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異世界かるてっと, 異世界かるてっと - 03

異 世界 かる てっと - 03

( ターニャ ) 親愛 なる 我ら が 祖国 ならびに ―

( チャイム )

近隣 諸国 に ご挨拶 申し上げ ます

私 は 今 ―

いわゆる ひと つ の 学業 に いそしんで おり ます

♪~

~♪

( ターニャ ) ハァ …

( ターニャ ) 確かに … 確かに 私 は 望んだ

後方 で の 安定 した 文化 的な 日常 を !

そして 今 私 は 戦火 と 無縁の 学生 生活 を 営んで いる

… のだ が

文字 に したら 平和 そのもの な のに 何 だ この 絵 は !

戦場 でも もう ちょっと マシ な 絵 面 に なる ぞ !

大体 校長 先生 が ルーデルドルフ 閣下

副 校長 が ゼートゥーア 閣下 って どんな 冗談 だ !

担任 は 道化 師 みたいな ヤツ だ し

こんな 世界 私 が 飛ばさ れた あの イカ れた 世界 より ―

格段に 出来 が 悪い !

しかし …

( アルベド ) ぬう …

( ロズワール ) アルベド 君 だった かな ?

( ロズワール ) やめる こと だ ~ ね

( アルベド ) お前 に 命令 さ れる 筋合い は ない わ

みんな 仲よく 学園 生活 を 送って もらわ ない と

我々 は 困った こと に なる んだ ~ よ

そして ひいては ―

君 たち も 困る こと に なっちゃ うか ~ も ね

( デミウルゴス ) なるほど そういう こと です か

( シャルティア ) どういう こと であり ん す ?

ロズワール 先生 と 名乗る 彼 の 言葉 から 考える に

この “ 学園 生活 ” と いう 状態 を 崩壊 さ せる 行為 は ―

厳禁 と いう こと でしょう

言って る 意味 が よく 分かり ん せ ん

簡単に 説明 し ましょう

我々 は この 世界 に “ 生徒 ” と して 閉じ込め られて いる ―

と 考えて みて ください

( マーレ ) 閉じ込め られて る ?

( アインズ ) そう だった の ?

アインズ 様 は 最初 から 理解 さ れて いらっしゃい ました が

( アインズ ) 最初 も 何も まったく 見当 が ついて ませ ん でした ー !

( アインズ ) よく 気づいた な デミウルゴス

アレ だ な

アレ で ございます

( アインズ ) アレ なんだ な

アレ なんで ございます

( アインズ ) どれ だ よ !

( アインズ ) 他の 者 我々 以外 の 者 たち も 分かって ない ような ので ―

優し ~ く 教えて あげ なさい

かしこまり ました

この 世界 自体 が 何らか の 強制 力 を 持った ―

結 界 の ような もの で 覆わ れて いる と 考え られ ます

細かい ところ まで は 分かり ませ ん が たぶん ―

学園 生活 を 破綻 さ せたら ―

元 の 世界 に 戻る こと が でき なく なる ―

と いった ところ でしょう か

( アインズ ) なるほど そういう こと か !

( コキュートス ) ダカラ アインズ 様 ハ ―

戦闘 行為 ヲ トガメラレタノデスネ

( アインズ ) あ … ああ そういう こと だ

見事だ ぞ デミウルゴス ( マーレ ) は えー

いえ 理解 が 遅く 申し訳 ございませ ん アインズ 様

( アインズ ) 何 を 言う か さすが は ナザリック 随一 の 知恵 者

( ターニャ ) 確かに あの デミウルゴス と か いう ヤツ の 話 は 筋 が 通って いる

とにかく 今 は この 状況 を 甘受 せ ざる を 得 ない ようだ な

( ヴィーシャ ) 少佐 デグレチャフ 少佐

うん ?

配布 物 が 回って き ました

( ターニャ ) なに なに ?

〝 クラス 内 の 交流 を 深める ため に ―〞

“ 今週 末 に かくし芸 大会 を 開こう と 思い ます ”?

何 だ これ は ?

( エミリア ) ねえ スバル

かくし芸 って どんな こと を すれば いい の ?

( スバル ) そうだ な

( スバル ) 宴会 と か の 場 で 見せる 素人 芸 って と こか な

( エミリア ) 素人 芸 ?

( スバル ) まあ 他の 人 が でき ない 自分 だけ の 得意 分野 を ―

見せつければ オーケー って 感じ だ よ

( ラム ) バルス は ぶざまな 姿 を 見せつければ それ 自体 が 芸 に なる わ

それ 俺 が とって も つらい 感じ な んです けど

( ラム ) しかたない じゃ ない 他 に 芸 が ない んだ から

そんな こと 言って いい の か ?

俺 に は 誰 も が びっくり する ような 芸 が ある かも しれ ねえ ぜ !

( ラム ) ない わ ( スバル ) 即答 !?

( パック ) でも さあ ―

スバル に 何 か すごい 芸 が ある の なら 僕 も 見て みたいな

( スバル ) 食べる か しゃべる か どっち か に しろ よ

( レム ) レム は スバル 君 の かくし芸 を 見て みたいです よ

私 も 気 に なる かも スバル の かくし芸

おお エミリア たん レム !

2 人 の 期待 に 応える べく この ナツキ ・ スバル ―

大 盛り上がり の かくし芸 を 披露 して みせる ぜい !

て か パック 食べ 過ぎ だろう

( ベアトリス ) 何 が かくし芸 かしら

まったく くだらない の よ

何 ジロジロ こっち を 見て いる かしら

( ケーニッヒ ) いや これ は 失礼 した お嬢さん

お前 に お嬢さん 呼ばわり さ れる ほど ガキ じゃ ない の よ

さっさと う せる かしら

( ノイマン ) これ は 申し訳 あり ませ ん お嬢さん

( ベアトリス ) ん ん っ

まったく ど いつも こいつ も 不愉快な の よ

フン ! ハン !

( ヴァイス ) おお …

ケーニッヒ 中尉 ノイマン 中尉 あの 少女 に 何 か した の か ?

いいえ 何も して ないで あり ます

ホント か ? すごい 形相 だった ぞ

幼女 って の は 難しい もん であり ますよ 大尉 殿

フゥ ~ どこ か の 大 隊長 と 同じで … か ?

だ な

( ノイマン と ケーニッヒ の 笑い声 )

それ 定時 報告 で 大 隊長 殿 に お 伝え して おく な

( ケーニッヒ ) やめて ください よ 俺 たち が 消し炭 に な っち まう

( ノイマン ) だ な ハハハ … ( ケーニッヒ ) ハハハ …

ん ん …

ロズワール は 何 を 考えて いる の かしら

と っ 捕まえて 事情 を 説明 さ せて やる の よ

ロズワール は いる かしら !

( レルゲン ) えっ と … 君 は ベアトリス 君 だった かな

そう な の よ お前 は 何 な の かしら

( レルゲン ) ええ と まず 先生 に そんな 口 の 利き 方 は だ な

先生 なんて 認めて ない の よ

ベティー は ロズワール に 話 が ある かしら

お前 に 用 は ない の よ

う っ … ベアトリス 君

そういう 口 の 利き 方 を して は いけない

君 たち は この 学園 の 生徒 な のです

君 たち は 学園 生活 を 行う ため に ここ に いる のだ よ

だから ―

ちゃんと 学生 らしく し ない と いけない

( ベアトリス ) ほ わ ~

( レルゲン ) 分かった ね ?

( ベアトリス ) しかたない かしら

ロズワール 先生 に は ベティー が 来た こと を 伝えて ほしい の よ

分かった しっかり と 伝えて おく よ

( チャイム )

さあ お 昼 休み も そろそろ 終わり だ

早く 教室 に 戻り なさい

言わ れ なくて も 分かって る かしら

フン !

ハァ …

少々 強く 言い 過ぎた か ?

いや しかし 幼女 だ から と いって 気 を 緩める こと など でき ない

私 は 知っている

世の中 に は 幼女 の 皮 を かぶった 悪魔 が いる と いう こと を

( くしゃみ )

( ヴィーシャ ) 風邪 です か ? ( ターニャ ) いや …

( アクア ) ガッデス ・ ブレス ・ ユー

( カズマ ) は あ ?

( ターニャ ) 何 だ あいつ は ( ヴィーシャ ) さあ ?

なあ に ? その いまいちな 反応

あっ 言って る 意味 が 分から なかった ?

あの ね くしゃみ したら “ ゴッド ・ ブレス ・ ユー ” って 言う んだ けど …

( ターニャ ) ゴッド ・ ブレス ・ ユー ?

ゴッド … 神 …

私 が いちばん 不愉快に なる 単語

いわゆる “ 存在 X ” を 思い出さ せて くれる

ハッ !

もしや …

ヤツ は … ヤツ は …

( アインズ ) ん ?

( ターニャ ) 話 が ある

( アインズ ) え ? 俺 に ?

放課後 学校 近く に ある 公園 で

( アインズ ) ここ で 話して も よい のだ ぞ

いい や 2 人 で 話 が し たい

( アルベド ) う う ー っ !

アインズ 様 と … 私 の アインズ 様 と ―

2 人きり で 話 …

で すって ー !? ( アインズ ) お 落ち着け アルベド

いいえ 落ち着く こと など でき ませ ん !

アインズ 様 に 色 目 を 使う この 小 娘 を ―

アインズ 様 に 色 目 を 使う この 小 娘 を ―

えー

ギッタンギッタン に して …

ギッタンギッタン って ―

きょう び エミリア たん 以外 で 聞か ねえ な

( アインズ ) アルベド 相手 は 子供 だ ぞ

年齢 性別 種族 など 関係 あり ませ ん !

アインズ 様 の 魅力 は ―

そのような もの とうに 超えて おり ます !

( アインズ ) だ が 会って 間 も ない んだ ぞ

( レム ) 時間 なんて 関係 あり ませ ん !

レム さん レム さん

人 を 好きに なる のに 時間 なんて 関係ない です !

う う …

あなた 分かって る じゃ ない

はい レム も スバル 君 と 出会って 間 も ない です から

( アルベド ) スバル と やら が 誰 か 分から ない けど

スバル 君 は この 人 です

( スバル ) あ … ( レム ) レム に とって 大切な 人 です

ものおじ し ない レム さん すごい んです けど

( アルベド ) フフ … あなた と は 仲よく でき そうだ わ

今 から でも 構わ ん が

( アインズ ) で は そう する か

( レム ) はい よろしく お 願い し ます

( アルベド ) ハッ !

アインズ 様 が いらっしゃら ない !

あっ

どき なさい !

今 から 授業 だ

くっ …

アインズ 様 !

♪~

~♪


異 世界 かる てっと - 03 い|せかい|| Another World Karutetsu - 03 Karutet de l'autre monde - 03

( ターニャ ) 親愛 なる 我ら が 祖国 ならびに ― |しんあい||われら||そこく|

( チャイム ) ちゃいむ

近隣 諸国 に ご挨拶 申し上げ ます きんりん|しょこく||ごあいさつ|もうしあげ|

私 は 今 ― わたくし||いま

いわゆる ひと つ の 学業 に いそしんで おり ます ||||がくぎょう||||

♪~

~♪

( ターニャ ) ハァ …

( ターニャ ) 確かに … 確かに 私 は 望んだ |たしかに|たしかに|わたくし||のぞんだ

後方 で の 安定 した 文化 的な 日常 を ! こうほう|||あんてい||ぶんか|てきな|にちじょう|

そして 今 私 は 戦火 と 無縁の 学生 生活 を 営んで いる |いま|わたくし||せんか||むえんの|がくせい|せいかつ||いとなんで|

… のだ が

文字 に したら 平和 そのもの な のに 何 だ この 絵 は ! もじ|||へいわ|その もの|||なん|||え|

戦場 でも もう ちょっと マシ な 絵 面 に なる ぞ ! せんじょう||||||え|おもて|||

大体 校長 先生 が ルーデルドルフ 閣下 だいたい|こうちょう|せんせい|||かっか

副 校長 が ゼートゥーア 閣下 って どんな 冗談 だ ! ふく|こうちょう|||かっか|||じょうだん|

担任 は 道化 師 みたいな ヤツ だ し たんにん||どうけ|し||やつ||

こんな 世界 私 が 飛ばさ れた あの イカ れた 世界 より ― |せかい|わたくし||とばさ|||いか||せかい|

格段に 出来 が 悪い ! かくだんに|でき||わるい

しかし …

( アルベド ) ぬう …

( ロズワール ) アルベド 君 だった かな ? ||きみ||

( ロズワール ) やめる こと だ ~ ね

( アルベド ) お前 に 命令 さ れる 筋合い は ない わ |おまえ||めいれい|||すじあい|||

みんな 仲よく 学園 生活 を 送って もらわ ない と |なかよく|がくえん|せいかつ||おくって|||

我々 は 困った こと に なる んだ ~ よ われわれ||こまった|||||

そして ひいては ―

君 たち も 困る こと に なっちゃ うか ~ も ね きみ|||こまる||||||

( デミウルゴス ) なるほど そういう こと です か

( シャルティア ) どういう こと であり ん す ?

ロズワール 先生 と 名乗る 彼 の 言葉 から 考える に |せんせい||なのる|かれ||ことば||かんがえる|

この “ 学園 生活 ” と いう 状態 を 崩壊 さ せる 行為 は ― |がくえん|せいかつ|||じょうたい||ほうかい|||こうい|

厳禁 と いう こと でしょう げんきん||||

言って る 意味 が よく 分かり ん せ ん いって||いみ|||わかり|||

簡単に 説明 し ましょう かんたんに|せつめい||

我々 は この 世界 に “ 生徒 ” と して 閉じ込め られて いる ― われわれ|||せかい||せいと|||とじこめ||

と 考えて みて ください |かんがえて||

( マーレ ) 閉じ込め られて る ? |とじこめ||

( アインズ ) そう だった の ?

アインズ 様 は 最初 から 理解 さ れて いらっしゃい ました が |さま||さいしょ||りかい|||||

( アインズ ) 最初 も 何も まったく 見当 が ついて ませ ん でした ー ! |さいしょ||なにも||けんとう||||||-

( アインズ ) よく 気づいた な デミウルゴス ||きづいた||

アレ だ な

アレ で ございます

( アインズ ) アレ なんだ な

アレ なんで ございます

( アインズ ) どれ だ よ !

( アインズ ) 他の 者 我々 以外 の 者 たち も 分かって ない ような ので ― |たの|もの|われわれ|いがい||もの|||わかって|||

優し ~ く 教えて あげ なさい やさし||おしえて||

かしこまり ました

この 世界 自体 が 何らか の 強制 力 を 持った ― |せかい|じたい||なんらか||きょうせい|ちから||もった

結 界 の ような もの で 覆わ れて いる と 考え られ ます けつ|かい|||||おおわ||||かんがえ||

細かい ところ まで は 分かり ませ ん が たぶん ― こまかい||||わかり||||

学園 生活 を 破綻 さ せたら ― がくえん|せいかつ||はたん||

元 の 世界 に 戻る こと が でき なく なる ― もと||せかい||もどる|||||

と いった ところ でしょう か

( アインズ ) なるほど そういう こと か !

( コキュートス ) ダカラ アインズ 様 ハ ― |||さま|

戦闘 行為 ヲ トガメラレタノデスネ せんとう|こうい||

( アインズ ) あ … ああ そういう こと だ

見事だ ぞ デミウルゴス ( マーレ ) は えー みごとだ|||||

いえ 理解 が 遅く 申し訳 ございませ ん アインズ 様 |りかい||おそく|もうしわけ||||さま

( アインズ ) 何 を 言う か さすが は ナザリック 随一 の 知恵 者 |なん||いう|||||ずいいち||ちえ|もの

( ターニャ ) 確かに あの デミウルゴス と か いう ヤツ の 話 は 筋 が 通って いる |たしかに||||||やつ||はなし||すじ||かよって|

とにかく 今 は この 状況 を 甘受 せ ざる を 得 ない ようだ な |いま|||じょうきょう||かんじゅ||||とく|||

( ヴィーシャ ) 少佐 デグレチャフ 少佐 |しょうさ||しょうさ

うん ?

配布 物 が 回って き ました はいふ|ぶつ||まわって||

( ターニャ ) なに なに ?

〝 クラス 内 の 交流 を 深める ため に ―〞 くらす|うち||こうりゅう||ふかめる||

“ 今週 末 に かくし芸 大会 を 開こう と 思い ます ”? こんしゅう|すえ||かくしげい|たいかい||かいこう||おもい|

何 だ これ は ? なん|||

( エミリア ) ねえ スバル ||すばる

かくし芸 って どんな こと を すれば いい の ? かくしげい|||||||

( スバル ) そうだ な すばる|そう だ|

( スバル ) 宴会 と か の 場 で 見せる 素人 芸 って と こか な すばる|えんかい||||じょう||みせる|しろうと|げい||||

( エミリア ) 素人 芸 ? |しろうと|げい

( スバル ) まあ 他の 人 が でき ない 自分 だけ の 得意 分野 を ― すばる||たの|じん||||じぶん|||とくい|ぶんや|

見せつければ オーケー って 感じ だ よ みせつければ|おーけー||かんじ||

( ラム ) バルス は ぶざまな 姿 を 見せつければ それ 自体 が 芸 に なる わ ||||すがた||みせつければ||じたい||げい|||

それ 俺 が とって も つらい 感じ な んです けど |おれ|||||かんじ||ん です|

( ラム ) しかたない じゃ ない 他 に 芸 が ない んだ から ||||た||げい||||

そんな こと 言って いい の か ? ||いって|||

俺 に は 誰 も が びっくり する ような 芸 が ある かも しれ ねえ ぜ ! おれ|||だれ||||||げい||||||

( ラム ) ない わ ( スバル ) 即答 !? |||すばる|そくとう

( パック ) でも さあ ― ぱっく||

スバル に 何 か すごい 芸 が ある の なら 僕 も 見て みたいな すばる||なん|||げい|||||ぼく||みて|

( スバル ) 食べる か しゃべる か どっち か に しろ よ すばる|たべる||||||||

( レム ) レム は スバル 君 の かくし芸 を 見て みたいです よ |||すばる|きみ||かくしげい||みて||

私 も 気 に なる かも スバル の かくし芸 わたくし||き||||すばる||かくしげい

おお エミリア たん レム !

2 人 の 期待 に 応える べく この ナツキ ・ スバル ― じん||きたい||こたえる||||すばる

大 盛り上がり の かくし芸 を 披露 して みせる ぜい ! だい|もりあがり||かくしげい||ひろう|||

て か パック 食べ 過ぎ だろう ||ぱっく|たべ|すぎ|

( ベアトリス ) 何 が かくし芸 かしら |なん||かくしげい|

まったく くだらない の よ

何 ジロジロ こっち を 見て いる かしら なん|じろじろ|||みて||

( ケーニッヒ ) いや これ は 失礼 した お嬢さん ||||しつれい||おじょうさん

お前 に お嬢さん 呼ばわり さ れる ほど ガキ じゃ ない の よ おまえ||おじょうさん|よばわり||||がき||||

さっさと う せる かしら

( ノイマン ) これ は 申し訳 あり ませ ん お嬢さん |||もうしわけ||||おじょうさん

( ベアトリス ) ん ん っ

まったく ど いつも こいつ も 不愉快な の よ |||||ふゆかいな||

フン !  ハン ! ふん|

( ヴァイス ) おお …

ケーニッヒ 中尉 ノイマン 中尉 あの 少女 に 何 か した の か ? |ちゅうい||ちゅうい||しょうじょ||なん||||

いいえ 何も して ないで あり ます |なにも||||

ホント か ?  すごい 形相 だった ぞ ほんと|||ぎょうそう||

幼女 って の は 難しい もん であり ますよ 大尉 殿 ようじょ||||むずかしい||||たいい|しんがり

フゥ ~ どこ か の 大 隊長 と 同じで … か ? ||||だい|たいちょう||おなじで|

だ な

( ノイマン と ケーニッヒ の 笑い声 ) ||||わらいごえ

それ 定時 報告 で 大 隊長 殿 に お 伝え して おく な |ていじ|ほうこく||だい|たいちょう|しんがり|||つたえ|||

( ケーニッヒ ) やめて ください よ 俺 たち が 消し炭 に な っち まう ||||おれ|||けしずみ||||

( ノイマン ) だ な ハハハ … ( ケーニッヒ ) ハハハ …

ん ん …

ロズワール は 何 を 考えて いる の かしら ||なん||かんがえて|||

と っ 捕まえて 事情 を 説明 さ せて やる の よ ||つかまえて|じじょう||せつめい|||||

ロズワール は いる かしら !

( レルゲン ) えっ と … 君 は ベアトリス 君 だった かな |||きみ|||きみ||

そう な の よ お前 は 何 な の かしら ||||おまえ||なん|||

( レルゲン ) ええ と まず 先生 に そんな 口 の 利き 方 は だ な ||||せんせい|||くち||きき|かた|||

先生 なんて 認めて ない の よ せんせい||みとめて|||

ベティー は ロズワール に 話 が ある かしら ||||はなし|||

お前 に 用 は ない の よ おまえ||よう||||

う っ … ベアトリス 君 |||きみ

そういう 口 の 利き 方 を して は いけない |くち||きき|かた||||

君 たち は この 学園 の 生徒 な のです きみ||||がくえん||せいと||

君 たち は 学園 生活 を 行う ため に ここ に いる のだ よ きみ|||がくえん|せいかつ||おこなう|||||||

だから ―

ちゃんと 学生 らしく し ない と いけない |がくせい|||||

( ベアトリス ) ほ わ ~

( レルゲン ) 分かった ね ? |わかった|

( ベアトリス ) しかたない かしら

ロズワール 先生 に は ベティー が 来た こと を 伝えて ほしい の よ |せんせい|||||きた|||つたえて|||

分かった しっかり と 伝えて おく よ わかった|||つたえて||

( チャイム ) ちゃいむ

さあ お 昼 休み も そろそろ 終わり だ ||ひる|やすみ|||おわり|

早く 教室 に 戻り なさい はやく|きょうしつ||もどり|

言わ れ なくて も 分かって る かしら いわ||||わかって||

フン ! ふん

ハァ …

少々 強く 言い 過ぎた か ? しょうしょう|つよく|いい|すぎた|

いや しかし 幼女 だ から と いって 気 を 緩める こと など でき ない ||ようじょ|||||き||ゆるめる||||

私 は 知っている わたくし||しっている

世の中 に は 幼女 の 皮 を かぶった 悪魔 が いる と いう こと を よのなか|||ようじょ||かわ|||あくま||||||

( くしゃみ )

( ヴィーシャ ) 風邪 です か ? ( ターニャ ) いや … |かぜ||||

( アクア ) ガッデス ・ ブレス ・ ユー |||ゆー

( カズマ ) は あ ?

( ターニャ ) 何 だ あいつ は ( ヴィーシャ ) さあ ? |なん|||||

なあ に ?  その いまいちな 反応 ||||はんのう

あっ 言って る 意味 が 分から なかった ? |いって||いみ||わから|

あの ね くしゃみ したら “ ゴッド ・ ブレス ・ ユー ” って 言う んだ けど … ||||||ゆー||いう||

( ターニャ ) ゴッド ・ ブレス ・ ユー ? |||ゆー

ゴッド … 神 … |かみ

私 が いちばん 不愉快に なる 単語 わたくし|||ふゆかいに||たんご

いわゆる “ 存在 X ” を 思い出さ せて くれる |そんざい|x||おもいださ||

ハッ !

もしや …

ヤツ は … ヤツ は … やつ||やつ|

( アインズ ) ん ?

( ターニャ ) 話 が ある |はなし||

( アインズ ) え ?  俺 に ? ||おれ|

放課後 学校 近く に ある 公園 で ほうかご|がっこう|ちかく|||こうえん|

( アインズ ) ここ で 話して も よい のだ ぞ |||はなして||||

いい や 2 人 で 話 が し たい ||じん||はなし|||

( アルベド ) う う ー っ ! |||-|

アインズ 様 と … 私 の アインズ 様 と ― |さま||わたくし|||さま|

2 人きり で 話 … ひときり||はなし

で すって ー !? ( アインズ ) お 落ち着け アルベド ||-|||おちつけ|

いいえ 落ち着く こと など でき ませ ん ! |おちつく|||||

アインズ 様 に 色 目 を 使う この 小 娘 を ― |さま||いろ|め||つかう||しょう|むすめ|

アインズ 様 に 色 目 を 使う この 小 娘 を ― |さま||いろ|め||つかう||しょう|むすめ|

えー

ギッタンギッタン に して …

ギッタンギッタン って ―

きょう び エミリア たん 以外 で 聞か ねえ な ||||いがい||きか||

( アインズ ) アルベド 相手 は 子供 だ ぞ ||あいて||こども||

年齢 性別 種族 など 関係 あり ませ ん ! ねんれい|せいべつ|しゅぞく||かんけい|||

アインズ 様 の 魅力 は ― |さま||みりょく|

そのような もの とうに 超えて おり ます ! |||こえて||

( アインズ ) だ が 会って 間 も ない んだ ぞ |||あって|あいだ||||

( レム ) 時間 なんて 関係 あり ませ ん ! |じかん||かんけい|||

レム さん レム さん

人 を 好きに なる のに 時間 なんて 関係ない です ! じん||すきに|||じかん||かんけいない|

う う …

あなた 分かって る じゃ ない |わかって|||

はい レム も スバル 君 と 出会って 間 も ない です から |||すばる|きみ||であって|あいだ||||

( アルベド ) スバル と やら が 誰 か 分から ない けど |すばる||||だれ||わから||

スバル 君 は この 人 です すばる|きみ|||じん|

( スバル ) あ … ( レム ) レム に とって 大切な 人 です すばる||||||たいせつな|じん|

ものおじ し ない レム さん すごい んです けど ||||||ん です|

( アルベド ) フフ … あなた と は 仲よく でき そうだ わ |||||なかよく||そう だ|

今 から でも 構わ ん が いま|||かまわ||

( アインズ ) で は そう する か

( レム ) はい よろしく お 願い し ます ||||ねがい||

( アルベド ) ハッ !

アインズ 様 が いらっしゃら ない ! |さま|||

あっ

どき なさい !

今 から 授業 だ いま||じゅぎょう|

くっ …

アインズ 様 ! |さま

♪~

~♪