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1 - Harry Potter, 10.2 ハロウィーン – Text to read

1 - Harry Potter, 10.2 ハロウィーン

Intermedio 1 di giapponese lesson to practice reading

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10.2 ハロウィーン

毎日 たっぷり 宿題 が ある 上 、週 三 回 の クィディッチ の 練習 で 忙しく なった 。 その せい か 、気がつくと 、なんと ホグワーツ に 来て から もう 二 カ月 も 経って いた 。 今では プリベット 通り より も 城 の 方 が 自分 の 家 だ と いう 気が していた 。 授業 の 方 も 、基礎 が だいぶ わかって きた ので おもしろく なって きた 。

ハロウィーン の 朝 、パンプキンパイ を 焼く おいしそうな 匂い が 廊下 に 漂って きて 、みんな 目 を 覚ました 。 もっと 嬉しい ことに 、「妖精 の 魔法 」の 授業 で フリットウィック 先生 が 、そろそろ 物 を 飛ばす 練習 を しましょう と 言った 。 先生 が ネビル の ヒキガエル を ブンブン 飛び回らせる の を 見て から というもの 、みんな やって みたくて たまらなかった 。 先生 は 生徒 を 二人 ずつ 組ま せて 練習 させた 。 ハリー は シェーマス ・フィネガン と 組んだ (ネビル が ハリー と 組み たくて じっと こっち を 見て いた ので 、これ で ホッと した )。 ロン は 、なんと 、ハーマイオニー と 組む ことに なった 。 二人 とも これ に は カンカン だった 。 ハリー が 箒 を 受け取って 以来 、ハーマイオニー は 一度 も 二人 と 口をきいて いなかった 。

「さあ 、今まで 練習してきた しなやかな 手首の 動かし方を 思い出して 」

いつも のように 積み重ねた 本の 上に 立って 、フリットウィック 先生は キーキー 声で 言った 。

「ビューン 、ヒョイ 、ですよ 。 いいですか 、ビューン 、ヒョイ 。 呪文を 正確に 、これも また 大切です よ 。 覚えてますね 、あの 魔法使い バルッフィオ は 、『f 』でなく 『s 』の 発音 を したため 、気がついたら 、自分 が 床 に 寝転んで バッファロー が 自分 の 胸 に 乗っかっていましたね 」これ は とても 難しかった 。 ハリーも シェーマスも ビューン 、ヒョイ 、と やった のに 、空中 高く 浮く はずの 羽は 机の 上に はりついた まま だ 。 シェーマス が かんしゃく を 起こして 、杖 で 羽 を 小突いて 火 を つけて しまった ので 、ハリー は 帽子 で 火 を 消す はめに なった 。 隣 の ロン も 、似たり寄ったり の 惨めさ だった 。

「ウィンガデイアム レヴィオーサ ! 」長い 腕 を 風車 の ように 振り回して ロン が 叫んで いる 。 ハーマイオニー の とんがった 声 が 聞こえる 。

「言い方 が まちがってる わ 。 ウィン 、ガー ・デイアム レヴィ ・オーサ 。 『ガー 』と 長一 く きれいに 言わ なくちゃ 」

「そんなに よく ご存知なら 、君が やってみろよ 」と ロンが 怒鳴っている 。

ハーマイオニーは ガウンの 袖を まくり上げて 杖を ビューンと 振り 、呪文を 唱えた 。

「ウィンガーデイアム レヴィオーサ ! 」すると 、羽は 机を 離れ 、頭上 一 ・二 メートル ぐらいの 所に 浮いた ではないか 。 「オーッ 、よく できました ! 」先生 が 拍手 を して 叫んだ 。 「皆さん 、見て ください 。 グレンジャー さん が やりました ! 」クラス が 終わった 時 、ロン は 最悪の 機嫌 だった 。 「だから 、誰 だって あいつ に は 我慢 できない って いう んだ 。 まったく 悪夢 みたいな ヤツ さ 」

廊下 の 人ごみ を 押し分け ながら 、ロン が ハリー に 言った 。

誰かが ハリーに ぶつかり 、急いで 追い越して いった 。 ハーマイオニー だ 。 ハリーが 顔を チラッと 見ると ──驚いた ことに 、泣いている !

「今の 、聞こえた みたい 」と ハリー 。

「それ が どうした ? 」ロン も 少し 気にしていた が 、「誰 も 友達 が いない って ことは とっくに 気がついている だろう さ 」と 言った 。 ハーマイオニー は 次の クラス に 出て来なかった し 、その 日 の 午後 は 一度も 見かけなかった 。 ハロウィーン の ご馳走 を 食べに 大広間 に 向かう 途中 、パーバティ ・パチル が ラベンダー に 話して いる のを ハリー たち は 小耳に はさんだ 。 ハーマイオニー が トイレ で 泣いて いて 、一人に して くれ と 言った らしい 。 ロン は また 少し バツ の 悪そうな 額 を した が 、大広間 で ハロウィーン の 飾りつけ を 見た 瞬間 、ハーマイオニー の こと など 二人 の 頭 から 吹っ飛んで しまった 。

千 匹 も の こうもり が 壁 や 天井 で 羽 を ばたつかせ 、もう 千 匹 が 低く たれこめた 黒雲 の ように テーブル の すぐ 上 まで 急降下し 、くり抜いた かぼちゃ の 中 の ろうそく の 炎 を ちらつかせた 。 新学期 の 始まり の 時 と 同じ ように 、突如 金色 の 皿 に 乗った ご馳走 が 現れた 。

ハリー が 皮 つき ポテト を 皿 に よそって いた ちょうど その 時 、クィレル 先生 が 全速力 で 部屋 に かけこんで 来た 。 ターバン は ゆがみ 、顔 は 恐怖 で 引きつって いる 。 みんな が 見つめる 中 を 、クィレル 先生 は ダンブルドア 先生 の 席 まで たどり着き 、テーブル に もたれかかり 、あえぎあえぎ 言った 。

「トロール が ……地下 室 に ……お 知らせ しなくては と 思って 」

クィレル 先生 は その場 で バッタリと 気を失って しまった 。

大混乱 に なった 。 ダンブルドア 先生 が 杖 の 先 から 紫色 の 爆竹 を 何度か 爆発させて 、やっと 静かに させた 。

「監督生 よ 」

重々しい ダンブルドア 先生 の 声 が 轟いた 。

「すぐさま 自分 の 寮 の 生徒 を 引率 して 寮 に 帰る ように 」

パーシー は 水 を 飲み込んだ 。

「僕 に ついて 来て ! 一年生 は みんな 一緒に 固まって ! 僕 の 言う とおり に して いれば 、トロール は 恐るる に 足らず ! さあ 、僕 の 後ろ に ついて 離れ ないで ! 道 を 開けて くれ 。 一年生 を 通して くれ ! 道を 開けて 。 僕は 監督生 です ! 」「いったい どうやって トロールは 入って きたんだろう 」階段を 上がりながら ハリーは ロンに 聞いた 。 「僕に 聞いたって 知らないよ 。 トロール って 、とっても バカな ヤツ らしいよ 。 もしかしたら ハロウィーン の 冗談 の つもりで 、ピーブズ が 入れた のか な 」と ロン が 答えた 。

みんなが あっちこっち の 方向 に 急いでいた 。 いろんな グループ と すれ違い 、右往左往 している ハッフルパフ の 一団 を 掻き分けて 進もう と していた ちょうど その 時 、ハリー が 突然 ロン の 腕 を つかんだ 。

「ちょっと 待って ……ハーマイオニー だ 」

「あいつ が どうかした かい ? 」「トロール の こと 知らない よ 」 ロン が 唇 を かんだ 。

「わかった 。 だけど パーシー に 気づかれ ない ように しなきゃ 」

ヒョイ と 屈んで 、二人 は 反対 方向 に 行く ハッフルパフ 寮生 に 紛れ込み 、誰 も いなくなった 方 の 廊下 を すり抜け 、女子用 トイレ へ と 急いだ 。 角 を 曲がった とたん 、後ろ から 急ぎ足 で やってくる 音 が 聞こえた 。

「パーシー だ ! 」ロン が ささやき 、怪獣 グリフィン の 大きな 石像 の 後ろ に ハリー を 引っ張り込んだ 。 石像 の 陰 から 目 を 凝らして 見る と 、パーシー では なく スネイプ だった 。 廊下 を 渡り 、視界 から 消えて いった 。

「何 してる んだろう 。 どうして 他の 先生 と 一緒に 地下室 に 行か ない んだろう 」

ハリー が つぶやいた 。

「知るもんか 」

スネイプ の 足音 が だんだん 消えていく 方 を 耳で 迫って 、二人は できるだけ 音をたてない ように 身を 屈めて 廊下を 歩いていった 。

「スネイプは 四階 の 方 に 向かってるよ 」と 言う ハリーを ロンが 手を 上げて 制した 。

「なに か 匂わない か ? 」ハリーが クンクンと 鼻を使う と 、汚れた 靴下と 、掃除をしたことがない 公衆トイレの 匂いを 混ぜたような 悪臭が 鼻をついた 。 次に 音が 聞こえた ……低い プァープァーと いう うなり声 、巨大な 足を 引きずるように 歩く 音 。 ロンが 指さした ……廊下の むこう側 左手から 何か 大きな 物が こっちに 近づいて 来る 。 二人 が 物 影 に 隠れて 身 を 縮めて いる と 、 月 明り に 照らされた 場所 に その 大きな 物 が ヌーッ と 姿 を 現した 。

恐ろしい 光景 だった 。 背 は 四 メートル も あり 、墓石 の ような 鈍い 灰色 の 肌 、岩石 の ように ゴツゴツ の ずんぐり した 巨体 、ハゲ た 頭 は 小さく 、ココナッツ が ちょこんと 載っている ようだ 。 短い 脚 は 木 の 幹 ほど 太く 、コブ だらけ の 平たい 足 が ついている 。 ものすごい 悪臭 を 放って いる 。 腕 が 異常に 長い ので 、手 に した 巨大な 棍棒 は 床 を 引きずっている 。

トロール は ドア の 前 で 立ち止まり 、中 を じっと 見た 。 長い 耳 を ピクつかせ 、中身 の ない 頭 で 考えて いた が 、やがて 前屈み に ノロノロ と 中 に 入った 。

「鍵穴 に 鍵 が ついた まま だ 。 あいつ を 閉じ込められる 」ハリー が 声 を 殺して 言った 。 「名案 だ 」ロン の 声 は ビクビク している 。

トロール が 出て きません ように と 祈り ながら 、二人 は 開けっぱなし の ドア の 方 に ジリジリ と 進んだ 。 喉 が カラカラ だった 。 最後 の 一歩 は 大きく ジャンプ して 、ハリー は 鍵 を つかみ ドア を ぴしゃり と 閉めて 鍵 を かけた 。

「やった ! 」勝利 に 意気揚々 、二人 は もと 来た 廊下 を 走った が 、曲り角 まで 来た 時 、心臓 が 止まり そうな 声 を 聞いた ──かん高い 、恐怖 で 立ちすくんだ ような 悲鳴 ──今 、鍵 を かけた ばかりの 部屋 の 中 から だ 。

「しまった 」ロン の 顔 は 「血みどろ 男爵 」ぐらい 真っ青 だった 。

「女子 用 トイレ だ ! 」ハリー も 息 を のんだ 。

「ハーマイオニー だ ! 」二 人 が 同時 に 叫んだ 。

これ だけ は 絶対 やりたく なかった が 、他に 手段 が ある だろうか ? 回れ 右 を して 二人 は ドア へ と 全力 疾走 した 。 気が 動転 して 鍵 が うまく 回せ ない ──開いた ──ハリー が ドア を 開けた ──二人 は 突入 した 。 ハーマイオニー ・グレンジャー は 奥 の 壁 に はりついて 縮みあがって いた 。 いまにも 気を 失わん ばかり だった 。 トロールは 洗面台を 次々と なぎ倒しながら 、ハーマイオニーに 近づいていく 。

「こっちに 引きつけろ ! 」ハリーは 無我夢中で ロンに そう言うと 、蛇口を 拾って 力いっぱい 壁に 投げつけた 。 トロール は ハーマイオニー の 一 メートル 手前 で 立ち止まった 。 ドシンドシン と こっち に 向き を 変え 、にぶ そうな 目 を パチクリ させ ながら 何の 音 だろう と こっち を 見た 。 卑しい 、小さな 目 が ハリー を 捕らえた 。 一瞬 迷った ようだった が 、今度 は ハリー の 方 に 棍棒 を 振り上げて 近づいて きた 。

「やーい 、ウスノロ ! 」ロンが 反対側から 叫んで 、金属パイプを 投げつけた 。 トロールは パイプが 肩 に あたって も 何も 感じない ようだったが 、それでも 叫び声は 聞こえたらしく 、また 立ち止まった 。 醜い 鼻面 を 今度は ロンの 方に 向けたので 、ハリーは その 後ろに 回り込む 余裕 が できた 。

「早く 、走れ 、走る んだ ! 」ハリー は ハーマイオニー に 向かって 叫び ながら ドア の 方 に 引っぱろう と した が 、ハーマイオニー は 動け なかった 。 恐怖 で 口 を 開けた まま 、壁 に ピッタリ と はりついて しまった ようだ 。

叫び声 と その こだま が トロール を 逆上 させて しまった ようだ 。 再び うなり 声を 上げて 、一番 近くに いた もはや 逃げ場 の ない ロンの 方に 向かって 来た 。

その 時 ハリーは 、勇敢とも 、間抜けとも いえる ような 行動に 出た 。 走って 行って 後ろから トロールに 飛びつき 、腕を トロールの 首ねっこに 巻きつけた 。 トロールに とって ハリーが 首に ぶら下がってる ことなど 感じも しないが 、さすがに 長い 棒切れ が 鼻に 突き刺されば 気にはなる 。

ハリー が 飛びついた 時 、杖 は 持った まま だった ──杖 は トロール の 鼻 の 穴 を 突き上げた 。

痛み に うなり 声 を 上げ ながら トロール は 棍棒 を メチャメチャに 振り回した が 、ハリー は 渾身 の 力 で ピッタリ と しがみついていた 。 ##トロール は しがみついてる ハリー を 振り払おう と もがき 、今にも 棍棒 で ハリー に 強烈な 一撃 を 食らわし そうだった 。

ハーマイオニー は 恐ろしさ の あまり 床 に 座り込んでいる 。 ロンは 自分の 杖を 取り出した ──自分でも 何を しようと しているのか わからずに 、最初に 頭に 浮かんだ 呪文を 唱えた 。

「ウィンガ 一 ディアム レビオーサ ! 」突然 棍棒が トロールの 手から 飛び出し 、空中を 高く 高く 上がって 、ゆっくり 一回転 して から ボクッという いやな 音を 立てて 持ち主の 頭の 上に 落ちた 。 トロールは フラフラした かと 思うと 、ドサッと 音を 立てて その 場にうつぶせに 伸びて しまった 。 倒れた 衝撃 が 部屋 中 を 揺すぶった 。

ハリー は 立ち上がった 。 ブルブル 震え 、息 も 絶え絶えだ 。 ロン は まだ 杖 を 振り上げた まま 突っ立って 、自分 の やった こと を ボーッと 見て いる 。

ハーマイオニー が やっと 口をきいた 。

「これ ……死んだ の ? 」「いや 、ノックアウトされた だけ だと 思う 」 ハリー は 屈み込んで 、トロール の 鼻 から 自分 の 杖 を 引っ張り出した 。 灰色 の 糊 の 塊 の ような 物 が ベットリ と ついていた 。

「ウエー 、トロール の 鼻 くそ だ 」

ハリー は それ を トロール の ズボン で 拭き取った 。

急に バタン という 音 が して 、バタバタ と 足音 が 聞こえ 、三人 は 顔 を 上げた 。 どんなに 大 騒動 だった か 三人 は 気づき も し なかった が 、物 が 壊れる 音 や 、トロール の うなり 声 を 階下 の 誰か が 聞きつけた に 違いない 。 まもなく マクゴナガル 先生 が 飛び込んで きた 。 その すぐ 後 に スネイプ 、最後 は クィレル だった 。

クィレル は トロール を 一目 見た とたん 、ヒーヒー と 弱々しい 声 を 上げ 、胸 を 押さえて トイレ に 座り込んで しまった 。

スネイプは トロールを のぞき込んだ 。 マクゴナガル 先生は ハリーと ロンを 見すえた 。 ハリーは こんなに 怒った 先生の 顔を 初めて 見た 。 唇が 蒼白だ 。 グリフィンドール の ため に 五十 点 もらえる かな と いう ハリー の 望み は 、あっという間に 消え去った 。

「いったい全体 あなた方 は どういう つもり なんですか 」

マクゴナガル 先生 の 声 は 冷静 だが 怒り に 満ちて いた 。 ハリー は ロン を 見た 。 まだ 杖 を 振り上げた まま の 格好 で 立っている 。

「殺され なかった のは 運が よかった 。 寮 に いる べき あなた 方 が どうして ここ に いる んですか ? 」スネイプ は ハリー に 素早く 、鋭い 視線 を 投げかけた 。 ハリー は うつむいた 。 ロン が 杖 を 降ろせば いい のに と 思った 。

その 時 暗がり から 小さな 声 が した 。

「マクゴナガル 先生 。 開いて ください ──二 人 とも 私 を 探し に 来た んです 」

「ミス ・グレンジャー ! 」ハーマイオニー は やっと 立ち上がった 。 「私 が トロール を 探し に 来た んです 。 私 ……私 一人で やっつけられる と 思いました ──あの 、本で 読んで トロールに ついては いろんな ことを 知って たので 」ロンは 杖を 取り落とした 。 ハーマイオニー ・グレンジャー が 先生 に 真っ赤な 嘘 を ついている ?

「もし 二人が 私を 見つけて くれなかったら 、私 、今頃 死んで いました 。 ハリーは 杖を トロールの 鼻に 刺し込んで くれ 、ロンは トロールの 棍棒で ノックアウトして くれました 。 二人 とも 誰か を 呼びに いく 時間が なかった んです 。 二人 が 来てくれた 時は 、私 、もう 殺される 寸前で ……」

ハリー も ロン も 、その とおりです 、と いう 顔を 装った 。

「まあ 、そういう ことでしたら ……」マクゴナガル 先生は 三人を じっと 見た 。

「ミス ・グレンジャー 、なんと 愚かしい ことを 。 たった 一人で 野生の トロールを 捕まえよう なんて 、そんなことを どうして 考えた のですか ? 」ハーマイオニーは うなだれた 。 ハリーは 言葉も 出なかった 。 規則 を 破る なんて 、ハーマイオニー は 絶対 そんな こと を しない 人間 だ 。 その 彼女 が 規則 を 破った ふり を して いる 。 僕たち を か ぼう ため に 。 まるで スネイプ が 菓子 を みんな に 配り はじめた ような もの だ 。

「ミス ・グレンジャー 、グリフィンドール から 五 点 減点 です 。 あなた に は 失望しました 。 怪我 が ない なら グリフィンドール 塔 に 帰った 方が よい でしょう 。 生徒 たちが 、さっき 中断した パーティー の 続き を 寮で やっています 」ハーマイオニー は 帰っていった 。 マクゴナガル 先生 は 今度 は ハリー と ロン の 方 に 向き直った 。

「先ほど も 言いました が 、あなたたち は 運 が よかった 。 でも 大人 の 野生 トロール と 対決 できる 一 年生 は そう ざらに は いません 。 一人 五 点 ずつ あげましょう 。 ダンブルドア 先生 に ご報告 しておきます 。 帰って よろしい 」

急いで 部屋 を 出て 、二つ 上の 階に 上がる まで 二人は 何も 話さなかった 。 何 は ともあれ 、トロール の あの 匂い から 逃れられた の は 嬉しかった 。 「二人 で 十点 は 少ない よ な 」

と ロン が ぶつくさ 言った 。

「二人 で 五点 だろ 。 ハーマイオニー の 五 点 を 引く と 」と ハリー が 訂正した 。

「ああ やって 彼女が 僕たちを 助けてくれた のは たしかに ありがたかった よ 。 だけど 、僕たちが あいつを 助けた のも たしかなんだ ぜ 」

「僕たちが 鍵を かけて ヤツを ハーマイオニーと 一緒に 閉じ込めたり しなかったら 、助けは 要らなかった かもしれない よ 」ハリーは ロンに 正確な 事実を 思い出させた 。

二人は 太った 婦人の 肖像画の 前に 着いた 。

「豚 の 鼻 」の 合言葉 で 二人 は 中 に 入って いった 。

談話室 は 人 が いっぱい で ガヤガヤ していた 。 みんな 談話室 に 運ばれて きた 食べ物 を 食べて いた 。 ハーマイオニー だけ が 一人 ポツンと 扉 の そば に 立って 二人 を 待って いた 。 互いに 気まずい 一瞬 が 流れた 。 そして 、三人 とも 顔を 見もせず 、互いに 「ありがとう 」と 言ってから 、急いで 食べ物を 取りに 行った 。

それ以来 、ハーマイオニー ・グレンジャー は 二人の 友人に なった 。 共通の 経験を する ことで 互いを 好きに なる 、そんな 特別な 経験が ある ものだ 。 四 メートル も ある トロール を ノックアウト した と いう 経験 も まさしく それ だった 。

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