「無気力 」の 原因 と 「やる気 」を 取り戻す 方法 (1)
何 か 一つ の こと を 知る と いう こと が 大きな 喜び に ならない
何 か 一 つ の もの を 手 に いれる と いう こと が さほど 大きな 喜び に なら ない
そこ に 、その 情報 が 手 に 入る まで の 間 の プロセス 、過程 が 全部 抜け落ちている から
ペンネーム テツ さん 、17 歳 の
男 の 人 から いただいた
お 悩み です 。「こんにちは
私 は 無気力 で 生きる 意味 が わかり ませ ん
な ので 何 を やる とき も 本気 に なれ ません
私 の 人生 は 不幸 だ と は 感じ ませ ん
ただ 、 人生 に 生きがい を 感じられません
何も し たく ない し 、面倒だ と 思って しまい ます
目標 も なく 、やり たい こと も 本当に 好きな こと も ありませ ん
ただ 生きて いる だけ の 人生 です
この 世の中 、理不尽 な こと が いっぱい です
その 中 でも 何とか 生きて いか なければ なりません
人生 の 楽 と 苦 を 比べる と
確実に
苦 の ほう が 多い です
ほとんど の 人 が そう だ と 思い ます
私 は ただ 甘えて 生きて い ます
苦しむ の が 嫌で 楽に 生きて しまい ます
そんな 自分 が 大嫌い です
私 は 道 を 踏み外さ ない ように 生きて いこう と して い ます
それ は 失敗 を 恐れて いる だけ で
楽な 道 、楽な 道 を 通って 生きて いる 自分 が います
そんな 自分 を 変え たい です
この 考え が 変わる こと が できれば いい と 思って い ます
普通 って 何 なんですかね
大勢 が 普通 な んです か ね
少数 の 考え は 普通 じゃ ない んです か ね
大勢 が 嫌い 。普通 が 大嫌い 。
なかなか まとまら なくて すみません
こんな 悩み を 読んで くださって 、ありがとう ございました 」
仏教 の 教え に
仏 性 と いう
言葉 が あり ます
仏 性
これ は
すべて の 人 が
悟り に
至る 可能 性 と いう もの を 自分 の うち に 秘めて いる ん だ 、 と いう
人間 の 可能性 を 表した 言葉 です
テツ さん が 17 歳
とすると 、高校生 です か ね
高校 行って いれば 高校生 だ と 思う んです けど
まあ 無気力 、生きる 意味 が わかりません
本気 に なれ ませ ん
人生 は 不幸 だ と は 思わない けれども
生きて いる 実感 と いう もの が 感じ られ ない
このような 感覚 を 感じて いる
17 歳
18 歳 、 19 歳 、 20 歳
もっと 年齢 上 の 人 も
少なく ない と 思い ます
で 、この 仏 性 と いう 言葉
これ は
テツ さん が 何 を 感じて いよう が
どういう
生活 を して いよう が
それ でも
人間 には 可能性 が ある という こと
これ を 示した 言葉 が 仏 性
なん です
問題 は
これ テツ さん だけ に 限らず
特に この 現代 社会 に おいて
先進 国 と いわ れる 国 の
若者 たち が 抱えて いる
共通 の ジレンマ
なんで は ない か と 私 は 思って い ます
この 、無気力な 感じ が する
生きて いる 実感 が ない
そして 、こう 安全な 道 から 外れ ない ように
楽な 方 、 楽な 方
行き たい 、でも そんな 自分 が 嫌
もう この 感覚 って いう の は
どこ から 来る もの な の か
と いったら
この 便利 すぎる 、豊か すぎる
モノ と 情報 に 溢れ すぎて いる
この 現代 の 社会 から きて いる と いう 一つ の 社会問題 だ と
感じて い ます
テツ さん が 自分 でも
そのように 分析 して いる ように
決して
不幸な 食べる の に 困って いる って いう 状態 か と いったら
そう で ない
でも この 無気力 感 って いう の は
この 不幸 で は ない と いう 状態
豊かな 状態 だ から 出て くる
心境 なんです
そして また
大勢 が 嫌い
少数 に
ね 、その
普通 が 嫌い 、大勢 が 嫌い 、この 感覚 も また
現代 社会 の 特有の 、 豊かな 国 の 特有の
病 な んです
大勢 が 嫌い 、普通 が 嫌い
例えば 、空 を 飛ぶ 、大空 を 飛ぶ
鳥 の 群れ
大 海原 を 、海 の 中 を
大きな 大海 の 中 を
泳ぐ 魚 の 群れ
彼 ら は
少数 で いたい とか
普通 で いたい
と か 、逆に 普通 で いたく ない と か
大勢 に 呑まれたくない とか と思って ないで すよね
なぜ か と いったら それ は
自然 界 の
中 で 、動物 と いう の は
たった 独り で 生きて いく こと が でき ない
だから 群れ を 作って いか なければ 生きて いく こと が できない
この 弱き 自分 を 守って いく こと が でき ない
その こと を 本能的に 知って いる ので
大勢 の 中 に 入って 群れ で 生活 を し
そして その 群れ から 外れ ない ように 生きて いく
と いう こと を
自然 の 中 で 生き 抜いて いく 自然の 知恵 として やって いる わけです
でも
豊かな
個 と いう もの で 生きる こと が できる ような
錯覚 に 陥る この 現代 で は
大勢 で いる こと が 嫌だ と
普通 である こと が 嫌だ と
そのような 大勢 に 対して の
それ から
普通に 対して の
反発 という もの が 生まれて くる と いう のが
この テツ さん の 今 の ジレンマ の 仕組み
なんで すね
もう 一 度 お 話 を 整理 する と
問題 は テツ さん
だけ の こと で は なくて
この 現代 社会 の 抱える 問題
無気力 感 と いう もの は
豊か すぎる モノ
豊か すぎる 生活 、便利 すぎる 生活 の 中 から 育まれている んです
そして
大勢 、多勢 に 対して の 抵抗
その 抵抗 と いう か 反発心 と いう の は
この
個 で 生きて いく こと が できる という
環境 と 仕組み が 整った 現代 社会 に
特有の もの で
ある という こと
少し 話 を 戻して 、この 豊かさ
と いう もの が なぜ 無気力 感 を 生む の か
便利 さ という もの が なぜ
無気力 感 を 生む の か
これ は
私 たち が 通常 考えて いる 便利 という もの を
外して いけば わかる こと です
私 も
便利 さ ゆえ の 、モノ に 溢れた
生活 を して いた ゆえ の 無気力 感 と いう もの に
ずっと さいなまれて いました
17 歳 の とき 、18 歳 の とき
例えば 大学 受験 を しよう と 思ったら
勉強 を 頑張れば いい と いう
環境 に 私 たち は い ます よ ね
例えば 高校 生 の 人 たち 、もちろん
あの 家 が 貧しくて と かね
アルバイト を し ながら 勉強 して いる 人 も いる と 思い ます
でも 、多く の 学生
と いわ れる 人 たち は
学校 の 大変 さ も ある し
人間 関係 の わずらわしさ も ある し 、親 と の
確執 と か
反発 心 も ある し 、だけど
学校 へ 行って 、家 に 帰ってきて
食べる に は 困ら ない
そして 部屋 で 、受験 は 大変 だ けれども
勉強 する の は 大変 だ けれども 、そして つまんない
わかん ない こと も 多い けれども
机 に 向かって 勉強 を して いれば いい と いう
それ で 生活 を して いく こと が できる 、生きて いく こと が できる 、という
環境 に あり ます
だから 悪い って 言って いる わけじゃない んです
で この 便利 さ 、豊か さ と いう もの が
本来
有り余る ほど の エネルギー
肉体 的な エネルギー 、そして 精神 的な エネルギー と いう もの を
持って いる 、人間 の 非常に 偏った
場所 に 押し 込め
偏った エネルギー の 使い方 と いう もの に 向かわ せて しまって いる
そこ に ね 、こう ものすごい 肉体
的な 、反発
ジレンマ が 起きて きたり 精神的な ジレンマ が 起きたり する んです
例えば 、私 も 子供 の 頃 そう でした けれども
この お 寺 という ところ に いて ね
まして や 私 の 師匠 の 時代 と いいます か
もう ちょっと 前 の 時代 の 人 たち と いう の は
お 風呂 に 入る って いう の も 、私 の 子供 の 頃 そう でした
あの 、今 は
オール 電化 の 家 も ある と 思い ます 。ピッ と ボタン を 押せば
お 風呂 が 沸く んです よ
水 まで 自動 に 入って きます よね
お 湯 、 お 湯 が 出て くる ん です か ね
あの 、お風呂 に 入ろう と 思ったら
ボタン を 押せば 自動 的に 適温 に 温め られた お湯 が
出て きて 、自動 的に
お湯 は 止まる 、そして
もう 入れる 、と いう
まあ そこ まで 便利な 設備 が 整った 家 に
テツ さん が 住んで いらっしゃる か どう か わかり ませ ん が
でも 昔 は
薪 を
薪 で 火 を 起こして 、その 火 で
お 風呂 の お湯 を 温める ところ から 始まって た んです
もっと いう と 、その 、お風呂 の お湯 を 温める 、その
水 を 温める その 水 を
あるいは 川 と か から 汲んで きて
そして それ を
釜 に 入れて 、そして 、火 を 焚いて
そして
お 湯 を 沸かして 入った
で 、その
お 湯 さえ 確保 でき ない と いう
家 も
本当に 昔 は いっぱい あった わけです
だから お 風呂 に 入る なんて いう の は ぜいたくな こと だった
でも とにかく ね 、何 を する の も
ご飯 を 作る の も
ご飯 を 食べる の も
コンビニ に 行って 今 みたいに
あの レンジ で チン って いう もの 、もしくは もう チン さ れた もの を
買って くる って いう こと すら
なかった 時代 に は 、食べ物 を 一 つ 食べる
ね 、 ごはん を
口 に 入れる
それ こそ
一 年 がかり で 行う 、育てて
それ も 、豊作 に なる か 不作 に なる か わかり ませ ん けれども
やっと 手 に した 米 って いう もの を
水 を 汲んで きて 炊いて 、そして
火 を 起こす 、火 を 起こす の も 大変 な 作業 なんです
そして やっと 、でき あがった
食べ物 を 口 に する
あの 、ご馳走 って いう 言葉 、これ は
馳走 って 言い ます よ ね 。走り回って
食材 を 集めて きて 、その 食材 を 提供 する
その 食材 を 手に入れる と いう ところ から ご馳走 という 言葉 が
来てる んです けれども
何 か 一つ 食べよう と 思ったら
山 に 入って 山菜 を 摘み 、そして
川 に 行って 水 を 汲み 、そして
火 を 起こす 、これ 大変な 作業 な んです けど 、やって みる と わかる
です けど なかなか そういう こと を 体験 でき ない と 思う んです が
火 を 起こす 、これ 、枯葉 を 集めて きて
枯れ 枝 を 集めて きて 火 を 起こす 、そして
火 を 焚く 、そして
駆けずり回って 集めて きた なけなし の 食材 と いう もの を
調理 して 食べる 。それ から
私 たち が お腹 が 空いた 、食べ たい と 思って から 食べる まで の
間 に 、あちこち 駆け回って
ものすごい エネルギー を 使って やっと
食べ物 を 口 に 入れる こと が できる
ですから 、この 食べ たい って いう
その お腹 が 空いた って いう この 空腹 を 満たして いく
まで の 間 に 時間 が かかり
エネルギー も かかって いる
使って いる 、ですから それ を 口 に 入れた とき の
喜び という の は 、コンビニ で 買って きて
うわ ぁ 超 うめ ぇ って 言って いる 感覚 と は 全然 違う
喜び と
体験 なんです ね
これ が ご馳走 な んです
だから どこ どこ レストラン の 何 々 シェフ とか
あの 、が 作った 料理 とか 、そう で は なくて
ご馳走 なんです 。最近 あの
世界 の 、非常に こう
大きな IT の 企業 って の が 出て きて
日本 でも そういう IT 企業 を ならって
あの
例えば
会社 の 社員 の 食堂
三 、もう 本当に こう 、社員 が ね 、
毎日 、世界 中 の
一流 の 食べ物 を 食べる こと が できる
もう 寿司 から 、カレー から 、天ぷら から
もう 世界 中 の 料理 と いう もの を
会社 が 用意 して 、それ を 社員 が タダ で
食べ れる ような 、うわ すごい 会社 だ なぁ
すごい 、社員 、満足
すごい 会社 だ なぁ って いう ふうに して もてはやされる んです けど
私 それ を 見た とき に この 人 たち は 不幸だ と 思い ました
毎日 毎日 365 日