Kaguya-sama wa Kokurasetai : Tensai-tachino Renai Zunousen Episode1
(ナレーション )人 を 好き に なり …
( 男 ) ぼ … 僕 と …
(男 )つきあって ください !(女 )あ …
(ナレーション )告白 し …
( 女 ) あ …
( ナレーション ) 結ばれる
それ は とても すばらしい こと だ と 誰 も が 言う
(祝福 の 声 )
(ナレーション )だ が それ は 間違い である !
恋人 たち の 間 に も 明確な 力 関係 が 存在する
搾取 する 側 と さ れる 側
尽くさ れる 側 と 尽くす 側
勝者 と 敗者
もし 貴殿 が 気高く 生きよう と いう の なら
決して 敗者 に なって は ならない
好き に なった ほうが 負け な のである
♪〜
〜 ♪
( ナレーション ) 私立 秀 知 院 ( しゅうち いん ) 学園
かつて 貴族 や 士族 を 教育 する 機関 として 設立 さ れた
由緒 正しい 名門 校 である
貴族 制 が 廃止 さ れた 今 で なお
富豪 名家 に 生まれ
将来 国 を 背負う であろう 人材 が 多く 就学 している
(男子 )ごきげんよう
( 女子 ) あ …
(ナレーション )そんな 彼ら を 率い まとめ上げる 者 が 凡人 である など
許さ れ る はず も ない
(女子 )ご覧 に なって
生徒 会 の お 二人 よ !
( ナレーション ) 秀 知 院 学園 生徒 会 副 会長 四 宮 ( し の みや ) かぐ や
総 資産 200 兆 円
千 を 超える 子会社 を 抱え 4 大 財閥 の 1 つ に 数え られる
四宮 グループ の 長女 として 生 を 受けた 正真正銘 の 令嬢 である
その 血筋 の 優秀 さ を 語る が ごとく
芸事 音楽 武芸 いずれ の 分野 でも 華々しい 功績 を 残した
紛れ も ない 才女 それ が 四宮 かぐや である
そして その 四宮 が 支える 男 こそ が
秀 知 院 学園 生徒 会長 白銀 御 行 ( しろがね みゆき )
質実 剛 健 聡明 ( そうめい ) 英知 学園 模試 は 不動 の 1 位
多 才 である かぐや と は 対照的に 勉学 1 本 で 畏怖 と 敬意 を 集め
その 模範的な 立ち振る舞い に より
外部 生 で あり ながら 生徒 会長 へ と 抜擢 ( ばってき ) さ れる
代々 会長 に 受け 継が れる 純金 飾 緒 ( しょく しょ ) の 重 み は
秀 知 院 二百 年 の 重み である
( ざわめき )
(女子 )いつ 見て も お 似合い の お 二人 です わ
神聖 さ すら 感じて しまい ます
(女子 )も しか して おつきあい なされて いる の かしら ?
どなた か 聞いて ください な
(女子 )そんな !
近づく こと すら おこがましい と いう のに
できる はず が …
(かぐや )なんだか
うわさ さ れて る みたいです ね
私 たち が 交際 してる とか
(白銀 )そういう 年頃 な のだろう
聞き流せば いい
(かぐや )フフ そういう もの です か
(白銀 )俺 と 四宮 が つきあって いる だ と ?
くだらん 色 恋 話 に 花 を 咲かせ おって
愚かな 連中 だ
が …まあ …
四宮 が どうしても つきあって くれ と 言う なら
考えて やら ん で も ない が な
まあ 確実に 向こう は 俺 に 気 が ある だろう し
時間 の 問題 か フッ …
さっさと その 完璧な お嬢様 の 仮面 を 崩し
赤面 し ながら 俺 に 哀願 して くる が いい
フッフフフ …
(かぐや )まったく 下世話 な 愚民 ども
この 私 を 誰 だ と 思ってる の ?
国 の 心臓 たる 四宮 家 の 人間 よ
どう すれば 私 と 平民 が つきあう なんて 発想 に
至る の かしら ?
まあ 会長 に ギリ の ギリッギリ 可能性 が ある の は 確か ね
向こう が ひざ ま づき 身 も 心 も 故郷 すら ささげる と いう なら
この 私 に 見合う 男 に 鍛え上げて あげなくもない けれど
フフ …
この 私 に 恋 焦がれ ない 男 なんて いない わけだ し
時間 の 問題 かしら
ウフ …フフフ
(白銀 )フッフフフ
(2人)フフフ…
(ナレーション )など と やって いる うち に …
(かぐや )フフフ (白銀 )フッフフフ
(ナレーション )その 間 特に 何も なかった
そう いえば 今日
庭 の 噴水 に ある 甘い りんご と
さくらんぼ の レリーフ の 奥深く に
かたつむり が …
俺 の 妹 が 昔 暑い から と いって
噴水 に 入って 風邪 を ひいて な
本当 感情 で 動く と ろくな こと に …
(ナレーション )この 何もない 期間 の 間 に 2人 の 思考 は
つきあって やって も いい から いかに 相手 に 告白 させる か
という もの に シフト して いた
一方 超 高校 級 の 頭 が
高度な 駆け引き を 行って いる こと に
全然 気付か ない 者 が 1 人
(藤原 (ふじ わら ))ああ そう いえば
聞いて ください
なんか 映画 の ペア チケット が 当たった んです けど
家 の 方針 で
こういう もの を 見る の は 禁止 さ れて まして
お 二人 は ご 興味 おあり です か ?
ほう
そう いえば 週末 は 珍しく オフ だった な
だったら 四宮 俺 たち …
(藤原 )なんでも この 映画 を 男女 で 見 に 行く と
結ばれる ジンクス が ある とか
(白銀 )で !(藤原 )すてき !
(かぐや )あら 会長
今 私 の こと を 誘い ました か ?
男女 で 見 に 行く と 結ばれる 映画 に 私 と 会長 の 男女 で 行きたい と
あら あら まあ まあ それ は まるで
(白銀 )まるで 告白 の ようで は ない か !
(ナレーション )白銀 突然 の 窮地 !
恋愛 関係 に おいて
“好き に なった ほう が 負け ”は 絶対 の ルール !
プライド の 高い 両者 に おいて 自ら 告白 する こと など
あって は なら ない のである
(白銀 )どう する ?
あからさま で は ある が ごまかす しか …
お …俺 と チケット 屋 に 売り に 行く か ?
(かぐや )あら まあ 会長 と も あろう お方 が 慌てふためいて フフ …
クス …
お かわいい こと
(白銀 )許さ れ ない 白銀 の 行く 道 に 逃げ道 なし !
逃げる の は 貴様 だ 四宮 !
(白銀 )ああ 四宮 を 誘った
俺 は そういった うわさ など 気 に せん が
お前 は そう で は ない みたいだ な
お前 は 俺 と この 映画 を 見 に 行き たい の か ?
(ナレーション )四宮 刹那 の 思考
(かぐや )勧誘 の 意思 を 強く 示した うえ で
映画 を 見 に 行く か の 選択権 を 私 に 譲渡 する
うまい 切り返し です
誘い 自体 を 断る と いう 選択肢 も あり ます が
それでは ここ まで の 下準備 が 全て 無意味 に なって しまう
わざわざ 懸賞 を 偽造し 藤原 さん の ポスト に 投函 (とうかん )
やった 〜 !
(かぐや )会長 の 少ない 休日 を 狙い撃ち した 計画 が
無意味 に !
それ に ここ で 断って しまえば
会長 に 誘わ れる なんて 状況 は 今後 ない かも しれない
それ は 乙女 的に ノー そのような 選択肢 は ノー !
(かぐや )そう …です ね
やはり どうしても
こういった お 話 は 信じて しまう もの で
行く なら せめて もっと 情熱 的に お 誘い いただき たい です
(白銀 )ど わ !
( ナレーション ) スキル 〝 純真 無垢 ( カマトト )〞 発動
四宮 家 一子 相 伝 の 交渉術 である
この 計算 さ れ つくした 表情 声 音 の 前 で は
神 で さえ も 胸 キュン して しまう という
事実 白銀 も 思考 を 乱さ れ る
(白銀 )まあ 告白 は 男 の 役目 な の か な ?
(ナレーション )な 〜ん て 思考 が 脳裏 を よぎる その 隙 を 四宮 が 見逃す はず も なく
すかさず の 追撃 !
(かぐや )私 だって 恋 の 1 つ も して みたい 年頃 な のです
(白銀 )な !
(ナレーション )思考 戦 は 詰め将棋 の 様相 を 呈していた
追い詰める 四宮 逆転 の 機 を 探す 白銀
二手 三 手 先 を 読む 天才 たち の 頭脳 は
常人 を 超える 速度 で 回転 し ぶつかりあう
守り を 固める かぐや 打ち崩さ ん と する 白銀
2 人 の 思考 は 決着 へ の 理論 を 組み立て つつ あり
その 理論 を 完成 させた ほうが 勝者 と …
(藤原 )あ !
もし 恋愛 映画 が お 嫌い でしたら
「 とっと り 鳥 ( とり ) の 助 ( すけ )」 の チケット も あります よ
と っと り …
鳥 の 助
(ナレーション )カオス 理論
藤原 書記 の 何気ない ひと言 に より
完成 寸前 の 理論 に 1 点 の カオス が 混入 する
たかが 1 点 である が
カオス は ビッグバン の ごとく 可能性 を 増大 させる
莫大 ( ばくだい ) に 増えた 選択肢 を 処理 する ため に
2 人 の 頭脳 は 限界 を 超えた 回転 を 強い られる
結果 脳 は 大量 の 糖分 を 欲する
この 生徒 会室 に 存在 する 糖分 は この まんじゅう 1 つ 限り
すなわち この まんじゅう を 手 に した 者 が
勝者 !
あ …午後 の 授業 始まっちゃ い ます ね
あむ
じゃあ また 放課後 に は むっ ふ ふん ♪
(ナレーション )これ は 天才たち の 知略 と プライド を 懸けた
高度な 恋愛 頭脳 戦 である
(チャイム )
(ナレーション )繰り返そう !
これ は 天才 たち の 知略 と プライド を 懸けた
高度な 恋愛 頭脳 戦 である !
あら ?
あら あら
あら あら へえ
ラブレター ?
(かぐや )ええ
とても 情熱的な 内容 で 一度 食事 でも どうか と
(藤原 )ええ ?
つまり デート の お 誘い って こと です か ?
(白銀 )フン 四宮 に ラブ レター ?バカな 男 も いる もんだ な
ふだん この 俺 を 見て 過ごして いる 四宮 だ ぞ
俺 と 比較 すれば その辺 の 男 など
しゃべる 雑草 に しか 映ら ん こと に
気付か なかった の か ?
(ザッソー くん )こんにちは
(白銀 )四宮 が 相手 に する はず も なかろう て
(藤原 )デート する つもり なんです か ?
もちろん です
(白銀 )ベキ !
(白銀 )血迷った か 四宮 ?
そんな 顔 も 知ら ない 相手 の 誘い に ほいほい 乗る なんて !
(かぐや )勇気 を 振り絞って こんな 情熱的な 恋文 を くれる 方 です
きっと 好き に なって しまう に 違い ありません
(白銀 )バカ な !
そんな こと が 許さ れ て たまる か
どうにか して 四宮 を 止め なくては
俺 以外 の 男 と デート なんて 行く な !
(ザッソー くん )ん ?(かぐや )あら ?
あら あら 私 が ほか の 人 に 取られちゃう の が
そんなに 嫌な のです か ?
(ザッソー くん )ハハハハ フフフ (かぐ や )ウフ
お かわいい こと
(白銀 )告白 同然 の 行為 !
俺 が 四宮 を 好き だ と 言っている ような もの !
それ は …それ は 絶対に 避けねばならない
(藤原 )本当に 行っちゃう んですか ?
(かぐや )ええ
とても 楽しみ です わ
(ナレーション )一見 節操 の ない ただの 恋愛 脳 に も 見える かぐや の 行動
(かぐや )行く わけ ない でしょう が この 子 脳 に 花 湧いてる の かしら ?
(ナレーション )むろん ブラフ
(かぐや )この 私 を デート に 誘い たい なら
国 の 1つ でも 差し出して 初めて 検討 に 値する の よ
誰 が すき 好んで 慈善 活動 なんて する もん です か
(ナレーション )四宮 とて しゃべる 雑草 と デート に 行く など 御免 である
これ は あくまで 白銀 に 引き止め させる の が 目的 の 戦略
プライド の 高い 両者 に おいて
自ら 告白 する など あって は ならない
ならば 己 の 知 略 と 技術 を もって 相手 に 告白 させる 以外 に ない
(白銀 )自然に 阻止 する 方法 は ない の か ?考えろ
(ナレーション )問わ れる 知性
(かぐ や )ムダ です
私 は 会長 が こうべ を 垂れて 素直に お 願い し ない かぎり
絶対 に 取り消したり し ませ ん
(ナレーション )巧妙な 策略 それ が 恋愛 頭脳 戦
2人 の 間 で 繰り広げられる 決闘 な の である
(白銀 )四宮
生徒 会長 として 不純 異性 交遊 は 推奨 でき ない ぞ
(ナレーション )からめ手
一 個人 で は なく 生徒会長 として 意見 すれば
ダメージ は ない 巧妙な 切り口
大げさな 食事 に 行く だけ です よ
判断 する の は 教師 だ 停学 処分 と いう こと も 十分 あり うる
どうしても 行く と いう なら そう だ な …
俺 から 教師 に 話 を 通して おいて やろう
え ?
(ナレーション )教師 チク り !
その 効力 は 絶大 である と 同時に
使った 者 は 卑怯 (ひきょう )者 の レッテル を 貼ら れ かね ない
リスキー な 選択
だが 白銀 は 名誉 より も
四宮 の デート を 阻止 する ほうが 重要 と 判断
その 覚悟 は かぐや に も 効いた
(かぐや )まさか 会長 が そんな 禁じ手 を 使う と は
ですが このまま 貫き通す !
かまい ません
それ が 真実 の 恋 ならば 私 は 退学 だろう と 受け入れる つもりです
た …退学
(かぐや )真実 の 恋 ならば 身 も 心 も ささげる 覚悟 は あり ます
(白銀 )身 も 心 も ?
(ナレーション )白銀 に 大 ダメージ !
(白銀 )バカな こと を !
(かぐや )バカ じゃ あり ませ ん !
熱烈な 愛 を 伝えて きて いる 人 です
退学 も 覚悟 で 応え なくて は 不義理 で は ないで すか
(白銀 )ふ …ふざける な
だったら 俺 が お前 に 告白 …
(かぐや )え ?
(白銀 )を …仮に したら ?
仮に だ ぞ
その 男 の こと は 忘れる の か ?
(かぐや )か …
可能性 は …あり ます
ん …ん ん …
その 程度 の もの が 真実 の 恋 ね 〜
(かぐや )は !
(白銀 )ハッハッハ
ほか の 男 に 言い寄られた 程度 で 忘れられる もの が
真実 の 恋 の はず が ない
可能性 は ある って 言った だけ じゃないですか !
(白銀 )そう か そう か ご 大層な 恋 だ な
(かぐや )は …私 が 心配 なら なりふり構わず 止める の が 道理 でしょう ?
(かぐや )もう 知りません 本当に 行く んです から
(かぐや )泣く ほど 情熱的に 告白 でも さ れ ない かぎり
本当に 行き ます から ね !
(かぐや )会長 ?
(藤原 )う …う う …
かぐや さん が 誰か の もの に なっちゃう なんて やだ 〜
( 藤原 ) 退学 なんて や だ 〜 ( かぐ や ) ふじ わ …
あ 〜 ん や だ や だ い なく なっちゃ わ ないで 〜!
(かぐや )ちょ …
( 藤原 ) 大好き です ( かぐ や ) ん も 〜
(藤原 )愛して ます (かぐや )もう 行か ない から 放して
(ナレーション )本日 の 勝敗 かぐや の 敗北
( 女子 ) ウフフフ ダ 〜 メ
(男子 )なんで ?いい じゃん ひと 口 くれよ
(女子 )え 〜 ?
いい けど …も 〜
はい あ 〜 ん
(男子 )あ 〜 …
(かぐや )ん ん …は …
はしたない !
そこ まで 怒る こと か ?
(かぐや )伝統 ある 秀 知 院 の 生徒 と して の
自覚 が 足り ませ ん
人前 で あんなふうに 物 を ねだる なんて
あさましい !
野 卑 滑稽 です !
は !
ひどい 言いよう だ な
会長 今日 は 手弁当 です か ?
ああ 田舎 の じい様 が 野菜 を 大量に 送って きて くれて な
これ でも 料理 に は 自信 が ある んだ ぞ
( じい 様 ) 御 行 たん と 食えっちゃ 〜
(ナレーション )その 弁当 は かぐや に とって 人生 で 初めて 見る 光景 であった
かぐや の 昼食 は 専属 料理人 に より 休み 時間 に 出来たて が 届けられる
栄養 バランス は もちろん
旬 の 食材 を 基軸 とした 調和 の 取れた 弁当
それ が かぐや の 知る 弁当 である
煮物 赤 ウインナー だし 巻き 卵 ハンバーグ 梅干し そして
ふり かけ
食べ たい 物 を とにかく 詰め込んだ
まるで 子供 の 宝物 入れ の ような 自由 さ が
かぐや の 心 を 激しく 打った
(かぐや )タコ さん ウインナー 実在 して いた なんて
食べて み たい でも …
(ナレーション )それ は かぐや の プライド が 許さ ない !
( 藤原 ) お 昼 おっ昼 〜
わ 〜 今日 は お 弁当 です か ? おいし そう
そう だ ろ ?全部 俺 の 手作り だ
いい な 〜 ひと 口 分けて ください よ
(白銀 )ん ?別に かまわん ぞ
(かぐや )え ?
(藤原 )ホント です か ?
(白銀 )で は この ハンバーグ を やろう
(藤原 )やった 〜 !
(かぐや )ちょ …藤原 さん ?
(藤原 )あ 〜 む
(藤原 )は 〜 これ うまい やつ
ハンバーグ って 熱々 の 肉汁 が 出 まくる の も おいしい です けど
常温 だ と おいしさ が ギューッ と
全部 閉じ込めちゃった !って 感じ が して
また いい です ね
(白銀 )フッ よし これ も 食え
( 藤原 ) わ 〜 い !
はむ
(かぐや )藤原 さん
友達 だ と 思っていた のです けれど ね
あなた が 明日 死ぬ と しても 私 は もう 助けて あげません
(白銀 )う !
なんだ ?四宮 の あの 軽蔑 しきった 目 は
そんなに …
(白銀 )そんなに 俺 の 弁当 は 惨め か ?
バカ に しやがって !目 に 物 見せて くれる
(藤原 )あ !熱々 の お みそ汁 だ
(白銀 )弁当 の 米 は 冷えて 固く なって いかん が
みそ汁 と 一緒に いただく と
その 瞬間 最高 の 1 品 に 化ける
試して みろ
(かぐや )は !(藤原 )はい
(かぐや )ちょっと …なんで 食べ かけ の 所 から 行く の ?
それ じゃ 間接 キ …
うわ 〜 そっち も ?
うわ !お 米 が …
お 米 が お口 の 中 で ほろほろ ほどけて いきます
そう 昔 から 茶漬け に は 冷や 飯 と 相場 が 決まっている ように
温かい 汁物 と 弁当 は 相性 が 抜群に いい
(藤原 )おいしい です 会長 は 天才 です
ハッハハ やめ い やめ い
(白銀 )どう だ 四宮 ?
お前 は 冷や 飯 の うまさ など 知ら んであろう
(藤原 )実体 験 に 基づいた 発見 と ひらめき じゃ ないで すか !
(藤原 )かぐや さん
(藤原 )もう ニュートン 並み って いう か それ 以上 って いう か
(藤原 )かぐや さん 一緒に 帰り ましょう
一緒に お 泊まり なんて うれしい
わ 〜 ん 痛くない けど 泣けちゃ います
(かぐや )さようなら 藤原 さん 絶交 よ
(白銀 )な …さらに 軽蔑 度 が 上がって いる
一体 なぜ だ ?
(かぐや )そうです か そっち が そう 来る なら こっち に も 考え が あり ます
明日 を 楽しみに して いなさい
( 藤原 ) あ 〜
今日 は これ また 気合い の 入った …
(かぐや )ウフ どうも 料理 人 の 興 が 乗って しまった ようで
( 白銀 ) へ 〜 普通に うま そうだ な
(かぐや )そう でしょう
ならば お 願い する こと です ね ひと 口 分けて ください と
そう すれば 私 も 寛大な 心 で
(白銀 )ハッ ハッ ハッ くれ ハッ ハッ ハッ くれ
もう …で は 会長 の お弁当 と 交換 で
(かぐや )と 受けて あげ ましょう
さあ いつでも 来なさい
(白銀 )俺 ら も 食う か
(藤原 )そう です ね
わ 〜 今日 も タコ さん ウインナー ある ん です ね
(白銀 )おお 定番 だ から な
(藤原 )いい です よ ね
かわいくて おいしい なんて 最強です よ
(白銀 )フ …最強 は 言い過ぎ じゃ ない か ?
( 藤原 ) え 〜 いい じゃ ないで す か 私 の 中 で は そう な ん です
(白銀 )ハハ 分かった 分か …
(かぐや )会長
確か かき 好物 でした よ ね ?
(白銀 )う お 〜 !
昨日 から 引き続き なんだ この 不穏な オーラ は ?
なぜ 意味 も なく 高級 食材 を 俺 に 差し出す ?
絶対 に 何 か たくらんで いる はずだ で なければ …
(かぐや )あら まあ
お かわいい お弁当 です こと
哀れな 会長 に 施し を 与えて あげます わ
(白銀 )俺 は 哀れま れて いる ?
く …屈辱
受け取ら ん 俺 は 断じて 受け取ら ん
そんな 高級な 物 を 譲られて も 返せる 物 が ない !
(かぐや )タコ さん ウインナー で いい のに !
(藤原 )かぐや さん 痛く ない ?
頭 大丈夫 ?
(かぐや )ああ もう 悪口 に 聞こえて しかたない !
(かぐや )という より 何 です か それ ?
( 藤原 ) あ 〜 これ です か ?
会長 が 私 の 分 も 作って くれた んです よ
(白銀 )1人 分 も 2人 分 も 変わらん から な
(藤原 )あ 〜 む
おいしい です
そう か よかった
(藤原 )お 弁当 って 彩り も 大事 です よ ね
(かぐや )人 の 姿 を した 家畜 プライド が なく
他人 に 依存 する こと ばかり に たけた 寄生 虫
胸 ばかり に 栄養 が 行って いる 脳 カラ
なんて おぞましい 生き物
私 は あなた を 絶対 に 許し は しない
(白銀 )四宮 が 暗殺者 の ような 目 を
(白銀 )しまった !今日 は 部活 連 の 会合 の 日 で はない か
急いで 食べ ない と !
(かぐや )ああ !
私 の タコ さん ウインナー
(白銀 )それ じゃあ 行ってくる !
(かぐや )私 何 して る んだろう ?
バカ みたい
(足音 )
(藤原 )かぐや さん
あ 〜 ん
おいしい でしょ ?
一緒に 食べよ
(かぐや )うん
藤原 さん
ごめんなさい
私 は あなた の こと を 誤解 して ました
あなた は ちゃんと “人 ”よ
今 まで は 何 だ と 思って たんです か ?
(かぐや )自信 持って
(ナレーション )本日 の 勝敗
(藤原 )そこ に 自信 が なかった こと は 一度 も ないです 〜 !
(ナレーション )かぐや の 勝利
(かぐや )まったく
会長 に も 困った もの ね
あそこ まで お膳立て して あげて も
告白 して こない なんて
(早坂 はやさか )かぐや 様
例えば な のです が かぐや 様 が
真実 の 恋 に 落ちた とき も
今 の ように
告白 さ れる の を 待ちます か ?
それとも 自分 から 行きます か ?
(ナレーション )恋愛 頭脳 戦
それ は お互い の 尊厳 を 懸けた
魂 の 決闘 である
(かぐや )そんな とき が 来た なら
誰 か に 取られる リスク を 鑑みて
合理 的 結論 は 1 つ です
自分 から 行く に 決まって …
決まって …
(ナレーション )断じて …
決まってます に 決まって …
(ナレーション )断じて 告白 が
恥ずかしくて でき ない とか
フラ れたら どう しよう など
しょう も ない 理由 で 行わ れて いる わけで は ない こと を
ご 理解 いただき たい
(かぐや )どう だって いい でしょう !そんな こと