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盾の勇者の成り上がり (The Rising of the Shield Hero ), 盾の勇者の成り上がり 01 Chapter 25

盾 の 勇者 の 成り上がり 01 Chapter 25

番外 編 槍 の 勇者 の 道化 道

俺 の 名前 は 北村 元 康 。

ひょんな 事 から 知って いる ゲーム の 世界 に 似た 世界 へ 跳躍 してしまった 大学生 だ 。

俺 は この 世界 に 伝説 の 武器 である 槍 の 所持者 として 召喚 さ れ 、勇者 として この 世界 を 救って ほしい と 頼まれた 。

……運 が 良い と 思う 。

何せ 知って いる ゲーム の 知識 で 上り 詰める だけ で 世界 を 救い 、ハーレム まで 形成 できる のだ から 。

「 お !

そこ の 君 、今 暇 ? 良かったら 俺 と 一緒に デート し ない ? 俺 が 今 いる の は 国 から の 依頼 を 斡旋 する ギルド と言う 場所 だ 。

ゲーム だ と 一 日 クエスト や イベント 、エピソード を 受ける 為 の 場所 だ けど 、この 世界 で は 冒険者 が 金銭 を 手に入れる 場所 で も ある 。

「 えー …… どうし よっかな ー 」

可愛い 女の子 が 俺 の 背負う 槍 に 目 を 向ける 。

「槍 を お 使い に なる のです か ?

「ああ 、何せ 俺 は 槍 の 勇者 だ から さ 」

槍 を 取り出し 目の前 で 変化 さ せる 。

これ ぞ 勇者 の 特権 !

この 変化 機構 で 身分 を 証明 する のだ 。

「 キャー !

本物 の 槍 の 勇者 様 です か ー ! 噂 は 聞いて ます よ 。 ステキー ! 女の子 は テンション が 上がって 黄色い 声 で 嬉しそうに 言う 。

へ へ 、今日 は 楽しく なり そうだ 。

「モトヤス 様 ー !

ギルド の 依頼 を 持って きました よ ! ナンパ 中 の 女の子 を 押しのけて 、赤い 髪 が 特徴 の 美少女 が 俺 に 依頼 の 巻き物 を 持ってきた 。

「すいません ね 。

モトヤス 様 は これ から 大事な お 仕事 が ある ので 、お帰り になって ください 」

「 で 、 でも ー 」

今 、俺 に 依頼 を 持ってきた の は マイン と いう 女の子 である 。

本名 は マルティ = S =メルロマルク と いう 名前 だ 。

実は この 国 の 王女 様 で 、盾 の 勇者 である 尚文 に 同情して 同行した が 、その 信頼 を 裏切られて しまった と いう 経緯 で 俺 の 仲間 に なった 。

まったく 、 あの 野郎 は とんだ 最低な オタク だ 。

異世界 に 来て いきなり 下半身 の 事 しか 考えられない なんて な 。

「 何 ?

あなた も モトヤス 様 に ご 同行 し たい の ? 次に 女の子 に 尋ねた の は レスティ 。

マイン の 学生 時代 から の 友人 らしい 。 マイン を 仲間 に して 数日 した 頃 に 仲間 に して ほしい と 言ってきた 子 だ 。 顔 は マイン より も 若干 劣る 。 ま 、美少女 に は 辛うじて 入る か な 。 マイン を 90 点 と する と 80 点 と 言う 所 だ 。

「モトヤス 様 と の 冒険 は 厳しい わ よ 。

あなた に ついて 来れる かしら ? と 、応援 して くれた 子 の 名前 は エレナ 。

冒険 を 開始 して から 一 週間 後 に 仲間 に なった 女の子 だ 。 マイン と レスティ 以外 で 長く 俺 の 仲間 を 続けて くれて いる 。

それ から 結構 メンバー が 入れ替わって いる 。

この 世界 に 来て から まだ 三 週間 か そこ 等 なのに 入れ替わり が 激しい 。

ま 、ネット ゲーム で の 出会い も こんな もん だ し 、気 に してたら 始まらない か 。

最初の 数 日 は 何 人 か 仲間 に して くれ と 志願 して きた のだ けど 、加入 後 、数 日 で 逃げる ように いなく なって しまった 。

男 は どうでも 良い けど 、気 を 使って 接した はずの 女の子 まで 出て 行く 。 何 人 入れ替わった か 覚え きれ ない な 。 一応 理由 は 合わ なかった から と 居心地 悪 そうだった 。

ま 、下手に 粘着 質 な 女 は ゴメン だ けど ね 。

そう そう 、 今日 は 俺 が 異 世界 に 召喚 されて 三 週間 目 の 節目 の 日 だ 。

と なる と 彼女 達 と 一緒に お 祝い を する の が 良い 。

そう だ 、そうに 決まって いる 。

「君 も 一緒に 来る かい ?

「は 、はい !

「じゃあ 、行こう か 。

君 の 名前 は ? 「ラ 、ライノ です 」

「そう か 、じゃあ ライノ ちゃん 。

一緒に 行こう 」

俺 は ライノ ちゃん の 手 を 握って パーティー 要請 を 送った 。

ライノ ちゃん も それ に 同意 して パーティー に 加入 する 。

「……」

マイン が なんか ライノ ちゃん を 睨んで いる ような 気 が して 振り向く と 、そんな 顔 は して い なかった 。

やさし げ な 笑み を 浮かべて いる 。 マイン が そんな 顔 を する 訳無い よ な 。

「で 、マイン 。

次の 依頼 は なんだい ? 「えっ と 、南西 の 村 で 飢饉 が 起こって いまして 、そこ へ 食料 を 配給 する 馬車 の 護衛 です 」

お ?

この 依頼 は 聞き覚え が ある ぞ 。

ゲーム で も あった ギルド の クエスト 。

発注 時期 は ……そうい や この Lv帯だったな。

「 わかった 。

いつ どこ で 馬車 が 待って いる んだ ? 「明日 の 朝 に 出発 する そうです 。

場所 は この ギルド の 倉庫 前 だ そうです 」

「 了解 。

じゃあ それ まで 暇だ な 、 少し Lv 上 げ を して 、 夜 は 豪勢に 行こう じゃない か 」

「「「「 キャー !!」」」」

マイン 達 が 黄色い 声 を あげて 喜ぶ 。

は は 、どこ の 世界 の 女の子 も 遊ぶ の が 大好き だ な 。

それ に 今日 は ちょっと した 催し も して あげよう と 思う し 。

「じゃあ 、みんな 行く ぞ !

「「「「は ー い !

」」」」

この 辺り で 効率 の 良い 狩り 場 に サクッと 到着 。

魔物 の 群生 する 地域 を 重点的に 回って 狩り を 始める 。

さっそく 魔物 が 現れた 。

スカイブルーウィング という 鳥型 の 魔物 だ 。

飛行 能力 が 低く 、同じ 鳥類 の 魔物 である フィロリアル の 様 な 足 の 速さ も 無い 。

その 割に 経験値 が 良い 。

Lv 30 から 40 まで の 間 だ と 非常に 効率 の 良い 相手 だ 。

「じゃあ 君たち は 下がって いる んだ 」

「「「 はい !

応援 して ます 」」」

「 え ?

ライノ ちゃん は 俺 の パーティー に まだ 慣れて いない ようで キョトンと した 表情 で 佇んで いる 。

「可愛い 君 達 に 血生臭くて 汚い Lv 上げ の 戦い は 似合わない 。

だから そこ で 応援 して いて くれ 」

「は 、は あ ……」

よ !

エアストジャベリン を 放ち 、スカイブルーウィング を 仕留める 。

「「「 キャー !

モトヤス 様 ステキー ! 」」」

マイン 達 の 応援 で やる 気 が 向上 して いく 。

「あ 、モトヤス 様 !

また 現れ ました よ 」

「 おう !

「今度 は こっち です !

「 おう !

「モトヤス 様 、喉 が 渇き ました 」

「 おう !

「モトヤス 様 、お 菓子 ください 」

「 おう !

「モトヤス 様 、私たち 、座って 休んでます ね 」

「 おう !

と 、今日 も 楽しく 狩り 場 で Lv上げをした。

俺 の Lvが43に上がり、マインのLvが39になった。

レスティ が 今 38 で エレナ は 35 。

新しく 入った ライノ ちゃん は まだ 20 だ 。

「 ふう 。

今日 は これ くらい に して 帰ろう か 」

適度に 汗 を かいた 俺 は 、日 が 沈む 前 に 狩り を 終えて 町 へ 戻る 。

「今日 も 大変 でした ね 」

「ああ 、君たち の 応援 が 無かったら きつかった よ 」

「……?

ライノ ちゃん が 首 を 傾げて いる 。

どうした と いう のだろう か ?

まさか 泥臭い Lv 上げ なんて し たかった の か な ?

いやいや 、女の子 が そんな 事 を 望む はず 無い じゃないか 。

「じゃあ 日 が 沈んだら 宿 で 落ち合おう 」

「わかり ました 。

では 私 達 は エステ に 行って きます わ 」

「ええ 、ごきげんよう 」

「 それでは 」

「は ぁ ……」

ライノ ちゃん は 気乗り して いない 様子 だ が 、女の子 同士 で 親睦 を 深める んだろう 。

同性 の 友情 に 横槍 を 入れる 程 俺 は 無粋 じゃ ない さ 。

さて 、今日 は 仕込み を し なくちゃ いけない んだ 。

足早に 市場 に 行って 食材 を 集め ない と 。

「あ 、モトヤス 様 。

ただいま 帰り ました 」

宿 の 店主 に マイン 達 が 来たら 厨房 へ 来る よう 言付けて おいた んだった 。

「あの 、どの 用 で 厨房 へ ?

「ああ 、ちょっと サプライズ が ……あれ ?

ライノ ちゃん は ? 「それ が 、どうも 今日 の 魔物 退治 で 私達 の パーティー と は ソリ が 合わない 事 を 理解した ようで 、『ありがとう ございました 。

また 機会 が あったら よろしく お 願い します 』と 去って 行きました 」

「そ 、そう か 」

また か 。

どうも みんな パーティー に 馴染め ない みたいな んだ よ なぁ 。

マイン 達 は 元々 お姫様 や 貴族 出身 だ から ソリ が 合わ ない の か な ?

それ でも 仲 良く して 欲しい のだ けど ……だって 俺 の パーティー は 平等 だし ! 皆 等しく 愛して いる し な 。

「それ で 今夜 は どう した のですか ?

「ああ 、今日 で 俺 が この 世界 に 召喚 さ れて 三 週間 な んだ 。

だから みんな で 祝おう と 思って 料理 した んだ 」

「へ ー ……」

マイン が 俺 の 作った 料理 を 一 瞥 する 。

元 の 世界 の 料理 だ から マイン 達 の 舌 に 合う か は わから ない けど 、味 は 保証 できる 。

生まれて この 方 、 作った 料理 を 不 味 いって 言われた 事 が 無い 。

これ でも 俺 は 天才 的に 料理 得意だ し 。

何でも 出来る し 、女の子 に も モテる し 。

「料理 も 出来る なんて 凄い で すね !

何でも 出来る モトヤス 様 を 尊敬 し ます ! 「ええ 、素晴らしい 才能 、さすが 勇者 様 です わ !

「そう です !

見て いる だけ で お腹 が 鳴り そうです わ ! 「だ ろ !

じゃあ いっぱい 食べて くれ 」

俺 の 自慢 の 料理 を みんな 美味しい と 食べて くれた 。

でも ちょっと 作り 過ぎた か な 。

結構 残って しまった 。

さーて 、俺 の 夜 は まだ 終わって 無い ぜ 。

さすが に マイン 達 は 夜 の 遊び を する 余裕 は ない みたいだ し 、 酒場 に 遊び に 行 こ ー 。

宿 を 出て 町 の 裏 路地 を 歩いている と 、歓楽街 の 闇 の 部分 である 地区 を 通りかかる 。

「 あ …… あ 、 や 、 やめ ……」

絶賛 プレイ 中 と いう 声 が 小屋 から 聞こえて くる 。

凄い 繁盛 して る な 。

何 処 も 卑猥 な モノ を 喜んで 見世物小屋 に する 店 が 存在 する んだ よ な 。

ま 、しょうが無い か 。 正義 面して 乗り 込んだ って 、見世物 に さ れて いる 女の子 は 仕事 で やって いる 訳 だ し 。

なんか ライノ ちゃん の 声 に 似て いる けど 、他人 の 空似 に 決まってる 。

曲りなりにも 冒険者 だ し 、ちゃんと 考えて いそうな 子 だった から な 。 こんな 所 に いる はず が ない 。

「い 、いや ああ ……誰 か 、誰 か 助けて !

今日 の プレイ は 演技 が かって いる なぁ 。

なんて 思い ながら 店 から 聞こえる 声 を 聞き流して 良 さ そうな 酒場 を 物色 した のだった 。」

「う 、うわ ああ ああ !

「こ 、こいつ 強い ぞ !

それ に あの 槍 ……」

「まさか 、槍 の 勇者 な んじゃ 」

「悪人 に 名乗る 名 は 無い !

翌日 から 始まった 食料 運搬 から 始まる 飢饉 の 村 復興 の クエスト 。

その 積み荷 を 運んで いる 最中 に 遭遇 した 盗賊 を 俺 が 倒す 。

「さすが です わ モトヤス 様 !

ステキー ! 「ええ 、なんて 槍 捌き 、盗賊 が 赤子 の ように 簡単に 倒さ れ て 行く 姿 に 私 、惚れ なおし ました 」

「素敵 です !

「 は は は 、 そんな 褒める な よ ー 」

盗賊 達 を 縛り 上げ 、そのまま 近く の 村 の 自警団 に 突き出した 。

確か リユート 村 だった か 。

「 ん ?

尚 文 みたいな 奴 が 、ちょっと 小汚い 女の子 を 連れて 山 の 方 へ 歩いて 行った ように 見えた 。

気 の 所 為 か ?

しっか し 、一緒に 居る 子 、田舎 臭い し 可愛くない なぁ 。

ま 、良い や 。

出発 しよう 。

それ から 俺達 は 飢饉 に 見舞われている 村 に 到着した 。

「おお ……食料 だ 。

ありがとう ございます 。 槍 の 勇者 様 」

「どう って こと ない 。

さ 、みんな ちゃんと 分け あう んだ 」

村 の 連中 が 俺達 が 持ってきた 積み荷 に 群がって くる 。

飢えて ガリガリ に なって いる 子供 も いる 。

見て いる と 心苦しい な 。

やはり ここ で の クエスト は 成功 させ ねば ならない 。

と は いえ 、その 前 に 。

「君達 、可愛い ね 。

ちょっと お 茶 でも し ない ? 「は ぁ ……」

やはり 何 処 の 世界 でも 女の子 は 可愛い よ ね 。

ちょっと 疲れた から その 日 は 宿 で 一泊 する こと に した 。

翌日 、朝 早く に 起きた 俺 は 寝ている マイン 達 の 部屋 に 侵入 。

「ん ……む ー ……ざま ……ぁ 」

マイン の 寝顔 を 堪能 。

変な 寝言 だ な 。

ついでに 顔 に 落書き して おこう 。

起きたら 驚く ぞ ー 。」

マイン へ の いたずら の 制裁 と して 顔 に ビンタ 跡 を 付けた 俺 に 村長 が 尋ねる 。

「この 飢饉 を 止める 為 に ちょっと な 」

「モトヤス 様 、今日 は 何 処 へ 行く のですか ?

「近く の ダンジョン だ よ 。

そこ に この 村 を 救う アイテム が 眠って いる 」

「さすが モトヤス 様 、博学 で ございます ね !

「そう 褒める な よ 。

さっそく 行こう ぜ 」

そう 、この 村 の クエスト は 近く の ダンジョン 。

遺跡 に 解決 の 糸口 が 眠って いる 。

本来 は 解決 の 手段 を 城 の 書庫 まで 行って 調べ ない と いけない のだ けど 、又聞き で 攻略法 を 知っている 俺 から すれば そんな 面倒な 事 を しないで 済む 。

それ に 、被害 が 大きく なる 前 に ここ を クリア すれば 被害者 を 最小限 に 抑える 事 が できる 。

と 、そんなこんな で 目的 の 遺跡 へ 到着 した 。

遺跡 は 全部 で 三 階層 。

攻略 Lv は ソロ で 30 。 割と 最初の 方 の クエスト だ 。

もちろん 、ゲーム だ と ここ は インスタントダンジョン の 扱い で 難易度 を 設定 できる 。

インスタントダンジョン って の は パーティー だけ で 挑む 事 の 出来る マップ みたいな もの だ 。 この ダンジョン 内 で は 他の プレイヤー に 遭遇 する こと なく 、最初に 入った メンバー で 攻略 できる 。 正直 、現在 の Lvならクリアだけなら余裕だ。

遺跡 は 石 造り で 村 を 出て 一 時間 程 歩いた 所 に あった 。

若干 風化 した 赤い 土 の 色 を した 崖っぷち だ 。 ゲーム 知識 通り だ 。

埃 臭い 遺跡 の 中 に 入って 、入口 の 燭台 に 火 を 灯す 。

ここ の ダンジョン は ちょっと した 仕掛け が ある んだ よ な 。

「道中 、そこ まで 危険 な 魔物 は 出て こない し 、今 の 俺達 なら 余裕 だ 」

「「「 はい !

」」」

さて 、ここ の ダンジョン の 仕掛け と 言う の は 侵入 した 時 に 灯した 火 が ポイント と なっている 。

成功 も 失敗 も 全て そこ に 関わって いる 。

失敗 したら 最初 から やり 直し だ 。

どんな 仕掛け か と 言う と 、その 火 が 消える 前 に ダンジョン の 一番 奥 に 居る 守護者 の ゴーレム を 倒さ ない と いけない と いう もの 。

ゲーム だ と 三十 分 だ 。

それ まで に 最下層 まで 下る 必要 が ある 。

ま 、迷路 と 言って も 知識 通り に 行けば 迷い は し ない 。

何 通り か パターン が ある けど 、全部 暗記 している 俺 から したら 造作 も ない 。

と 、思って いた が 、何 回 か 行き止まり に 当たった 。

おかしい な 。

ゲーム で は 正解 の ルート の はず だった の だ けど 。

でも 時間 内 に 遺跡 の 最奥部 に 到着 。

ひんやり と した 空気 が 辺り を 支配 して いる 。 壁 の 石 も 青く 、透明な 色合い を していて 、氷 で 作られた かの ような 幻想的な 光景 だ 。

「わ ぁ ……」

マイン 達 が 辺り を 見渡し ながら 声 を 漏らす 。

「さて 、あそこ に 宝箱 が ある だろ ?

俺 は 遺跡 の 最奥部 に ある 豪華な 宝箱 を 指差す 。

「 はい 。

中 に は 何 が ある のです か ? 「あの 村 を 救う 奇跡 の 種 が ある んだ 。

だけど その 前 に 種 を 守る 守護者 が いる 」

「 え ?

そう な んです か ? 「ああ 、宝箱 に 近づく と 上 に ある レンガ の 塊 が 降ってきて ゴーレム に なる 。

大丈夫 、そこ まで 強く ない から 君たち は 魔法 で 援護 して くれれば 良い 」

「わかり ました !

「応援 して ます !

「さすが モトヤス 様 !

まるで 全て を 知り尽くして いる か の ようです わ ! 「は は は 、そう 褒める な 」

と 、打ち合わせ を した 俺たち は 宝箱 に 近づく 。

もちろん 、俺 が 先行 し 、マイン 達 に は 離れて 貰って いる 。

そして 予想 通り に ゴーレム が 降って きた 。

「 グオオオオオオ ……」

石 造り の ゴーレム が 高らかに 腕 を 持ち 上げて 俺 に 狙い を 定める 。

「さ せ ませ ん わ !

ウイングブロウ ! 「エアスト ・アクアショット !

「 頑張って ー !

マイン 達 の 魔法 援護 と 俺 の 必殺 スキル 、乱れ 突き で ゴーレム は 一 度 分解 する 。

そして ゴーレム が いた 場所 に ゴーレム の 核 が 浮かんで いる 。

「よっ と !

俺 は ゴーレム が 再生 する 前 に その 核 を 真っ二つ に 槍 で 切断 した 。

「よし 、どんな もん よ !

「さすが です わ モトヤス 様 !

「ええ 、あの 大きな ゴーレム が いとも 容易く 」

「素晴らしい です わ !

みんな が 俺 を 褒めたたえる 。

「いや あ 。

それほど でも 、ある けど ! ハッハッハー ! さーて と 、さっそく 宝箱 を 開けて 奇跡 の 種 を 手に入れる ぞ ー 。

と 、思った その 時 。

ゴゴゴ と 地響き が 鳴って 、足元 が 揺れる 。

「な 、なん です の !?」

「 地震 ?

「こ 、これ は ……」

非常に イヤな 予感 が する 。

「おかしい ぞ 。

失敗 は 無い はず だ 」

「ど 、どうした の です か ?

「失敗 した 時 、遺跡 が 陥没 して 落ちる んだ 。

もちろん 、脱出 ルート は ある けど 、最初 から やり 直し に なる 。 脱出 まで 、ペナルティダンジョン を やら さ れる けど 」

もちろん 、こっち の ダンジョン で しか 手に入らない レアアイテム も ある けど 無理に やる 必要 も ない 物 だ 。

というのも 昔 、俺 が やって いた MMOのベータ版はこのイベントを起こして出る敵から手に入るレアアイテムが最強装備だったが、今では下級装備だ。

「 え ?

俺 は 首 を 傾げる 。

おかしい な 、攻略 時間 は 十分 ある はずだ 。

「失敗 条件 って 何 なのです か ?

「遺跡 に 入った 時 の 部屋 で 明かり を 灯した ろ ?

あれ が 点いて 無い 時 に ゴーレム を 倒す 」

もちろん 、時間 制限 内 に 消えて しまった の なら 点け 直し に 行って も 大丈夫な 作り だ 。

難易度 を あげた 場合 は 戦闘 時間 の 関係 で 必要に なる 。

「 え ……?

マイン の 声 が 裏返った 。

「 どうした ?

「あ 、必要 ない と 思って 消して 来て しまい ました 」

「な 、何 ぃ いい いい ー !

俺 が 言う と 同時に 床 が 抜けて 、みんな 落ちて しまった 。

「 うわ ああ ああ ああ ああ ああ ああ あ 」

「「「きゃあ ああ ああ ああ ああ ああ ああ ああ ああ 」」」

滑り台 の ような 作り を した 分断 トラップ 。

あみだ くじ の ように 俺 たち は 滑り落ちて 行って しまう 。

「マ 、マイン !

「モトヤス 様 ー !

手 を 伸ばす より も 先 に 、壁 に 阻まれ 、俺たち は 分断 されて しまった 。

この パターン だ と 、合流 ポイント は ……。

マップ を 頭 に 思い浮かべて 走り出す 。

マイン 達 で 倒せ ない ような 強い 魔物 は この ダンジョン に は い ない 。

だけど 急いで 合流 する に 越した こと は ない だろう 。

「……で さ ──」

声 が 聞こえて くる 。

「まったく 、あの チャラ 男 は もう 少し 人 に 説明 しろ って の 」

「いっつも 私達 の 胸 か 尻 しか 見て ない わ よ ね 。

私 、鳥肌 立った 」

「今日 なんて 私 の 顔 に 落書き した の よ 。

身の程 を 知り なさい って の 」

「でも 馬鹿 だ から 利用 しがい ある わ よ ね 。

お 金 くれる し 勇者 だ から 贅沢 し 放題 」

「 ね ー 」

「 それにしても 昨日 の アレ は 無い わ よ ね ー 」

「 ね ー 」

「 私 、 舌 肥えてる し ー 異 世界 の 土 臭い 料理 と か あり えない から 」

「 ね ー 」

「しっかし 、この 前 、私達 の 仲間 に なろう と した あの 女 、見物 だった わ よね 」

「そう ね 。

自分 が 売られた なんて 露 知らず 、エステ だって 説明 した 店 に 手錠 付けられて 入って 行く んだもの 、笑い を 堪える ので 大変だった わー 」

確か 、この 洞窟 って 裏切り も テーマ に 入って た んだった か 。

三 割 の 確率 で 仲間 の 声 を 真似る 、ボイスゲンガー と いう 影 の 魔物 が 出現 する んだ よ な 。

聞く 者 に とって 信じ られ ない イヤな 事 を 、さも 真実 だ と 思わ せる 設定 だ 。

もちろん ゲーム で は 声 が 聞こえる ので は なく 、状態 異常 の 混乱 に 掛かる 。

俺 の 耳 だ と 、マイン 達 の 声 で とんでもない 事 を 言っている ように 聞こえる 。

曲がり角 を 曲がる と 、そこ は 少し 大きな 広間 に なって いた 。

そこ で マイン 達 が 蝙蝠 型 の ボイスゲンガー を 倒し 切って 休んで いる 。

「あ 、モトヤス 様 !

「ああ 、君達 、大丈夫だった か ?

ここ の 魔物 は 人 を 誘惑 する 危険な 魔物 だった けど 」

「 はい !

そう か 、俺 が 到着 する 前 に 全部 倒し切った か 。

それ は 良かった 。

「これ から どう し ましょう 」

「大丈夫 、こっち だ 」

俺 は 脱出 用 の 通路 を 指差し 、通路 から 一 度 外 へ 出た 。

僅か 数 時間 しか ダンジョン に 入って いない のに 、太陽 の 日差し が 眩しく 感じる 。

「とりあえず 、君達 は 遺跡 の 入り口 で 火 の 番 を して いて くれ 。

俺 が 急いで 攻略 して くる 」

「わかり ました わ 、モトヤス 様 !

「ええ 、私達 、命 に 代えて も 火 を 見守って ます わ !

「お 任せ ください !

「 おう !

こうして 俺 は もう 一 度 ダンジョン に 挑み 、奇跡 の 種 を 獲得 した 。

ついでに ゴーレム の 核 や 岩 を 槍 に 吸わ せる 。

解放 さ れた 槍 は 本来 は ドロップ 品 の もの だ 。 あんまり 良い 武器 で は ない けど 。

装備 ボーナス は ステータス アップ 。

これ は 後回し で 良い な 。

「これ は ?

「植える と みるみる 育つ 奇跡 の 種 だ 。

この 村 の 飢饉 を 解決 させる 事 に 一役 買って くれる はずだ 」

「そ 、そんな 種 が ?

「ああ 、この 村 の 近く に ある 遺跡 に 眠っていた もの だ 。

大事に して くれ よ 」

「確か あの 遺跡 は 凶悪な 錬金術 師 の 封じた ……」

「 なんだ ?

「いえ 、何でも ありませ ん 。

槍 の 勇者 様 の 言う 事 な のです から 間違い なんて 無い でしょう ! 村長 は 笑顔 で 種 を 畑 に 植える 。

植えた 奇跡 の 種 は みるみる 伸びて 果実 を 実らせた 。

村人 たち が 感嘆 の 声 を あげる 。

「「「ありがとう ございました !

槍 の 勇者 様 ! 」」」

「 はっはっは 、 全て は人々 の 為 、 勇者 は 世界 を 救う !

人助け と は 実に 気分 が 良い もの だ 。

「あ 、モトヤス 様 、私 、Lvが40になりました」

「 お ?

そう か 、じゃあ 他の 二人 の Lvを40にしたらクラスアップしに城下町に戻ろうじゃないか! 勇者 は クラス アップ の 必要 が 無い の が ゲーム と 違う ところ だ けど 、マイン 達 に は ある んだ 。

クラス アップ と 言う の は 限界 Lvになったのを引き上げるのと、能力を大幅に上昇させる儀式だ。

龍 刻 の 砂時計 で 行う 事 が できる 。

マイン は 魔法 が 得意 だ から きっと ゲーム で 言う 魔法使い の はず 。

なら 上級 職 の 魔術士 に させよう 。 知識 から 言って 俺 が 選んだ 方 が 強く なれる し 。

「 はい !

「 ええ !

やっと クラス アップ です ね 」

「これ で ますます 、私達 も 強く なって モトヤス 様 を 応援 する のに も 力 が 入ります わ !

「 おう !

俺 は 高らかに 拳 を 天 に 上げて 、冒険 の 成功 を 喜ぶ 。

そして マイン の 尻 に 手 を 回して 揉んだ 。

「 い ──、 まったく 、 モトヤス 様ったら ー 戯れ は 程々に して ほしい です わ 」

「は は は 」

いや ぁ 。

異世界 の 日々 は 楽しい な 。

ゲーム 知識 で 何でも 思い通りに 事 が 運ぶ し 、女の子 に モテモテ だし 。

この 世界 に 来る 前 の 、俺 を 殺した 陰湿な 女 は 何 処 に も い ない 。

楽しくて しょうがなくて 笑い が 止まら ない 。

波 まで 後 六 日 、波 を 鎮める の が 楽しみに なってきた 。

こうして 俺 達 は Lv 上 げ を し ながら 、 一 日一日 を 楽しみ ながら 、 城下町 へ と 向かう のだった 。

四 聖 武器 書 に 語られる 槍 の 勇者 の 特徴 は 、仲間 想い 。

仲間 想い と 妄信 の 違い を 理解 し ない まま 進んだ 先 に 待つ は 、如何 なる 運命 か 。

今 の 彼 は 真 なる 勇者 で は 無い 。

槍 の 勇者 の 身体 を 持つ 道化 である 。

都合 の 悪い 意見 を 聞き流し 、それでも 仲間 を 信じている 彼 は 後に 大きな 障害 に 巻き込まれて 行く 。

この 物語 を 受け継ぐ の は 神 の 鳥 を 連れた 聖人 である 。

それ すら も 大きな 波 を 止める に は 足り 得 ず 。

やがて 何もかも 滅び の 波 に 掻き消さ れ て いく ……。

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