×

우리는 LingQ를 개선하기 위해서 쿠키를 사용합니다. 사이트를 방문함으로써 당신은 동의합니다 쿠키 정책.

image

この素晴らしい世界に祝福を! あぁ、駄女神さま (KonoSuba), この素晴らしい世界に祝福を! あぁ、駄女神さま (12)

この 素晴らしい 世界 に 祝福を !あぁ 、駄女神さま (12)

俺 の 制止 も 聞か ず に 飛び出して いった アクア は 、ローブ の 人影 に 駆け寄る と 、ビシッと 人影 を 指差した 。

「リッチー が ノコノコ こんな とこ に 現れる とは 不届き だ ! 成敗 して やるっ ! リッチー 。

それ は 、メジャーアンデッドモンスター 、ヴァンパイア と 並ぶ 、アンデッド の 最高峰 。

魔法 を 極めた 大 魔法使い が 、魔道 の 奥義 に より 人 の 身体 を 捨て去った 、ノーライフキング と 呼ばれる アンデッド の 王 。

強い 未練 や 恨み で 自然に アンデッド に なって しまった モンスター と は 違い 、自ら の 意思 で 自然の 摂理 を 捻じ曲げて 、神 の 敵対者 に なった 存在 。

その 、ラスボス みたいな 超 大物 の モンスター が …… 。

「や 、やめ やめ 、やめて ええ ええ ええ ! 誰 な の !?いきなり 現れて 、なぜ 私 の 魔法陣 を 壊そう と する の !?やめて ! やめて ください ! 「うっさい 、黙りなさい アンデッド ! どうせ この 妖し げ な 魔法 陣 で ロク でもない 事 企んで る ん でしょ 、 なに よ 、 こんな 物 ! こんな 物 !!」

超 大物 モンスター が 、ぐりぐり と 魔法陣 を 踏みにじる アクア の 腰 に 、泣きながら しがみつき 、くい止めていた 。

リッチー ? の 取り巻き の アンデッド 達 は 、そんな 揉み合う 二人 を 止める でも なく ボーッと 眺めている 。

……えーっと 、どう しよう 。 とりあえず 、ゾンビメーカー で は なさそうだ が 。

アクア は 絡んで いる 相手 を リッチー だ と か 言い張って いる が 、何だか リッチー が 、チンピラ に 因縁を つけられてる イジメられっ子 に しか 見え ない 。 「やめて ー ! やめて ー !!この 魔法陣 は 、未だ 成仏 できない 迷える 魂 達 を 、天 に 還して あげる ため の 物 です ! ほら 、たくさんの 魂 達 が 魔法陣 から 空 に 昇って 行く でしょう !?」

リッチー の 言う 通り 、どこ から 集まって きた の か 、青白い 人魂 の 様 な 物 が ふよふよ と 魔法陣 に 入る と 、そのまま 魔法陣 の 青い 光 と 共に 、天 へ と 吸い込まれて いく 。 「リッチー の くせに 生意気 よ ! そんな 善行 は アークプリースト の この 私 が やる から 、あんた は 引っ込んで なさい ! 見て なさい 、そんな ちんたら やって ないで 、この 共同 墓地 ごと まとめて 浄化 して あげる わ ! 「 え えっ!? ちょ 、 やめっ!?」 アクア の 宣言 に 、 慌てる リッチー 。 それ に 構い もせず 、アクア は 手 を 広げ 、大声 で 叫ぶ 。

「『ターンアンデッド 』ー ! 墓場 全体 が 、アクア を 中心 に 白い 光 に 包まれた 。

アクア から 湧き出す ように 溢れる その 光 は 、リッチー の 取り巻き の ゾンビ 達 に 触れる やいなや 、ゾンビ 達 が 搔き消える 様 に その 存在 を 消失 させる 。

リッチー の 作った 魔法 陣 の 上 に 集まっていた 人魂 も 、アクア の 放った 光 を 浴びて いなくなった 。

その 光 は もちろん リッチー に も 及び …… 。

「きゃー ! か 、身体 が 消える っ !?止めて 止めて 、私 の 身体 が 無くなっちゃう !!成仏 しちゃう っ ! 「あ は は は は は は 、愚かなる リッチー よ ! 自然 の 摂理 に 反する 存在 、神 の 意 に 背く アンデッド よ ! さあ 、私 の 力 で 欠片 も 残さず 消滅 する が いい わっ ! 「おい 、やめて やれ 」

アクア の 背後 に 立って いた 俺 は 、後頭部 を 剣 の 柄 で ごすっと 小突いた 。 「ッ !?い 、痛 、痛い じゃない の ! あんた 何 して くれて ん の よ いきなり ! 後頭部 を 強打 され 集中 が 途切れた のか 、白い 光 を 放つ のを やめ 、頭 を 押さえ ながら 涙目 で 俺 に 食って かかる 。

ダクネス と めぐみん も やってきた ところで 、俺 は 摑みかかる アクア を 無視 し 、震え ながら うずくまる リッチー に 声 を かけた 。

「お 、おい 大丈夫 か ? えっと 、リッチー ……で いい の か ? あんた 」

見る と 、リッチー の 足元 は 半透明 に なって いて 、軽く 消えかかって いる 。

やがて 徐々に 、半透明 に なっていた 足 が くっきり 見える まで 戻り 、涙目 の リッチー は フラフラ しながら も 立ち上がった 。

「だ 、だ 、だ 、大丈夫 です …… 。 あ 、危ない ところ を 助けて 頂き 、ありがとう ございました ……っ ! えっと 、おっしゃる 通り 、リッチー です 。 リッチー の ウィズ と 申します 」言って 目深に 被って いた フード を 上げる と 、現れた のは 月明かり に 照らされた 二十歳 くらい の 人間 に しか 見えない 、茶色い 髪 の 美女 だった 。 リッチー って からに は 骸骨 みたいな の を 想像 して た んだ が 。 ウィズ は 黒い ローブ に 身 を 包み 、さながら 悪 の 魔法使い と いった 格好 だ 。

いや 、リッチー なら 悪 の 魔法使い で いい の か ?

「えっと …… 。 ウィズ ? あんた 、こんな 墓場 で 何 してる んだ ? 魂 を 天 に 還す とか 言ってた けど 、アクア じゃない が 、リッチー の あんた が やる 事 じゃない んじゃないのか ? 「ちょっと カズマ ! こんな 腐った みかん みたいな の と 喋ったら 、あなた まで アンデッド が 移る わ よ ! ちょっと そい つ に 、 ターンアンデッド を かけ させ なさい ! 俺 の 言葉 に アクア が いきり立ち 、 ウィズ に 魔法 を かけよう と する 。

ウィズ が 俺 の 背後 に 隠れ 、怯えた 様 な 困った 様 な 顔 を し ながら 、

「 そ 、 その ……。 私 は 見て の 通り の リッチー 、ノーライフキング なんて やってます 。 アンデッド の 王 なんて 呼ばれて る くらい です から 、私 に は 迷え る 魂 達 の 話 が 聞ける んです 。 この 共同 墓地 の 魂 の 多く は お金 が 無い ため ロク に 葬式 すら してもらえず 、天 に 還る 事 なく 毎晩 墓場 を 彷徨って います 。 それ で 、一応 は アンデッド の 王 な 私 と して は 、定期的に ここ を 訪れ 、天 に 還り たがっている 子達 を 送って あげている んです 」

……ほろり と きた 。

いい 人 だ 。

恐らく 、店 の 店員 とか を 除き 、俺 が この 世界 に 来て 初めて 出会った まともな 人 だ 。

いや 、人間 で は ない のだ が 。

「それ は 立派な 事 だ し 善い 行い だ と は 思う んだ が ……。 アクア じゃ ない が 、そんな 事 は この 街 の プリースト とか に 任せて おけば いい んじゃないか ? 俺 の 疑問 に 、ウィズ が 言いにく そうに 憮然と した アクア を チラチラ と 気 に し ながら 。

「そ 、その …… 。 この 街 の プリースト さん 達 は 、拝金 主義 ……いえ その 、お金 が 無い 人達 は 後回し ……と 言います か 、その ……、あの ……」アークプリースト の アクア が いる ので 言いにくい の だろう 。 「つまり 、この 街 の プリースト は 金儲け 優先 の 奴 が ほとんど で 、こんな 金 の 無い 連中 が 埋葬 されてる 共同 墓地 なんて 、供養 どころか 寄りつき も しない って 事 か ? 「え ……、えと 、そ 、そう です ……」

その 場 に いる 全員 の 無言 の 視線 が アクア に 集まる 中 、 当の 本人 は ばつ が 悪 そう に そっと 目 を 逸ら す 。

「 それ なら まあ しょうがない 。 でも 、ゾンビ を 呼び起こす の は どうにか ならない か ? 俺 達 が ここ に 来た のって 、ゾンビメーカー を 討伐 して くれって クエスト を 受けた から なんだが 」俺 の 言葉 に 、ウィズ は 困った 表情 を 浮かべ 。 「 あ …… そう でした か ……。 その 、呼び起こして いる 訳 じゃ なく 、私 が ここ に 来る と 、まだ 形 が 残って いる 死体 は 私 の 魔力 に 反応 して 勝手に 目覚め ちゃう んです 。 …… その 、 私 と して は この 墓場 に 埋葬 される人 達 が 、 迷わ ず 天 に 還って くれれば 、 ここ に 来る 理由 も 無くなる ん です が ……。 …………えっと 、どう しましょう か ? 9 .

墓場 から の 帰り道 。

「納得 いか ない わ ! アクア は まだ 怒って いた 。

時刻 は 、すでに 空 が 白み が かって くる 時間帯 だ 。

「 しょう が ない だ ろ 。 つ か 、あんな 良い 人 討伐 する 気 に は なれ ない だろう に 」

俺 達 は 、あの リッチー を 見逃す 事 に 決めた 。

そして 、 これ から は 毎日 暇 を 持て余している アクア が 、定期的に あの 墓場 に 浄化しに 行く という 事 で 折り合い が ついた 。

そこ は 腐って も 女神 、アンデッド や 迷え る 魂 の 浄化 は 自分 の 仕事 だ と 理解している らしい 。

睡眠 時間 が 減る と か 駄々 を こねて いた が 。

モンスター を 見逃す と いう 事 に 若干 抵抗 が あった めぐみん と ダクネス も 、ウィズ が 今まで に 人 を 襲った 事 が ない と 知り 、ウィズ を 見逃す 事 に 同意 して くれた 。

俺 は 、ウィズ に 渡された 一 枚 の 紙切れ を 眺め ながら 呟く 。

「しかし 、リッチー が 街 で 普通に 生活 してる とか 、この 街 の 警備 は どう なってんだ 」

それ は 、ウィズ の 住んでいる 住所 が 書かれた 紙 。

あの リッチー は 俺達 が 住む 街 で 普通に 生活している らしい 。

しかも 小さな マジックアイテム の 店 を 営んで いる そうな 。

リッチー って ダンジョン の 奥深く に いる イメージ が あった んだ が と言ったら 、生活 が 不便な ダンジョン に 、わざわざ 住む 必要性 が ありません よ と 言われた 。 いや 、リッチー だって 元 は 人間 なの だ から 言ってる 意味 は 分かる 。

分かる んだ が 、この 世界 に 来て から 俺 の 持っていた 異世界観 が どんどん 破壊 されて いってる 。 こんな の 、俺 が 期待 して た 異世界 じゃ ない 。

「でも 、 穏便 に 済んで 良かった です 。 いくら アクア が いる と 言って も 、相手 は リッチー 。 もし 戦闘 に なって たら 私 や カズマ は 間違いなく 死んで いました よ 」何気なく 言う めぐみん の 言葉 に ぎょっと する 。 「げ 、リッチー って そんなに 危険な モンスター な の か ? ひょっとして ヤバ かった ? 「ヤバい なんて もの じゃ ないです 。 リッチー は 強力な 魔法 防御 、そして 魔法の 掛かった 武器 以外 の 攻撃 の 無効化 。 相手 に 触れる だけ で 様々な 状態 異常 を 引き起こし 、その 魔力 や 生命力 を 吸収する 伝説級 の アンデッドモンスター 。 むしろ 、なぜ あんな 大物 に アクア の ターンアンデッド が 効いた のか が 不思議で ならないで す 」

軽く 失禁 し そうに なる 。

そう だ よ な 、アンデッドモンスター の 元締め みたいな もん だ しな 。

リッチー の スキル を 教えて くれる って 言われた から 喜んで 名刺 を 貰った のだが ……、スキル を 習い に 行く 時 は 必ず アクア を 連れて 行こう 。 「カズマ 、その 貰った 名刺 、渡し なさい よ 。 ちょっと あの 女 より 先に 家に 行って 、家の 周りに 神聖な 結界 張って 涙目に して くる から 」

「や 、やめて やれ よ ……」

やっぱり アクア は 連れて 行かない 方が いい かも な ……。

俺 が そんな 事 を 考えて いる と 、ダクネス が ぽつり と 言った 。

「そう いえば 、ゾンビメーカー 討伐 の クエスト は どう なる のだ ? 「「「あっ 」」」クエスト 失敗 。

Learn languages from TV shows, movies, news, articles and more! Try LingQ for FREE