Gosick Episode 2
( 雷鳴 )
( 一弥 ( かず や ) ) 殺さ れ た 占い 師 ロクサーヌ 宛 の 招待 状
“箱庭 の 夕べ ”
思わず 盛り上がって ここ まで 来 ちゃった けど ―
本当 に よかった の か な ?
案内 して くれた 人 も 出航 前 に どこ か へ 行っちゃった し …
( 一弥 ) ちょっちょっと ヴィクトリカ
( ヴィクトリカ ) 何 だ ね 久 城 ( くじょう )
1 人 だけ ズルい よ 僕 だって おなか すいてる のに
(ヴィクトリカ )我々 は …(一弥 )ん ?
(ヴィクトリカ )ロクサーヌ 宛 の 招待状 で やってきた の だ から ね
ディナー も 1 人 分 しか ない
は ぁ …もう いい よ
何 か 別 の もの を 食べる から
君 お 菓子 か 何 か ―
持って き て ない ?(ヴィクトリカ )むっ …
( 一弥 ) あっ…
私 の 頭脳 が 導き 出し た ―
必要 な 道具 たち
その 中 に あった の だ よ
非常食 セット も ね
あっ
それ ら は 全て 学園 に 置かれた まま だ
君 の へ理屈 の 犠牲 に なって な
自業自得 だ よ 君
う っ …
へ理屈 って …君 に 言わ れ て も !
む ぐ っ !う っ むっ …
へ理屈 こき に パン なら やろ う
(一弥 )ん ん っ …む ぐ む ぐ
あっ
おいしい
♪~
~ ♪
( 足音 )
(ヴィクトリカ の 寝息 )
( 泰博 ( やす ひろ ) ) 一弥 !
(泰博 )一弥 !立ち上がれ 一弥 !
(一弥 )う うっ …うっ
(泰博 )日本 男児 たる も の 身 に つける べき は ―
弱い 者 を 守る ため の 力
う うっ
(泰博 )帝国 軍人 の 三男 だ ろう !
起き上がる ん だ 一弥 !
( 泰博 ) 一弥 ! ( 一弥 ) う う … うっ!
(ヴィクトリカ )おい 君
仕切り 屋 で へ理屈 こき の 留学 生 の 人
(ヴィクトリカ )起き た まえ
(一弥 )う うっ …言わ れ なく たって ―
起きる よ !
あっ あれ ?
ここ は どこ ?
(ヴィクトリカ )食事 に 一服 盛られ て い た ようだ
目覚め たら この ラウンジ に 全員 移さ れ て い た
(一弥 )えっ ?(モーリス )うっ …
(一弥 )あっ (モーリス )う う …
( 男性 ) ここ は … ここ は どこ だ ?
(ジュリィ )あっ 開か ない !(一同 )ん ?
(ジュリィ の 力み 声 )
もう !何 なの よ !
( 一弥 ) あっ… うっ
だっ !つう …
何 だ よ
(ヴィクトリカ )久城 おかしな こと が ある
何 ?
(ヴィクトリカ )先ほど まで 食堂 に は 9 人 の 人間 が い た
私 たち を 入れ て 11 人 だ
しかし 今 12 人 いる
えっ ?
1 人 増え て いる の だ よ
(一弥 )ホント だ 12 人 いる
(ヴィクトリカ )つまり 食堂 に い なかった 人間 が ―
この 中 に 紛れ込んでいる
眠った 私 たち を ここ に 移動 させた の は そいつ なの だよ
(一弥 )どう して そんな こと を ?
(男性 )箱庭 が …(一弥 )ん ?
( 男性 ) その よう だ な なら 野 兎 ( の うさぎ ) は ―
あの 子供 たち か
( 一弥 ) うーん
あっ …ん ?
あれ は …
QueenBerry号 か
見覚え が ある 気 が する ん だ よ なあ
(モーリス )それ に 触る な !(一弥 )わっ !
な っ …
( どよめき )
( 一弥 ) ああ …
(ジュリィ )あっ …(男性 )やっぱり この 船 は …
(男性 )ああ 間違い ない
(ヴィクトリカ )大丈夫 か ?久城
(一弥 )思い出し た (ヴィクトリカ )え ?
図書館 で 読んだ んだ 怪談 …
( 雷鳴 )
(一弥 )10 年 前 に 沈んだ 船 NQueen Berry 号
死者 の 魂 は 浮かばれ ず ―
嵐 の 夜 に なる と 現れ 生 者 を 誘い込み ―
いけにえ と し て 沈める …
ワッハッハッハッ …
な …何 だ よ その 反応 は !
冗談 を 言って いる と 思って 笑って やった の だ が
あの ねえ 僕 は 真面目 に …
あっ
う っ 停電 ?
う っ 停電 ?
(男性 )どう した ?おい 明かり を !
(男性 )どう した ?おい 明かり を !
(男性 )どう した ?おい 明かり を !
ヴィ …ヴィクトリカ ?
(男性 )早く !おい !
(男性 )早く !おい !
ヴィクトリカ どこ ?
ヴィクトリカ どこ ?
ヴィクトリカ どこ ?
(男性 )明かり を つけろ
は …う う っ
ヴィクトリ カー !
(ヴィクトリカ )君 何 を し て いる の か ね
( 一弥 ) え ?
ああ …あっ いや その
(ジュリィ )キャーッ !(一弥 )ん ?
(ジュリィ )あっ …(モーリス )おお これ は
(ネッド )こ …こんな 文字 さっき まで なかった はず だ ぞ
“あれ から 10 年 …”
“早い もの だ ”
“今度 は 貴様 たち の 番 だ ”
“箱 は 用意 さ れ た ”
“ さあ ”
“野 兎 よ ”
“ 走れ ! ”
(男性 )う うっ うわ あっ !
( 男性 ) “ 箱庭 の 夕べ … ”
(男性 )“野兎 ”(一弥 )えっ ?
(男性 )野 兎 走り を 楽しめる ん じゃなかった んだ
私 たち こそ が 野 兎 だった ん だ !
うっう うっ! あっ!
殺さ れる !あの 子供 たち に !
無駄 よ !その ドア に は 鍵 が …
(男性 )う っ う …
な っ …
(ジュリィ )キャーッ !
( 男性 ) あっあの ドア は もう 安全 だ !
に …逃げる ん だ ワナ は 解除 さ れた !
(男性 )よし 行こう !
(男性 )急げ 船 に 殺さ れる ぞ !
(ネッド )君たち !君たち も 急が ない と
( 一弥 ) あっはい !
う っ …
う うっ
だ …大丈夫 だよ ヴィクトリカ
僕 の 後ろ を …
ヴィクトリカ ?
(一弥 )死んでる 人 を 前 に しても 何とも 思ってない みたいな …
あっ ま …待って !
(走る 足音 )
(ネッド たち )あっ
(ネッド )救命 ボート を 使う の か ?
(一弥 )こんな 荒れた 海 に ボート なんて !
危ない って ば !
(ネッド )おい おっさん !
は …放せ !この 船 に 残れ ば 野 兎 に なる !
(男性 )もう 下ろす ぞ !
お …おい !待って くれ !
私 を 置いて いかないで くれ ー !
( ジュリィ ) はっ… ( 一弥 ) うっなんて ムチャ な !
あ あっ !
( 男性 たち ) う わ あっ! あっあっ… う おっ!
おお …
( 男性 ) う わ あっ!
(一弥 )う うっ !
(モーリス )ああ …(ネッド )バカ …
バカ 野郎 ー !
だから 警告 し て あげ た のに
(ヴィクトリカ )終わった な
えっ ?
(一弥 )こんなに 多く の 人 が 死んで も ―
ヴィクトリカ は …
僕 は 思い出し て い た
植物 園 の ヴィクトリカ
人形 の よう な ヴィクトリカ
不思議 な 不思議 な …
ヴィクトリカ 君 は …
(フランス 人 の 少女 )ヒューイ !
(アレックス )ダメ だ
死 ん でる
(フランス 人 の 少女 )う うっ
(リィ )あ あっ あっ ああ …
あ あー っ !
(ジュリィ )キャーッ !
もう イヤ !
(モーリス )う おっ !(ネッド )こいつ は …
ちょっと 甲板 に 出てる 間 に
(ネッド )おい (一弥 )ん ?
死体 は どこ だ ?
消え てる !
(モーリス )幽霊 だ (一弥 )え ?
ああ あいつ ら が …野兎 が 戻ってきた んだ ー !
(モーリス )う わっ !(一弥 )あっ 大丈夫 です か
(一弥 )どうぞ
(モーリス )すまない 取り乱してしまった
は ぁ …
私 は モーリス だ
ソヴュール の 外務省 で 働い て いる
君 たち は ?
( ジュリィ ) ジュリィ ・ ガイル よ
職業 は …なし
父 が 炭鉱 を 所有 し てる わ
( ネッド ) 俺 は ネッド ・ バクスター
イギリス で 舞台 俳優 を し て いる
ちょうど 来月 の 公演 で は ―
殺人 者 の 役 だ
(ジュリィ )ま …まさか あんた が !
違う って !
( 一弥 ) あっあの …
日本 から 来ました 久城 一弥 です
えー と 彼女 は …
彼女 は ヴィクトリカ
ヴィクトリカ …
失礼 どこ か で お 会い し まし た かな ?
モーリス 君 は この 船 に 乗った 若者 たち に ―
全て を 説明 す べき で は ない の か ね
えっ そ …それ は どう いう …
(ヴィクトリカ )あの 模型 (モーリス )えっ ?
(ヴィクトリカ )私 の 友人 が ―
あの 模型 に 触れよう と した 時 ―
君 は 警告 し て い た が ―
なぜ その 仕掛け を 知って い た の だ
(モーリス )えっ あ …
そう だ 私 は この 船 を 知って いる
なぜ なら この 船 は ―
10 年 前 1914 年 に この 地中海 に 沈んだ ―
QueenBerry号 その もの だ から だ !
( 雷鳴 )
(モーリス )この 船 に は かつて ―
“野 兎 ”と 呼ば れる 子供 たち が 乗せ られた
髪 の 色 も 瞳 の 色 も そして 操る 言葉 も 違う ―
国籍 の 異なる 11 人 の 少年 少女 が …
大人 たち の ある 思惑 に よって 選ば れ た 彼ら は ―
この Queen Berry 号 で 一夜 を 過ごし た
夜 が 明けて 私 は 上司 から 命じられ ―
この 船 を 調査 し た
すると …
子供 たち は ?
(モーリス )死んで いた よ
殺し 合った ん だ 自分 たち で
(ネッド )くっ …
その “ある 思惑 ”って 何 な ん だ よ !
(ネッド )なんで 子供 たち が !(モーリス )う うっ
私 は 遺体 回収 を し た だけ だ !
詳しく は 知ら ん !
(ネッド )チッ !(モーリス )う わあっ !
でも どう して 殺し 合ったり なんて
それ も 分から ない
証拠 を 抱いた まま 浸水 は 進み ―
この 船 は 沈んだ
君 の 知る 怪談 は ここ から 来ている の だ よ 久城
えっ !?
幽霊 船 Queen Berry 号
死者 の 魂 が 難破 船 を 海上 に おし あげる
あ …
(モーリス )あれ から ちょうど 10 年
彼ら に 死 を もたらし た 大人 たち が ―
こう し て 集め られ 死んで いった
フッ フフフ …もう おしまい だ
我々 も 死ぬ の だ
ワッハッハッハッ …
(一弥 )えっ また その 笑い !?
な …何 だ !何 が おかしい !
(ヴィクトリカ )フン また 冗談 に 合わせて やった の だが
冗談 ?私 は な !
(ヴィクトリカ )君 思う か ね ?(モーリス )う っ
幽霊 に 招待状 が 書ける と でも
(モーリス )うっ …(一弥 )確か に
だ だ … だが この 船 は 確か に 海底 に 沈 ん だ の だ
(ヴィクトリカ )君 たち 鼻 を 使って みて は くれない か
(一同 )えっ ?
(におい を 嗅ぐ 音 )
あっこの におい …
塗り たて の …ペンキ の におい
(ヴィクトリカ )そして この ぶどう 酒
ラベル に よれば 1890 年
30 年 以上 も 前 に 醸造 さ れた ソヴュール 産 の ワイン だ
しかし 色合い は 鮮やか で 香り も まだ 若い
(一弥 )どう いう こと ?
この ワイン の 醸造 元 は だ ね
1914 年 の 夏 に 開戦 さ れ た 世界 大戦 の 戦火 で ―
焼け落ち て いる
もう この ワイン は 手 に 入ら ない
それ じゃあ ラベル は ?
(ヴィクトリカ )恐らく 貼り 替え た の だろう
なぜ わざわざ そんな こと を ?
(ヴィクトリカ )決まって る
この 船 を 完璧 な レプリカ に する ため だ
し …しかし あの 壁 の 血 文字 は ?
水浸し の この ラウンジ は ?
死体 は どこ に 消え た ん だ !
(ヴィクトリカ )ふむ
言葉 を 重ねる より ―
君 たち の 目 に 見える よう に 混沌 ( カオス ) を 再 構成 し て やろ う
船 の 甲板 から 戻って きた 時 ―
当然 の ように 今 い た 部屋 に 入った が ―
それ は なぜ だ ?
(ジュリィ )だって ドア が 開いていた から よ
他 の 部屋 は 閉まって い た から
(ヴィクトリカ )その とおり
(ヴィクトリカ )で は 久城 (一弥 )ん ?
(ヴィクトリカ )あの 扉 を 開けて みて くれた まえ
( 一弥 ) ん …
はっ!ああ…
(ジュリィ )どう し た の ?(一弥 )ねえ ―
ここ に も さっき の ラウンジ が ある ん だ けど
(ヴィクトリカ )我々 が 最初 に い た の は こちら の 部屋 だ
これ は 簡単 な トリック だった の だ よ
そして この 壁 の 文字 も
私 が 混沌 ( カオス ) を 再 構成 し た 結果 導き 出し た 答え
それ が これ だ
壁 …紙 ?
なんと …
( 口笛 )
(ヴィクトリカ )あらかじめ 書かれ て い た 文字 の 上 から ―
貼ら れ た 壁紙 を 一気に はがす に は ―
あれ くらい の 停電 の 時間 が あれば 十分 で は ない か ね
(ジュリィ )何 だ 分かって みれ ば 簡単 ね
すごい !やっぱり すごい よ ヴィクトリカ
(ヴィクトリカ )シッ (一弥 )ん ?
水音 …
はっ浸水だ!
(一弥 )え えっ ?(モーリス )無線 室 へ 行って ―
助け を 呼ぼう !
( 一弥 ) ああ … ん …
( モーリス ) 何 モタモタ し てる ! ( 一弥 ) あっ
船 と 一緒に 沈み たい の か !
この 船 が NQueen Berry 号 なら ―
無線 室 に 向かう に は 構造 上 一 度 下 まで 下り ね ば ならない !
(ジュリィ )もう !この 船 どう し て こんな 面倒 な 造り な の !
(一弥 )は っ エレベーター です !
(ネッド )やめろ !(一弥 )えっ ?
階段 を 探し ましょう !
(一同 )ハァ ハァ ハァ …
(一弥 )ん ?
(一弥 )ヴィクトリカ ほら (ヴィクトリカ )あっ …
それ は 何 だ ね ?
えっ だって いろいろ 危険 だ から
手 …
(ヴィクトリカ )むっ ん ん …
久 城 私 は だ ね !
君 に 仕切られ る と なぜ か とても 腹 が 立つ の だ よ !
( 一弥 ) し … 心配 し てる だけ じゃない か !
何 だ よ その 言い方 !この 負けず嫌い の 偏屈 人間 !
(ヴィクトリカ )何 を !
ん ?あっ …!
(一弥 )つう …あっ !?
(一弥 )こんな 所 に も ワナ が ある なんて
おい みんな !この 先 に 階段 を 見つけた ぞ !
(ジュリィ )優しい の ね 少年
( 一弥 ) え ?
さっき だって その 女の子 を かばって 一生懸命 に
ぼ …僕 は 別に …
フフッ 男の子 男の子
(一弥 )ん ?あっ …
(一弥 )手 つなぐ の 嫌がって た のに
行く ぞ 久 城
(一弥 )ああ うん
あっ …ああ …ああ …
終わり だ
もう 終わり だ
さあ
(ジュリィ )早く 行き ましょう !(モーリス )えっ ?
急げ ば まだ 間に合う はず よ !
早く !
ああ
(一弥 )あっ 乗って (ヴィクトリカ )えっ ?
早く 早く し て 急いでる ん だ よ
ん …う う っ
ヴィクトリカ く …首 絞まる から
(ヴィクトリカ )我慢 し た まえ
や だ よ 死ん じゃ うよ
(ヴィクトリカ )自ら 背負った …重荷 だ
(一弥 )重荷 ?
重荷 どころ か スーツ ケース を 持つ より 楽 チン だ
女の子 って こんなに 軽い の か …
あ …
(一弥 )ヴィクトリカ 君 も しか して 怖い ん じゃ …
何 だ ね
いや
(一弥 )そう だ よ
どんな に 頭 が よく たって どんな に 偏屈 だ からって ―
ヴィクトリカ は 女の子
小さな 小さな …
もともと 旅行 に 連れ出し た の は 僕 な ん だ
なのに …
(泰博 )日本 男児 たる も の 身 に つける べき は ―
弱い 者 を 守る ため の 力
う うっ
見 て !ここ から 船首 側 に 出 られる みたい
(モーリス )あ あっ ダメ だ !
このまま で は 野兎 に なって しまう ん だ !
しっかり しろ よ
そう なら ない ため に 無線 室 に 行く ん だろ
助け が 来なかったら どう する ん だ !
死ぬ ぐらい なら 殺し て やる !
(ジュリィ )キャッ
何 なの 急に !ちょっと 待ちなさい !
(モーリス )う うっ !う うっ !
お っさん !お前 いいかげん に しろ よ な !
(モーリス )ふ っ …
(ジュリィ )あ あっ (ネッド )な っ …おい
(モーリス )この 船 に は ―
たくさん の 武器 が 隠さ れ て いる ん だ よ
引き出し 花瓶 の 中 カーペット の 下 あちこち に な !
(ジュリィ )何 の ため に !?
(モーリス )殺し 合わ せる ため に だよ !
野 兎 同士 が 猟犬 に たきつけ られ ―
互い を 信じ られ なく なり ―
武器 を 見つけ 互い を 傷つけ 合った !
(ジュリィ )猟犬 ?
さあ 誰 が 野兎 だ ?
野 兎 は 死んだ んだ ろ ?
( モーリス ) うるさい ! ( 一弥 ) あっ
(モーリス )生き残った ヤツ ら も い た
そい つ ら は 今 なら ちょうど お前 ら ぐらい だ !
つう か もう 何 が 何だか 私 に は 分からん !
だから 全員 殺し て この 船 から 私 だけ 逃げる の だ !
( 一弥 ) うっ…
モーリス さん !ヴィクトリカ は 関係ない じゃない です か !
関係 ?そんな の 関係ない !
愚 かな …
(一弥 )さ …させ ない
そ …そんな こと は ―
絶対 に させ ない !
久 城 …君 何 を し て いる の か ね ?
(一弥 )僕 が 誘った ん だ
帝国 軍人 の 三男 と し て ―
ヴィクトリカ を 生き て 帰さ ない と いけ ない
僕 に は その 責任 が ある ん だ !
あっ…
(モーリス )フッフッ フフフ …そう か そう か
お前 が 野 兎 か
ならば 死ね ー !
う っ …くっ !
( 銃声 )
♪~
~ ♪
(一弥 )野 兎 に 猟犬 ?
ああ もう よく 分から ない !
(ヴィクトリカ )よく 分からない の は 久城 ―
君 も 同じ だ
なぜ 出会った ばかり の 私 に そこ まで …