×

우리는 LingQ를 개선하기 위해서 쿠키를 사용합니다. 사이트를 방문함으로써 당신은 동의합니다 쿠키 정책.

신년 할인 최대 50% 할인
image

人工知能は人間を超えるか (Will AI surpass human?), 人工知能は人間を超えるか Chapter 07 (4)

人工知能 は 人間 を 超える か Chapter07(4)

さらに 、「顧客 が 何 が ほしい か 」が わかる ように なり 、商品 開発 に も サービス の 提供 に も 活かされる ように なる 。

そして 、顧客 の 変化 や 社会 環境 の 変化 に 対して の 対応力 が きわめて 早く なる 。

当初 、生物 は 、単純な 反応 系 として 、情報 を 入力 し 、処理 し 、行動 として 出力していた (たとえば アメーバ など の 生物 を 想像する と よい )。

ところが 、その 情報 が リッチ に なり 、たくさんの データ で 世界 を 見られる ように なった 。 特に 「眼 の 誕生 」は 強烈 で 、それゆえに 、捕食者 から いかに 生き延びる か 、身 を 隠す か といった 生物 の 戦略 が 多様化 し 、5億4200万 年 前 の カンブリア紀 における 生物 の 多様性 の 爆発 (カンブリア爆発 )の 契機 と なった という (*注 56 )。

企業 活動 も 同じ で 、ビッグ データ に よって 、企業 を 取り巻く さまざまな 環境 を とらえられる ように なった 。 まさに 「眼 の 誕生 」だ 。

センサー が 発達 した 結果 、企業 は さまざまな 戦略 を とれる ように なる 。

そして 、次に 来る の は 「脳 の 進化 」である 。

センサー の 情報 から 、「草 が 不自然に 動いた から 敵 が いる かも しれない 」といった 形 で 、ほか の 生物 が とらえられない ような 情報 を とらえ 、生存 に 活かす 。 変わり ゆく 環境 に おいて は 、抽象 化 能力 が 高ければ 、少ない サンプル 数 で 適応 する こと が でき 、生存 確率 が 上がる 。

実は 、このような 産業 構造 に おける 競争力 の 議論 は 、2008年 の 経済産業省 産業構造 審議会 の 「知識 組替え の 衝撃 ─現代 産業 構造 の 変化 の 本質 」と いう 報告書 の 中 でも 行われている 。 そこ で は 、日本 経済 に 欠けている の は 、「グローバル 化 等 の 構造 変化 が 進む なか で 、個別 の 強み を 業種 、組織 、市場 (国境 、地域 )、技術 分野 、ものづくり /サービス の 境界 等 を 超えて 展開し 、組替える こと に よる 、グローバルな トレンド を つくる 力 」だ と されている 。 まさに 知識 の 転移 である 。

経済 を 、産業 構造 と いう 視点 から 見た 分析 と 、人工 知能 における 抽象化 の 仕組み と いう 視点 から の 分析 が 、ほぼ 同じ 答え と なる のは きわめて 興味深い 。

その 背景 に は 、 資本 主義 経済 に も 、 生物 の 生き残る 環境 の いずれ に おいて も 、「 予測 性 が 高い もの が 勝ち残り やすい 」 と いう 本質 的 な 競争 条件 が ある こと 、 その ため に 選択 と 淘汰 と いう 原理 が 採用 されて いる こと ( エーデルマン 氏 が 脳 の 中 でも 予測 性 が 高い か どう か に よる 選択 と 淘汰 が 働いて いる と 述べた こと は 前述 した )、 そして 、 抽象 化 に よって 知識 を 転移 させる と いう こと が 、 変化 する 環境 に 対応 する 極めて 強力な 武器 である こと と いう 共通 点 が ある から で は ない か と 思う 。 だが 、技術 の 独占 に 対する 警戒 も 必要 である 。

人工 知能 は 「知能 の OS (オペレーティングシステム )」と 言う こと が できる かも しれない 。

汎用 的な 特徴 表現 学習 の 技術 が 土台 に あって 、その 上 に 、さまざまな 機能 を 実現 する アプリケーション が 載っている イメージ だ 。

特徴 表現 学習 など の 学習 アルゴリズム が 基盤 に なって いれば 、アプリケーション の 部分 で どういう 機能 を 追加 する か は 、実は それほど 難しい こと で は ない 。

逆に 言う と 、特徴 表現 学習 の 部分 を 特定の 企業 に 握られたり 、ブラックボックス 化 されたり する と 、非常に やっかいな こと に なる 。

特徴 表現 学習 の アルゴリズム が オープンに なら ず 、「学習済み 」の 製品 だけ が 製造 ・販売 さ れる こと に なる と 、リバースエンジニアリング で 分解 したり 動作 を 解析 したり して 仕様 や 仕組み を 明らかに する こと が 不可能である 。

たとえば 、学習 は 、学習 アルゴリズム を 秘匿 した まま どこか の 工場 で やって 、学習 済み の 製品 だけ が 販売 される 。

ロボット なら 分解 すれば 構成 部品 や 要素 技術 が わかる し 、アプリケーション なら その 動作 から 中身 を 推測 する こと が できる が 、学習 結果 から 学習 アルゴリズム を 推定 する の は ほぼ 不可能 である 。

ちょうど 、人間 の 脳 を いくら 調べて も 、知能 の アルゴリズム が わからない の と 同じ である 。

汎用 的な OS を 押さえて おく と 、何 が 有利な の か 。

土台 が できて いれば 、アプリケーション の 開発 と 修正 ・更新 が 圧倒的な スピード で 実現 できる こと だ 。

人工知能 を 使った 自動運転技術 が 実現した として 、たとえば 道路交通法 が 変わった とか 、異常気象 で 暴風雨 に 襲われ 想定外 の 大雪 が 降った とか 、スイス の 山岳地帯 用 に カスタマイズ しなければ いけない という とき に 、個別 の 状況 を 想定して ルール を 書き換える より も 、すでに 学習 さ れた 特徴表現 を 使って 学習した ほうが 圧倒的に 早い 。 すでに 基本的 な 運転 技術 が 身 に ついて いれば 、 特殊な 状況 に ついて 学習 する だけ で すむ ので 、 手早く 修正 する こと が できる はずだ 。

データ を たくさん 持って いる 企業 が 、高い レベル の 特徴 表現 学習 の 技術 も 手 に 入れる と 、ほか の 企業 も そこ に データ を 集め ざる を 得なく なる 。

なぜなら 、その 企業 に 頼めば 、「よい 特徴 表現 」が 得られ 、さまざまな アプリケーション を つくり やすく なる から だ 。 その 結果 、少数 の プレイヤー が 市場 を 席巻 する こと に なる 。

汎用 的な OS 部分 を 独占 すれば 、各種 機能 を 実現 する アプリケーション の 製造 コスト は 劇的に 下がる 。

パソコン 時代 に OS を マイクロソフト に 、 CPU を インテル に 握られて 、日本の メーカー が 苦しんだ ように 、人工知能 の 分野 でも 、同じこと が 起きかねない 。 そして 今回 の 話 は 、ほぼ すべて の 産業 領域 に 関係する という 意味 で より 深刻であり 、いったん 差 が つく と 逆転する のは きわめて 困難だ 。

図 31 に 短期 と 中長期 に 分けて 、課題 を 5つ挙げている。

第 1 に 、日本 において は 、データ の 利用 に 関して 非常に 警戒感 が 強い 。

個人 情報 保護 や プライバシー を 強調 する あまり 、ビッグ データ の 利用 を 過度に 警戒 ・抑制 する 論調 が 日本 で は 根強い 。

今後 、領域 を またがって データ を 活用 する 「ミクロ の 知識 転移 」が 競争力 に なる 時代 に は 、こうした 論調 も 少しずつ 変えて いかなければならない 。

第 2 に 、データ の 利用 に 関する 法 整備 が 遅れて いる 。

海外 に 目 を 向ける と 、グーグル は 検索 履歴 を はじめ として さまざまな 情報 を ためている 。

アマゾン は 購買 データ 、フェイスブック は 人的 ネットワーク の 膨大な データ を 持つ 。

プライバシー 保護 の 技術 や 事例 の 構築 など 、さまざまな 試み が 行われている が 、もう 少し 根本的に 考える 必要 が ある の かもしれない 。 データ を 1 社 が 管理 して いる のであれば 許さ れ 、これ を 複数 社 が 持って いれば 使い方 は 大きく 制限 される 。

これ は いったい 何 が 違う のだろう か 。

利用者 が 「ある 会社 を 信頼 する こと 」と 、「その 会社 が データ を 提供 する 別の 会社 を 信頼 する こと 」が 異なる から だろう 。

自分 は A 社 を 信頼 して も 、それ が A 社 の 取引先 の B 社 を 信頼 した こと に は ならない 。

つまり 、データ の 使い方 (管理 体制 だけ でなく 企業 活動 の 目的 も 含め )に 関する 推移律 の 問題 なのである 。

そういった 制度 設計 を 世界 に 先駆けて 実行 する こと は 、日本 の ように 「情報 を 横 に 束ねる 」プレイヤー が 少ない 状況 で は 不可欠で は ない か と 思う 。

第 3 に 、日本 特有 の 問題 である が 、モノづくり 優先 の 思想 が 挙げられる 。 鉄腕 アトム や ドラえもん が 国民的 な 人気 であり 、日本 では ロボット づくり は 盛んだ が 、人工知能 という と ピンと こない という 人 も 少なくない 。

情報 技術 の 中 でも 、特に OS や ウェブ 技術 など 、見え ない もの に 対する 理解 は 得られ にくく 、人工 知能 も 見えない もの だ 。 しかし 、人工 知能 の 研究 は 、ロボット の 脳 の 研究 で も あり 、人工 知能 が 今後 、ロボット づくり でも 重要 に なって くる こと は 間違い ない はずである 。

世間 の 注目 が 高い こと で 少しずつ 変わってきた が 、これまで 人工 知能 研究 が 冬 の 時代 を 迎える たび に 、研究者たち は 苦渋 を 舐めてきた 。

当時 を 知る 人 たち から する と 、人工 知能 の 未来 に ついて 、悲観的に ならざるを得ない のも 理解できる 。

一方 で 、世間 の 期待感 が 高すぎる の も 問題 である 。

学会 全体 として 社会 に 対する 適切な 「期待値 コントロール 」が 必要だろう 。

第 5に、国内で人工知能技術に投資できる企業の少なさが挙げられる。 グーグル や フェイスブック など の 海外 の プラットフォーマー が 人工 知能 に 積極的に 投資 できる のは 、その 投資 が 短期的に も 正当化 できる から で も ある 。

ところが 残念な こと に 、日本 に は 「機械 学習 の 精度 が 上がる と 売上 が 莫大に 伸びる 」と いう ビジネスモデル を 築き上げている 企業 が ほとんど ない 。

その こと が 、日本 企業 が 人工 知能 研究 に 本腰 を 入れる ハードル に も なっている 。

日本 は 、古くから 人工 知能 の 研究 に 取り組んで きて おり 、人工 知能 分野 に は 、人材 が たくさん いる 。

たとえば 、情報系 の 研究 分野 全体 で は 、日本 の 代表的な 学会 である 情報処理学会 の 会員数 は おおむね 2万 人 、電子 情報通信 学会 の 会員数 は 3万5000 人 に 対して 、海外 の 学会 である ACM (コンピュータ サイエンス )は 10万 人 超 、 IEEE (コンピュータサイエンス + 電気系 も 含まれる )が 40万 人 超 である 。

海外 に は およそ 日本 の 10 倍 以上 の 研究者 が いる と 思って よい (なお 、情報系 の 卒業生 の 割合 も 、米国 など に 比べて 1桁少ない。

情報 分野 へ の 大学 教育 の 対応 が 遅れて いる )。

ところが 、米国 を 中心 と する 国際的な 人工知能 学会 ( AAAI )の 会員数 が 5000人 である のに対し 、日本 の 人工知能学会 ( JSAI )には 3000人 もの 会員 が いる 。

毎年 1 回 開かれる 学会 の 参加者 も 、 AAAI は 500人 程度 なのに対して 、 JSAI は 1000人 を 超える 人間 が 集まる 。

人工 知能 の 研究者 の 人数 、コミュニティ の 大きさ で は 、まったく ひけ を とって いない 。 母 集団 で 10 倍 違う 情報 系 の 中 で 、人工 知能 に は ほぼ 変わらない 数 の 研究者 が いて 、活発に 研究している のである 。

そこ に 横 串 を 通して 、人材 を 集結 し 、人工 知能 研究 に 弾み を つける こと で 大きく 技術 が 進展 する 可能性 も ある 。

イメージ は 、1980年代に当時の通商産業省が570億円を投じた「第五世代コンピュータ」プロジェクトである。

前述 した ように 、目論見 通り の 成果 を あげた と は 言え なかった かも しれない が 、そこ で 語られた 初期 の 理想 は 、すばらしかった 。

そして 、そこ で 育った 学生 が いま は 人工 知能 の 重鎮 として 学会 を 牽引 し 、さらに そこ から 優秀な 人材 が 輩出している 。

その ため 、日本 は 人工 知能 に 関する 人材 の 厚み の 面 で 、諸外国 に 比べて 恵まれて いる 。

あるいは 、国 で は なくとも 、企業 の 連合体 で 研究 する こと も ありえる だろう 。

Learn languages from TV shows, movies, news, articles and more! Try LingQ for FREE