1 人 で 住める なんて
楽しくって しょうがないって 感じ だ よ ね ハハハ …
(敦子 )できたら さ (桜 )上原 君 でしょ ?
(敦子 )うん 持ってっちゃ う ? (桜 )でも 上原 君 小 食そう 体 細い し
(敦子 )確かに
いやいや 大食い 選手権 で 優勝 狙えます よ 上原 君 モテモテ …
私 好きな んだ よ ね ああいう 体温 低い 系 男子
どこ が ?
(まり な )え ? (菜緒 )え ?
あ …
まり な
昨日 は 大 ちゃん みたいな 優しい 人 が いい って 言って たから 結婚 する なら 大地 先輩
付き合う なら 上原 君 って 感じ かな は いはい
(桜 )上原 君
(敦子 )ロール キャベツ 嫌い です か ?
私 たち 上原 君 に 食べて ほしくて 一生懸命 作った の
(上原 )そういう の 受け取れ ない
(敦子 )迷惑 …です か ?
(上原 )まあ 正直
(桜 の 泣き声 )
(上原 )俺 急ぐ から
でも かっこいい
え ?
(敦子 )かっこいい ね (桜 )冷たい 上原 君 も いい よ ね
(明 )本当に 引っ越す と は ねえ
(上原 )店長 それ で お 願い な んです けど
( 明 ) お ー 何 ?
シフト もう 少し 増やして もらえません か ? 引っ越し で 使っちゃって (明 )そりゃ まあ うち と しては ありがたい けど
そこ まで 無理 して 一人 暮らし する 必要 ある か ?
お 願い します (なな こ )お 父さん
( 明 ) お ー なな こ お かえり
意地悪 言わ ないで
シフト 増やして あげれば いい じゃ ない
( 明 ) え ?
(なな こ )だって お 父さん だって 言って た でしょ
久志 君 が 出る 日 は 女性 の お客さん が 増える って (明 )そりゃ まあ な (ななこ )うん
(上原 )あ …無理 なら いい んです
どちら に して も もう 1 つ バイト 増やそう と 思って た んで
( なな こ ) それ は ダメ !
(上原 )え ? (なな こ )だって 久志 君
朝 の ガソリン スタンド の アルバイト も して る んでしょ ?
それ 以上 増やしたら 体 壊しちゃう よ
お前 が 口出し する こと じゃ ない だろ
受験 生 は ほら さっさと 戻って
勉強 すれ 勉強 行け
まったく …
まあ シフト の ほう は 調整 する よ
ただ 家 の ほう に は ちゃんと 伝えた の か ?
引っ越し 先 と かさ
毎晩 夜 遊び が 盛んです こと
(ドア が 開く 音 )
何 だ よ それ
入れて あげて も いい けど
お前 共有 スペース に 勝手 …
やっぱ 冬 は こたつ でしょ 本物 初めて 見た 想像 以上 に 地味だ な
分かった よ 片付ければ いい んでしょ
(上原 )え ? (菜緒 )え ?
いや
こんな 時間 に ドタバタ したら 下 に 迷惑 だ
ふ ー ん
冷たっ しょうが ねえ だ ろ
バイト で 芯 から 冷え切って んだ から
ほら 冷えた 体 を あっためる に は いい でしょう こたつ 別に
電気 代 折半 だ し 使わ ない と 損する って だけ バイト して る んだ
俺 は すねかじり じゃ ない から な
あー 腹 減った ー
もらっと け ば よかった のに ー え ?
女子 が 作った ロール キャベツ
お前 …俺 の ストーカー ?
違う ! たまたま 聞こえた だけ だし
ど ~だ か
嫌い な の ? ロールキャベツ
いや 大 好物 だ けど
素直 じゃ ない んだ
いちいち 受け取って たら キリ が ない んだ よ
は いはい モテ る 男 は つらい の ね
(スマホ の バイブ 音 )
(上原 )鳴って る ぞ (菜緒 )いい の いい の
親 うるさくて 1 日 に 3 回 は かけて くんだ もん
出れば ?
うん
もしもし お母さん 何 ? うん 分かって る
(目覚まし時計 の 音 )
(菜緒 )うーん
もう !
うっさい なあ 上原 君 目覚まし 鳴って る よ
ねえ ちょっと 起きて よ うるさい んだ けど
開ける よ
(目覚まし時計 の 音 )
(菜緒 )何 これ
多 すぎ
もう !
うっさい な もう !
もう バイト 行く なら 止めて から 行って よ ね
意外 と かわいい とこ ある んだ
“H”だって
(割れる 音 )
(菜緒 )うえ は …
あ …あの さ
(ドア が 開く 音 )
お かえり 上原 君
(上原 )あー 疲れた 風呂 明日 の 朝 入る から
(菜緒 )うん あの さ 上原 君 …
(上原 )じゃ
(菜緒 )どうし よ
あんた
俺 の 部屋 入ったり して ない よ な ?
(菜緒 )ごめんなさい !
目覚まし時計 が 鳴って て それ で 止めよう と したら
写真 立て 落として 割っちゃった の 本当に ごめんなさい
お互い の 部屋 に は 入ら ない って 決めた よ な ルール 守ら ない うえ に 人 の もの 壊すって 無神経 すぎ だ ろ
わざと じゃ ないし それ に 目覚まし時計 が …
写真 立て は 買って 返します 中 の 写真 は 無事な わけだ し そういう 問題 じゃ ない
え ?
もう いい あんた に 何 言って も 無駄
そこ まで 言わ なく たって いい じゃん !
(上原 )ああ !
(まり な )お 待たせ (菜緒 )おう
(菜緒 )あれ まり なお 弁当 は ?
(まり な )うん たまに は 購買 も いい かな ー と 思って さ
(光 石 )下心 丸見え な んです けど
(まり な )あっ バレ た ? (菜緒 )ん ?
どういう こと ?
(光 石 )御 三家 の 上原 が 購買 で パン 買ってる んだ よ
( せき込み )
(まり な )菜緒 大丈夫 ?
(菜緒 )大丈夫 (光 石 )購買 で
偶然 装って お 近づき に なろうって 魂胆 だ ろ さすが みっちゃん 勘 が いい 上原 君 って ご 両親 を 幼い 時 に 交通 事故 で 亡くして る じゃん ?
だから お 昼 は お弁当 じゃ なくて いつも 購買 なんだ よね
知ら なかった ? 結構 有名 な 話 だ よ
(菜緒 )両親 に 頼んで 何とか して もらえ ない の ?
でき ない
(まり な )あー ますます かっこいい よ ね
天 涯 孤独 なんて さ
天 涯 孤 独 …
菜 緒 ?
ごめん 私 先 行く ね … (まり な )上原 君 って ご 両親 を 幼い 時 に 交通 事故 で 亡くしてる じゃん ?
そっち だって 親 の すねかじり は 一緒 でしょ
親 うるさくて 1 日 に 3 回 は かけて くんだ もん
出れば ?
(上原 )もう いい あんた に 何 言って も 無駄
違う
もう いい
よし
あの すいません 探し物 して る んです けど
写真 立て で ここ に “H”が書いてて
(大地 )菜緒 !
(菜緒 )あっ 大 ちゃん (大地 )帰り 遅い じゃん (菜緒 )うん ちょっと 探し物
(菜緒 )大 ちゃん は 部活 ? ( 大地 ) うん
俺 は 部活 の おかげ で 大学 決まった けど
周り は 受験 追い込み だ しな 俺 は 部活 で 暇潰し
大 ちゃん は 卒業 したら 一人 暮らし とかし ない の ?
いや ちょっと 実家 から 距離 ある けど し ない か な
一 人 暮らし って 憧れる けど 大変 だ ろ うん 今 は まだ 楽しい けど
食事 と か 洗濯 自分 で やるって 結構 負担 大きい と 思う んだ よ な いや 俺 面倒 だ から さ 自炊 とか
毎日 宅配 ピザ と か 食っちゃ い そう
え ! 体 に 悪 そう
だ ろ ?
あと 俺 部活 に 集中 したい し そっか そう だ よ ね 大変だ よね 一人 暮らし って 何 だ よ もう イヤ に なった の か ?
え ?
う うん
なら いい けど
何 か あったら すぐ 連絡 して こいよ
うち の おふくろ も 心配 して た
うん あり が と
うん よし
(テレビ )本日 最初 の ニュース です
昨夜 目黒 区 内 で 連続 通り 魔 事件 が 発生 しました 襲わ れた の は 20 代 女性 現場 は 閑静な 住宅 街 で
同時刻 に 目黒区 内 で 同様の 事件 が 発生 して いる こと から
警察 で は 連続 通り 魔 事件 と みて 捜査 を 開始 して います (菜緒 )まだ か なあ
(お腹 が 鳴る 音 )
おっ! これ って 1 つ 私 の ? (ドア が 開く 音 )
お かえり
あの さ 上原 君
(上原 )お前 俺 の 牛乳 プリン 食った ろ
え ?
ああ これ ?
2つ あった から 1つ 私 の かなって 思っ … ふざけ ん な よ !
え ?
人 の 部屋 勝手 に 入って も の 壊して
揚げ句 に 人 の もん 勝手に 食べて
だから …それ は 悪かった と 思ってる
無神経 に も ほど が ある だろ
どうして そこ まで 言わ れ なくちゃ いけない の !
(上原 )ああ ? (菜緒 )分かった
分かりました よ 買って くる よ 買って 返せば いい んでしょ ?
当たり前 だ ろ
こんな 夜 に 私 が 1 人 で 出かけて
誰 か に 襲わ れたり したら 一生 後悔 する から ね !
お前 みたいな ガサツ な 女 を 襲う 物好き が いたら
顔 を 見て みたい ね 何 よ バカ !
何 よ プリン ぐらい で あんな 食い意地 張って る 男
どこ が いい の 何 が 御三家 よ !
(菜緒 )あの すいません
牛乳 プリン って あります か ? (店員 )あー ああ 今日 売り切れっす ね そう です か …
(店員 )駅 の 反対 側 なら
(ゲーム の 音 )
(ゲーム 終了 の 音 )
( 物音 )
寒い …
(テレビ )昨夜 目黒 区 内 で 連続 通り 魔 事件 が 発生 しました あっあ … 携帯 忘れた
ごめんなさい すいません
あ …キャー !
あの 牛乳 プリン 買ってった 女 い なかった ? ああ ー
ある かって 聞かれて 駅 の 反対 側 ならって 言った けど 人気 だ な 牛乳 プリン
(おびえる 声 )
上原 君 …
何 やって んだ よ
私 … 私 …
(上原 )泣いて たら 分か ん ね ー よ
だって 誰 か に 追いかけられて 怖くて 隠れて た
った く ハァ …
上原 君 は ?
どうして ここ に ?
え ?
ああ …
牛乳 買い に …
(上原 )ブッ …フフフ …
(菜緒 )え ?
ハハハ …!
ひっで ー 顔 ほら 帰る ぞ
あの …非常に 言いにくい んです けど
(上原 )お前 重すぎ (菜緒 )う …
(上原 )あと 腰 抜かす と か 迷惑 すぎ
(菜緒 )ごめん ね 写真 立て
上原 君 の 言う とおり 私 無神経 だった
写真 ご 両親 でしょ ?
私 上原 君 が ご両親 亡く してる の 知ら なくて
何も 知ら なくて
よく 見つけた な あんな 昔 の 写真 立て
でも 全く 同じ の は 見つか ん なかった
本当 ごめんなさい
ロールキャベツ
(菜緒 )え ?
あれ で チャラ に して やる
(菜緒 )うん
牛乳 ある じゃ ん
(目覚まし時計 の 音 )
ん …
上原 君 目覚まし 鳴って る よ
上原 君
もう うるさい
近所 迷惑 だ よ
上原 君 鳴って る
バイト 遅刻 しちゃ うんじゃ ない ?
(上原 )うーん …
(菜緒 )ほら 起きて よ
ちょっと
百 合 ?
え ?
♪ ~