SwitchedS 1: E 1 Suicide
( 水 本 ( みず もと )) 俺 …
あゆみ ちゃん の こと が ずっと 好きだった 。
(あゆみ )大好き な 人 から の 告白 。
つきあって ほしい 。
はい 。
呼吸 も 忘れる ほど の 喜び を 感じた 。
でも 私 は 何も 分かって なかった んだ 。
この 幸せ が どれほど 大切な もの だった の か 。
ない 。
ない ない ない
(あゆみ )ない ない !(優香 )どうした の ?
ここ に 置いて あった ネックレス が 。
ええ ~ない !
(和輝 )16 歳 で デート なんて …(優香 )はい 。
(和輝 )早すぎる だろう 。
あり が と 。
(優香 )初 デート 楽しんで きて ね 。
ありがとう 。
いって きます 。
(リポーター )赤く 染まった 月 が 独特な 地形 と ―。
光 の 反射 に よる 錯覚 から 真昼 に 浮かぶ 。
それ が この 町 の 名物 “赤 月 ”です 。
(携帯 電話 の 着信音 )
もしもし 。
( 然 子 ( ぜんこ )) アタシ …
同じ クラス の 海 根 ( うみ ね )…
海根 然子 です 。
海根 さん ?どうした の ?
( 然子 ) アタシ …
これ から 死ぬ から 。
え ?
(然子 )死ぬ から !
何 言って る の ?冗談 でしょ ?
(然子 )後ろ 見て みて 。
ああ !
海根 さん 。
すぐ 行く から 待って て 。
(然子 )来ないで !
そこ から アタシ を 見て て 。
え ?
海根 さん
そんな 所 に いたら ホントに 危ない 。
(衝突 音 )
(あゆみ )重たい …
まぶた も 体 も 鉛 の ように 重たい 。
どう した ん だっけ 私 …
(看護 師 )気 が 付いた ?
大きな ケガ は 見当たらなかった けど どこ か 痛む ?
(あゆみ )いえ …
(看護 師 )よい しょっ 。
(あゆみ )すいません …
そう だ …海根 さん は ?
え ?
(あゆみ )海 根 さん は 無事 な ん ですか ?
何 言って る の ?
海根 さん は あなた でしょ ?
(あゆみ )え …?
(看護師 )今 先生 呼んで くる ね 。
( あゆみ ) え …
何 これ …
(医師 )ご 気分 は どう です か ?
(あゆみ )先生 !
(医師 )大丈夫 です か !
(あゆみ )先生 あの …
どう なって る んです か これ !
私 の 体 です !
落ち着いて ください 海根 さん 。
私 …海根 さん じゃ あり ません !
(京子 )然子 !あんた …
迷惑 かける の も いいかげんに しなさい !
大変 申し訳 ございませ ん でした 。
あんた も 謝り なさい 。
(医師 )突然 の こと で まだ 混乱 してる ようです が ―
しばらく すれば 落ち着く と 思い ます 。
特に 外傷 も あり ませ ん し …
(あゆみ )一体 何 が 起きてる の か …
(あゆみ )あの 私 実は …
(京子 )仕事 抜けて きて ん の 。
これ 以上 面倒 かけ ん じゃ ない よ !
(あゆみ )目 の 前 に いる 私 は 私 じゃない 。
ああ …
でも …
ここ に いる の は 間違い なく 私 だった 。
( あゆみ ・ 水 本 ・ 火 賀 ( か が )) ジャンケンポン
あいこ でしょ 。
あいこ でしょ
(あゆみ )しろ ちゃん の 負け ~(火賀 )よし !
( あゆみ ・ 火 賀 ) イエーイ 。
( 火 賀 ) 行け ー ( あゆみ ) 行って きて ー
(水本 )なんだ よ
( あゆみ ・ 火 賀 ) いって らっしゃ ー い 。
(あゆみ )いちご オレ ?
( 火 賀 ) お前 さ いくら あゆみ の 好物 や からって さ
(火賀 )普通 ホット やろ (あゆみ )フフフ …
(水本 )だ よ な 別の 買って くる 。
(あゆみ )ああ いい よ 、いい よ 。
私 いちご オレ 大好き だ から あり が と 。
( 火 賀 ) もう し ゃあない ほら よこせ 。
冷たっ!
( あゆみ ) じゃ …
( あゆみ ) かんぱ ー い 。 ( 水 本 ・ 火 賀 ) 乾杯 。
さ ぶっ !お前 ガンガン に 冷えてる やんけ !
(水本 )悪い 。
(火賀 )おい もう !だ から 俺 絶対 ホット が …
わ !びっくり した お前 。
( あゆみ ) しろ ちゃん 。( 水本 ) うわ 冷たっ。
もう なんだ よ
わっ!
ハァ …ハァ …
(あゆみ )ママ …
ママ !私 …
私 あゆみ な の 。
(優香 )あゆみ の お 友達 かしら ?
そう じゃ ない の !私 が あゆみ な の !
う うー …ママ …
助けて お 願い 。
ママ
(優香 )ごめんなさい 。
ちょっと すいません 。
(ドア が 開く 音 )
(水本 )あゆみ ちゃん
しろ ちゃん 。
( 然 子 ) しろ ちゃん 。
おはよう 。
(あゆみ )え …?
誰 ?
誰 !
誰 …
あなた 誰 な の ?
え ?
もし かして 海根 さん ?
何 言って る の ?(あゆみ )そう でしょ ?
(あゆみ )海根 さん なんでしょ ?
( 然 子 ) ちょっと … ( あゆみ ) 昨日 の こと 覚えてる よ ね 。
(あゆみ )私 たち 入れ替わっちゃった んだ よ ね ?
(火賀 )海根 さん 朝 から テンション 高 すぎ 。
( あゆみ ) 火 賀 くん 。( 火 賀 ) て か キャラ 変 した ?
だから そう じゃ なくて …
海根 さん と 何 か あった ?
さあ …
(火賀 )おい 行こう 。
待って !
律 ( り )っちゃん マリ ちゃん 。
私 … ( 律 ( りつ )) ねえ ―。
朝 から マジ な んなの ?
(マリア )ちょっと 迷惑 な んです けど 。
(律 )とにかく もう あゆみ に 近づか ないで 。
行こう 。
(教師 )じゃあ この ね “ジーズ ファクターズ ”と は
何 を 指して いる のでしょう か ?
はい 海根 。
う ー み ー ね 。 ( 手拍子 )
う ー み ー ね ! ( 手拍子 )
あ …私 か 。
(教師 )何 ボケっと して んだ よ 。
身 は 詰まって ん のに 頭 は 空っぽ だ な 。
( 笑い声 )
(あゆみ )あれ ?
(教師 )じゃあ 2 人 組 に なって 。(生徒 たち )はーい 。
(マリア )あゆみ やろう 。
(教師 )はい お互い 向き合って 肩 の ストレッチ 。
(あゆみ )いつも と 同じ 学校 な のに …
( 然 子 ) おいし ー い 。( 律 ) おいしい でしょ ?
(あゆみ )まるで 知ら ない 世界 に いる みたいだった 。
(担任 )ああ 海根 あと で 教材 運んど いて くれ 。
ああ 1 人 じゃ キツい から 誰か に 手伝って もらえ 。
じゃあ 起立 。
はい 礼 。
(生徒 たち )さようなら 。(担任 )はい さようなら 。
気 を つけて なー 。
(あゆみ )海 根 さん は ―。
いつも 1 人 だった の かも しれ ない 。
同じ クラス な のに 全然 気付か なかった 。
(水本 )海根 さん ?
手伝う よ 。1人 じゃ 大変 でしょ
しろ ちゃん 。
そう いえば
今朝 は どうした の ?
何 か あった んだ よ ね ?
海根 さん ?
とりあえず これ 運んで おく ね 。
待って !
私 …
小 日向 ( こ ひなた ) あゆみ な の 。
(水本 )え ?
(あゆみ )ウソ じゃ ない よ 。
原因 は 分から ない けど 。
昨日 の デート の 前 に 海根 さん が ビル から 飛び降りて
そし たら 海根 さん の 体 に 私 の 心 が 入っちゃった みたいで 。
(水本 )ちょっと !
何 言って る か 分から ない んだ けど …
本当 な の 信じて
思い出 も 全部 言える し 。
告白 して くれた とき の 言葉 だって 全部 覚えて る 。
放課後 の 教室 に 呼び出して くれて 。
私 の こと ずっと 好きだった って 言って くれた よ ね ?
(水本 )ごめん 。
気 を 持たせて しまった なら 謝る 。
これ 運んで おく ね 。
(ドア が 開く 音 )
(あゆみ )わ …私 ―。
海根 さん じゃ あり ませ ん !
(京子 )これ 以上 面倒 かけ ん じゃない よ !
(優香 )あゆみ の お 友達 かしら ?
ごめんなさい 。
てか キャラ 変 した ?
(教師 )身 は 詰まって ん のに 頭 は 空っぽだ な 。
( 笑い声 )
(水本 )何 言って る か 分から ない んだ けど 。
気 を 持たせて しまった なら 謝る 。
(あゆみ の 泣き声 )
もう や だ
戻り たい 。
元 に 戻り たい …
(然子 )大丈夫 ? 大変 でしょう ?私 の 体 だ と
海根 さん ?
やっぱり 海根 さん な んだ よ ね ?
(然子 )うん 。
海根 さん は 誰 か に 信じて もらえた ?
もらえ ない よ ね ?
なんで こんな こと に なっちゃった の か 分からない けど
入れ替わった こと 家族 と か 友達 と か ―。
身近な 人 だけ でも まずは 知って もらおう よ 。
2人 で 訴えれば きっと みんな 信じて くれる はずだ から ね ?
そんな こと する わけな い じゃん 。
だって アタシ …
ずっと 小日向 さん に なり たかった んだ もん 。
海根 さん な …何 言ってる の ?
ど っ から どう 見て も …
やっぱ アタシ って ブス だ わ ー 。
その 体 あんた に あげる 。
今日 から アタシ が 小日向 あゆみ 。
そして あなた が 海根 然子 。
そんな の イヤ !
でも 誰 に も 気付いて もらえ なかった でしょ ?
そう
アタシ の 体 で どんなに あがいて も ―。
誰 に も 言葉 なんて 届か ない 。
誰 に も 信じて もらえ ない 。
今 まで さんざん 幸せな 人生 送って きた んだ から 。
ちょっと は 苦しみ な よ 。
待って 。
なんで …
なんで 私 に なり たかった の ?
だって …
どうしても 欲しかった んだ もん 。
何 を ?
しろ ちゃん 。
(律 )成績 トップ で バスケ 部 の エース 。
(マリア )まさに エリート だ ね あゆみ の 幼なじみ は 。
幼なじみ じゃ ない でしょ 。
そっか もう 彼氏 だ 。
で どう な の ?長年 の 恋 が 実った 感想 は 。
うん 。
本当に よかった 。
( 律 ) だって ー いい な ー 。
(インコ の 鳴き声 )
どうした の ?
家 に 戻れ なく なっちゃった の ?
そし たら 私 と 同じ だ ね 。
もし このまま 誰 に も 気付かれ なかったら …
家族 も 友達 も ―。
それ から ―。
しろ ちゃん も 海根 さん に 取られて しまう 。
そんな こと ―。
考える だけ でも 恐ろしかった 。
なんとか し なくちゃ
(火賀 )お前 また 1 位 か よ 。
( 火 賀 ) こっち 追試 やって のに 。( 水本 ) 勉強 しない から だ ろ 。
時間 が あったら し とる 。(携帯 電話 が 鳴る 音 )
( 火 賀 ) あ ! 生まれ そう !( 水本 ) 火 賀 …
簡単に 時間 を 作る 方法 教えて ほしい か ?
(火賀 )おう !(水本 )ゲーム を やめる こと だ 。
ああ きた ー ! スーパーレア ゲット !
ちょっと 公 史郎 ( こう しろう ) 見て !
(火賀 )公 史郎 これ すごい …(律 )いい とこ に 来た 。
( 律 ) 今 ちょうど 文化 祭 の 館長 決めて た と こな の 。
( 天 田 ( あまた )) クラス の 顔 だ よ 。 ( 火 賀 ) え ?
(マリア )2 年 2 組 と いえば …
( 生徒 たち ) 火 賀 、 火 賀 、 火 賀 、 火 賀 …
( 歓声 )
ありがとう 、ありがとう 。
俺 子供 の ころ から 館長 に なる の が 夢 でした 。
( 歓声 )
バカヤロー が !
めん どくさい から 公 史郎 代わって 。
(生徒 たち )えー ?は あー ?それ は ない よ ー 。
(火賀 )よっ しゃー !(生徒 たち )ダメ だ よ !
( 生徒 たち ) お ー !
おい !え ?
(律 )はい これ で 決まり ー !
( 歓声 )
お前 ら 絶対 バイト 代 請求 する から な
おい なん やねん 館長 って さ 。
館長 なんか いる ?
(律 )あっあゆみ お化け や んない ?
(然子 )え ?
美人 じゃ なきゃ 怖く なら ない んだ よ ね 。
でも アタシ そんな 美人 じゃ …
何 言って ん の !
クラス で 一 番 かわいい じゃん 、ねえ 。
( 生徒 ) あゆみ の 着物 姿 見た ー い 。
( 生徒 たち ) 見た ー い 。( マリア ) 見たい よ ね 見たい よ ね 。
(律 )やろう よ 、やろう よ 。
やった ー ! やって くれるって ー !
(拍手 と 歓声 )
(あゆみ )しろ ちゃん 。
お 願い だ から 私 に 気付いて 。
(水本 )いい 身分 だ な 館長 は 。
(火賀 )当日 大忙し や で 。
実は ちょっと 頼み が ある 。
( ため息 )
しろ ちゃん !あ …
( 火 賀 ) あいつ なら 来 うへん で 。( あゆみ ) え ?
気 ぃ 変わって 別の 係 やりたい ん やって さ 。
海根 さん さ 公 史郎 に 気 ぃ あん の ?
え ?
あいつ 彼女 いる から やめた ほうが いい と 思う で 。
( あゆみ ) それ …
私 だ よ 。
(火賀 の 笑い声 )
私 そんなに おかしい かな 。
ああ 。
マジ で ヘタ 。
(あゆみ )え ?(火賀 )これ な んな ん ?
(あゆみ )カッパ だ けど …(火賀 )ハハハッ 。
(火賀 )怖さ 1 ミリ も ない って 。
ひど !一生懸命 描いた のに 。
悪い 、 悪い 。
でも あいつ と いい 勝負 や な 。
(あゆみ )あいつ って ?
俺 の 好きな 子 も すっごい 絵 ヘタ …
(あゆみ )え !(火賀 )なん や 。
火 賀 くん 好きな 子 いた の いつ から ?( 火 賀 ) テンション 高いって 。
じゃあ 私 に ずっと 隠して たって こと ?
は ?
それ より 誰 ?誰 ?(火賀 )教え へん って 。
私 の 知ってる 人 ?(火賀 )筆 貸せ や 。
(あゆみ )分かった !マリ ちゃん でしょ 。
かわいい から なあ 。(火賀 )筆 。
(あゆみ )じゃあ 律 っちゃ んだ すごく 仲 いい し 。
いいかげん に せ えよ 。
あ …
俺 カッパ か 。
フフ …アハハ !
アハハ … アハハ じゃ ないって 。
(火賀 )早 よ なんとか して くれ 。(あゆみ )ごめん 、ごめん 。
(火賀 )ありがとう 。もう !
いや ー もう 。
ウソ やろ 。
(あゆみ )ハァ …
なんか 久しぶり だ な 。
( 火 賀 ) え ?
こんなふうに 話せた の 。
海根 さん 友達 少ない から な 。
うん 。
(教師 の 声 )
(火 賀 )ハハハ …
クソ まず そう や な それ 。
(あゆみ )そんなに 笑う こと ない じゃん 。
えっ 俺 の や ん 。
おい お前 ボールペン で 書いてる やん け 。
知 ~ら ない 。
(教師 )そこ !さっき から うるさい ぞ 。
( 火 賀 ・ あゆみ ) すいません
(あゆみ )火賀 くん 。
(あゆみ )ちょっと 気持ち 悪い よ 。(火賀 )え ?
あ !また 好きな 人 の こと 考えて た んでしょ 。
うるっさい わ 。
じゃあ 私 買い出し 頼んで くる ね 。
(火賀 )おう 。
あ !ちょっと 待って
(あゆみ )どうした の ?
ああ …黄色 の ペンキ も 頼む 。
うん 分かった 。
ハァ …俺 マジ で ゲーム の やりすぎ かな …
(律 )天田 くん が ガムテープ と 画用紙 ね 。
(天田 )そうだ よ 。サンキュー 。
(マリア )延長 コード って 誰 だっけ 。(宇野 )ああ 私 、私 。
律 っちゃん 、マリ ちゃん 、今度 これ も お 願い 。
まず 会計 係 に 頼んで 。
あ …そうだ よ ね 。
(律 )あと さあ 。
名前 呼び やめて くん ない 。
てか そもそも うち ら そんな 仲 じゃ ないっしょ
ごめん 。
(あゆみ )あの …
買って ほしい もの が ある んだ けど 。
( 海老原 ) その辺 置 い と いて 。
あった !
(水本 )ちょっと 頼み が ある 。
大道具 係 も やって もらえ ない か ?
今 少し 海根 さん と 距離 を 置きたい んだ 。
お前 海根 さん と なんか あった ん ?
俺 も よく 分からない (火賀 )は ?
(水本 )海根 さん 自分 の こと あゆみ ちゃん だ と 思い込んでる みたいな んだ 。
(あゆみ )私 たち 入れ替わっちゃった んだ よ ね ?
てか キャラ 変 した ?
そんな … そんな まさか … ない やろ 。
( 金 村 ) 見て ー お化け 完成 じゃ ー ん !
( 歓声 )
(あゆみ )教室 に いる の が 怖い 。
みんな の 目 が 怖い 。
姿 が 違う だけ なのに …
私 は 私 な のに 。
どうして …
(火賀 )海 根 さん の 避け 方 お前ら らしくない やろ 。
(マリア )自業自得 。
(律 )海根 さん ずっと あゆみ に 嫌がらせ して た の 。
嫌がらせ ?
(律 )あゆみ は この 性格 だ から あえて 教えて は くれない けど 。
海根 さん に は 絶対 近づき たく ない って 。
(マリア )あゆみ が そんな こと 言う んだ から よっぽど の こと でしょ
ちょっと 待って !
誤解 だ よ 私 何も して ない 。(律 )と ぼけ ないで よ 。
昨日 だって つきまとって た じゃ ん 。
それ は …
(律 )何 よ ?
言い たい こと が ある なら はっきり 言って 。
でも ホント 誤解 な の 。
(マリア )あんた ねえ 。
(然子 )律 っちゃん 、マリ ちゃん 。
アタシ は 大丈夫 だ から
元 は といえば アタシ が 悪い の 。
アタシ が …海根 さん の 気持ち 考え ず に ―
しろ ちゃん と つきあって は しゃい じゃった から 。
(宇野 )えっ 。
海根 さん て 水本 くん の こと 好きだった の ?
(生徒 たち )マジ !えー !
(生徒 たち の 騒ぐ 声 )
( 律 ) へえ …。
そういう こと だった んだ 。
マジ 最低
違う の 。
本当に 違う んだ って 。
(金村 )まあ 人 を 好き に なる の は 自由 だ けど さ 。
(海老原 )水本 も 災難 だ なー 。
(川地 )つ か ウケる ~(星嶋 )鏡 見て こいよ 鏡 。
(生徒 たち の はやしたてる 声 )
誤解っつってる やろ !
みんな 。
ごめん 。
海根 さん の こと …
アタシ の 勘違い だった みたい 。
(律 )あゆみ ?
(火賀 )まあ 勘違い は しかたない と して 。
海根 さん に しっかり 謝れ よ
ほら 。
ごめん …
なさい 。
火賀 くん
さっき は 本当に ありがとう 。
私 も 手伝う ね 。
あゆみ 、
あゆみ な ん やろ ?
悪かった 。すぐ 気付か れ へん くて 。
なんで ?
どんな 姿 して て も 分かる よ 。
あゆみ は …
あゆみ な ん や から 。
火賀 くん
泣く な よ 。
(あゆみ )火賀 くん に 気付いて もらえた こと で …
( 火 賀 ) ほら もう 泣く なって なあ
失い かけて いた 自分 と いう 存在 が ―
認め られた 気 が した 。
お前 の 秘密 ―
公 史郎 に バラ して やって も ええ ねん ぞ
海根 然子 。
(火賀 )びっくり じゃない ?なあ 。(あゆみ )あら ?これ は ?
( 火 賀 ) うわ ー ! あぶな !
( あゆみ ) ちょっと ー 危ない ( 火 賀 ) ごめん 、 ごめん 。
(あゆみ )だ けど …
しろ ちゃん だけ に は 一生 気付かれ ない ほうが ―
幸せ だった の かも しれ ない 。