Ginga Eiyuu Densetsu (Legend of the Galactic Heroes ) Episode 52
< 宇宙 暦 799 年 帝国 暦 490 年 4 月 26 日 >
< バーミリオン 星 域 の 戦い は 乱戦 状態 の まま 3 日 目 を 迎え >
< ラインハルト ・ フォン ・ ロ ー エングラム も ヤン ・ ウェンリ ー も >
< 期せずして 戦線 の 収拾 を 図った >
無駄 に 兵力 を 消耗 さ せ て しまった
なんと まあ まずい 戦い を し た こと か
もっと 兵 力 が あれ ば な
あと 1 万 隻 いや 5000 隻 いやいや 3000 隻 で いい
そう すれ ば …
< 翌 27 日 自 軍 の 再 編 制 を 済ませ た ヤン は >
< 一転 し て 速攻 に 転じ た >
同盟 軍 は 速攻 に 転じ まし た
迎撃 せよ
敵陣 の 中央 に 砲火 を 集中 せよ
突進 !
完全 に 突破 し まし た ! 突破 です ! ≪ やった !
薄 すぎる
すぐ に 次 の 敵 が 来る ぞ !
このまま 敵陣 に 躍り 込み ゼロ 距離 射撃 で 敵 を しとめろ !
敵陣 突破 !
≪ おお ! ≪ やった !
前方 に また 別 の 敵 ! 左右 に 展開 し つつ あり ます !
チッ 一体 何 重 の 防御 陣 を 敷 い て いる ん だ
大昔 の ペチコート じゃ ある まい し
コーネフ 隊長
空 戦 隊 は このまま 待機 せよ と の こと で あり ます
そう か ご 苦労 全員 に 伝え て くれ
はっ ≪ よう !
今日 の 撃墜 数 が 多い ほう に
1 機 に つき ウイスキー 1 杯 を おごる って の は どう だ ?
相変わらず 賭け が 好き だ な
なん だ また クロスワード か よく 飽き ない な
何 何 ? 誰 でも 一生 に 一 度 は 経験 する もの ?
ヘヘヘ … もちろん あれ だ な ?
何 を 考え て いる か 大体 想像 が つく が
最初 は 「 F 」 で 7 文字 だ
だから ファースト タイ … あれ ? 多い な
「 funeral 」 葬式 さ
チェッ ! 縁起 で も ない
いい な ! 1 機 に つき 1 杯 だ ぞ
ああ すま ん な いつも おごって もらって
言って ろ
< 4 月 29 日 ヤン 艦隊 は >
< 既に 帝国 軍 の 防御 陣 を 第 8 陣 まで 突破 し て い た >
< だが その 前 に また 新た な 防御 陣 が 出現 し て い た >
なんと いう 厚み と 深 み だ
まるで パイ の 皮 を むく よう だ 後 から 後 から 次 の 防御 陣 が 現れる
際限 が あり ませ ん な
いまさら やめる わけ に も いかん でしょ う
9 枚 目 の 皮 むき に かかり ます か それとも …
この 期 に 及 ん で 前進 を やめ て も 得る もの は 何も ない
ロー エン グラム 候 の 思惑 が 不気味 で は ある が
進む しか ない だ ろ う
閣下 何 だ ね
はい 閣下 ロー エン グラム 候 が 何 を しよ う と し て いる か
分かった よう な 気 が し ます
表現 は 正確 に する こと だ
ロー エン グラム 候 が 何 を 考え て いる か と いう こと と
何 を やって いる か と いう こと の 間 に は 1 光年 から の 開き が ある
はい で も この 場合 は 1 光秒 の 距離 も ない と 思い ます
言って み なさい
ロー エン グラム 候 が 狙って いる の は
我が 軍 に 消耗 を 強いる こと です それ も 物心 両面 から です
殊更 1 つ の 陣 が 突破 さ れる と
それ を 見計らった よう に 次 の 陣 が 現れる の は その ため です
その とおり
彼ら は 前方 から やって 来る の で は あり ませ ん
それ でし たら センサー に 捕 捉 さ れる はず です し
ロ ー エングラム 候 が 戦況 を 把握 する の も 難しく なり ます
思う に 我が 軍 と ロ ー エングラム 候 の 本隊 と の 間 に は
何者 も 存在 し ませ ん 敵 の 兵力 は むしろ
左右 に 薄い カード の よう に 配置 さ れ て いる と 思い ます
つまり 彼ら は 左右 から スライド し て
我が 軍 の 前方 に 現れ て くる の です これ を 何とか すれ ば
ロー エン グラム 候 の 本 営 を 直撃 できる の で は ない でしょ う か
なるほど その とおり だ よく 考え た もの だ な
接近 中 の 帝国 軍 から 艦載機 が 発進 し まし た !
ポプラン コーネフ の 両 戦 隊 で 迎撃 さ せろ
ウイスキー ラム ウォッカ アップル ジャック !
各 中隊 そろって る な
敵 に のま れる な よ ! 逆 に 敵 を の ん で やれ !
教え た よう に 三 機 一体 で な !
よし 散 開 !
同盟 軍 め いつも いつも 同じ 手 が 通用 する と 思う な よ
各 機 ! 編隊 を 乱す な !
こちら も 三 機 一 組 で 味方 の 艦砲 射撃 に 追い込め !
俺 に 対抗 する つもり か 50 年 ばかり 早い と 思う が ね
撃つ な ! 味方 の 戦艦 に 当たる ! このまま 戦艦 に 追い込め !
今 の は 撃墜 し た うち に 入ら ん だ ろ う な
チェッ もたもた やって る と コーネフ の ヤロー に
本当 に おごら さ れる ハメ に なる ぞ
空 戦 は 我が 軍 に 有利 に 展開 し て おり ます
間もなく 制 宙 権 を 確保 できる か と
うん
各 中隊 損害 を 報告 しろ !
「 こちら ウイスキー 中隊 損失 なき ! 」
「 こちら ラム 中隊 14 機 生存 ! 」
「 こちら ウォッカ 8 機 やら れ まし た ! 」
アップル ジャック は どう し た !
「 アップル ジャック 中隊 の 生存 者 は 」
「 小 官 を 含め て 2 名 のみ で あり ます 」
「 他 は 全て 戦死 し まし た 他 は 全て … 」
どう し た ! アップル ジャック 中隊 !
モランビル 大尉 ! 応答 しろ !
「 こちら ザム チェフ スキー 准尉 で あり ます 」
「 アップル ジャック 中隊 の 生存 者 は 」
「 たった 今 小 官 のみ に なり まし た 」
閣下 我が ほう の 艦載機 群 が 不利 です ここ は いったん 収容 し
艦隊 の 防空 のみ に 専念 さ せ た ほう が
よろしい か と 思わ れ ます ああ そう し て くれ
おい お前 さん たち の 隊長 は どう し た ?
俺 以上 に 不景気 な 面 を 見 て やり たい ん だ が な
現在 で は 小 官 が コーネフ 戦 隊 の 隊長 代理 を 務め て おり ます
ポプラン 中佐
俺 は 今 回りくどい 説明 を 聞く 気 に な れ ん の だ
コーネフ の ヤロー は どう し た ?
戦死 なさり まし た
何 機 がかり で やら れ た ? はっ ?
何 機 がかり で やら れ た か と 聞い て いる ん だ
イワン ・ コーネフ が 一騎打ち で やら れる はず が ない
帝国 軍 は 何 機 がかり で コーネフ を 袋だたき に し た ん だ
コーネフ 隊長 の 戦死 は
ドッグ ファイト の 結果 で は あり ませ ん
巡 航 艦 から の 砲撃 に よる もの です
なるほど な
コーネフ の ヤロー を 片づける のに 巡 航 艦 が 必要 だった か
だ と し たら 俺 の 時 に は 戦艦 が 10 隻 は 必要 だ な
ハハハ … !
敵陣 突破 !
ロー エン グラム 候 の 戦術 は 極端 な まで の 縦 深 陣 に よって
我が 軍 の 消耗 を 図る こと に ある ミンツ 中尉 の 指摘 し た とおり だ
このまま 前進 する の は 愚 劣 と いう もの だ が
停滞 すれ ば 時間 を 稼が れ て やはり 彼 の 術中 に 陥る こと に なる だ ろ う
従って 敵 の 重厚 極 まる 布陣 を いかに 崩す か
唯一 の 勝機 が そこ に ある
そこ で いったん 後退 し て 小 惑星 体 に 潜り込む
敵 が 後退 し た ?
はい 80 万 キロ ほど 後退 し て 小 惑星 体 の 中 に 紛れ込み まし た
< ロ ー エングラム 侯 ラインハルト は >
< ヤン ・ ウェン リー の 攻勢 を 受け止める ため >
< 24 段 に 上る 防御 陣 を 用意 し て い た >
< しかも 一 度 突破 さ れ た 防御 陣 の 兵力 が >
< 左右 に 拡散 し て 味方 の 後方 に 回り込み >
< 新た な 防御 陣 を 形成 する ため >
< 同盟 軍 は 無限 の 防御 陣 と 戦う よう な 疲労 感 に >
< 襲わ れる こと に なる >
< だが これ は 先制 攻撃 を 得意 と する >
< ラインハルト に とって 自ら の 予想 を 上回る >
< 忍耐 を 要求 さ れる 作戦 で も あった >
敵 艦 隊 動きだし まし た
我が 軍 から 見 て 左翼 方向 に 急速 に 移動 し つつ あり ます
数 およそ 1 万 !
何 を 狙って いる の でしょ う か
ヤン ・ ウェン リー が いたずらに 兵力 を 分散 する と は 思え ぬ
目的 は こちら の 兵力 を 散 開 さ せる こと に ある の だ ろ う が
問題 は 動 い た の が 敵 の 主力 か 否 か だ
故意 に 見せつける よう な 動き から する と
おとり の よう に も 見え ます が
案外 それ こそ が 主力 部隊 かも しれ ませ ん
いずれ に せよ こちら が 兵力 を 分ける の は
愚策 と いう もの です
ご 決断 を 閣下
全軍 を 左翼 方向 へ 振り向けよ
おとり と 見せかけ て 実 兵力 を 動かす の が
敵 の 作戦 と 思わ れる
正面 に 立ちはだかって ヤツ ら の 鼻面 を たたきのめせ !
敵 艦 隊 有効 射程 に 入り ます !
よし 砲撃 用意
どう し た ? 敵 影 拡大 し ます !
これ を ご 覧 ください ! これ は … おとり か !
後方 ! 別 の 敵 影 が 急速 に 突進 し て いき ます !
最大 戦 速 で 突進 しろ ! 一挙に 敵 の 本 営 を つく ん だ !
この 機 を 逃し たら 我ら に 勝機 は ない ぞ !
敵 を ロー エン グラム 侯 の お そば に 近づけ て は なら ん !
全 艦 180 度 回 頭 !
敵 を 戻ら せる な ! 全 艦 敵 艦 隊 に 向け て 突入 !
敵 の 艦 列 が 崩れ た ぞ !
一気に 砲火 を 集中 し て 敵 を 分断 しろ !
突撃 !
今 だ ! 全 艦 右舷 90 度 回 頭 ! 一斉 砲撃
「 後方 も 遮断 さ れ まし た ! 」
「 我々 は 敵 の 包囲 下 に あり ! 救援 を 請う ! 」
「 アルト リン ゲン 艦隊 壊滅 し つつ あり ! 」
「 ブラウ ヒッチ 艦隊 も 戦線 崩壊 の もよう ! 」
敵 艦 隊 接近 !
して やら れ た か
《 勝ち 続け て 勝ち 続け て 最後 に なって 負ける の か 》
《 キルヒアイス 》
《 俺 は ここ まで しか 来 られ ない 男 だった の か 》
閣下 既に シャトル の 用意 が でき て おり ます
どう か 脱出 の ご 決意 を
出 過ぎ た マネ を する な
私 は 必要 の ない 時 に 逃亡 する 戦法 を 誰 から も 学ば なかった
ひきょう 者 が 最後 の 勝利 者 に なった 例 が ある か
あえて 申し上げ ます ここ で 戦場 を 離脱 なさって も
それ は 敗北 を 意味 する もの で は あり ませ ん
諸 提督 の 艦隊 を 糾合 なさり
改めて 復しゅう 戦 を 挑め ば よろしい で は あり ませ ん か
ここ で ヤン ・ ウェン リー を 恐れ て 逃げ た と なれ ば
私 に 敗れ て 死 ん だ 者 たち が 何 が 宇宙 の 覇者 か と
ヴァルハラ や 地獄 で 私 を 嘲笑 する こと に なる だ ろ う
卿 ら は 私 を 笑い者 に し たい の か !
閣下 大切 な お 命 を 粗末 に なさ い ます な
どう か 再起 を 期し て 脱出 ください ます よう
どう し た !
ミュラー 艦隊 です ! ミュラー 艦隊 が 来援 し まし た !
助かった !
砲撃 の 手 を 休める な ! このまま 敵 を 押し 返せ !
確認 でき た か ! はっ
総 旗 艦 ブリュンヒルト 健在 です
間に合った か … 我が 艦隊 は !
強行 軍 に 脱落 艦 が かなり 出 て おり ます
現 時点 で 到着 し た の は 6 割 ほど です
かまわ ん ! 敵 と の 間 に 割り込 ん で ロ ー エングラム 侯 を お守り する の だ !
< 大 包囲 網 を 陥 せい さ せる ため >
< あえて 分散 出撃 し た 帝国 軍 の 諸 提督 の うち >
< 最初 に 反転 攻勢 を 行った の が >
< ナイト ハルト ・ ミュラー で あった こと に つい て は >
< 多少 の 事 情 が あった >
( ( なに ? 一 戦 も せ ず に 降伏 する と いう の か ) )
( ( は あ 抵抗 は し ない と ) )
( ( 我々 に とって ありがたい こと だ が ) )
( ( 情けない 話 だ な ) ) ( ( 全く です ) )
( ( なぜ です か ! 現在 の 同盟 に とって 貴重 な 物資 の 数々 を ) )
( ( みすみす 敵 の 手 に 渡す など 小 官 は 納得 でき ませ ん ! ) )
( ( そう だ ! ) ) ( ( 物資 を 守り き れ ない と なれ ば ) )
( ( せめて 放射能 汚染 さ せる なり し て ) )
( ( 使用 不能 に する べき です ! ) ) ( ( そう です ! ) )
( ( 敵 に 利用 さ せる ぐらい なら そう す べき です ! ) )
( ( その とおり です ! ) ) ( ( 納得 でき ませ ん ! ) )
( ( ここ に 集積 さ れ た 物資 は 全て 民事 用 の 物 だ ) )
( ( 支配 者 や 政治 体制 が どう 変わ ろ う と ) )
( ( 民間 人 の 生活 を 破壊 する わけ に は いか ない ) )
( ( 帝国 軍 が ここ の 物資 を ) )
( ( あくまで 民事 用 に 供する こと と の 条件 を の ん だ ) )
( ( ならば ここ で 無用 の 血 を 流す こと は ある まい ) )
( ( 納得 でき ませ ん ! ) ) ( ( 利 敵 行為 だ ! ) )
( ( そう だ ! ) ) ( ( あなた は ひきょう だ ! ) )
( ( 力 づく でも やめ させる ) )
( 銃声 )
( ( 貴 官 たち は 司令 の お 気持ち が 分から ん の か ! ) )
( ( 売 国 奴 が ! ) )
( ( 約束 は 守 ろ う ) )
( ( 物資 は 我々 が 接収 する の で は なく ) )
( ( 必ず 民間 に 供給 する ) )
( ( 感謝 し ます ) )
( ( 私 は 卿 を 誤解 し て い た よう だ ) )
( ( どう だ ? このまま 私 の 下 に とどまら ない か ) )
( ( その 執権 を 生かす 職 を 用意 する が ) )
( ( ご 厚意 は ありがたい の です が ) )
( ( 私 は 小心 者 です ので 世間 の 評判 が 気 に なり ます ) )
( ( 地位 欲し さ に 物資 を 売り渡し た と ) )
( ( 言わ れる の に は 耐え られ ませ ん ) )
( ( 部下 ともども ハイネ セン へ の 帰還 を 認め て いた だ けれ ば ) )
( ( 十 分 です ) ) ( ( そう か ) )
( ( 閣下 ! ) )
( ( 本 1420 時 ロ ー エングラム 元帥 閣下 の 直営 艦隊 が ) )
( ( バーミリオン 星 域 に おい て 敵 艦 隊 と 遭遇 ) )
( ( 戦闘 状態 に 入り まし た ! ) )
( ( 始まった か … 守備 要員 を 残し て ) )
( ( 全 艦 直ちに バーミリオン に 向かう ! ) )
( ( 足 の 遅い 艦 は 脱落 し て も かまわ ん ! 急げ ! ) )
< リュ ー カス 星 域 の 物資 集積 基地 の 制圧 に 要する と 思わ れ て い た >
< 日数 を 短縮 でき た ため に ミュラ ー 艦隊 は 他 の 艦隊 に 先駆け て >
< バーミリオン 星 域 に 到着 し た の で ある >
< 結果 と し て 基地 司令 官 コクラン の 判断 が >
< ヤン 艦隊 を し て ラインハルト ・ フォン ・ ロ ー エングラム の 命脈 を >
< 絶つ 機会 を 失わ しめ た こと に なる >
< だが それ を どう 評価 する か >
< それ は 後世 の 歴史 家 の 判断 を 待つ しか ない >
敵 艦 隊 旗 艦 確認 !
戦艦 リューベック ミュラー 艦隊 です !
疾風 ウォルフ で は ない の か
こいつ は と ん だ 権威 主義 に 陥って い た かな
ミュラー を 計算 に 入れ て い なかった と は
一 個 艦隊 の 加勢 が 付い た ぐらい で 逃げ出す ほど
うち の 司令 官 は 負け っぷり は 良く ない はず だ が な
ミラクル ヤン の お 手並み を また 拝見 し たい もの だ
敵 の 侵入 を 許す な !
あと 一息 ! あと 一息 で 敵 の 旗 艦 を 討ち取 れる ん だ !
閣下 ! いけ ませ ん !
敵 の 攻撃 が 激しく 味方 の 損害 が 多大 です !
このまま で は 戦線 が 維持 でき ませ ん
既に 我が 部隊 の 損害 は 2000 隻 に 達し て い ます !
バカ な !
わずか 1 時間 余り で 6 割 以上 が 失わ れ た と いう の か !
はっ
ミュラー 艦隊 に 完全 に 間 に 入ら れ て しまい まし た
良 将 だ な
よく 判断 し よく 戦い よく 主君 を 救う か
感心 し て も い られ ん ぞ
さすが に エネルギー や ミサイル が 底 を 尽き 始め て いる
戦艦 アキレウス 撃沈 ライオネル ・ モートン 提督 戦死
ミュラー は よく やる
ですが 敵 も 我が ほう の 艦隊 を 包囲 し た 輪 を 崩し ませ ん
むしろ せ ん 滅 の 危機 に ひんし て いる と いえ ま しょ う
密集 しろ ! これ 以上 撃ち 減らさ れる な !
何と して も 本 営 と 連絡 を 取れ 援軍 を 要請 しろ !
我 に 余剰 戦力 なし そこ で 戦死 せよ と 伝えろ
言い たい こと が あれ ば いずれ ヴァルハラ で 聞く と な
死ね だ と ? よし 死 ん で やる
先 に 死ね ば ヴァルハラ で は こちら が 先達 だ
雑用 に コキ 使って やる から 見 て おれ よ !
ラインハルト ・ フォン ・ ロ ー エングラム め !
全 艦 最大 戦 速
外側 から の 味方 の 砲撃 に 呼応 し て
一 点 に 攻撃 を 集中 し 包囲 網 を 突破 せよ !
敵 の 攻撃 が 集中 する ポイント の 包囲 網 を 開け
包囲 網 が 崩れ まし た !
よし 脱出
味方 を 救出 しろ ! 突入 !
砲撃 せよ なるべく 正確 に 効率 的 に だ
損傷 6 か所 核 融合 炉 破損 ! 危険 状態 です !
閣下 脱出 なさって ください この 艦 の 命運 は 尽き まし た
では 他 の 艦 に 司令 部 を 移す 最も 近い 距離 に いる 艦 は どれ だ
戦艦 ノイシュタット で あり ます うん 総員 に 退去 命令 !
はっ ≪ 総員 退去 … !
総員 と 言った はず だ 卿 も シャトル に 同乗 せよ
ですが … 命令 だ
はっ
< だが ミュラー が 司令 部 を 移し た ノイシュタット も >
< 同盟 軍 の 砲火 に さらさ れ 間もなく 航行 不能 に 陥る と >
< ミュラー ら が 退去 し た 直後 に 撃沈 し た >
運 が 良い の か 悪い の か
< ミュラ ー は 戦艦 オッフェンブルフ に 司令 部 を 移し >
< さらに 2 時間 後 戦艦 ヘルテン に 移 乗 し た >
< こう し て 不 退 転 の 決意 を もって 勇 戦 を 続け た ミュラー は >
< これ に よって 後 に 「 鉄壁 ミュラー 」 の 異名 を >
< 奉ら れる こと と なる >
< だが その ミュラー の 参戦 と いう 危険 極 まる 要素 を 配し て >
< ヤン は 新た な 計算 の 下 に 戦線 を 再 構築 し >
< ついに 同盟 軍 の 砲列 が ラインハルト の 旗 艦 ブリュンヒルト を >
< その 射程 内 に 捉えよ う と し て い た >
敵陣 完全 突破 ! 敵 の 総 旗 艦 捕 捉 !
砲撃 準備 よし !
< バーミリオン 星 系 で 両軍 が 死闘 を 繰り広げ て いる 頃 >
< ラインハルト の 不利 を 悟った ヒルダ が >
< 1 つ の 策 を 胸 に ミッタ ー マイヤ ー の 元 へ 向かって い た >
< その 策 と は … >
< 次回 『 銀河 英雄 伝説 』 第 53 話 「 急転 」 >
< 銀河 の 歴史 が また 1 ページ >