Koutetsujou no Kabaneri ( Kabaneri of the Iron Fortress ) Episode 3
( 来栖 ) カバ ネリ … だ と ?
( 無名 ) そう 。 N カバ ネ と 人 の はざま に ある 者 。
( 生駒 ) お前 が … 俺 と 同じ ?
( 来栖 ) 結局 人 で は ない と いう こと だ ろ う !
( 無名 ) あんた が 私 の 敵 なら …。
( 無名 ) 殺す よ 。
ん ?
カバネ は 人 の 敵 だ 。 N ( 無名 ) へ ぇ …。
( 菖蒲 ) やめ なさい 来栖 。
( 菖蒲 ) お 二 人 が い なけ れ ば 私 たち は 皆 死 ん で い まし た 。
だからといって カバ ネ と 同行 は でき ませ ん !
( 生駒 ) 俺 も 同 意見 だ !
( 生駒 ) 俺 は カバネ だ ここ に い たら みんな を カバネ に し て しまう 。
( 無名 ) フンッ ! う っ ! あっ … !
な … 何 を ! カバネ じゃ なく て カバ ネリ !
体 は カバネ で も 心 は 人 な の ! 信じ られる か !
菖蒲 さん 。 この 甲 鉄 城 って 金剛 郭 まで 行く ん だ よ ね ?
( 菖蒲 ) ええ 。 N 運行 表 で は その 予定 です 。
( 鰍 ) 金剛 郭 って ?
( 逞 生 ) 知ら ない の か ? 将軍家 の ある 幕府 最大 の 要害 だ 。
菖蒲 さま このまま 金剛 郭 に 向かう なら 俺 を …。
私 を 乗せ て って よ 。
その代わり この 車両 から そっち に は 行か ない から さ 。
おい 。 まだ 俺 が し ゃ べ … あっ ! ! あ …。
( 無名 ) フンッ ! う っ !
まあ 断ら れ て も 乗る けど ね 。
貴 様 ! 人 か カバネ か ! ?
どちら でも ない ! 俺 は カバ ネリ だ !
♪~
( 男性 ) 鈴木 さん ! 危ない です よ !
( 鈴木 ) サイド から 見 ない と 分かり ませ ん 。
( 男性 ) カバネ が 乗って る って よ …。 N ( 男性 ) おい ! もう 少し 詰めろ !
( 男性 ) 勝手 に 窓 開ける な ! ( 鰍 ) 1 人 1 つ です !
また 夕方 に 配り ます から !
これ っぽ っち で 足りる か よ 。
( 鰍 ) はい どうぞ 。 N ( 信 乃 ) すみません 。
( 信 乃 ) えっ ? ( 鰍 ) おなか の 赤ちゃん の 分 です 。
( 信 乃 ) あっ …。
( 吉備 土 ) 水 も 食料 も じゅうぶん に 積め て い ない 。
その 上 これ だけ の 人数 だ 。 N たどり つける の か ?
それ でも 目指す しか ない 。 N あそこ 以上 に 安全 な 所 は ない ん だ 。
( 吉備 土 ) けど 金剛 郭 が 受け入れ て くれ なかったら ?
( 鰍 ) 配給 です !
今 の ご 老中 は 菖蒲 さま の 叔父 に あたる お方 だ 。
むげに は し ない 。 N あっ …。
駄目 でしょ ! そんな 油 まみれ の 手 で !
俺 の 体 だ ! ( 鰍 ) お 母さん に もらった 体 でしょ !
♪~
( 汽笛 ) はっ ! ハァ … ハァ …。
( 無名 ) 傷 治って る でしょ ? あっ …。
体 は カバネ だ から ね 。
もう 完全 に 動 ける よう に なって る はず だ よ 。
お前 金剛 郭 に 行く って 言って た な 。
兄 さま と 約束 し た から ね 。 N 言え ない けど 大事 な 用 な ん だ よ 。
あんた も 金剛 郭 に 興味 あん の ?
あそこ は カバネ 研究 の 最 先端 だ 。
カバ ネリ なんて 中途半端 な 状態 も どうにか できる かも しれ ない 。
降りる ん じゃ なかった の ?
お前 の 言う カバ ネリ 完全 に 信じ た わけ じゃ ない ぞ 。
でも この ボイラー 車 に 3 日間 閉じこもれ ば ( 汽笛 )
心 まで カバネ に なら ない って 証明 は できる 。
じゃあ 決まり だ ね 。 N 決まり ?
あんた は 私 と 甲 鉄 城 に 乗る 。 N そして 私 の 盾 に なる 。
盾 だって ?
私 長く 戦う と 眠っちゃ う ん だ 。 N だ から 生き てる 盾 が 必要 な の 。
あんた なら カバネ に かま れ て も 平気 でしょ ?
平気 な わけ ある か … N う っ !
ああ ! 金剛 郭 に 行く ん でしょ ?
なら 立って ? 始める よ ! 何 を ?
稽古 に 決まって る でしょ !
今 の まま じゃ 盾 と して も 頼りな さ 過ぎ !
う わ っ ! ち ょ … ちょっと 待て お前 ! ほら 動き が 大き 過ぎ !
足元 が お 留守 に なって る 。 N い やっ … 待て って !
( 阿 幸 地 ) 困り ます な 勝手 に カバネ を 乗せる など と 。
( 萬 鬼 ) 今 から でも 遅く は ない 。 N カバネ ども を 降ろす べき だ !
彼ら は 最後尾 から 出 ない と 約束 し て くれ まし た 。
( 修蔵 ) カバネ が 約束 を 守る もの か !
( 菖蒲 ) 六 頭領 の 方々 に 感謝 の 心 は ない の です か !
それ に 彼 は カバ ネリ に なる 前 から 正しく あ ろ う と して い まし た 。
( 服部 ) こ … 困り ます ! 勝手 に 入ら れ て は !
( 服部 ) 甲 鉄 城 を 止めろ と 言いだし て 聞か ない ん です 。
( 男性 ) 止め て くだされ !
( 男性 ) 葬式 が し たい ん じゃ ! ( 男性 ) 家族 を 弔い たい 。
これ 以上 離れ たら 祈り が 届か ん !
( 男性 ) 孫 に さまよい 霊 に なれ と いう の か !
フンッ ! う っ !
ああ ! フンッ !
あ あっ … ! あ … ああ …。
駄目 だ なぁ 何 回 言わ せ ん の ?
クルッ と 回って チョンチョン パッ だ よ 。 N 全然 なって ない よ !
じ … 自分 が できる から って 説明 が 下手 過ぎる !
しっかり し て よ ね ホント 。
枷 紐 取って ない 私 に も 力負け じゃ さ ぁ …。
その 首 の やつ 何の ため に ある ん だ 。
たぶん あんた の と 同じ だ よ 。
ただ 私 の は 外せ ば 全力 で 戦え る けど
しばらく たつ と 呪い が 回って 疲れ ちゃ う の 。
不思議 よ ね 。
うん ? カバネ ?
何 だ ? おい !
無名 ! 何 する 気 だ !
やめ て ください ! ( 男性 ) 見 て た ぞ !
お前 だけ 飯 2 つ もらった だ ろ ! ≪ ( 扉 の 開く 音 )
( 男性 ) カバネ だ ! ( 男性 ) カバネ ! ?
( 男性 ) 出 て こ ない はず じゃ ! ?
( 男性 ) カバネ だ ! カバネ が 出 て き た !
ああ …。 N ( 無名 ) うん ?
確かに 感じ た のに …。
戻れ 無名 ! さっき ボイラー 車 から 出 ない って 約束 し て た だ ろ !
ちょっと 邪魔 し ない で ! ( 来栖 ) 動く な 。
( 無名 ・ 生駒 ) うん ? ( 来栖 ) 何 が カバ ネリ だ …。
やはり 人 の 血 を あさり に 来 た か 。 N やめろ !
今 すぐ 無名 は 連れ て 帰る 。
金剛 郭 に 着く まで は おとなしく さ せる から !
( 無名 ) ふん … N そんな こと あんた に でき ん の ?
( 菖蒲 ) 無名 さん !
どういう こと です かな ? これ は 。
なぜ 出 て き た の ? 約束 し た のに 。
言って も きっと 分か ん ない よ 。 N おい !
( 阿 幸 地 ) やはり カバネ など 乗せる べき で は なかった の です !
( 間瀬 ) 今 すぐ や つら を 追い出し て もらい ま しょ う 。
やって みな よ 。 N やめろ !
≪ ( バケツ を たたく 音 ) ( 無名 ) うん ?
( 鈴木 ) まずい ぞ キャプテン 。
応急 処置 し た 給水 タンク が 破れ てる 。
次 の 駅 まで は とても 持た ない 。
( 小太郎 ) 止まる の ? ( 鰍 ) お 水 を くん で いく の よ 。
圧 が 上がって る の を 確認 しろ 。 N そう その 目盛り だ 。
( 来栖 ) カバネ は 見当たり ませ ん 。
貯水槽 の 修復 に は どの くらい かかり ます か ?
( 鈴木 ) メイ ビー 朝 まで に は 終わる でしょ う 。
朝 まで …。
( 来栖 ) 見張り 役 は 交代 で 休息 を 取ら せ ま しょ う 。
そう ね 。 それ と 甲 鉄 城 が 止まって いる 間 に
葬儀 を 行い ま しょ う 。
あの 老人 たち の こと を ?
( 菖蒲 ) 私 も 祈り たい の です 。 N お 父 さま の ため に も …。
分かり まし た 。
( 天 佑 和尚 の 読経 )
( 小太郎 ) は ー なん まい だ ー なん まい だ ー 。
( 天 佑 和尚 の 読経 )
( 信 乃 ) う う …。
( ホウキ ) 何 だって ! ? ( ヒシャク ) 本当 な の か ? それ は !
( 間瀬 ) ああ 。 N そして 人 の ふり を し て いる 。
( ヤカン ) 許せ ねえ ! ( ヒシャク ) ふざけ ん な !
( 男性 の 泣き声 ) ( 巣 刈 ) おい 作業 に 戻れ よ 。
祈った ところ で 生き返る わけ じゃ ない ん だ ろ ?
( 男性 の 泣き声 ) ( 巣 刈 ) チッ …。
( 侑 那 ) 代わる よ 。 N ( 巣 刈 ) ああ 。
( 侑 那 ) 最低 だ ね 。
( 巣 刈 ) あんた も 誰 か 亡くし た の か 。 N ( 侑 那 ) 師匠 を 。
師匠 さん と 特に ご 親密 だった ?
い で っ ! ( 侑 那 ) げ す 。
ヘヘッ … N その 程度 の 男 です よ 俺 は 。
祈ら ない の ? 家族 なら とっくに い ない 。
何 だ 。 私 と 同じ か 。
よく ある 話 だ よ 。 N カバネ で 家族 を 失う なんて 。
右手 。 N それ 何 持って ん の ?
当たる と 痛く て しょうがない よ 。 N ああ …。
どこ に でも ある 河原 の 石 だ よ 。
奇麗 な の を 2 つ 妹 と 見つけ て 。
「 両方 と も お前 に やる よ 」 って 俺 は 言った けど
あいつ は 「 1 つ ずつ 持って お守り に しよ う 」 って 。
形見 に する つもり なんか じゃ なかった 。
5 年 前 だ 。 N 俺 たち の 駅 が カバネ に 破ら れ て
恐れ に 駆られ た 大人 たち は 逃げ出し た 。
俺 たち は 取り残さ れ 妹 が カバネ に 捕まった 。
よく ある 話 だ ろ ?
でも バカ な 兄貴 は その とき どう し た と 思う ?
逃げ た ん だ よ 。 N 《 う わ ああ ! 》
助け を 呼 ん で くる って 言い訳 し て 俺 は そこ から 離れ て しまった 。
誰 か を 頼 ろ う と して しまった ん だ 。
戻った とき に は 妹 は 変わり果て た 姿 で 横たわって い た 。
ひきょう 者 の 兄 は 泣 い て 謝った よ 。
「 ごめん な ごめん な 」 って 。
でも もう 遅い 。
妹 は 帰ら ない 。
♪~
あの とき たとえ 一緒 に 死 ん で も 恐れ を ねじ伏せ て 戦う べき だった 。
あの 日 の 臆病 を 何 万 回 憎 ん で も 妹 は 帰って こ ない ん だ 。
やっぱり よく ある 話 だ よ 。
弱い やつ が 死 ん で 強い やつ が 生き残った 。
それ だけ の 話 でしょ 。
( ホウキ ) やる か ? ( ヒシャク ) 俺 に やらせ て くれ 。
( 菖蒲 ) 何 を する つもり です ! ( 一同 ) あっ !
彼ら は 敵 で は あり ませ ん 。
私 たち を 助け て くれ た ん です よ ? ( ホウキ ) カバネ は 敵 です !
( ヤカン ) 襲わ れ て から じゃ 遅い ん です !
( ヒシャク ) やら せ て ください 菖蒲 さま !
あなた たち …。
≪ ( 扉 の 開閉 音 )
菖蒲 さま ?
その …。 N ( 無名 ) 物騒 な 連中 連れ てる ね 。
( 菖蒲 ) それ は …。 N ( 無名 ) いい よ 。
戦争 しよ う って ん なら 嫌い じゃ ない 。
おい ! ( 菖蒲 ) あっ …。
( 一同 ) あ あっ !
( 無名 ) 弱い くせ に 粋 がん ない で よ ね !
無名 ! 挑発 する な ! ( 無名 ) し てる の は こいつ ら だ よ 。
見ろ ! やはり カバ ネリ は 敵 だ ! ( ヤカン ) 下がる な みんな !
( ヒシャク ) 家族 を 守る ん だ ろ う が ! ( タワシ ) ろ … 六 根 清浄 !
( 菖蒲 ) お やめ な さい !
( 一同 ) ああ …。 危険 です ! 降り て ください 。
お やめ ください 菖蒲 さま 。
( 無名 ) ふ ー ん …。
( 信 乃 ) あ あっ …。
ああ …。
駄目 な の ?
( 信 乃 ) ごめん ね …。
お 母さん … N 産 ん で あげ られ ない …。
信 乃 さん ? ( 武士 ) カバ ネリ だ !
( 武士 ) 何 し に 来 た ! ? ( 無名 ) こっち も 物騒 だ なぁ …。
戦い に 来 た ん じゃ ない よ 。 N あ …。
ねえ お 願い が ある ん だ けど 。 N ( 鰍 ) な … 何 ?
( 二 之 介 の ぐずる 声 ) ( 鰍 ) あっ どう し た の ?
( 二 之 介 の 泣き声 ) ( 鰍 ) おし っこ ? 気持ち 悪い の か な 。
ベ ~。 N ( あやす 声 )
( 鰍 ) あ …。 N ( 無名 ) アハハ ! 笑った !
ウフフ … この 子 笑った よ !
生駒 ! あなた は 父 に 言って い まし た ね 。
銃 を 向ける 相手 を 間違う な と 。
では ! う っ !
カバ ネリ は 人 の 敵 です か ? それとも 味方 です か ?
う う っ …。 N あ … 菖蒲 さま !
お やめ ください !
( 菖蒲 ) 私 は 甲 鉄 城 を 預かる 者 と して
ただ さ なけ れ ば なり ませ ん 。 N 誰 が 敵 で 誰 が 味方 な の か を !
う っ !
なぜ 右手 を 使わ ない の です ! たもと を つか ん で 私 を かめ ば …。
でき ませ ん ! なぜ です ! ?
この 手 に 誓った から です !
もう 逃げ たり し ない 。 たとえ 自分 が 助かる ため だ と して も
誰 か の 命 を 踏みにじって は なら ない と !
倒す べき は カバネ だ 。
カバネ を 倒す ため に 俺 の 命 は ある ん だ !
( 菖蒲 ) もう じゅうぶん でしょ う 。
( 菖蒲 ) これ でも 彼 が われら の 敵 だ と 思う 者 は
どうぞ ここ に 上がって き て ください 。
確かめる 機会 を 与え ま しょ う 。
( 間瀬 ) チッ …。
すみません 。 N 試す よう な ま ね を し て 。
あっ いいえ …。
でも どうして やい ば を 直接 受け た の です か ?
腕 を つかめ ば いい もの を 。 N え ? いや あの … 加減 が …。
こういう 身の上 に なって まだ 日 が 浅い です から その …
ケガ を さ せ て しまう か もと 。 N まあ ! そんな 気 に なさら ない で 。
ご 自分 の 心配 を なさって ください 。 N は ぁ …。
う っ ! ?
( 倒れる 音 ) ( 菖蒲 ) 生駒 ! ? どう し た の です か ?
アハ ハハ ! アハ ハハ ! やめ て よ もう … ホント 。
( 小太郎 ) ぶ え ~。 N ( 無名 ・ 二 之 介 の 笑い声 )
( 無名 ) あ ~ お っか し ~。
笑ったら お なか すい ちゃ った な 。 N ( 鰍 ) 団子 汁 が ある の 。 よそう ね 。
( 無名 ) ありがとう 。 N でも それ は いら ない 。
( 鰍 ) えっ ?
私 に は 血 を ちょうだい ? ( 鰍 ) えっ … 血 って ?
( 無名 ) 赤 くって さ 人 を 斬る と ピュー って 出 て くる やつ だ よ 。
( 鰍 ) だって … あなた は …。 N ( 無名 ) カバ ネリ 。
半分 は カバネ だ から ね 。
ハァ …。
血 が 流れ た から でしょ う 。 N 待って て ください 。
( 鯖 ) ふざけ ない で ! 私 たち に も カバネ に なれ って いう の ! ?
( 穴子 ) 離れ な 鰍 ! やっぱり こいつ は 怪物 な ん だ よ !
仕方ない じゃ ない お なか すい ちゃ った ん だ から 。
ああ … あっ … ああ …。 N は っ !
≪ ( 女性 の 叫び声 ) ( 無名 ) うん ?
( 女性 ) カバネ ! ( 一同 の 叫び声 )
( うめき声 )
信 乃 さん ! ? あっ …。
待って ! その 人 は !
( 無名 ) は あ ああ !
ああ … ああ …。
( 鰍 ) 赤ちゃん が … いる ん だ よ ?
生駒 ! ? あなた は …。
う おお おお …。 N は っ !
♪~