Suzumiya Haruhino Yuuutsu -01
(キョン )サンタクロース を いつまで 信じて いた か なんて こと は
たわいもない 世間話 に も ならない くらい の
どうでも いい 話 だが
それ でも 俺 が いつまで サンタ など という
想像上 の 赤 服 じいさん を 信じて いた か と いう と
これ は 確信 を 持って 言える が
最初 から 信じて など い なかった
幼稚園 の クリスマス イベント に 現れた サンタ は
偽 サンタ だ と 理解 していた し
おふくろ が サンタ に キス を して いる ところ を
目撃 した わけで も ない のに
クリスマス に しか 仕事 を し ない じじい の 存在 を 疑って いた
さかしい 俺 な のだ が
はてさて 宇宙人 や 未来人 や 幽霊 や 妖怪 や 超能力者 や
悪 の 組織 や それ ら と 戦う アニメ的 特撮的 マンガ的 ヒーローたち が
この世 に 存在 し ない のだ と いう こと に 気付いた のは
相当 後 に なって から だった
いや 本当 は 気付いて いた のだろう
ただ 気付き たく なかった だけ なのだ
俺 は 心 の 底 から 宇宙人 や 未来人 や 幽霊 や 妖怪 や 超能力者 や
悪 の 組織 が 目の前 に
ふらり と 出てきて くれる こと を 望んでいた のだ
しかし 現実 って の は 意外 と 厳しい
世界 の 物理 法則 が よく 出来て いる こと に 感心 し つつ
いつしか 俺 は テレビ の UFO 特番 や 心霊 特集 を
そう 熱心に 見 なく なって いた
宇宙 人 未来 人 超 能力 者 そんな の いる わけ ねえ
でも ちょっと は いて ほしい …みたいな
最大 公約数 的な こと を 考える くらい に まで
俺 も 成長 した の さ
中学 を 卒業 する ころ に は
俺 は もう そんな ガキ な 夢 を 見る こと から も 卒業 して
この世 の 普通 さ に も 慣れて いた
俺 は 大した 感慨 も なく 高校生 に なり
そい つと 出会った
( ハルヒ ) 東 ( ひがし ) 中 出身 涼 宮 ( すずみ や ) ハルヒ
ただ の 人間 に は 興味 ありません
この 中 に 宇宙 人 未来 人 異世界 人 超 能力 者 が いたら
あたし の ところ に 来なさい !以上
( キョン ) これ 笑う とこ ?
えらい 美人 が そこ に いた
(キョン )ああ …
(生徒 たち )ああ …
( 岡部 ( お かべ ) 先生 ) ああ … で は 次
(キョン )誰 も が 冗談 だ と 思った だろう
結果 から 言う と
それ は ギャグ でも 笑い どころ で も なかった
ハルヒ は いつも 大 マジ な のだ
こうして 俺 たち は 出会っちまった
しみじみ と 思う 偶然だ と 信じ たい と
♪ ~
~ ♪
(キョン )涼 宮 ハルヒ は 黙って じっと 座って いる かぎり で は
いち 美 少女 高校 生 に しか 見え なかった
たまたま 席 が 真ん前 だった という 地の利 を 生かして
お 近づき に なっとく の も いい か な と
一瞬 血迷った 俺 を 誰 が 責め られよう
(キョン )なあ 初っぱな の 自己紹介 の アレ どの 辺り まで 本気 だった んだ ?
“初っぱな の アレ ”って 何 ?
(キョン )いや だ から 宇宙人 が どう とか
あんた 宇宙人 な の ?
(キョン )違う けど さ …
違う けど な んな の ?
いや なん も ない
だったら 話 かけ ないで !時間 の ムダ だ から フン
ああ …
(キョン )うん ?
(男子 生徒 )気 に すん なって !
(キョン )後 で 分かった こと だ が
そい つら は 全員 ハルヒ と 同じ 中学 出身 だった
( 谷口 ( たに ぐち )) もし あいつ に 気 が ある ん だったら 悪い こと は 言わ ん やめ とけ
中学 で 涼宮 と 3 年間 同じ クラス だった から
よく 知って る んだ が な
あいつ の 奇人 ぶり は 常軌 を 逸してる
( 国 木田 ( く に き だ )) あの 自己 紹介 ?
そう !中学 時代 に も 訳 の 分からん こと を
さんざん やり 倒して いた な
有名な の が “校庭 落書き 事件 ”
なんだ そりゃ ?
(谷口 )石灰 で 白線 引く 道具 が ある だろ あれ なん つうんだ っけ ?
あっまあいいや
それ で 校庭 に デカデカ と けったいな 絵文字 を 描き やがった こと が ある
しかも 夜中 の 学校 に 忍び込んで
ああ それ 見た 覚え ある な
確か 新聞 の 地方 欄 に 載って なかった ?
出来損ない の ナスカ の 地上絵 みたいな の
(キョン )その 犯人 が あいつ だった って わけ か
(谷口 )本人 が そう 言った んだ から 間違い ない
朝 教室 に 行ったら 机 が 全部 廊下 に 出さ れて た こと も あった な
校舎 の 屋上 に 星 マーク を ペンキ で 描いたり 学校 中 に 変な お札 を …
(キョン )何 やって んだ あいつ ?
(谷口 )キョンシー が 顔 に はっ 付けてる ような や つな
意味 分か ん ねえ よ
でも な ~あいつ モテ る んだ よ な
なん せ ツラ が いい しさ
おまけに スポーツ 万能 で 成績 も どちら かといえば 優秀 なんだ
ちょっと ばかし 変人 でも ―
黙って 立って たら んな こと 分か ん ねえ し
( 国 木田 ) それ に も 何 か エピソード が あん の ?
(谷口 )一時期 は 取っ替え引っ替え って やつ だった な
俺 の 知る かぎり 一番 長く 続いて 1 週間
最短 で は 告白 さ れて オーケー した 5 分 後 に 破局 してた
なんて の も あった らしい
(ハルヒ )普通の 人間 の 相手 を して いる 暇 は ない の !
(谷口 )だったら オーケー する なって え の
あっ 聞いた 話 だって !マジ で
なんで か 知ら ねえ けど
告られて 断るって こと を しない ん だ よ あいつ は
だから な お前 が 変な 気 を 起こす 前に 言って おいて やる
やめ とけ
(キョン )やめ とく も 何も そんな 気 は ない んだ が …
(谷口 )俺 だったら そうだな この クラス で の 一押し は あいつ だな
( キョン ・ 国 木田 ) うん ?
( 谷口 ) 朝倉 ( あさく ら ) 涼子 ( りょう こ )
1 年 の 女 の 中 でも ベスト 3( スリー ) に は 確実に 入る ね
1年 の 女子 全員 を チェック でも した の か ?
お うよ ! A から D まで ランク づけ して
その うち A ランク の 女 は フル ネーム で 覚えた ぜ !
朝倉 さん が その A な わけ ?
AA ランク プラス だ な
あれ は きっと 性格 まで いい に 違いない
(号砲 )(キョン )ん …
(朝倉 )ハァ ハァ ハァ …
( 男子 生徒 A ) おお ~ ( 男子 生徒 B ) 速 ( はえ ) え ~!
(キョン )この 時期 涼 宮 ハルヒ も まだ おとなしい 頃合い で
俺 に とって も 心 休まる 月 だった
しかしながら ハルヒ の 奇矯 な 振る舞い は
この 頃 から 徐々に 片りん を 見せて いた と 言う べきだろう
と いう わけで 片りん その 1 髪形 が 毎日 変わる
月 火 水 木 金
曜日 が 進む ごと に 髪 を 結ぶ 箇所 が 増えて いる
月曜日 に リセット さ れた 後 は 金曜日 まで 1 つ ずつ
果たして 日曜日 は どんな 頭 に なって いる んだ ?
見て みたい 気 も する
(キョン )片りん その 2体育 の 授業 は 男女 別 に 行わ れ る
着替え は 女 が 奇数 クラス
男 が 偶数 クラス に 移動 して する こと に なっている のだ が
まだ 男子 が 残って いる に も かかわらず
やおら セーラー 服 を 脱ぎ だし やがった
(女子 生徒 )あっ (女子 生徒 たち )キャ ~ !
(キョン )どうやら 男子 生徒 の こと は
ジャガイモ くらい に しか 思って ない らしい
(キョン )片りん その 3
あきれる こと に
ハルヒ は この 学校 に 存在 する あらゆる クラブ に
仮 入部 して いた のだった
運動部 から は 例外 なく 熱心に 入部 を 勧め られ
その 全て を 断って
毎日 参加 する 部活 動 を 気まぐれに 変えた あげく
結局 どこ に も 入部 する こと は なかった
何 が し たい んだろう な こいつ は よ !
そんなこんな を しながら ゴールデンウィーク が 明けた 1 日 目
そんなこんな を し ながら ゴールデンウィーク が 明けた 1 日 目
よっ キョン !
よっ キョン !
よっ!
(キョン )ちなみに キョン って の は 俺 の あだ名 だ
いいかげん に やめて もらい たい のだ が …
(キョン )ああ 今日 は 水曜日 か
(キョン )など と 考え つつ 魔 が 差して しまった んだろう
それ 以外 に 思い当たる 節 が ない
曜日 で 髪形 変える の は 宇宙 人 対策 か ?
(キョン )涼 宮 ハルヒ に 話しかけて いた
いつ 気付いた の ?
(キョン )う ~ん ちょっと 前
あっ そう
あたし 思う んだ けど
曜日 に よって 感じる イメージ って それぞれ 異なる 気 が する の よ ね
色 で 言う と 月曜 が 黄色 …
(キョン )初めて 会話 が 成立 した ような 気 が する
水曜 が 青 で 木曜 が 緑
金曜 が 金色 で 土曜 は 茶色 日曜 は 白 よ ね
(キョン )なんとなく 分かる ような 気 も する が
(キョン )つう こと は 数字 に したら 月曜日 が 0 で 日曜 が 6 な の か ?
そう
(キョン )俺 は 月曜 は 1 って 感じ が する けど な
あんた の 意見 なんか 誰 も 聞いて ない
(キョン )そうかい
う ~ん
うん ?
う ~ん …
あたし あんた と どこ か で 会った こと が ある ?
(ハルヒ )ずっと 前 に (キョン )いい や
(キョン )きっかけ なんて の は
大抵 どう って こと ない もの な んだろう けども
まさしく これ が きっかけ に なった んだろう な
しかし ハルヒ が まともな 返答 を よこした こと は 驚き だ
てっきり “うるさい バカ 黙れ !どうでも いい でしょ んな こと !”
と 言わ れる もの ばかり だ と 思って いた から な
だから ハルヒ が 翌日 長かった 髪 を ばっさり 切って 登場した 時 に は
結構 俺 は 動揺 した
それ に したって 俺 が 指摘 した 次の 日 に 短く する って の も
短絡的 すぎ ない か おい !
うん ?
別に
(キョン )あれ 以来 ホームルーム 前 の わずかな 時間 に
ハルヒ と 話す の が 日課 に なり つつ あった
(キョン )つきあう 男 全部 フッ たって 本当 か ?
なんで あんた に そんな こと 言わ れ なくちゃ いけない の よ
何 を 聞いた か 知らない けど まあ いいわ
多分 全部 本当だ から
1人 くらい
まともに つきあおう と か 思う ヤツ が い なかった の か ?
全然 ダメ
ど いつも こいつ も アホ らしい ほど まともな ヤツ だった わ
宇宙 人 でも 未来 人 でも 超 能力 者 で も ない し
(キョン )そりゃ 普通 そうだ ろ
あと 告白 が ほとんど 電話 だった の は なん なの あれ !
そういう 大事な こと は 面 と 向かって 言い なさい よ !
まあ そう かな
(キョン )一応 同意 して おこう
そんな こと は どう で も いい の よ !
(キョン )どっち な んだ よ !
問題 は ね
くだらない 男 しか この世 に 存在 し ない の か どう なのって こと よ
ホント は 中学 時代 は ずっと イライラ しっぱなし だった
じゃ どんな 男 なら よかった んだ ?やっぱり 宇宙人 か ?
(ハルヒ )宇宙 人 !もしくは それ に 準じる 何 か ね
とにかく 普通の 人間 で なければ 男 だろうが 女 だろうが …
どうして そんなに 人間 以外 の 存在 に こだわる んだ ?
そっち の ほう が 面白い じゃない の !
(キョン )ああ …
( チャイム )
(キョン )ああ ~
おい キョン !お前 どんな 魔法 を 使った んだ ?
(キョン )なんの 話 だ ?
俺 涼宮 が あんなに 長い 間 しゃべってる の 初めて 見る ぞ
お前 何 言った んだ ?
(キョン )さて なんだろう
適当な こと しか 聞いて いない ような 気 が する ん だ が
驚 天 動 地 だ
昔 から キョン は 変な 女 が 好きだ から ね ~
誤解 を 招く ような こと を 言う な
(朝倉 )あたし も 聞き たい な
あたし が いくら 話し かけて も な ~ん も 答えて くれない 涼宮 さん が
どう したら 話す ように なる の か コツ でも ある の ?
分から ん
ふ ~ん でも 安心 した
涼 宮 さん いつまでも クラス で 孤立 した まま じゃ 困る もん ね
1人 でも 友達 が できた の は いい こと よ ね
友達 ね
その 調子 で 涼宮 さん を クラス に 溶け込める ように して あげて ね
せっかく 一緒 の クラス に なった んだ から
みんな 仲よく して いき たい じゃ ない よろしく ね
(キョン )と言われて も な
これ から 何 か 伝える こと が あったら
あなた から 伝えて もらう ように する から
う ~ん だ から 待てよ !
俺 は あいつ の スポークスマン でも なんでもない ぞ !
お 願い
う う …
(一同 )フフフ …
だ あ !
キョン 俺 たち 友達 だ よ な
(キョン )ど いつも こいつ も アホ だらけ だ
(キョン )席替え だ そうだ
ゴーフル の 缶 に 入れられた くじ を 引いた 俺 は
窓際 後方 2 番目 という なか なかの ポジション を 獲得 した
さらば ハルヒ フォーエバー
偶然 だ よ な ?
(キョン )全部 の クラブ に 入って みたって の は 本当 な の か ?
どこ か 面白 そうな 部 が あったら 教えて くれよ
ない 全然
(キョン )即答 し が やった
全然 ない !
(キョン )どうやら こいつ の 口癖 は “全然 ”の ようだ
高校 に 入れば 少し は マシ か と 思った けど
これ じゃ 義務 教育 時代 と なん も 変わん ない わ ね
入る 学校 間違えた かしら
(キョン )何 を 基準 に 学校 選び を して いる のだろう
ミステリー 研究 会 って の が あった の よ
(キョン )へえ ~どう だった ?
笑わ せる わ
今 まで 一回 も 事件 らしい 事件 に 出くわさ なかった って 言う んだ もの
部員 も ただ の ミステリー 小説 オタク ばっか で
名 探偵 みたいな ヤツ も い ない し
(キョン )そりゃ そう だろう
超 常 現象 研究 会 に は ちょっと 期待 して た んだ けど
ただ の オカルト マニア の 集まり で しか ない の よ
どう 思う ?
どうも 思わ ん
ああ ~もう つまんない !
これ だけ あれば 少し は 変な クラブ が あって も よ さ そうな のに
ない もん は しょうがない だ ろ
結局 の ところ 人間 は そこ に ある もの で
満足 しなければ ならない の さ
言う なれば それ を でき ない 人間 が
発見 やら 発明 やら を して 文明 を 発達 させて きた んだ
空 を 飛び たい と 思った から 飛行機 作った し
楽に 移動 し たい と 思った から 車 や 列車 を 生み出した んだ
でも それ は 一部 の 人間 の 才覚 や 発想 に よって
初めて 生じた もの であり
つまり 天才 が それ を 可能に した わけだ
凡人 たる 我々 は 人生 を 凡庸 に 過ごす の が 一番 であって だ な …
(ハルヒ )うるさい !(キョン )ん …
(キョン )もしかしたら この 会話 が ネタ 振り だった の かも しれない
それ は 突然 やって 来た
(ハルヒ )ハッ !(キョン )う お ~!
ああ …
( キョン ) 何 し やがる !( ハルヒ ) 気 が 付いた !
何 に ?
どうして こんな 簡単な こと に 気 が 付か なかった の かしら
(キョン )何 が ?(ハルヒ )ない んだったら ―
自分 で 作れば いい の よ !
だから 何 を ?
部活 よ !
ああ …
分かった まあ 今 は 落ち着け
何 その 反応
もう ちょっと あんた も 喜び なさい よ この 発見 を
うん 今 は 授業 中 だ
うん
部室 よ 部室 …
(チャイム )(キョン )ああ っ ああ ~
(ハルヒ )協力 し なさい
(キョン )カツアゲ さ れてる ような 気分 だ ぜ
何 を 協力 する って ?
あたし の 新 クラブ 作り よ
なぜ 俺 が お前 の 思いつき に 協力 し なければ ならん の か
それ を まず 教えて くれ
あたし は 部室 と 部員 を 確保 する から
あんた は 学校 に 提出 する 書類 を 用意 しなさい
あんた は 学校 に 提出 する 書類 を 用意 しなさい
(キョン )聞いちゃ い ねえ
なんの クラブ を 作る つもり なんだ ?
(ハルヒ )どう でも いい じゃない の そんなの とりあえず まず 作る の よ !
いい ?今日 の 放課後 まで に 調べて おいて
あたし も それ まで に 部室 を 探して おく から
いい わ ね !
( キョン )“ 同好 会 の 新設 に 伴う 規定 ”
“人数 5 人 以上 顧問 の 教師 名称 責任者 活動 内容 を 決定 し …”
調べる まで も なかった
生徒 手帳 の 後ろ の ほう に そう 書いて ある
だが 賭けて も いい が ハルヒ の 考える 内容 が
創造 的 かつ 活力 ある 学校 生活 を 送る のに
ふさわしい もの に なる こと は ない だろう
(キョン )う っ あっ …ちょっと また …また ?
これ から この 部屋 が 我々 の 部室 よ !
ちょい 待て どこ なんだ よ ここ は ?
文化 部 の 部室 棟 よ
美術 部 や 吹奏楽部 なら 美術室 や 音楽室 が ある でしょ
そういう 特別 教室 を 持た ない ―
クラブ や 同好会 の 部室 が 集まってる の が
この 部室 棟 通称 旧 館 この 部屋 は 文芸 部
(キョン )じゃあ 文芸 部 なんだ ろ
でも 今年 の 春 に 3年生が卒業して部員ゼロ
新たに 誰 か が 入部 し ない と 休部 が 決定 して いた ―
唯一 の クラブ な の よ
で …この 子 が 1 年生 の 新入 部員
(キョン )じゃあ 休部 に なって ない じゃない か
似た ような もん よ 1 人 しか い ない んだ から
あの 子 は どう する んだ よ ?
別に いい って 言って たわ よ
ホント か そりゃ ?
(ハルヒ )昼 休み に 会った 時 に “部室 貸して ”って 言ったら
“どうぞ ”って …本 さえ 読めれば いい らしい わ
変わって る と 言えば 変わって る わ ね
(キョン )はい お前 が 言う な
( 長 門 ( な が と )) 長門 有希 ( ゆき )
(キョン )長門 さん と やら こいつ は この 部室 を
なんだか 分から ん 部 の 部室 に しよう と して んだ ぞ
それ でも いい の か ?
いい
いや ~しかし
多分 ものすごく 迷惑 を かける と 思う ぞ
別に
その うち 追い出さ れ る かも しれ ん ぞ
どうぞ
(キョン )ああ …(ハルヒ )フフン
(ハルヒ )まっ そういう こと だ から
これ から 放課後 この 部屋 に 集合 ね
絶対 来なさい よ 来ない と 死刑 だ から !
分かった よ
(キョン )死刑 は イヤ だ から な
まず は 部員 よ ね ~最低 あと 2人 は いる わね
(キョン )って こと は なんだ
あの 文芸 部員 も 頭 数 に 入れて しまって いる の か ?
部室 に 付属 する 備品 か 何か と 勘違い してる じゃない か ?
安心 して !すぐ 集める から 適当な 人間 の 心当たり は ある の
(キョン )で …次の 日
先 に 行って て !
(キョン )俺 は というと …しょうがない 部室 へ と 足 を 運んだ
(キョン )何 読んで んだ ?
面白い ?
ユニーク
(キョン )どういう とこ が ?
全部
(キョン )本 が 好き な んだ な
わりと
(キョン )そう か …
(キョン )帰って いい かな 俺 …
フフ いや ~ごめん ごめん 遅れちゃった
捕まえる の に 手間取っちゃって
(キョン )またしても 少女 だった しか も すんげえ 美少女 だった
(みくる )ここ どこ です か ?
なんで あたし 連れて こられた んです か ?
(ガキ を 閉める 音 )
なんで 鍵 を 閉める んです か ?一体 何 を …
(ハルヒ )黙り なさい
う っ …
紹介 する わ 朝 比 奈 ( あさひ な ) み くる ちゃ ん よ
ああ …
フンッ
(キョン )紹介 終わり かよ
(キョン )どこ から 拉致 って きたん だ ?
そんな こと し ない わ 任意 同行 よ
( キョン ) 似た ような もん だ
2 年 の 教室 で ぼんやり してる ところ を 捕まえた の
あたし 休み 時間 に は 校舎 を 隅々 まで 歩く ように してる から
何 回 か 見かけて 覚えて た わけ
(キョン )休み 時間 教室 に い ない と 思ったら そんな こと を して いた の か
あっ じゃあ この 人 は 上級 生 じゃ ない か
それ が どうかした の ?
う ~ん まあ いい えっ と …朝比奈 さん か
なんで また この 人 な んだ ?
まあ 見て ごらん なさい よ
う っ …
めちゃめちゃ かわいい でしょ !
(キョン )危ない 誘拐 犯 の ような こと を 言いだした
あたし ね 萌 ( も ) えって 結構 重要な こと だ と 思う の よ ね
(キョン )すまん なん だって ?
萌え よ 萌え !いわゆる 一つ の 萌え 要素 !
基本 的に ね 何 か おかしな 事件 が 起こる ような 物語 に は
こういう 萌え で ロリ っぽい キャラ が 1 人 は いる もの なの よ
(キョン )う ~ん
それ だけ じゃ ない の よ !
ど ひ ぇ ~ !
(ハルヒ )小っこい くせに ほら あたし より 胸 デカい の よ
ロリ 顔 で 巨乳 !
これ も 萌え の 重要 要素 の 一 つ な の よ
(キョン )知ら ん
(ハルヒ )あ ~ホントに 大っきい な なんか 腹立ってきた わ
こんな かわいらしい 顔 して あたし より 大きい なんて !
アホ か お前 は
でも めっちゃ デカい の よ マジ よ !あんた も 触って みる ?
ひ ぃ !
遠慮 し とく する と 何 か
お前 は この …朝比奈 さん が かわいくて 小柄で
胸 が 大きかった から という 理由 な だけ で
ここ に 連れて きた の か ?
そう よ !
(キョン )真性 の アホ だ こいつ
こういう マスコット 的 キャラ も 必要 だ と 思って
み くる ちゃ ん あなた 他 に 何 か クラブ 活動 してる ?
あの …書道 部 に …
あっ じゃあ そこ 辞めて 我が 部 の 活動 の 邪魔だ から
ああ …
あっ!
あっ そっか …分かり ました
(キョン )何 が 分かった んだろう
書道 部 は 辞めて こっち に 入部 し ます
でも 文芸 部 って 何 を する ところ な の か ―
よく 知ら なくて
我が 部 は 文芸 部 じゃ ない わ よ
(くるみ )えっ ?(キョン )ここ の 部室 は
一時的に 借りて る だけ です
あなた が 入ら さ れよう と してる の は そこ の 涼宮 が これ から 作る
活動 内容 未定 で 名称 不明 の 同好会 です よ
ちなみに あっ ち で 座って 本 を 読んでる のが
本当の 文芸 部員 です
は あ …
大丈夫 !名前 なら たった今 考えた から
言って みろ
(キョン )皆 の 衆 お 知らせ しよう
新しく 発足 する クラブ の 名 は 今 ここ に 決定 した
SOS 団 !
(キョン )略して “SOS団”である
そこ 笑って いい ぞ
本来 なら
“世界 を 大いに 盛り上げる ため の 涼宮 ハルヒ の 同好会 ”
…と でも す べき なんだろう が
何しろ まだ 同好会 の 体 すら 立って ない 上に
何 を する 集団 な の かも 分からない のである
だったら 団 で いい じゃ ない
(キョン )意味 不明な ハルヒ の ひと言 に より めでたく そのように 決まった
好き に しろ よ もう
♪ ~
~ ♪