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Gegege no Kitaro (1996), S01E02 GeGeGe no Kitarō

S01E02 GeGeGe no Kitarō

ちち

かって

(父 )ふざける な ! 勝手に

るす

あいだ

留守 の 間 に うち へ 上がり 込んで・

こんな メチャクチャ 荒らした くせ に

うえ

しゃれ いき ん

その 上 謝礼 金 だ と!?

待って ください!

たし

おとこ

確かに ねずみ 男 の 言った こと は

ゆる

許せません。

ぼく

でも 僕たち は…。

ようかい

だれ

しん

妖怪 か ? 誰 が 信じる。

あね

(姉 )ホント よ パパ!

ようかい

ウソ じゃ ない 妖怪 が いたんだ!

ちち

(父 )ああ もう いい!

まえ

お前たち は だまされて る んだ。

おれ

べっそう

俺 が 別荘 を 建てたって

ウワサ を 嗅ぎつけて

ようかい さぎ

こいつ ら は 妖怪 詐欺 で

かね

金 を だまし 取ろう と して る んだ ぞ。

べっそう

別荘?

ながねん

ゆめ

ああ わし の 長年 の 夢 だった。

ああ?

めだま

おとこ

(目玉 おやじ ・ねずみ 男 )うん?

ゆめ

べっそう

ほら これ が 夢 の 別荘 だ!

もくれん

さ と

これ は 木蓮 の 里 じゃ!

もくれん

なん

木蓮 だ か 何か知ら ん が

ひら

ここ い ら を 切り開く のに

み つ

いじょう

かね

見積もり した 以上 の 金 が

かかった んだ。

まえ

はら

かね

お前 ら に 払う 金 なんか

いちもん

びた一文 ない!

もくもく れ ん

分かった ぞ 。 目 目 連 は

じぶん

さ と

自分 の 里 を 荒らされて

住む ところ が

なくなって しまった んだ。

それ で この うち に

し かえ

仕返し に 来た んだ。

わけ

はら

訳 も 聞か ず に 追い払って

わる

悪い こと を した のう。

ね が

お 願い です。

いま

おそ

今 から でも 遅く ありません。

もくもく れ ん

もくれん

さ と

目 目 連 の ため に 木蓮 の 里 を

もと

元どおりに して やって ください。

バカ を 言っちゃ いか ん。

ながねん

ちょきん

長年 の 貯金 を つぎ込んで

べっそう

建てた 別荘 な んだ ぞ。

でも そうして あげ ない と

もくもく れ ん

いつ また 目 目 連 が やってくる か

分かりません。

ようかい ば なし

だから そんな 妖怪 話 なんか・

しん

信じ ないって

言ってる だろう が もう!

出てって くれ。

は は

(母 )あなた!

あね

(姉 )やめて パパ!

きたろう

鬼 太郎 さん は

わたし

たす

私 たち を 助けて くれた の よ!

わたし

そんな こと 私 は 知ら ん!

いじょう

はな

これ 以上 話して も

ムダ の ようじゃ。

もくもく れ ん

もくれん

(目 目 連 )ああ 木蓮 の 木 だ!

たか

チクショー 高かった のに な…。

パパ の 分からず屋!

ちち

(父 )えっ?

たす

せっかく 助け に 来て くれた

きたろう

鬼 太郎 さん を

かえ

なんで 追い返しちゃった の よ!

ようかい ば なし

あんな ヤツ ら の 妖怪 話 なんか

しん

まち が

信じる ほう が 間違って いる んだ!

もくもく れ ん

ほんとう

目 目 連 は 本当に いたんだ!

おそ

きっと また 襲って くるわ。

知ら ない から ね!

そし たら パパ が ズドン だ。

あなた 子ども に

おそ

そんな 恐ろしい こと 言わ ないで!

ね が

パパ お 願い!

もくもく れ ん

あやま

パパ 目 目 連 に 謝って

もくれん

さ と

もと

もど

木蓮 の 里 を 元 に 戻して あげて よ。

ああ もう いいかげんに しろ!

は は

(母 )あなた!

とう

父さん

もくもく れ ん

いまごろ

にんげん かい

目 目 連 今頃 は まだ 人間 界 を

さまよって いる んでしょう ね。

うん そうじゃ な。

やけ を 起こさ なきゃ

いいん です が…。

もくもく れ ん

ご え

(目 目 連 の うめき声)

もくもく れ ん

(目 目 連 )ハァ…。

もくもく れ ん

ご え

(目 目 連 の うめき声)

(クラクション)

もくもく れ ん

ご え

(目 目 連 の うめき声)

だんせい

くちぶえ

(男性 の 口笛)

だんせい

なん

(男性 )な … 何 だ?・

なん

な … 何 な んだ こりゃ。・

まえ

ま … 前 が 見え ねえ!・

ああっ…

たす

た … 助けて くれ ー!

まあ こんな もん じゃ ろ。

おんせん

やっと 温泉 に つかれる な。

ありゃ…。

むすめ

たいへん

きたろう

(ねこ 娘 )大変 よ 鬼 太郎!

まち

街 が メチャクチャ 荒らされて て

さわ

すごい 騒ぎ よ。

いったん

(一 反 もめん)

もくもく れ ん

しわざ

目 目 連 の 仕業 で ご わす。

なん

何 だって?

あらわ

とうとう 現れた か。

いったん

まち

いそ

一 反 もめん 街 へ 急いで くれ。

いったん

(一 反 もめん )分かり も した。

むすめ

すな

ばば あ

ねこ 娘 は 砂 かけ 婆 に 知らせて

ようかい

妖怪 カメラ を 持ってきて くれ。

ようかい

妖怪 カメラ?

ようかい

妖怪 カメラ で どう する ん です か?

いま

今に 分かる。

いそ

とにかく 急ぐ んじゃ!

はい よ!

たの

いったん

頼んだ ぞ 一 反 もめん。

いったん

(一 反 もめん )うん?・

ああ あれ で ご わす!

うん ? ああっ!

とう

父さん…。

こりゃ あ ひどい。

なん

何て こと じゃ…。

きたろう

鬼 太郎 あれ じゃ!

うん?

しわざ

あの トラック の 仕業 じゃ。

なんで トラック が

ぼうそう

暴走 した んだろう?

はや

もくもく れ ん

さ が

とにかく 早く 目 目 連 を 捜さ ない と。

もくもく れ ん

目 目 連!

もくもく れ ん

どこ に いる んだ ? 目 目 連!

はなうた

(鼻歌)

おとこ

ねずみ 男 だ。

まぎ

あいつ め どさくさ に 紛れて…。

おとこ

こら ねずみ 男!

きたろう

ゲッ … 鬼 太郎!

せいぎ

みかた

正義 の 味方 に なった んじゃ

なかった の か?

せいぎ

みかた

正義 の 味方?

ああ あれ は さっき で やめ やめ。

ば や

こっち の ほう が 手っ取り早く

お まん ま に ありつける もん ね。

まえ

お前って ヤツ は…。

おれ

せっきょう

まえ

ケッ 俺 に 説教 する 前 に よ

せいぎ

ようかい

おめでたい 正義 の 妖怪 は

あの トラック を なんとか し なきゃ

いけ ね えんじゃ ねえ の か?

えっ?

あっ待て!

(クラクション)

うんてんしゅ

どうした ん だ ? 運転手 は。

だれ

なに ? 誰 も いない!

もくもく れ ん

あっ目 目 連 だ!

なぜ じゃ?

や さ

もくもく れ ん

あの 優しい はずの 目 目 連 が

こんな ひどい こと を

し なきゃ なら ん のじゃ。

とう

もくもく れ ん

父さん 目 目 連 の 目 が

じゅうけつ

ひどく 充血 して います。

なに

わけ

ち が

きっと 何 か 訳 が ある に 違いない。

うわ あっ!

おこ

すごい 怒ってる!

もくもく れ ん

おこ

目 目 連 が カンカン に 怒って いる。

きたろう

はや

鬼 太郎 早く

あの トラック を 止める んじゃ。

いそ

いったん

急げ 一 反 もめん!

いったん

がって ん

(一 反 もめん )合点 で ご わす!

うわ あっ!

いったん

(一 反 もめん )す まん で ご わす。

あんなに スピード を 上げて

どこ へ 行く つもりじゃ?

がっこう

うわっ学校 が!

たいへん

大変だ ! このまま だ と

がっこう

学校 に 突っ込んで しまう…。

なん

何て こと じゃ。

もくもく れ ん

やめろ 目 目 連!

トラック を 止める んだ!

もくもく れ ん

トラック を 止めろ 目 目 連!

うわっ。

(ぬり かべ )ぬり かべ!

やった ぞ ぬり かべ!

すな

ばば あ

(砂 かけ 婆)

むすめ

ねこ 娘 チャンス じゃ。・

ようかい

妖怪 カメラ で

もくもく れ ん

しゃしん

目 目 連 を 写真 に 閉じこめろ!

はい よ 。 ぬり かべ!

(ぬり かべ )ぬり かべ…。

おん

(シャッター 音)

トラック が 消えた。

もくもく れ ん

いっしょ

ようかい

目 目 連 と 一緒に この 妖怪 カメラ の

しゃしん

写真 に 閉じこめた の よ。・

あれ~!?

すな

ばば あ

(砂 かけ 婆 )おかしい…。

もくもく れ ん

すがた

目 目 連 の 姿 が ない。

そんな バカな…。

うん?

むすめ

すな

ばば あ

(ねこ 娘 ・砂 かけ 婆 )うん?

なん

な … 何 じゃ あれ は?

じしん

地震 で も ない のに

あの ビル だけ が 揺れて いる ぞ。

もくもく れ ん

ハッ 目 目 連 じゃ!

ああっ!

もくもく れ ん

目 目 連!

かんいっぱつ

間一髪 で トラック から

抜け出した んだ な。

ひとびと

ひめい

(人々 の 悲鳴)

じょせい

たす

(女性 1)助けて ー!

じょせい

こわ

(女性 2)怖い よ。

じょせい

めだま

(女性 1)目玉 の おばけ だ ー!・

たす

助けて ー!

むすめ

はや

しゃしん

ねこ 娘 早く 写真 を!

むすめ

(ねこ 娘 )よし!

すな

ばば あ

(砂 かけ 婆 )ダメじゃ!

むすめ

(ねこ 娘 )えっ?

すな

ばば あ

(砂 かけ 婆)

いま

ようかい

つか

今 妖怪 カメラ を 使う と・

のこ

ビル に 残って いる

かんけい

にんげん

関係ない 人間 たち まで・

しゃしん

なか

巻き添え に して 写真 の 中 に

閉じこめて しまう こと に なる ぞ。

むすめ

(ねこ 娘 )でも このまま だ と

たお

あの ビル 倒れちゃ うわ よ!

クソッ しかたがない。

いったん

行く ぞ 一 反 もめん!

いったん

(一 反 もめん )は いなっ!

もくもく れ ん

あっ目 目 連 の 目 が

あか

ますます 赤く なって いる。

かわいそうじゃ が

ここ は とにかく

しず

ヤツ を 鎮める しか ない ぞ

きたろう

鬼 太郎。

とう

はい 父さん。

これ で どう だ!

ゆる

もくもく れ ん

許せよ 目 目 連。

はなし

話 は あと で 聞いて やる!

もくもく れ ん

ご え

(目 目 連 の うめき声)

おおっ消えた ぞ。

もくもく れ ん

目 目 連 どこ へ 消えた?

むすめ

きたろう

・(ねこ 娘 )鬼 太郎!

すな

ばば あ

(砂 かけ 婆 )あそこ じゃ!

えっ… あっ!

もくもく れ ん

ご え

(目 目 連 の 泣き声)

もくもく れ ん

目 目 連…。

いったん

きたろう

こうげき

(一 反 もめん )鬼 太郎 の 攻撃 で

そうとう

よわ

相当 弱った ようで ご わす。

もくもく れ ん

ご え

(目 目 連 の 泣き声)

もくもく れ ん

目 目 連 どこ へ 行く 気 だろう?

さき

なに

この先 は 何も ない 荒れ地 じゃ。

もくもく れ ん

うつ

目 目 連 が 乗り 移れる もの は

なん

何にも ない ぞ。

おと

(に おい を 嗅ぐ 音)

うつ

いや まだ 乗り 移れる もの が

あった わ。

なん

え えっ何 じゃ と!?

おと

(食べる 音)

うーん…。

むすめ

よくば

おとこ

(ねこ 娘 )この 欲張り ねずみ 男!

だれ

おれ

だ … 誰 か 俺 の こと 呼んだ か?

シェ~!

なん

おど

何 だ 脅かし や がって!

ようかい

マヌケ な 妖怪 さん たち かい。

いちどう

(一同 )う う…。

ああっと と と と … ダメだ よ。

おれ さま

まえ

なかま

俺 様 は お前 ら の 仲間 じゃ

ねえ んだから

ふくろ

そんなに 見つめたって この 袋 の

なかみ

中身 は 分けて やら ねえ から な。

いちどう

(一同 )む う…。

なん

何 だ よ。

おれ

かお

なん

俺 の 顔 に 何 か 付いて ん の か よ!

かお

顔 じゃ ない。

まえ

からだ

もくもく れ ん

お前 の 体 は 目 目 連 だらけ だ ぞ。

なに!?

あら ら…。

くる

フンッ … く … 苦しい

たす

た … 助けて…。

こりゃ ちょうど い いわい。

あいて

おとこ

相手 は ねずみ 男 じゃ。

もくもく れ ん

えんりょ

目 目 連 遠慮 は 要らん。

さい

この際 ついでに

おとこ

ねずみ 男 を とっちめて やれ!

くる

たす

く ぅ … 苦しい 助けて くれ!

ね が

お … お 願い だ…。

おれ

なんで 俺 ばっかり…。

(ぬり かべ )ぬり かべ!

すな

砂 かけ!

ああっああっ…。

もくもく れ ん

ご え

(目 目 連 の うめき声)

むすめ

(ねこ 娘 )これ は おまけ よ!

ひ ゃ ーっや … やめて くれ!

おれ

なかま

俺 たち 仲間 じゃ ねえ かよ。

ちょうし

おとこ

調子 いい ぞ ねずみ 男。

しばらく

ようかい

なか

はんせい

この 妖怪 カメラ の 中 で 反省 しろ!

いっけん らくちゃく

とう

これ で 一 件 落着 で すね 父さん。

ほら。

え えっ? どれ どれ?

なん

おとこ

かっこう

何 じゃ この ねずみ 男 の 格好 は。

いちどう

わら

ご え

(一同 の 笑い声)

かえ

じゃ 帰る と する か。

あね

きたろう

・(姉 )待って 鬼 太郎 さん!

んっ。

アハハハ…。

おとうと

もくもく れ ん

(弟 )パパ が 目 目 連 さん に

あやま

謝りたいって。

あの あと

しか

子ども たち に 叱ら れ まして ね。

ほんとう

まさか 本当に

ようかい

妖怪 が 住んで いた と は

おも

思わ なかった ん です。・

いま

さわ

今 の 騒ぎ で 分かりました。

もくもく れ ん

おとなしい 目 目 連 さん は

もくれん

さ と

こわ

木蓮 の 里 が 壊された こと を

かな

こんなに も 悲しんで いた ん です ね。

やくそく

パパ が 約束 して くれた の。

もくれん

さ と

木蓮 の 里 を すっかり

もと

元どおりに して くれるって。

よかった。

とう

よかった ね 父さん。

はなし

もくもく れ ん

この 話 を 聞いたら 目 目 連

わる

もう 悪 さ は し ない でしょう。

ここ から

もくもく れ ん

目 目 連 を 出して あげよう よ。

うん それ が いい。

ああっ…。

あね

もくもく れ ん

(姉 )目 目 連 さん が!

ちち

(父 )えっえ えっ…。

もくもく れ ん

はなし

(目 目 連 )話 は 聞いて たよ。

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