Koutetsujou no Kabaneri ( Kabaneri of the Iron Fortress ) Episode 11
( 鰍 の 泣き声 )
( 巣 刈 ) 嘘 だ ろ …。
( 鰍 ) 逞 生 君 … どうして …。
( 鰍 の 泣き声 )
( 狩 方 衆 ) 邪魔 だ 。 車両 に 戻れ 。
( 鰍 ) 触る な 汚い 手 で !
( サハリ ) おとなしく しろ 。
( サハリ ) お前 たち も そう なり たい の か ?
( 鰍 ) すれ ば いい !
あんた たち の 手 から 血 が 消え なく なる まで
殺せ ば いい ! ( 侑 那 ) 鰍 。
( 瓜生 ) 行 こ う ぜ サハリ 。
( 瓜生 ) 掃除 は やつ ら に 任せ れ ば いい 。
ああ 。
帰 ろ う 。 逞 生 君 。
( 生駒 の せき )
貴 様 ! 人 か カバネ か ! ?
( 生駒 ) どちら でも ない ! 俺 は カバ ネリ だ !
♪~
( 美馬 ) 父 は 臆病 な 男 だった 。
( 美馬 ) 将軍 の 座 を 巡る 暗 闘 の 日々 。
だから その 夜 不意 に 明かり が 消え た の も
初めて の こと で は なかった 。
( 興 匡 ) 《 ああ … 》
( 興 匡 ) 《 違う …。 N やった の は … 恐怖 だ 》
( 美馬 ) それ 以後 父 は ただ 私 を 恐れ 疎 み 続け た 。
( 美馬 ) 私 は 父 を 許せ なかった 。
だが お前 は 父 と 私 の 仲直り を 手伝う と 言って くれ た ね 。
その 優し さ が お前 の 弱 さ だ 。
おいで 無名 。
あの 臆病 者 の とりで を 破壊 する 。
全て を 終わら せる の は 強い お前 の その 爪 だ 。
もう すぐ だ 。
( 美馬 ) さようなら 無名 。
[ スピ ー カ ] ( 興 匡 ) わが 領 民 に 告げる 。
首都 防衛 の 要 たる 磐 戸 大 門 が 破壊 さ れ た 。
カバネ に で は ない 。 N 人 の 手 に よって だ 。
首謀 者 は 狩 方 衆 の 総長
天 鳥 美馬 だ 。
( ざわめき )
( 家臣 ) 何 だって ? ( 家臣 ) 反乱 ?
( 梶原 ) 英雄 が とうとう 正体 を 現し た と いう こと だ 。
( 牧野 ) やはり 上 様 へ の 恨み か ?
[ スピ ー カ ] ( 興 匡 ) だ が 恐れる こと は ない 。
この 金剛 郭 は 難 攻 不 落 の 要害 なり 。
われら は 高き を 飛ぶ 鳥 で あ ろ う !
[ スピ ー カ ] ( 興 匡 ) 天 鳥 不動 なり !
( 一同 ) 天 鳥 不動 なり !
( 通信 士 ) 上 様 。 黒 煙り の 件 は
まだ 隠さ なけ れ ば なら ない の でしょ う か 。
磐 戸 大 門 を 壊し た と いう 化け物 か 。
( 通信 士 ) はい 。 一刻 も 早く 皆 に …。
( 興 匡 ) 通信 士 の 中 で それ を 知って おる の は お前 だけ か ?
( 通信 士 ) はい 。
う っ ! う っ … 上 様 。
( 興 匡 ) 過度 な 情報 は 無用 な 恐怖 を 生む 。
( 初音 ) 《 助け て … 助け て … 》
( 生駒 ) 《 無名 ! 》
ハァ … ハァ … ハァ …。
俺 は …。
《 俺 の せい で 逞 生 が 死 ん だ 》
《 一緒 に 戦わ せ たり し なけ れ ば よかった 》
《 いや 。 俺 は 最初 から 何も する べき じゃ なかった 》
《 無名 だって 俺 の こと なんて 待って なかった 》
《 人間 に 戻す って 約束 も あいつ は もう … 忘れ て … 》
≪ ( カバネ ) ウウウ …。
あっ … ああ … カバネ 。
( カバネ ) ウウウ … ウウウ …。
( 警笛 )
( 伝令 ) 申し上げ ます ! 4 番 線 より 甲 鉄 城 が 到着 し まし た 。
( 牧野 ) 甲 鉄 城 ?
( 梶原 ) 克 城 の 間違い で は ない の か ?
( 伝令 ) いえ 。 磐 戸 大 門 を 破壊 し た 重罪 人 を 捕 縛 し て き た と 。
♪~
( 菖蒲 ) 四方 川 家 の 総 領 菖蒲 と 申し ます 。
( 菖蒲 ) 天 鳥 美馬 を ここ に 捕 縛 し て まいり まし た 。
( ざわめき )
人質 が いる こと お 忘れ なく 。
あなた の 芝居 の 筋書き は 守り ます 。
菖蒲 殿 。
( 菖蒲 ) 叔父 さま ! ご無沙汰 し て おり ます !
大きく な られ た 。 お 父上 は ?
カバネ に …。 N ( 牧野 ) そう か 。 残念 だ よ とても 。
挨拶 は それ くらい で よか ろ う 。
あなた が 美馬 を 捕らえ た と ?
甲 鉄 城 の 皆 と 協力 し 捕らえ まし た 。
皆 故郷 を 失い 長旅 で 疲れ て い ます 。
どう か 金剛 郭 に 受け入れ を 。
金剛 郭 の 検閲 は かみ 痕 に 関わり なく
3 日間 は ろう に 入れる 決まり だ 。
( 菖蒲 ) 伺って おり ます 。
( 梶原 ) お 二 人 は 上 様 の 所 に 来 て いただく 。
≪ ( 足音 )
あっ 。
( 来栖 ) 生駒 か 。
来栖 …。
お前 何 し てる ? 菖蒲 さま は ?
他の みんな は どう し た ?
捕まった 。 美馬 に 。
何 だ と ! ?
逞 生 も 殺さ れ た 。
無名 も 敵 に なって 俺 を …。
( 来栖 ) それ で お前 は 一 人 で おめおめ と 逃げ て き た の か !
何も でき なかった 。 N どう しよう も なかった 。
ふざける な !
≪ ( 荘 衛 ) そろそろ いい か の ?
( 荘 衛 ) 無事 だった か 。 N 野良 カバ ネリ 。
( 荘 衛 ) うん ? 心臓 の 横 に 刀 傷 が ある な 。
無名 が やった の か 。
( 来栖 ) 立て 生駒 。 N 甲 鉄 城 を 追う ぞ 。
駄目 だ よ 。 俺 は 駄目 だ 。
もう 死 ん だ 方 が いい 。
( 泣き声 )
もう いい 。 N お前 は ここ で 野 垂れ 死ね 。
俺 の 見込み 違い だった 。
( 泣き声 )
( 興 匡 ) 久しい な 美馬 。
( 美馬 ) はい 父上 。
( 興 匡 ) 芝居 は よせ 。
お前 が 何 か たく らん で いる の は 分かって いる 。
あれ を 。 N ( 家臣 ) はっ 。
( 興 匡 ) お前 の 所持 品 の 中 に 懐かしい 物 が あった 。
( 美馬 ) あなた に 頂 い た 唯一 の 品 です 。
最後 に お返し し たい と 思って おり まし た 。
父上 。 N 私 を 哀れ と 思わ れる なら
最後 は せめて あなた の 手 で 殺し て ください 。
いい だ ろ う 。
( 興 匡 ) ん …。
( 興 匡 ) ん ?
( 美馬 ) 父上 。 死ぬ 前 に
お 伝え し て おき たい こと が ござい ます 。
どうして 私 が カバ ネ と の 戦い で 生き残る こと が でき た か 。
カバネ の 脅威 は 人 に 潜む こと だ 。
今 この 瞬間 に も やつ ら は 仲間 を 増やし て いる 。
私 に は その 見分け 方 が 分かる 。 N だ から 生き残れ た 。
( 梶原 ) かみ 痕 の こ と か ? だ から われら は 検閲 を …。
検閲 など で カバネ は 見つから ない 。
その 証拠 に 今 も ここ に いる 。
( ざわめき ) ( 美馬 ) よく 見ろ !
見つけ たら やら れる 前 に やれ 。
さもなければ 今度 は お前 が カバネ に なる 。
あっ 。 貴 様 この 私 に 銃 を 向ける など …。
見ろ ! カバネ の 光 だ !
う わ あ ああ !
( 銃声 ) ( 梶原 ) 上 様 !
撃て ! 一 発 だけ で カバネ の 心臓 が 射 抜ける と 思う な 。
やっ やめ …。
( 銃声 )
( 興 匡 ) う っ う わ …。
美馬 …。
俺 で は ない 。 やる の は …。
( 美馬 ) 恐怖 だ 。
( 興 匡 ) う あ …。
( 家臣 ) う っ 上 様 が …。
[ マイク ] ( 美馬 ) まだ 終わって い ない !
将軍 まで も が カバネ だった の だ 。
[ マイク ] ( 美馬 ) 他 に も 入り込 ん で いる に 違いない ぞ 。
よこせ ! ( 武士 ) 貴 様 !
あっ ああ …。 N ( 銃声 )
あっ ! ( 武士 ) 貴 様 !
( 武士 ) あっ ち に も カバネ が いたん だ !
やめ なさい ! 皆 銃 を 下ろし て !
菖蒲 殿 ! ここ は !
( 武士 ) お前 も カバネ か ! カバネ か ー !
ぼ さっと し てる と 後ろ から かみ つかれる ぞ !
( 武士 ) 上 様 が カバネ だって ! ?
( 武士 ) つまり カバネ に 入ら れ た って こと だ ろ う !
カバネ に ! ?
( 吉備 土 ) 大丈夫 な の か ? 菖蒲 さま は 。
( 隊長 ) 落ち着け ! カバネ が いる わけ が ない !
検閲 は きちんと やって いる !
恐れる な !
( 瓜生 ) ご 立派 だ ねぇ 。 N ( 隊長 ) う っ !
( 瓜生 ) 敵 は カバネ だけ じゃ ない ん だ よ 。
( サハリ ) 悪夢 は 今 現実 と なる 。
戦え 。 金剛 郭 の ご 同輩 。
♪~
( 男性 ) うわ ー っ ! ( 男性 ) カバネ ! ?
( 武士 ) もう こんな 所 まで …。
( 梶原 ) 美馬 ! 貴 様 ! 仕組み おった な !
これ で 上 様 を カバネ に し た の だ な !
おめでとう 。
見つけ た 褒美 だ 。
( 武士 ) お前 だ ! お前 の せい で …。
( 銃声 )
( 荘 衛 ) 急げ ! 若 造 ! 早く 金剛 郭 に 行か ね ば
無名 の ヌエ 降臨 に 立ち会え ん !
無名 が … ?
( 荘 衛 ) 急げ と いう に 。 N あれ は もう 心 が 死 ん ど る !
カバ ネ と 一緒 だ 。 N 役 に など 立た ん !
( 荘 衛 ) う っ !
それ は 俺 が 決める 。
( 来栖 ) 去る 前 に これ だけ は 教え て やる 。
お前 は 今 どうして 生き て いる と 思う ?
無名 が 刺し た お 前 の 傷 は
金属 被膜 に 覆わ れ た 心臓 の 一 寸 右 を 正確 に 貫 い て いる 。
少し でも 刃 先 が ずれ れ ば 致命 傷 に なる 位置 だ 。
何 の 話 だ 。
位置 角度 強 さ …
狙わ なけ れ ば そう は なら ない 。
無名 が 俺 を 助け た ?
あいつ に は まだ 意識 が ある …。
しかし それ も もう 終わり だ 。
今ごろ 無名 は 黒 煙り に さ れ て いる はず だ から な 。
待て !
今 の 話 詳しく 聞か せろ !
♪~
( 無名 ) 《 チョウチョ が ? 》 ( 無名 の 母 ) 《 そう よ 》
( 無名 の 母 ) 《 人 が 死ぬ と 魂 を 迎え に 来る の 》
《 あの 人 も チョウ に 呼ば れ た の ね 》
( 無名 ) 《 みんな チョウ に 呼ば れ て しまった 》
《 誰 も 助け られ なかった 》
《 ごめん ね … 》
《 もう 戻れ ない よ 》
( 無名 ) 《 私 は 呼ば れ て しまった 》
( 無名 ) 《 お 母さん … 》
( 無名 ) 《 もう すぐ そっち に 行く から 》
終わる ? どういう 意味 だ ! ?
( 荘 衛 ) ヌエ の 心臓 と なった カバ ネリ は
心 を 失い 命 が 終わる 道理 よ 。
救う 方法 は ない の か ! ?
う う っ !
白 血漿 を 心臓 に 打て ば
カバネ の 鋼鉄 被膜 を 融解 さ せる こと が できる 。
ヌエ から 無名 を 取り出す こと は できる だ ろ う な 。
さっき の を くれ 。 N ( 荘 衛 ) さっき の ? ああ …。
そっち じゃ ない 。 N ハァー 。
( 荘 衛 ) 言った だ ろ う が 。 N 黒 血漿 は 促進 剤 だ 。
ウイルス が 活性 化 し 増幅 さ れ て しまう 。
あの もう 一 人 の カバ ネリ の よう に 。
( 荘 衛 ) ホロビ の こと か ? そうだ 。
しかし 男 の 貴 様 は ヌエ に は なれ ん 。
命 を 燃やす カバネ に なる だけ だ 。
その 力 が 欲しい 。
( 来栖 ・ 荘 衛 ) ん ?
その 輝き は ろうそく の 最後 の きらめき の よう に 一瞬 だ ぞ 。
構わ ない 。
美馬 を 殺し 無名 を 救う 。
もう その ため だけ の 命 だ 。
う う … ああ …。
あ ああ … ああ …。
生駒 お前 …。
枷 紐 を 取れ カバ ネリ 。
で なけ れ ば 真 の 力 は 得 られ ん ぞ 。
う う …。
う ああ ああ … !
生駒 。
《 今 こそ … 俺 は … 》
《 俺 は … 》
《 俺 の 誇れ る 俺 に なる ん だ ー ! 》
♪~
( 美馬 ) そうだ 無名 。 N 壊し て しまえ 。
恐れ も 悲しみ も 愛 も 全て 。
♪~