JoJonoKimyounaBouken(TV)(JoJo'sBizarreAdventure)Episode9
う …腕 を 動かせ
波紋 が 頭 まで 達する その 前 に …
その 前 に
ディオ 様
ボディー さえ あれば
1888 年 12 月 4 日付け ロンドン プレス 紙 より 抜粋
山間 の 小さな 町 ウィンド ナイツ ?ロット で
一夜 に して 人口 452 人 の 内 73 名 が 行方不明 となる
原因 は 捜査 中
関係 する と思われる 目撃 情報 は 一件
四 人 の 余所者 が 東 の 崖 下 に あった 男性 の 服 を 拾い 集め
焼き捨てて いた
その内 の 一人 は 奇怪 な 仮面 を 館 から 持ち出し
ハンマー で 粉々 に 砕いた という
これ で 決着 よ
ジョースター 家 の 継承者 ジョナサン ?ジョースター 氏 と
ペン ドルトン 家 の 一人 娘 エリナ 嬢 結婚
ハネムーン は アメリカ へ か
おっと もう こんな 時間 だ
ジョースター さん たち 出っちまう ぜ
お ー い
スピードワゴン さん
見送り が 遅れ ちゃ 駄目 じゃんか
悪い 悪い
で 二人 は ?
とっくに 乗っちゃった よ
もう すぐ 出航 だもん
なに
どこ だ どこ だ
スティクス 神父
メキシコ での 宣教 活動 期待 し とる よ
微力 を 尽くし ます
ジョースター さん
どこ だ
邪魔 だ 退け
まったく 重てぇ な
何 が 入って んだ
知る か
昨夜 妙 な 東洋人 が 来て 頼まれた んだ よ
おい い …今 何か 音 は ?
つべこべ 言わず に 詰め込め
あの 船 に 乗せ なきゃ 金 もらえ ねぇ ぞ
いてぇ 何だ 今 の
スピードワゴン さん
ほら 二人 だ よ
おい ー
ジョースター さん
全く めでたい ぜ
二人 とも 幸せ になって くれよ
俺 は いつまでも 応援 する し
困った 時 は いつ でも
どんな ところ でも 駆けつける つもり だ ぜ
もっとも かえって 足手まとい か な
ジョースター さん
お 幸せ に
渡り鳥 が 一羽 だけ
皆 と 逸れて
エリナ
どうかした かい
何 を 泣いて いる ん だい ?
この 涙 は 幸せ の 涙 です
あなた が ここ に いる こと の
子供 の 頃
いじめっ子 に さらに 殴られる の を 知って いて
あえて 自分 の 名 の 入った ハンカチ を 見せた
誇り高き ジョナサン ?ジョースター が
この 腕 の 中 に いる 幸せ です
それ は 僕 も 同じ さ
心 が 暗く 冷えて しまった 時
暖かく して くれた のは 君 な の だから
だからこそ
君 の 住む この 世界 を 守れた こと が
とても 嬉しい
この 人 父さん に 会わせたかった
エリナ
さあ 食事 に 行こう
ジョナサン
「頭 に 気 を つけて 」って 言おうとした ところ なのに
ああ 今日 という 日 が 永遠 に 続きます ように
くそ 下 は 機関室 か
ダーティー な ところ に 落とし ちまった ぜ
売っちゃっ ても いい が 大事 な 商売 道具 だ
神 よ あんた は この 俺 を 面倒 な ところ へ やる のが お 好き な ようだ
駄目 お 酒 なんか 飲んだ こと ありません もの
少し さあ ほんの ちょっぴり だけ
そんなに 強くない から さ 試して ご覧 よ
さあ
お …お前 は
ジョナサン ?
まさか そんな バカ な
ディオ が …生きて …
エリナ 船室 へ 戻って いる ん だ
ドア に 鍵 を 掛ける の を 忘れないで
おや 何 だ この 荷物
錠 が 入って いる ぞ
それに 奇妙 だ この 蓋 の 隙間 から 見える 留め金 が 光って 見える ぞ
つまり この 箱 中 から 鍵 が 掛かっている
待て
お前 は
ボディー 来た か
ディ …ディオ
先 の ジョナサン の 様子 普通 じゃ ない
ジョジョ 見ろ
この ディオ の 情けなき 姿 を
あえて
あえて この 姿 を お前 の 前 に 晒そう
なぜ こんな 姿 を あえて 見せる の か
それ は ジョジョ
あれほど 侮って いた お前 を 今 尊敬 している からだ
勇気 を お前 の 魂 を パワー を 尊敬 している
それに 気付いた からだ
ディオ
ジョジョ
お前 が いなかったら この ディオ に 仮面 の 力 は 手に入らなかった だろう
しかし お前 が いた から 未だ 世界 は 俺 の 物 に なって いない
神 が いる として 運命 を 操作 している としたら
俺 たち ほどよく 計算 された 関係 は ある まい
俺 たち は この世 において 二人 で 一人
つまり 俺 は この世 で ただ 一人 尊敬 する 人間 の ボディー を 手に入れ
絢爛 たる 永遠 を 生きる
それ が この ディオ の 運命 な のだ
苦痛 は 与えん
それが わが ライバル への 最後 の 礼儀
あ …あの 目 は ま …まずい
わが 肉体 と なって 生きよう ジョジョ
ジョナサン
エリ …ナ
ジョ … ジョナサン
エリ …ナ
何 という こと だ
なまじ 避け なければ
眉間 を 打ち抜き
苦しみ を 与えずに 即死 させた もの を
日常 から 一気に 魔界 へ
どういう 事態 が 起こって いる のか 把握 できず
声 も 出ない …か
ジョジョ は 語らなかった の か
暗黒 に 生きる この 俺 の 神話 を
今 は 情けない 姿 だが
この 俺 に 見覚え が ある だろう
エリナ ?ペン ドル トン
いや 今 は ミセス ?エリナ ?ジョースター かな
ディオ
船中 が 化け物 だらけ だ
ご 命令 通り 私 が 一人 の 血 を 吸いました ので
既に 船内 の ほとんど 同行 に 変わって ます
そして このまま アメリカ まで 行く の です ね ディオ 様
声 が 出ない
それより 息 が できない んだ 呼吸 が
エリナ
エリナ
君 だけ は
波紋 が 練れない
ディオ 様 見て くだせー
この くそったれ 野郎 呼吸 が できません ぜ
つまり 波紋 とやら は 使えん わけだ
ディオ 様 を こんな 姿 に した 報い
なぶって やり や しょう か ねえ
それとも 後 数分 でしょうか
窒息 する の を 楽しみます か ねえ
おい ワン チェン
ジョジョ へ の 侮辱 は 許さん ぞ
彼 は この ディオ を こんな 姿 に まで 追い込んだ 人間
尊敬 の 念 を 持って 苦しみ を 与えず
速やか に やつ の 首 を 切断 しろ
は …はい ディオ 様
そして この 友 の ボディー は 我が フューチャー と なる
ジョナサン
妙 な 動き に 気 を 付けろ
一旦 引け
こいつ は 最後 の 最後 に 何か やる かもしれぬ
何 構う ものか
ディオ 様 は こいつ を 高く 評価 し すぎ でっせ
てめぇ 脳みそ を 指 で すくいとって くれる
この ウスノロ め
エリナ だけ は …
体内 に 残された 微か な 最後 の 波紋
全て を 一気に 放出 する
微か で いい
や …やばい ワン チェン
き …切れた 僕 の 体 の 中 で 何か が 切れた
決定的 な …何か が
ま …まずい
こ … これ が … これ が 僕 の 命
命 最後 の 波紋 だ
よ …弱くて あの ゾンビ を 完全に 破壊 できない が
これ で 十分 だ
な …なに
これ は ワン チェン の 体 に ジョジョ は 何 か し た の だ
波紋 は ワン チェン の 体 を 破壊 せ ず
体 組織 の 機能 を 狂わした のか
ワン チェン は 操られた ように
機械 を がっしり 掴んで いる
そして ワン チェン が 掴んで 止めよう として いる のは
船 の 外輪 スクリュー シャフト
ゾンビ の 怪力 なら シャフト の 動き を 止める こと は 可能
シャフト が 止まれば
ピストン 内 の 蒸気 の 逃げ道 は なく なり
圧力 は 高まる 一方
圧力 が 鉄壁 の 耐久 度 を 越えた 時
船 は 爆発 する
ジョナサン こんな こと が こんな まさか なぜ
に …逃げる んだ エリナ
この 船 を 爆発 させる
私 には 一体 どんな 事態 が 起こって いる のか 分かりません
だって 想像 を 超えて いて
泣けば いい のか 叫べば いい のか それとも 気 を 失えば いい のか
分からない の です もの
でも 言え る こと は ただ 一 つ
エリナ ?ジョースター は
あなた と 共に 死 にます
この 唇 の 温もり の 中 には
ああ なんて こと
死 の 実感 が ある
ジョナサン ?ジョースター は 死ぬ んだ わ
でも 二人 一緒 なら
ずっと こうして いたい
船 が 爆発 し
何もかも 燃えて しまう まで
何もかも 消えて しまう まで
泣いて くれ ても いい
でも 君 は …生き なくてはならない
美し すぎます
見ず知らず の 女性 の 赤ちゃん を 救って 避難 しろ と おっしゃる の
私 にとって それは 残酷 なる 勇気
私 の 最後 の 希望 は あなた と 共に 死ねる こと なのに
あの 母親 は 子供 を 庇って 死んで いる
僕 の 母 も そうして 死んだ
あの 子 を …連れて …早く
船 ごと 爆発 させよう という 思い付き
ジョジョ
最後 の 最後 まで 屈服 しない やつ よ
しかし それ は この ディオ も 同じ こと
俺 は 生きる
何 が なんでも 生きる
貴様 の 肉体 と 共に な
ゾンビ ども
ワン チェン を 食って しまえ そして ピストン を 再稼動 せろ
爆発 が 始まる
ジョナサン
爆発 が 始まった か
だが この ディオ 太陽 から つねに 身 を 守ら ね ば ならぬ 宿命
大 爆発 程度 の 事態 は
すでに 防御策 を 講じて ある の よ
エリナ よ ーく 見てろ
ジョジョ の やつ が 波紋 を 出せない 今
俺 は 安心 して その 肉体 を 乗っ取れる
そして 俺 は 自分 の ベッドルーム で ある あの 箱 に 逃れる のだ
あの 箱 は 爆薬 数十 トン の 衝撃 に も 耐えうる
言わば 一人用 シェルター よ
行く ぞ ジョジョ
そして ようこそ わが 永遠 の 肉体 よ
ジョナサン
ディオ 君 の 言う ように
僕ら は やはり 二人 で 一人 だった の かもしれない な
奇妙 な 友情 すら 感じる よ
今 二人 の 運命 は 完全 に 一つ になった
そして 船 の 爆発 で 消える
幸せ に …エリナ …
放せ ジョジョ
放す ん だ 考え直せ ジョジョ
お前 にも 永遠 を やろう ではないか
その 傷 も 治す エリナ と 永遠 を 生きられる ぞ
ジョジョ
ジョジョ …
こ …こいつ …
死んで いる
ジョナサン ?ジョースター の 人生 は
忘却 の 彼方 に 消え去りました
それ は 世の中 の 人々 には 決して 知られる こと の ない 影 の 歴史 です
彼 の 生きた 誇り高き 人生 の 物語 は
世間 に 聞こえる こと は 決して ありません が
彼 の 子孫 に は 聞こえる でしょう
あの 時 私 の 体内 に 宿り つつあった 新しい 生命 には きっと
聞こえる でしょう
二日 後 エリナ ?ジョースター は カナリア 諸島 沖 で 救助 された
そして 石 仮面 の 伝説 は 一先ず 幕 を 下ろす
しかし それ は また 新た な 冒険 の 時代 の 始まり でもあった
あれ は 1938 年 の 秋
お 久しぶり です スピードワゴン さん
何で メリケン の こと 分かった ん だ この 野郎
きちっと やっつけ なさい
ジョセフ ?ジョースター ジョジョ って 呼ん で くれ