Gosick Episode 24
♪~
~ ♪
(ヴィクトリカ )は っ あ あっ
あっ ん っ …
(ヴィクトリカ )私 は 多く の 死 を この 目 に し て きた
それ ら に 心 が 動かさ れ る こと も なかった
死 を 恐れ て い なかった から
でも …
でも 今 は …
う っ …
(ロスコー )お 疲れ さま
頼む 助け て くれ
(ロスコー )ふん っ (ヴィクトリカ )何でも する
どんな 屈辱 でも 受ける 助けて くれ
ぶざま だ な
灰色 狼 ( は い いろ おおかみ ) が 誇り も 捨て 命乞い を する と は
灰色 狼 ( は い いろ おおかみ ) が 誇り も 捨て 命乞い を する と は
(ヴィクトリカ )私 は 生き たい !
(ヴィクトリカ )私 は 生き たい !
(ロスコー )ん っ
ママン に 守ら れ 久 城 ( くじょう ) に 出会って ―
私 は 知った 恐れ と いう もの を …
(ロスコー )は っ !
ぶざま で も いい 誇り より も 大切 な もの を 見つけた んだ
だから …
(コルデリア )私 は ヴィクトリカ を 守る
その ため だけ に 生き 続ける
(ロスコー )やめろ !
(ヴィクトリカ )あっ …(ロスコー )ん っ
(ヴィクトリカ )あ あっ !くっ …(ロスコー )コル デリア !
それ 以上 子 狼 に 執着 する な !
( ロスコー ) ん ん … んっ! ( ヴィクトリカ ) う わっ
(ヴィクトリカ )ん っ …ハァ ハァ …
(ロスコー )なぜ だ コル デリア
俺 は お前 を 守る
(ヴィクトリカ )あ …
(ロスコー )お前 を 守る ため に 生き 続ける
はっコル デリ アー !
ならば お前 は …お前 は 俺 を 愛す べき な ん だ
あっ!
それ は ダメ だ !
(ヴィクトリカ )ん っ (ロスコー )ぐ っ …
う わ っ あっ !
(ヴィクトリカ )ブライアン ?
( 汽笛 )
(男性 )何 だ ?あれ (女性 )ちょっと …
(女性 )血 だらけ じゃ ない
(船員 )待て !どう し た ?その 傷 は
チケット なら ある 通せ (船員 )おい !
チケット は ある と 言っている だろう !
(ロスコー )うっ …(ヴィクトリカ )ブライアン
(船員 )ん …なら あちら に 並べ
チケット と 身分 証明 と を 確認 し 手続き を とる
(ヴィクトリカ )行 こ う ブライアン
(ロスコー )ぐ っ …
(ロスコー )なぜ 助け た ?
(ヴィクトリカ )私 は これ 以上 失い たく ない の だ 何 も
あっ
(ヴィクトリカ )グレ ヴィール (ロスコー )逃げろ !
俺 は もう 走れない お前 だけ でも
(ヴィクトリカ )それ は でき ない
君 は 一 度 私 を 助けて くれた
ならば その 借り は 返す
今度 は 私 が 君 を 守る !
(グレ ヴィール )そこ の 死 に かけ の 君
(ヴィクトリカ )あっ …
ちん ちくりん の 灰色 狼 を 見なかった か ?
(ロスコー )あ …
あ ~視界 も 定まら ない 様子 だ
あの チビ っこい 子 狼 を 見つける こと は できない だろう
ん っ
しかし もし …
もしも 見かけ たら こう 伝え て くれ
“逃げる と 決め た の なら どこまでも 逃げ延びて みせろ ”
“ その モンス トル ・ シャルマン の 頭脳 を 使って ” と
(ヴィクトリカ )ありがとう …
(グレ ヴィール )これ で 借り は なくなった ぞ
(部下 )ブロワ 様 大変 です (グレ ヴィール )どう し た ?
( 部下 ) 連絡 が 入り まし て ソヴレム で 侯爵 様 が …
(グレ ヴィール )ん っ
(ルパート )ブロワ が ?
(倒れる 音 )(男性 )あっ …
(ルパート )ああ …(男性 )陛下 !
(ルパート )し ない で …くれ …
(男性 )え ?
(ルパート )あ あっ 1 人 に …し ない で くれ !
( 男性 ) こっち も 炎 が 燃え広がってる ぞ
( 男性 ) こっち も だ ( 男性 ) 逃げろ !
(ロスコー )炎 が はぜている
燃え て いる の は ソヴュール
俺 たち が 出会った …
いや セイ ルーン だ
俺 たち が 生まれ た …
俺 たち が 捨て た
俺 たち を 縛り 続け た ―
嘆き の 王国 だ
(コルデリア )ヴィクトリカ 私 の 魂
お前 が 消える こと さえ なけれ ば ―
私 も 消える こと は ない
(ロスコー の うめき声 )
痛む か ?待って いろ 薬 を …
(男性 )オカルト 省 の ブロワ 侯爵 が 殺さ れた らしい ぞ
えっ …
(男性 )なんでも ―
モンス トル ・ シャルマン に 化け た 女 が …
(男性 )どうやら さ その 女 は …ん ?
(走る 足音 )
(ヴィクトリカ )その 女 は ?(男性 )は ?
(ヴィクトリカ )教え て くれ ママン …いや 女 は どう なった ?
(男性 )いや それ 以上 は 知らん よ
( 汽笛 )
(ロスコー の うめき声 )
(ロスコー )う うっ !
( 一弥 ( かず や ) ) ん ?
あっ
なんて きれい な ん だ
まるで ヴィクトリカ の 髪 みたい な 金色 の …
ん ?
あ … あ …
(女性 )イヤ だ 怖い わ
(男性 )ああ なんでも 金色 の 髪 を し た 美しい 少女 だ と
危険 な 逃亡 犯 らしい
(ロスコー の うめき声 )
(ロスコー の うめき声 )
(ヴィクトリカ )手配 書 が 回っている ようだ
閉じ られ た 船 の 中 で は いずれ …
コル デリア の まなざし を 持つ 子 狼 よ
(ヴィクトリカ )え ?(ロスコー )聞い て くれ
俺 たち に は 灰色 狼 で は ない 血 が 流れ て いる
その ため に 村人 たち から 迫害 を 受け ―
村 を 追わ れ た
母親 は 最後 まで 俺 たち を かばって は くれ なかった
俺 たち は 全て を 憎んだ
セイ ルーン を …この 世界 を
しかし コル デリア は ―
泥 に まみれ た まま まっすぐ に 前 を 向いて い た
そう ちょうど 今 の お前 の ように
(ヴィクトリカ )あ …
(ロスコー )コル デリア は 無理やり はらま さ れ た 子供 を ―
必死 に 守ろう と し た
その ため だけ に 生き て い た
それ は 俺 たち が 求め 続け た 母 の 姿 だった
俺 は お前 を 殺し たかった
そう すれ ば コル デリア に は 俺 たち しか い ない
俺 たち の ため だけ に 生き て くれる と …
そう …う う っ
もう いい これ 以上 は …
(ロスコー )お前 は 生きろ !(ヴィクトリカ )あっ …
それ が コル デリア の 願い だ
は …
ブライアン …
あっ …は あっ
あっ …は あっ
( 汽笛 )
( 汽笛 )
(女性 )まさか 船 で 葬式 に 遭う なんて
( 男性 ) あの 娘 さん も かわいそう に
(船員 )年 は 15
しかし 10 に も 見える 美しい 金髪 の 少女 って …
(船員 )失礼
(船員 )銀 髪 …
あっ
ああ …
あっ
私 …か ?
屁 ( へ ) こき いもり に ―
この ソフト クリーム の ような 物体 は …
まさか グレ ヴィール ?
フッ
久 城 …
フフ フッ
芸術 的 センス の 欠 片 ( かけら ) もない な
(船員 )あと 少し で 出発 だ 急げ よ !
(ロジェ )失礼
あっ !君 は …
私 を 捕まえ に 来た の か ?
ん っ
あ ?
( 汽笛 )
(一弥 )“僕 は 父上 や 兄さん たち の 考え に 長らく 反発 し て い た ”
“でも こう し て 歴史 の 大きな 流れ に 引きずられ て みて ―”
“何 の ため に 戦って いる か って 考え たら …”
( 上官 ) いけ ーっ! ( 一弥 ) んっ
(一弥 )う お ー っ !
(一弥 )“僕 は 欺まん かも しれ ない けど ―”
“大切 な 人たち を 守る ために 戦って いる んだ って ―”
“そう 思った ん だ ”
“そう 考え られる ように なった の は ―”
“ヴィクトリカ 君 の おかげ だ ”
“君 に 会う ため に 生き て 帰り たい ”
“そして 伝える べき な のに ―”
“これ まで 伝える こと が でき なかった ― ”
“大切 な こと を 言い たい ”
“だから 生き て 帰り たい ん だ ”
“ここ で 死に たく ない ん だ ”
(ヴィクトリカ )どう か 久城 君 だけ は 死な ない で くれたまえ よ
私 は ママン の 魂
そして 君 は …
私 の 心臓
(一弥 )う …うっ
(ヴィクトリカ )心臓 で ある 君 が 死ね ば ―
私 も 死んで しまう の だ から …
(一弥 )ぐっ !
(一弥 )ねえ ヴィクトリカ
いつか また 2 人 で 外 に 出かけよ う
そして また きらめく 光 を 見よ う
(ヴィクトリカ )久 城
君 は 今 も 私 の 隣 に いる
この 海 を 君 と 私 と 2 人 で 見て いる
(一弥 )重い な …
体 が …重い …
ここ は …どこ なんだろう ?
そう だ 僕 は ―
ヴィクトリカ に 会わ なく ちゃ …
でも … でも …
もう 足 が …
あ …あ あっ
(一弥 の 叫び声 )
ハァ ハァ ハァ …
ヴィクトリカ !ハァ ハァ …
う わ っ
(一弥 )ヴィクトリカ どこ に いる の ?
この 先 に 本当 に 君 は いる の ?
君 は …
僕 を 照らす …君 の 光
♪~
♪~
(司書 )ちょっと この 本 そこ に 入れ て くれ ない ?
(司書 )ちょっと この 本 そこ に 入れ て くれない ?
(アンブローズ )はい
(司書 )あんた も こんな 時期 な の に 休ま ず 働い て
(アンブローズ )いい ん です
今 は いろいろ な こと を 知る の が 楽しい
へ え ~
モンス トル ・ シャルマン ?
や だ や だ 見たく も ない よ
この 戦争 も オカルト 省 の せい だって いう じゃない か
(ジャクリーヌ )大丈夫 かしら 怒って ない かしら グレ ヴィール
(ルイジ )怒る どころ か ―
シニョレー の おかげ で 警察 に 戻る こと が できた んだ から
ドリル も 喜んでる だろう ?
(ジャクリーヌ )で も 私 は グレ ヴィール の こと を 誤解 し て …
ヴィクトリカ さん を 助けて くれた って いう のに …
(ルイジ )うっかり 逃がし た だけ じゃ ない ?
ルイジ !
フッ
グレ ヴィール は やっぱり 変わって い なかった の よ
あの 頃 の グレ ヴィール と
そう あんな ふう に 髪 を なびかせて …
夢 かしら …
あっ おい ジャクリーヌ
本物 だ ぞ 本物 !
えっ !?
や あ
あっフフフッ
あ あっ …
(アブリル )久 城 君 ヴィクトリカ さん
この 手紙 が あなた たち に 届く
そんな 奇跡 が 起こった なら …
(アブリル )え ?
え えっ ?や だ ちょっと …
も う ~ !
( ノック )
(ルパート )入れ
(ドア の 開閉 音 )
(ルパート )ん ?あっ !
ロジェ !
お前 なぜ ここ に ?
(ロジェ )陛下 に お 伝え せ ね ば なら ない こと が あり 参り まし た
(ルパート )何 !?今さら 私 の 前 に 現れる と いう か 灰色 狼 !
(ロジェ )あなた は ―
ココ 王妃 を 殺し て は い ない の です
(ルパート )な っ …あ …
あ … あ …
あなた の …陛下 の 命 を 受け ―
ココ 王妃 を 殺害 する ため に ―
私 は 動いた
あなた の ちょう 愛 を 受ける が ため に
しかし そこ で 私 は 見た の です
ココ 王妃 と の 愛 を 永遠 と する ため ―
その 手 に かける こと を 選んだ ―
あなた の ゆ がんだ 愛
(ルパート )あっ …
し …しかし 私 が 殺し て ない と いう の は …
(ロジェ )ココ 王妃 の 命 は メイド が 自ら の 命 と 引き換え に ―
守った の です
その 純粋 な 愛 …
その 純粋 な 愛 …
(ルパート )ええ い !う あー っ !
(ルパート )ええ い !う あー っ !
(ルパート )ええ い !う あー っ !
あなた と は 真 逆 の
(ロジェ )しかし どちら も 愛 に 変わり は ありませ ん
(ルパート )あっ
どこ に も 行く な
セイ ルーン の 復興 でも 何でも ―
好き に しろ
その 代わり ―
お前 は 王宮 に 戻り 私 の 隣 で 働き 続けろ
(ロジェ )あ …
これ から は 科学 アカデミー の 時代
(ロジェ )失礼 ながら それ は 違い ます 陛下
(ルパート )ん ?
これ から は …
( アンブローズ ) “ 世界 は 変わって いく ”
え ?
(アンブローズ )戦争 は 終わり を 告げた
(アンブローズ )戦争 は 終わり を 告げた
~ ♪
~ ♪
( 汽笛 )
(女性 )イチロウ イチロウ (男性 )おお い た ぞ
(兵士 の 泣き声 )(女性 )よかった …
(兵士 )おお よし よし フフフ …
(女性 の 泣き声 )
( 瑠璃 ( るり ) ) きっと 今日 こそ 帰って くるって
元気 を 出し なさい よ
私 ちょっと あっ ち 見 て くる わ ね
待って い て
( 足音 )
退屈 し て た ?
君 に 面白い 話 を 持ってきた よ
ヴィクトリカ …
遅い ぞ …春 来たる 死 神
怒ら ない で よ これ でも すっごく 急い だ ん だ
手紙 を 受け取って くれた ん だね
ああ
律儀 に 住所 が 書いてあった から な
知恵 の 泉 を 使い ここ まで たどり着い て やった
(一弥 )ヴィクトリカ …
(ヴィクトリカ )おかげ で さほど 退屈 は せ ず に 済んだ
褒め て やろ う 君
うん
フフ フッ
あっ 一弥 さん !
何て 言って る の ?
女学校 で 習った 英語 と フランス 語 じゃ ―
さっぱり 通じ なく て
悪態 つい てる の だけ は 分かった けど
あと 甘い もの が 好き な の も
( 男性 ) おい あれ
(女性 )すごい きれい な 異人 さん
(一弥 )その 髪 きれい だ ね 雪 みたい だ
(ヴィクトリカ )大変 苦労 し た
(一弥 )うん 僕 も
(一弥 )で も 不安 は なかった
(ヴィクトリカ )ああ 不安 は なかった
( 一弥 ) いつも ヴィクトリカ が …
(ヴィクトリカ )久城 が 隣 に い た から
いつも
( ヴィクトリカ ・ 一弥 ) 世界 が どう 変わ ろ う と も ―
これ きり 離れる もの か