Gosick Episode 8
( デリク の すすり泣き )
( デリク ) どう し て だ どう し て だ よ
俺 たち は 散歩 を し て た だけ だ !
なのに …
( アンブローズ ) 村人 は 普段 森 に は 近づか ない の です
セルジウス 様 は それ で 狼 ( おおかみ ) と 間違え …
( セルジウス ) 私 が 撃った の は 狼 だ
断じて この 男 で は ない
( ヴィクトリカ ) ん ?
( デリク ) ふざける な ( 一弥 ( かず や ) ) デリク さん !
( デリク ) ラウール を 返せ ! ラウール を ラウール を !
( ヴィクトリカ ) ふむ
♪ ~
~ ♪
( 一弥 ) 村長 さん 言い張って た ね 自分 は やって ない って
( ヴィクトリカ ) 君 は どう 思って る の か ね
あっ えっ ?
絶対 に 違う と 言う の なら 証し を 立て ね ば なり ませ ん
たとえ それ が ―
この 村 の 正義 を 決める セルジウス 様 で あって も
ブライアン ・ ロスコー
( 一弥 ) えっ それ って 確か 村 に 電気 を 引 い た って いう …
はい 僕 が 子供 の 頃 ほん の 僅か に 滞在 し た だけ で し た が ―
村 の 外 の こと を いろいろ 教え て くれ た ん です
僕 は この 村 を 愛し て い ます が ―
彼 の おかげ で 外 の 世界 へ の 興味 が 湧 い て
でも …
( ヴィクトリカ ) それ と 同時に ―
この 村 に 渦巻く 混沌 ( カオス ) を も 感じる よう に なった
( アンブローズ ) あっ
その 原因 と なる 欠 片 ( かけら ) たち を 私 は 握って いる
言語 化 し て やって も いい ぞ
えっ ?
それ が 君 の 言う 証し と なる だ ろ う
( ヴィクトリカ ) 聖堂 が 無人 に なる の は この 時間
先祖 の 霊 が 通り抜ける と さ れる 今 だけ
犯人 は この 時間 を 使って 盗み に 来る に 違いない
( アンブローズ ) しかし この 村 に 盗ま れる よう な 価値 の ある もの など
人間 と は 飽 く こと の ない 欲望 で 新しい 刺激 を 求める 一方 ―
古き 稀 少 価値 を 尊ぶ 奇妙 な 生き物 で も ある
って こと は 犯人 って …
う っ あ あっ
来 た よう だ
( ドア の 開閉 音 )
あっ
あの 人 は …
そう だ 犯人 は …
( 扉 が 開く 音 ) ( デリク ) はっ
( グレ ヴィール ) 犯人 は 君 だ ! デリク ・ バンクス !
な … なんで ブロワ 警部 が ! ?
( デリク ) え いっ この つぼ は 俺 の もの だ !
価値 の 分から ない ヤツ ら なんか に は 絶対 に 渡さ ない !
ぐ っ わ あっ
( 一弥 ) あっ
( デリク ) う っ う う っ …
( ヴィクトリカ ) 彼ら は 盗っ人 だった
聖 水 に つぼ を 投げ入れ た と いう の も ―
ふざけ た フリ を し て 真贋 ( しん がん ) を 確かめ て い た の だ
メッキ の 偽物 なら 水 に 浮く
( アンブローズ ) で は 仲間割れ から の 殺人 ?
そう いう こと に なる
で … でも 事件 の 直前 ―
アラン さん は 広場 で ハシバミ の 実 を 投げ られ て …
それ は デリク の 変装 だった の だ
ハー マイ ニア と 争った あの 後 ―
デリク は アラン を 殴る など し て こ ん 倒さ せ 張り ぼ て と 入れ替え た
証拠 が どこ に ある !
( ヴィクトリカ ) ここ に ある
あ あっ
( ヴィクトリカ ) これ は 先ほど 君 が 拘束 さ れ た 際 に ―
床 に 落ち た もの だ
そして これ は ラウール が 倒れ た 森 に も 落ち て い た
あっ う っ …
あらかじめ 君 は ―
森 で ラウール を 撃ち 殺し た
祭り の 太鼓 それ に 空 砲 の 音 に 紛れ て ね
そして 狼 の 声 を 利用 し ―
殺人 の 罪 を セルジウス に なすりつける こと に し た
狼 が ほえ れ ば ここ の 村人 は 発砲 する
この 村 に 来 て すぐ あなた から 受け た 洗礼 を 思い出し た の だ
( セルジウス ) うむ …
ラウール を 殺し た の は あなた で は ない
これ が あなた の 証し だ
フン コル デリア の 娘 に 救わ れる と は な
( セルジウス ) 連れ て いけ ( 村人 ) はっ
( グレ ヴィール ) 待ち たまえ 犯人 を どこ へ ! ?
( セルジウス ) この 男 は この 地 で 裁く
( グレ ヴィール ) な っ ! この 村 は ソヴュール 王国 の 国土
ソヴュール の 法律 と 警察 に 従って もらわ ね ば 困り ます
( セルジウス ) ここ が ソヴュール だ と ?
クッ フハハハ …
ここ は 村 で は ない ここ は 国 だ
ここ は セイ ルーン 王国 な の だ よ
ん っ セイ ルーン …
( セルジウス ) 私 は 村長 で は なく 国王 な の だ
国王 の 言葉 は 絶対
分かる か ね 君 に
( グレ ヴィール ) う っ
( グレ ヴィール ) 何 な の だ 彼ら は まったく !
( 一弥 ) それ を 言う なら あなた だって 相当 に です よ
どう し て この 村 に いる ん です か ? ブロワ 警部
( グレ ヴィール ) ん …
( ヴィクトリカ ) 久 城 ( くじょう ) 君 は 考え なかった の か ね
( 一弥 ) えっ ? ( ヴィクトリカ ) なぜ 罪人 ( つみ び と ) を ―
自ら の 手柄 に なる に も かかわら ず ―
グレ ヴィール が 見逃し た の か
( 一弥 ) 罪人 って ?
( 一弥 ) 罪人 って ?
( ドア が 開く 音 )
( ドア が 開く 音 )
( ドア が 開く 音 )
( ミルドレッド ) う う ~ 飲みすぎ た ~
( ミルドレッド ) う う ~ 飲みすぎ た ~
何 だ もう いい の かい ? 警部 殿
( 一弥 ) えっ ?
( 一弥 ) えっ ?
彼女 が こそこそ 電話 を し て い た 相手 ―
彼女 が こそこそ 電話 を し て い た 相手 ―
それ が グレ ヴィール だった わけ だ
( 一弥 ) えっ ええ ? ( ミルドレッド ) いや あ ~
イカサマ ポーカー で コレ に 捕ま っち まっ て ね
それ を 見逃し て もらう 代わり に 仕事 を しろ って 言わ れ ち まって
( グレ ヴィール ) コレ と は 何 だ !
えっ ! ? その 仕事 って ?
私 を つけ回し 見張り そして グレ ヴィール に 告げる
私 を つけ回し 見張り そして グレ ヴィール に 告げる
( ミルドレッド ) フン
私 を つけ回し 見張り そして グレ ヴィール に 告げる
私 を つけ回し 見張り そして グレ ヴィール に 告げる
( グレ ヴィール ) あっ フン
( グレ ヴィール ) あっ フン
( グレ ヴィール ) あっ フン
それ が 彼女 の 仕事 だ
それ が 彼女 の 仕事 だ
そんな こと より も … ( 一弥 ) あっ
アンブローズ ―
今度 は こちら が 証し を 立てる 手伝い を し て もらう 番 だ
わ … 私 が ! ?
( ヴィクトリカ ) それ に 久 城 君 に も 大役 を やろ う
ぼ … 僕 に ! ?
( ヴィクトリカ ) そう だ 20 年 の 時 を 越え ―
コル デリア ・ ギャロ の 無実 に 証し を 立てる
( 太鼓 の 音 )
( ハー マイ ニア ) は あ … う っ う っ う っ …
( ハー マイ ニア ) あっ あ …
う わ っ う っ …
あっ あ あっ
( 仮面 の 男 ) 見つけ た ぞ 私 を 殺し た 娘 よ
シ … シオドア 様
イヤッ イヤッ
( 仮面 の 男 ) ハー マイ ニア
イヤ よ ! 帰って ! どう か あの世 に 帰って !
( 仮面 の 男 ) 認める の か ? ハー マイ ニア よ
認める 私 が … 私 が あなた を 殺し た !
( 仮面 の 男 ) やっぱり 君 の 推理 どおり だった よ ―
ヴィクトリカ ( ハー マイ ニア ) は っ …
( ハー マイ ニア ) は あっ はっ う う っ …
( 一弥 ) う っ わ っ
う う っ な … なぜ ! ?
確か に 口 に し た あの世 の 言葉 を
だからこそ 先祖 だ と ! シオドア 様 だ と !
あっ あの セリフ は …
( 仮面 の 男 ) 寿 限 無 ( じゅ げ む ) 寿 限 無 五 劫 ( ごこう ) の すり きれ ―
海 砂 利水 魚 ( かい じゃ りす いぎ ょ ) の …
えー っと 僕 の 故郷 の 伝統 的 な おまじない … な の か な
あっ ! ?
( セルジウス ) まさか お前 が
し … 信じ られ ませ ん !
ハー マイ ニア は ちょっと 変わって る けど ―
優しい 人 で … 犯人 だ なんて !
( ヴィクトリカ ) ハト が 飛 ん だ の だ よ
ハト ?
20 年 前 の 事件 が 起こった 書斎 で 彼女 と 私 は 会話 を 交わし た
その 時 窓 の 外 で 白い ハト が 飛び立った の だ
それ を 見 た 時 知恵 の 泉 が 私 に 語りかけ た
これ は のみ の 市 で の ドレスデン 皿 盗難 事件 と ―
同じ 構造 を 持つ 混沌 ( カオス ) だ と
ハト の 動き が 人々 の 視線 を 限定 する ため 使わ れ た よう に ―
20 年 前 の 事件 で は それ が 金貨 に よって 行わ れ た の だ
は あっ
( ヴィクトリカ ) 運命 の 日 あなた は 柱 時計 の 中 で ―
息 を 潜め シオドア を 待って い た
その 場所 は この 村 で は 使わ れ ぬ 金貨 の 隠し 場 所 だった
あなた は シオドア が 通り過ぎ た ところ で 飛び出し た
その 衝撃 で 金貨 が 鮮やか な 残像 と 共に ―
シオドア の 頭上 に 降り注ぐ
とっさに それ を 目 で 追い ―
視線 に よって シオ ドア の 動き は 限定 さ れ た
( ハー マイ ニア ) う う っ !
( 刺す 音 )
( シオドア の 叫び声 )
( シオドア の 叫び声 )
( ヴィクトリカ ) 短 剣 は 彼女 の 体重 の 分 だけ ―
( シオドア の 叫び声 )
( シオドア の 叫び声 )
根元 深く まで 突き刺さった
う う っ あ あっ !
( ヴィクトリカ ) ハー マイ ニア は シオドア を 殺し た 後 で ―
ドア に 鍵 を かけ 再び 柱 時計 の 中 に 隠れ た
誰 か が 死体 を 発見 し 犯人 の 代わり と なって くれる まで
( ドア が 開く 音 ) ( ハー マイ ニア ) はっ
( ヴィクトリカ ) そして ―
選ば れ て しまった 哀れ な 存在 こそ ―
私 の 母 コル デリア だった
あっ
( ハー マイ ニア ) ああ …
( ヴィクトリカ ) セルジウス
あなた は 犯行 時刻 に つい て 言って い た ね
一緒に い た 人 たち の ―
時間 に 関する 証言 は まちまち だった と
( セルジウス ) そう だ
( ヴィクトリカ ) それ は ―
いつも 鳴る 柱 時計 が その 夜 は 鳴ら なかった から で は ?
( セルジウス ) ん ? そう いえ ば …
どう し て 柱 時計 は 鳴ら なかった の ?
ハー マイ ニア が 隠れ て い た から だ よ
柱 時計 と いう 名 の シオ ドア の 金貨 の 隠し 場 所 に ね
ハ … ハー マイ ニア
( 一弥 ) で も 動機 は ?
( ハー マイ ニア ) 未来 … ( 一弥 ) えっ 未来 ?
夏至 祭 の 神 託 だ
( ハー マイ ニア ) そう
私 は 聞い て は いけ ない 未来 を 聞い て しまった の です
子供 らしい 好奇心 で
“ 今 から 20 年 後 ― ”
“ 26 歳 の 時 に お前 は 死ぬ だ ろ う ” と 告げ られ まし た
受け入れ られ なかった
私 は 生き たかった もっと 生き たかった
そんな 絶望 に 塗ら れ た 未来 を 覆す ため に は …
そ … そんな 理由 で お前 は シオドア 様 を
アンブローズ この 者 の 首 を 打ち 落とせ
( アンブローズ ) えっ ! ?
な っ ちょっと 待て いくら 何でも … う っ
ハー マイ ニア は 今年 で 26
シオドア 様 の 予言 どおり この 場 で 死ぬ の だ
う う っ
( セルジウス ) これ で やれ !
あっ あっ ああ …
( アンブローズ ) ハー マイ ニア は 僕 に は 優しい 人 だった
僕 は ハー マイ ニア が 好き だった
僕 は ハー マイ ニア が 好き だった
( ハー マイ ニア ) う う っ う う っ う わ っ
( ハー マイ ニア ) う う っ う う っ う わ っ
( ハー マイ ニア ) う う っ う う っ う わ っ
それ に セルジウス 様 の こと も この 村 の こと も
それ に セルジウス 様 の こと も この 村 の こと も
でも …
くっ
ハー マイ ニア 逃げ て !
( 一弥 ) あっ
( セルジウス ) 追え ! 罪人 は 厄 を 呼ぶ 逃がす な !
う う …
( ガラス が 割れる 音 ) ( 一同 ) あっ
( ヴィクトリカ ) あれ は ! ? ( 一同 ) あっ ?
( 村人 ) 水 を ! ( 村人 ) 燃え 移る ぞ !
( 村人 ) 早く 消化 しろ !
( アンブローズ ) 屋敷 が 火事 に ! ( 一弥 ) 見 て !
ハー マイ ニア が 火 を
ハー マイ ニア !
( 一弥 ) 待って アンブローズ さん
( 一同 の 荒い 息 )
( 一同 ) あ あっ !
ハー マイ ニア !
( ハー マイ ニア ) コル デリア の 娘 ( ヴィクトリカ ) ん っ
やはり お前 は 厄 を なし た
この 村 に … この 私 に !
う お っ
( 一同 ) う う っ …
( 一弥 ) あっ ( アンブローズ ) 橋 が !
外界 と この 村 を つなぐ 唯一 の 道 が !
ハハハハハ …
ハー マイ ニア …
( セルジウス ) 髪 が 乱れ て いる ぞ アンブローズ
( セルジウス ) 髪 が 乱れ て いる ぞ アンブローズ
( アンブローズ ) あっ
( セルジウス ) 髪 が 乱れ て いる ぞ アンブローズ
きちんと 結べ と いつも 言って おる のに
( アンブローズ ) セルジウス 様 それ どころ じゃ ない です
橋 が !
橋 など なく て も 困る まい ( アンブローズ ) えっ ?
わし ら が いる の は この セイ ルーン 王国 だ
外 に 出る 必要 など ない
う っ う う っ
( 一弥 ) 行 こ う ( ヴィクトリカ ) あっ
( 一弥 ) このまま じゃ 橋 が 燃え 落ち ちゃ う よ
( グレ ヴィール ) あっ ああ
くっ
( ハー マイ ニア ) コル デリア の 娘 … その 瞳 …
罪 の 色 …
罪 を 罪 を 罪 を 殺す !
( 一弥 ) う っ あっ
( ハー マイ ニア ) い や ー っ !
罪 を 殺し て この 村 ごと 殺し て ―
そして 私 は 生きる !
( 一弥 ) くっ ( ヴィクトリカ ) あっ 久 城 !
( グレ ヴィール ) お … おい !
( 一弥 ) 警部 !
ヴィクトリカ は 僕 が !
だから 早く …
( 一弥 ) ぐ あっ ( ヴィクトリカ ) 久 城 !
私 は 生きる 26 を 超え て 27 28 …
29 30 31 32 33 34 35 …
36 37 38 39 40 !
36 37 38 39 40 !
( 一弥 ) う う っ ( ヴィクトリカ ) 久 城 !
36 37 38 39 40 !
( ハー マイ ニア ) 41 42 43 44 …
( ハー マイ ニア ) 41 42 43 44 …
( ヴィクトリカ ) 久 城 !
( ヴィクトリカ ) もう よせ 久 城 !
私 の こと は いい !
私 の こと は …
( 一弥 ) よく ない ! ( ヴィクトリカ ) はっ
( 一弥 ) せっかく 君 と 仲直り でき た ん だ
また 絶交 なんか さ れ たら たまらない
あ … 君 この 状況 で どう で も いい こと を …
( 一弥 ) どう でも よく ない !
君 は 僕 の 友達 だ
どう でも よく なんて …
ん っ ない ん だ !
はっ
( 一弥 ) う お ー っ ! ( ヴィクトリカ ) 久 城 !
う っ
う お ー っ !
( もみ合う 声 )
( 一弥 ) う わ あっ
( ハー マイ ニア ) 50 … ( 一弥 ) あっ
51 … 52 … 53 !
くっ
久 城 ! あっ …
( ハー マイ ニア ) 54 … ( アンブローズ ) やめろ ー !
う っ う っ う っ …
あっ あ あっ
ハー マイ ニア !
キャー !
( 衝撃 音 ) ( アンブローズ ) ハー マイ ニア …
( アンブローズ ) う わ っ ( 一弥 ) マズ いっ !
急 ご う !
( せき込み )
( 一弥 ) ハァ ハァ ハァ …
( ヴィクトリカ ) あっ
あ あっ
( 一弥 ) ダメ だ よ ヴィクトリカ
そんなに 慌て たら 大事 な ペンダント が …
大切 な もの は ちゃんと つか ん で おか ない と …
( ヴィクトリカ ) 何 し てる 久 城 ! 上がって こい バカー !
ん …
ヴィクトリ … カ ?
君 手痛く ない の ? 手 真っ赤 だ よ
( ヴィクトリカ ) う う っ う っ う う …
うるさい ! しっかり しろ !
ここ で 諦め たら 永遠 に 絶交 だ ぞ 久 城 !
えっ ?
( ヴィクトリカ ) 一緒に 帰る ん だ
この 間 も 言った ぞ 一緒に …
久 城 …
2 人 が 離れる の は ここ じゃ ない だ ろ う !
あっ
う う っ う う …
( 一弥 ) そう だ
僕 たち が …
フッ
( 一弥 ) ここ じゃ ない
( 一弥 ) う っ …
( 一弥 ) ここ じゃ … ない ん だ
( ロスコー ) 見える か ?
お前 の 罪 が 燃え て 落ち た ぞ
( 馬 の いななき )
( 一弥 ) 火 は 消え た みたい だ ね
彼ら は 元どおり また ひっそり と 暮らし て いく の だ ろ う
でも いい の ?
アンブローズ さん
( アンブローズ ) あ …
僕 は ずっと あの 橋 を 渡り たかった ん です
ブライアン ・ ロスコー に よって 外 の 世界 の こと を 知った 時 から
しかし ふざけ た 村 だった な 確か セイ ルーン と か 抜かし て た が
( ヴィクトリカ ) 実際 の 歴史 に ―
その 多く は 古代 史 に 登場 する 神々 の ごとき 人々
( 一弥 ) えっ ?
その 昔 東 ヨーロッパ の 地 を 制覇 し た 森 の 民
彼ら は 小柄 で 力 も なかった が ―
並外れ た 知力 に よって 外敵 を くだ し て いった
しかし 15 世紀 を 境 に 突然 歴史 から 消え た
彼ら の 名 が セイ ルーン 人 だ
あ あっ
( グレ ヴィール ) フン
( ヴィクトリカ ) どちら に せよ はるか 昔 の こと だ
我々 は 今 を 生き て いる
あっ 今 を ?
フッ そう か
それ なら 生き て い け ます
僕 は … 今 を ―
生き て いく
( グレ ヴィール ) もう 二 度 と 出 られ ない かも しれ ない ぞ
こんな 騒ぎ を 起こ ��� た の だ から な
( ヴィクトリカ ) それ でも 私 は 満足 だ
私 は コル デリア の 無実 を 証明 し た
娘 は 母 の 名誉 を 守ら ね ば なら ない
( グレ ヴィール ) フン ( 一弥 ) あっ
( アンブローズ ) あ そう だ ( 一弥 ) ん ?
不思議 に 思って た ん です が ―
村長 の 神 託 ―
どう し て あなた 方 は 同じ 質問 を さ れ た ん です か ?
えっ ?
( 一弥 ) そう か それ じゃ あれ は ―
背 が 伸びる か どう か を 聞い て た ん じゃ なく て …
ん ?
( 一弥 ) 僕 と …
( ヴィクトリカ ) 何 だ ? ( 一弥 ) えっ
さっき から ジロジロ 見 て
( 汽笛 ) い … いや あ 別に
お っ 来 た ぞ
( 一同 ) あっ
ん … あっ
行 こ う ヴィクトリカ
そう だ な
ん っ ん …
( 一弥 ) おお っ
帰 ろ う
いつも の …
あの 場所 へ
♪ ~
~ ♪
( ヴィクトリカ ) ぐ じゃ っ
( 鼻 を すする 音 )
( ヴィクトリカ ) うーん どう に も 具合 が 悪い の だ
( 鼻 を かむ 音 )
( 一弥 ) あ あっ ヴィクトリカ
僕 の 服 で 鼻 かま ない で よ !