Kobato . Episode 15
( こば と の 鼻歌 )
( いおり ょぎ ) ど ば と 何 し てる ん だ ?
( こば と ) この きれい な 紙 で 飾る 物 を 作って い ます 。
その 紙 は 確か 管理人 の … 。
はい 。 千 歳 さん が 「 商店 街 の 景品 で たくさん もらった から →
よもぎ 保育 園 の 皆さん に 」 って 。
こういう の を いっぱい 作って 壁 や 窓 に 飾る ん です 。
皆さん 喜 ん で 下さる でしょう か ?
むしろ う っと おし い だ ろ う な 。
う … 。 1 つ 良い 事 を 教え て やる 。
それ は 折り紙 と いって な 普通 は 折って 遊ぶ もの な ん だ よ 。
どう し ま しょ う いおり ょぎ さん !
もと に … もと に 戻り ませ ん !
いおり ょぎ さん ! 切 っち まっ た もん →
・ 戻る わけ ねえ だ ろ う ! ・ き ゃ ~ !
・~ ( テーマ 音楽 )
・ 「 どう すれ ば いい ん だ っけ 」
・ 「 あたりまえ の こと って いつも 難しい な 」
・ 「 嬉しい とき 笑って 」
・ 「 好き な とき に 歌い たい だけ な のに 」
・ 「 いつか 願い は 叶う と 」
・ 「 でも いつ かって どれ くらい ? 」
・ 「 待ち きれ ない よ 」
・ 「 123 ! の 合図 で 両手 広げ て 」
・ 「 全身 に ひかり を 集め て 」
・ 「 どこ に ある の 教え て 私 に できる こと 」
・ 「 めいっぱい 傷 つい て せい いっぱい 走って 」
・ 「 何 十 回 転 ん で 泣 い て 」
・ 「 それ でも また あきれる くらい 」
・ 「 明日 を 信じ てる 」
・~
( 清 花 ) よい っ しょ !
( ため息 )
ありがとう 。
( 藤本 ) 清 花 先生 。 えっ ?
寝 て ない ん じゃ ない です か ? 疲れ た 顔 し て ます 。
こら !
女 の 人 に 疲れ た 顔 なんて 言っちゃ ダメ よ 傷つく ん だ から 。
冗談 じゃ なく て !
これ 事務 所 に 置 い と き ます 。
お 願い ね 。
あの … 清 花 先生 。 あら こば と ちゃん 。
ごめんなさい ! どう し た の いきなり ?
千歳 さん が よもぎ 保育 園 へ の 皆さん に って これ を 。
あら 折り紙 。 こんなに たくさん 。
本当 は もっと たくさん あった ん です けど →
私 折り紙 が 折る もの と 知ら なく て 余計 な 事 を し て しまって →
本当 に すみ ませ ん !
( 清 花 ) う … 。 え ?
( 苦しむ 声 )
清 花 先生 ? ( 倒れる 音 )
清 花 先生 ? 清 花 先生 !
藤本 さん ! 藤本 さん !
なん だ ?
清 花 先生 が !
平気 よ 。 すぐ 病院 へ 行き ま しょ う 。
大丈夫 だ から 。 大丈夫 な わけ ない でしょ う !
本当 に 。 少し 休め ば 良く なる から 。
お 医者 さん なら 私 知って ます 。 すぐに 呼 ん で き ます !
お ~ ! お ~ ! お ~ !
( 満里奈 ) こば と ちゃん ? ( 俊彦 ) どこ 行く の ~ ?
・~
すみません ! 開け て 下さい !
開け て 下さい すみません !
( 琥珀 ) こば と さ ん ? どう し た ん です か ?
一郎 さん は ?
助け て 下さい ! 清 花 先生 が … 。
お 願い し ます !
( 一郎 ) うん … 。
清 花 先生 どう し た の ?
お前 たち は 心配 し なく て も いい 。
容体 は ? 寝不足 から き た 疲労 と →
軽い 胃炎 を 併発 し て い ます ね 。 そう です か 。
後 で 薬 を 出し ます 。 ゆっくり 休 ん で 落ち着 い たら →
消化 の 良い もの を 食べ させ て 下さい 。
はい 。 急に すみ ませ ん でし た 。
いや 。 たまたま 休み で 良かった 。
清 花 先生 は 大丈夫 です か ? こんな 事 繰り返し て い たら →
その うち 倒れる ぐらい で は 済ま なく なる 。 →
たかが 疲労 など と 思わ ない ほう が いい 。
と 本人 に 伝え て 下さい 。 はい 。
・ ( 一郎 ) お 大事 に 。
・ ありがとう ござい まし た 。
どういう 知り合い だ ? えっ ?
あの 医者 は ? 琥珀 さん と 一緒 に 住 ん で いる 方 で 。
琥珀 ? ああ この 前 の … 。 はい 。
どう し た ?
あの … 清 花 先生 病気 な の ?
大丈夫 だ 。
ホント に ? ああ お 医者 さん も すぐ 治る って 。
お前 ら まで 元気 ない と 清 花 先生 心配 す ん だ ろ う 。
みんな で 元気 に 歌って 清 花 先生 に 良く なって もら お う 。
( 一同 ) うん !
・~ ( オルガン )
( 児童 たち ) ・ 「 青い 青い お 空 の 下 で 」
こば と の ヤツ オレ の 事 完全 に 忘れ て や がる 。
・ 「 さわ ろ う さわ ろ う 」
( ノック )
おい 。 はい ?
そう やって そば に つい てれ ば 清 花 先生 が 良く なる の か ?
でも もう 少し だけ … 。 いいかげん に しろ 。
それ より お前 が 子供 たち の 面倒 を ちゃんと 見 て やる ほう が →
よっぽど 清 花 先生 安心 し て 休める だ ろ う が 。
そう です ね 。
どう で し た ? 患者 さん の 容体 は ?
落ち着 い た 。 そう です か 。 良かった 。
( 満里奈 ) こうして こう し たら … 。
ほら ! ヤッコ さん !
なるほど 。 折り紙 って そう やって 遊ぶ もの だった ん です ね 。
( 譲 ) 見 て 見 て こば と ちゃん !
エヘヘヘ 。 風船 です か ?
俊彦 君 は 何 を 折って いる ん です ?
鶴 だ よ 。 鶴 ?
鶴 って いう 鳥 。 鳥 さん です か ?
いっぱい 折る ん です ね 。 ( 俊彦 ) うん 千 羽 !
えっ ! 千 羽 も です か
うん 。 早く 清 花 先生 の 病気 が 治り ます よう に って 。
鶴 を 千 羽 折る と 病気 が 治る ん だ よ 。
俊彦 君 ! 私 に も この 鶴 の 折り 方 を 教え て 下さい !
私 も 折る ! 僕 も 鶴 折る !
僕 も ! みんな で 折り ま しょ う !
こう です か ?
あれ ? 難しい な 。
・~
大丈夫 でしょ う か こば と さ ん ? 心配 する 相手 が 違う だ ろ う 。
ホント … そうです ね 。 でも … 。
どうして でしょ う ? こば と さん の 事 が 気 に なって 。
( 児童 たち ) バイバイ !
清 花 先生 明日 に は 良く なる ?
大丈夫 です ! 千羽鶴 だって 出来 まし た し 。
うん !
じゃあ なるべく 早く バイト から 戻る から 。
清 花 先生 の 事 頼 ん だ ぞ 。 はい 。
何 か あったら すぐ 連絡 しろ 。
・~
・~
( 食器 の ぶつかる 音 )
店長 頼み が ある ん です けど 。 ( 店長 ) なん だ 改まって ?
しばらく の 間 バイト の 時間 減らし て もらう 事 出来 ませ ん か ?
金 が いる ん じゃ なかった の か ?
それ は そう な ん です けど … 。 今 は それ より … 。
分かった よ 。
余裕 が 出来 たら また こき使う ぞ 。 すみません 。
ん … 。
清 花 先生 。 こば と ちゃん ?
ずっと つい て て くれ た の ? はい 。
子供 たち は ? お うち の 方 が 迎え に い らし て →
お 帰り に なり まし た 。 そう 。
ごめんなさい ね 心配 かけ て … 。 まだ 寝 て い て 下さい 。
( 清 花 ) 気 を 張って た つもり だった のに 。
こば と ちゃん が 来 て くれ て 藤本 君 と 二 人 なら →
安心 し て 任せ られる なんて ど っか で 思っちゃ っ た か な 。
もしも 私 に 何 か あったら … 。
どうして そんな 事 言う ん です か !
そんな … そんな 事 … 。
もしも 清 花 先生 に 何 か あったら →
みんな とても 悲しい です 。 だから …→
そんな 事 絶対 に 言ったら ダメ です !
( 泣き声 )
こば と ちゃん … 。
・ ( こば と の 泣き声 )
( ノック )
今日 は もう いい から 帰れ 。
え ? ただ で さえ ボケッ と し てる のに →
寝不足 で もっと ボケ ボケ さ れ ちゃ こっち が たまった もん じゃ ない 。
ボケ ボケ ? そんなに は ボケ て ませ ん !
後 は オレ が 替わる から 帰れ 。 はい … 。
ボケ ボケ し て コケ ん じゃ ねえ ぞ 。 だから そんなに は … 。
早く 行け 。
しから れ ちゃ った 。 あいつ に し ちゃ 上出来 です 。
そう ね 。 こば と ちゃん の 言う とおり ね 。
子供 たち みんな で 折った ん です よ 。
そう 。
あいつ が 折った 鶴 だ 。
わ っ ! この 辺 みんな そう だ 。
フフフ 。 ホント 良い 子 ね 。
・~
へ っ !
清 花 の 事 が そんなに 心配 か ?
おい こば と 。 あ … ?
( ため息 )
いや いい 。 はい … 。
心 の 声 ひょっとして なく し た 記憶 が よみがえって き てる の か ?
( 千 世 ) 千 帆 ちゃん 。 7 番 の 答え は 何 ?
( 千 帆 ) えっ ! 千 世 ちゃん も 分か ん ない の ?
( 2 人 ) う ~ ん 。 ( ノック )
こば と さ ん ? こば と さん だ !
あの … 千 歳 さん は いらっしゃい ます か ?
ママ なら 町内会 の 会合 に 行って る 。 そう です か … 。
どう し た の ? こば と さ ん 元 気 が ない 。
実は … 病気 な ん です !
( 2 人 ) えっ !
大変 こば と さ ん !
・~
あ ~ 私 じゃ なく て … 。
( 2 人 ) えっ ?
清 花 先生 が 病気 な ん です 。
清 花 先生 に 何 か し て 差し上げ たい の に →
何 を し て いい の か 分かり ませ ん 。 うん うん 。
千羽鶴 と いう もの を 皆さん と 折って み た の です が … 。
千羽鶴 ! はい … 。
でも それ も 上手 に 折れ なく て … 。
私 の 下手 な 鶴 の せい で お 願い が 届か なかったら 。
大丈夫 こば と さ ん 。 お 願い きっと 届く から 。
そう だ と いい ん です けど 。
あれ は ? え ?
病気 の 時 ママ が いつも 作って くれる あれ !
あ … 。 おかゆ … ? そう ! おかゆ !
そう か おかゆ !
おかゆ は 消化 が 良い から おなか に 優しい って ママ が 言って た 。
消化 が 良い ん です か ? 一郎 さん も 言って まし た 。
「 清 花 先生 に 消化 の 良い もの を 食べ させ て 下さい 」 って 。
だったら こば と さ ん 。 おかゆ を 作って あげ たら ?
清 花 先生 きっと 元気 に なる よ 。
はい ! 私 清 花 先生 に おかゆ を 作り ます !
あ ~ ! でも どう やって 作れ ば ?
そう だ ! 絵 を 描 い て あげ たら ? 千 世 ちゃん いい 考え !
こんな 感じ な ん だ けど … 。 これ が おかゆ です か 。
色 は 白く て … 。 ドロドロ し て た 気 が する 。
し て た ! ドロドロ !
食べる 時 気 を つけ ない と ヤケド する って ママ が 言って た 。
アツ アツ !
作る 時 は ね お 水 を た ~ く さん 入れ て た 。
( 千 帆 ) 水 び ~ た ~ し 。
おいおい 大丈夫 か よ 。
・ ( 小鳥 の さえずり )
ん … 。
あ … 。
うん ?
誰 だ !
う ~ 。
何 してん だ ? おかゆ を 作 ろ う と 思った ん です 。
千 帆 ちゃん 千 世 ちゃん に 教え て 頂 い た のに →
上手 に 出来 なく て … 。 ん … 。
おかゆ は 消化 に 良い そう です 。 だから 清 花 先生 に と … 。
( ため息 )
米 を 入れ て とい たら たっぷり 水 を 入れ て →
コンロ に かけ て 沸騰 する まで 待って 後 は 弱火 で 煮込め ば いい 。
まったく どう やったら あんな 代物 が 作れ る ん だ 。
あんな 物 食わさ れ たら 治る 病気 も 悪く なる 。
( すすり泣き ) ん ? あ … 。
( すすり泣き )
お … おい 泣く な よ 。
清 花 先生 死 ん じゃ ったら … 。 う う … 。
大丈夫 だ 。 人 は そんな 簡単 に は 死な ね ~ よ 。
死 ん じゃ う 事 も ある ん です !
ほんの ちょっと し た 事 で 死 ん じゃ う 事 も ある ん です 。
誰 か が そう だった の か ?
( すすり泣き )
大丈夫 だ 。 清 花 先生 は 死 ん だ りし ねぇ よ 。
・~
大丈夫 だ 。
おいしい ! これ で 元気 百 倍 ね !
あ … 良かった です 。
ちょっと 食べ 過ぎ ちゃ う か も 。 うん おいしい !
お 役 に 立て て うれしい です 。 ほとんど オレ が 作った ん です けど 。
う っ ! そう です けど … 。 けど 何 だ よ ?
なんでも ない です ~ 。 だ ろ う な 。
あ ~ あ 。
へ っ 。 増え て も い ねえ の に 。
そう やって 眺め て た って コンペイトウ は 増え ねえ ん だ ぞ !
は いっ ! えっ ?
その 割に は 落ち込 ん で ねぇ な 。
そう いえ ば … どうして でしょ う 。
うん ?
あの 時 藤本 さん の 前 で 思いっきり 泣 い たら →
今 まで 心 の 中 に ギュッと 詰まって た 重たい 物 が ほどけ て →
とても あったかい 気持ち に なった ん です 。
ふん 。 誰 か を 癒 やす はず の お前 が 逆 に 癒 や さ れ て ど ~ する ?
癒 や さ れる ?
これ が … 。
( 清 花 ) おはよう 。 おはよう ござい ま ~ す !
おはよう 。
あっ ! 清 花 先生 だ !
おはよう ! 清 花 先生 おはよう !
( 満里奈 ) 先生 良く なった の ? もう 大丈夫 よ 。
( 俊彦 ) や っぱ 千羽鶴 が 効 い た かな ?
( 満里奈 ) こば と ちゃん おはよう ! はい おはよう ござい ま ~ す !
・~
・ 「 人 は み な 飛 ん で み たい の に 」
・ 「 重力 に 騙さ れ てる ん だ 」
・ 「 誰 も ほんと は 飛べ る ん だ よ 」
・ 「 あの コ が あんなに 哀し そう な の は 」
・ 「 自分 の 影 を どこ か に 忘れ てき ちゃ った から かも 」
・ 「 それ なら 」
・ 「 アリガトウ 、 って 君 に 言え たら 」
・ 「 アリガトウ 、 って 君 が 笑え ば 」
・ 「 行ったり 来たり うれしく なる 」
・ 「 君 が シアワセ に なる 」
・ 「 心配 なんて いら ない よ いっしょ に いる から 」
・ 「 うれしく って も 涙 が でる なんて 不思議 だ 」