人魚 | 人魚 と 漁師
福島 は 浜通 の 浜吉 が ある 日 漁 に 出て 網 に 人魚 を かけた 。 人魚 は ひどく 疲れて いる 様子 だった ので 浜吉 は 自分 の 舟 に 寝かせて やった 。
ある 嵐 の 夜 、旅 の 女 が 浜吉 の 家 を 訪れた 。 その後 も 行く あてもない と いう ので 浜吉 は 家 に 置き 、やがて 二人 は 所帯 を 持った 。
嫁 は 不思議 と 海 に 通じて いて 、嫁 の 言う 所 に 網 を 打つ と 決まって 大漁 と なった 。 浜吉 の 家 は 大きく なった が 、これ が 面白く ない 網元 が 、浜吉 の 嫁 に 難癖を 付ける 。
曰く あれ は 竜宮 から 来た に 違いない 、風呂 に 入ってる 所 を 覗いて みろ 、きっと 尻尾 が 生えている と 。 浜吉 は 確かに 嫁 から 風呂 を 覗かない 様 に 申し渡されて いた 。
そこ に 網元 の 言葉 で 、つい 風呂 を 覗いて しまった 。 確かに 嫁 は かつて 浜吉 が 舟 で 休ま せた 人魚 であった 。 途端 に 大 嵐 が やってきて 、正体 を 知られた 嫁 は 海 へ と 帰って しまった 。