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ナルト- 疾風伝 (Naruto), NARUTO -ナルト- 疾風伝 - シーズン7 - 145 - 禁術の継承者

NARUTO -ナルト - 疾風 伝 - シーズン 7 - 145 - 禁 術 の 継承 者

( シラナミ ) そう か 小 娘 に 警護 が ついた か 。

まさか 木 ノ 葉 の 護衛 が そんなに 早く 駆けつける と は な 。

( アカボシ ) と いって も たかだか 4 人 。 とっとと 始末 して ➡

小 娘 から 禁 術 を 奪い や しょう 。 頭 !

そう 焦る な 。 ( チュウシン ) なら どう する んで ?

あの 禁 術 は オレ ら に とっちゃ 現金 以上 だ 。

失敗 は 許さ れ ん 。 あれ は 先 の 大戦 で ➡

とんでもない 威力 を 発揮 した 術 だ 。

それ を 奪えば オレ ら は 寄せ集め の 盗賊 集団 から ➡

一 国 の 主に なる こと も 夢 で は ない 。

( ナンゴウ ) しかし 木 ノ 葉 の 連中 が …。

禁 術 は ヤツ ら の 手 に …。

それ は ない 。

先代 の 火影 と 役行者 の 間 に は ➡

禁 術 を 守りぬく と いう 密約 が あった 。

木 ノ 葉 は その 約束 を 守って いる だけ だ 。

しかし そんな 密約 の 先兵 なら ➡

きっと あの 護衛 たち だって 相当な 使い 手 の はずだ 。

( ベンテン ) ああ 。 それ に 必ず 増 援 が 来る 。

ナンゴウ ベンテン ! テメエ ら 戦う 前 から 気後れ した の か よ !

テメエ は ツラ だけ じゃ なく ➡

お つむ の ほう も 悪い みて えだ な 。

なんだ と ! いろんな 可能 性 を 考えて ➡

コイツ を 働かせる んだ よ 。

仲間割れ は よせ ! 忘れた の か ?

オレ たち は チ ー ム だ 。 1 人 だって 欠けちゃ なら ねえ !

その 結束 と 4 人 の 合体 忍術 が ある から こそ ➡

この 乱世 で 生き残って こ られた !

あぁ クソ …。 慌てる こと は ない 。

どうせ ヤツ ら が 向かう の は 土 蜘蛛 一族 の 隠れ里 。

木 ノ 葉 の 連中 は 目的 地 に 到着 すれば ➡

おのずと 立ち去る はずだ 。

しかし 隠れ里 に 入ら れて は 面倒で は ?

アカボシ … お前 も まだまだ 人間 が わかって ねえ な 。

あの 禁 術 は オレ ら に とっちゃ お 宝 だ が ➡

まともな 連中 に は 厄介な 存在 で しか ねえ んだ よ 。

♪♪~

( ナルト ) あた っ !

何 する んだ よ ! ( ホタル ) それ は こっち の セリフ です !

なぜ 私 に ついてくる んです ?

なぜ だ と ? 護衛 なんだ から 当たり め えだ ろ !

何度 も 言い ます が 私 に 護衛 は いり ませ ん !

自分 の 身 は 自分 で 守り ます !

木 ノ 葉 の 皆さん は どうぞ お 引き取り ください !

は ぁ … だ から って は い そうです かって ➡

すごすご 帰る わけに は いか ねえ んだ 。

なぜ です ? ホント に 私 に は 構わ ないで ください !

構って ねえ よ 。 護衛 して る だけ だって ば よ !

( ヤマト ) ナルト ここ は 彼女 の 言う とおり ➡

我々 は 引きあげよう 。 なんで だ よ !

しかたない でしょう 。 ちょ ちょっと 待って ろ !

いい の か よ ? だって 敵 は まだ その へんに …。

いい から いい から 。

お ~ い !

わかった よ ! じゃあ オレ たち は 退散 する ぜ !

そう 。

イヤ ー ッ !!

キャ ー ! ダメ ! とって ~ っ !!

ほら よ 。

な … 何 です か ? 今 の は …。

山 ヒル だ 。

ここ ら へんに は よく いる みたいだ し ➡

降って きた って 不思議じゃ ねえ 。

え ? 降って くる ? あぁ じゃあ な 。

気 を つけて 行けよ 。 1 人 で 。

どうして 踏む んだ よ !

ナルト さん は そば に いて ください 。

私 に は あんな の 触れ ませ ん 。 ムリ … 絶対 あり え ない し 。

ナルト さん は ヒル が 降って きたら 防いで ください 。

だって 護衛 は いら ねえ って …。

この 森 を 抜ける まで です !

う ~ ん どうし よっ か な 。 お 願い し ます ナルト さん !

しょうが ねえ な 。

でも よく 考えたら ナルト さん たち が 現れ なければ ➡

ウタカタ 様 が 私 を 護衛 して くれる はずだった んです よ ね 。

ウタカタ ? あの 不思議な 術 を 使う ヤツ か ?

あの 方 は 私 の お 師匠 様 です 。

私 は ウタカタ 様 の ように 強く なり たい 。

ふ ~ ん 師匠 ね …。

師匠 って の は ロク な の がい ねえ から な 。

オレ の 師匠 だって …。

スケベ で おっちょこちょいで ➡

その 上 調子 が よく って …。

だけど ま ぁ 忍者 と して は すげ え 強くて ➡

頼り がい が あって … 何より 優しい んだ 。

人 は 見かけ に よら ね えっ つうか ま ぁ いつか は オレ も ➡

あんな 忍者 に なら なって も いい かな … なんて な 。

ナルト さん も その 師匠 の こと が 好きな んです ね 。

好き ? 誰 が あんな エロエロ 親父 …。

私 も ウタカタ 様 の ように 強く なり たい 。

私 が 強く なれば お じい 様 の 残して くれた 術 を 使いこなせる 。

そう すれば …。

土 蜘蛛 一族 を 再興 する こと だって できる …。

オメエ も 小 せ え くせ に いろいろ 背負って 大変だ な 。

それにしても お前 の 師匠 って ば どこ 行 っち まったん だ ?

わかり ませ ん 。 ウタカタ 様 は なぜ か ➡

師匠 と 呼ぶ と とても 不機嫌に なって …。

《 サイ ! 何 な んだ よ この 量 は !》

もう ヒル は いい んだ よ 。

( サイ ) ん ~… もっと 大きく って こと な の か な 。

ん … 違う の か ? じゃあ …。

った く … いいかげんに しろ って 。

キャ ~!!

こら ~ バカサイ ! 何 やって んだ よ !

オレ の ジェスチャ ー よく 見 や がれ ! おい おい …。

( ウタカタ ) これ で 元 の 根 無し 草 に 逆戻り できる 。

アイツ が 一緒 なら 問題 なかろう …。

《… に して も あの チャクラ …。

まさか な …》

(( ハァ ハァ ハァ …。

あの …。

すぐに 手当て を 私 たち の 砦 に 。

どうやら 追っ手 は 来て ねえ 。

傷 も ずいぶん と 癒えた し ➡

そろそろ …。

私 を 弟子 に して ください 。

先日 師匠 の 戦い を 見て ➡

心底 感服 いたし ました 。

師匠 ? はい 。

ウタカタ 師匠 。

二度と 呼ぶ な 。 え ? あの …。

オレ を 二度と 師匠 と 呼ぶ な !

あの …。

は ぁ …。

オレ は 弟子 なんて とる 気 は ない 。

ウタカタ 様 …。

それでは 一 宿 一 飯 の 恩義 を 忘れ …。

ただ メシ と ただ 酒 を ➡

か っ くらって いれば よい のです か ?

それでは 今夜 の ただ メシ の 献立 は 何と いたし ましょう か !

おい 。

お前 いやらしい ところ ついてくる な 。

弟子入り が 断ら れた とき に は ➡

そう 申せ と 遁 兵衛 に 教えて もらい ました 。

あの ジイ さん も グル かよ 。

あの な なん の 修業 も した こと が ない ヤツ に …。

忍術 なら 少し ばかり 遁 兵衛 の 手ほどき を 受けた こと が あり ます 。

なら ジイ さん に 教われば …。

それ だけ で は 足りない から お 願い して いる んです !

わかった その 池 の 上 を 歩いて みろ 。

池 の 上 を ? わかり ました 。

キャ ~!

やれやれ あの 調子 なら ➡

出てい くまで で きや し ねえ な 。

( ホタル ) ウタカタ 様 !

ほら ! 見て ください 。

ウタカタ 様 !

お前 ひと 晩 中 やって た の か ?

はい これ で 弟子 に して くれ ます か ?

いや この 程度 は 序の口 次 は この 術 だ 。

水 遁 水 乱 波 !

すごい ! これ くらい でき なきゃ ➡

オレ の 弟子 は ムリ だ 。

わかり ました 。

水 遁 水 乱 波 !

ふ ~! あれ ?

水 遁 水 乱 波 ! ふ ~! あれ どうして ?

この 術 は 水 属性 の チャクラ を 持って ない 限り は ムリ だ 。

悪く 思う な よ 。

雨 か ? ウタカタ 様 !

うわ っ 近い 。 見て て ください 。

水 遁 水 乱 波 !

これ で 私 を 弟子 に して くれ ます か ?

いや その …。

いや まだまだ だ 。 ちょっと ウタカタ 様 ?

( 遁 兵衛 ) そろそろ やってくる 頃 だ と ➡

思って おり ました 。

った く 勘弁 して くれ 。

どういう つもり だ 。 あの 子 を たきつけて 。

折り入って 頼み が あり ます 。

どうか ここ に 留まり ➡

ホタル 様 を 守って は いただけ ない でしょう か 。

そりゃ あ 随分 面倒な 恩返し だ な 。

ホタル 様 は 宿命 の 子 な のです 。

賊 を 倒した 腕前 を 見て も ➡

あなた が 並 の お方 で は ない こと は わかる 。 そして ➡

何より 無欲だ 。

ご覧 の とおり ワシ は すでに 老齢 。

あなた の 弟子 と なれば ホタル 様 の 身 は 安全だ 。

どうか この 頼み を 聞き入れて は くれ まい か ?

悪い が それ は ムリ だ 。

薄 々 気づいて る んだろう ? オレ が 追わ れて る って こと を 。

オレ の 周り に は 死 神 が ウヨウヨ と 寄って くる 。

そこ に あの 子 を 預ける なんて 。

そう です か …。

それ に 師匠 と 弟子 の 関係 なんて ➡

あて に なる もんか 。

(( 師匠 ! 何 を する 気 です 師匠 !

し … 師匠 …。

ぐ … ぐ わ っ !!))

うわ ぁ ~!!

居眠り しち まった の か 。

本当に オレ たち は 一 国 の 主に なれる の か ?

あったり め ぇよ ! そうだ よ な アカボシ 。

あぁ 。 もし 売 っぱ ら っち まった と して も ➡

一生 遊んで 暮らせる 大金 が 手 に 入る はずだ 。

おい どうした ?

気 を つけろ 近く に 誰 か いる 。

そこ か !

何 !? そっち だ !

くそ っ どういう こと だ !? ( ウタカタ ) フフフフ …。

( チュウシン ) 誰 だ テメエ は !

( ナンゴウ ) 木 ノ 葉 の 援軍 って わけ でも な さ そうだ が …。

( アカボシ ) まさか コイツ も 禁 術 を …。

ほう … 禁 術 の こと を 知って る って こと は ➡

つまり お前たち が 盗賊 団 って わけ か 。

しかし よ そんなに すごい の か ? あの 禁 術 は 。

なら オレ も その 禁 術 が ほしく なって きた な 。

なんだ ? 横取り する 気 か ?

それ で どう する ? かまわ ねえ や っち まえ !

( アカボシ ) 追え 。

( ナンゴウ ) 何 だ ? この ぬ め り は 。

ぎ ゃあ !!

目 つぶし だ ! 散れ ! ヤツ を 囲む 。

この チャクラ の 流れ … ヤツ ら の 動き が 急に 素早く なった 。

《 結 界 術 か !》 いく ぞ !

( アカボシ ) 疾 ! ( ナンゴウ ) 風 !

( ベンテン ) 迅 ! ( チュウシン ) 雷 !

しまった !

終わり だ ! は ぁ ~ っ !!

どこ まで ついてくる つもりです ?

どこ まで って … 森 が 終わる まで って 言った の は ➡

そっち だ ろ ? それ は そう です けど …。

《 つうか さっき の 砦 と 隠れ里 の 間 に は ➡

森 し かね えっ つう の !》

あなた たち まで !

どうやら 我々 の 任務 は 無事に 終わり そうだ ね 。

ん っ ?

お っ ! 里 に 着いた ぜ !

なんだ ? 誰 も い ない の か ?

お ~ い !

誰 か ~! 誰 かい ねえ の か !

サイ 。 はい 。

お ~ い ! ホタル が 帰って きた ぞ !

誰 か い ない の か !

よっ しゃ ! ちょっと 待って ろ !

あっ ナルト ! った く …。

( 半鐘 )

大変だ ~! 火事 だ ~!!

火事 だ ぞ ~!!

( 半鐘 )

な ~ んだ ! や っぱ いんじゃ ん !

♪♪~

驚かせて すまなかった な !

いや ~ みんな が 出て こ ねえ から さ 。

ホタル が 久しぶりに 帰って きた んだ !

歓迎 して やって くれ って ば よ !

あれ ? どうした ん だ ? みんな …。

お っ ホタル !

( ホタル ) おじさん …。

ご苦労さまです 。

私 が この 里 の 責任 者 。

いざというとき の 話 は 役行者 様 から 聞いて おり ます 。

あと は 私 ども に お 任せ ください 。

では 我々 は これ で 。

あぁ いや お 待ち を 。 まだ お 礼 も いたして おり ませ ん 。

せめて …。 ( ヤマト ) お 心遣い 感謝 し ます 。

ですが 仲間 を 葛城 山 に 残して きて おり ます ので 。

そう です か …。 それ は 残念です 。

さ ぁ サクラ の 元 に 戻ろう 。 あ … あぁ …。

ナルト さん …。

あの …。

大丈夫 。

ありがとう …。

♪♪~

どうした ? ナルト 。

ヤマト 隊長 … 悪い けど 先 に 行って て くれ ねえ か ?

オレ は あの 里 に 戻る 。

戻る ?

どうしても … 気 に なる んだ 。

《 村人 たち の あの 視線 …》

おい ! 待つ んだ !

《 ほっとけ ね えん だって ば よ !》

( ジャックポット ) 近い 近い 。

時 は 刻ま れ やがて 混沌 が 訪れる 。

ヌヒョヒョヒョ !

うわ っ !

ハァ ハァ …。

また 夢 か 。

時 は 刻ま れ やがて 混沌 が 訪れる ?


NARUTO -ナルト - 疾風 伝 - シーズン 7 - 145 - 禁 術 の 継承 者 naruto||しっぷう|つたい|しーずん|きん|じゅつ||けいしょう|もの Naruto Shippuden - Season 7 - 145 - Heir to the Forbidden Art

( シラナミ ) そう か 小 娘 に 警護 が ついた か 。 |||しょう|むすめ||けいご|||

まさか 木 ノ 葉 の 護衛 が そんなに 早く 駆けつける と は な 。 |き||は||ごえい|||はやく|かけつける|||

( アカボシ ) と いって も たかだか 4 人 。 とっとと 始末 して ➡ |||||じん||しまつ|

小 娘 から 禁 術 を 奪い や しょう 。 頭 ! しょう|むすめ||きん|じゅつ||うばい|||あたま

そう 焦る な 。 ( チュウシン ) なら どう する んで ? |あせる||||||

あの 禁 術 は オレ ら に とっちゃ 現金 以上 だ 。 |きん|じゅつ||||||げんきん|いじょう|

失敗 は 許さ れ ん 。 あれ は 先 の 大戦 で ➡ しっぱい||ゆるさ|||||さき||たいせん|

とんでもない 威力 を 発揮 した 術 だ 。 |いりょく||はっき||じゅつ|

それ を 奪えば オレ ら は 寄せ集め の 盗賊 集団 から ➡ ||うばえば||||よせあつめ||とうぞく|しゅうだん|

一 国 の 主に なる こと も 夢 で は ない 。 ひと|くに||おもに||||ゆめ|||

( ナンゴウ ) しかし 木 ノ 葉 の 連中 が …。 ||き||は||れんちゅう|

禁 術 は ヤツ ら の 手 に …。 きん|じゅつ|||||て|

それ は ない 。

先代 の 火影 と 役行者 の 間 に は ➡ せんだい||ほかげ||えんのぎょうじゃ||あいだ||

禁 術 を 守りぬく と いう 密約 が あった 。 きん|じゅつ||まもりぬく|||みつやく||

木 ノ 葉 は その 約束 を 守って いる だけ だ 。 き||は|||やくそく||まもって|||

しかし そんな 密約 の 先兵 なら ➡ ||みつやく||せんぺい|

きっと あの 護衛 たち だって 相当な 使い 手 の はずだ 。 ||ごえい|||そうとうな|つかい|て||

( ベンテン ) ああ 。 それ に 必ず 増 援 が 来る 。 ||||かならず|ぞう|えん||くる

ナンゴウ ベンテン ! テメエ ら 戦う 前 から 気後れ した の か よ ! ||||たたかう|ぜん||きおくれ||||

テメエ は ツラ だけ じゃ なく ➡

お つむ の ほう も 悪い みて えだ な 。 |||||わるい|||

なんだ と ! いろんな 可能 性 を 考えて ➡ |||かのう|せい||かんがえて

コイツ を 働かせる んだ よ 。 ||はたらかせる||

仲間割れ は よせ ! 忘れた の か ? なかまわれ|||わすれた||

オレ たち は チ ー ム だ 。 1 人 だって 欠けちゃ なら ねえ ! |||||||じん||かけちゃ||

その 結束 と 4 人 の 合体 忍術 が ある から こそ ➡ |けっそく||じん||がったい|にんじゅつ||||

この 乱世 で 生き残って こ られた ! |らんせい||いきのこって||

あぁ クソ …。 慌てる こと は ない 。 ||あわてる|||

どうせ ヤツ ら が 向かう の は 土 蜘蛛 一族 の 隠れ里 。 ||||むかう|||つち|くも|いちぞく||かくれざと

木 ノ 葉 の 連中 は 目的 地 に 到着 すれば ➡ き||は||れんちゅう||もくてき|ち||とうちゃく|

おのずと 立ち去る はずだ 。 |たちさる|

しかし 隠れ里 に 入ら れて は 面倒で は ? |かくれざと||はいら|||めんどうで|

アカボシ … お前 も まだまだ 人間 が わかって ねえ な 。 |おまえ|||にんげん||||

あの 禁 術 は オレ ら に とっちゃ お 宝 だ が ➡ |きん|じゅつ|||||||たから||

まともな 連中 に は 厄介な 存在 で しか ねえ んだ よ 。 |れんちゅう|||やっかいな|そんざい|||||

♪♪~

( ナルト ) あた っ !

何 する んだ よ ! ( ホタル ) それ は こっち の セリフ です ! なん||||||||||

なぜ 私 に ついてくる んです ? |わたくし|||

なぜ だ と ? 護衛 なんだ から 当たり め えだ ろ ! |||ごえい|||あたり|||

何度 も 言い ます が 私 に 護衛 は いり ませ ん ! なんど||いい|||わたくし||ごえい||||

自分 の 身 は 自分 で 守り ます ! じぶん||み||じぶん||まもり|

木 ノ 葉 の 皆さん は どうぞ お 引き取り ください ! き||は||みなさん||||ひきとり|

は ぁ … だ から って は い そうです かって ➡ |||||||そう です|

すごすご 帰る わけに は いか ねえ んだ 。 |かえる|||||

なぜ です ? ホント に 私 に は 構わ ないで ください ! ||||わたくし|||かまわ||

構って ねえ よ 。 護衛 して る だけ だって ば よ ! かまって|||ごえい||||||

( ヤマト ) ナルト ここ は 彼女 の 言う とおり ➡ ||||かのじょ||いう|

我々 は 引きあげよう 。 なんで だ よ ! われわれ||ひきあげよう|||

しかたない でしょう 。 ちょ ちょっと 待って ろ ! ||||まって|

いい の か よ ? だって 敵 は まだ その へんに …。 |||||てき||||

いい から いい から 。

お ~ い !

わかった よ ! じゃあ オレ たち は 退散 する ぜ ! ||||||たいさん||

そう 。

イヤ ー ッ !!

キャ ー ! ダメ ! とって ~ っ !!

ほら よ 。

な … 何 です か ? 今 の は …。 |なん|||いま||

山 ヒル だ 。 やま||

ここ ら へんに は よく いる みたいだ し ➡

降って きた って 不思議じゃ ねえ 。 ふって|||ふしぎじゃ|

え ? 降って くる ? あぁ じゃあ な 。 |ふって||||

気 を つけて 行けよ 。 1 人 で 。 き|||いけよ|じん|

どうして 踏む んだ よ ! |ふむ||

ナルト さん は そば に いて ください 。

私 に は あんな の 触れ ませ ん 。 ムリ … 絶対 あり え ない し 。 わたくし|||||ふれ||||ぜったい||||

ナルト さん は ヒル が 降って きたら 防いで ください 。 |||||ふって||ふせいで|

だって 護衛 は いら ねえ って …。 |ごえい||||

この 森 を 抜ける まで です ! |しげる||ぬける||

う ~ ん どうし よっ か な 。 お 願い し ます ナルト さん ! ||どう し|||||ねがい||||

しょうが ねえ な 。

でも よく 考えたら ナルト さん たち が 現れ なければ ➡ ||かんがえたら|||||あらわれ|

ウタカタ 様 が 私 を 護衛 して くれる はずだった んです よ ね 。 |さま||わたくし||ごえい||||||

ウタカタ ? あの 不思議な 術 を 使う ヤツ か ? ||ふしぎな|じゅつ||つかう||

あの 方 は 私 の お 師匠 様 です 。 |かた||わたくし|||ししょう|さま|

私 は ウタカタ 様 の ように 強く なり たい 。 わたくし|||さま|||つよく||

ふ ~ ん 師匠 ね …。 ||ししょう|

師匠 って の は ロク な の がい ねえ から な 。 ししょう||||||||||

オレ の 師匠 だって …。 ||ししょう|

スケベ で おっちょこちょいで ➡

その 上 調子 が よく って …。 |うえ|ちょうし|||

だけど ま ぁ 忍者 と して は すげ え 強くて ➡ |||にんじゃ||||||つよくて

頼り がい が あって … 何より 優しい んだ 。 たより||||なにより|やさしい|

人 は 見かけ に よら ね えっ つうか ま ぁ いつか は オレ も ➡ じん||みかけ|||||||||||

あんな 忍者 に なら なって も いい かな … なんて な 。 |にんじゃ||||||||

ナルト さん も その 師匠 の こと が 好きな んです ね 。 ||||ししょう||||すきな||

好き ? 誰 が あんな エロエロ 親父 …。 すき|だれ||||おやじ

私 も ウタカタ 様 の ように 強く なり たい 。 わたくし|||さま|||つよく||

私 が 強く なれば お じい 様 の 残して くれた 術 を 使いこなせる 。 わたくし||つよく||||さま||のこして||じゅつ||つかいこなせる

そう すれば …。

土 蜘蛛 一族 を 再興 する こと だって できる …。 つち|くも|いちぞく||さいこう||||

オメエ も 小 せ え くせ に いろいろ 背負って 大変だ な 。 ||しょう||||||せおって|たいへんだ|

それにしても お前 の 師匠 って ば どこ 行 っち まったん だ ? |おまえ||ししょう||||ぎょう|||

わかり ませ ん 。 ウタカタ 様 は なぜ か ➡ ||||さま|||

師匠 と 呼ぶ と とても 不機嫌に なって …。 ししょう||よぶ|||ふきげんに|

《 サイ ! 何 な んだ よ この 量 は !》 |なん|||||りょう|

もう ヒル は いい んだ よ 。

( サイ ) ん ~… もっと 大きく って こと な の か な 。 |||おおきく||||||

ん … 違う の か ? じゃあ …。 |ちがう|||

った く … いいかげんに しろ って 。

キャ ~!!

こら ~ バカサイ ! 何 やって んだ よ ! ||なん|||

オレ の ジェスチャ ー よく 見 や がれ ! おい おい …。 |||||み||||

( ウタカタ ) これ で 元 の 根 無し 草 に 逆戻り できる 。 |||もと||ね|なし|くさ||ぎゃくもどり|

アイツ が 一緒 なら 問題 なかろう …。 ||いっしょ||もんだい|

《… に して も あの チャクラ …。

まさか な …》

(( ハァ ハァ ハァ …。

あの …。

すぐに 手当て を 私 たち の 砦 に 。 |てあて||わたくし|||とりで|

どうやら 追っ手 は 来て ねえ 。 |おって||きて|

傷 も ずいぶん と 癒えた し ➡ きず||||いえた|

そろそろ …。

私 を 弟子 に して ください 。 わたくし||でし|||

先日 師匠 の 戦い を 見て ➡ せんじつ|ししょう||たたかい||みて

心底 感服 いたし ました 。 しんそこ|かんぷく||

師匠 ? はい 。 ししょう|

ウタカタ 師匠 。 |ししょう

二度と 呼ぶ な 。 え ? あの …。 にどと|よぶ|||

オレ を 二度と 師匠 と 呼ぶ な ! ||にどと|ししょう||よぶ|

あの …。

は ぁ …。

オレ は 弟子 なんて とる 気 は ない 。 ||でし|||き||

ウタカタ 様 …。 |さま

それでは 一 宿 一 飯 の 恩義 を 忘れ …。 |ひと|やど|ひと|めし||おんぎ||わすれ

ただ メシ と ただ 酒 を ➡ ||||さけ|

か っ くらって いれば よい のです か ?

それでは 今夜 の ただ メシ の 献立 は 何と いたし ましょう か ! |こんや|||||こんだて||なんと|||

おい 。

お前 いやらしい ところ ついてくる な 。 おまえ||||

弟子入り が 断ら れた とき に は ➡ でしいり||ことわら||||

そう 申せ と 遁 兵衛 に 教えて もらい ました 。 |もうせ||とん|ひょうえ||おしえて||

あの ジイ さん も グル かよ 。

あの な なん の 修業 も した こと が ない ヤツ に …。 ||||しゅぎょう|||||||

忍術 なら 少し ばかり 遁 兵衛 の 手ほどき を 受けた こと が あり ます 。 にんじゅつ||すこし||とん|ひょうえ||てほどき||うけた||||

なら ジイ さん に 教われば …。 ||||おそわれば

それ だけ で は 足りない から お 願い して いる んです ! ||||たりない|||ねがい|||

わかった その 池 の 上 を 歩いて みろ 。 ||いけ||うえ||あるいて|

池 の 上 を ? わかり ました 。 いけ||うえ|||

キャ ~!

やれやれ あの 調子 なら ➡ ||ちょうし|

出てい くまで で きや し ねえ な 。 しゅってい||||||

( ホタル ) ウタカタ 様 ! ||さま

ほら ! 見て ください 。 |みて|

ウタカタ 様 ! |さま

お前 ひと 晩 中 やって た の か ? おまえ||ばん|なか||||

はい これ で 弟子 に して くれ ます か ? |||でし|||||

いや この 程度 は 序の口 次 は この 術 だ 。 ||ていど||じょのくち|つぎ|||じゅつ|

水 遁 水 乱 波 ! すい|とん|すい|らん|なみ

すごい ! これ くらい でき なきゃ ➡

オレ の 弟子 は ムリ だ 。 ||でし|||

わかり ました 。

水 遁 水 乱 波 ! すい|とん|すい|らん|なみ

ふ ~! あれ ?

水 遁 水 乱 波 ! ふ ~! あれ どうして ? すい|とん|すい|らん|なみ|||

この 術 は 水 属性 の チャクラ を 持って ない 限り は ムリ だ 。 |じゅつ||すい|ぞくせい||||もって||かぎり|||

悪く 思う な よ 。 わるく|おもう||

雨 か ? ウタカタ 様 ! あめ|||さま

うわ っ 近い 。 見て て ください 。 ||ちかい|みて||

水 遁 水 乱 波 ! すい|とん|すい|らん|なみ

これ で 私 を 弟子 に して くれ ます か ? ||わたくし||でし|||||

いや その …。

いや まだまだ だ 。 ちょっと ウタカタ 様 ? |||||さま

( 遁 兵衛 ) そろそろ やってくる 頃 だ と ➡ とん|ひょうえ|||ころ||

思って おり ました 。 おもって||

った く 勘弁 して くれ 。 ||かんべん||

どういう つもり だ 。 あの 子 を たきつけて 。 ||||こ||

折り入って 頼み が あり ます 。 おりいって|たのみ|||

どうか ここ に 留まり ➡ |||とどまり

ホタル 様 を 守って は いただけ ない でしょう か 。 |さま||まもって|||||

そりゃ あ 随分 面倒な 恩返し だ な 。 ||ずいぶん|めんどうな|おんがえし||

ホタル 様 は 宿命 の 子 な のです 。 |さま||しゅくめい||こ||

賊 を 倒した 腕前 を 見て も ➡ ぞく||たおした|うでまえ||みて|

あなた が 並 の お方 で は ない こと は わかる 。 そして ➡ ||なみ||おかた|||||||

何より 無欲だ 。 なにより|むよくだ

ご覧 の とおり ワシ は すでに 老齢 。 ごらん||||||ろうれい

あなた の 弟子 と なれば ホタル 様 の 身 は 安全だ 。 ||でし||||さま||み||あんぜんだ

どうか この 頼み を 聞き入れて は くれ まい か ? ||たのみ||ききいれて||||

悪い が それ は ムリ だ 。 わるい|||||

薄 々 気づいて る んだろう ? オレ が 追わ れて る って こと を 。 うす||きづいて|||||おわ|||||

オレ の 周り に は 死 神 が ウヨウヨ と 寄って くる 。 ||まわり|||し|かみ||||よって|

そこ に あの 子 を 預ける なんて 。 |||こ||あずける|

そう です か …。

それ に 師匠 と 弟子 の 関係 なんて ➡ ||ししょう||でし||かんけい|

あて に なる もんか 。

(( 師匠 ! 何 を する 気 です 師匠 ! ししょう|なん|||き||ししょう

し … 師匠 …。 |ししょう

ぐ … ぐ わ っ !!))

うわ ぁ ~!!

居眠り しち まった の か 。 いねむり||||

本当に オレ たち は 一 国 の 主に なれる の か ? ほんとうに||||ひと|くに||おもに|||

あったり め ぇよ ! そうだ よ な アカボシ 。 |||そう だ|||

あぁ 。 もし 売 っぱ ら っち まった と して も ➡ ||う|||||||

一生 遊んで 暮らせる 大金 が 手 に 入る はずだ 。 いっしょう|あそんで|くらせる|たいきん||て||はいる|

おい どうした ?

気 を つけろ 近く に 誰 か いる 。 き|||ちかく||だれ||

そこ か !

何 !? そっち だ ! なん||

くそ っ どういう こと だ !? ( ウタカタ ) フフフフ …。

( チュウシン ) 誰 だ テメエ は ! |だれ|||

( ナンゴウ ) 木 ノ 葉 の 援軍 って わけ でも な さ そうだ が …。 |き||は||えんぐん||||||そう だ|

( アカボシ ) まさか コイツ も 禁 術 を …。 ||||きん|じゅつ|

ほう … 禁 術 の こと を 知って る って こと は ➡ |きん|じゅつ||||しって||||

つまり お前たち が 盗賊 団 って わけ か 。 |おまえたち||とうぞく|だん|||

しかし よ そんなに すごい の か ? あの 禁 術 は 。 |||||||きん|じゅつ|

なら オレ も その 禁 術 が ほしく なって きた な 。 ||||きん|じゅつ|||||

なんだ ? 横取り する 気 か ? |よこどり||き|

それ で どう する ? かまわ ねえ や っち まえ !

( アカボシ ) 追え 。 |おえ

( ナンゴウ ) 何 だ ? この ぬ め り は 。 |なん||||||

ぎ ゃあ !!

目 つぶし だ ! 散れ ! ヤツ を 囲む 。 め|||ちれ|||かこむ

この チャクラ の 流れ … ヤツ ら の 動き が 急に 素早く なった 。 |||ながれ||||うごき||きゅうに|すばやく|

《 結 界 術 か !》 いく ぞ ! けつ|かい|じゅつ|||

( アカボシ ) 疾 ! ( ナンゴウ ) 風 ! |しつ||かぜ

( ベンテン ) 迅 ! ( チュウシン ) 雷 ! |じん||かみなり

しまった !

終わり だ ! は ぁ ~ っ !! おわり||||

どこ まで ついてくる つもりです ?

どこ まで って … 森 が 終わる まで って 言った の は ➡ |||しげる||おわる|||いった||

そっち だ ろ ? それ は そう です けど …。

《 つうか さっき の 砦 と 隠れ里 の 間 に は ➡ |||とりで||かくれざと||あいだ||

森 し かね えっ つう の !》 しげる|||||

あなた たち まで !

どうやら 我々 の 任務 は 無事に 終わり そうだ ね 。 |われわれ||にんむ||ぶじに|おわり|そう だ|

ん っ ?

お っ ! 里 に 着いた ぜ ! ||さと||ついた|

なんだ ? 誰 も い ない の か ? |だれ|||||

お ~ い !

誰 か ~! 誰 かい ねえ の か ! だれ||だれ||||

サイ 。 はい 。

お ~ い ! ホタル が 帰って きた ぞ ! ||||かえって||

誰 か い ない の か ! だれ|||||

よっ しゃ ! ちょっと 待って ろ ! |||まって|

あっ ナルト ! った く …。

( 半鐘 ) はんしょう

大変だ ~! 火事 だ ~!! たいへんだ|かじ|

火事 だ ぞ ~!! かじ||

( 半鐘 ) はんしょう

な ~ んだ ! や っぱ いんじゃ ん !

♪♪~

驚かせて すまなかった な ! おどろかせて||

いや ~ みんな が 出て こ ねえ から さ 。 |||でて||||

ホタル が 久しぶりに 帰って きた んだ ! ||ひさしぶりに|かえって||

歓迎 して やって くれ って ば よ ! かんげい||||||

あれ ? どうした ん だ ? みんな …。

お っ ホタル !

( ホタル ) おじさん …。

ご苦労さまです 。 ごくろうさまです

私 が この 里 の 責任 者 。 わたくし|||さと||せきにん|もの

いざというとき の 話 は 役行者 様 から 聞いて おり ます 。 ||はなし||えんのぎょうじゃ|さま||きいて||

あと は 私 ども に お 任せ ください 。 ||わたくし||||まかせ|

では 我々 は これ で 。 |われわれ|||

あぁ いや お 待ち を 。 まだ お 礼 も いたして おり ませ ん 。 |||まち||||れい|||||

せめて …。 ( ヤマト ) お 心遣い 感謝 し ます 。 |||こころづかい|かんしゃ||

ですが 仲間 を 葛城 山 に 残して きて おり ます ので 。 |なかま||かつらぎ|やま||のこして||||

そう です か …。 それ は 残念です 。 |||||ざんねんです

さ ぁ サクラ の 元 に 戻ろう 。 あ … あぁ …。 ||||もと||もどろう||

ナルト さん …。

あの …。

大丈夫 。 だいじょうぶ

ありがとう …。

♪♪~

どうした ? ナルト 。

ヤマト 隊長 … 悪い けど 先 に 行って て くれ ねえ か ? |たいちょう|わるい||さき||おこなって||||

オレ は あの 里 に 戻る 。 |||さと||もどる

戻る ? もどる

どうしても … 気 に なる んだ 。 |き|||

《 村人 たち の あの 視線 …》 むらびと||||しせん

おい ! 待つ んだ ! |まつ|

《 ほっとけ ね えん だって ば よ !》

( ジャックポット ) 近い 近い 。 |ちかい|ちかい

時 は 刻ま れ やがて 混沌 が 訪れる 。 じ||きざま|||こんとん||おとずれる

ヌヒョヒョヒョ !

うわ っ !

ハァ ハァ …。

また 夢 か 。 |ゆめ|

時 は 刻ま れ やがて 混沌 が 訪れる ? じ||きざま|||こんとん||おとずれる