Grand Blue Episode 9
♪ ~
~ ♪
( 盛り上がる 声 )
( 伊 織 ( いおり ) ) いや あ あの 子 怒って た な ( 耕平 ( こうへい ) ) だ な
( 御手洗 ( み たらい ) ) 誰 の せい だ 誰 の !
( 一同 ) お前 だ が ?
( 御手洗 ) なぜ みじんも 罪 の 意識 が ない ん だ ?
お前 ら に 友 の 幸せ を 願う 優し さ は ない の か !
その 言葉 そっくり そのまま 返し て やる
( 野島 ( の じ ま ) ) 別 に 俺 だって ―
“ 彼女 を 作る な ” と 言って る わけ じゃ ない
ほう ? ( 野島 ) ただ ―
“ 彼女 を 作る なら 死 を 覚悟 しろ ” と 言って る だけ な ん だ
( 山本 ( やま もと ) ) ヘッ いい こと 言う ぜ
( 藤原 ( ふじ わら ) ) 俺 たち 親友 だ もん な
こいつ ら 頭 ヤベ え ぞ ( 耕平 ) 類 友 だ ろ
じゃあ … ( 野島 たち ) ん ?
じゃあ 俺 たち は いつ 彼女 が できる ん だ !
( 一同 ) う っ ! ( 山本 ) 言わ れ て み れ ば …
抜け駆け の 妨害 に 傾倒 する あまり …
いや 大丈夫 だ
( 山本 ) 大丈夫 だ と ?
前 に と ある バカ が こう 言って い た
( 伊 織 ) 誰 か が 仲よく なれ ば また 合 コン が 組 め る
( 野島 ) なあ やって くれる よ なあ ? 彼 女 持ち
待て 待て 待て ! 合 コン は 前 に も 組 ん だ だ ろ !
そんなに 何度 も 組 め る か !
( 野島 ) 1 人 5,000 円 出す
友 の 幸せ の ため 一 肌 脱 が せ て くれ
んで どう やったら 千 紗 ( ちさ ) が 了承 する と 思う ?
知る か 俺 に は 関係ない
分け前 やる から
罰 ゲーム に かこつけ たら どう だ
ああ なる ほど な と なる と 王様 ゲーム あたり か …
( 耕平 ) その へん だ ろ 問題 は ―
いかに 古手 川 ( こて がわ ) を 王様 ゲーム に 引きずり込む か だ が
まあ その へん は うまく やる さ
( 話し声 )
( 愛 菜 ( あい な ) ) へ え そう な ん だ
( 伊 織 ) 2 人 と も ( 愛 菜 ・ 千 紗 ) ん ?
( 伊 織 ) これ どう だ ?
お 刺身 ? ( 千 紗 ) 伊 織 が さ ばい た の ?
ああ 味見 し て もら える か ?
うん …
伊 織 って 魚 さばける ん だ …
( 愛 菜 ・ 千 紗 ) あ … ( 伊 織 ) 王様 ゲーム !
( 一同 ) イエ ~ !
( 愛 菜 ・ 千 紗 ) え ? えっ … そんな …
( 伊 織 ) さあ 全員 引 い て !
せ ー の !
( 一同 ) 王様 だ ー れ だ ! ( 愛 菜 ) はい ストーップ !
どう し た ケバ 子 ( 耕平 ) なぜ 止める ケバ 子
ケバ 子 言う な !
( 梓 ( あずさ ) ) ダメ だ よ 愛 菜
( 時田 ( と き た ) ) くじ を 引 い たら 参加 し ない と な
これ は 刺身 に 使え って 渡さ れ た だけ で …
何 を 言う か
さっき 北原 ( きた はら ) が 言った こと を 思い出せ
これ どう だ ?
( 耕平 ・ 伊 織 ) 刺身 と は 一 度 も 言って ない よ なあ ?
( 愛 菜 ) 卑劣 !
( 奈々 華 ( な なか ) ) まあ そう イヤ がら ない で ね ?
一 度 やって み て イヤ だったら やめ て も いい から さ
どう する ?
ハァ … 一 度 だけ なら
( 伊 織 ) よっ しゃ ! じゃあ 改めて …
( 一同 ) 王様 だ ー れ だ ! ( 千 紗 ・ 愛 菜 ) う う …
( 梓 ) ウッフフ … 私 だ ね
( 耕平 ) で は 命令 を ( 梓 ) オッケー
ん じゃ “ 私 以外 の 全員 は ― ”
“ この ゲーム に 最後 まで つきあう こと ”
( 愛 菜 ・ 千 紗 ) やら れ た …
どう し て そこ まで 参加 さ せ た がる ん です か !
どう し て だ ろ う ねえ …
王様 の 命令 は 絶対 な ん です って 千 紗 ちゃん
( 千 紗 ) お 姉ちゃん まで …
( 伊 織 ) バカ め その 2 人 は すでに 買収 済み よ !
王様 ゲーム か あ … ( 奈々 華 ) そう ねえ …
( 伊 織 ) どう でしょ う か ?
うん オッケー ( 奈々 華 ) 私 も
マジ です か ! ?
( 梓 ) アハ ハハ 変 な の
( 奈々 華 ) どう し て 驚 い てる の ?
いや てっきり 断ら れる もの と ばかり …
( 伊 織 ) まあ ひどい こと に は なら ない よ な
( 奈々 華 ・ 梓 ) エヘヘヘ …
( 千 紗 ) う う っ … ( 愛 菜 ) ん ?
( 寿 ( こと ぶき ) ) じゃあ 2 回 戦 いく ぞ ~ !
( 一同 ) 王様 だ ー れ だ !
ありゃ また 私 だ ( 伊 織 ) 連続 です か
引き が 強い な
じゃあ 命令 は ね …
“ 1 から 7 番 の 人 は 1 枚 脱ぐ ” で ( 奈々 華 ) あ …
( 時田 たち ) む ん っ ! ( 愛 菜 ) 脱ぐ の 早 すぎる ん です けど
さあ さあ 奈々 華 も 脱 い で 脱 い で
えー っと … それ じゃ …
( 耕平 ・ 伊 織 ) フオ ~ ! ( 愛 菜 ) ストーップ !
どう し た の ? 愛 菜 ちゃん
脱ぐ に し て も 靴下 で 十 分 です から ( 伊 織 ・ 耕平 ) チッ !
今回 は 見逃す けど
そ っか そ っか
今後 そう いう いやらしい 命令 は NG です !
( 梓 ) えー っ ( 耕平 ・ 伊 織 ) えー っ
( 一同 ) 王様 だ ー れ だ !
( 愛 菜 ) 私 です ( 耕平 ・ 伊 織 ) う う …
( 時田 ) 命令 は なん だ
一応 常識 の 範ちゅう で な
分かり まし た じゃあ ―
“ 1 から 7 番 の 全員 は … ” ( 時田 ・ 寿 ) おう !
“ 次 の 飲み 会 で 服 を 脱が ない こと ”
( 寿 ・ 時田 ) ああ …
王様 の 命令 は … ( 寿 ) 絶対 …
服 の 着脱 に 関する 命令 は 常識 外れ だ ろ !
( 耕平 ) 恥 を 知れ 恥 を !
( 愛 菜 ) 常識 の ため に 脱ぐ な って 言って ん の !
( 寿 ) まあ しかたない
前向き に 善処 する 方向 で 検討 しよ う
( 愛 菜 ) 約束 です から ね
じゃ 次 いく よ !
( 一同 ) 王様 だ ー れ だ !
今度 は 私 ね
じゃあ ね “ 3 番 の 人 が … ”
( 伊 織 ) よし セーフ !
“ 左隣 の 人 に ― ”
“ お 姉ちゃん 大好き って 愛 の 告白 を し て ください ”
( 伊 織 ) なるほど …
ほら てれ ず に 告白 し て こい ( 千 紗 ) え ?
3 番 って お前 な ん だ ろ ?
いや 違う けど ( 伊 織 ) え ?
う っ ! 待て じゃあ 誰 が …
( 寿 ) 私 です …
これ は ダメ です ! 絶対 トラウマ に なる やつ です !
これ は ダメ です ! 絶対 トラウマ に なる やつ です !
( 寿 ) お 姉ちゃん お 姉ちゃん …
( 寿 ) お 姉ちゃん お 姉ちゃん …
( 寿 ) お 姉ちゃん お 姉ちゃん …
( 奈々 華 ) えー っと … ( 千 紗 ) 伊 織 うるさい
( 愛 菜 ) 王様 の 命令 は 絶対 な ん でしょ ?
( 愛 菜 ) 王様 の 命令 は 絶対 な ん でしょ ?
お 姉ちゃん …
( 寿 ) お 姉ちゃん 大好き !
( 伊 織 ) イヤー !
( 一同 ) 王様 だ ー れ だ !
夢 に 見る … 絶対 夢 に 見る …
フン 俺 です ! ( 伊 織 ) ハッ !
( 耕平 ) 引 い た ぞ 北原 ! ( 伊 織 ) で か し た 耕平 !
( 伊 織 ) あと は 千 紗 が 何 番 を 引 い た か だ が …
あの 割り箸 に は 細工 が し て ある
先端 の 長 さ が 違う もの が 奇数 で
同じ もの が 偶数
先端 が 丸み を 帯び て いる の が ―
前半 の 数字 で
四角い の が 後半 の 数字
( 奈々 華 ) どう ? ( 千 紗 ) うーん
( 伊 織 ) あの 形状 だ と 千 紗 は 1 番 か 3 番 !
あと は 2 択 だ 任せ た ぞ 耕平 !
( 耕平 ) OK !
( 奈々 華 ) じゃあ 耕平 君 命令 を どうぞ
はい 俺 の 命令 は ―
“ 今度 王様 に 飲み 会 で 友達 を 紹介 する ” です
( 愛 菜 ・ 千 紗 ) え ? ( 梓 ) 何 番 の 人 が ?
それ は 無論 … ( 伊 織 ) フッ …
( 耕平 ) 4 番 です ! ( 伊 織 ) ガッ …
( 伊 織 ) なん で 4 番 だ よ この バカ !
お前 が 4 本 指 を 立て た ん だ ろ う が !
あれ は 千 紗 が 1 番 か 3 番 だって …
やっぱり また なんか たく らん で た
( 千 紗 ) ハァ …
は いはい ケンカ は そこ まで ね
( 伊 織 ) ハァ … やれやれ ( 耕平 ) 作戦 失敗 か …
ちょっと は 悪びれ なさい よ
で 何 が 目的 だった の ?
目的 って いう と
話せ ば 長く なる ん だ が
( 千 紗 ) 端的 に まとめ て
( 伊 織 ・ 耕平 ) 金 と 女
( 愛 菜 ・ 千 紗 ) 最低
それ は 誤解 だ
俺 たち は 合 コン を 組 ん だ ら 金 を 受け取る 約束 で
これ は いわば 合宿 費用 の ため の サークル 活動 な ん だ
はい はい そう です か
また バイト でも し て 稼 い だ ら ?
とりつく 島 も ねえ …
しかたない 別 の 金策 を 考える か
時間 も ない から 急が ない と な
( 愛 菜 ) 今度 は 真面目 な 方法 に し なさい よ
( 伊 織 ・ 耕平 ) へ ー い
( 奈々 華 ) あっ 2 人 と も 待って ( 耕平 ・ 伊 織 ) はい ?
一応 さっき の 命令 も 実行 し ない と ね
( 伊 織 ・ 耕平 ) は ? ( 時田 ) は ああ …
( ラグビー 部員 ) おう ! お前 ら が 時田 が 言って た 後輩 か !
( ラグビー 部員 ) よっぽど 激しい 飲み 会 が し たい ん だ な !
( 空手 部員 ) ついでに うち の 部員 に なる か ?
( 野島 ) どう なって ん だ コラ !
( 山本 ) こんなん で 金 もら える と 思う な よ !
( 御手洗 ) むしろ お前 ら が 払え ボケ !
うる せ え ! こっち も やる だけ やった ん だ !
努力 を ねぎらって 金 を よこせ !
( 野島 たち ) 知る か ー !
結局 合宿 の お 金 は なんとか なった の ?
まだ 足り なく て な …
明日 稼 い で くる ん だ
まとも な バイト でしょ う ね
梓 さん の 紹介 で イベント スタッフ を な
( 笛 の 音 )
う わ キツ そう …
短期 バイト が それ しか なかった ん だ
( 伊 織 ) 金 が 足り なかったら 一緒に どう だ ?
( 耕平 ) 飛び込み O K らしい ぞ
遠慮 し とく ( 千 紗 ) 私 も
( 伊 織 ) こん ちゃ ー す
( 時田 ) おう ( 寿 ) 4 人 一緒 か
近く で 偶然 会い まし て
( 梓 ) ダイコン が 安い ん だ よ ねえ ( 奈々 華 ) いい わ ねえ
大根 が いる ん です か ?
どう しよ う か と 思って ね
もう 1 本 欲しい ん だ けど 予算 オーバー で
じゃあ 俺 が 買って き ます よ
( 奈々 華 ) ん ? ああ … それ は ちょっと …
そんな 遠慮 し なく て も
( 梓 ) いや あ だって ねえ ? ( 奈々 華 ) そう ねえ
( 奈々 華 ・ 梓 ) 結構 高い 物 だ し
( 伊 織 ) 俺 どん だけ 金 が ない と 思わ れ てる ん だ ろ う
いやいや いくら 俺 でも 大根 1 本 くらい 買 え ます って
( 奈々 華 ・ 梓 ) ん ? ああ …
あの ね 伊 織 君 …
ねえ ち ー ちゃん 伊 織 が ダイコン 買って くれ たら どう する ?
( 伊 織 ) ん ?
じゅ … 15 分 だけ …
15 分 だけ 人間 扱い し て あげ て も いい です
だって さ 伊 織
むしろ 今 まで 何 扱い さ れ て た の か 気 に なる ところ です
でも 大根 が 欲しい なんて どう し た ん です ?
アハ ハハ ( 奈々 華 ) 違う よ 伊 織 君
大根 じゃ なく て ダイコン の 話 を し て た の
( 伊 織 ) ダイコン ? ( 梓 ) そう
ダイブ コンピューター の こと
ちなみに 値段 は これ くらい
お前 これ だけ の 物 を 買わ せ て おい て …
( 千 紗 ) 最大 限 譲歩 し た つもり だ けど
ん じゃ 全員 そろった し 行く か
( 梓 ) そう だ ね ( 伊 織 ) え ? どこ へ です ?
( 時田 ) 今日 は ダイビング の 器材 を 見よ う と 思う
( 耕平 ・ 愛 菜 ・ 伊 織 ) おお ~ !
ずいぶん いろいろ な 機材 が ある ん だ なあ
正直 何 を 見 て 回れ ば いい の か 分から ん
何 か 買って おく べき 物 は ある ん だ ろ う か
最初 は レンタル で 十 分 って 言わ れ た が
うん 私 も そう 言わ れ た
とりあえず タオル 類 と 水着 かしら
み … 水着 です か ?
( 寿 ) おう ( 時田 ) その とおり だ
( 時田 ・ 寿 ) 最初 は タオル だけ あれ ば いい
( 耕平 ・ 伊 織 ) なるほど ( 愛 菜 ) え ? 水着 は ?
( 時田 ) 自分 の 機材 を 買う なら 最初 は マスク が オススメ だ
( 伊 織 ) どう し て です ?
( 寿 ) まあ 比較的 購入 し やすい 値段 と いう の も ある が
何より ダイビング の 目的 は 海 の 中 を 見る こと だ から な
自分 に 合わ ない マスク で 見づらかったら イヤ だ ろ う ?
( 伊 織 ・ 耕平 ) 確か に
ほか に は ダイコン から そろえる べき と いう 考え 方 も ある
自分 用 の 安全 機材 を 持って ―
減 圧 症 など の リスク を 減ら そ う と いう 考え だ な
俺 たち 今 まで ダイコン なんて つけ て ない ん です が …
大丈夫 だった ん です か ?
それ は 心配 無用 だ
危険 な 深 さ まで 潜ら せ て い ない から な
( 時田 ) それ に そう いった こと が 起き ない よう に ―
インストラクター が 目 を 光らせ て いる
( 寿 ) ある 程度 の 深 さ に 潜ったり ―
インストラクター から 離れ て 動き回る ダイバー に ―
必要 な 機材 って わけ だ
あ … これ は な ん です か ?
カレント フック だ 文字どおり 引っかけ て 使う
( 耕平 ) これ は ? ( 時田 ) フロート だ
中 に エア を 入れ て 膨らま せ て 使う ( 伊 織 ・ 耕平 ) なるほど
( 耕平 ) ん が っ ! ( 伊 織 ) 今 助ける !
( 耕平 ) 北原 ー !
海 の 中 って 怖い な …
まったく だ フフッ …
( 愛 菜 ) あの 顔 絶対 バカ な こと 考え てる …
じゃ 自由 に 見 て 回って いい ぞ
分から ない こと が あったら 声 を かけ て くれ
( 伊 織 ・ 耕平 ) う ー っす ( 愛 菜 ) は ー い
は あ …
何 を 見 てる ん です ?
ちょっと 珍しい カメラ だ よ
( 千 紗 ) こう いう 形 で 撮影 できる ん だ って
確か に これ は 珍しい な
おもしろい よ ねえ
ハッ ! 伊 織 伊 織 ( 伊 織 ) ん ?
( 千 紗 ) 早く ( 伊 織 ) なん だ なんだ
( 千 紗 ) ほか に は こんな の も ( 伊 織 ) これ は ?
水中 で 会話 が できる 機械 みたい よ ( 伊 織 ) マジ です か ! ?
( 千 紗 ) 骨 伝導 で 音 を 拾う ん だ って
現代 科学 って すげ え …
( 千 紗 ) ただ 会話 に は 少し だけ コツ が いる みたい
( 伊 織 ) 本当 だ
“ 事前 に 使う 単語 を 打ち合わせ て おく と グッド ” か
( 梓 ) レギュ を くわえ てる と 発音 し にくい もん ね
( 愛 菜 ) すみません ちょっと 質問 が …
( 千 紗 ) あ … ( 梓 ) どう し た の ?
レギュレーター は どう やって 選べ ば いい です か ?
( 梓 ) え ? レギュ ?
( 千 紗 ) まだ レンタル で いい と 思う けど
( 愛 菜 ) いや あ でも …
( 愛 菜 ) か … ( 千 紗 ・ 伊 織 ) か ?
間接 キス に なっちゃ う し
( 伊 織 ) さっ 俺 の レギュ を ( 愛 菜 ) へ っ ! ?
この サークル に い て まだ そんな こと が 気 に なる の か
考え た こと も なかった
大丈夫 だ よ 間接 キス と は 違う から
そ … そう です か ?
ほら マウスピース を くわえる とき を 思い出し て み て よ
( 愛 菜 ) 確か に 間接 キス と は 違い ます ね
( 梓 ) そう そう だ から どっち か って いう と …
( 耕平 ) 俺 の 歯 ブラシ を 使い な ( 伊 織 ) あっ …
歯 ブラシ を 共有 し てる 感じ だ よ
( 愛 菜 ) もっと イヤ !
で 実際 は どう な ん だ ?
うち で は 毎日 消毒 し てる かな
もし 気 に なる なら 一 度 直接 し ちゃ う の も 手 だ けど ?
実は 俺 間接 キス が 気 に なって た ん です
( 愛 菜 ) 最低 ( 千 紗 ) クズ
( 愛 菜 ) あんな の 放っと い て 向こう で 水着 見よ
( 千 紗 ) 確か に 水着 新調 し て も いい か な
俺 そんなに ひどい 発言 し まし た か ね ?
どう だ ろ う ね
そう いえ ば 古手 川 さん ( 千 紗 ) 千 紗 で いい よ
じゃあ 私 も 愛 菜 で それ で ―
ちょっと 聞き たい ん だ けど ( 千 紗 ) 何 ?
伊 織 と 千 紗 って つきあって る の ?
う う …
( 愛 菜 ) うん その 顔 だけ で 十 分 分かった
それ なら 伊豆 ( い ず ) 春 祭 ( は る さい ) の とき の アレ は …
ミスコン の せい で いろいろ 面倒 だった から その 対策 に
あ … ふう ん …
そもそも … ( 店員 ) お 客 様 !
( 愛 菜 ) ん ?
( 店員 ) 着替え は 試着 室 で お 願い し ます !
しまった ! いつも の くせ で …
こら こら 通路 で 着替える な 伊 織
脱 い だ 服 が 邪魔 に なる だ ろ う
( 店員 ) そう いう 問題 で は あり ませ ん が ! ?
( 千 紗 ) あんな の 相手 に そんな こと 考え られ ない し
( 愛 菜 ) 確か に …
ところで 耕平 は どう し た ?
そう いえ ば 見 ない な
ちょっと 捜し て き ます よ
お っ いたい た
( 伊 織 ) 何 やって ん だ ? お前
北原 ! お前 も ここ へ 導か れ た の か ?
( 伊 織 ) いや お前 を 捜し て た だけ だ が
( 伊 織 ) ウエット スーツ が 欲しい の か ?
( 耕平 ) 買う 気 は なかった が これ は 気 に なって いる
( 伊 織 ) 確か に 珍しい デザイン だ もん な
( 耕平 ) あ あー っ ! ( 伊 織 ) な んな ん だ よ さっき から
( 耕平 ) 北原 お前 まさか この アニメ を 知ら ない …
( 伊 織 ) これ しか サイズ ない なら 試着 は 無理 だ な
( 耕平 ) いや これ は 俺 が 着 なく て いい ん だ
ん ? おお なるほど
着 られる やつ に 頼 ん で 感想 を もらえ ば いい の か
( 耕平 ) ん ? いや そう いう 意味 じゃ …
( 伊 織 ) お ー い !
うん 着心地 いい と 思う
ただ ジッパー が ない タイプ だ から 好み が 分かれる か な
だ と さ 耕平
う … う わ あー !
俺 今日 だけ は お前 の こと 心 の 友 と 呼 ん で も いい
突然 なん だ 気色 悪い
( 千 紗 ・ 愛 菜 ) ん ?
( 伊 織 ) で さっき の アレ は どう する ん だ ?
今 は 無理 だ が いずれ 必ず …
さっき の アレ レディース だった ん だ けど ?
( 寿 ) どう だ ? お前 ら
何 か 欲しい 物 は あった か ?
いろいろ あって 目移り する ん です が …
とりあえず オススメ どおり マスク に しよ う か と
( 梓 ) 愛 菜 は ? ( 愛 菜 ) 私 も マスク に し ます
なあ 千 紗 マスク の 選び 方 って …
ん ? 千 紗 ?
ち ー ちゃん って ば かわいい ねえ ( 伊 織 ) おわ っ !
( 梓 ) 青春 青春 よ !
( 伊 織 ) なんの 話 です ?
( 梓 ) いや あ 一生懸命 カメラ を 選 ん で いる の が かわいく って ねえ
記念 に 写真 を 撮り たい って だけ で は ?
だから よ
( 梓 ) きっと 同年 代 で 一緒に 潜 れる 仲間 が でき て ―
うれしい ん だ ろ う ね
あいつ よっぽど ダイビング が 好き な ん です ね
そう だ ねえ
( ドア が 開く 音 ) ( 一同 ) ただ い ま ~
お かえり なさい … ん ?
いっぱい 買って き た の ね ( 伊 織 ) はい
俺 たち は マスク を ( 千 紗 ) 私 は カメラ を
( 奈々 華 ) あら あら 頑張った の ね
( 千 紗 ・ 愛 菜 ) ん ? ( 伊 織 ) 頑張った ?
ただ 買い物 を し て き た だけ です が …
う うん そう じゃ なく て
沖縄 に 行く お 金 も かかる の に さらに 機材 まで 買っちゃ う なんて
( 一同 ) あ …
( 男性 たち の ざわめき ) ( シャッター 音 )
( シャッター 音 )
ぜひ 見 て いって くださ ー い
見 て ください …
( 愛 菜 ) う う …
( 奈々 華 ) ウフッ ウフフ …
なあ 北原 …
あと どれ くらい で 休憩 な ん だ
まだ 始まって 何分 も たって ねえ よ
( 耕平 ) なあ 北原 …
( 伊 織 ) 黙れ 殺す ぞ
( シャッター 音 )
( 愛 菜 ) う わ ああ あっ !
もう お 嫁 に 行け ない !
大丈夫 ! 行 ける 行 ける
あの 程度 で 何 を 嘆く か
俺 たち なんて ほぼ 毎日 全裸 だ ぞ
私 は 向こう で ライセンス 講習 を
じゃあ 俺 と 寿 が 日替わり で そっち に
( 寿 ) OK
( 伊 織 ) そんなこんな で 準備 を 整え ―
いよいよ 沖縄 合宿 へ !
( 飛行機 の エンジン 音 )
( 時田 ) さ あて お前 ら ―
沖縄 到着 だ !
( 一同 ) イエーイ !
はい 愛 菜 ちゃん の 分
ギャア ~ !
( 耕平 ) ほれ 北原 マイク
( 伊 織 ) 俺 も かよ
よっ しゃ いく ぜ !
( 寿 ) おお ~ 歌え 歌え !
( 時田 ) ノリ ノリ だ な
♪ ~
~ ♪
( 一同 ) 予告 を どうぞ !
あっ つ ー い !
いかに も 南国 って 感じ ~
( 一同 ) カンパーイ !
う わ あ あ ~ !
これ は まさか 離 岸 流 !
( 時田 ) だ から あれほど 海 は ナメ る な と !
( 時田 ) 行く ぞ 伊 織
( 寿 ) いつ まで も 嘆 い て た って しかたない だ ろ う
( 伊 織 ) イヤ です ! 俺 は こいつ の なきがら を ―
ここ に 放置 し て いく なんて でき ませ ん !
親友 な ん です よ …
俺 の 最初 で 最後 の …
( 時田 ) あの 人食い ザメ を どう する か …
( 寿 ) あれ は やっかい だ な
( 伊 織 ) 耕平 の 死体 を 餌 に し て おびき出し たら どう す か ね ?
こっち の 部屋 なら 手足 も 伸ば せる でしょ ?
ライセンス 講習 の ため に も きちんと 寝 ない と ね
じゃあ お やすみ
お やすみ なさい
( 伊 織 ) ハッ !