VioletEvergardenEpisode8
(ディートフリート )おい 起きろ
(ギルベルト )ああ …
(ディートフリート )北東 戦域 で 拾った
名前 は つけて ない “お前 ”で 呼んで た
おい 挨拶 しろ よ
あっ
乱暴 は よせ こんな 子供 に
(ディートフリート )ギル そ いつ は 子供 じゃ ない
そい つ は 武器 だ
武器 ?
ただ の 戦う 道具 だ
(ギルベルト )分かった
この 子 は 引き取る
そう か
受け取って くれて よかった よ
陸軍 に は もう 話 は つけて ある
♪~
~♪
( ヴァイオレット ) ディートフリート ・ ブーゲンビリア 大佐 に ―
お 会い し たい のです !
(兵士 )だ から 大佐 は 面会 でき ない と
(ヴァイオレット )急ぎ 確認 し たい こと が ある のです !
(兵士 )しつこい ぞ
おお っ …うわ あ !
( ディートフリート ) 何事 だ ?
大佐 申し訳 ございませ ん
あの 女 が しつこく 大佐 を 出せ と
お前 は 下がれ
死に たく なかったら な
ここ で 何 を して いる ?
(ヴァイオレット )大佐
(ディートフリート )やはり 武器 は 武器 だ な
(ヴァイオレット )大佐 !
少佐 が … ギルベルト 少佐 が
未 帰還 だ と いう の は 事実 でしょう か ?
(ディートフリート )知ら なかった の か ?
ギルベルト は もう …
ウソ です ! ウソ です !
少佐 は ご 無事 です !
何 だ ?その 顔 は
あいつ に とって ただ の 道具 だった 貴様 が
感情 の ない ただ の 道具 の 貴様 が ―
悲しい はず は ない だろ
(カトレア )どうして しゃべっちゃった の よ !
(ホッジンズ )いや 今 の 彼女 なら 受け止め られる はずだ ...
(カトレア )バカ !
あなた いっつも 見極め が 甘すぎる の よ
相変わらず 女心 が 分かって ないし
とにかく さっさと あの 子 を 捜し に 行きなさい よ
ああ 分かって る
(鳥 の 鳴き声 )
(乳母 )あら 坊ちゃま
…と その 子 は ?
(ギルベルト )とりあえず 風呂 に 入れて 服 を 着替え させて やって くれ
(乳母 )あの …奥様 に は ?
奥様 は 今 ライデン の お屋敷 に
(ギルベルト )知らせる 必要 は ない
しばらく の 間 私 が 預かる こと に なった
こっち に いらっしゃい
さあ
痛い !
ちょっと やめて !イタタ …
やめろ !
(乳母 )坊 ちゃま 着替え させた のです が ―
この 子 が 暴れる もの で
(ギルベルト )いや いい んだ かまわない
食事 を さ せたら 客間 に 連れて 行って くれ
頼む よ
あ …風邪 を …
風邪 を 引く
毛布 を 使う んだ
明日 も 寒く なる
(走る 足音 )
(乳母 )待ち なさい
ダメ よ 外 に 出て は
(ギルベルト )あっ …どうした ?
(乳母 )ハァ …すみません
この 子 ずっと 坊ちゃま を 捜して いて
食事 も とら ず に
(ギルベルト )前線 に は 連れて 行け ません
あの 少女 は 不安定 すぎ ます
(大佐 )なぜ 反対 する ?上層 部 から の 命令 だ ぞ
演習 場 で の ヤツ の 姿 を 君 も 見 ただろ ?
人 を あ やめる だけ が 取り柄 で ほか に 何の 役 に も 立た ん
連れて 行って みろ
しかし …
そう ムキ に なる な
身寄り の ない 娘 1 人 使える だけ 使って
役 に 立た なく なれば 戦場 に 捨てて くれば いい
あの 子 は まだ …
(大佐 )くだらん !
まったく 君 の 偽善 に は 付き合って おれ ん
命令 だ 以上
(ドア の 開閉 音 )
(少将 )ガルダリク 連合 軍 は ―
ボチアッチャ に 侵攻 を 開始 した
ただちに ボチアッチャ の 首都 ―
カプリア 前面 の 川 で 防衛 線 を 張った が ―
現在 は 持久 戦 に 突入
こちら の 軍勢 は 3万
相手 は 6万
持ちこたえて いる が 敵 は 前線 に 大砲 を 送って きた
それ 以降 その 砲撃 に よって 士気 は 低下
戦線 崩壊 の 可能性 も ある
そこ で ブーゲンビリア 少佐
はっ
(少将 )君 に 中隊 を 率いて 砲 の 破壊 に 当たって もらい たい
( ギルベルト ) はっ
必ず 成功 させて みせます
(ギルベルト )君 は ここ に いる んだ
私 が 戻る まで 動く んじゃ ない
分かる か ?
(兵士 )少佐 準備 整い ました
(ギルベルト )すぐ 行く
(兵士 )少佐 見張り の 兵 です
(敵 兵 )うわ っ …
(敵 兵 )うっ …
(敵 兵 たち )あっ …
(敵兵 )何 だ ?(敵兵 )何 が あった ?
(敵 兵 )敵 襲 !
(敵 兵 )敵 襲 !(敵 兵 )本隊 に 連絡 !
(敵 兵 )ライデンシャフトリヒ の 襲撃
応戦 しろ !
(兵士 )隊長 敵 が 近く まで …
う っ …
突撃 !
(兵士 たち の 雄 たけび )
( 銃声 )
(敵 兵 )や ー !
うわ あ …
(敵 兵 )や ー !
あっ…
(ベル の 音 )
はい あっ ...
あなた
少佐 は …
少佐 は いらっしゃい ます か ?
あっ…
少佐 は こちら に いらっしゃる のです よ ね ?
坊 ちゃま は …
( ヴァイオレット ) “ ギルベルト ・ ブーゲンビリア ”
少佐 の お 名前 が …
(ギルベルト )ヴァイオレット …
ヴァイオレット だ
君 は 道具 で は なく ―
その 名 が 似合う 人 に なる んだ
( ヴァイオレット ) ヴァ … ヴァイオレット
言葉 が 分かる の か ?
ショウ …サ
ヴァイオレ …レット
そう だ
君 が ヴァイオレット で
私 が 少佐 だ
少佐
(ヴァイオレット )少佐 読み ました
よし 今度 は 書く こと も 覚えよう
(ヴァイオレット )少佐 報告 書 です
(ギルベルト )うん
よく 書けて いる
字 の 練習 に も なる から これ から 毎日 報告書 を 出す んだ
分かった ね ?
毎日 報告 書 を 出し ます
(ホッジンズ )あいつ は 確認 でき なかった が ガレキ の 下 に 認識 票 が あった
(ホッジンズ )あいつ は 確認 でき なかった が ガレキ の 下 に 認識 票 が あった
(乳母 )坊ちゃま は …
(ホッジンズ )あいつ は 確認 でき なかった が ガレキ の 下 に 認識 票 が あった
(ホッジンズ )あいつ は 確認 でき なかった が ガレキ の 下 に 認識 票 が あった
(ティファニー )亡くなった ギルベルト も
(ティファニー )亡くなった ギルベルト も
(ティファニー )亡くなった ギルベルト も
それ で 未 帰還 扱い に なって …
それ で 未 帰還 扱い に なって …
ギルベルト は もう …
(ギルベルト )感謝 祭 だ
3 年 の 間
ここ は ガルダリク 軍 に 占拠 さ れて いた が
やっと 解放 さ れた
ヴァイオレット
君 の 功績 だ
この 町 メヒティッヒ の 感謝 祭 は ―
感謝 を 捧げる 人 に 贈り物 を する の が 習わし だ
ヴァイオレット
何 か 欲しい 物 は ある か ?
欲しい 物 ?
(ギルベルト )そうだ
何でも 欲しい 物 を 言い なさい
はい
少佐 が 命令 さ れる のでしたら
(ギルベルト )命令 じゃ ない
私 が 君 に 感謝 し たい んだ
感謝 ?
そう だ
いつも よく 戦って …
あっ…
いや ―
少し 歩こう か
(ヴァイオレット )少佐
私 は 何 を 欲しがる の が 適切な のでしょう ?
(ギルベルト )そうだ な
君 くらい の 女の子 なら ―
ドレス や アクセサリー
はい
ドレス や アクセサリー を 欲しがり ます
どうした ?
(ヴァイオレット )少佐 の 瞳 が あり ます
少佐 の 瞳 と 同じ 色 です
う っ …
これ を 見た とき の …
こういう の を …
何 と 言う のでしょう ?
(女 主人 )どう です ?美しい ブローチ でしょ ?
(ヴァイオレット )“美しい ”?
(女 主人 )ええ
“美しい ”は 知り ません でした
“キレイ ”と 似て いる 言葉 です か ?
そう だ ね
(ギルベルト )君 の 瞳 と 同じ 色 で なくて よかった の か ?
いいえ これ が 一 番 “美しい ”でした
言葉 が 分から なかった ので 言った こと は ありませ ん が
少佐 の 瞳 は 出会った とき から 美しい です
ハッ …
(ヴァイオレット )少佐
(ギルベルト )ブローチ を (ヴァイオレット )はい
(ヴァイオレット )ありがとう ございます
ありがとう ございます
(兵士 )ガルダリク の 連中 西 の 基地 から も 撤退 した って よ
(兵士 )春 まで に は うち に 帰れる かな ?
(兵士 )ああ みんな で 帰ろう ぜ
(ホッジンズ )ギルベルト
久しぶりだ な
ホッジンズ 中佐
あっ…
“中佐 ”は よせ
そう は いか ない
階級 は 君 の ほうが 上 だ
お前 の その そっけない 態度 ―
久しぶり だ と 可愛く 見える から 不思議だ な
君 も 変わら ない な 中佐 に なって も
俺 の 場合 は
戦わ ず して 勝つ ような 戦線 ばかり に 投入 されて きた し
(ギルベルト )君 の 家 は 戦費 の 大 出資 元 なんだ
軍 本部 が 配慮 する の は しかたない
(ホッジンズ )だ から 出世 する の も 肩身 が 狭い よ
それ より お前 元気 に して た か ?
飯 食って る か ?
ちゃんと 寝て んだろう な ?
これ は ふざけた だけ だ 楽に して いい
私 より 年 は 上 だが 彼 は 士官 学校 の 同期 だ
あっ 前 に 訓練所 で 見た …
まだ 手元 に 置いて いた の か
この 子 だ ろ ?
カプリア の 戦い で すさまじい 戦功 を 挙げた の は
少佐 の “武器 ”だって ひそかに ウワサ に なって る ぞ
ほか に させる こと が ある だろ
いや すまない
えっ と …
(ギルベルト )ヴァイオレット だ
名前 が なかった ので 私 が つけた
(ホッジンズ )インテンス 奪還 作戦 に も その 子 を ?
(ギルベルト )この 作戦 が 成功 すれば 敵 は 総崩れ に なる
恐らく それ が 最後 の 戦い だ
(ホッジンズ )ああ
俺 さ この 戦争 が 終わったら 軍 を 辞めて
会社 を 興そう か と 思ってる んだ わ
会社 ?
そし たら お前 も 雇って やる よ
君 の 下 で 働く の は 気 が 進まん な
じゃあ ヴァイオレット ちゃん を 雇う こと に する か
(ギルベルト )そうだ な
いい かも しれ ん な
(部隊 長 )集合 !
( 足音 )
ん ?
少佐
何 だ ?
(ヴァイオレット )私 は もう ご 不要 です か ?
何の こと だ ?
(ヴァイオレット )処分 さ れる 結果 ―
ホッジンズ 中佐 の もと へ 移さ れ る のでしょう か ?
あっ…
もう 少佐 に 命令 は 頂け ない のでしょうか ?
(ギルベルト )君 は 悪く ない
もう 数 時間 で 決戦 だ
この 話 は また 今度 に しよう
(ギルベルト )作戦 を 説明 する
この インテンス に は 敵 軍 の 総 本部 が ある
周り を 断崖 に 囲まれた まさに 自然の 要塞 だ
正面 から の 突破 は 難しい だろう
そこ で まず 主 攻 部隊 が 砲撃 を 仕掛ける
その 隙 に 我々 が 地下 水道 から インテンス 内部 に 侵入 し ―
大聖堂 に 突入
本部 を 制圧 する
その後 信号 弾 を 上げ ―
味方 に 全軍 突入 の 合図 を 送れば 作戦 は 終了 だ
いい な ?
( 兵士 たち ) はっ
砲撃 5 分 前
よし 行け !
(叩く 音 )
(刺す 音 )(敵 兵 )うわ っ …
砲撃 開始
(兵士 )砲撃 開始 !て ー !
(敵 兵 たち )うわ あ …
( 銃声 )
(ギルベルト )続け ー !
ハァ ハァ ハァ …
う っ …
各 班 状況 報告
(兵士 )1班 3人 が やられ ました
(兵士 )2 班 は ほぼ 無傷 です
(兵士 )3班 4班 は 半数 が 脱落
厳しい 状況 です
(ギルベルト )よし 1班 2班 は 周囲 を 制圧 して ―
敵 の 増援 を 近づける な
3 班 4 班 の 残り の 者 は ―
私 と 共に 大 聖堂 を 制圧 する 行く ぞ !
(兵士 たち )は っ !
(兵士 )てー !
ギルベルト うまく やれよ
(兵士 )て ー !
ハァ ハァ ハァ …
(ヴァイオレット )少佐 !
ハッ ...
ん ...
(ギルベルト )うっ !(敵 兵 )あっ …
あっ…
( 敵 兵 ) うわっ…
(ギルベルト )ハァ ハァ ハァ …
(兵士 )右 へ 回れ
(ギルベルト )ハァ …
(信号 弾 の 発射 音 )
ハハッ
(上官 )全軍 突撃 !
( 兵士 たち の 雄 たけ び )
少佐
( 銃声 )
あっ…
(ヴァイオレット )少佐 …
少佐 !
♪~
~ ♪