Bokurano Episode 11
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~♪
( 笑い声 )
( ツバサ ) もう 大変 だった ん だ から
いきなり よ ただ で さえ 数学 苦手 な の に
( ナギ ) でも 乗り切れ た ん だ ろ う ( ツバサ ) なんとか ね
モジ 君 が 教え て くれ なかったら ホント に 危なかった けれど
( ナギ ) また いつも の 勘 か
( モジ ) 服部 ( はっと り ) 先生 の やり 方 って 癖 が ある ん だ よ
前 の テスト と 同じ 曜日 に は やら ない と か
1 つ の 区切り が 終わって 1 週間 たって から と か
朝 妙に ソワソワ し てる と か そう する と 大体 分かる ん だ よ
へえ お前 探偵 に なった ほう が いい よ
うん いい かも
( 笑い声 )
さあ そろそろ ( ツバサ ) あっ うん
( 立ち上がる 音 )
( 足音 )
また 来る よ
テスト の 結果 も 一緒 に な
ヤ な こ と 言って … また ね
( 戸 の 閉まる 音 )
( ため息 )
ツバサ 僕 の 勘 聞き たい ?
ダメ だ よ モジ 君 モジ 君 の 勘 って ただ の 勘 じゃ ない から
今度 は ホント に ただ の 勘
もう すぐ ナギ に ドナー が 現れる よ
それ も 拒絶 反応 ゼロ フル マッチ の ドナー
そんな 冗談 モジ 君 らしく ない
冗談 じゃ ない ん だ ナギ は 助かる 健康 に なる
アア …
( コエムシ ) とうとう お前 の 番 が 来 た か
コエムシ 頼み たい こと が ある
それ から 田中 ( た なか ) さん に も ( 美 純 ( みす み ) ) なに ?
戦闘 が 終わった あと 僕 の 心臓 を 友達 に 移植 し たい ん です
( 一同 ) アア …
田中 さん に は 手術 する 病院 の 手配 を
コエムシ に は ―
死ぬ 前 に 間に合う よう 僕 を 病院 に 転送 し て ほしい
( コエムシ ) なんで 俺 さま が そんな こと を 手伝わ なけりゃ なら ねえ ん だ ?
ダメ か ?
( コエムシ ) そういう の は 戦い に 勝って から の 話 だ な
分かった なんとか 手配 し て みる わ ( モジ ) ありがとう ござい ます
ひと つ 聞い て いい ? その 子 は どんな お 友達 な の ?
施設 で 一緒に 暮らし まし た
実は 僕ら は 孤児 な ん です
( はしゃぎ 声 )
( モジ ) ナギ と そして ツバサ と
僕ら 3 人 は 施設 で 育った
( ツバサ ) ウワッ !
( ナギ ) ほ ~ れ ! ( ツバサ ) ヤダ !
( 笑い声 )
( 職員 ) あなた たち ご飯 よ ( モジ たち ) は ~ い
( モジ ) 施設 に は たくさん の 子供 が い た けど
年 が 同じ な の は 僕たち だけ だった
気 が つけ ば いつも 一緒 に い た
そして これ から も ずっと 3 人 一緒 に いる つもり だった
でも それ が でき ない こと だ と 気 が つい た の は 小 5 の 夏
ツバサ を 女の子 と 意識 し た とき だった
それ でも やっぱり 僕ら は 仲 が よく しばらく は 何 の 問題 も なかった
事態 が 急変 し た の は 中 1 の 夏
( ナギ ) ハァ ハァ …
あっ …
ナギ が 発症 し た
( 医師 ) 突発 性 心筋 症 です
アア …
( 医師 ) 心臓 を 構成 する 細胞 自体 が 変化 を 続け
しだいに 心 機能 が 低下 し て いき ます
移植 以外 に 道 は 厳しい 難病 です
でも 移植 を すれ ば 助かる ん でしょ う ?
もちろん 希望 は あり ます
拒絶 反応 の 少ない 臓器 さえ 見つかれ ば
しかし ドナー が 少ない この 国 の 状況 で は …
覚悟 だけ は し て おい て ください
( 医師 ) ドナー が 見つから なかった 場合
余命 は 約 1 年 です
( 2 人 ) ハッ …
( ツバサ の 泣き声 )
( モジ ) 僕ら は ナギ に 告知 は し なかった
そして 平静 を 装って 毎日 の よう に ナギ を 見舞った
ナギ 君 ? ( モジ ) アア …
日に日に 弱って いく ナギ を 見る の は つらかった
でも 心 の 底 で 発病 し た の が ツバサ で なく ―
ナギ で 良かった と 思って い た の も 確か だ
ひどい 話 だ けれど も
ナギ が 死ぬ の は しかた の ない こと だ から
僕 は 自分 を 責める 必要 は ない
そんな とき だった
ジアース と 出会った の は
お前 ら は 戦い の あと 必ず 死ぬ って こと だ よ
天罰 が 下った の だ と 思った
こいつ が このまま い なく なれ ばい いと ―
僕 は 思って い た の だ から
大体 僕 は バカ だった ん だ
だって ナギ が 死 ん だ あと ツバサ が 僕 を 選ぶ わけ は ない の だ から
それ は 彼女 の 性格 を 考え て み れ ば 初め から 分かって た こと だった
彼女 は 絶対 に 僕 を 選ば ない
彼女 が 選ぶ の は 立場 が 優位 な 僕 じゃ ない
おい どこ 行く ん だ ?
あっ ちょっと 今日 用 が あって 先 に 帰る よ
お前 俺 に 同情 し てる の か ?
そんな こと ない よ ただ 僕 は …
俺 が もう すぐ 死ぬ から か ?
ハッ … N ( ツバサ ) ハッ …
俺 の 勘 も 当たる こと が ある みたい だ な
( 泣き声 )
モジ 変な 気 遣い は やめ て くれ
俺 が もう すぐ 死ぬ から って 3 人 が 一緒 に い られ なく なる なんて
その ほう が 悲しい じゃ ない か
ずっと 3 人 一緒に 暮らし て き た のに
今 の まま で いい ずっと 3 人 で いたい ん だ
今 の まま で 最後 まで 3 人 一緒 に …
分かった よ ナギ すまない
世界中 で 最も 罪深い 人間 を 選ぶ と する なら
それ は きっと 僕 の こと だ
うん ?
( クリック 音 )
それ は ちょっと し た 思いつき だった
軽い 気持ち で 受け た だけ だ
( 操作 音 ) まさか …
数 千 分 の 1 … N いや 数 万 分 の 1 の 確率 の ―
フル マッチ と 呼ば れる 状態
僕 の 心臓 なら ナギ に 移植 し て も 拒絶 反応 は 起こら ない
この とき 自分 の する べき こと が はっきり と 分かった
僕 に は ナギ を 救う 力 が あり
ジアース で 地球 を 守り ツバサ を 救う 力 も
2 人 は 僕 の 命
もう 迷う こと は ない
( ドア チャイム )
皆さん いらっしゃい
( 一同 ) こんにちは
( 美 純 ) どうぞ 遠慮 し ない で 可奈 ( かな ) ちゃん も よく 来 た ね
( マキ ) ダメ 兄貴 から 引き離し て き まし た
( アンコ ) ステキ !
( マキ ) 広 ~ い !
( コモ ) 田中 さん センス いい です ね
( マキ ) なんか 大人 だ し うち と 全然 違う なぁ
( マチ ) 高い よ きっと
値 踏み は いい から 座って みんな 紅茶 で いい ?
( コモ ) あっ 手伝い ます ( 美 純 ) いい の よ
わ ~ い !
( カナ ) 田中 さん ( 美 純 ) なに ?
( カナ ) お 兄ちゃん の こと 何 か 分かり まし た か ?
ああ その こと ね
調べ て は いる ん だ けど なかなか 難しい みたい な の
もう ちょっと 待って て ( カナ ) はい …
田中 さん こんな 広い 所 に ホント に お 1 人 な ん です か ?
そう よ
( マチ ) 恋人 は い ない の ?
軍 と して は そういう 質問 に は 答え られ ませ ん
い ない ん だ ?
( アンコ ) もったいない ! センス も よく て 美人 な のに
関 ( せき ) さん と か どう なん です か ?
論外 ね
やっぱり ( マキ ) え ~ っ ?
( マキ ) 関 さん いい じゃ ない です か
( マチ ) マジ ?
確かに 軍人 と して は 尊敬 できる けど
彼 野菜 を 食べ ない の よ
えっ … N ( コモ ) 子供 な ん です ね
あなた たち こそ どう な の ? ジアース の 子 たち と は
ロク な の い ない ん です よ ね キリエ 君 は …
なんか 暗い し
ウシロ は 殴って やり たい し ね ( アンコ ) ひどい ヤツ !
寬 治 ( かんじ ) 君 は ? ( コモ ) 軽薄
うん 却下 ( アンコ ) ンンッ …
モジ ぐらい か 見 られる の は
あっ …
私 モジ 君 か と 思って まし た 契約 し て ない の
私 も やたら 勘 が 働く し
なんか こう … N ちょっと 不思議 な オーラ が
私 心 の どこ か で 契約 し て ない の が
自分 だったら いい なって 思っちゃ う ん です
それ 私 も
みんな 一緒 よ ( 美 純 ) そう でしょ う ね
軍 も 政府 も できる かぎり の こと を し てる
希望 を 捨て ない で
( 一同 ) うん
ナギ
あっ ちょうど 良かった
モジ 俺 転 院 する こと に なった ん だ
いきなり だ から バタバタ し ちゃ って
そ っか ( ナギ ) 国防 医大 病院 だって
少し でも 設備 の 整った 所 が いい って 先生 が
治る わけ じゃ ない ん だ ろ う けど ( モジ ) 治る よ きっと
モジ
( モジ ) うん ?
俺 さ ツバサ が 好き だ
うん
3 人 で ずっと 一緒 に い たい なんて 言った けど
ツバサ が ここ で 優しく し て くれる だ ろ う
( ナギ ) そう する と 時々 自分 の 気持ち を 抑え られ なく なる ん だ
ナギ その 気持ち 必ず ツバサ に 言え
えっ ?
それ が ツバサ の ため に も 僕 の ため に も なる ん だ
お前 が そんな ふう に 言う と は 思わ なかった よ
( 看護 師 ) さあ 行き ます よ
向こう の 場所 は ―
モリ さん に 聞い て くれよ ( モジ ) ああ
( ナギ ) あっ そうだ
ツバサ に 転 院 する こと を 伝え とい て くれ な
あ … あいつ まだ 知ら ない し …
( 着替える 音 )
田中 さん 病院 の 手配 ありがとう ござい まし た
超 法規 的 措置 と して ―
あなた の 心臓 は 必ず その お 友達 に 移植 さ れる こと に なった わ
頑張って ( モジ ) これ で 安 心して 戦え ます
( 機械 音 )
( カンジ ) さ ~ て 今度 の 敵 は どんな ヤツ だ ?
( 関 ) 何 が 得意 で どんな 力 を 持って いる か
( モジ ) うん ? あんな 所 に 飛行 場 が
何て とこ ? ( マキ ) さあ
ここ は 知ら ない 町 です ( 美 純 ) 国防 軍 の ヘリ も 来 て ない
前 に も こんな こと が … N ( 関 ) 動 い た !
分かれ ちゃ った
あいつ ら 2 体 な の か ? それとも 2 体 で 1 体 な の か ?
コエムシ どう な の ?
まあ 普通 敵 は 1 体 ずつ 出 て くる な
じゃ これ も 急所 は 1 つ って こと か ( コエムシ ) そういう こと だ ろ う な
コエムシ 前 から 聞き たい と 思って た ん だ けど
ジアース の 急所 は どこ に ある ?
そんな の 自分 で 探し て み な
そう か
分かった
なら 敵 の 急所 も 分かる だ ろ う ( モジ ) やって みる よ
なんだか モヤ が かかった みたい で よく 見え ない な
どうして ? ジアース の は 分かる のに ?
( コエムシ ) そりゃ 向こう は 知ら れ たく ない から
お前 の 思 念 が 届く の を 妨害 し てる ん だ ろ う よ
( 関 ) テレパシー を 妨害 できる の か ?
モジ 見 て みろ よ
( カンジ ) 急所 は あの 真ん中 じゃ ない の か ?
よし 切って みる
( モジ ) あそこ が 急所 なら 簡単 に 決着 が つく
仮に ハズレ でも ―
切れ ば 急所 を 持た ない ほう は 心臓 を 失って 倒れる はず だ
ンンッ … N ( 美 純 ) 早く
( 刺す 音 ) ( マキ ) ウワッ !
やら れ た !
動け る ? ( モジ ) 大丈夫 です
( 切れる 音 )
うまい !
両方 生き てる どうして だ ? 切り離し た はず な のに
急所 は こい つら の 心臓 じゃ ない の か ?
心臓 から エネルギー が 供給 さ れ てる ん じゃ ない の か ?
簡単 な こった
こいつ ら の エネルギー は 空間 を 伝わる ん だ よ
( 関 ) なん だって ? ( カンジ ) コードレス か よ
こんな 巨大 な エネルギー が 空間 を 伝わる わけな い だ ろ う
コエ ! ちょっと 都合 よ すぎ ない ?
こいつ ら を お前 たち の 常識 で 測る な
( コエムシ ) お前 さっき から 生意気 だ ぞ !
( 機械 音 )
挟み撃ち に する 気 だ
今度 あれ に やら れ たら ひと たまり も ない
ジアース の 腕 だって 強力 よ !
うん … 急所 さえ 分かれ ばね
急所 を 持って る の は どっち だ ?
早く 仕掛け ない と ヤバイ よ
でも 急所 の ある ほう を 読み 間違え て
背中 を 向け たら 終わり だ
( コモ ) なに ? ( 関 ) 守って る
じゃ あっ ち が 急所 を 持って る の よ
待って ワナ かも しれ ない よ ( アンコ ) そ っか
よし こう すれ ば 分かる
ジアース の 急所 は 胸 に ある の ね
待て よ 敵 は 2 体 いる ん だ ぞ 防戦 一方 で は 勝て ない だ ろ う
急所 バレ ちゃ った し
いや 違う 門司 ( も じ ) 君 は 賭け に 出 た ん だ
ロボット 相手 に 心理 戦 を 仕掛けよ う と いう の ?
さあ どう 出る ?
見ろ 来る ぞ
( 一同 ) ウワッ !
頭 が 吹っ飛 ん だ ! ( アンコ ) 大丈夫 な の ?
大丈夫 さ 急所 は 守って る
うたぐり 深い ヤツ め !
まとも に 来 ない ヤツ なら 急所 は こっち だ !
( 突き刺す 音 )
( 停止 音 )
( 停止 音 )
( 倒れる 音 )
ハァ …
すごい … N ( 美 純 ) うん
( コエムシ ) ヒヒヒッ … 見事 だ 今回 ちょっと 面白かった ぜ
ご 褒美 に 望み どおり 転送 して やる よ
勝て た 代わり に また ひと つ 気 に なる こと が 増え た よ
( モジ ) 敵 は 僕 の 心理 戦 に ハマ った
… と いう こと は 少なくとも 敵 は 機械 じゃ ない
僕ら と 同じ 心 を 持って いる
どういう こと ?
ごめん もう 行か なきゃ みんな ありがとう
じゃあ な あば よ
( 転送 音 )
モジ 君 ! あっ …
アア …
( ストレッチャー の 音 )
あっ …
ナギ 君 ( ナギ ) ツバサ
すぐ 手術 な の ね
ああ ドナー が 見つかった ん だ 信じ られ ない よ
良かった ね
代わり に 誰 か が 死 ん でる か と 思う と ―
素直 に 喜べ ない けど
う うん その 人 の ため に も ナギ 君 が 生きる の よ
なあ ツバサ ( ツバサ ) うん ?
もしも 手術 が 成功 し たら 俺 お前 に 話し たい こと が ある ん だ
だから 待って て くれ な
あっ …
うん
( ドア の 閉まる 音 )
( カンジ ) あっ …
( 美 純 ) 無事 に 手術 始まった らしい わ
モジ 君 の お 友達 これ で 助かる ん です ね 良かった
( ウシロ ) 何 が いい もん か
俺 たち は 戦う コマ どころ か 部品 に さ れ てる ん だ ぞ
いや いけにえ さ
俺 たち は この世 の いけにえ に さ れ てる ん だ よ
♪~
~♪
( マキ ) もう すぐ 弟 が 生まれる
せめて 1 日 で も いい 家族 4 人 で 一緒 に 過ごし たい
次回 「 ぼくら の 」 “ 血 の つながり ”
戦い は 待って くれ ない の ?