Drama - Innocent Love Ep2
佳音 )お 母さん ! お 母さん !
(耀司 )佳 音 ! 行っちゃ 駄目 だ !
(新庄 )両親 を 殺して る んだ 。
あの 子 の 兄ちゃん 。
(池田 )お 兄さん 事件 前 まで ずっと 引きこもり だった んだ よね ?
(佳音 )兄 が 2人 を …。 父 と 母 を 殺した なんて あり得ません 。
(殉也 )写真 撮ろう 。
えっ ?
笑って 。 せ ー の 。
お 兄ちゃん 。
わたし 好きな 人 が できた 。
(耀司 )うわ あー っ !
(看守 )何 やって んだ ! お前 は !
(義道 )大丈夫 か ?
(美月 )大丈夫 です 。
いつか きっと わたし に 振り向きます から 。
(昴 )ごめん ね 。
俺 好きな 人 いる んだ 。
ねえ ? 聖 花 。
どう すれば 笑って くれ ん の か な ?
(美月 )家 の 前 に オルゴール が 置いて あった ?
うん 。
プレゼント みたいに さ 。
うん …。
誰 か 子供 の いたずらな んじゃ ない ?
ほら 。 ルリ 子 ちゃん と か 。
ルリ ちゃん ね ぇ 。
だって 殉 ちゃん の こと 好き でしょ ? あの 子 。
でも 昨日 ルリ ちゃん から プレゼント もらった よ 。
そ っ か 。
って こと は
ほか に も 殉 ちゃん の こと が 好きな 子 いる んじゃない ?
うーん 。
あっ。
緑 ちゃん 。
いや 待てよ 。 春子 ちゃん かな …。
もて もて だ ね 殉 ちゃん 。
そんな ちっちゃい 子 ばっか もてて も しょうがない じゃん 。
お 願い し ます 。
(男性 )山田 加奈子 さん 19 歳 。 清掃 員 の 経験 は ある んだ ね ?
はい 。
あり ます 。
(男性 )今日 から できる の ?
はい 。
よろしく お 願い し ます 。
(藤堂 )秋山 。 食事 だ 。
(藤堂 )昨日 は どうした ?
暴れたり して 。
(藤堂 )もったいない よ な 。 お前 仮 釈放 の 上申 した ところ なのに 。 これ で どう なる か 分かんない ぞ 。
先生 。
(東野 )あっ 。
変わり は ない で す よ 特に 。
(東野 )自発 呼吸 も 弱い ですし 不安定な 状態 が 続いて い ます 。
急変 したら すぐ に 連絡 して ください 。
あっ…。 はい 。
(昴 )よっ 。
おう 。
聖 花 の 顔 見 に 来た よ 。
うん 。
聖 花 。
昴 が 花 持って きて くれた よ 。
(昴 )聖 花 。
メリー クリスマス 。
昴 。
悪い んだ けど
来週 聖歌 隊 の 慰問 コンサート で 1 日 留守 に すんだ よ 。
聖 花 の こと 見て て くれる かな ?
ああ もちろん 。
サンキュー 。
うん 。
コーヒー 入れて くる 。
うん 。
( 昴 ) あれ から 3 年 に なる ん だ な 。
うん 。
あっという間 だった けど な 。
奇麗な まま だ な 。 聖 花 。
きっと お前 に 愛さ れて る せい だ よ 。
俺 は 聖花 の こと 愛して ん の か な ?
何 言って んだ よ ?
時々 思う んだ 。
聖 花 の 体 は 確かに ここ に ある 。
けど もし 心 が ここ に ない と したら …。
だ と したら 俺 は 聖 花 の 何 を 愛して ん の か なって 。
はい !
あっ 美月 。
慰問 コンサート の 譜面 持って きた の 。 はい 。
これ 。
あり が と 。
あっ。
わたし 帰る から 。
あっ…。 うん 。
(昴 )俺 も 帰る よ 。
じゃあ ね 。
うん 。
(美月 )じゃあ ね 。
うん 。
(美月 )わたし に は 会わせて くれない んです よね 。
( 昴 ) えっ?
(美月 )聖花 さん の こと 。
( 昴 ) ああ …。
(美月 )殉 ちゃん 全然 話して くれ なくて 。
( 昴 ) そう …。
(美月 )専用 の 部屋 まで つくって 。 何で あんなに 一生懸命 面倒 見 れる の か な ? もう 3 年 でしょ ?
これ から 先 の 殉 ちゃん の こと 思う と
心配 に なっちゃ って 。
(昴 )俺 も それ は ある けど ね 。
(美月 )どんな 人 だった んです ?
聖 花 さん 。
( 昴 ) うん …。 聖 花 は そんなに いい 女 じゃ なかった よ 。 優しく も なかった し 誠実で も なかった 。 いい 奥さん に なる ような タイプ じゃ なかった 。
そんな 人 を あんなに ?
そういう 女 だ から こそ
好き に なる って いう こと も ある んじゃ ない か な 。
(義道 )神 の 慈しみ に 信頼 して あなた の 罪 を 告白 して ください 。
(美月 )今日 わたし は 大きな 罪 を 犯しました 。
(美 月 )ある 人 の …。
ある 人 の 死 を こいねがい ました 。
その 気持ち が どうしても 消え ませ ん 。
(義道 )神 は どんな 罪 も 許して ください ます 。 悔い改め の 祈り を 唱え なさい 。
(美 月 )神 の 子 主 イエス 。 もう あなた の 子 と 呼ばれ る 資格 は あり ません 。 罪人 の わたし を 哀れんで ください 。 アーメン 。
(智代 )お 待たせ し ました 。
(智代 )秋山 さん 。 日本 の 裁判 で は 一 度 罪状 が 確定 する と
なかなか 覆ら ない の よ 。 お 兄さん もう すぐ 仮 釈放 な んでしょ ? しっかり 反省 して 更生 する 道 を 選んだ 方が 賢明です よ 。
兄 は 何も して ない んです 。
(智代 )正直 今 揃ってる 証拠 だ と 裁判 で の 勝ち目 は ないです よ 。
(女性 )島田 さん 。
(智代 )は い 。 ちょっと 失礼 します 。
(佳音 )<お兄ちゃん 。 元気 です か ?
わたし は 元気 です >
<そして 毎日 が 楽しい です >
<好きな 人 が いる 。
ただ それ だけ で >
<好きな 人 が この 街 に いる 。
ただ それ だけ で >
<「こんにち は 」って 声 を 掛ければ いい 。 お 兄ちゃん は そう 思い ます か ? <でも あの 人 が わたし の こと を 知って しまったら …>
<本当に 知って しまったら …>
<ほか の みんな と 同じ ように
あの 人 も きっと わたし から 離れて いく でしょう >
<だ から これ で いい んです >
<あの 人 を 遠く から こうして 見詰めて い られる >
<ただ それ だけ で >
(藤堂 )秋山 。 面会 だ 。 池田 次郎 って いう 雑誌 記者 知ってる か ?
(池田 )初め まして 。
先日 妹 さん に も お会い して きた んだ けど 。
率直に 言って 君 を 助け たい と 思ってる 。
刑務官 の 人 に も 言われてる んだろ ?
事件 の こと を 振り返って
深く 反省 して いる と いう こと を 伝えれば 仮 釈放 も 早く なる って 。
その 相手 僕 に して みたら どう だろう ?
(耀司 )悪い こと を した と 言え と いう んですか ?
それ は でき ませ ん 。
(池田 )どうして ?
何も して ない から です 。
君 は 逮捕 後 すぐ に 両親 の 殺害 を 自白 。 ところが 裁判 で は 一転 無罪 を 主張 して
それ を 押し通した 。 僕 は この 事件 に は 複雑な 事情 が ある と みてる んだ よ 。
(池田 )ホント は 言い たい のに
言え ない こと が ある んじゃ ない の か ?
君 は 両親 を 殺害 し その後 証拠 を 消す ため に
灯油 を まいて 火事 に 見せかけた 。
調書 に は そう ある 。
目 が 覚めた とき 父 と 母 は すでに 殺さ れ て い ました 。 灯油 を まいた の は
2 人 の 無残な 姿 を 妹 に 見せ たく なかった から です 。
じゃあ 誰 が 殺した んだろう ?
分かり ません 。
(池田 )お 父さん の 胸 に は ナイフ の 刺し傷 が あった 。 その ナイフ から は 君 の 指紋 しか 検出 さ れて ない んだ よ 。
その ナイフ と 同じ 刺し傷 が お母さん の 腹部 に も あった 。
状況 証拠 から は 君 が やった と しか 思え ない 。
僕 は …。
やって い ませ ん 。
(春 江 )は い 。 ええ 。
父 が また です か 。 ああ 。
でも 今 抜け られ ない んです よ 。 もう しばらく 待って いた だ … 。 いや …。 はい 。
分かり ました 。 はい 。
すぐ 伺い ます 。
君 誰 ?
何 して ん の ? ここ で 。
君 は 辞めた んじゃ …。
(昴 )殉也 !
何も とら れて ない か 見て 。
ああ 。
これ 動かした の も 君 ?
何で 勝手に 上がり こんだり なんか …。
(昴 )警察 呼ぼう 。
一 度 写真 撮って あげた んだ よ 。
写真 ?
うん 。
アルバム から 写真 抜き取ろう と して た から
写真 欲しい ん なら 一緒に 撮ろう って 。
ハァー 。
完全に 女 ストーカー だ な 。
お前 優し 過ぎる から 付け込ま れる んだ よ 。
でも よかった な 。
この ドア 開け られ ず に すんで 。
うん 。
おい 。
殉也 !
うん ?
聖 花 。
笑って る 。
聖 花 。
聖 花 。
聖 花 。
聖 花 。
聖 花 !
聖 花 !
聖 花 !
(吉田 )秋山 は 今日 は 風邪 ひいて 会え ん そうです 。
風邪 ?
(吉田 )今日 は
お 引き取り ください 。
すいません が 。
(藤堂 )おい 。
(藤堂 )本当に 会わなくて いい の か ? 遠く から 会い に 来た のに 。
気の毒 じゃ ない か 。
<お 兄ちゃん 。
風邪 を ひいた って 本当 です か ? <ねえ ? お 兄ちゃん 。
空 に は こんなに たくさん 星 が ある んだ もの 。 その 1 つ が 急に 消えて なくなって も
きっと 誰 も 気付か ない よ ね >
はい 。
(昴 )秋山 佳音 さん ?
はい 。
( 昴 ) この 名前 で いい ん だ よ ね ? 山本 和美 さん じゃ なくて 。 よかった 。
前 の 会社 に 登録 した とき と
携帯 の 番号 変えて なかった んだ 。
あっ。
長崎 殉也 の 代理 の 者 です 。
( 昴 ) こない だ は ごめんなさい 。
君 の こと 誤解 して た 。
あっ。
あ …いえ 。
殉也 君 の 家 に
週 に 一 度 掃除 に 来て もらえません か ?
えっ ?
今度 の 週末 は どう でしょう ?
ほか の 仕事 の 都合 は ある と は 思う んだ けど 。
あっ ああ 。
はい 。
大丈夫 です 。
ああ 。
では よろしく お 願い し ます 。
ああ 。
あっ。
来る の 見えた から 。
あっ。
どうぞ 。
掃除 機 は ここ ね 。
はい 。
あと もう 一 度 言う けど あの ドア に は 触ら ないで 。
ああ はい 。
うん 。
この 部屋 と 台所 と お 風呂 と トイレ を 掃除 して 。
で 時間 が 余ったら 好きな こと して て い い から 。
好きな こと ?
歌ったり 踊ったり 。
いや あの 。 冗談 なんだ けど 。
ああ ー 。
ねっ? あっ。
まあ いい や 。 じゃあ よろしく お 願い し ます 。
はい 。
うん 。
あの !
ああ ー いえ 。
いって らっしゃい 。
うん 。
いって きます 。
<何で 雇って くれた の か なんて 聞く の は よ そう 。 幸せ が 向こう から やって 来て くれた んだ もの 。 大事に 扱わ なきゃ また 壊れて しまう >
ただいま 。
(佳音 )「冷蔵庫 の 中 の もの で 作り ました 。 よかったら 食べて ください 」
(昴 )で どう よ ?
彼女 雇って みて 。
うん 。
(昴 )聖 花 に あの 反応 が 出た の は
やっぱり あの 子 の せい だって 思って る んだ 。
違う かも しれ ない 。
でも そう かも しれ ない 。
(昴 )取りあえず 試す だけ は 試そう と 。
聖 花 笑った の 3 年 ぶり なんだ 。
バカ みたいだ と 思う かも しれない けど 。
いや 思わ ない よ 。
でも 案外 お前 の 言う とおり かも しれない よ 。
あの 家 に 若い 女の子 入れた の 初めて な んだろ ?
うん 。
もしかしたら 聖 花
嫉妬 した の かも な 。
嫉妬 ? 聖 花 が 俺 に ?
聖 花 らしく ない けど さ 。
お前 に 焼きもち 焼かせる こと は あって も
自分 が 焼く なんて なかった もん な 。
うん 。
でも 面白い じゃ ん 。
その 聖 花 が 嫉妬 してる と したら さ 。
そう だ よ 。
俺 が 聖 花 なら こう 思う 。
あの 子 は 若い し 健康だ し 殉也 と 話 も できる んだ わ って 。
その 思い が 高じて むっくり 起き上がったり したら
面白い よ な 。
あの な !
ごめん ごめん 。 冗談 だ よ 。
冗談 でも な ぁ 。
ただいま 。
お かえり なさい 。
いい よ 歌って 。
えっ ?
今 歌って た でしょ 。
歌って 。
いや 。 でも …。
?「いつくしみ 深き 友 なる イェス は 」
(佳音 ・殉也 )?「罪 とが 憂い を 取り去り 給う 」
?「心 の 嘆き を 包ま ず 述べて 」
?「など か は 下ろさ ぬ 負える 重荷 を 」
?「いつくしみ 深き …」
お 疲れ さま 。
ありがとう ございました 。
あっ!
サンドイッチ おいしかった 。
ありがとう 。
いえ 。
それ と これ 。
あの オルゴール 君 だ よ ね ?
その お返し 。
あ …。
ありがとう ございます 。
(池田 )さあ 何でも どうぞ 。
(池田 )おお っ ?
チョコレートパフェ あり ます よ 。 わ っ 。 フルーツパフェ も ある 。
あの 。
もう やめて もらえ ます か ?
迷惑 な んです 。
記者 さん に うろうろ さ れる と 。
この 前 お兄さん に 会って きました 。
何も して ない の 一点張り で ね 。
まあ 大した こと は 聞け なかった んだ けど 。
でも お 兄さん は 明らかに 何か を 隠してる 。
冤罪 の 可能性 も ある と 思う んだ 。
そう 言って くれた 人 は 初めて です 。
兄 を 助けて くださる んです か ?
事実 を 暴く の が 記者 の 仕事 だ から ね 。
それ が 事実 なら そう し ます よ 。
(ウエートレス )ご 注文 は お決まり でしょう か ?
(池田 )ああ 。 パフェ 食べる ?
はい 。
チョコレートパフェ 2 つ 。
(ウエートレス )は い 。
<お 兄ちゃん 。
風邪 の 具合 は どう です か ? 毎日 とても 寒い から 心配です >
<今日 池田 さん って 記者 の 人 に 会った の 。 その 人 が お兄ちゃん を 助けて くれる って 。 冤罪 かも しれない って >
<頑張ろう ね お 兄ちゃん 。 横浜 に 出てきて 本当に よかった 。 希望 が 見えて きた ね >
あっ。
こんにち は 。
(昴 )殉也 の 家 の 仕事 は どう ?
あ …。
あっ はい 。
(昴 )何でも 言って よ 。
待遇 に 不満 が あったら
伝えて くれ って 殉也 から 言わ れて る んだ 。
不満 だ なんて とんでもない 。
感謝 して ます 。
殉也 さん って いい 人 です よね 。
サンドイッチ も 喜んで 食べて くれた し 。
( 昴 ) えっ?
あっ。
余計 だった でしょう か ?
いや ー いい よ 。
あいつ は 忙しい から
健康 に 気遣って くれる 人 が いた 方 が いい んだ 。
彼女 と か は いない んです か ?
あっ。
いえ いい んです 。
すいません 。
い ない よ 。
1 人 忘れ られ ない 恋人 が いた 。
でも …。
もう い ない 。
あいつ は 独りぼっち な んだ 。
殉也 の こと よろしく ね 。
はい 。
うん 。
( 殉也 ) ただいま !
ただいま 。
お かえり 。
聖 花 !
ただいま 。
変わり なかった ?
うん 。
あいつ は 独りぼっち な んだ 。
殉也 の こと よろしく ね
お 疲れ さまで した 。
(駅員 )お 疲れ さま 。
あ …。
気のせい か 。
ごめん ね 聖 花 。
俺 半分 あきらめて た んだ 。
ホント は もう 治ら ない んじゃ ない か って 。
何 やって も 無駄な んじゃ ない か って 。
でも 違う んだ よ な 。
聖 花 は 分かって る 。
俺 の 迷う 気持ち も 全部 感じてる 。
<お 兄ちゃん 。
人 は どうして 嘘 を つく のでしょうか ? 誰 か を 喜ばせたくて ? それとも 悲しみ に 突き落とし たくて ? あの 人 を 見てる だけ で 幸せ なんて
わたし は 自分 に 嘘 を ついて た >