三 姉妹 探偵 団 4 Chapter 01
1危ない プロローグ 私 は 、ここ で 一体 何 を して いる の かしら ? 私 が 、今 、ここ に いる こと は 、人類 の 歴史 に とって 、どんな 意味 が ある のだろう ?
──佐々 本 綾子 は 、哲学 的 思索 に 耽って いた 。
綾子 が 、佐々本家 の 三人 姉妹 の 長女 である こと は 、読者 の 方 も たぶん ご 承知 の 通り 。
そして 、活気 溢れる (少し 溢れ 過ぎて 、氾濫 を 起す こと も ある )次女 の 夕里子 、財政 感覚 抜群 の 三女 珠美 に 比べれば 、綾子 が 沈思黙考 に 耽って 少しも 不思議でない 性格 だ という こと も ご存知 だろう 。
綾子 が 二十 歳 の 女子 大 生 だ と いう 点 も 、 多少 は ……。
しかし 、十八 歳 の 高校 三年生 夕里子 、十五 歳 の 中学 三年生 珠美 に しても 、別に 、まるきり もの を 考えない という わけで は ない のだ 。
ただ 、三姉妹 の 中 で は 、綾子 が 際立って 落ちついて いる (よく 言えば )ので 、やはり 物思い に 耽る こと も 、つい 多く なる のである 。
私 は 一体 ……。
グーッ と 綾子 の お腹 が 鳴った 。
「私 の お腹 は どうして 鳴る の かしら ?
」と 、綾子 は 呟いた ……。 チャリン 、と 音 が して 、綾子 の 足 の ところ で 百 円 玉 が 一 つ はねた 。
顔 を 上げる と 、七 つ か 八 つ ぐらい の 女の子 。
「お金 、落とした わ よ 」と 、綾子 は 、その 百円玉 を 拾う と 、「はい 、これ 」「いいの 」と 、女の子 が 首 を 振った 。 「 え ?
」「あげて らっしゃい 、って ママ が 」「ママ が ? 」「あの お 姉ちゃん 、お腹 空かして 、可哀そうだ から 、これ で 何か 買って 食べなさい って 、あげて らっしゃい って 。 ──じゃあ ね 」「バイバイ 」と 、つい つられて 手 を 振った ものの …… 。 百円玉 を 手 に 、綾子 は ポカン と していた が 、やがて 、やっと 自分 の 「立場 」を 自覚して 、真赤 に なり 、立ち上った 。
「いやだ わ !
本当に ──」しかし 、状況 として は 誤解 されて も 仕方なかった かも しれない 。 ──ここ は 繁華街 の 地下 。 外 の 寒さ を 避けて 、暮れ の 買物 に どっと くり出した 人たち で 、地下 の 通路 は あたかも ラッシュアワー の 電車 の ホーム の ような 混雑 だった 。
そして 、柱 の 陰 だの 、ショーウィンドウ の 前 に は 、やはり 表 は 寒 すぎる ので 、地下 に 逃げて 来た 浮浪者たち が 、何人も ゴロ寝 している 。
そんな 中 で 、綾子 は 一人 、ポツンと 階段 の 隅 の 方 に 腰 を おろして いた のだ 。
まあ 、よく 見れば (よく 見 なくって も よ ! ──と 綾子 は 抗議 したろう が )着て いる 物 だって 、そう ひどく ない し 、のんびり屋 ながら 神経質 な ので 、身 ぎれい に は して いる のだ 。
ま 、その 「ママ 」が 、よっぽど 目 が 悪かった の だ と でも 思う しか ある まい 。
だけど ──困って しまった 。
あの 女の子 から 、百 円 もらう 理由 が ない 。
と いって 、今 から あの 女の子 を 、この 人 の 波 の 中 から 捜し出す こと は 不可能 だった 。
「夕里子 たち 、何 してる の かしら ?
」と 、綾子 は 呟いた 。 そう な の だ 。
もと は と言えば 、夕里子 と 珠美 が 、なかなか 戻って 来ない の が いけない のである 。
──人 、また 人 の 光景 に 、繊細な 綾子 は 目 が 回りそうに なって 、つい 座り込んで しまった のだった 。
しかし 、それ も 無理 は ない 。
クリスマス も 昨日 の こと と なって 、既に 今年 も 余す ところ 数 日 ──。 学校 は 冬 休み 、ボーナス は ほとんど 出揃って 、どの 家 も 、年末年始 の 買物 に どっと くり出す この 日 。
外 は 寒く 、灰色 の 、いや 鉛色 の 空 は 雪 を まき散らし そうな 気配 だった が 、デパート の 出入口 に あたる この 地下街 は 、今や 春 を 盛り の にぎわい である 。
「早く 戻って 来ない かなあ 」綾子 も 、この とき に は 、普遍的な 真理 ──お腹 が グーッ と 鳴る とき は たいてい お腹 が 空いて いる のだ 、と いう こと を 、感覚的に 悟って いた のだった 。 もっとも 、そんな 文句 を 言ったら 、夕里子 、珠美 の 二人 の 妹 ──と いう より 小姑 に 近かった が ──から 、「何も しないで 座って たくせに 、何 言ってんの よ ! 」と 叱り 飛ばさ れる に 違いない 。 そう 。
──姉 の 私 が 、いつも 妹 から 叱ら れる んだ から 。 こんな こと って 、あって いい の かしら ?
長女 として 、綾子 は 多少 の 嘆き と 共に 考えた のだが …… 。
ふと 、誰 か が すぐ そば に 立って いる のに 気付いた 綾子 は 、てっきり 妹 たち だ と思って 、「終った の ? 」と 言い つつ 、振り向いた 。 だが 、そこ に 立って いた の は 、夕里子 でも 珠美 で も なかった 。
一 人 の 少年 が 立って いた のである 。
不思議な 目 が 、綾子 を 見つめて いた 。
大きな 目 ──と いって も 、気 を 取り 直して 見返す と 、やや 大きい 、という 程度 で しか ない のだが 、初め 、視線 が 出会った とき 、綾子 は 一瞬 、その 黒い 瞳 が 目の前 一杯 に 迫って 来る ように 感じて 、ハッと した ほど だった 。
「あ 、ごめんなさい 」と 、綾子 は あわてて 言って 、それから さっき の 女の子 の こと を 思い出し 、「私 、ただ 連れ を 待ってる だけ なの 。 別に ──行く あて が ない わけじゃない の よ 」と 、付け加えた 。 少年 は 、 たぶん 十二 、 三 歳 と いう ところ だろう 、 色白で 、 体つき は ほっそり して いる が 、 顔立ち は ふっくら と よく 整って 、 子役 か 何 か やって いる の かしら と 思う ほど 、 可愛い 。
しかし 、その 表情 に は どこ か 冷ややかな ところ が あって 、「可愛い 」と いう 形容 を 拒んで いる ようだった 。
少年 は 、襟 に 毛皮 の ついた 、高級な コート を はおっていた 。
──スタイル や 印象 は 、「いい と この お 坊っちゃん 」である 。
「──何 か ご用 ?
」少年 が 、黙って こっち を 見つめて いる ので 、綾子 は 、そう 訊いて みた 。 顔 に 何 か ついてる の かしら ?
「気 を 付けて 」と 、少年 が 言った 。 落ちついて 、よく 通る 声 だった 。
「 え ?
」「オレンジ色 の タクシー に 乗っちゃ いけない よ 」と 、少年 は 言った 。 「何 で すって ?
」 「 オレンジ色 の タクシー に 乗ら ないで 」 少年 は くり返す と 、「 じゃ ──」 と 、 背 を 向けて 、 歩き 出した 。 面食らった 綾子 は 、「ねえ ──一体 何の こと ? 」と 、声 を かけて いた 。 少年 が 、振り返って 、「また 会おう ね 」と 言った 。 「──お 姉ちゃん !
」甲高い 声 に 、綾子 は ハッと 我 に 返った 。 「は 、はい はい !
」振り向く と 、夕里子 が 両手一杯 の 買物袋 に 、顔 を 真赤 に して 立っている 。 「早く 持って 、これ !
──ぼんやり して ないで ! 」 「 は 、 はい 、 分った わ よ 。 ──珠美 は ? 」「今 来る でしょ 」夕里子 は 、荷物 を 少し 姉 に 分ける と 、フーッ と 息 を ついて 、「ああ 、くたびれた ! 」「全部 、済んだ の ? 」 「 大体 ね 」 と 、 夕 里子 は 肯 いて 、「 後 は スーパー で 買えば 済む わ 。 ──でも 、人間 、お正月 の 何日間 か 買物 に 出 ないで すまそう と 思う と 、こんなに 色んな もの が いる の ね 」「そう ね ……」綾子 は 、答え ながら 、今 、少年 が 歩いて 行った 方 へ と 目 を やっていた 。 もちろん 、少年 の 姿 は とっくに 人 の 波間 に 呑まれ て 消えて いた が ……。
「珠美 ったら 、何 やって ん の かしら !
──ああ 、戻って 来た 」夕里子 が 手 を 振る と 、珠美 が やはり 紙袋 を 両手 に 下げて 駆けて 来る 。 「お 待たせ !
」と 、珠美 は 、息 こそ 弾ま せて いる が 、元気 一 杯 。 「あんた 、お菓子 買う だけ で 、どうして こんなに 時間 が かかった の よ ?
」 と 、 夕 里子 が 訊 く と 、 「 お つりがね 、 足 ん なかった の 」 と 、 珠美 は 言った 。 「だ から 言って やった んだ けど 、なかなか 信じて くんなくて さ 。 十 円 取り戻す のに 十 分 ぐらい かかっちゃった 」「あんた は もう ……」夕里子 は 苦笑い した 。 「ね 、お姉ちゃん !
お腹 空いた よ ! 死に そうだ ! もう 歩け ない ! 」「そう わめか ないで よ 」と 、夕里子 は 顔 を しかめて 、「私 も ペコペコ 。 だけど 、この 辺 の 食堂 なんて 、どこ も 満員 よ 」「じゃ 、どこか 少し 高い 所 に 入ろう 。 ね 、綾子 姉ちゃん ? 」 「 うん ……」 と 、 綾子 は 何気なく 肯 いて 、「 あ 、 そうだ 。 パパ から お金 預って たんだ 。 クリスマス に 家 に い られ ない から 、三 人 で 何か 食べろ って 」夕里子 と 珠美 は 顔 を 見合わせた 。 ── 綾子 は 、 二人 が 一斉に 非難 の 言葉 を 浴びせて 来る に 違いない と 分って いた ので 、 「 そう と 決ったら 、 さ 、 早く 行 こ 。 私 も お腹 ペコペコ よ ! 」と 、さっさと 歩き 出した 。 珍しく 、綾子 の 先制 勝ち であった ……。
「──ねえ 、タクシー 拾おう 」と 、表 に 出る と 、珠美 が 言った 。 「この 荷物 だ よ ! とても じゃ ない けど ──」「分った 、分った 」夕里子 が 、北風 に 首 を すぼめ ながら 、「こう 寒くちゃ ね 。 でも 、空車 、来る かなあ 」年の瀬 であり 、しかも 道 行く 人 の ほとんど は 、大きな 買物 袋 を 下げて いて 、タクシー を 捜している 様子 。 「──あ 、お姉ちゃん !
来た ! 」と 、珠美 が 叫んだ 。 正に 、たった今 、客 を おろした ばかりの 空車 が 、走って 来た のである 。
「ついて る !
珠美 、停めて ! 」と 、夕里子 が 言った 。 綾子 は 、ちょっと ぼんやり して その タクシー を 眺めて いた 。
タクシー 。
──タクシー が どうかした 、と か …… 。 何 だった かしら ?
そう 。
あの 子 が 言った んだ 。
オレンジ色 の タクシー に は 乗ら ないで 、と ……。
走って 来る タクシー は 、オレンジ色 だった 。
「ちょっと 、タクシー !
」珠美 が 手 を 上げて 、その タクシー が 、三人 の 立っている 方 へ と 寄せて 来る 。 「 待って !
」と 、綾子 は 叫んで いた 。 「だめ よ 、その 車 ! 」「お姉ちゃん 、どうした の ? 」夕里子 が 目 を 丸く した 。 「だめ 、オレンジ色 の タクシー は ──」「ほら 、早く 乗ろう よ 」と 、珠美 が 、ドア が 開く の を 見て 、振り向いた 。 「何 して ん の ? 」「やめ なさい 、珠美 、乗っちゃ だめ 」と 、綾子 は 言った 。 「ええ ?
何で え ? 」「ともかく だめな の ! 」「だって ──」もめて いる ところ へ 、「ちょっと ごめんなさい 」と 、やたら 太った おばさん が 割り込んで 来た と思う と 、さっさと 、その タクシー に 乗り込んで しまった 。 「あ ──」夕里子 と 珠美 が 声 を 出す 間もなく 、その タクシー は 、走り出して いた のである 。 「あの ── T ホテル まで 」と 、綾子 は 、タクシー の 助手 席 に 座る と 、言った 。 「ね 、二人 とも 、何でも 好きな もの 食べて いい から ね 」後ろ に 荷物 に 埋れ そうに なって 座っている 夕里子 と 珠美 へ 、綾子 は 精一杯 愛想良く 微笑み かけた のだが ──。 返って 来た の は 、冷ややかな 恨み の こもった 視線 ばかり だった 。
綾子 としても 、妹たち の 気持 が 分らない で は ない 。
何しろ さっき の オレンジ色 の タクシー に 乗り そこねた おかげ で 、次の 空車 が 来る まで 、待つ こと 何と 三十 分 ! しかも 冷たい 木 枯 し の 吹く 中 である 。
でも ……私 に 怒った って 仕方ない でしょ 。
私 は ただ 、あの 奇妙な 男の子 の 言った 通り に した だけ なんだ もの 。
綾子 は 、充分に その辺 の 事情 を 、夕里子 たち に 説明 した のである 。
しかし 、それ を 聞いて 二人 は 、「そう ! じゃ 仕方ない わ ね 」と は ──言って くれ なかった 。 ま 、考えて みりゃ 当り前である 。
これ で 納得 しろ と いう 方 が 無理 だ 。 綾子 だって 、決して 、本気に していた という わけで は ない 。
ただ ──気 が 付いた とき に は 、妹 たち を 押し止めて いた のである 。
「本当に ねえ ……」と 、後ろ の 座席 で 、珠美 が 聞こえよがし に 独り言 (? )を 言って いた 。 「これ で 風邪 ひいて 肺炎 に なって 、哀れ 十五 の 身 で 一生 を 終える かも しれない わ 。 ──夕里子 姉ちゃん 」「何 よ 」「私 の 生命保険 、受取人 は 夕里子 姉ちゃん 一人 に しとく から 」「サンキュー 」「絶対に 、綾子 姉ちゃん に は 渡さないで ね ! 」「任し とき 」──聞いて いて 、綾子 は 、ため息 を ついた 。 私 は いつも 妹 二人 の 幸せ を 願って いる のに 、どうして こんなに 恨ま れる の かしら ?
でも ──仕方ない 。
イエス ・キリスト も 故郷 じゃ 嫌わ れた って いう し …… 。
大分 スケール の 違う こと を 考えて いる と 、急に 車 の 流れ が 悪く なった 。
「 おや 、 事故 だ な 」 と 、 運転手 が 言った 。 「 どこ どこ ?
」野次馬 根性 旺盛な 珠美 が 腰 を 浮かす 。 「──トラック と タクシー だ 。
ひどい な 、ありゃ 」交差点 の ど真中 。 十 トン 級 の 大きな トラック が 、タクシー を 半分 押し潰して 停って いる 。
見 知った 顔 を 見付けた らしい 、運転手 が 窓 を 下ろして 、隣 に 停って いる タクシー の 方 へ 手 を 振った 。
向う の 運転手 も 気 が 付いて 、窓 を 下ろす 。
「ひどい なあ 」「ああ 、ブレーキ が きか なく なった らしい ぜ 」「ブレーキ ? トラック の 方 か ? 」「いや 、タクシー さ 。 そのまま の スピード で 突っ込んで 、ガシャン 、だ 」「可哀そうに 。 ──助から なかったろう な 」「お客 も 死んじまった らしい ぜ 。 さっき 、救急車 の 奴 が 話してた 」「ふーん 。 運 が 悪かった なあ 」──警官 が 、夕里子 たち の 乗った タクシー に 、進め と 合図 を していた 。 「 おっと 。
じゃ また な 」「気 を 付けろ よ 」タクシー が ゆっくり と 走り出し 、交差点 の 真中 で 、ぶつかった まま に なっている トラック と タクシー の 傍 を 通る 。 「── 見て !
」と 、夕里子 が 声 を 上げた 。 トラック に 半分 潰されて しまって いる の は 、 オレンジ色 の タクシー だった 。
「お姉ちゃん 、あの 人 ──」と 、珠美 が 、言いかけて 、息 を 呑む 。 ちょうど 担架 に 乗せられて 、 タクシー の 客 が 運ばれて 行く ところ で 、 顔 は 布 で 覆われて いた が 、 その でっぷり した 体つき 、 コート に は 、 見 憶 え が あった 。
「── さっき 、 私 たち が 乗ろう と した タクシー だ 」 と 、 夕 里子 は 言って 、 珠美 と 顔 を 見合わせた 。 「綾子 姉ちゃん ……」「お 姉ちゃん 、さすが 長女 だ ね 」「だから 、私 も さっき から 言ってた でしょ 。 年上 の人間 の 言う こと は 聞く もん だ 、って ……」 と 、 言った の は 珠美 だった 。 綾子 の 方 は 、 「 ほら 見なさ い 」 と 言って やって も いい のだ が 、 正直な ところ 、 本当に あの タクシー が 「 危なかった 」 のだ と 分った ショック の 方 が 大きかった のである 。 「── でも 」 と 、 綾子 は 言った 。 「本当に 、いつも パパ が 出張 する と 、ろくな こと が 起らない の よ ね ……」そう 。 ──三 人 の パパ は 六 年 前 に 奥さん を 亡くして やもめ 暮し 。 娘 三 人 と 一緒に マンション 住い だが 、仕事 上 、出張 が 多い 。
ことに この ところ 海外 出張 が ふえて 、三 人 姉妹 だけ で マンション に いる こと が 多い のだ が 、この 年末 も 、急な 出張 に なって しまった 。
三 人 で 暮して いて も 、別に 困る こと は ない 。
三 人 と も 子供 じゃ ない のだ し 、特に 次女 の 夕里子 は しっかり者 だ 。
ただ ……この 三 人 姉妹 、何しろ よく 妙な 事件 に 巻き込まれ る と いう くせ が ある 。
「変な こと 言わ ないで よ 、お姉ちゃん 」と 、夕里子 が 言った 。 しかし 、その 言葉 も どうやら 空しく なり そうな 気配 であった ……。