Hikarunogoepisode11(audio+subtitle)
平安 時代 の 碁打ち 藤原 佐為 は
遥かな 時 を 越えて
進藤 ヒカル の 心 に 蘇った
「神 の 一手 」を 極める ため に
だけど
大会 で ずる したら
碁 会所 で 大人 相手 に そんな こと が できる んだ
大会 で 中学生 相手 なら 平気で やる んじゃない ?
相手 も 気づか ない 僕たち も 気づか ない
だけど そんな 奴 と 一緒に チーム 組める ?
やめ させる って 言って も 佐為 どう やって ?
分かり ませ ん
でも 何とか なり ます
きっと 何とか やめ させ なければ
三谷 あれ まだ 子供 かい ? まさか まだ 万 札 を 賭けて くる んじゃ …ねぇ だろう な ?
まっ万札? !昨日 の 子 だ ね 打つ の かい ? う うん 見る だけ
じゃ その ドア 閉めて くれ ねぇ か
外 の 音 が うるさくて 行け ねぇ や
あ ごめん
対局 は まだ 中盤 だ
おい 友達 なら この あんちゃん に 一言 言って やって くれよ
年寄り は ちった ぁ いたわる もん だって よ
まったく この あん ちゃん 手加減 って もん を 知ら ねぇ んだ
何 を 見 に 来た んだ よ
何 を って お前 …
佐 為
これ 三谷 が 勝ってる よ ね
これ なら ずる し ない んじゃ ない ?
なんだか 期待 は ずれ って 顔 してる ぜ
そんな
いったい 何の 話 だい ?
ね ー 筒井 さん
三谷 君
の やった 整地 の ずる って どんな こと ?
碁 は 地 の 大きさ で 勝敗 を 決める んだ けど
例えば この 黒地
線 の 交点 の 数 を 数えて ごらん ?
ええ っと
一 二 三 四 五 六 七 八 九 十 十一 十二
つまり この 地 は 十二 目 の 地 って わけだ
碁 を 打ち 終わった 後 は 大体 こんな 感じ だ けど
これ じゃ 数えづらい よ ね
だから 数え やすい ように
石 を 四角く 並べ 直す んだ
同じ 地 の 中 の 石 を 移動 させる だけ だ から
地 が 増える わけで も 減る わけで も ない し ね
ほら これ だ と 三四 十二
数え やすい
それ を 整地 って いう んだ じゃ その 時 に ずる を した の ね
そういう こと
それ って 簡単に できる の ?
簡単 なんて もんじゃ ない
仮に この 僕 が もたもた と した 手つき で やって も
ほぼ %相手 に 気づかれ ない よ
なぜなら 地 を 整地 する 時
誰 も 相手 の やり方 を 注意 して 見て いない んだ
お互い 不正 を し ない って 大 前提 が ある から ね
碁 という ゲーム は お互い の
そんな 信頼 関係 の 上 に 成り立って いる んだ よ
整地 の ずる は
いわば その 信頼 関係 を 踏みにじる
最も 卑劣な 行為 な んだ
ヒカル は そんな 子 を 入れよう と してる の ?
この 人 も こんな 腕 で よく 万 札 賭け れよ な
多い んだ 見栄っ張り で いい かっこしい の オヤジ か
あん ちゃん
勝った と 思ってる ね ?
勝負 は 下駄 を 履く まで わからない って 言葉 は 知ってる かい
とら ぬ たぬき の 皮算用 と も いう 言う ぜ
お ? 笑った な
最後 まで 笑っちゃ いけ ねぇ よ 勝負 って もん は よ
いい こ と 言う ね
だろう
あん ちゃん 人 の 話 聞く 耳 持って んな
将来 見込み ある ぜ
へ ぼうず え ちょっと そこ の 灰皿 取って くれ ねぇ か
すま ねぇ な
左利き かい ?
観察 力 も 鋭い な て え した もん だ
左利き ?
いい だろう ちょっと 早い が
勉強 させて やる よ 大人 の 碁
一万 円
の 授業 料 で な
こんな へぼ 打ち した 後 じゃ
何 やって も 追いつく はず が ねぇ と 思ってる だろう
ところが どっこい !
勝負 は これ から だ ぜ
佐 為 こいつ 手つき が さっき まで と ぜんぜん 違う !
差 を 詰める ぞ 詰める ぞ
ほら ほら 五 目
十 目
十五 目
石 を ずらした
ええ ? うそ どこ ?
どんどん 形勢 が 傾いて いく ぜ
石 が 一路 ずらさ れ てる いつの間に
どうした あん ちゃん
見 損じ かい ?
賭けて やって んだ もっと 注意深く 打た ねぇ と 行け ねぇ ぜ
三谷 そう こ なくちゃ 勝負 は 下駄 を 履く まで わからない もんだ から な
だめだ 腕 そのもの が 違う
その 上 石 を ずらさ れ て は …
さあ 終局 だ どっち が 勝ってる か 分かる か
整地 で いじら ねぇ と 勝て ねぇ ぜ
遅い 遅い
こいつ 俺 と 同じ こと を …
コミ を 入れて 十二 目 半 の 差 俺 の 勝ち だ
あん ちゃん 一万 円 出し な
三谷 くそ ! それ で 全部 かい ?
五 六 七 八 と …ええっと それ と …
二十 円 足り ねぇ んな
三谷 俺 貸して やる よ
おじさん
悪い けど 二十 円 貸して もらえる ?
三谷 ありがとう あん ちゃん おいた が すぎる と こう やって 俺 みたいな の が 呼ばれる んだ ぜ
ダケ さん
二十 円 …貸して くれない か
毎度 ~
三谷 !
何 だ ?
三谷 !待って よ ここ が いつ から ゲーセン なった んだ ?
三谷 結果 彼 に は いい 薬 に なった わけ か 致し方ない かも しれ ない
人 は 痛い 目 に あわせ ずに 懲りる こと は ない のだ から
しかし
佐 為 わな だ !
あの オヤジ 始め わざと へたくそに 打って て
三谷 はめ られた んだ
しかし あれ で は あまりに 無慈悲 だ 取り返して やれ ない ? 一万 円 三谷 は 十分 仕打ち を 受けた よ でも あの オヤジ は … 佐 為 私 だって もう 黙って は いられ ませ ん あのような 輩 は 心胆寒 から しめて やり ましょう
囲碁 の 歴史 上 一番 強い 人 って 誰 だ と 思う ?
うん …現在 の トップ は 四 冠 の 塔 矢 名人
若手 No .なら 倉田 四 段 あるいは 緒方 九 段
ある 記者 が その 質問
その 質問 プロ の 棋士 に して みた んだ と
おう ?
問わ れた 棋士 は 間 髪 いれ ず
こう 答えた んだ と 江戸 時代 の 本因坊 秀 策 と
あの 時代 の 碁 なんか セコ 過ぎ で 今 の 時代 に 通用 する か よ
明日 三谷 に 一万 円 返して やって
また 囲碁 部 に 誘って みる
でも 佐 為 勝てる ?
あの オヤジ すげ ー 強そうだ けど
腕 は 先ほど 見 ました
大丈夫 勝て ます よ
石 を ずらさ れたり したら ?
私 に は 見えて い ます
その場で 言って お やりなさい 「ばれ ばれ だよ 」
「もっと うまく やれよ 」と でも
整地 で ずる したら ?
整地 まで は 行き ませ ん 中 押し で 勝ちます から
最近 なんだ よ いたずら を し だした の は
賭け 碁 で ちょいと 稼いでる 間 は
お 客 さん たち に も 可愛がられた んだ よ
皆 気前 よく 金 払って た さ
孫 に 小遣い やる ような 気持ち で ね ー
でも いたずら は 行け ない よ
それ で あんた に 来て もらった んだ よ
子供 を しつける の は 大人 の 役目 って もんだ から よ
修 さん 俺 が あんた に 払った 一万 と
たしなめ 料 二万 で 三万 円 もらおう か
もう 来 ない かも ね
三谷 君 来 れない だろう ね ー 寂しい ね ー
用事 が ある 時 は いつでも 呼んで くれ
さて と このまま かも でも 待つ か
何 言って ん だい もう 用事 は 済んだ よ さっさと 帰って くれ
言葉 が 冷て な 修さん
おじさん 俺 あいつ の 友達 な んだ 俺 が 勝ったら さっき の 一万 円 返して くれ ない か
お前 が 負けたら 一万 円 くれる んだろう な ?
ヒカル 大丈夫
じゃ ねぇ と でき ねぇ な 賭け って もん は そういう もん だ ろ
ダケ さん 子供 相手 もう 止め だ よ
ぼうや も 帰んな !
ヒカル 負け ませ ん から 私
ヒカル !
分かった 負けたら 一万 円 払う
それ なら 話 は 別だ 座れよ
ダケ さん 置き 石 は なし だ ぜ 要ら ねぇ よ そんな もん
要ら ねぇ か ? そんな もん ったく 最近 の 子 は 俺 の 強さ は あんちゃん も さっき 見て 知ってる だろ ?
で あん ちゃん どれ ぐらい 強い んだ ?
どれ ぐらい って …
本因坊 秀 策 ぐらい かな
こりゃ 参った ね 言う に 事欠いて 秀 策 か よ
秀 策 な んぞ に 出て こられたら
相手 に なる の は 塔 矢 名人 ぐらい の もん だ
俺 が 黒 だ な
秀 策 殿 に 敬意 を 表して は なっ から 左手 で 行く ぜ
右下 スミ 小 目
の 五
の 十七
さーて 今 どう する んでしょう ね
キャッチャ は ベンチ の 方 見て い ます か
三振 (あの ストレート 二 つ の 後 の 他 は ありませ ん ね ) (あ …打ち上げた )
(ちょっと 攻撃 が 単発 すぎ ました ね )
(これ で は バッテリー の 思う が まま です よ )
やれやれ これ は また 早く 終わった もん だ
まったく こんな 事 は これ きり に して ほしい よ
いやな もん だろう 子供 から お金 を 巻き上げる なんて さ
ダケ さん を 相手 に しよう なんて あの 子 も バカ だ よ
さあ ダケ さん も これ を 飲んだら 出て って おくれ
ダケ さん ?
ダ っ ダケ さん これ って
ほっほっ 本因坊 …秀策 …
( あ …)
(…スリーラン の ホームラン ピッチャ 分かり ました )
これ 明日 三谷 に 返して 囲碁 部 へ 来いって 言う んだ
それ で 三人 揃った 大会 参加 だ !