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ログ・ホライズン, Log Horizon Episode 16

Log Horizon Episode 16

タイガー ・ エコー ・ フィスト !

くっ ! この っ !

数 が 多 すぎ て ヘイト 操作 が うまく いか ねぇ !

西 風 の ! 対 複数 の 特技 リキャスト どう だ !

カワラ だって ば ! あと 20 秒 くらい !

シゲル さん は ! ? こっち も 似 た よ ~ な もん だ !

即席 の パーティー の 割に 連携 は そこそこ …→

でも 相手 が この 数 じゃ … 。

とにかく 新人 たち が セーフ ・ ゾーン に 着く まで は →

こらえ ね ~ と ナ !

そ ! お 師匠 に 顔 向け でき ない から ね 。

次 から 次 へ と … これ で 6 度 目 だ ぞ ?

どう なって や がん だ ?

この 辺り の ゴブリン の エン カウント 率 は →

それほど 高く ない はず です が … 。

慌ただしい な 主君 。

なに ! ? … ゴブリン が ?

少なくとも 数 千 規模 の ゴブリン 軍 が →

尾根 ひと つ 向こう を 進軍 中 に ゃ 。 そんなに … !

海岸 組 から 何 か 連絡 は ?

それ が マリ エール っち と 小 竜 君 は 連絡 が 取れ ない の に ゃ 。

うかつ だった ぜ 。 他の 連中 は フレンド リスト に 登録 し て なかった ん だ 。

我が 輩 も だ に ゃ ~ 。

黒 剣 騎士 団 の メンバー も 連絡 が つき ませ ん 。

こりゃ ただ ごと じゃ ねぇ ぞ … 。

その ゴブリン 軍団 って の は どんな 感じ な ん だ ?

谷 を 進 ん で い た の は 大規模 な 略奪 軍 だった に ゃ 。 →

あんな 規模 の 軍勢 は 初めて 見 た の に ゃ 。 →

ホブ ゴブリン や トロ ウル の 他 に 魔 獣 部隊 も 見え た に ゃ 。

進行 方向 は 西 南西 に 見え た けれど →

それ 以上 は 何とも 言え ない に ゃ … 。

じゃあ 私 たち が さっき 遭遇 し た の は →

先行 偵察 部隊 な ん です ね ?

大規模 な 行軍 … 。

あの 山 の 向こう が 。

私 たち 三日月 同盟 の メンバー は 全員 フレンド リスト に 入れ て あり ます 。 →

だ よ ねっ ? うん 。

連絡 し て 状況 を 聞い て もらえ ませ ん か ?

俺 は ひとまず シロ の やつ に 報告 だ 。

… 分かった 。 引き続き 報告 よろしく 。

おう 任せ とけ 祭り だ ! 主君 … ?

沖合 から 青い ゴブリン の 集団 … ?

サファ ギン か … あれ は もっと 南 の 地方 の モンスター だ ぜ ?

どう なって ん だ ?

偶然 です か ね ? だ と 思う か ?

それ で 今 海岸 組 は 全員 で →

廃 校舎 の 方 へ 戻って いる らしい です 。

どう し ます か に ゃ 直 継 っち 。

う ~ ん 。 いざ と なりゃ 全員 で →

帰還 呪文 を 使 や いい だけ の 話 な ん だ が な 。

一 度 戻ったら ザント リーフ 地方 へ 来る の に →

また 数 日 かかり ます が 。

それ は 最後 の 手段 です に ゃ 。

今回 の 合宿 の 責任 者 は マリエ さん だ 。

とにかく いったん 合流 し よ う 。

… 来 まし た 。 よろしく 。

「 皆さん 急 な 呼びかけ に 応じ て 下さって →

ありがとう ござい ます 。 →

記録 の 地平 線 ログ ・ ホライズン の シロエ です … 」 。

現在 円卓 会議 の 代表 が 各地 に 点在 し て いる ため →

イレギュラー で は あり ます が 念 話 会議 と いう 形 を とら せ て もらい ます 。

少々 面倒 です が それぞれ の 場所 に →

念 話 に よる 中継 役 を 配置 し →

なるべく リアルタイム に 近い 会話 を 再現 し ます 。

この 通信 網 は いずれ きちんと 構築 する 予定 です 。

まずは 状況 報告 から です が …→

ザント リーフ 半島 に おい て 本日 午前 中 から →

多種 の 亜 人間 に よる 襲撃 が 確認 さ れ まし た 。

「 侵攻 勢力 は 海上 に サファ ギン 最低 数 百 匹 」 。

森林 地 帯 に ゴブリン を 中心 と し た 大規模 な 略奪 大隊 →

こちら は 少なくとも … 兵力 1 万 。

1 万 … ! ほう … 。

「 実際 に は これ 以上 の 数 だ と 僕 は 考え て い ます 」 。

シロ 先輩 今回 の 侵攻 の 原因 に つい て … 。

「 何 か 心当たり が ある ん です か ? 」 。

今回 の 侵攻 の 背景 に ある の は 「 ゴブリン 王 の 帰還 」 だ と 思わ れ ます 。

ゴブリン 王 の 帰還 … !

ゲーム 時代 に 定期 的 に 発生 し て い た イベント だ ね 。

ええ 。 オウウ 地方 の 深い 森 の 奥 に ある ゴブリン 族 の 居城 「 セブンス ・ フォール 」 。

ここ で は 2 年 に 一 度 →

ゴブリン 族 の 王 が 戴冠 する 事 に なって い て →

プレーヤー は その 前 に 1 週間 の 討伐 期間 を 与え られ →

王 を 事前 に 討伐 する と →

レア アイテム を 手 に 入れる 事 が でき ます 。

これ が かなり 強力 な アイテム で ある 事 →

そして 一般 プレーヤー でも 参加 し やすい 事 から →

ゲーム で は 人気 イベント の 一 つ で し た 。

ゴブリン 王 は 周辺 部 族 の 中 で →

最も 強力 な 部族 の 長 が 就く 事 に なって いる 。 →

つまり オウウ 地方 に 点在 する ゴブリン の 拠点 を 襲撃 し →

事前 に その 勢力 を そい で おく 事 に より →

ゴブリン 王 も 弱体 化 さ せ られる 。

そして あの イベント に は 現実 に は ほとんど 起き なかった ため →

忘れ去ら れ て いる 要素 が あり ます 。

確か … 1 週間 の 討伐 期間 が 過ぎ て も 倒せ なかった 場合 →

王 に は 戴冠 周辺 部 族 を まとめあげ →

ゴブリン 族 は 数 十 倍 の 軍勢 に 膨れあがる …→

と いう 設定 だ な ?

… そう いえ ば 。 あり まし た に ゃ 。

ああ 。 そう か … 「 大 災害 」 以降 →

僕たち は この 世界 で 生きる ため の 環境 作り に 必死 だった から 。

俺 たち も レベル を 上げる 事 ばかり 気 を 取ら れ ち まって →

大地 人 から の クエスト なんて 全く 受け て なかった から な 。

その しわ寄せ って か ?

ゴブリン たち の 戦力 も 完全 に 温存 さ れ てる ん です か ね シロ 先輩 ?

ゴブリン 王 も その 近衛 部隊 や 戦闘 部隊 も →

今 まで で 最高 レベル だ と 考え た 方 が いい と 思い ます 。

それ 以上 に 統合 し た と いう 6 部族 の 規模 が →

どれほど に なって いる か それ が 不安 です 。

合宿 メンバー は ともかく →

アキバ の 街 の 冒険 者 が 一丸 と なれ ば 撃退 は 可能 だ ろ う 。

問題 は イースタル の 領主 たち です 。

彼ら の 兵力 で は 残念 ながら 太刀打ち でき ない でしょ う 。

ン な もん 知った 事 か よ 。 依頼 を 受け た わけ で も ある まい し 。

ゲーム だった 時 は チート の 軍隊 が 出 て き まし た よ ね 。 →

え ~ と 確か … 。

「 イズモ 騎士 団 」 。

あ ~ 。

大地 人 から 生まれ た 英雄 的 な 存在 →

冒険 者 を も 超える 戦闘 能力 を 持つ 人類 種族 の 切り札 … 。

世界 に は 13 の 騎士 団 が ある と 聞く 。 →

世界 の 命運 を 決める よう な 戦い に は 常に 介入 し て き た 。 →

イズモ 騎士 団 は ヤマト 列島 に おける 守護 神 的 立場 だった はず 。

じゃ 安心 っす ね 。

しかし 今 の ところ その 存在 は 確認 でき て い ませ ん 。

え ? 情報 が 早い です ね 。

いずれ に せよ 大規模 な 戦闘 は 避け られ ない だ ろ う 。

少なから ず 死人 は 出る 事 に なる 。

俺 たち は まあ 復活 できる が 大地 人 の 方 は な … 。

主君 … 。

姫 … 姫君 ? レイ ネシア 姫 … 。

そう いえ ば 今日 は いらっしゃい ませ ん ね 。 え ?

クラス ティ 様 です よ 。 なぜ ?

最近 よ く お 二 人 で 昼食 を 。

時間 的 に は そろそろ お 誘い なり … 。

お 父 様 ? レイ ネシア 落ち着 い て お 聞き 。

マイ ハマ の 都 に ゴブリン の 大群 が 迫って いる 。

その 数 は 1 万 ! 1 万 … !

恐らく 数 日 中 に は 数 万 の 大 軍勢 と な ろ う 。

最悪 の 事態 だ 。 マイ ハマ の 人口 は 約 3 万 …→

警護 の 兵力 は せいぜい 2,000 で は あり ませ ん か 。

私 は これ より 急ぎ マイ ハマ へ と 戻る つもり だ 。 それでは 私 も 。

いい や お前 は この 宮廷 に 残る の だ 。

義父 上 も お 残り に なる 。 お じい 様 が ?

事 は 我が マイ ハマ の 都 だけ の 問題 で は ない 。

領主 会議 は 結束 を 万全 に し なけ れ ば なら ぬ 。

筆頭 領主 で ある 義父 上 は →

この 宮廷 を 離れる わけ に は ゆか ぬ の だ 。

私 が … お じい 様 を 支えろ と ?

お 父 様 … 。

よし みんな そろって ん な ?

とりあえず 今夜 は カレー に する か ? カレー 。 な ?

マリエ さん 。 直 継 や ん 。

マリ エール さん !

お ~ 無事 やった ん や な セララ 。 良かった ホンマ 。

まだまだ 甘え ん ぼ 祭り だ な 。 だって … 。

直 継 や ん … なんか ごめん な 。

こんな 事 に なって も うて 。

何 言って ん だ よ 。 マリエ さん の せい じゃ ねぇ よ これ は 。

強いて 言う なら 冒険 者 全員 が うっかり 招 い た 災難 です に ゃ 。

せ やけど … 。

考え すぎ は 似合わ ない ぜ 。

シロ に 任せ ときゃ ど ~ に かす ん だ ろ 。

インチキ でも 何でも やって いい 方策 考え て くれる さ 。

… 笑った 。

肌寒く なって き まし た し 着替え を し た 方 が いい です に ゃ 。

へ ? そう だ ぜ 。

… はっ ! ちょっと 待って て な 。

に ゃ ~ 。

お 待た せ ~ っ !

火 を 消せ 。 ど ない した ん ?

… あれ 。 たいまつ です に ゃ 。

… ゴブリン の 軍隊 ! ? … だ な 。

誰 か 地図 を 持って き て くれ !

… どんな 感じ な ん ? う ~ ん … 。

ちょっと 困った 事 に なり まし た に ゃ 。 … え ?

いや 我々 は 全然 困る 必要 は ない かも しれ に ゃ い の だ けれど … 。

遠慮 は 要ら ねぇ 言 っち まえ よ ご 隠居 。

どうやら ゴブリン 軍 は …→

チョウシ の 町 を 襲撃 する つもり みたい だ に ゃ 。

もちろん 我が 輩 が 昼間 見つけ た 大軍 で は なく →

あの 中 規模 分隊 だ に ゃ 。

主力 は もっと ず ~ っと 北 の 方 に いる らしい から な 。

襲撃 って … 。 あれ は 略奪 部隊 だ に ゃ 。 →

つまり 連中 は チョウシ の 町 を 食料 庫 に する つもり な の に ゃ 。

チョウシ の 町 は 城壁 が ない です 。 そう いえ ば … !

このまま 放置 すれ ば 町 は 朝 まで もち ませ ん 。

何も し ない まん ま アキバ へ 帰る わけ に は いか ない 。 →

俺 たち も チョウシ へ 行く べき だ よ 。

そう さ ! 何 が できる か 分から ない けど →

ここ に いる より は いくらか マシ だ 。

無 茶 し ちゃ 駄目 ! 五十鈴 さん … ?

これ は 訓練 じゃ ない 。

相手 の 戦力 も まだ よく 分かって ない の よ ?

百 も 承知 さ ミス 五十鈴 。

だが 町 の 人々 は ゴブリン の 襲来 すら 知ら ない ん だ 。

知って い て 何も する な と でも ?

こういう 事 は 大人 たち に 任せ ま しょ う ね ?

俺 ら が ガキ だって 言う の か よ ! そう じゃ なく て !

もう 僕たち は 十分 に 強く なった !

やめよ う よ みんな … 。

私 も ルンデルハウス さん に 賛成 です 。

強く なった から と か そういう 事 じゃ ない けど … 。

ミノリ ちゃん 。

お 願い し ます チョウシ へ 行か せ て 下さい 。

相手 の 規模 が どれ くらい だ ろ う と →

数 は そんなに 脅威 じゃ ない 。

こっち は 1,500 も いれ ば 殲滅 は 可能 だ よ ね 。

さっき の 会議 で アイ ザック さん が 言って まし た 。

そもそも 依頼 を さ れ て ない ん だ から →

助ける 筋合い は ない って 。

やる に し て も それなり の 理由 が ない と 。

ん ~ そう な ん だ けど …→

いつも の シロ 先輩 らしく ない 気 も し た なぁ 。 え ?

もっと こう スパッと 決断 する はず な ん だ けど … 。

念のため ソウ ジロウ に は こっち に 来 て もらう 事 に し まし た 。

この 宮廷 が 襲撃 さ れ た 時 の ため の 備え です 。

貴族 の 代表 が 集まって る わけ だ から な 。

無防備 って わけ に も いく まい 。

西 風 の 旅団 なら ば 少数 精鋭 。

貴族 たち の 警戒 心 を 刺激 する 事 も ない 。

いい 人選 だ 。

に し て も 貴族 の 側 から 何も 言って こ ない っす ねぇ 。

向こう は 向こう で いろいろ 協議 し て いる の でしょ う 。

俺 たち 抜き って 事 か よ 。 感じ 悪い な 。

こちら から 持ちかけ て み ます か ? 参謀 。

… その 前 に 皆さん に ご 報告 す べき 事 が あり ます 。

何 だ ?

この 世界 に おける 「 死 」 に つい て です 。

僕たち は 死ね ば 大 神殿 で 生き返る 。

経験 値 ペナルティー を 支払え ば 肉体 は 蘇る 。

エルダー ・ テイル が そう で あった ので →

あまり に も 無邪気 に そう 信じ込 ん で い まし た 。

僕 の 得 た 情報 に よれ ば …→

この 異 世界 に おい て も 「 死 」 に は それ 相応 の リスク が あり ます 。

詳しい 事 は 省き ます が …→

死ぬ 度 に 僅か ながら 記憶 を 失う よう です 。

何 だ と ! ? 記憶 を ! ?

失う って どれ くらい な ん だ 。 分かり ませ ん 。

どういう 記憶 が 失わ れる ? 分かり ませ ん 。

何 だ それ は !

分から ない ん です ホント に 今 は まだ 。

しかし 僕 が 得 た 仮説 に よれ ば それ は 事実 の よう な ん です 。

… なるほど →

では 私 の 記憶 が 一部 欠落 し た 原因 は そこ に ある よう だ な 。

得心 が いった 。

我ら D . D . D . は 戦闘 系 ギルド だ 。

アキバ の 街 の 復興 前 の 時期 この 異 世界 の 戦闘 に 適応 す べく →

激しい 戦闘 訓練 を 行った 。

私 も 数 回 の 「 死 」 を 経験 し て いる 。

ふだん は 気 に も かけ ない が →

確かに 記憶 の 欠如 は 存在 する よう だ ね 。

そ それ は … 。 なんて 事 だ 。

具体 的 に は どんな 部分 です か ? どの 程度 です か ?

確証 は ない が …→

元 の 世界 の 記憶 の 方 が より 欠落 し て いる よう に 思える 。 →

私 が 「 死 」 を 経験 し た の は 「 大 災害 」 以降 2 度 だ 。 →

記憶 の 欠如 は なかなか その 指摘 が 難しい 。 →

忘れ た 事 自体 を 忘れる わけ だ から ね 。 →

私 は 比較的 記憶 力 は いい 方 だ 。 →

しかし 飼って い た はず の 猫 の 名前 と 姿 が 出 て こ ない 。 →

「 死 」 を 経験 し た 事 に よる 影響 だ ろ う 。 →

ただ 私 に 限って 言う なら ば 数 回 程度 の 「 死 」 で は →

不都合 を 感じる ほど の 記憶 喪失 は 起こら ない と いう 事 だ 。

数 十 回 に 及 ん で も 生活 に 支障 が 出る 事 は まず ない だ ろ う 。

と は いって も … 失う わけ です よ ね 元 の 世界 の 記憶 を 。

きっ つい ぜ こいつ は … 。

ま ぁ そんなに 悲観 する 事 は あり ませ ん よ 。

死な なけ れ ば いい ん です から 。 →

それ に … リスク を 恐れ て 行動 し ない の なら ば →

それ は 生き ながら に 死 ん で いる の と 同じ だ 。

どちら の 世界 で あ ろ う と 。

… リスク が あり すぎ やわ 。 え ~ 何で だ よ ~ 。

リスク を 恐れ て 何 が 冒険 者 か ! みんな 落ち着 い て … 。

あの な これ から その辺 領主 会議 で 調整 する やろう から →

今 勝手 に 動く の は マズ い と 思う ん よ 。

新人 の 子 ら かて … 。

事 は 我々 冒険 者 と 大地 人 の →

今後 の 関係 に も 影響 する でしょ う から に ゃ あ 。

表向き 助ける 理由 も ない で す し ね 。

全体 の 事 考え たら 感情 だけ で 動く わけ に は … 。

ま ぁ そ ~ ゆ ~ こった な 。

もう いい 僕 だけ でも 行か せ て もらう !

待ち なさい ! 勝手 は 駄目 ! しかし !

私 たち は パーティー でしょ ! →

みんな の 気持ち が 一 つ に なら なきゃ →

行って も 痛い 目 に 遭う だけ 。 最初 の 頃 み たい に ね 。

でも このまま じゃ さ ぁ !

それ なら 私 たち を チョウシ へ の 先発 隊 に し て 下さい !

先発 隊 か 。 見事 な 機転 だった よ ミス ミノリ 。

避難 を 呼びかける くらい は でき ます もん ね 。

… う うん 。 そう でも 言わ なきゃ 許可 し て もらえ なかった から 。

えっ ? って 事 は … 。

私 たち は あの 町 を 守る べき だ と 思う の 。

どうして … ?

頼ま れ て い ない 見返り も ない 。

自分 たち と は 関係ない 死ぬ の も イヤ …→

助け ない で 済ます 理由 なら たくさん ある 。 →

でも 助け ちゃ いけない 理由 も ない です よ ね 。

そう だ けど … 。

おい あれ … 。

そんな … 。 遅かった か … !

これ が ゴブリン の 仕業 … 。 誰 か 居 ない か ! ?

う お ~ っ !

トウヤ ! 加勢 する ぞ ミスター トウヤ !

フラッシュ ニードル !

兜 割り !

理由 な ん か 要 ん の か … ?

理由 が なきゃ 助け ちゃ 駄目 な の か ? →

助け たい 気持ち さえ あれ ば それ で いい じゃ ん か 。 →

だって 俺 たち 冒険 者 だ ぜ ?

そう さ 。 ここ で 逃げ出し て は →

何の ため に 冒険 者 に なった の か 分から ない 。 →

町 を 救わ ず に おめおめ アキバ に 逃げ 帰る なんて でき っこ ない !

けど 守る った って どう やって ! ? →

あの 町 に は 城壁 も ない し 敵 の 数 だって !

気合い だ よ 気合い ! また 精神 論 に 逆戻り ! ? →

ちゃんと 考えよ う よ ! 考え て いる で は ない か !

方法 は あり ます 。 え ?

確かに チョウシ の 町 を ゴブリン から 守る の は →

私 たち の 人数 で は 無理 です 。 →

それ に 守りきった と して も →

ここ の よう な 被害 が 出 て は 元 も 子 も あり ませ ん 。

だから … 守り ませ ん 。

ミス ミノリ ! どういう 事 か ! ?

ミノリ っち の 言う とおり だ に ゃ 。

勝手 に 悪だくみ を 始める 若い 衆 は い ない か ど ~ か →

お 兄さん たち が 見回り 祭り って こった !

に ゃ ん 太 さん ! 直 継 師匠 !

あの どう か … 許可 し て 下さい 。

許可 も 何 も 冒険 者 は 自由 だ に ゃ 。

自分 で 考え て 決め た の なら それ を 貫く 自由 が ある の に ゃ 。

だけど ミノリ っち それ は それ で なかなか 大変 な の に ゃ 。

班長 師匠 ここ は 黙って 行か せ て くれる の が 男 だ ぜ 。

ミノリ に は ミノリ の 考え が ある ん だ 。

分かって る って 。 とりあえず 聞い て から だ けど な →

ミノリ の 考え って ヤツ を さ 。 はい … 。 →

… 町 を 守る と いう 発想 を 捨てる ん です 。 →

つまり 先手 必勝 …→

こちら から 打って出る ん です 。

ひとり の 夢 が みんな の 夢 に !

今回 の チャレンジャー は 強豪 剣道 部 に 所属 する 5 人 。

この 冬 高校 生活 の 集大成 と して ある 戦い に 挑む 。


Log Horizon Episode 16 log|horizon|episode Log Horizon Episode 16

タイガー ・ エコー ・ フィスト !

くっ ! この っ !

数 が 多 すぎ て ヘイト 操作 が うまく いか ねぇ ! すう||おお||||そうさ||||

西 風 の ! 対 複数 の 特技 リキャスト どう だ ! にし|かぜ||たい|ふくすう||とくぎ|||

カワラ だって ば ! あと 20 秒 くらい ! ||||びょう|

シゲル さん は ! ? こっち も 似 た よ ~ な もん だ ! |||||に|||||

即席 の パーティー の 割に 連携 は そこそこ …→ そくせき||ぱーてぃー||わりに|れんけい||

でも 相手 が この 数 じゃ … 。 |あいて|||すう|

とにかく 新人 たち が セーフ ・ ゾーン に 着く まで は → |しんじん|||せーふ|ぞーん||つく||

こらえ ね ~ と ナ !

そ ! お 師匠 に 顔 向け でき ない から ね 。 ||ししょう||かお|むけ||||

次 から 次 へ と … これ で 6 度 目 だ ぞ ? つぎ||つぎ|||||たび|め||

どう なって や がん だ ?

この 辺り の ゴブリン の エン カウント 率 は → |あたり||||えん|かうんと|りつ|

それほど 高く ない はず です が … 。 |たかく||||

慌ただしい な 主君 。 あわただしい||しゅくん

なに ! ? … ゴブリン が ?

少なくとも 数 千 規模 の ゴブリン 軍 が → すくなくとも|すう|せん|きぼ|||ぐん|

尾根 ひと つ 向こう を 進軍 中 に ゃ 。 そんなに … ! おね|||むこう||しんぐん|なか|||

海岸 組 から 何 か 連絡 は ? かいがん|くみ||なん||れんらく|

それ が マリ エール っち と 小 竜 君 は 連絡 が 取れ ない の に ゃ 。 ||まり|えーる|||しょう|りゅう|きみ||れんらく||とれ||||

うかつ だった ぜ 。 他の 連中 は フレンド リスト に 登録 し て なかった ん だ 。 |||たの|れんちゅう|||りすと||とうろく|||||

我が 輩 も だ に ゃ ~ 。 わが|やから||||

黒 剣 騎士 団 の メンバー も 連絡 が つき ませ ん 。 くろ|けん|きし|だん||めんばー||れんらく||||

こりゃ ただ ごと じゃ ねぇ ぞ … 。

その ゴブリン 軍団 って の は どんな 感じ な ん だ ? ||ぐんだん|||||かんじ|||

谷 を 進 ん で い た の は 大規模 な 略奪 軍 だった に ゃ 。 → たに||すすむ|||||||だいきぼ||りゃくだつ|ぐん|||

あんな 規模 の 軍勢 は 初めて 見 た の に ゃ 。 → |きぼ||ぐんぜい||はじめて|み||||

ホブ ゴブリン や トロ ウル の 他 に 魔 獣 部隊 も 見え た に ゃ 。 ||||||た||ま|けだもの|ぶたい||みえ|||

進行 方向 は 西 南西 に 見え た けれど → しんこう|ほうこう||にし|なんせい||みえ||

それ 以上 は 何とも 言え ない に ゃ … 。 |いじょう||なんとも|いえ|||

じゃあ 私 たち が さっき 遭遇 し た の は → |わたくし||||そうぐう||||

先行 偵察 部隊 な ん です ね ? せんこう|ていさつ|ぶたい||||

大規模 な 行軍 … 。 だいきぼ||こうぐん

あの 山 の 向こう が 。 |やま||むこう|

私 たち 三日月 同盟 の メンバー は 全員 フレンド リスト に 入れ て あり ます 。 → わたくし||みかづき|どうめい||めんばー||ぜんいん||りすと||いれ|||

だ よ ねっ ? うん 。

連絡 し て 状況 を 聞い て もらえ ませ ん か ? れんらく|||じょうきょう||ききい|||||

俺 は ひとまず シロ の やつ に 報告 だ 。 おれ|||||||ほうこく|

… 分かった 。 引き続き 報告 よろしく 。 わかった|ひきつづき|ほうこく|

おう 任せ とけ 祭り だ ! 主君 … ? |まかせ||まつり||しゅくん

沖合 から 青い ゴブリン の 集団 … ? おきあい||あおい|||しゅうだん

サファ ギン か … あれ は もっと 南 の 地方 の モンスター だ ぜ ? ||||||みなみ||ちほう||||

どう なって ん だ ?

偶然 です か ね ? だ と 思う か ? ぐうぜん||||||おもう|

それ で 今 海岸 組 は 全員 で → ||いま|かいがん|くみ||ぜんいん|

廃 校舎 の 方 へ 戻って いる らしい です 。 はい|こうしゃ||かた||もどって|||

どう し ます か に ゃ 直 継 っち 。 ||||||なお|つ|

う ~ ん 。 いざ と なりゃ 全員 で → |||||ぜんいん|

帰還 呪文 を 使 や いい だけ の 話 な ん だ が な 。 きかん|じゅもん||つか|||||はなし|||||

一 度 戻ったら ザント リーフ 地方 へ 来る の に → ひと|たび|もどったら|||ちほう||くる||

また 数 日 かかり ます が 。 |すう|ひ|||

それ は 最後 の 手段 です に ゃ 。 ||さいご||しゅだん|||

今回 の 合宿 の 責任 者 は マリエ さん だ 。 こんかい||がっしゅく||せきにん|もの||||

とにかく いったん 合流 し よ う 。 ||ごうりゅう|||

… 来 まし た 。 よろしく 。 らい|||

「 皆さん 急 な 呼びかけ に 応じ て 下さって → みなさん|きゅう||よびかけ||おうじ||くださって

ありがとう ござい ます 。 →

記録 の 地平 線 ログ ・ ホライズン の シロエ です … 」 。 きろく||ちへい|せん|||||

現在 円卓 会議 の 代表 が 各地 に 点在 し て いる ため → げんざい|えんたく|かいぎ||だいひょう||かくち||てんざい||||

イレギュラー で は あり ます が 念 話 会議 と いう 形 を とら せ て もらい ます 。 ||||||ねん|はなし|かいぎ|||かた||||||

少々 面倒 です が それぞれ の 場所 に → しょうしょう|めんどう|||||ばしょ|

念 話 に よる 中継 役 を 配置 し → ねん|はなし|||ちゅうけい|やく||はいち|

なるべく リアルタイム に 近い 会話 を 再現 し ます 。 |||ちかい|かいわ||さいげん||

この 通信 網 は いずれ きちんと 構築 する 予定 です 。 |つうしん|あみ||||こうちく||よてい|

まずは 状況 報告 から です が …→ |じょうきょう|ほうこく|||

ザント リーフ 半島 に おい て 本日 午前 中 から → ||はんとう||||ほんじつ|ごぜん|なか|

多種 の 亜 人間 に よる 襲撃 が 確認 さ れ まし た 。 たしゅ||あ|にんげん|||しゅうげき||かくにん||||

「 侵攻 勢力 は 海上 に サファ ギン 最低 数 百 匹 」 。 しんこう|せいりょく||かいじょう||||さいてい|すう|ひゃく|ひき

森林 地 帯 に ゴブリン を 中心 と し た 大規模 な 略奪 大隊 → しんりん|ち|おび||||ちゅうしん||||だいきぼ||りゃくだつ|だいたい

こちら は 少なくとも … 兵力 1 万 。 ||すくなくとも|へいりょく|よろず

1 万 … ! ほう … 。 よろず|

「 実際 に は これ 以上 の 数 だ と 僕 は 考え て い ます 」 。 じっさい||||いじょう||すう|||ぼく||かんがえ|||

シロ 先輩 今回 の 侵攻 の 原因 に つい て … 。 |せんぱい|こんかい||しんこう||げんいん|||

「 何 か 心当たり が ある ん です か ? 」 。 なん||こころあたり|||||

今回 の 侵攻 の 背景 に ある の は 「 ゴブリン 王 の 帰還 」 だ と 思わ れ ます 。 こんかい||しんこう||はいけい||||||おう||きかん|||おもわ||

ゴブリン 王 の 帰還 … ! |おう||きかん

ゲーム 時代 に 定期 的 に 発生 し て い た イベント だ ね 。 げーむ|じだい||ていき|てき||はっせい|||||いべんと||

ええ 。 オウウ 地方 の 深い 森 の 奥 に ある ゴブリン 族 の 居城 「 セブンス ・ フォール 」 。 ||ちほう||ふかい|しげる||おく||||ぞく||いじろ||

ここ で は 2 年 に 一 度 → |||とし||ひと|たび

ゴブリン 族 の 王 が 戴冠 する 事 に なって い て → |ぞく||おう||たいかん||こと||||

プレーヤー は その 前 に 1 週間 の 討伐 期間 を 与え られ → ぷれーやー|||ぜん||しゅうかん||とうばつ|きかん||あたえ|

王 を 事前 に 討伐 する と → おう||じぜん||とうばつ||

レア アイテム を 手 に 入れる 事 が でき ます 。 |あいてむ||て||いれる|こと|||

これ が かなり 強力 な アイテム で ある 事 → |||きょうりょく||あいてむ|||こと

そして 一般 プレーヤー でも 参加 し やすい 事 から → |いっぱん|ぷれーやー||さんか|||こと|

ゲーム で は 人気 イベント の 一 つ で し た 。 げーむ|||にんき|いべんと||ひと||||

ゴブリン 王 は 周辺 部 族 の 中 で → |おう||しゅうへん|ぶ|ぞく||なか|

最も 強力 な 部族 の 長 が 就く 事 に なって いる 。 → もっとも|きょうりょく||ぶぞく||ちょう||つく|こと|||

つまり オウウ 地方 に 点在 する ゴブリン の 拠点 を 襲撃 し → ||ちほう||てんざい||||きょてん||しゅうげき|

事前 に その 勢力 を そい で おく 事 に より → じぜん|||せいりょく|||||こと||

ゴブリン 王 も 弱体 化 さ せ られる 。 |おう||じゃくたい|か|||

そして あの イベント に は 現実 に は ほとんど 起き なかった ため → ||いべんと|||げんじつ||||おき||

忘れ去ら れ て いる 要素 が あり ます 。 わすれさら||||ようそ|||

確か … 1 週間 の 討伐 期間 が 過ぎ て も 倒せ なかった 場合 → たしか|しゅうかん||とうばつ|きかん||すぎ|||たおせ||ばあい

王 に は 戴冠 周辺 部 族 を まとめあげ → おう|||たいかん|しゅうへん|ぶ|ぞく||

ゴブリン 族 は 数 十 倍 の 軍勢 に 膨れあがる …→ |ぞく||すう|じゅう|ばい||ぐんぜい||ふくれあがる

と いう 設定 だ な ? ||せってい||

… そう いえ ば 。 あり まし た に ゃ 。

ああ 。 そう か … 「 大 災害 」 以降 → |||だい|さいがい|いこう

僕たち は この 世界 で 生きる ため の 環境 作り に 必死 だった から 。 ぼくたち|||せかい||いきる|||かんきょう|つくり||ひっし||

俺 たち も レベル を 上げる 事 ばかり 気 を 取ら れ ち まって → おれ|||れべる||あげる|こと||き||とら|||

大地 人 から の クエスト なんて 全く 受け て なかった から な 。 だいち|じん|||||まったく|うけ||||

その しわ寄せ って か ? |しわよせ||

ゴブリン たち の 戦力 も 完全 に 温存 さ れ てる ん です か ね シロ 先輩 ? |||せんりょく||かんぜん||おんぞん|||||||||せんぱい

ゴブリン 王 も その 近衛 部隊 や 戦闘 部隊 も → |おう|||このえ|ぶたい||せんとう|ぶたい|

今 まで で 最高 レベル だ と 考え た 方 が いい と 思い ます 。 いま|||さいこう|れべる|||かんがえ||かた||||おもい|

それ 以上 に 統合 し た と いう 6 部族 の 規模 が → |いじょう||とうごう|||||ぶぞく||きぼ|

どれほど に なって いる か それ が 不安 です 。 |||||||ふあん|

合宿 メンバー は ともかく → がっしゅく|めんばー||

アキバ の 街 の 冒険 者 が 一丸 と なれ ば 撃退 は 可能 だ ろ う 。 ||がい||ぼうけん|もの||いちがん||||げきたい||かのう|||

問題 は イースタル の 領主 たち です 。 もんだい||||りょうしゅ||

彼ら の 兵力 で は 残念 ながら 太刀打ち でき ない でしょ う 。 かれら||へいりょく|||ざんねん||たちうち||||

ン な もん 知った 事 か よ 。 依頼 を 受け た わけ で も ある まい し 。 |||しった|こと|||いらい||うけ|||||||

ゲーム だった 時 は チート の 軍隊 が 出 て き まし た よ ね 。 → げーむ||じ||||ぐんたい||だ||||||

え ~ と 確か … 。 ||たしか

「 イズモ 騎士 団 」 。 |きし|だん

あ ~ 。

大地 人 から 生まれ た 英雄 的 な 存在 → だいち|じん||うまれ||えいゆう|てき||そんざい

冒険 者 を も 超える 戦闘 能力 を 持つ 人類 種族 の 切り札 … 。 ぼうけん|もの|||こえる|せんとう|のうりょく||もつ|じんるい|しゅぞく||きりふだ

世界 に は 13 の 騎士 団 が ある と 聞く 。 → せかい||||きし|だん||||きく

世界 の 命運 を 決める よう な 戦い に は 常に 介入 し て き た 。 → せかい||めいうん||きめる|||たたかい|||とわに|かいにゅう||||

イズモ 騎士 団 は ヤマト 列島 に おける 守護 神 的 立場 だった はず 。 |きし|だん||やまと|れっとう|||しゅご|かみ|てき|たちば||

じゃ 安心 っす ね 。 |あんしん||

しかし 今 の ところ その 存在 は 確認 でき て い ませ ん 。 |いま||||そんざい||かくにん|||||

え ? 情報 が 早い です ね 。 |じょうほう||はやい||

いずれ に せよ 大規模 な 戦闘 は 避け られ ない だ ろ う 。 |||だいきぼ||せんとう||さけ|||||

少なから ず 死人 は 出る 事 に なる 。 すくなから||しにん||でる|こと||

俺 たち は まあ 復活 できる が 大地 人 の 方 は な … 。 おれ||||ふっかつ|||だいち|じん||かた||

主君 … 。 しゅくん

姫 … 姫君 ? レイ ネシア 姫 … 。 ひめ|ひめぎみ|れい||ひめ

そう いえ ば 今日 は いらっしゃい ませ ん ね 。 え ? |||きょう||||||

クラス ティ 様 です よ 。 なぜ ? くらす||さま|||

最近 よ く お 二 人 で 昼食 を 。 さいきん||||ふた|じん||ちゅうしょく|

時間 的 に は そろそろ お 誘い なり … 。 じかん|てき|||||さそい|

お 父 様 ? レイ ネシア 落ち着 い て お 聞き 。 |ちち|さま|れい||おちつ||||きき

マイ ハマ の 都 に ゴブリン の 大群 が 迫って いる 。 まい|はま||と||||たいぐん||せまって|

その 数 は 1 万 ! 1 万 … ! |すう||よろず|よろず

恐らく 数 日 中 に は 数 万 の 大 軍勢 と な ろ う 。 おそらく|すう|ひ|なか|||すう|よろず||だい|ぐんぜい||||

最悪 の 事態 だ 。 マイ ハマ の 人口 は 約 3 万 …→ さいあく||じたい||まい|はま||じんこう||やく|よろず

警護 の 兵力 は せいぜい 2,000 で は あり ませ ん か 。 けいご||へいりょく||||||||

私 は これ より 急ぎ マイ ハマ へ と 戻る つもり だ 。 それでは 私 も 。 わたくし||||いそぎ|まい|はま|||もどる||||わたくし|

いい や お前 は この 宮廷 に 残る の だ 。 ||おまえ|||きゅうてい||のこる||

義父 上 も お 残り に なる 。 お じい 様 が ? ぎふ|うえ|||のこり|||||さま|

事 は 我が マイ ハマ の 都 だけ の 問題 で は ない 。 こと||わが|まい|はま||と|||もんだい|||

領主 会議 は 結束 を 万全 に し なけ れ ば なら ぬ 。 りょうしゅ|かいぎ||けっそく||ばんぜん|||||||

筆頭 領主 で ある 義父 上 は → ひっとう|りょうしゅ|||ぎふ|うえ|

この 宮廷 を 離れる わけ に は ゆか ぬ の だ 。 |きゅうてい||はなれる|||||||

私 が … お じい 様 を 支えろ と ? わたくし||||さま||ささえろ|

お 父 様 … 。 |ちち|さま

よし みんな そろって ん な ?

とりあえず 今夜 は カレー に する か ? カレー 。 な ? |こんや||かれー||||かれー|

マリエ さん 。 直 継 や ん 。 ||なお|つ||

マリ エール さん ! まり|えーる|

お ~ 無事 やった ん や な セララ 。 良かった ホンマ 。 |ぶじ||||||よかった|

まだまだ 甘え ん ぼ 祭り だ な 。 だって … 。 |あまえ|||まつり|||

直 継 や ん … なんか ごめん な 。 なお|つ|||||

こんな 事 に なって も うて 。 |こと||||

何 言って ん だ よ 。 マリエ さん の せい じゃ ねぇ よ これ は 。 なん|いって||||||||||||

強いて 言う なら 冒険 者 全員 が うっかり 招 い た 災難 です に ゃ 。 しいて|いう||ぼうけん|もの|ぜんいん|||まね|||さいなん|||

せ やけど … 。

考え すぎ は 似合わ ない ぜ 。 かんがえ|||にあわ||

シロ に 任せ ときゃ ど ~ に かす ん だ ろ 。 ||まかせ|||||||

インチキ でも 何でも やって いい 方策 考え て くれる さ 。 いんちき||なんでも|||ほうさく|かんがえ|||

… 笑った 。 わらった

肌寒く なって き まし た し 着替え を し た 方 が いい です に ゃ 。 はださむく||||||きがえ||||かた|||||

へ ? そう だ ぜ 。

… はっ ! ちょっと 待って て な 。 ||まって||

に ゃ ~ 。

お 待た せ ~ っ ! |また||

火 を 消せ 。 ど ない した ん ? ひ||けせ||||

… あれ 。 たいまつ です に ゃ 。

… ゴブリン の 軍隊 ! ? … だ な 。 ||ぐんたい||

誰 か 地図 を 持って き て くれ ! だれ||ちず||もって|||

… どんな 感じ な ん ? う ~ ん … 。 |かんじ||||

ちょっと 困った 事 に なり まし た に ゃ 。 … え ? |こまった|こと|||||||

いや 我々 は 全然 困る 必要 は ない かも しれ に ゃ い の だ けれど … 。 |われわれ||ぜんぜん|こまる|ひつよう||||||||||

遠慮 は 要ら ねぇ 言 っち まえ よ ご 隠居 。 えんりょ||いら||げん|||||いんきょ

どうやら ゴブリン 軍 は …→ ||ぐん|

チョウシ の 町 を 襲撃 する つもり みたい だ に ゃ 。 ||まち||しゅうげき||||||

もちろん 我が 輩 が 昼間 見つけ た 大軍 で は なく → |わが|やから||ひるま|みつけ||たいぐん|||

あの 中 規模 分隊 だ に ゃ 。 |なか|きぼ|ぶんたい|||

主力 は もっと ず ~ っと 北 の 方 に いる らしい から な 。 しゅりょく|||||きた||かた|||||

襲撃 って … 。 あれ は 略奪 部隊 だ に ゃ 。 → しゅうげき||||りゃくだつ|ぶたい|||

つまり 連中 は チョウシ の 町 を 食料 庫 に する つもり な の に ゃ 。 |れんちゅう||||まち||しょくりょう|こ|||||||

チョウシ の 町 は 城壁 が ない です 。 そう いえ ば … ! ||まち||じょうへき||||||

このまま 放置 すれ ば 町 は 朝 まで もち ませ ん 。 |ほうち|||まち||あさ||||

何も し ない まん ま アキバ へ 帰る わけ に は いか ない 。 → なにも|||||||かえる|||||

俺 たち も チョウシ へ 行く べき だ よ 。 おれ|||||いく|||

そう さ ! 何 が できる か 分から ない けど → ||なん||||わから||

ここ に いる より は いくらか マシ だ 。

無 茶 し ちゃ 駄目 ! 五十鈴 さん … ? む|ちゃ|||だめ|いすず|

これ は 訓練 じゃ ない 。 ||くんれん||

相手 の 戦力 も まだ よく 分かって ない の よ ? あいて||せんりょく||||わかって|||

百 も 承知 さ ミス 五十鈴 。 ひゃく||しょうち||みす|いすず

だが 町 の 人々 は ゴブリン の 襲来 すら 知ら ない ん だ 。 |まち||ひとびと||||しゅうらい||しら|||

知って い て 何も する な と でも ? しって|||なにも||||

こういう 事 は 大人 たち に 任せ ま しょ う ね ? |こと||おとな|||まかせ||||

俺 ら が ガキ だって 言う の か よ ! そう じゃ なく て ! おれ|||がき||いう|||||||

もう 僕たち は 十分 に 強く なった ! |ぼくたち||じゅうぶん||つよく|

やめよ う よ みんな … 。

私 も ルンデルハウス さん に 賛成 です 。 わたくし|||||さんせい|

強く なった から と か そういう 事 じゃ ない けど … 。 つよく||||||こと|||

ミノリ ちゃん 。

お 願い し ます チョウシ へ 行か せ て 下さい 。 |ねがい|||||いか|||ください

相手 の 規模 が どれ くらい だ ろ う と → あいて||きぼ|||||||

数 は そんなに 脅威 じゃ ない 。 すう|||きょうい||

こっち は 1,500 も いれ ば 殲滅 は 可能 だ よ ね 。 |||||せんめつ||かのう|||

さっき の 会議 で アイ ザック さん が 言って まし た 。 ||かいぎ|||ざっく|||いって||

そもそも 依頼 を さ れ て ない ん だ から → |いらい||||||||

助ける 筋合い は ない って 。 たすける|すじあい|||

やる に し て も それなり の 理由 が ない と 。 |||||||りゆう|||

ん ~ そう な ん だ けど …→

いつも の シロ 先輩 らしく ない 気 も し た なぁ 。 え ? |||せんぱい|||き|||||

もっと こう スパッと 決断 する はず な ん だ けど … 。 ||すぱっと|けつだん||||||

念のため ソウ ジロウ に は こっち に 来 て もらう 事 に し まし た 。 ねんのため|||||||らい|||こと||||

この 宮廷 が 襲撃 さ れ た 時 の ため の 備え です 。 |きゅうてい||しゅうげき||||じ||||そなえ|

貴族 の 代表 が 集まって る わけ だ から な 。 きぞく||だいひょう||あつまって|||||

無防備 って わけ に も いく まい 。 むぼうび||||||

西 風 の 旅団 なら ば 少数 精鋭 。 にし|かぜ||りょだん|||しょうすう|せいえい

貴族 たち の 警戒 心 を 刺激 する 事 も ない 。 きぞく|||けいかい|こころ||しげき||こと||

いい 人選 だ 。 |じんせん|

に し て も 貴族 の 側 から 何も 言って こ ない っす ねぇ 。 ||||きぞく||がわ||なにも|いって||||

向こう は 向こう で いろいろ 協議 し て いる の でしょ う 。 むこう||むこう|||きょうぎ||||||

俺 たち 抜き って 事 か よ 。 感じ 悪い な 。 おれ||ぬき||こと|||かんじ|わるい|

こちら から 持ちかけ て み ます か ? 参謀 。 ||もちかけ|||||さんぼう

… その 前 に 皆さん に ご 報告 す べき 事 が あり ます 。 |ぜん||みなさん|||ほうこく|||こと|||

何 だ ? なん|

この 世界 に おける 「 死 」 に つい て です 。 |せかい|||し||||

僕たち は 死ね ば 大 神殿 で 生き返る 。 ぼくたち||しね||だい|しんでん||いきかえる

経験 値 ペナルティー を 支払え ば 肉体 は 蘇る 。 けいけん|あたい|ぺなるてぃー||しはらえ||にくたい||よみがえる

エルダー ・ テイル が そう で あった ので →

あまり に も 無邪気 に そう 信じ込 ん で い まし た 。 |||むじゃき|||しんじこ|||||

僕 の 得 た 情報 に よれ ば …→ ぼく||とく||じょうほう|||

この 異 世界 に おい て も 「 死 」 に は それ 相応 の リスク が あり ます 。 |い|せかい|||||し||||そうおう||りすく|||

詳しい 事 は 省き ます が …→ くわしい|こと||はぶき||

死ぬ 度 に 僅か ながら 記憶 を 失う よう です 。 しぬ|たび||わずか||きおく||うしなう||

何 だ と ! ? 記憶 を ! ? なん|||きおく|

失う って どれ くらい な ん だ 。 分かり ませ ん 。 うしなう|||||||わかり||

どういう 記憶 が 失わ れる ? 分かり ませ ん 。 |きおく||うしなわ||わかり||

何 だ それ は ! なん|||

分から ない ん です ホント に 今 は まだ 。 わから||||ほんと||いま||

しかし 僕 が 得 た 仮説 に よれ ば それ は 事実 の よう な ん です 。 |ぼく||とく||かせつ||||||じじつ|||||

… なるほど →

では 私 の 記憶 が 一部 欠落 し た 原因 は そこ に ある よう だ な 。 |わたくし||きおく||いちぶ|けつらく|||げんいん|||||||

得心 が いった 。 とくしん||

我ら D . D . D . は 戦闘 系 ギルド だ 。 われら|d|d|d||せんとう|けい|ぎるど|

アキバ の 街 の 復興 前 の 時期 この 異 世界 の 戦闘 に 適応 す べく → ||がい||ふっこう|ぜん||じき||い|せかい||せんとう||てきおう||

激しい 戦闘 訓練 を 行った 。 はげしい|せんとう|くんれん||おこなった

私 も 数 回 の 「 死 」 を 経験 し て いる 。 わたくし||すう|かい||し||けいけん|||

ふだん は 気 に も かけ ない が → ||き|||||

確かに 記憶 の 欠如 は 存在 する よう だ ね 。 たしかに|きおく||けつじょ||そんざい||||

そ それ は … 。 なんて 事 だ 。 ||||こと|

具体 的 に は どんな 部分 です か ? どの 程度 です か ? ぐたい|てき||||ぶぶん||||ていど||

確証 は ない が …→ かくしょう|||

元 の 世界 の 記憶 の 方 が より 欠落 し て いる よう に 思える 。 → もと||せかい||きおく||かた|||けつらく||||||おもえる

私 が 「 死 」 を 経験 し た の は 「 大 災害 」 以降 2 度 だ 。 → わたくし||し||けいけん|||||だい|さいがい|いこう|たび|

記憶 の 欠如 は なかなか その 指摘 が 難しい 。 → きおく||けつじょ||||してき||むずかしい

忘れ た 事 自体 を 忘れる わけ だ から ね 。 → わすれ||こと|じたい||わすれる||||

私 は 比較的 記憶 力 は いい 方 だ 。 → わたくし||ひかくてき|きおく|ちから|||かた|

しかし 飼って い た はず の 猫 の 名前 と 姿 が 出 て こ ない 。 → |かって|||||ねこ||なまえ||すがた||だ|||

「 死 」 を 経験 し た 事 に よる 影響 だ ろ う 。 → し||けいけん|||こと|||えいきょう|||

ただ 私 に 限って 言う なら ば 数 回 程度 の 「 死 」 で は → |わたくし||かぎって|いう|||すう|かい|ていど||し||

不都合 を 感じる ほど の 記憶 喪失 は 起こら ない と いう 事 だ 。 ふつごう||かんじる|||きおく|そうしつ||おこら||||こと|

数 十 回 に 及 ん で も 生活 に 支障 が 出る 事 は まず ない だ ろ う 。 すう|じゅう|かい||およ||||せいかつ||ししょう||でる|こと||||||

と は いって も … 失う わけ です よ ね 元 の 世界 の 記憶 を 。 ||||うしなう|||||もと||せかい||きおく|

きっ つい ぜ こいつ は … 。

ま ぁ そんなに 悲観 する 事 は あり ませ ん よ 。 |||ひかん||こと|||||

死な なけ れ ば いい ん です から 。 → しな|||||||

それ に … リスク を 恐れ て 行動 し ない の なら ば → ||りすく||おそれ||こうどう|||||

それ は 生き ながら に 死 ん で いる の と 同じ だ 。 ||いき|||し||||||おなじ|

どちら の 世界 で あ ろ う と 。 ||せかい|||||

… リスク が あり すぎ やわ 。 え ~ 何で だ よ ~ 。 りすく||||||なんで||

リスク を 恐れ て 何 が 冒険 者 か ! みんな 落ち着 い て … 。 りすく||おそれ||なん||ぼうけん|もの|||おちつ||

あの な これ から その辺 領主 会議 で 調整 する やろう から → ||||そのへん|りょうしゅ|かいぎ||ちょうせい|||

今 勝手 に 動く の は マズ い と 思う ん よ 。 いま|かって||うごく||||||おもう||

新人 の 子 ら かて … 。 しんじん||こ||

事 は 我々 冒険 者 と 大地 人 の → こと||われわれ|ぼうけん|もの||だいち|じん|

今後 の 関係 に も 影響 する でしょ う から に ゃ あ 。 こんご||かんけい|||えいきょう|||||||

表向き 助ける 理由 も ない で す し ね 。 おもてむき|たすける|りゆう||||||

全体 の 事 考え たら 感情 だけ で 動く わけ に は … 。 ぜんたい||こと|かんがえ||かんじょう|||うごく|||

ま ぁ そ ~ ゆ ~ こった な 。

もう いい 僕 だけ でも 行か せ て もらう ! ||ぼく|||いか|||

待ち なさい ! 勝手 は 駄目 ! しかし ! まち||かって||だめ|

私 たち は パーティー でしょ ! → わたくし|||ぱーてぃー|

みんな の 気持ち が 一 つ に なら なきゃ → ||きもち||ひと||||

行って も 痛い 目 に 遭う だけ 。 最初 の 頃 み たい に ね 。 おこなって||いたい|め||あう||さいしょ||ころ||||

でも このまま じゃ さ ぁ !

それ なら 私 たち を チョウシ へ の 先発 隊 に し て 下さい ! ||わたくし||||||せんぱつ|たい||||ください

先発 隊 か 。 見事 な 機転 だった よ ミス ミノリ 。 せんぱつ|たい||みごと||きてん|||みす|

避難 を 呼びかける くらい は でき ます もん ね 。 ひなん||よびかける||||||

… う うん 。 そう でも 言わ なきゃ 許可 し て もらえ なかった から 。 ||||いわ||きょか|||||

えっ ? って 事 は … 。 ||こと|

私 たち は あの 町 を 守る べき だ と 思う の 。 わたくし||||まち||まもる||||おもう|

どうして … ?

頼ま れ て い ない 見返り も ない 。 たのま|||||みかえり||

自分 たち と は 関係ない 死ぬ の も イヤ …→ じぶん||||かんけいない|しぬ|||いや

助け ない で 済ます 理由 なら たくさん ある 。 → たすけ|||すます|りゆう|||

でも 助け ちゃ いけない 理由 も ない です よ ね 。 |たすけ|||りゆう|||||

そう だ けど … 。

おい あれ … 。

そんな … 。 遅かった か … ! |おそかった|

これ が ゴブリン の 仕業 … 。 誰 か 居 ない か ! ? ||||しわざ|だれ||い||

う お ~ っ !

トウヤ ! 加勢 する ぞ ミスター トウヤ ! |かせい|||みすたー|

フラッシュ ニードル ! ふらっしゅ|

兜 割り ! かぶと|わり

理由 な ん か 要 ん の か … ? りゆう||||かなめ|||

理由 が なきゃ 助け ちゃ 駄目 な の か ? → りゆう|||たすけ||だめ|||

助け たい 気持ち さえ あれ ば それ で いい じゃ ん か 。 → たすけ||きもち|||||||||

だって 俺 たち 冒険 者 だ ぜ ? |おれ||ぼうけん|もの||

そう さ 。 ここ で 逃げ出し て は → ||||にげだし||

何の ため に 冒険 者 に なった の か 分から ない 。 → なんの|||ぼうけん|もの|||||わから|

町 を 救わ ず に おめおめ アキバ に 逃げ 帰る なんて でき っこ ない ! まち||すくわ||||||にげ|かえる||||

けど 守る った って どう やって ! ? → |まもる||||

あの 町 に は 城壁 も ない し 敵 の 数 だって ! |まち|||じょうへき||||てき||すう|

気合い だ よ 気合い ! また 精神 論 に 逆戻り ! ? → きあい|||きあい||せいしん|ろん||ぎゃくもどり

ちゃんと 考えよ う よ ! 考え て いる で は ない か ! |かんがえよ|||かんがえ||||||

方法 は あり ます 。 え ? ほうほう||||

確かに チョウシ の 町 を ゴブリン から 守る の は → たしかに|||まち||||まもる||

私 たち の 人数 で は 無理 です 。 → わたくし|||にんずう|||むり|

それ に 守りきった と して も → ||まもりきった|||

ここ の よう な 被害 が 出 て は 元 も 子 も あり ませ ん 。 ||||ひがい||だ|||もと||こ||||

だから … 守り ませ ん 。 |まもり||

ミス ミノリ ! どういう 事 か ! ? みす|||こと|

ミノリ っち の 言う とおり だ に ゃ 。 |||いう||||

勝手 に 悪だくみ を 始める 若い 衆 は い ない か ど ~ か → かって||わるだくみ||はじめる|わかい|しゅう||||||

お 兄さん たち が 見回り 祭り って こった ! |にいさん|||みまわり|まつり||

に ゃ ん 太 さん ! 直 継 師匠 ! |||ふと||なお|つ|ししょう

あの どう か … 許可 し て 下さい 。 |||きょか|||ください

許可 も 何 も 冒険 者 は 自由 だ に ゃ 。 きょか||なん||ぼうけん|もの||じゆう|||

自分 で 考え て 決め た の なら それ を 貫く 自由 が ある の に ゃ 。 じぶん||かんがえ||きめ||||||つらぬく|じゆう|||||

だけど ミノリ っち それ は それ で なかなか 大変 な の に ゃ 。 ||||||||たいへん||||

班長 師匠 ここ は 黙って 行か せ て くれる の が 男 だ ぜ 。 はんちょう|ししょう|||だまって|いか||||||おとこ||

ミノリ に は ミノリ の 考え が ある ん だ 。 |||||かんがえ||||

分かって る って 。 とりあえず 聞い て から だ けど な → わかって||||ききい|||||

ミノリ の 考え って ヤツ を さ 。 はい … 。 → ||かんがえ||やつ|||

… 町 を 守る と いう 発想 を 捨てる ん です 。 → まち||まもる|||はっそう||すてる||

つまり 先手 必勝 …→ |せんて|ひっしょう

こちら から 打って出る ん です 。 ||うってでる||

ひとり の 夢 が みんな の 夢 に ! ||ゆめ||||ゆめ|

今回 の チャレンジャー は 強豪 剣道 部 に 所属 する 5 人 。 こんかい||||きょうごう|けんどう|ぶ||しょぞく||じん

この 冬 高校 生活 の 集大成 と して ある 戦い に 挑む 。 |ふゆ|こうこう|せいかつ||しゅうたいせい||||たたかい||いどむ