×

LingQをより快適にするためCookieを使用しています。サイトの訪問により同意したと見なされます cookie policy.


image

地獄少女 三鼎, 地獄少女 三鼎 - 03

山河 三 差 路 分かれ 道

守り たい の は 己 か 人 か

常 世 の 闇 か

非だ の 乱れ は 貢が ない

終わる 事 ない 阿 鼻 の 芸

時に 分け入れ 扉 が 開く

晴らせ ぬ 恨み 晴らし ます

ほら 返して よ

そ ~ れ

もう 止めて よ

あの 子 誰 に も 相談 し ない ねぇ

お 嬢 に 憑依 さ れた って

誰 に 言って も 信じちゃ もらえ ねぇ って 思って んだろう よ

それ か 相談 しよう に も 相手 が い ない の か

そう 言えば 彼女 って 父親 の 仕事 の 都合 で

ずっと 一 人 暮らし でした ね

山 童 巻いて

はい 姫

あれ 何 だ ろ ?

行って 見よう か

本番 行き ます

撮影 だ ね

テレビ 言う か な 映画 かな

あ あれ って アイドル 歌手 の 森山 純 じゃ ない !

私 は 運命 を 憎み ます

生き別れた 兄 と も 知れ ず に

貴方 を 愛して しまった

そんな 運命 を 憎み ます

カット オーケー

よっ かった ね 純 ちゃん

歌手 に し とくに は 勿体 無い 演技 力 だ

ありがとう ございます

可愛かった ねぇ 森山 ちゃん

さすが 芸能 人 って 感じ

結構 おじさん たち に も 人気 ある んだ って

そう な んだ

おじさん たち って さ ぁ ああいう 真面目 っぽい 子 好きだ よ ねぇ

俺 純 ちゃん の ファン なん すよ

俺 の 全て を 見て もらう せ

やめて ください

誰 か 誰 か 来て

速く 来て

ヤベ

何 して んだ 貴 様

純 大丈夫 か 純

はい 社長

いや 純 の 姿 が 急に 見え なく なって 探して いったら

あの 叫び声 でしょ

お かけ で 助かり ました

あ いえ …

私 たち 夢中で

何 か お 礼 を し たい んだ けど

また 撮影 中 だ しな

そんな お礼 だ なんて

ねえ

うん なら ホテル に 彼女 たち を 招待 して

夕食 を ご馳走 する なんて どう かしら

もちろん あなた たち が 良ければ の 話 だ けど

あ でも …

本当に いい んです か

あぁ ドキドキ する

せっかく の 料理 な のに 味 わかん な そう

ね 貴方 たち これ から 森山 純 に 会う でしょ

何で 知って る の ?

これ 彼女 に 渡して ほしい んだ けど …

百田 昌子 から だって 言えば

きっと わかる と 思う から

まずは 季節 の 野菜 を 使った オードブル で ございます

ご ゆっくり どうぞ

さあ 遠慮 し ない って たくさん 食べて ね

はい

いただき ます

そんなに 硬く なら ないで

さあ どんどん 食べて ください

はい

アーイ

美味しい

純 は 高校 に 済ま ず に 芸能 活動 に 宣伝 して いる から な

君 たち みたいな 同 世代 の 友 たち と お 喋り する 機会 は 全然 ないだ

どうか 気楽に 純 の 話し合い って なきゃ ください

社長 吉沢 さん

私 の 話 は どう で も いい の

今夜 の 主役 は 彼女 たち でしょ

そう だった な

どうも すいません です

はい

はい

ありがとう ございます

ねぇ 知って ます ?

色紙 って 実は サイン した 方 が 裏 な んです よ

そう な の ?

本当に ?

「 私 は まだ 表 に サイン する ほど の 身分 で は あり ませ ん

これ から も 努力 と 精進 を 重ね ます 」

って 意味 が ある そうです

知ら なかった

物知り

努力 と 精進 か

純 お前 も もっと 頑張る ない と なあ

はい

こんなに 人気 が ある のに

まだ 頑張ら ない と 駄目な んです か ?

あたし に は 夢 が ある の

夢 ?

私 の 歌 が ずっと

例えば 私 が 年 を 取って 死んじゃ った 後 でも

みんな に 歌い 継が れて いく

私 そんな 歌手 を 目指して いる の

いわゆる 伝説 の 歌手 って やつ だ な

伝説 の 歌手 か ぁ

なんだか 素敵

純 さん て 本当に 歌 が 好きな んです ね

歌 だけ じゃ ない よ

ファン も 大切 だって 言い たい んだ ろ

はい

ああ そうだ ファン と 言えば

先 ホテル の 前 で 純 さん に 私 て 欲し いって 女 の 人 が これ を

おう ファン 出た かな

どれ どれ っと

百田 昌子 さん って 言えば わかる って

何 だ これ

ひで ぇ ー 悪戯 する やつ も いる もん だ な

タク …

愛して る

姫 は 歌 も お 上手です ね

あう 今度 カンオケ に 連れて け

カンオケ

あ カラオケ の こと です ねぇ

あ ~ なんか 疲れちゃ った ねぇ

さっき の 封筒 渡して くれた ?

ね あの 写真 本物 ?

見た の ね

彼女 たち 何 か 言って た ?

この こと は 誰 に も 言わ ないで くれ って

ね 何で 答えた の ?

もちろん 黙って る って 約束 した わ

そう

私 ね あの 子 と 同期 な の

私 達 中学校 の 頃 同じ 芸能 事務 所 に いた の

彼女 が 今 の 事務 所 に 席 する 前 の 話

ひどい 事務 所 で ねぇ

でも 酷 かった の それ だけ じゃ ない

ねぇ 昌子 悪い んだ けど さ

コンビニ 行って ジュース 買って 来て よ

ごめん 今 レッスン 中 だ から

誰 に 口 きいて んだ よ あ

御免なさい

純 ちゃん お 仕事 一 つ 決まった わ

はい 企画 書 と 進行 表

え ? また 撮影 会 込み の イベント どう

仕事 が ある だけ もし でしょ

如何 して 私 の ファン で 気持ち 悪い 奴 ばかり かな

い っつ も 同じ やつ だらけ らしい

嫌な や つら タック

ほら エロカワポーズ

昌子 今度 は 私 が 取った あげる ねぇ

でも …

いい から ほら こっち 来て

どれ ~

ご免 わざと

私 は 彼女 の せい で 夢 を 諦めた わ

歌手 に なり たい って いう 自分 の 夢 を

あの 子 に 潰さ れた の よ

森山 純 が 憎い

地獄 少女 に 頼んで でも

地獄 に 送って やり たい

地獄 少女 に …

そう さ す ー きさ

す ー き だ よ

サーフボード に 乗った エンジェル

み ー うん ー な メロメロ

ひどく ない あの 歌

そんな こと 言っちゃ ダメだ よ 悪い よ

き ー み は キラキラ

昌子 さん だ っけ

あなた は 純 さん に どうして ほしい の ?

私 は ただ 彼女 に 謝って ほしい だけ

そう すれば

あの 写真 の データ は 全部 渡して あげて も いい と 思って る

でも もし 謝ら なかったら

来た

純 さん

これ で 気 が 済んだ ?

情けない 格好

そりゃ そう よね

あの 写真 が 公表 さ れたら 芸能 界 に い られ ない もの ね

下げ たく も ない 頭 も 下げ られる でしょう ね

そういう 気持ち が ない と 言ったら 嘘 に なる わ

でも それ だけ じゃ ない

あの 頃 の 私 は 最低の 人間 だった

やっと ブレイク して たくさんの 人 と 出会って

ようやく それ に 気づいた の

勝手な こと 言わ ないで

人 に 散々 ひどい ことし と いて

今 は 反省 して る から 許して くれ

あなた って どこ まで 勝手な 人 な の

なら どう すれば …

さっさと 芸能 界 から 引退 して

ちょっと さっき と 話 が …

それ が でき ない なら 死んで よ

ねぇ 純 私 の 望み を 叶えて

望み ?

あなた の 事務 所 から 私 を デビュー さ せて よ

人気 絶頂 の 森山 純 が プッシュ して くれれば

きっと きっと 私 だって すぐに アイドル に なれる わ

ごめん でき ない わ

どうして よ

だって こんな こと 言い たく ない けど

昌子 って 歌 下手じゃ ない

それ は …

確かに 私 は あんた を 虐めた わ

それ は 悪い と 思って る

だけど それ と これ と は 話 が 別だ よ

今 の 私 は 本気で 歌 を 愛 せる ように なった の

だから 才能 の 無い 人 を デビュー さ せる なんて 真似 だけ は …

あたし だって 努力 した わ よ !

努力 は ね 才能 の 無い 人 が すがる 最後 の 希望 な の

昌子 あんた 歌手 に なった って 絶対 やって いけない わ よ

写真 は あんた の 好きに して

自分 が まいた 種 だ も の 自分 で 受け止める から

来た よ

骨 女

あい よ お 嬢

受け取り なさい

あなた が 本当に 怨み を 晴らし たい と 思う なら

その 赤 糸 解けば いい

糸 を 解けば 私 と 正式に 契約 交わした こと に なる

恨み の 相手 は 速やかに 地獄 へ 流さ れる わ

ただし 怨み を 晴らしたら あなた 自身 に も 代償 を 支払って もらう

人 を 呪わ ば 穴 二 つ

契約 を 交わしたら あなた の 魂 も 地獄 へ 落ちる

死んだ 後 の 話した けど

地獄 に …

後 は 貴方 が 決める 事 よ

百田 昌子 さん だ ね

いっ くら 待って も 出版 社 の 人 は 来 や しね いよ

そう いつ 渡して くれりゃ 手荒 の 真似 を しね い から

分かる だ ろ

あまり 森山 純 に 関わって 欲し いく ない んだ よ ねぇ

三百万

言って る こと 分かる よ ね

さすが 森山 純 す っ ごい 人 ねぇ

あ あそこ 事務 所 の 社長 さん じゃ ない

あたし お 礼 言って くる ねぇ

うん

あんまり 気分 は の いい もん じゃ あり ませ ん でした よ

仕方ない さ こう する こと も 純 の ため だ

社長

うん ?

事務 所 の ため でしょ ?

すま ん な

今日 は 皆さん に 聞いて 欲しい こと が あり ます

私 は デビュー する 前 に

ある 人 に とても ひどい 仕打ち を し ました

純 !

その 人 は 今 でも 私 の こと を 許して は くれ ませ ん

純 さん あの こと を 話して る

昔 の 私 は 悪い 子 でした

でも 歌 と の 出会い で 生まれ変わる こと が でき ました

私 は 本当の 自分 に 出会えた んだ と 思い ます

負け ないで 純 頑張れ ます

応援 して る から

ありがとう ありがとう 皆

私 皆 が いて くれる から 頑張れる

その 人 が この 曲 を 捧げ ます

駄目 解いて は 駄目

糸 を 解いて は 駄目 !

怨み 聞き届けたり

ようこそ 閻魔 あい の 地獄 コンサート へ

やめて やめて …

逃げる こと は でき ませ ん よ

たとえ 自分 は 変わって も

あんた に 怨み を 抱いた 相手 は

ずっと にらんで いる よ

骨 の 髄 まで 怨 ん でる んだ よ

闇 に 惑い し 憐れ な 影 よ

人 を 傷つけ 貶めて

罪 に 溺れ し 業 の 魂

一 遍 死んで 見る ?

愛して る …

この 怨み 地獄 へ 流し ます

本当だったら 今日 は 此処 で 純 の コンサート が あった んです よ ねぇ

純 一体 どこ に いち まったん だ か

お前 あの 時 の …

あ その せつ は 失礼 し ます

っあ 君

吉沢 見ろ !

純 ちゃん 純 ちゃん …

謎 の 失踪 を 遂げた アイドル 歌手 の 森山 純

彼女 が コンサート を 行う 予定 だった

この 武道 館 に たくさんな ファン が 集まって 来て です

森山 純 の 帰って 来る こと を 信じて 彼女 の 歌 を 歌え 続ける

彼 は 口々に そう 語って い ます

伝説 の 歌手 に なり たい って 言って た 純 さん の 夢

叶った の かも 知れ ない ね

愛して る 愛して る

あなた の 怨み 晴らし ます

名前 は ?

湯川 タケル

尊敬 して た んじゃ ない の か

ああ 憧れて た

だから 頑張って 付いていって 僕 は 変わった

なのに まさか あんな …

信じて た のに

クソ っ 地獄 へ 流して やる !

怨み 聞き届けたり

次回

哥哥


山河 三 差 路 分かれ 道

守り たい の は 己 か 人 か

常 世 の 闇 か

非だ の 乱れ は 貢が ない

終わる 事 ない 阿 鼻 の 芸

時に 分け入れ 扉 が 開く

晴らせ ぬ 恨み 晴らし ます

ほら   返して よ

そ ~ れ

もう 止めて よ

あの 子   誰 に も 相談 し ない ねぇ

お 嬢 に 憑依 さ れた って

誰 に 言って も   信じちゃ もらえ ねぇ って 思って んだろう よ

それ か   相談 しよう に も 相手 が い ない の か

そう 言えば   彼女 って 父親 の 仕事 の 都合 で

ずっと 一 人 暮らし でした ね

山 童   巻いて

はい   姫

あれ   何 だ ろ ?

行って 見よう か

本番 行き ます

撮影 だ ね

テレビ 言う か な   映画 かな

あ   あれ って   アイドル 歌手 の 森山 純 じゃ ない !

私 は 運命 を 憎み ます

生き別れた 兄 と も 知れ ず に

貴方 を 愛して しまった

そんな 運命 を 憎み ます

カット   オーケー

よっ かった ね   純 ちゃん

歌手 に し とくに は 勿体 無い 演技 力 だ

ありがとう ございます

可愛かった ねぇ   森山 ちゃん

さすが 芸能 人 って 感じ

結構 おじさん たち に も 人気 ある んだ って

そう な んだ

おじさん たち って さ ぁ   ああいう 真面目 っぽい 子 好きだ よ ねぇ

俺 純 ちゃん の ファン なん すよ

俺 の 全て を 見て もらう せ

やめて ください

誰 か   誰 か 来て

速く 来て

ヤベ

何 して んだ 貴 様

純   大丈夫 か   純

はい   社長

いや   純 の 姿 が 急に 見え なく なって 探して いったら

あの 叫び声 でしょ

お かけ で   助かり ました

あ   いえ …

私 たち 夢中で

何 か お 礼 を し たい んだ けど

また 撮影 中 だ しな

そんな   お礼 だ なんて

ねえ

うん   なら ホテル に 彼女 たち を 招待 して

夕食 を ご馳走 する なんて どう かしら

もちろん   あなた たち が 良ければ の 話 だ けど

あ   でも …

本当に いい んです か

あぁ   ドキドキ する

せっかく の 料理 な のに   味 わかん な そう

ね   貴方 たち これ から 森山 純 に 会う でしょ

何で 知って る の ?

これ   彼女 に 渡して ほしい んだ けど …

百田 昌子 から だって 言えば

きっと わかる と 思う から

まずは   季節 の 野菜 を 使った オードブル で ございます

ご ゆっくり どうぞ

さあ   遠慮 し ない って   たくさん 食べて ね

はい

いただき ます

そんなに 硬く なら ないで

さあ   どんどん 食べて ください

はい

アーイ

美味しい

純 は 高校 に 済ま ず に   芸能 活動 に 宣伝 して いる から な

君 たち みたいな 同 世代 の 友 たち と お 喋り する 機会 は 全然 ないだ

どうか 気楽に   純 の 話し合い って なきゃ ください

社長   吉沢 さん

私 の 話 は どう で も いい の

今夜 の 主役 は 彼女 たち でしょ

そう だった な

どうも すいません です

はい

はい

ありがとう ございます

ねぇ   知って ます ?

色紙 って   実は サイン した 方 が 裏 な んです よ

そう な の ?

本当に ?

「 私 は まだ   表 に サイン する ほど の 身分 で は あり ませ ん

これ から も 努力 と 精進 を 重ね ます 」

って 意味 が ある そうです

知ら なかった

物知り

努力 と 精進 か

純   お前 も もっと 頑張る ない と なあ

はい

こんなに 人気 が ある のに

まだ 頑張ら ない と 駄目な んです か ?

あたし に は 夢 が ある の

夢 ?

私 の 歌 が ずっと

例えば   私 が 年 を 取って 死んじゃ った 後 でも

みんな に 歌い 継が れて いく

私 そんな 歌手 を 目指して いる の

いわゆる   伝説 の 歌手 って やつ だ な

伝説 の 歌手 か ぁ

なんだか 素敵

純 さん て   本当に 歌 が 好きな んです ね

歌 だけ じゃ ない よ

ファン も 大切 だって 言い たい んだ ろ

はい

ああ   そうだ   ファン と 言えば

先   ホテル の 前 で 純 さん に 私 て 欲し いって 女 の 人 が これ を

おう   ファン 出た かな

どれ どれ っと

百田 昌子 さん って 言えば わかる って

何 だ これ

ひで ぇ ー 悪戯 する やつ も いる もん だ な

タク …

愛して る

姫 は 歌 も お 上手です ね

あう   今度 カンオケ に 連れて け

カンオケ

あ   カラオケ の こと です ねぇ

あ ~ なんか 疲れちゃ った ねぇ

さっき の 封筒 渡して くれた ?

ね   あの 写真 本物 ?

見た の ね

彼女 たち   何 か 言って た ?

この こと は   誰 に も 言わ ないで くれ って

ね   何で 答えた の ?

もちろん   黙って る って 約束 した わ

そう

私 ね   あの 子 と 同期 な の

私 達   中学校 の 頃 同じ 芸能 事務 所 に いた の

彼女 が 今 の 事務 所 に 席 する 前 の 話

ひどい 事務 所 で ねぇ

でも 酷 かった の それ だけ じゃ ない

ねぇ   昌子   悪い んだ けど さ

コンビニ 行って ジュース 買って 来て よ

ごめん   今 レッスン 中 だ から

誰 に 口 きいて んだ よ   あ

御免なさい

純 ちゃん お 仕事 一 つ 決まった わ

はい   企画 書 と 進行 表

え ? また 撮影 会 込み の イベント どう

仕事 が ある だけ もし でしょ

如何 して 私 の ファン で 気持ち 悪い 奴 ばかり かな

い っつ も 同じ やつ だらけ らしい

嫌な や つら タック

ほら   エロカワポーズ

昌子   今度 は 私 が 取った あげる ねぇ

でも …

いい から   ほら   こっち 来て

どれ ~

ご免   わざと

私 は 彼女 の せい で   夢 を 諦めた わ

歌手 に なり たい って いう 自分 の 夢 を

あの 子 に 潰さ れた の よ

森山 純 が 憎い

地獄 少女 に 頼んで でも

地獄 に 送って やり たい

地獄 少女 に …

そう さ   す ー きさ

す ー き だ よ

サーフボード に 乗った エンジェル

み ー うん ー な   メロメロ

ひどく ない   あの 歌

そんな こと 言っちゃ ダメだ よ   悪い よ

き ー み は   キラキラ

昌子 さん   だ っけ

あなた は 純 さん に どうして ほしい の ?

私 は   ただ 彼女 に 謝って ほしい だけ

そう すれば

あの 写真 の データ は 全部 渡して あげて も いい と 思って る

でも   もし 謝ら なかったら

来た

純 さん

これ で 気 が 済んだ ?

情けない 格好

そりゃ そう よね

あの 写真 が 公表 さ れたら 芸能 界 に い られ ない もの ね

下げ たく も ない 頭 も 下げ られる でしょう ね

そういう 気持ち が ない と 言ったら 嘘 に なる わ

でも   それ だけ じゃ ない

あの 頃 の 私 は 最低の 人間 だった

やっと ブレイク して   たくさんの 人 と 出会って

ようやく それ に 気づいた の

勝手な こと 言わ ないで

人 に 散々 ひどい ことし と いて

今 は 反省 して る から 許して くれ

あなた って   どこ まで 勝手な 人 な の

なら   どう すれば …

さっさと 芸能 界 から 引退 して

ちょっと   さっき と 話 が …

それ が でき ない なら 死んで よ

ねぇ   純   私 の 望み を 叶えて

望み ?

あなた の 事務 所 から   私 を デビュー さ せて よ

人気 絶頂 の 森山 純 が プッシュ して くれれば

きっと   きっと 私 だって すぐに アイドル に なれる わ

ごめん   でき ない わ

どうして よ

だって   こんな こと 言い たく ない けど

昌子 って 歌 下手じゃ ない

それ は …

確かに 私 は   あんた を 虐めた わ

それ は 悪い と 思って る

だけど   それ と これ と は 話 が 別だ よ

今 の 私 は   本気で 歌 を 愛 せる ように なった の

だから   才能 の 無い 人 を デビュー さ せる なんて 真似 だけ は …

あたし だって 努力 した わ よ !

努力 は ね   才能 の 無い 人 が すがる 最後 の 希望 な の

昌子   あんた 歌手 に なった って 絶対 やって いけない わ よ

写真 は あんた の 好きに して

自分 が まいた 種 だ も の   自分 で 受け止める から

来た よ

骨 女

あい よ   お 嬢

受け取り なさい

あなた が 本当に 怨み を 晴らし たい と 思う なら

その 赤 糸 解けば いい

糸 を 解けば   私 と 正式に 契約 交わした こと に なる

恨み の 相手 は   速やかに 地獄 へ 流さ れる わ

ただし   怨み を 晴らしたら   あなた 自身 に も 代償 を 支払って もらう

人 を 呪わ ば 穴 二 つ

契約 を 交わしたら   あなた の 魂 も 地獄 へ 落ちる

死んだ 後 の 話した けど

地獄 に …

後 は 貴方 が 決める 事 よ

百田 昌子 さん だ ね

いっ くら 待って も 出版 社 の 人 は 来 や しね いよ

そう いつ 渡して くれりゃ   手荒 の 真似 を しね い から

分かる だ ろ

あまり   森山 純 に 関わって 欲し いく ない んだ よ ねぇ

三百万

言って る こと   分かる よ ね

さすが 森山 純   す っ ごい 人 ねぇ

あ   あそこ   事務 所 の 社長 さん じゃ ない

あたし   お 礼 言って くる ねぇ

うん

あんまり   気分 は の いい もん じゃ あり ませ ん でした よ

仕方ない さ   こう する こと も 純 の ため だ

社長

うん ?

事務 所 の ため   でしょ ?

すま ん な

今日 は 皆さん に 聞いて 欲しい こと が あり ます

私 は   デビュー する 前 に

ある 人 に とても ひどい 仕打ち を し ました

純 !

その 人 は   今 でも 私 の こと を 許して は くれ ませ ん

純 さん あの こと を 話して る

昔 の 私 は 悪い 子 でした

でも   歌 と の 出会い で 生まれ変わる こと が でき ました

私 は   本当の 自分 に 出会えた んだ と 思い ます

負け ないで   純   頑張れ ます

応援 して る から

ありがとう ありがとう   皆

私   皆 が いて くれる から   頑張れる

その 人 が   この 曲 を 捧げ ます

駄目   解いて は 駄目

糸 を 解いて は 駄目 !

怨み   聞き届けたり

ようこそ   閻魔 あい の 地獄 コンサート へ

やめて   やめて …

逃げる こと は でき ませ ん よ

たとえ 自分 は 変わって も

あんた に 怨み を 抱いた 相手 は

ずっと にらんで いる よ

骨 の 髄 まで 怨 ん でる んだ よ

闇 に 惑い し 憐れ な 影 よ

人 を 傷つけ 貶めて

罪 に 溺れ し 業 の 魂

一 遍   死んで 見る ?

愛して る …

この 怨み   地獄 へ 流し ます

本当だったら   今日 は 此処 で 純 の コンサート が あった んです よ ねぇ

純   一体 どこ に いち まったん だ か

お前 あの 時 の …

あ   その せつ は 失礼 し ます

っあ   君

吉沢   見ろ !

純 ちゃん   純 ちゃん …

謎 の 失踪 を 遂げた アイドル 歌手 の 森山 純

彼女 が コンサート を 行う 予定 だった

この 武道 館 に たくさんな ファン が 集まって 来て です

森山 純 の 帰って 来る こと を 信じて   彼女 の 歌 を 歌え 続ける

彼 は 口々に そう 語って い ます

伝説 の 歌手 に なり たい って 言って た 純 さん の 夢

叶った の かも 知れ ない ね

愛して る   愛して る

あなた の 怨み   晴らし ます

名前 は ?

湯川 タケル

尊敬 して た んじゃ ない の か

ああ   憧れて た

だから   頑張って 付いていって   僕 は 変わった

なのに   まさか あんな …

信じて た のに

クソ っ   地獄 へ 流して やる !

怨み   聞き届けたり

次回

哥哥