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地獄少女 三鼎, 地獄少女 三鼎 - 04

山河 三 差 路 分かれ 道

守り たい の は 己 か 人 か

常 世 の 闇 か

非だ の 乱れ は 貢が ない

終わる 事 ない 阿 鼻 の 芸

時に 分け入れ 扉 が 開く

晴らせ ぬ 恨み 晴らし ます

失 権 加点 ~

迂回 強化

ちょっと ー !

いい加減に し なさい って もう !

食らえ

失点

危ない よ

っは はい

輪 入 道 も 先生 やって みりゃ いい の さ ぁ

ねぇ ごめん だ よ 俺 は 先生 の 柄 じゃ ねぇ

じゃ これ で

明日 の 実験 の 準備 が ある んで

あ そう いえば あたし も

湯川 君 変わった

前 同じ クラス だった 時 は …

俺 コーラ ねぇ

はい

ところで 俺 今日 データ な んだ けど

チェー いい なあ

金 ね い だ

だから … 湯川

いくら … です か ?

そう だ なあ 三万

ないで す

湯川 ちょっと …

五 時 に 駅前 なあ

はい

担任 の 丹下 先生 に 伝えて おく は ね

困り ます

何 か 困る の ?

やっぱり 転んだ って ウソ な の ねぇ

本当です

困る の は 僕 の 怪我 で 皆 に 迷惑 を かける の か 嫌だ から

だけど …

どうしても と 言う なら もう 来 ませ ん

もう 来 ませ ん って

保健 室 に も 学校 に も …

大丈夫です 今後 注意 し ます から

失礼 し ます

湯川 です か ?

父親 は 銀行 員 母親 は 専業 主婦

兄弟 は 弟 が 一 人

いたって 普通の 家庭 です よ

そう です か

まあ 言わ れて 見たら …

授業 中 も ぼうっと した と こと が あった ような

まあ 今後 こっち も 気 を つけ ます

そうり ゃあ

や ー り ー

逆転 する に は 顔 しか ない か

じゃあ この スペシャル 弾 で

良し 果てる ぜ

いて ぇ

何 だ ?

恥ずかしく ない の か !

こん の

覚え てるよ

大丈夫 か ?

っあ はい その …

礼 は いい

恥ずかし がる こと は ない

いえ 別に … 僕 …

俺 だって … 二十一 に も なって

ツルツル だ

猛 って ヤマトタケル の タケル か ?

さ ぁ 親 に 聞いた こと 無い んで …

でも よく 言わ れ ます

イメージ と 合って ない って

仁 志田 さん の 下 の 名前 は 何 です か ?

俺 は 晋

普通の 普 みたいな 晋 だ

大学生 … です よ ねぇ

おい 三 年 で 学部 は 剣道 部

剣道 部 は 学部 じゃ ない でしょ

冗談 冗談 本当 は 法学部 だ

じゃ 将来 は 弁護 士 ?

いや 検事

あ そ っか 検事

ピッタリ です よ 仁 志田 さん に

ま ぁ その 前 に 司法 試験

受 から に ゃ なら ん のだ けど なあ

頑張って ください

おう 俺 も 頑張る から お前 も 頑張れ

そんな の 無理です よ 僕 剣道 なんか …

強く なり たく ない の か !

このまま やられ っぱなし で も いい の か !

いい んです 子供 の 頃 から 慣れて ます から

慣れれば 大した こと ないで すよ

慣れる な !

でも 社会 って そういう もん でしょ

仕方 ない で すよ

あっ ち は そういう こと で しか 人 より 上 に 立て ない んだ から

だったら 好きに やら せ ます

すごい

まだまだ だ なあ

優勝 した のに ?

結果 じゃ ない

結果 は 相手 が あって の もの だ が

そう じゃ なく 自分 の 問題

何 か が 足り ん

そう でしょ か 十分だ と 思い ます けど

なに か ?

強い し 頭 だって いい し ルックス も …

そう か ?

そう です よ

おかしい な じゃ なんで もて ない んだろう

高嶺 の 花 って 思って の かも

俺 だ ? 高嶺 の 花 ?

男 の 人 に 使う の は 間違い です か ?

いや それ は 知ら ん が

ルックス なら お前 の ほう が 上 だろう

そんな こと 無い で すよ

そう か なぁ 可愛い 顔 して る ぞ

可愛い って 僕 男 な んです けど

そう だった な 悪い 悪い

しかし 男 なら …

なん っ です か

男 なら ん 男 なら ん

なに … 言い たい んです か ?

春 休み 練習 付き合え

どう だ 運動 した 後 は 気持ち いい だ ろ

どうした ?

目 に 汗 が …

取って やろう

あっ …

取れた ぞ

はい

お代わり

猛 変わった な …

そう ?

うん 変わった

いきなり 剣道 部 ほしい って 言い出し 時 は

お 母さん びっくり しちゃ った

それ より ねぇ 貴方

その方 に お 礼 し なくて も いい かしら ?

それ は した ほう が いい だろう

いや する べきだ

いい の いい の

い いって

したって 受け取ら ない から

仁 志田 さん そういう 人 だ から

全て に おいて

質実 剛 健 って 感じ か ?

そう そう

あと 清廉 潔白 と か 少 壮 気鋭 と か

そのへん の 四 文字 熟語 全部 合わせた ような 人

とにかく すごい 人 だ から

あんな 人 他 に い ない

ご馳走様

最近 から 変わった よ

格好よかった よ ねぇ

やっぱり 風 だった か

早退 して 病院 行った ほう が いい わ

そう し ます

おう 御 景 さん

最近 湯川 猛 君 如何 して る ?

湯川 君 です か ?

クラス 変わっちゃ った けど

元気 みたいです よ

剣道 を やって る そうです

剣道 ? 湯川 君 剣道 やって る の ?

何 時 から ?

何 時 から か 分かり ませ ん が

新 学期 始まった 時 に は もう …

そう な んだ じゃ もう 虐め は ?

うん ?

なんでもない の じゃあ

剣道 か ぁ

お め ぇ ずっと 煙 見て て 飽き ねぇ か ?

はい

なら いい が

ご苦労様です

これ お 願い して い いす か ?

ど か その えん に 置 い とき なあ

はい よろしく お 願い し ます

今 の 子 だ よ

あぁ あれ か ぁ

今どき の 若い 者 に しちゃ あ できた 野郎 だ ぁ

それ に 男 前 だ し キリッと し てるよ

ま ぁ 俺 に は かなわ ね いか なぁ

如何 し ました ?

バス 酔い

だったら 風 来 ます

でも 大変です ねぇ

その ロースクール の 適性 試験 難しい んです か

適性 試験 より その後 だ な

仁 志田 さん なら 大丈夫です よ

僕 信じて ます

ありがとう 頑張る よ

誰 か 背中 の ネジ まいて

発車 し ます

なん だって あれ

痛い だ ろ

これ が 当たった だ なあ

気のせい です っす すみません でした

あ すま ねぇ いた っが だ か

次 は 和田 原 神社 入り口

バス 来た

え ぇ 何で ?

望み 通り 頭 丸めて やった ぞ

ありがとう ございます

改めて すみません でした

な に いって こと よ

次 で 降りる だって

次 止まり ます

やる ぞ

はい

よし ところどころ 切り 残し が ある ような あ

そう だ 組 まで 来い

綺麗に 剃 って やる か

そ それ は …

遠慮 する なあ 足りる だ それ は いい

発車 し ます

じゃあ ここ で

ああ

その … 気 に し ないで ください

何 を かな ?

しょうがない こと です から

しょうがなく は ない

そう です けど

軽蔑 した か ?

軽蔑 する なら して も いい !

でも 一 つ だけ 弁解 さ せて ほしい !

お前 が いた から …

お前 が いた から 危ない こと は 出来 なかった

だって お前 を 巻き込む わけに は いか ないだ ろ

じゃ また

さよなら

また

一目 連

オーケー お 嬢

受け取り なさい

あなた が 本当に 怨み を 晴らし たい と 思う なら …

この 赤 糸 を 解けば いい

糸 を 解けば 私 と 正式に 契約 を 交わした こと に なる

恨み の 相手 は 速やかに 地獄 へ 流さ れる わ

ただし 怨み を 晴らしたら

あなた 自身 に も 代償 を 支払って もらう

人 を 呪わ ば 穴 二 つ

契約 を 交わしたら あなた の 魂 は 地獄 へ 落ちる

死んだ 後 の 話した けど ね

極楽 浄土 に も 行け ず

あなた の 魂 は 痛み と 苦し み を 味わい ながら

永遠に 彷徨う こと に なる わ

仕方ない ね

でも 誰 か が やら なくちゃ いけない んだ よ ね

悪い の は あの 人 だけ じゃ ない こと は わかって る

本当に 地獄 へ 送ら なきゃ いけない 人 は 他 に いる かも しれ ない

でも その 人 たち は 僕 に は 関係ない

僕 に は 僕 に は … さよなら !

怨み 聞き届けたり

疲れた かい ?

確かに 俺 が 悪かった

でも …

言い訳 か ぁ

いや そう じゃ ない

ただ チャンス を くれ ない か

なに ?

償い の

検事 に なって 償い たい

頼む お 願い だ

子ども の 頃 から の 夢 だった んだ

検事 に なって 悪 を やっつける の が

その ため に 頑張って きた んだ

なぁ だ から …

だって さ お 嬢

闇 に 惑い し 憐れ な 影 よ

人 を 傷つけ 貶めて

罪 に 溺れ し 業 の 魂

一 遍 死 ンデミル ?

あの バス に 乗って た 全員 が 同罪 じゃ ない か !

それなのに どうして 俺 だけ …

この 怨み 地獄 へ 流し ます

言わ なくて も 分かって る だろう か

仕組 んな よ

はい はい

剣道 は 止めた の ?

はい

どうして ? せっかく 変われた のに …

僕 が ちょっと 変わった ところ で

社会 は 何も 変わり ませ ん から

あなた の 怨み 晴らし ます

名前 は ?

新山 美和

本当に いい んです か ?

わたし は 教育 者 と して 誇り を 持ってき

でも 今 は もう

正しい 道 を 伝える こと すら 許さ れ ない

声高な 力 に 屈する しか ない

こう なったら わたし は 教師 と して …

お 願い 彼女 を 地獄 へ 流して

怨み 聞き届けたり

次回

「 今 世 」

山河 三 差 路 分かれ 道

守り たい の は 己 か 人 か

常 世 の 闇 か

非だ の 乱れ は 貢が ない

終わる 事 ない 阿 鼻 の 芸

時に 分け入れ 扉 が 開く

晴らせ ぬ 恨み 晴らし ます

失 権   加点 ~

迂回   強化

ちょっと ー !

いい加減に し なさい って   もう !

食らえ

失点

危ない よ

っは   はい

輪 入 道 も 先生 やって みりゃ いい の さ ぁ

ねぇ   ごめん だ よ   俺 は 先生 の 柄 じゃ ねぇ

じゃ   これ で

明日 の 実験 の 準備 が ある んで

あ   そう いえば   あたし も

湯川 君   変わった

前 同じ クラス だった 時 は …

俺   コーラ ねぇ

はい

ところで 俺 今日 データ な んだ けど

チェー   いい なあ

金   ね い だ

だから … 湯川

いくら … です か ?

そう だ なあ   三万

ないで す

湯川   ちょっと …

五 時 に 駅前 なあ

はい

担任 の 丹下 先生 に 伝えて おく は ね

困り ます

何 か 困る の ?

やっぱり   転んだ って ウソ な の ねぇ

本当です

困る の は   僕 の 怪我 で 皆 に 迷惑 を かける の か 嫌だ から

だけど …

どうしても と 言う なら   もう 来 ませ ん

もう 来 ませ ん って

保健 室 に も   学校 に も …

大丈夫です   今後 注意 し ます から

失礼 し ます

湯川 です か ?

父親 は 銀行 員   母親 は 専業 主婦

兄弟 は 弟 が 一 人

いたって 普通の 家庭 です よ

そう です か

まあ   言わ れて 見たら …

授業 中 も ぼうっと した と こと が あった ような

まあ   今後 こっち も 気 を つけ ます

そうり ゃあ

や ー り ー

逆転 する に は 顔 しか ない か

じゃあ   この スペシャル 弾 で

良し   果てる ぜ

いて ぇ

何 だ ?

恥ずかしく ない の か !

こん の

覚え てるよ

大丈夫 か ?

っあ   はい   その …

礼 は いい

恥ずかし がる こと は ない

いえ   別に …  僕 …

俺 だって … 二十一 に も なって

ツルツル だ

猛 って   ヤマトタケル の タケル か ?

さ ぁ   親 に 聞いた こと 無い んで …

でも   よく 言わ れ ます

イメージ と 合って ない って

仁 志田 さん の 下 の 名前 は 何 です か ?

俺 は 晋

普通の 普 みたいな   晋 だ

大学生 … です よ ねぇ

おい   三 年 で   学部 は 剣道 部

剣道 部 は 学部 じゃ ない でしょ

冗談   冗談   本当 は 法学部 だ

じゃ   将来 は 弁護 士 ?

いや   検事

あ   そ っか   検事

ピッタリ です よ   仁 志田 さん に

ま ぁ   その 前 に 司法 試験

受 から に ゃ なら ん のだ けど なあ

頑張って ください

おう   俺 も 頑張る から   お前 も 頑張れ

そんな の 無理です よ   僕   剣道 なんか …

強く なり たく ない の か !

このまま やられ っぱなし で も いい の か !

いい んです   子供 の 頃 から 慣れて ます から

慣れれば 大した こと ないで すよ

慣れる な !

でも   社会 って そういう もん でしょ

仕方 ない で すよ

あっ ち は   そういう こと で しか 人 より 上 に 立て ない んだ から

だったら   好きに やら せ ます

すごい

まだまだ だ なあ

優勝 した のに ?

結果 じゃ ない

結果 は 相手 が あって の もの だ が

そう じゃ なく 自分 の 問題

何 か が 足り ん

そう でしょ か   十分だ と 思い ます けど

なに か ?

強い し   頭 だって いい し ルックス も …

そう か ?

そう です よ

おかしい な   じゃ なんで もて ない んだろう

高嶺 の 花   って 思って の かも

俺 だ ? 高嶺 の 花 ?

男 の 人 に 使う の は 間違い です か ?

いや   それ は 知ら ん が

ルックス なら お前 の ほう が 上 だろう

そんな こと 無い で すよ

そう か なぁ   可愛い 顔 して る ぞ

可愛い って   僕   男 な んです けど

そう だった な   悪い 悪い

しかし   男 なら …

なん っ です か

男 なら ん   男 なら ん

なに … 言い たい んです か ?

春 休み   練習 付き合え

どう だ   運動 した 後 は 気持ち いい だ ろ

どうした ?

目 に   汗 が …

取って やろう

あっ …

取れた ぞ

はい

お代わり

猛   変わった な …

そう ?

うん   変わった

いきなり 剣道 部 ほしい って 言い出し 時 は

お 母さん びっくり しちゃ った

それ より   ねぇ   貴方

その方 に お 礼 し なくて も いい かしら ?

それ は   した ほう が いい だろう

いや   する べきだ

いい の いい の

い いって

したって 受け取ら ない から

仁 志田 さん   そういう 人 だ から

全て に おいて

質実 剛 健 って 感じ か ?

そう そう

あと   清廉 潔白 と か 少 壮 気鋭 と か

そのへん の 四 文字 熟語   全部 合わせた ような 人

とにかく すごい 人 だ から

あんな 人 他 に い ない

ご馳走様

最近 から 変わった よ

格好よかった よ ねぇ

やっぱり 風 だった か

早退 して 病院 行った ほう が いい わ

そう し ます

おう   御 景 さん

最近 湯川 猛 君 如何 して る ?

湯川 君   です か ?

クラス 変わっちゃ った けど

元気 みたいです よ

剣道 を やって る そうです

剣道 ?  湯川 君 剣道 やって る の ?

何 時 から ?

何 時 から か 分かり ませ ん が

新 学期 始まった 時 に は もう …

そう な んだ   じゃ もう 虐め は ?

うん ?

なんでもない の   じゃあ

剣道 か ぁ

お め ぇ   ずっと 煙 見て て 飽き ねぇ か ?

はい

なら いい が

ご苦労様です

これ   お 願い して い いす か ?

ど か   その えん に 置 い とき なあ

はい   よろしく お 願い し ます

今 の 子 だ よ

あぁ   あれ か ぁ

今どき の 若い 者 に しちゃ あ   できた 野郎 だ ぁ

それ に 男 前 だ し   キリッと し てるよ

ま ぁ   俺 に は かなわ ね いか なぁ

如何 し ました ?

バス 酔い

だったら   風 来 ます

でも   大変です ねぇ

その   ロースクール の 適性 試験   難しい んです か

適性 試験 より   その後 だ な

仁 志田 さん なら 大丈夫です よ

僕   信じて ます

ありがとう   頑張る よ

誰 か   背中 の ネジ まいて

発車 し ます

なん だって あれ

痛い だ ろ

これ が 当たった だ なあ

気のせい です   っす   すみません でした

あ   すま ねぇ   いた っが だ か

次 は   和田 原 神社 入り口

バス 来た

え ぇ   何で ?

望み 通り   頭 丸めて やった ぞ

ありがとう ございます

改めて   すみません でした

な に いって こと よ

次 で   降りる だって

次   止まり ます

やる ぞ

はい

よし   ところどころ   切り 残し が ある ような あ

そう だ   組 まで 来い

綺麗に 剃 って やる か

そ   それ は …

遠慮 する なあ   足りる だ   それ は いい

発車 し ます

じゃあ   ここ で

ああ

その … 気 に し ないで ください

何 を   かな ?

しょうがない こと です から

しょうがなく は ない

そう です けど

軽蔑 した か ?

軽蔑 する なら して も いい !

でも   一 つ だけ 弁解 さ せて ほしい !

お前 が いた から …

お前 が いた から   危ない こと は 出来 なかった

だって   お前 を 巻き込む わけに は いか ないだ ろ

じゃ   また

さよなら

また

一目 連

オーケー   お 嬢

受け取り なさい

あなた が 本当に 怨み を 晴らし たい と 思う なら …

この 赤 糸 を 解けば いい

糸 を 解けば   私 と 正式に 契約 を 交わした こと に なる

恨み の 相手 は   速やかに 地獄 へ 流さ れる わ

ただし   怨み を 晴らしたら

あなた 自身 に も 代償 を 支払って もらう

人 を 呪わ ば 穴 二 つ

契約 を 交わしたら   あなた の 魂 は 地獄 へ 落ちる

死んだ 後 の 話した けど ね

極楽 浄土 に も 行け ず

あなた の 魂 は   痛み と 苦し み を 味わい ながら

永遠に 彷徨う こと に なる わ

仕方ない ね

でも   誰 か が やら なくちゃ いけない んだ よ ね

悪い の は あの 人 だけ じゃ ない こと は わかって る

本当に 地獄 へ 送ら なきゃ いけない 人 は 他 に いる かも しれ ない

でも   その 人 たち は 僕 に は 関係ない

僕 に は   僕 に は … さよなら !

怨み   聞き届けたり

疲れた かい ?

確かに   俺 が 悪かった

でも …

言い訳 か ぁ

いや   そう じゃ ない

ただ   チャンス を くれ ない か

なに ?

償い の

検事 に なって 償い たい

頼む   お 願い だ

子ども の 頃 から の 夢 だった んだ

検事 に なって 悪 を やっつける の が

その ため に 頑張って きた んだ

なぁ   だ から …

だって さ   お 嬢

闇 に 惑い し 憐れ な 影 よ

人 を 傷つけ 貶めて

罪 に 溺れ し 業 の 魂

一 遍   死 ンデミル ?

あの バス に 乗って た 全員 が 同罪 じゃ ない か !

それなのに   どうして   俺 だけ …

この 怨み   地獄 へ 流し ます

言わ なくて も 分かって る だろう か

仕組 んな よ

はい   はい

剣道 は 止めた の ?

はい

どうして ?  せっかく 変われた のに …

僕 が ちょっと 変わった ところ で

社会 は 何も 変わり ませ ん から

あなた の 怨み   晴らし ます

名前 は ?

新山 美和

本当に いい んです か ?

わたし は 教育 者 と して 誇り を 持ってき

でも 今 は もう

正しい 道 を 伝える こと すら 許さ れ ない

声高な 力 に 屈する しか ない

こう なったら   わたし は 教師 と して …

お 願い   彼女 を 地獄 へ 流して

怨み   聞き届けたり

次回

「 今 世 」